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検索対象: 政治とカネ
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1. 政治とカネ

く 1 年生議員 10 人の職員雇用数と年間人件費〉 議員 10 人 = A = 2194 万円 6 人 =B = 2293 万円 9 人 2571 万円 支 13 人 = D = 3300 万円 出 12 人 = E = 3397 万円 3769 万円 3948 万円 16 人 = H = 4536 万円 25 人 = I = 5167 万円 8650 万円 16.2 人 = = 3982 万円 人 ( 職員の数 ) 9 人 38 人 <100 人アンケートにみる職員の雇用数〉 平均 13.1 人 53 人 32 人 4 人 11 人 20 人以上 10 ー 19 人 4 人以下 5 ー 9 人 く 100 人アンケートにみる毎月の人件費支出〉 平均月 252 万円 ( 年間 3024 万円 ) ( 不明 10 人 ) 34 人 22 人 6 人 18 人 100 万円未満 100 万円以上 200 万円以上 300 万円以上 400 万円以上 200 万円未満 300 万円未満 400 万円未満 図 1 ー 3 秘書・職員の人件費 10 人 29

2. 政治とカネ

く 1 年生議員の支出〉 年平均 1 億 1645 万円 政策 活動費 920 万円 活動費 4476 万円 冠婚葬祭費 1666 万円 後援会 活動費 1890 万円 人件費 3982 万円 交通・通信費 事務所費 1192 万円 1993 万円 く 100 人アンケートにみる支出のばらっき > 年平均 9471 万円 14 人 37 人 5000 万円未満 5000 万円以上 1 億円未満 ( 不明 11 人 ) 35 人 3 人 1 億円以上 2 億円以上 2 億円未満 図 1 ー 4 政治家は 1 年間にいくら支出するか 32

3. 政治とカネ

く 10 人調査による具体例 > く 100 人アンケートによる慶弔費〉 均 平 50 100 150 200 万円 議 員 A 平均 55 万円 B C D E F 16 人 G H I J 50 人 20 人 ( 不明 13 人 ) 1 人 50 万円未満 50 万円以上 100 万円以上 200 万円以上 100 万円未満 200 万円未満 く 100 人アンケートによる会合費〉 平均 80 万円 29 人 24 人 ( 不明 20 人 ) 18 人 9 人 50 万円未満 50 万円以上 100 万円以上 200 万円以上 100 万円未満 200 万円未満 図 1 ー 2 政治家は冠婚葬祭に 1 カ月間いくら支出 するか ( ュートピア政治研究会の 1 年生議員 10 人 調査と朝日新聞政治部の 100 人アンケートから ) 20

4. 政治とカネ

日本にあてはめると 西ドイツやスウェーデンの政党に対する国費補助を日本の政党にあてはめたら、どんな数 ー 3 に示した。西ドイツ方式とした数字は、八九年参院選挙の比例 字になるか。それを表五 代表の各党の得票をもとに推計したものであ 式円円円円円円円 の票を衆席 方万万万万万万万 る。有権者数 x 三五〇円 ( 五マルク ) を補助総 表得置の議し ン -0- 0- 0- 0 0 -0- 0 代 >< 措後 . と 間間例円整挙た額額 ( 三一四億円 ) とし、比例代表選挙に参加し の = 億億億億億億億比調選し助 8 -0- 《 0 っ 00 1 亠 L.O 完に補た四〇の政党、政治団体のうち〇・五 % 以上 ウ 2 1 補 ス 費 数紐の得票率とな「た一四政党、政治団体に得票 国 円円円円円円参権し数 を に応じて分配したものである。調整措置は省 の式万万万万万万年有と席 0 0 0 0- 0 一 -0 円 . 額議 党 ツ . 0 ・ 0 -0 -0- 0- ー 1 ー亠、 1 1- 亠 00 いている。もちろん選挙区選挙の得票を勘案 た助式の億な 各〕億億億億億億し補方党 7 い LO -0- ・ 4 ・ワ 3 LO 式にのン政円省した方式をとれば、自民党への補助が急増し、 西 8 1 《っ 0 ワ 0 、 1 方準党デ各万を ノ基政 . 一の 0 置連合も補助を手中にするなど、まるで変わっ 表 イを各たエ院措 党党党党党合他 ド票をいウ両 x 整た数字になる。あくまでもおおざっぱなメド 民会明産社の 西得率省ス参数調 自社公共民連そ をつけるための試みである。 179

5. 政治とカネ

規定の適用、この三つの条件をつけることが不可欠である。 〈欠陥 2 〉 寄付をしたものの名前、金額がいっさい記載されない報告がまかり通っていること。党本 部へのそれを除き献金の九割以上が出所不明で、公開原則が名存実亡になっている問題であ 一〇〇万円以下の寄付について名前、金額を報告しなくてもよいとしている現行法の規定 に欠陥があることは間違いない。自民党の「改革大綱」は、報告免除の一〇〇万円以下を六 〇万円以下に引き下げるとしている。同党の政治改革委員会の原案では五〇万円だった。と ころが「それだと資金後援会で月額五万円の会費を払っている人たちの名前まで出さなくて はならなくなる」などと反対が出た。一方、野党の「共同要綱」は三〇万円以下まで引き下 げるとしている。 六〇万円とか三〇万円に下げれば、透明度がかなり高くなるだろうか。 まず現行法下での不透明の構図はこうである。政治家 << に企業が六〇〇万円の寄付を持 ちかけてきたとする。 < は一〇〇万円ずつ六つに分けて、六つの資金後援会でこれを受け取 152

6. 政治とカネ

を求めた。図一ー 4 にみるとおり、年間の総支出の平均は一億一六四五万円である。比率を みると、活動費と人件費が大きい。活動費のなかでは後援会活動費が冠婚葬祭費を若干上回 っている。前節にあげた各種のイベントの経費がこのなかに含まれているのだろう。 一〇〇人アンケートでは、内訳はきかずに総計を求めている。五〇〇〇万円から一億円の あいだが三七人、一億円から二億円が三五人、平均で九四七一万円である。二つの調査結果 は、ほば符合しているといえる。自民党の代議士は、ならしてみれば年間約一億円を支出し、 それに見合う資金を調達しているといっていいだろう。 一億円という数字が出たとき、田川誠一・進歩党代表は、「若い政治家が収支の実態を世間 るに知らせようという姿勢は結構だが、全体をみた印象では、政治にカネがかかるというより、 かカネをかけている感じが強い。 冠婚葬祭などの寄付で法律を無視するのではなく、選挙民に ネ対してカネが使えないことを理解させるのが政治家の役目ではないのか」と批判的だった。 政治の金権化に抵抗してきた田川氏にしてみれば、残念な数字であろう。当の議員たちに対 する投書なども、「当選したばかりの一年生議員が、一億円もの政治資金をどうして集めるこ 1 とができるのか。その方がよほど大きな驚きだ」と厳しいものが多かったようだ。 とはいえ、改革は実態を明らかにするところから始める以外にはない。政治家の年間収支

7. 政治とカネ

選挙のときに所属の議員を支援するため資金を蓄えている。解散の時期は、関係者たちにと って最も切実な情報である。解散風が吹き始めると、代議士たちが浮き足だってくる。そん なとき派閥の首領が若手の議員たちに、「もうしばらく辛抱だ。合図をするまで絶対に走り だしてはならない」とクギを刺しているのをなんどか目撃したことがある。タイミングが合 えばいいのだが、早すぎると途中で資金が枯渇してしまう。それを警戒してのことだが、そ れだけ選挙に投入する資金が大きいということだろう。 朝日新聞の一〇〇人アンケ 1 トでは、八六年の衆参同日選挙のときに実際にいくらかか たかも質問している。五四人の回答者の分布は、五〇〇〇万円未満Ⅱ一〇人、五〇〇〇万円 翻ー一億円Ⅱ一七人、一億円ー二億円Ⅱ一九人、二億円以上Ⅱ八人である。あの選挙のとき自 民党内では「二億円が相場だ」といわれたが、それを裏付けるような分布である。 を について、最近ではあ ネ選挙にかかるカネーー正しくは、かけるカネというべきだろうー まり世間でも問題にされなくなった。政治にかかるカネをめぐって多くの政治家が「やまし 日常活動にかかるんだよ」と弁解する話は、この章の冒頭 いことに使っているのではない。 1 に紹介した。しかし「二億円」は、法律で上限をきめた選挙費用をはるかに超えている。や ましくないどころではないのである。いまのところ選挙のカネが批判の対象から外れている っ

8. 政治とカネ

研究所、一九八九年 ) のなかで、このフクロのことに触れている。 「私自身の昭和六三年の冠婚葬祭費は一二四一万円。つまり、月当たりにして一〇〇万 円である。これは全議員の中でも、最も少ない方であろう。ュ 1 トピア政治研究会のデ 1 タが出た時の、私とある議員の会話「『毎日毎日、ずいぶんかかるなあ 1 とは思ってた けど、こんなに持ってってるのかなあ : そういえば、土日、祝日は七、八フクロ、お 祝儀袋を持って家を出るもんなあ』『えつ、七、八フクロ ? それ、ほんと ? オレなん か休みの日こま、。こ、こ、 オオも三〇袋よ』」 フクロのなかに、 いくら入れるのか。ひとによって違うが、渡辺美智雄氏が外国特派員協 会で、このあたりを説明したことがある ( 八八年一二月一六日 ) 。かれはこう述べている。 「日本では、葬式、病気見舞いに大きな花とか、おカネを持っていく習慣がある。まさ か千円、二千円というわけにま、ゝ ( も力ないから一、二万円を包む。花代が二万円かかるか ら、一回葬式があれば、三万円から五万円かかる。葬式というのは毎日あんだから。大 安、友引の日には、結婚式が四つか五つ、ある。若い議員には、行かなくてもいいんじ ないかというんだが、つぎの選挙ではてきめん落選するというんだ」 「、ユまはリクル 1 ト の問題で自粛だから多少、少ないかもしれんが、東京の議員は忘年

9. 政治とカネ

は一律だし、派閥の支援にも大きな差はない。二倍強の差は 派閥の有力者の支援がどれだけあるか、ということから生じ 万 0- 0- 0 0- 8 たものだろう。 0 0 0 0- ー っー 0 8 っー 間 最 11 っ 0 っ 0 1 人 年 一億円を超える年間支出に比較すると、「党・派閥」の支援 はかならずしも大きいとはいえないだろう。ただ、この数字 の 0 0 0 0 -0- 11 達 8 、 .0 が通常の年のものであることを忘れてはならない。、 選挙のと 金 きには特別の支援が用意されている。まず、党は公認料とし 資 円 円 万 て全員に一〇〇〇万円支援する ( 他党では一〇〇万円ないし 人均万 0 8 -4 0 4 ー 00 8 つっ 0 ・ 4 ・、 1 -4- L.O 8 0 -4 0 一 .0 ー 1 よ 1 人 LO ワ、ー人 2 目二〇〇万円である。社会党は他に五〇〇万円を上限に融資す 億項 議 1 のるケ 1 スが多い ) 。派閥からも、最低同額の支援がある。選 生 年 挙の年の党の収支報告をみると、状況に応じてさらに一〇〇 表 計 〇万円程度の支援の上積みをしているケースも少なくない。 字 イ 費派金テ金他 レ 第三は、自民党の代議士たちが自分で調達するものである。 一入の マ 国党献。ハ借そ 一〇人の調査によると「献金」「。ハ 1 ティ」が収入の主要な 柱になっていることがわかる。「献金」「。ハ 1 ティ」が収入全

10. 政治とカネ

三つの疑間 しかしもっと深刻な問題は別のところにある。カネがヤミからヤミに流れ、政治資金規正 法がまるで機能していなかったことである。竹下発言のなかに、リクル 1 トの献金にしても ーティ券購入にしても、規正法にもとづく報告はしてある、という部分がある。しかし実 際に報告されているのは収受した献金の総額、。ハ 1 ティ収益の総額であって、リクルートや 江副の名前が出てくるわけではない。 疑問は次の三点に集約できるだろう。 かである。報告によれば同年の主な収入は、。、 ーティ収益一一億二〇〇〇万円、企業献金五 億七〇〇〇万円、派内の有力議員の寄付五〇〇〇万円、前年からの繰り越し九億六〇〇〇万 円などだ。しかもこの報告には大きな「記載漏れ」がいくつもあることが判明したのだから、 実際の収支は三〇億円よりもかなり大きかったとみないわナこよ、 - ゝ ( 冫ー力ない。それにしても、 たまたま明るみに出たたった一つの企業グル 1 プからの献金等が二年間に二億円というのだ から、その大きさ、集中度にまず驚く。ほかにもリクル に似た献金のケースはなかった のか。