税 - みる会図書館


検索対象: 日本の税金
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1. 日本の税金

図序ー 1 の円グラフをみると、日本の税収の 税税税 税こ税得用 税費ば取取利税車 約半分は「所得」に課税していることがわかる。 冫た引車フ税車動税税税 方方油動レ湯動自産猟区 所得税中心主義がかろうじて維持されている、 ペ 地地軽自入自軽鉱狩鉱 ム という状況である。「所得」税のうちでは、個 税税税税税 ホ 油税量料税進 税特税発ス重燃炭促 ん人が七割、法人三割である。資産税は全体で一 省税税ここ油揮ガ車機石開税税と 務国費ばば発方油動空油原ん別 八 % であるが、そのうちの一二 % が固定資産税 財 - 悁一酉こ 冫オた揮地石自航石関と特 である。これに対して、相続税はわずかに一・ 典 消費課税 出 、 % こすぎない。消費税の税収が国と地方を合 割割式 税等ノ。し 目 子当株割税 税 計すると一六 % もあるので、税率一 % で三 % の 税税税税税利配税得得税税保 の 方民業民業税税民所取産画税地 税 地住事住事県県県渡産資計所土税収を稼いでいることになる。つまり、消費税 方 人人人人府府府譲動定市業別 地 個個法法道道道等不固都事特率を一 % 上げれば相続税の税収は不要というこ 税 税 税 国 とになる。もっとも、それで、税の公平が維持 与税 税 特 できるかは別問題である。 免税 税税 続録紙 序国得人方 表所法地 相登印 一九八〇年以降の国税収入の推移にもふれて 所得課税 資産課税等 おくと、法人税がこの三〇年間で約六割 ( 一九

2. 日本の税金

地方税のしくみ 地方税条例主義 地方税は、その収入が道府県のものになる道府県税と、市町村のものになる市町村税とに 大別できる。図 6 ー 1 の税収比をみてみよう。 道府県の場合は道府県民税と事業税で約六割を占めており、それ以外では主に消費税や自 動車関係税で構成されていることになる。 次に市町村の税収比をみてみよう ( 図 6 ー 2 ) 。 市町村民税と固定資産税とで全体の九割近くが占められていることになる。 道府県民税と市町村民税は住民税ともいわれている税で、個人と法人があるが、それぞれ 所得を課税標準としているので、所得税と法人税のところで解説したことが基本的に妥当す る。そこで、道府県税の中心的な税として事業税を、市町村税の中心的税として固定資産税 と都市計画税を、本章でとりあげてみたい。 ところで、これらの地方税は、地方税法という一つの法律の中で規定されている。事業税 176

3. 日本の税金

たばこは税負担率が 6 割にものほる、 わが国でも最も税負担率の重い商品のひとつです。 たばこの価格には、国たばこ税、地方たばこ税、たばこ 特躋税、消費税の 4 種類もの税金が含まれていま亥 これらを合わせると税負担率はいまや 6 割にも運すも わが国でも最も税負担の重い商品のひとっとなっていますを 内訳 国たばこ税 . 1 . 円 ( 25.9 % ) 地方たばこ税 : 122 円 ( 四 .9 % ) ( 都道府県たはこ税 : 田円市区町村たはこ税 : 92. 部円 ) たばこ特別税 : 16.8 円 ( 4.0 % ) 消費税 : 19.52 円 ( 4. 祐 % ) ※ 1 物 410 円商品の場合 たばこの税飛担合計・ 264. / 第 ( 64.5 % ) 図 5 ー 3 たばこ税の仕組み . 出典 ) JT のホー ン . 処 あ体税 だ が消 ら 課 な に 五 銭理 、費 ろ 税根 、る が の ん 重 す拠酒 課 で た っ の の な 課 負 た の 税 、ば っ 町か る を た 税 の村 担 0 お 場 と 別 ば め か で民所何 の 税 と し ) ム し 課導 税 ' 得重 て 税 の特直 た と に せ入 に税別 ち も 税 が 同 に あ対 も し率税 に ら さ だ様重 れれ る す課 疋 と た を に は に て た 重 る 税 の上国 のす 、課 と 税す た 税 でげ税課 △ る で税 を も し あ る 理 と ば る る の 考所 べあ と 性 で て . る る も ん 得 と が 消 の し、 る 税は る 消 だ 出費 特 い の 本 費 ん と て税別 許 が 当 、道 な と 税 く と な さ た と 時 い課府 は 嗜 に れ る り 。別好な 限 来 . 葭税 県 同 る に 性 民 じ 的 な が団 る の 0 161

4. 日本の税金

八〇年当時の三〇 % から二〇一一年は一八 % ) に減ったことと、物品税が消えて、その代 額 予わりに導入された消費税の税収比が徐々に 年ジ増していること ( 一〇・五 % から一六・五 % ) が 5 ペ特徴的であろう。なお、所得税収といって 2 ム 訳 ホも大半は源泉徴収税である。所得税収の、つ 内 税 % 産税省ち、申告によるものは , ハ分の一に過ぎない 課資 7 産定Ⅱ からである。六人中五人は源泉徴収だけで 膨税税すんでいることになる。その大部分を占め 税 るのはサラリーマンであり、彼らは税制に / 税相 油税 の税 序 発車税 ほとんど関与することがなく、税制に無関 他課言 図 揮動方費 の市 自地消 そ資都 心か、不公平感だけを募らせている。こう した税収構造を一応頭に入れて、各税の問題点を考えてほしい。では、まず所得税から入っ てみよ、つ。 税 酒 その他の 消費課税 ( 1.7 % ) 7.8 % ( 2.1 % ( 3.3 % ) 消費課税 31.6 % 消費税 ( 132 % ) 所得税 個人住民税 個人事業税 等 ( 32.6 % ) 所得 合計 77 兆 1 , 394 億円課税 51.0 % 法人税 法人住民税 法人事業税 等 ( 18.4 % )

5. 日本の税金

このような税負担を感じることを「痛税感」とか「税痛感」というが、日本の消費税は市 民にもっとも強い「税痛感」を自覚させ、子どもにも消費税の名前を知らしめた。なぜ、そ 、つなったのだろう。 もし、ビールを買うとき、値段が一九〇円と表示されているので一九〇円渡して、「一九 〇円に酒税一三九円と消費税一六円の合計三四五円いただきます」と言われたら、あなたも ビールの酒税がこんなにも高いのかと自覚し「税の痛み」を感じるはずである。消費税がも たらした「税痛感」という効果は、商品の価格の中に消費税を含めて表一小 ( 内税方式という ) せずに、支払に際して加算するという、いわゆる外税方式を多くの業者が採用したことによ るものである。 財務省 ( 旧・大蔵省 ) も消費税導入当初は業者が消費税を転嫁しやすいように外税方式を認 めてきたが、 外税方式だとわずか五 % の負担でも消費者には痛みを与え、消費税率を引き上 税げにくくするので、二〇〇四年から内税方式 ( 総額表示方式 ) を強制することにしたのである ( 消費税法六三条の一 I)O 内税方式に切り替えればビールのように四〇 % 以上の負担でも消費者 章 は税負担を自覚しなくなり、引き上げについても関心が薄くなるからである。付加価値税を 第 実施しているフランス、ドイツ、イギリスなどでは消費者に対してはほとんどが内税方式で

6. 日本の税金

住民税負担 以上が所得税の基本的な構造である。納税者にとっては、所得税だけではなく、地方税の 道府県民税と市町村民税も気になるであろう。両者ともに所得に対して課税するものだから マンには誤解され である。ただし、住民税は所得税と異なることがいくつかあり、サラリー ている点も多い。 ます、サラリー マンの場合、毎月の給料から差し引かれる税額をみると、住民税の方が高 いような感じを受けることがある。これは所得税については毎月の給料ばかりでなくボ 1 ナ スからも源泉徴収されるのに対し、個人の住民税はボーナスからは源泉徴収していないため に生じている現象で、実際の一年間の税額合計では所得税より住民税の方が通常は少ないの である ( 所得が少ない場合は逆転がありうる ) 。県民税と市民税の標準税率は、道府県民税四 % 、 市町村民税六 % の合計一〇 % となっている したがって、所得税と住民税を合計した場合の最高税率は五〇 % ということになる。所得 ーマンで夫婦子ども二人の場合、 金額でいうと一八〇〇万円以上の課税総所得金額、サラリ 二三〇〇万円程度以上の収入があると、この五割の税率の適用範囲に入ってくる。

7. 日本の税金

たちの場合であり、このような相続人のために相続税を下げろと言うのは筋違いのように思 われる。 相続制度により高額な遺産が自分のものとなり、税金がかかっても半分は残るので、あと は自分の力量で増やせばよいのではないか。そうした遺産を取得する機会のない者からすれ ば、きわめて恵まれた環境であることは間違いない。そういう意味で、相続税廃止は税制全 体の公平化・応能化 ( 負担能力に応じて負担すること ) を一層弱めてしまうことになるだろう。 3 贈与税の仕組みと問題占 贈与税は補完税 相続税といえば贈与税問題がっきものである。両者は一体的であり、贈与税は相続税の補 税完税としての性格を持っている。このことから贈与税の様々な特色が説明できるのである。 相 まず、贈与税の税率 ( 相続税法一一一条の七 ) が相続税に比して著しく高率であるが、それは、 4 もし贈与税の税率が相続税に比して同程度か低ければ、資産家は資産を分散して生前贈与し、 第 相続税が容易に回避されてしまうからである。 141

8. 日本の税金

錯覚する消費者 痛みを感じた消費税 一九八九年に導入されてから二〇〇四年まで消費税は消費者の痛税感を刺激した。例えば、 喫茶店に入り、三五〇円という値段の付いているコ 1 ヒーを注文しよう。香りもすばらしく 美味しく飲んだあなたはレジで三五〇円を出す。すると、「三六七円です」と言われ、ハッ として消費税 ( 正確には国税としての消費税四 % に地方消費税一 % の合計五 % 。以下では両税をまと めて消費税という ) のことを思い出す。あなたは、三六七円をしかたなく払い、消費税という 税金の存在を自覚する。 この章では消費税を考えてみよう。この税ほど市民に身近で、しかも誤解されている税も ないように思われる。どこが誤解されているのか、消費税の基本的仕組みも解説しながら説 明しよ、つ。

9. 日本の税金

税」、中井町「砂利採取税」、多治見市「一般廃棄物埋立税」、東京都「宿泊税」、沖縄県「石 油価格調整税」、太宰府市「歴史と文化の環境税」などと続いている。 核燃料関係の税は従来からあったもので、発電用原子炉に挿入された核燃料の価額等を課 そうてん 税対象にしたものである。この税は、原発に装填した燃料価格に応じて課税する方式である ため、運転停止が長引くと減収となる。そこで、稼働率が低い「高齢原発」を抱える福井県 が停止中の原発にも課税する新方式を二〇一一年に導入した。国の電力政策として脱原発に 向かうべきだと思われるが、この税は運転停止しても税金がかかることを通じて廃炉を促す 効果もある。 新設された神奈川県の「臨時特例企業税」は、赤字企業が多い現状に鑑みて、繰越控除欠 損金額を損金の額に算入しないものとして計算した場合の所得を課税標準としている。太宰 府市の「歴史と文化の環境税」は一般有料駐車場利用者に課すものである。最近の法定外税 税の傾向を代表しているのが、三重県や多治見市のような環境税的な税であり、多くの自治体 地 で構想されている。 章 第 197

10. 日本の税金

2 相続税をどう考えるべきか 相続廃止は可能か / 遺産取得税方式の徹底へ / 相続三代続くと 3 贈与税の仕組みと問題点Ⅲ 贈与税は補完税 / 相続時精算課税の導入 / いっ取得したか / 法人への贈与 は注意 第五章間接税等ー・・税が高いから物価も高い ? 税が酒を造る 発泡酒騒動 / 分類差等課税 / ビールは高級酒 ? / 発泡酒とビールの差異 / 悪税が租税回避酒をつくる / 酒税制度をどう変えるべきか / 逆従質税 / 免 許は必要か 2 たばこ増税の攻防 たばこにかかる五種類の税 / 五重課税か / 増税で禁煙させられるか 3 暫定が直久化する自動車関係税崩 引き上げは暫定 ? / 特定財源の攻防 / 環境税化へ 134 147