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検索対象: 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)
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1. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

大きな状況に立ち向かうのは、決して不可能ではないのです。 人生「最大のビンチ」に力を発揮 ! 結局のところ、ほとんどの人が安らぎを望んでいます。でも探す場所を間違えると、一生 かかっても見つけられないかもしれません。「これさえ手に入れば安らげるのに」と思って 探し続けたところで、探しものはまず見つかりません。かりに見つかっても、すぐに消えて しま、つでしよ、つ おわかりですね。安らぎはどこかで見つけてくるものではありません。内面からじわじわ と広がっていくものです。自分で心がけて実現していくものなのです。ではどうすればよい のでしよう。そのための条件について「安らぎの特徴ーというタイトルでまとめたので、つ ぎに紹介しましよう。ここで指摘されている条件を満たせば満たすほど、安らぎは深くなり ます。そして安らぎが深くなればなるほど、自分は何よりも安らぎを求めているのだという 事実を認識できるようになるでしよう。ここで紹介する安らぎの特徴は、さまざまな伝統宗 教の要素から集めたものです。どれもシンプルかっ現実的ですが、人生で予想外の事態に直 面したときにすごい効果を発揮してくれるはずです。

2. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

ミルグラム実験では、従順な集団のなかにひとりでも恐れを知らない勇敢な人物がいるだけ で、結果は大きく違ってくることが明らかになりました。地獄に落ちる有害なリーダーの道 連れになるのは真っ平。そんな毅然とした態度をとる人物がひとりいるだけで、川人中の 9 人の盲信者は目を覚ますという結果が出たのです。 カ 造 創 良き人生に至る「カギ」 も っ て と 人間の心が恐れから安らぎへとシフトさえすれば、神経回路も心の状態も正常に戻り、道 あ徳観が復活し、ふたたびベストの状態が訪れるのです。人間関係ももとどおりスム 1 ズにな 刺るでしよう。要するに、脳が健全になれば、わたしたちは良き人生に至る鍵を手渡してもら 分 えるのて 自 つぎの章では、恐れの発信源である感情脳についてお話しましよう。感情脳とはどのよう 質 新 な場所で、わたしたちをどのように支配するのでしようか。それを理解することは、恐れか ② ら安らぎへとシフトするための第一歩なのです。 神 の 内

3. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

「台風の目」の中にある生活の楽園 「自覚する」ことでネガティブ思考は e-oo % 崩れ去る 充実した人生をもたらす、あなたのなかの「台風の目」 強力なツール、「誘導イメージ療法」 「思い込み」はここまで深刻ーーー笑うに笑えない話 ネガティブな考えはこうやって克服するー 失敗を寄せつけない「最強のカ . これまでの人生でけっして味わえなかった「解放感」 人生「最大のピンチ」に力を発揮ー 年をとらない「いちばん簡単な」秘訣 ! 1 49

4. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

2 べきだ」 生 人 これに対し、カール・ロジャ 1 ズやアプラハム・マズロ 1 が提唱した心理学は、人間は信 な 頼できる存在だという前提に立っています。人間は生まれながらに自己修正能力を持ち、自 ち ら方向性を定めて前進できるという見解です。さらに、人間には完全な進歩を目指して行動 満 する傾向もあり、能力や才能、適正、長所を十分に花開かせるために努力を惜しまないとも ギ指摘しています。マズロ 1 はそれを自己実現の傾向と呼び、ロジャ 1 ズは形成的傾向と名 づけました。ロジャ 1 ズの主張はフロイトと正反対。「人間の行動はきわめて理性的であり、 工 自ら定めたゴールに向けて複雑な課題をきちんと秩序立ててこなしていくと語っています。 テ ン わたしたちの内面にはさまざまな要素が混在しますが、そのすべてが自分という人間を形 ポ の成する要素。それを正しい態度で正しい方向へと導いたとき、潜在能力は存分に発揮され、 その人にとっての良き人生が創造されるのです。 ク ク 幸せな人生とは「プロセス」 テ ス カール・ロジャ 1 ズは、自分の人生観とアリストテレスが唱えた良き人生を結びつけ、つ 239

5. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

ぎのように記しています。「意気地なしには良き人生を目指すことができない。潜在能力を 十分発揮するためには常に成長し、先へ進まなければいけないのだから。その資格があるの は勇敢な人のみ。人生の流れにすすんで身を投じることも必要だ」。ロジャ 1 ズは、良き人 生を静止状態とは考えていません。美徳や満足、解脱や幸せに到達するための条件ではあり ません。何かを実現した姿でもないし、そのために自分を調整することでもありません。ロ ジャ 1 ズの考える良き人生とは「プロセスであり静止状態ではない。方向であり目的地では 、 0 、ヾ、 心力自由に解き放たれ、どんな方向も選ぶ自由が与えられているときに、自分の意思 で選ぶ進路」なのです。 「十分に機能している人」にはこんな特徴がある ロジャーズは、十分に機能している人間についても説明しています。十分に機能している 人は、赤鉛筆で常にあら捜しされているような、息が詰まるような環境におしつぶされませ ん。自分を信じ、外の世界の評価にはこだわらず、自分の創造力や長所を頼りに行動します。 そしてありのままの自分をさらけ出し、あらゆる経験に対して心を開くことができます。 240

6. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

前は考えられなかったような解決法が見えてくるはずだ。 あなたの人生が、この瞬間から変わります ! 「何をやるにしても、絶対にあきらめないことだ」とダライ・ラマは教えてくれます。「心 のなかで、世界のなかで、安らぎを目指しなさい。それには決してあきらめないこと」。そ うです。わたしたちがあきらめなければ、勝利は確実に手に入ります。素晴らしい結果を目 す き指し、モチベ 1 ションを高めてください。素晴らしい結果、それは安らぎに満ちた人生にほ で も かなりません。 で 何 本書は個人的なレベルで安らぎを得るために役立っッ 1 ルを紹介してきました。指南書と れ いってもよいでしよう。恐れやそれが引き起こすストレス、あるいは恐れの根底にある妄想 を解決するためのツ】ルを紹介しました。うまく生かせば、恐れは安らぎへとシフトするで しよう。たしかにすべてのツールをマスタ 1 するのは容易ではありません。だから自分に効 る や 果がありそうなツ 1 ルを選べば十分。それを使って人生に、そして世界に安らぎを取り戻し が てください。最後の付録では、すぐできる簡単な練習方法を紹介します。 グ あなたが毎日、そして一日じゅう、安らぎを感じられますように。 ロ 工 255

7. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

4 胞が作られるのは、新しい経験を記憶するため。新しい経験が増えていくほど、人生は豊か になります。ちっとも増えなかったら、人生はさぞかし退屈で、しまいには気が滅入ってし ま、つでしよ、つ 要するにスドレ・スが・ら解放ざ・れ・れ・ば・、・。・・海で・ふ・た - た・び新し・ - い細胞が作られる - よ ) プになり、 様新し・い・経験が壇・ 0 いぐわけです。ストレスのない環境で、海馬は新しい細胞に新しい経験 神 なを記憶していくでしよう。これならうつ状態の発生も食い止められ、充実した人生が復活す 大 るはずです。 る っ を つい友たちづき合いも億劫になる の る や 一方、慢性的なストレスは、セロトニンの分必・に・し・普響をお・よぽ・します。セロトニンは 気持ちを安定させ、怒りや興奮を静めてくれる神経伝達物質で、ほかには体温や睡眠、性欲、 脳 感食欲、代謝の調整も行います。脳内のセロトニンが減少するとゆううつになり、ふだんは何 ③ 気なくやりすごしている出来事が深刻な問題のように感じられ、しまいには気持ちがくたく 神 た。毎日がちっとも面白くなくなり、仕事からは充実感が得られす、友だちづき合いも億劫 の 内 になっていきます 8

8. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

8 安らぎだけは奪えません。 安らぎは常にわたしたちのなかに、あらゆる状況のなかに、そして人生のあらゆる段階の なかに存在しています。だからわたしたちに必要なのは、それを選ぶことだけ。選ぶ機会が 多ければ多いほど、人生にとってかけかえのないものだと理解できるようになり、大切にす るようになるでしよう。それでもやつばり恐れを選んでしまいますか。人間は完璧ではない のだから、あえて責めたりはしません。気持ちの準備が整うまで待ちましよう。 何よりも安らぎを手に入れたい。そんな強い意思で臨めば、かならず苦しみから解放され ます。だから意識的に訓練を重ねてください。そうすれば、恐れやネガテイプな思考や荒々 しい感情に無意識に反応していたときとは比較にならないほど脳の回路が充実し、幸せな人 生が手に入るでしよう。 る わ 「経験とはニューロンの発火である」とダニエル・シーゲル博士は著書『 The Mindful も Brain 』で語っています。ニューロンの発火が繰り返されれば、それだけ「新しいニューロ 人 ンの成長が促され、新しい神経回路のネットワークが出来上がり」、新しい経験を記憶する 、こよ第二の天性と れ のです。つまり、継続すれば変化はそれだけ容易に実現するわけで、つし。 ( わ 変 して定着します。 幸い、遅すぎることはありません。人生のどの段階であろうとも、変化は可能です。 脳 165

9. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

8 「脳」が変われば、人生も変わる ! 丈夫、安らぎはそれも実現してくれます。 億万長者と中産階級の「幸せ度」はほほ同じ 「人間の人生とは本来、何かに打ち込ますにはいられないものだ」とホセ・オルテガ・イ・ ガセットは語っています。打ち込む対象として、安らぎを得ることに勝る価値のあるものは ありません。ところがわたしたちは、間違った場所で安らぎを探しているのだから困ったも のです。 かってワークショップで「願い事」という簡単なエクササイズを行いました。このエクサ サイズではあらかじめ、お金がかならずしも充実した人生に直結するわけではないことを明 らかにした 3 つの研究結果について説明します。 まず、億万長者と中産階級の幸せ度はわずかしか違いません。第二に、研究が行われた時 点では比較的貧しかったアイルランド人のほうが、金銭的にはるかに豊かな日本人よりも高 い幸せ度を示しました。第三に、アメリカでは 1960 年代から 1990 年代にかけて所得 が倍増したのに、自分は幸せだと答えた人の割合はパ 1 セントのままで横ばいです。 この 3 つの結果を踏まえ、参加者には魔法のランプを見つけた場面を想像してもらいます。

10. 脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール)

8 「脳」が変われば、人生も変わる ! 心持ちの正しい人なら誰でも、安らぎと喜びに満ちた人生と、それを土台とする人間的な 絆を望むでしよう。正しい心の人がストレスの多い人生を望むはすがありません。そして訓 練を積めば、望まない結果を望む結果にシフトさせることができるのです。 練だって ! 」そう嘆く人もいるでしよう。「訓練」というのは、たしかに気の 「なんだ、Ⅱ 重くなる言葉ですね。ずいぶん厄介なものを背負い込むものだと思いますか。怠ければ罰を この 3 つを一度に要求され 受け、厳しい行動を要求され、いままでの自分を否定され : るかもしれません。そんなのまっぴらですか。でもご安心を。安らぎを得るための訓練はい たってシンプル。自分には何が必要なのかを何か思い出し、常にそれを念頭に置いて行動す るだけ。思い出すのも選択するのも、訓練するうちにだんだん楽になってきます。安らぎを 本当に経験すれば、こんな素晴らしいものは絶対に手放したくないと思うようになるのです から。失うなんてできません ちょっとしたトレーニングで手に入れる ! こんな特典 ストレスから安らぎへとシフトすれば、感情はいたって健康になります。心のなかがもや もやとして、元気も出ないし人づきあいも億劫。そんな不健康な状態だったのが嘘のように、