言っ - みる会図書館


検索対象: ちいさいなかま 2016年9月号
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1. ちいさいなかま 2016年9月号

一歳児クラスの子たちも庭を使いたいとやって きました。このときの庭あそびのプ 1 ムは、ホ 1 スから勢いよく水を出して大きな川を作るこ とでした。私は、今日はちいさい子もいっしょ だし、水を出すのはどうしよう・ : 子どもたちに 相談しなきやと思っていた矢先、すでにホ 1 ス で水が大胆にまかれていました。あ 5 あと思っ たのは私だけで、一歳児クラスの保育士のちか ちゃんは「大丈夫、大丈夫」といっしょにあそ びました。 でも、そのうち一歳児の子たちが、靴や服の ままで泥んこの中にどんどん入っていき、手や 足でパシャパシャして全身泥だらけに。まわり の子も泥だらけで、さすがに「あ 5 あ 5 あ 5 」 な状況になってきました。そのようすを見てい たくおん君とタケちゃん ( 水を出し始めた張本 人 ) か、まわりにいたゆいと君とこうき君、は る君たちに声をかけて、トロッコに砂を入れて 黙々と川を埋め始めました。 一歳児の着替えの手伝いをしていた私が「ど うして川を埋めたの ? 」と聞くと、「だってさー あかちゃんの靴がぬれちゃってさ・ : べタベタに なっちゃった」とくおん君。もちろん、時すで に遅しで、「しまった」と思ったからかもしれ ませんが、大好きな川づくりを断念して、ちい さい子のことを思い、相談しあって行動できる ってすごいなと思いました。 大げさかもしれないのですが、誰かを思って 何かをすることって、こうい、つ気つきや、ちい さいことの積み重ねが大事なのかなと思いまし た。こうやって、子どもって事実からちゃんと 気づくことができるんですよね 「お祝いしたい気持ち」と 「お祝いされたい気持ち」 こすもす保育園の卒園式は、四歳児が保育園 を代表して参加します。子どもたちが四歳児だ ったとき、卒園式の練習に行くのに、どんな気 持ちで参加しようかと、四歳児なりにみんなで 考えました。卒園式に参加するのは初めてのこ と。「ふざけないー「走らない」といつも言われ ていることを、声高々と一言う子や「いつばいあ

2. ちいさいなかま 2016年9月号

あ一の なせ、噛んだ子の親には伝人しか噛まなかったけれど、 るよ」と伝、んるよ、つにしてい えないのかも含めて、園から昨日はたくさん・ : 。週五日中ます。赤ちゃん返りを卒業す るころには、きっとキラキラ 噛みつき行為について、そし四日噛まれた子もいました。 て今回、お子さんがなぜ友だ たくさん抱っこして、たくと輝いているだろう姿を想像 ちに抱きついたのかというとさん甘えさせてあげているとして待ちます。 ( 母親 ) ころから、きちんと話をしては思、つのですが、まだまだ足 もら、つよう、園に話してみてりないんでしようね。毎日、 ふつかりあえる ( いかかでしようか。 ( 母親 ) 五時にお迎えが来ると、ホッ 子ともを としてしまう私。修行が足り 見習いたい 私自身、「噛まれました ないです。 ( 保育者 ) 「赤ちゃん返り」に 六月号「すーさんのまんぶ 思 - っこと 【む月と言われたときは、必ずその その 1 く日和」のぶつかりあう五歳 い物原因をたすねます。結構、わ 「赤ちゃん返り」に が子がそのきっかけを作って 女子たちの「 The 合意形成」 思 - っこと その 2 いて、相手の子は止むに止ま六月号特集「赤ちゃん返 がおもしろくて思わす笑って しまいました。こうやってぶ れすという場合があるのですり」は、タイムリ 1 でした。 ・によね。そうと知ればとてもと特に、青梅ゆりかご保育園の 六月号特集の小川絢子さんつかれたら絆が深まるのに、 ても謝罪なんて : ・ 実践に出てくるしおりちゃんの小論の「赤ちゃん返りは自おとなになると言いたいこと 最終的に噛んでしまったこは、わが園のちゃんそのも然な姿ーという文章に、ホッをぶつけあう機会って、激減 としました。 しますよね。 とを防げなかったという点にので、興味深く読みました。 なかまっていいな、おとな ついて園が謝ることはい、 私もちゃんに「ありのま 三女が四歳になり、今まで 犠思いますか、ただ平謝りであまの思いを存分に表現させてできていたことをしなくなも言いたいことを言いあえる なかまがもっと増えるといい っては、説明を放棄しているあげたい」のは山々なのでり、おねしょまで : なと思います。子どもを見習 ようで、お父さんが納得いかすが、「自分を守るための攻それでも、「大丈夫だよ、 ないのもわかる気はします。撃」が激しくて・ : 。今日は一かーか、いつも Z のこと見て いたいです。 ( 母親 ) 玉 つむし風 山梨 深田智子

3. ちいさいなかま 2016年9月号

あっし「オレがタッチのところで転んじゃっ て、かなでにぶつかっちゃったからさ、ごめん ね、かなで」 りんか「みんなも、すべって転んじゃったよ ね。どろんこになるくらい こうき「オレも勢いよく走れなかった」 くおん「オレも一人で走っちゃったし ( くおん 君はアンカ 1 でした ) 。まだ勝負はついてない よね。かなではさ、ぶつかって転んじゃったか ら、痛くて走れなくなっちゃったんだよね」 かなでちゃんは「うんうん」とうなずい て、「ぶつかって、びつくりして、走ろうと思 ったんだけど、痛くて走れなくなっちゃった」 はな「だから、ゆいとが『さや、いけっ』って 言ったんだよ。そんでさやが走ったんだ。きっ と、かなでが痛くて走れないからってさ、みん なでササッと話して」 くおん「誰も助けに行ってあげれなかったもん ね」 しゅうや「オレもさー、もっとびゅ 1 んって走 ってぬかせれたら、アンカー対決になってたか もしれない と、リレーを振り返って話したのです。 運動会の前日に「転んじゃったらどうしょ う」という不安な思いを話していたかなでちゃ んのことを即座に思い出し、そこにいたメンハ ーで話しあって、自分たちで決めて「最後まで あきらめずにリレ 1 を続けたそうです。 このグラウンドコンディションのなかでのリ レ 1 や、運動会当日にリレーをも、つ一度やり直 すべく話しあいもできたのに、そのまま終えて しまった保育士の反省はさておき、その状況で 自分たちで考え、行動していた子どもたちの姿 に感動してしまいました。 保育士の仕事は残業も多いし、責任もある。 体力的にも精神的にも「しんどいな」と思うと きもあるけど、生活・あそび・日々の暮らしの 中で感動して目頭が熱くなることや「えっ」 とズッコケちゃ、つくらい笑えたり、いっしょに なって怒れちゃったりと、そんな仕事ってなか なかないな 5 とっくづく思います。大変なこと もあるけどね。だから保育の仕事はおもしろい

4. ちいさいなかま 2016年9月号

, 第騨中第叫阪 大 子 ス 中 0 0 0 0 娘の スマホに ことはに 夢中になるのは ほっこり 気をつけたい 先日、小児科に行ったとき 一歳の二女 ( 第三子 ) は、 しつかりしゃべるので、びつのことです。待合室でスマホ くりさせられたり、かわいい に夢中の母親がいて、その横 な 1 とほっこりさせてくれたで子どもが床に座り、おもち りします やを広げていました。入って ある日の食事中、一一女がじくる人のじゃまになるくらい 1 っと私の顔を見て、「かわでしたが、母親は気づかす、 いいね、おりこうさん ! 」。 そのまま。そのうち、その子 思いもよらないことばだったか呼ばれ、そのとき気づいた のでびつくりしましたが、じ母親。「うわっ ! こんなにち わじわとうれしくなりましらかして。とりあえすと言 た。きっと、誰かにそ、つ一言っ 、おもちやをばあーっと手 てもらったのでしよう。 で集めて隅におき、診察室に 保育園の先生やご近所の方入って行きました。 にもよく亠をかけてもら、つの とてもさみしい光景でし で、まわりの人からかわいか た。私も子どもといるとき、 ってもらっていることも伝わスマホに夢中になることかあ ってきました。 ( 母親 ) るので、気をつけなければと 強く思いました。 ( 母親 ) マルシェ が ~ でんちゃん

5. ちいさいなかま 2016年9月号

かくだからザリガニを釣りあげる達からけんちゃんと手紙のやり取りがて、友だちの存在を意識して、まだ できない子には友だちが「教えてあ 始まり・ました。 成感をみんなに味わわせてあげたい まずはどうやって届けるかをみんげる」と言ってあげたり「こうなり と、別の場所で捕まえたザリガニを たい」とあこがれの気持ちをもって 大量に持ってきて、ザリガニ釣り屋なで考えていたところ、『ぐりとぐ 挑戦する姿も出てきました。「でき を開いてくれるなど、園内でも協力らのかいすいよく』 ( 福音館書店 ) の中で手紙が入ったビンが海から流る」「できない」で揺れる子どもた してくれました。 ちが、保育者、家族、友だち、さら れてきたことを覚えていた子どもた 「けんちゃん」との交、 にはけんちゃんを心のよりどころに ち。子どもたちが家から持ってき 友だちの存在を支えに して、練習はもちろん、当日も張り たビンにみんなで書いた手紙を詰 切ってがんばることかできました。 そんな大好きなけんちゃんを大切めて保育園の前の川に流しました。 運動会が終わったあとには、運動 に飼っていましたが、しばらくすまた、「けんちゃんポスト」を作る と、どんどん手紙を入れて、けんち会のクラス競技で取りくんだ大縄で るとカ尽きて死んでしまいました。 「もっとむずかしいことやってみた 「命の大切さ」を伝えることは大事やんとのやりとりを楽しみました。 い」とのリクエストか出ました。保 「けんちゃん」とのごっこの世界 ですが、こんなに大好きなけんちゃ んを「死んだ」だけで終わらせるのを十分に楽しんだ子どもたち。水が育者が「回しているところに入って はもったいないと思 い、「また手紙こわい子もプールのときに手紙が来みて」と伝えると、むずかしすぎて たことでがんばれたり、運動会では 「そんなんできるかいっリ」と言い を書くね」とけんちゃんからの手紙 なからも、みんなを支えにがんばり を残しておくというしかけをしてみ「けんちゃんが来てくれるからがん ました。すると、それを見た子ども ばらなきや」と張り切って取りくむ自信かついたからこそ、新たなステ ップへ挑戦できました。 たちから「わいわい広場に帰ったん姿がありました。 その後もザリガニけんちゃんとの また、運動会への取りくみを通し だよ」ということばが聞かれ、そこ

6. ちいさいなかま 2016年9月号

そんでくれてありがとうの気持ち」や「またあ そびにきてねっていう気持ち」など、今までい っしょにあそんできたことに思いを馳せて考え ている子もいました。 そして、いざ練習に参加して帰ってきたとき のことです。はなちゃんが一人でプンプン怒 っているのです。理由を聞いてみると、「だっ て、はなたちはお祝いしたい気持ちいつばいで 行ったのに、小西さん ( 園長 ) が全部やって、 はなたちなんにもすることなかったじゃん」と 言、つのです。確かに・ : 。「ありがとう」の気持 ちや「お祝いする」気持ちって、どうすれば表 現できるんだろう・ : と考えさせられました。 四歳児はプレゼントを渡す役割があったの で、プレゼントを渡して、握手して、ひとこと 一一一口うことで「お祝いする気持ち」を表現するこ とにしました。 それから一年後、今度は自分たちが送られ る側になったときのことです。卒園証書をもら うときに、一番最初にもらう子は卒園証書の文 章を全部読んでもらうのですか、あとの子は 名前と「おめでとう」のことばのみ。それに気 づいた子どもたちか「なんで、一人だけ全部読 むの ? みんなの分、全部読んでほしいよ。売 一三ロ まないならもらわない ! 」とプイツとそっほを 向くのです。なるほど : ・。そこでみんなで話し あって、一一六人全員分、全文読んでみることに しました。読んでみると小一時間かかってしま 、長い : ・。「やつばり、全員分読んでると長 くなる」「だいこん ( 四歳児 ) が、すっとはっ まんなくなるよね」と話しあい、結局、名前と 「おめでとう」を園長に気持ちを込めて言っても らうことで納得して、証書授与に向かいました。 子どもの一言一言で、ハッと気づかされること かいつばいあります。保育士も日々、学びです。 目標に向かって 運動会のときのできごとです。運動会の当日 は朝まで雨が降り、運動場はぬかるみだらけで した。朝早くから保護者と職員が集まり、ぞう きんで水たまりの水を吸い上げ、汲み取り、運

7. ちいさいなかま 2016年9月号

んだから、そんなふうに言わないで考えて」。シ 1 ン : ・。 @ 「じゃんけん、してみる ? 」 「イヤや」と再び騒がしく怒り出す子どもたち。すると、 z 子が突然、部屋を飛び出 してしまいました。⑩「途中でぬけたら話にならへん。呼びにいったげて」。半分くらい の子が呼びに行き、一緒に戻ってきたところで再び z 子の主張をゆっくり聞いてみると、 「ここの上と横、ぜんぶピンクにぬりたい」。「じゃあ、ここのエントッと前は ? 」—Z 子「クロでもいい」。それを聞いた男児らから次々アイデアがー「ザリガニ、ピンクで作 ってここに貼ったら ? 」「ワニの形にぬったら ? 」「旗、ピンクにしてたてたらは ? 」 ( なんで突然ザリガニやらワニゃねーん ) と目をテンにしつつ成り行きを見守ってい ましたが、 すでに一一〇分が経過。 Z 子、「イヤ」。ムッとした男児らが声を荒げ、 z 子はま た部屋を飛び出していきました。が、今度は自分からいつものクマのぬいぐるみを抱えて 戻ってきました。しばらくして、意を決したようにずんすんすんっと前に進み出て、「 ( ピ ンクにぬるのは ) ここと、ここでいし ! 」 ( 側面下部と後 ) 。 @ 「クロの人、どう ? 」ーみんな口々に、「いいよー」。ほっとした雰囲気が部屋に拡が ったとき、私の横でばそっと Z 子がつぶやきました。「ほんとは全部ぬりたかったけど、 がまんしてあげたんや」。隣でそれを聞いた「ありがとー」。 ( え ? めちゃあっさり ? ) z 子が気持ちをおさめるように、も、つ一度「ほんとは全部・ ・ : 」とつぶやくと、おだや かに、 @ 「 z ちゃん、みんなもがまんしてはるんやで」。 午睡後、あれだけ反対していた子たちが、「ピンク、けっこうきれいやな」「かわいい な」と言いながら色をぬり始めました。和気あいあいとぬりあげられたおみこしは、「ピ

8. ちいさいなかま 2016年9月号

んにお母さんごっこで盛りあがって、とても楽 しそうでした。 そこへありさちゃんが「入れて」とやってき ました。まおちゃんはどうしても二人きりで あそびたくて、「あとでね」とか「あっちから ぐる 1 って回ってあっち行って、そっち行っ て、ぐるーっと回ってきたらいいよ」とかいろ いろ言ってみたりしていました。それでも「入 れて」って言、つありさちゃんに、、つーんと考え て、ちょっと困った顔で「いいけど・ : おじさん の役しか残ってないよ」。これにはありさちゃ んも「おじさんの役はイヤだからあとにする」 と、どこかに行ってしまいました。 ありさちゃんのことも好きだけど、今はどう しても二人きりであそびたかったんですよね ありさちゃんにはかわいそうだったけど、いろ いろ考えるなあと感心。その言い訳もかわいら しくて、大笑いしてしまいました。 このように、子どもたちの言動には、その子 その子の思いや願いがこもっていて、幼いなが らも精一杯表現している場面によく出あいま す。そのたびに、おとなも子どもの思いに気づ かされます。 「誰かのために 何かをすること」 五歳児になった春には、こんなことがありま 、 ) した。 夕方の時間、庭に出てあそんでいたところ、 4

9. ちいさいなかま 2016年9月号

ン ア 四歳と一歳の母です。下の子 して入ったときのことです。は い花を見つけて、「お母さん、お じめは、「先生、イヤや」など花だよ」とニコニコしながら教が上の子と同じ園に入れなかっ と言っていましたが、いっしょ えてくれました。子どもがしあたとき、「なんで、〇〇 ( 下の に絵本を読んだり、歌ったり、 わせを、おとなといっしょに喜子 ) は入れなかったの ? 」の質 給食を食べたりして楽しく過んでくれることに毎回感動です。 問攻め。その後、「なんで、僕 は入れたの ? 」。その瞬間、彼 ごしました。そして、給食を食 長男は、はじめてのこと、 を傷つけるような言い方をしな べ終わると、トコトコ : ・と僕の人、物に対しての警戒心が強い かったかドキッとしました。私 ほうへ歩いてきて、かがんで掃タイプ。保育園に慣れるのにも 除していた僕の肩に手を回し、 一〇か月かかりました。年明け か思う以上に敏感に感じとった 肩を組んだ状態で、僕の顔をのの「大きくなったお祝い会」でのかなと思うと同時に、他人の ぞき込みながらニコッと笑っては、クラスみんなが好きなステ話を自分に置き換えて考えられ 「お友だちーと言いました。子 1 ジごっこを親に披露することるよ、つになったことも、成長し どもの人を受け入れる柔軟性に に。事前に誰と何を歌うかをたなとうれしくなりました。 疲れて帰宅し、バタバタと 「すごいなあ」と思ったり、学ばみんなと話しあい、息子は「一 されたりしたできごとでした。 人でにんじやはっとりくんを歌夕飯の準備をしていたときのこ う ! 」と決めました。四〇人近と。九歳の長男がゲ 1 ムをしな ・いおとなたちを前に果たして・ = がら「ご飯できたら、呼んで」 そんな心配をよそに、堂々と歌とひとこと。あまりにも腹が立 ドキッとしたり ってムッとしている私の空気を いきりました。子どもって、自 分で決めたことはちゃんとやり察知した四歳の二男が「九歳 のけんたろうが『できたら呼ん きる力をもっているんですね 二歳の子が、庭に咲いた小さ しは 0 。

10. ちいさいなかま 2016年9月号

たそうです。友だちのがんばりを自分のことのように喜び合える関係が続きますように : ) 夏がくれば思い出す 5 忘れられない保育場面があります。毎年、夏祭り用の大きなおみこしを作っていた園 で、その年は「汽車」型で模造紙が貼られたおみこしが年長組にやってきました。 ? 」ー大勢が「クロ ー ! 」ー@ 「ほかの色がいい子はいな @ 「何色にぬるのかいい ? 」。ほっほっと違う色が出て、 z 子が「ピンク 1 と声をあげました。数名が「い やや 5 、かっこわるい、ヘンやわ 5 」。 @ 「じゃあ、クロの人も、なんでその色がいいの か理由言って」。「だって、汽車の色やし」「そうや、ホンモノらしい」など口々に理由が 出てきます。続いて Z 子、「ピンク、きれいな色やしかわいいし、ぬりたい ! 」 そのうち、一一五名と z 子で「クロ ! 」「ピンク ! 」と言い合いになりました。紛糾してき た時、子が手をあげて「、 しいこと考えた ! 」「まずな、最初にな、ピンクをこれくらい ぬってな : ・ ( 手で幅を示す ) それから次にクロぬっていったら ? 」ー Z 子、イヤと首をふ ーと、否定しなが る。他の子らも「イヤや 5 そんなん」「ぜんぜんいい考えと違うわー らその直後から次々と手をあげ始め、さまざまな「クロ・ピンクぬり分け案」が八人から 出ました。しかし、 Z 子はどれにも首を横に振り「前も横もピンク ! 」と主張します。「 Z 子いつつもそんなんゅうしー」「そうや 1 」とうとう、 Z 子への非難が始まりました。 ( 怒る気持ちもわかる : ・ ) と見ていると、保育者は毅然として「 z ちゃんの理由もある