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検索対象: みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座
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1. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

第二日目 たれの字は中身を中心より右へ 爽一仄 く悪い例〉 1 く良い例 > 下部をやや右にずらして左右の 張り出しを均等に 「子」の中心のとり方をよく見て やせた形で不安定 上の点が中心 「方」の中心のとり方にも注目 77

2. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

どのよこ線を長くする ? 上部・中央・下部のどこか 字のバランスを考えるときに意識すべきものに、重心があります。一般に、字の重心は 下において書かれる傾向があり、字形を安定させるときには、長いよこ線はもっとも下に 書かれることが多いようです。しかし、実際にはそうではなくて、字によって重心をとる べき位置は異なります。もちろん長いよこ線の位置も変わってきますから、考え方を身に つけておきましよう。 ここでは、よこ線の多い字での重心のとり方を学んでいきましよう。位置の決め方は 個々の字によって違いますし、長い歴史を経てできたバランスのとり方もありますから、 感覚を身につけることが大切です。大ざっぱにいって、長いよこ線を書くべき高さは上 部、中央、下部の三箇所です。そのいずれかの位置にあるよこ線をおもいきり長くし、他 のよこ線はあまり長短の変化をつけずに書いて、全体をすっきりした形にまとめます。や じろべえのバランスを念頭において、個々の字の重心のとり方を考えましよう。 極意 5

3. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

第四日目 字間と行間のとり方 く良い例〉 く悪い例〉 、、又字書に、 と第古求万人の願〕 〇 ・カ一 = のし 〇字間は つめぎみに 字間が / ヾフノヾフ る と をに 行広 155

4. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

第五日目 最初の点が部分の中心 く 一マ 長 点の角度にも注目して く良い例〉 く悪い例〉 〇 ニ画目のよこ線右上がりをつよく 〇 点とたて線の位置関係を見て 1 「者」の中心のとり方にも注意 167

5. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

字間はつめきみに揃える 遜に迅 ; らた〇ら , く悪い例〉 基本 5 236 ( アフリカのことば ) 字間のとり方にとくに注意 長いたて線が左右にあるときは 2 虫 , 発。点にリ帚。ハ。 して、見た目に同じくらいのアキにする 一字のニ分の一から三分の一ぐらいを目安と く良い例〉 なく、読みにくい 字間が不揃いでまとまりが 虫。、発点にリ暈。ハ。

6. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

三つの部分の合体型 アウトラインはたて長きみに 三つの部分といっても、組み合わせとしては、次のケ 1 スに分けられます。 たての部分が並ぶ形①各部分が同じ大きさで並ぶ②大小中の大きさの変化で並ぶ ③小大小の大きさの変化で並ぶ ⑦よこの部分が重なる形①大小大の大きさの変化で重なる②小大大の大きさの 変化で重なる③小大小の大きさの変化で重なる などが考えられますが、こうした分類はあまり几帳面に考える必要はありません。つま り、各部分の画数や字形によって、大きく書くべきものと小さくすべきものがあります し、余白のとり方も問題になります。字のそれぞれの部分の高さや幅、線の状態を見て、 判断していきましよ、つ アウトラインは、①のケースではま四角に、⑦ではわずかにたて長ぎみの四角形にする と、すっきりまとまります。 基本 16

7. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

部分の大きさにはメリハリを 画数が少ない字は小さめに 「霧」のように画数の多い字は、「雨」と「務」などの画数の多い部分から成り立ってい ます。このように部分と部分を組み合わせるときの大きさの決め方には、原則的な考え方 があります。大ざっぱにいって、画数の少ない字は小さめに、画数の多い字は大きめに書 きますが、臨機応変に全体のバランスを考えてつりあいをとることが大切です。 例えば、「姓」のおんなへんのように、 小さなへんをもっ字は、へんを上の方に書きま すし、「紅」のような小さなっくりは、対応するヘんの中程の高さに書きます。この他に も部分の配置に関しては、上下左右で組み合わせる部分の形を考慮して、つりあいをとる ことが課題です。″つりあわぬは不縁の基〃とはよく言われることですが、〃つりあわぬ はダメ字の基〃といったところでしようか。 字形を統一した安定感のあるものにするには、、 との部分をどのくらいの大きさで書く か、などのバランスのとり方について、ふだんからチェックする習慣をつけましよう。 基本 5

8. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

左右のはらいものびのびと / 右はらいの三折法 / 左はらいの種類は四つ / 同形の線は変化を 上からの斜め線は長く / 曲げの線は右下がりにしない つける / 転折や線の接し方はていねいに / 起筆や点の書き方が字を変え る / はねの書き方の五つのパターン 〈コラム 3 〉勝手な造字 第四日目なめらかにかなを書くためのの基本 ・ひらがなとカタカナの書き方 ひらがなの線は曲線が中心 / そりと曲がりの書き方を知ろう / 折れと折り 返しの書き方 / 結びにまんまるい形はない / より小さく書くかな ひらがな手本 / カタカナ手本 ・連綿体の書き方 かなの連綿の基本を知ろう / 連綿のためなら字形も変える / 連綿のリズム のとり方 / 三字、四字の連綿の書き方 / 連綿の濁点とくり返し符号 12 1

9. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

「同形」は大きさに差をつける 八ランス感覚を身につけよう それほど多いとはいえませんが、同じ形の部分を二つ以上重ねて書く字があります。こ れらの字はバランスのとり方が微妙で、その加減によって表情が大きく変化してしまいま す。つまり、大きさを調節する感覚を養うにはうってつけの素材ともいえます。 ここでのポイントとしては、同形の部分が並ぶときには、大小の差をつけることで表情 に変化をつけ、バランスをとるということです。 ①二つの場合Ⅱ「林・多」などの、ニつの同形部分から成る字は、あとで書く方を大き めにします。すなわち、右側や下の部分が大きくなるようにします。 ・森」など三つの部分から成る字は、書き順に従って、大小中の大 ②三つの場合Ⅱ きさで配置します。 ③四つの場合Ⅱ「器、などは、順に小中中大の大きさで組み立てます。 ランス感覚の点で応用がきくので心得ておきましよう。 これらの例は多くありませんが、バ 基本 15

10. みるみる字が上手くなる本 : 一週間集中講座

「たれ」の中はやや右よりに 中心をすらす 「厂。「广ー「广」「尸ーなどのいわゆる〃たれ ( 垂 ) 〃をもっ字は、たれと下の部分の中 心の位置のとり方によって字形の安定をはかります。 たれの中央にくる点や、上のよこ線のまん中を中心ととらえて字形を組み立てるのです が、たれの下にくる部分は全体の中心よりもやや右に寄せて書きますそうすることで、 左右への張り出し方が均等に近づき、左右対称のバランスがとれるのです。 かりにたれの中心と内側の中心をまっすぐ通して書き上げると、右下への張り出しが少 ないために、字の右側がそげて力がなくなってしまいます。まるで左側だけにおもりを付 けたやじろべえのようなもので、安定感を欠く形になってしまいます。 つまり、たれのある字では、字か左側に多く片寄っているという印象を与えないように 配慮することが必要なのです。 その辺のところを字例によって確かめてみましよう。 基本 12