2 章必ず押さえておきたい基本の関数 ~ B9 をドラッグします。このとき「 ( 」に続けて「 B4 : B9 」と表示されます。これで A 営業所の上半期分の範囲 が指定されました。 ④ D 」の入力 引数の指定が終了したので「 ) 」を入力します。 ⑤キーを押して確定 最後にキーを押すと入力が完了します。セル B12 に、 A 営業所の上半期の売上金額が表示されます。 =SUM()4 日 9 ) VERAGE 1 営業所別売上げ報告 ( 単位 : 千円 ) ! 2 3 A 営業所 7 日 81 2 4 72 456 7 2 月 96 553 5 ・ 82 69 8 3 月 81 432 6 1 C8 34 62 452 7 4 ・ 52 31 43 452 日 5 42 52 531 1 2 9 6 38 56 ②「 = SUM ( 」を入力する 3 セル B4 ~ B9 をドラッグする ④「 ) 」を入力するキーを押す 図 A ①セル B12 を選択する 日営業所 52 1 〔 1 月 2 51 65 72 1 5 3 92 1 56 4 月 1 02 325 5 99 34 6 月月月月 0 1 2 LO I.O 1 ・ ( 0 ( 0 4 ( 0 つ」 3 4 5 ( 0 0 月 1 1 月 1 2 っ 4 、一に 0 一 ( 0 「 ~ 汽 0 自 ~ =SLJM(E34 日 9 日 1 3 1 営業所別売上げ報告 2 3 A* 業 1 月 4 2 月 5 6 3 7 4 8 5 9 6 ( 単位 : 千円 ) 7 日 81 2 96 553 日 1 432 62 452 43 452 531 1 2 1 月 52100 2 月 51 65 3 月 72 1 5 4 月 92 1 56 5 月 1 02 325 99 34 6 A 営業所上半期の売上 金額が表示される 月月 つ」イー LO 7 ー 4 ' 5 5 日 っ凵 C&.J っ凵 4 ・にリ ( 0 月月月月 0 1 2 72 456 82 569 1 08 34 52 日 31 42 日 52 3 日 56 0 1 2 0 1 2 ( 3 ~ 4 5 29
5 章表作成を便利にする関数 別の表から 単価を自動的に転記する 商品名を入力するだけで、自動的に単価を転記する 商品の売上記録を作成するとします。この場合、商品の 単価一覧表を見ながら商品名と単価を入力できますが、件 数が多いと単価を間違えて入力しそうです。このようなと きは VLOOKUP 関数を使います。この関数は、指定した 表の中から入力する内容に対応するデータを検索し、自動 的に転記します ( 図 A) 。 1 , 売上げ記録表 201 0 / 2 / 1 コーヒー VLOOKUP コーヒー 図 A 単価表 コーヒー 緑茶 紅 600 450 日 00 5 6 7 8 ~ 9 0 " 1 セル B4 に「コーヒー」と入力 ",VLOOKIJP( 日 4 $ 64 $ 6.2. FA E ) ) 単価表 コーヒー = 日 4 三 C4 1 売上げ記録表 201 0 / 2 / 1 コーヒー 600 450 日 00 VLOOKUP 関数を使うと、入力される 商品名の単価が自動的に転記される こでは、セル B4 に商品名の「コーヒー」を入力する と、単価一覧表からセル C4 に単価が自動的に転記される ようにしてみます。 159
条件に合う数値を合計する SUMIF なければなりません ( 図 A) 。 確認しながら数値を合計するセルを 1 っ 1 つ指定していか 合計するなら SUM 関数がありますが、これだと商品名を ータを合計したいことがあります。データの数値を単純に 複数の商品を扱っている場合、商品別に毎日の売上げデ 商品ごとの売上けデータを合計する 1 2 3 4 5 6 7 日 9 10 1 1 1 1 1 4 1 5 冒 1 を 1 7 18 1 9 20 SIJM 売上げ記録表 201 0 / 2 / 1 インスタンコーヒー 201 0 / 2 / 1 茶 201 0 / 2 / 2 レ、、 " テ 201 0 / 2 / 2 201 0 / 2 / 2 ンスタントコーヒー 商ロ = SIJM ( D4 + 〔旧 + D9 + DI 2 + DI 4 ) コーヒー コーヒー コーヒー コーヒー 600 450 日 00 450 600 600 450 600 450 600 SUM 関数を使 うと、合計した いセル 1 つ 1 つ を指定しなくて はならない 2010 / 2 / 3 インスタン 2010 / 2 / 3 201 0 / 2 / 3 レッ " テ 201 0 / 2 / 4 インスタン 201 0 / 2 / 4 緑茶 201 0 / 2 / 5 インスタン インスタン 緑茶 レ、、 " テ 33 1 3 1 6 =SUM()4 + + D9 + 01 2 + 第 4 ) 「もっと簡単に、 しかも間違いなく指定した商品名データ のみ合計する方法はないものか・ ・・・」。こんなときには、 SU Ⅶ F 関数を使います。この関数は、合計を求める SUM 関数と、指定した条件が満たされるかどうかを判定する IF 関数の機能を組み合わせたものです。指定した条件が 満たされるデータだけを合計することができます。次ペー ジの図 B では、「インスタントコーヒー」という文字列と 一致する行の個数データを抽出して合計しています。 64
ァータの分析に役立つ関数 4 章 ラ 011 1 営業所別売上げデータ 2 宀業所 4 5 6 4 A 営業所 1 28 000 1 05 000 1 0 日 000 5 日営業所 1 田 000 1 1 6 000 1 20 000 6 C 営業所 98 500 92 000 1 1 0 000 1 1 0 000 日 3 000 1 06 000 9 ベス ワース 1 りっ OÉ】 04 っ 0 ~ 4 ィーヤ 4 第・・ーをイーイー 日 000 「 128000 」が表示される 最下位の売上額を求める ①入力するセルの選択 まず、セル DI 0 を選択します。 ②関数名の入力 「 =SMALL( 」を入力します。 ③順位を調べたいセルの指定 カーソルが「 ( 」の直後にあることを確認して、順位を 調べたい数値のあるセル範囲を指定します。ここでは、セ ル B4 ~ D7 をドラッグします。このとき「 ( 」に続けて 「 B4 : D7 」と表示されます。 SLIM 1 営業所別売上げデータ 2 3 業所名 4 月 5 月 6 月 4 A 営業所 ? 00 1 05 000 1 0 日 00 5 日営業所 ~ 1 〔旧 000 ・ 4 000 120006 6 C 営業所 ~ 9 日 50 92 ・ 1 1 000 ~. 80 1 Q-. ~ 8 9 ベス 1 2BC00 =SMALL()4 D7 10 M 江 ( 配 . 。ュ 1 2 3 =S MALL( 日 4 D7 ①セル D10 を 選択する ②「 =SMALL( 」 を入力する 1 つ」 3 127
数値を比較して順位を付ける 売上額に順位を付ける 各営業所の売上額に順位を付けて成績を評価することが あります。自分で金額を見比べて順位を付けることもでき ますが、件数が多いと手間になります。こんなときは、 RANK 関数を使うと、簡単に間違いなく順位付けできま す ( 図 A) 。 営業所別売上げデータ 2 営業所名 4 月 3 5 月 6 月 キ A 営業所 1 2 日 000 1 05 000 1 08 000 341 000 5 日営業所 1 0 日 000 1 1 6 000 1 20000 344 000 C 営業所 9 日 500 92 000 1 1 0 0 〔旧 300 500 7 D 営業所 110000 日 3 000 1 06 000 299 000 RANK 関数を使うと、 9 金額の順位を表示できる こでは、セル E4 ~ E7 に各営業所の 4 ~ 6 月の売上 額の合計を求めています。この合計値の順位をセル F4 ~ に求めます。 こで使う関 RANK = RANK ( E4 , $ 印 4 ・ $ 7 , 0 ) ランク 特定の数値の、指定したセル範囲 内での順位を表示する RANK = RANK ( 数値 , 範囲 , [ 順序 ]) 0 ・・・順位を調べたい数値が入力されているセルを指定する 0 0 の「数値」を指定したセルを含むセル範囲を指定する ・・・・順位を大きい順で求める場合「 0 」を指定 ( または省略 ) する。 小さい順で求める場合「 1 」を指定する
こんなときは、先ほど説明したように自分で SUM 関数 を入力し、合計したいセル範囲を指定します ( 図 E)O =SLJM()4 日 9 F4 円 ) SUM 1 営業所別売上げ報告 2 3 A 業 72 456 5 日 2 569 6 1 08 34 9 7 52 831 8 42 日 52 3 日 56 =SLM34 日 9 F4 ・ F9 ( 単位 : 千円 ) つ」 4 ー 5 ) 日 - 7 ・ 4 ・ - 5 5 8 1 3 3 - 4 ワ一 1 3 にリ応 0 に ( 0 0 なっ凵 4 ' にリ ( 0 一二 にリ ( 0 5 4 (¯) 2 3 78 81 2 96 553 81 432 62 452 43 452 531 1 2 0 1 2 ~ ( 0 1 《み 4 に 6 「 7 ~ 「 =SUM(B4:B9,F4:F9) 」を入力し、 Enter ! 日 1 3 告 報 上 売 別 所 営 < ( 単位 : 千円 ) 78 81 2 96 553 81 432 62 452 43 452 53112 5 5 8 1 3 3 1 3 9 5 5 5 ( 0 っこ ( 0 4 ・ LO ( 0 5 に ( 0 LD 4 に 0 つ」 ( 0 1 ・つ凵つ」 っ 4 1 ワ一つ」 0 1 2 ( 0 4 ・ 1 の」 ( り 0 1 2 10 ?19 15 A 営業所と B 営業所の上半期 17 の売上金額が表示される 7 75 34
④「 , 」の入力 引数の区切りを意味する「 , 」を入力します。 ⑤③の条件が満たされるときに表示する結果の指定 「 " " 」を入力します。ーこには、③の条件が満たされると きに表示する結果を指定します。 ⑥「 , 」の入力 引数の区切りを意味する「 , 」を入力します。この後に 続く条件が満たされないときに表示する結果は、すでに入 力されている VLOOKUP 関数となります。 を VLOOKU 日 4. $ G $ 4 $H$6,2. FALSE) AVERAG E 単価表 1 売上げ記録表 2 個数売上ー [ 面高第 ] : 3 62 FALSE) ' VLOOKlJP(84,$G$4 4 450 5 紅茶 日 00 6 7 9 = IF ( 日 4 三 ー -- - ⑥「 , 」を入力する ニ IF ( 日 4 = ' 201 0 / 2 / 1 4 1 0 三 3 ・ 4 「 LC3; 6 マ点 0 い 0 5 ⑦ D 」の入力 カーソルを「 FALSE) 」の直後に移動して、「 ) 」を入力 します。こまでで数式は、 「 =IF(B4='"',"",VLOOKUP(B4,$G$4:$H$6,2,FALSE)) 」 となります。 ⑧キーを押して確定 最後にキーを押すと入力が完了します。セル C4 に 表示されていた「 #N/A 」が空白になります。 168
2 章必ず押さえておきたい基本の関数 = SU Ⅵ日 4 旧 9 F4 円 ) SUM 報 上 所 業 営 < ラ をる 曰入 レを ( 単位 : 千円 ) 第 78 1 2 96 553 81 432 62 452 43 452 5311 2 冖 1 2 3 4 5 6 ロ 0 5 6 5 4 8 ( 0 , ー Ln 0 こっ凵 つ」イーワ一 ロ 0 に 0 7 ・ 9 つ」 1 ー Ln 0 リ 7 ー・ 4 ・ 5 5 〔 0 1 っ凵っ凵 っ凵ロノ ) LO CO のこ CO 4 ・ロ 0 ( 0 72 456 日 2 569 1 田 34 52 831 42 852 38 256 期言 =SlJM()4 日 9 F4 ・ 1 2 3 4 5 6 0 1 2 4 7 Enter 日 1 3 1 営業所別売上げ報告 2 3 A 営業所 5 2 6 3 プ 4 0 5 6 ( 単位 : 千円 ) 日業所 52 1 00 1 月 51 265 2 72215 3 92156 4 1 02 325 5 99 34 6 月月 ロ 1 ・つ凵っ凵 1 ・つ凵 LO LO 5 っ凵つ」っ凵・ LO ( 0 72 456 7 82 569 8 108234 9 52 日 31 42 日 52 1 1 3 日 56 1 2 5 7 日日 1 2 96 553 81 432 62 452 43 452 53112 0 1 2 A 営業所と B 営業所の上半期 の売上金額が表示される
⑩ D 」の入力 これで引数の指定がすべて完了しましたので「 ) 」を入 力します。 ⑩キーを押して確定 最後にキーを押すと入力が完了します。 =VLOOKIJP(842$G$4 $ H $ 62 FALSE) AVERAGE G 1 売上げ記録表 2 3 4 201 0 / 2 / 1 5 6 7 8 9 1 0 1 2 1 3 1 5 1 6 H O 「 ) 」を入力する 1 を一三一 個売上げ 商品名単価 =VLOOKlJP()4 G $ 4 $ H $ 2 FALS 600 450 紅茶 日 00 12 lEnter セル C4 には、エラー値である「 #N/A 」が表示されま す。これは、セル B4 にまだ何も入力されていないため、 単価一覧表に一致するデータがないと判断され、先ほど指 定した「 FALSE 」の対処方法が実行されていることを意 味します。 05 単価表 コーヒー 驀茶 「 # N / A 」が表示される を 売上げ記録表 2 201 0 / 2 / 1 4 単価 600 450 日 00 0 ( 7 0 N/A O 1 。ワ 1 っ 4 164
数値の端数をり捨て ROUNDDOWN の処理を行うには ROUNDDOWN 関数を使います。 場合、通常、端数を切り捨てる処理をします。 ExceI でこ られません。このように、金額に 1 円未満の端数が生じる たままの売値で、売上げ計算をしても正しい売上額は求め し、実際の数値は端数がある状態のままです。端数が生じ 表示され見かけ上は端数が表示されなくなります。しか き、セルの表示形式を「通貨」に変更すると、「¥ 478 」と す。しかし、大抵は 1 円未満に端数が生じます。このと 定価や割引率によっては、端数が生じないこともありま は「 478.4 」となり、小数点以下に端数「 0.4 」が生じます。 「 520 x 0.92 」という掛け算をします。すると、計算結果 う。 8 % 引きは「定価 x 0.92 」と計算すればよいので、 す。この場合の売値を求めるにはどうしたらよいでしよ たとえば、定価 520 円の商品を 8 % 引きで売るとしま しで使う関数 ラウンドダウン ROUN ロロ 0W2 指定した桁で切り捨てる =ROUNDDOWN( 数値 ,桁数 ) 0 0 0 ・数値または数値を入力したセルを指定する 0 ・・切り捨てる桁数を指定する。「 0 」を指定すると小数点以下が 切り捨てられ、一の位まで表示される ( 「 1 」を指定すると小 数点第 2 位以下の数値が切り捨てられる。逆に「一 1 」を指定 すると一の位の数値が切り捨てられる ) 38