生命活動 - みる会図書館


検索対象: 図解雑学気の科学
50件見つかりました。

1. 図解雑学気の科学

先天の気と後天の気 ~ 生命力を生み出す源 ~ 「気」には、先天の気と後天の気がある。さらに 先天の気は せいき てんき 気」に分けられている。 先天の気は、人体の生命活動を推進する基礎的動力となるもので ある。そして「精気」は、新生児に備わっている「元精」であり、 これは人体の形成、成長、発育をするための基礎となるものである。 また、人体の生命活動の原動力と言える大切なものである。これに ぼたい 対して「元気」は、母胎内で流れていた気であり、母胎内にいる間 に獲得したものである。そしてこの「元気」は、人体が発育、成長 するための礎となるものである。 後天の気は、人体の生命活動を維持するための物質的源泉、つま り、生後に体外から取り入れるエネルギーである。東洋医学では、 空気も食べ物もすべてが気から構成され、これらを体内に取り込み、 生命力を生み出していると考えられている。 「天気」は、天空の気、すなわち空気のことである。人が呼吸に より体内に取り込む気で、「呼吸の気」と呼ばれる。「地気」は、飲 食物を口から取り入れ、消化・吸収作用により得られるエネルギー すいこく えし、え であり、「水穀の気」「栄衛の気」と呼ばれる。そして「陽気」は、 けいらく 「経絡の気」とも呼ばれるもので、「元気」が気の通路である経絡 ( 122 ページ参照 ) に散布されたものである。 先天の気と後天の気は相互に作用しあい、人体の生命活動の源で ある「真気」を構成している。そして、この「真気」は身体中のす みずみまでゆき渡る「エネルギー」のようなものなのだ。 1 02 げんき 4 気と経穴の関係 いしづえ しんき

2. 図解雑学気の科学

生命活動の原動力 先天の気 親から受け継いだ、生まれながら備わっているエネルギー せいき き気 元 精気 新生児に備わっ ている、生命活 動の原動力。 たいない 母親の胎内で 母体から受け 取った、発育 の基礎。 後天の気 生まれたあとに、生活のなかで取り入れていくエネルギー てんき 天気 空気のこと。人 間は呼吸によっ て体内に取り込 む。 地気 食物の栄養の こと。飲食によ って取り入れ、 消化作用によっ てエネルギーと なる。 先天の気後天の気が互いに作用しあって、生命活動の源 しんき である真気を作り出す。 1 03

3. 図解雑学気の科学

宇宙・自然を構成する生命力 自然界や人間はすべて「気」によって構成され、気の作用によっ て活動していると考えられている。 生命維持に必要な「血」は、 0 気の作用によって体全体へゆ き渡るとされる。 ごぎよう 五行 いんよう 陽陰陽 こんとん 宇宙ははじめ混沌の状態から 陰・陽の 2 つの気が派生し、そ れらが交合して、地上に 5 つの 気が生じたとされる。 宇宙の気 血・気のもと となる飲食物 血は胃で 作られる

4. 図解雑学気の科学

気の科学 図解雑学 エネルギーなのです。 「気」は完全に正体が明らかになっていない、無限の可能性を秘めた 科学、その他の分野で有効利川する試みも行なわれています。 また、「気」は自然界の至る所に存在しており、この「気」を集めて、医学、 を行なったり特異効能を発揮したりすることも可能なのです。 「気」をコントロールできれば、心身の健康を保ち、さらには、病気の治蹴 なものなのです。 ところが「気」はすべての人間の体内に流れている、生命活動に不可欠 のような存在とみなされていました。 「気」は長い間、特別な能力を持つ気功師たけが操ることのできる、魔法

5. 図解雑学気の科学

声が能力を 引き出す ? ~ 気合を入れるための手段 ~ 人は自分自身の肉体を守るために、自身の能力の範囲内で行動す る。 1 0 キログラムの荷物しか持っことができない人は、 20 キロの 荷物を持とうとはしないだろう。もし自己の能力を超えた活動をす れば肉体に大きなダメージを与え、生命の危機を招くからである。 しかし、自己の能力を超えた活動をしようとする人も少なからず いる。 ウェイトリフティングの選手がバーベルを頭上に持ち上げるとき に、大きな声を出すことがある。これは日常生活の行動とは異なり、 肉体の持つ限界を超えようとする行為にほかならない。その力を与 えているのが「声」だ。大きな声を出すことにより自身の持てる能 力を最大限に引き出そうとしているのである。その声が大きければ 大きいほど、気合が入っているほど、より大きな能力を引き出せる のである。 声を出すことの意味は普通の人にもある。 何かをしようとするとき、無意識に声を出してしまうことがある。 たとえば荷物を持ち上げたり椅子から立ち上がるときに「よいしよ」 と、思わず声を出して恥ずかしい思いをしたことがある人も少なか らずいるはずだ。それではなぜ声が出てしまうのか。 人が重い荷物を持ち上げるときや、年をとり身体の筋肉が衰えて いる老人が立ち上がるときに「よいしよ」と声を出すのは、「これ から荷物を持ち上げますよ」「立ち上がりますよ」と自分自身にロ い聞かせているのである。つまり、脳からの信号を肉体に伝える手 段には、神経以外の力も働いているのである。 「気」とは何か

6. 図解雑学気の科学

「気」から「血」が 作られる ~ 気と血の生成・消費のシステム ~ 東洋医学では、「気」と「血」は非常に密接な関係にあり、「気」 がなくては「血」は存在しないと考えられている。「気」は生きて いくために必要なエネルギーであり、「血」はエネルギーを得るた とどこお めに必要な養分なのである。また、気の流れが滞ると、血液の流れ も滞ると考えられている。 せいび 東洋医学では、飲食物 ( 水 ) の中にある栄養物質を精微物質と 言い、これらが気を作るために必要なエネルギーであると考えられ ている。人は、飲食物を口から摂取し、それらを胃で消化して精微 物質として吸収し、精微物質を胃から気の生成場所である肺へと運 うんか んでいる。これら一連の作用を「運化作用」と呼んでいる。 精微物質は、運化作用によって外界の大気が充満している肺に送 で大気と混ぜ合わされて、人体の生命活動を推進するた られ、こ めに必要なエネルギーである気が作られる。また、肺で作られた気 は心 ( 心臓 ) へと運ばれ、この心で気が変化し、血が作られるので ある。そして、気は肺の力によって、血は肺の協力を得た心の作用 により、身体のすみずみに送り届けられていくのである。つまり、 気と血 ( 気血 ) の運搬の機能を、肺と心の作用に振り分けて考えて いるのである。 体内で作られた気血のうち、余った分は体内に蓄えられる。「気」 かん は腎 ( 腎臓 ) に「精」という形で貯蔵され、「血」は肝 ( 肝臓 ) に 蓄えられる。そして、気血の生成能力が何らかの原因で低下し、気 血が不足したときには、貯蔵してあるものを利用するのである。 4 気と経穴の関係 104

7. 図解雑学気の科学

自律神経とは どのようなものか ~ 交感神経と副交感神経 ~ じりつしんけい へいかっきん 自律神経とは、内臓や血管、平滑筋など、自らの意思とは関わり なく働く組織に分布している神経系の総称であり、循環、呼吸、代 謝などの生命活動に欠くことのできない、大切な働きを調整する役 割を持っている。 しんばくすう たとえば、運動により必要とする酸素量が増えると、心拍数や呼 吸数が増加する。そして、肺から血液に取り入れられた酸素は、血 液によって身体のすみずみまで送り届けられる。また、気温の変化 ぼうちょう に対応するために、血管を膨張させたり、また逆に収縮させたり することで体温調節を行なう。このように、さまざまな刺激に対応 するために身体を調整しているのが自律神経であり、この自律神経 こうかんしんけい は、交感神経と副交感神経の 2 つから成り立っている。 交感神経は、主に緊張や興奮状態のときに機能する神経系で、交 感神経が機能すると心拍数や血圧、呼吸数の増加、発汗、胃腸の働 きが抑制されるなどの変化が見られる。また、副交感神経は平常時 や心身ともにリラックスしているときに機能する神経系で、副交感 神経が活発に機能するときは、心拍数や血圧、呼吸数の減少、胃腸 の働きが活発になるなどの変化が見られる。 交感神経と副交感神経のいずれかの働きが活発になりすぎると、 心身や各臓器にさまざまな症状が現れる。この状態を自律神経のバ どうき ランスが崩れていると言い、イライラや動悸、不眠などの症状が現 れる。自律神経のバランスが崩れる原因にはさまざまなものがある が、気のバランスが崩れた場合にも、自律神経に異常を来すことが あるのである。 6 気をコントロールする

8. 図解雑学気の科学

リラックス状態になる しゅうはすう 気を発すると、表皮に周波数 約 8 ヘルツの振動が起こる。 8 ヘルツの周波数は、人がや すらぎを感じているときに発す る脳波の周波数と同じ。 きようしん 地球や人体の共振周波数も約 8 ヘルツと言われる。これらに相関関係 はあるのだろうか。 人間の脳波 波 5 0 ( デルタ ) ( シータ ) ( アルファ ) 波 波 40 周波数 ( ヘルツ ) 13 4 8 やすらぎ うとうと 深い眠り を感じて についた 眠りかけ ときの脳 たときの いるとき 波 脳波 の脳波 また、気を発しているときは、アルファ波、シータ波の脳波を発する。つまり、 気を発しているときは、身体も脳もリラックスした状態になっていると言える。 0 身体が活動し、脳が活 発に働いているときの 脳波

9. 図解雑学気の科学

東洋医学で考え られている「気」とは ~ 生きていく上で不可欠な物質 ~ 東洋医学 ( 中国医学 ) では、天 ( 自然界 = 大宇宙 ) があり、人 ( 小宇宙 ) はその一部である。そして、「天地自然の法則にのっとっ てんじゅまっと てんじんごういつ ていれば、健康で天寿を全うできる」という天人合ー思想があった。 この思想のなかで、自然や人を構成する物質的基礎として気の存 在が考えられた。この気は「人体を構成し、生命を育む上で欠くこ とのできない、非常に大きな運動力を持つきわめて小さな物質であ る」と定義され、この気のエネルギーが、人体をはじめ、自然界や 物質などの、さまざまなものに影響を与えていると考えられている。 ごぎよう いんよう そして気は、陰陽、五行 ( 106 ページ参照 ) に分化され、それぞれ に機能があり、自然界のすべての事象や人の心も、気の作用の結果 として説明されているのである。 そして東洋医学では、身体の栄養や燃料になる「血」が人間の生 命を維持するために必要とされる。これは西洋医学で言う血液やそ ぶんびつぶつ の他の分泌物にあたるもので、飲食物をとることによって体内で作 じゅんかん られる。この「血」は気の作用により血管の中を全身に渡って循環 し、生命を維持しているのである。 東洋医学では、体内の気の流れが乱れると、陰陽や五行、そして 生命を維持するために必要な血の流れに影響を与え、病になると考 えられた。このため、気のバランスをいかに保つかが、人を健康に することにつながると考えられているのである。そして、この気の はりきゅう バランスをとるために考えられたのが鍼や灸、漢方を使った治療法 しせんちゅりよく であり、また自然治癒力を高め、バランスを崩さないために、太 きよくけん 極拳などの気功が行なわれているのである。 100 はぐく

10. 図解雑学気の科学

正気の力が弱くなったときに体に侵入 し、発病するとされる。 ・十ニ正経 体の臓腑、頭部、胴体、手足の全 坙るも ? 暑本 ! 察の絡本 聴経。洋盟本腸響陽明経「本隝 脾経吟ド・本太を 第賢群律経莎鵐三 焦経・少陽胆経・厥陰肝経。 6 系統ず つ、陰と陽に分かれている。 しんきゅうちりよう ・鍼灸治療 古代中国で発達した皮膚刺激療法。 鍼治療は、金属性の細い鍼を皮膚に刺 すことにより、灸治療は、皮膚の上で もぐさを燃やすことにより、経穴に刺 激を与え、病気の治療を行なう。 せいき ・正気 病気を防いで、体を健康な状態に保 とうとする気。正気が弱くなると抵抗 力が弱くなり、邪気が体に侵入し、病 気になるとされる。 せんてん ・先天の気 親から受け継いだ、生まれながらに 各人に備わっている生命エネルギー 0 腎にたくわえられ、必要に応じて各臓 腑に供給される。 ・テレバシー 言語やその他の感覚によらずに、他 人の思考や感覚を知覚すること。 とうし ・透視 普通の感覚、五感によらずに、障壁 で隔てたところにある物や物理現象を 知覚すること。 じゅうにせいけい はり きゅう 204 ないき ・内気 人間の体の中を循環している気。自 己治療のために内気を強化するには、 意識や呼吸、体の動きを調整して体内 に気を充満させ、全身の気のバランス をとる内気功が有効である。 のうは ・脳波 脳から絶えず発生している電流を目 に見えるように形に表したもの。脳が 活発に活動しているときはべータ波、 リラックスしているときはアルファ 波、うとうとしているときはシータ波 になる。気を発するときには、アルフ ア波とシータ波の間の状態になる。 ・ P K(Psychokinesis) 実際に手を触れずに、物体に力学的 作用をおよほす能力。力によらずに、 強く念じることによってスプーンを曲 げてしまう能力は PK の一種。 へんさ ・偏差 気功の訓練を、間違った方法で行な ったり、やりすぎたりすることによっ て表れる副作用。めまいや立ちくらみ のほか、幻覚が現れることもある。 へんせいいしきじようたい ・変性意識状態 意識と無意識の間の状態。心身とも にリラックスし、脳からはアルファ波 の脳波が出る。この状態にあるとき、 もっとも気が出やすいとされる。 りくいん ・六淫 ふうかん しっそう 風・寒・暑・湿・燥・火の 6 つの自 ろっき 然気象は、ふだんは六気と呼ばれる。 これらが人体の適応能力を超えて作用 したとき、またはそれらに対して人体 の抵抗力が低下したとき、病気の原因 となり、六淫と呼ばれる。 ビーケイ