ん す き な 糖お と え ば 下 水 や み 箱眥り を か ぎ ま わ る と 種ど オよ の で し た よ っ す る 町 じ ゆ カゝ り だ っ た の ナ ん カゝ が あ ば ま や た け な わ と っ と き は カゝ な ら す、 い ・つ も そ し た し ま し お を た ゅ ち っ ょ し と ん・ さ 巡れ お や ん さ 屋や 便で 郵す し し ま に 場 の の た、 オよ、 で し た ェ ア ァ ノレ 1 と レ ト リ ヴ の 半 分 半 分 の 雑る で し た が 両 方 の わ る と ろ ア ン ド リ の と く こ親 し 友 だ ち は あ り ふ れ て い ろ で な く て 近 の も の 小 さ な お 石少さ さ ん な と い っ て よ ば る の を 友 ち に き カゝ れ な い よ っ に す る の で し た て ラ ク さ ん , 0 こ わ た し の か わ い 子 と カゝ わ た し の だ い す な 子 と か わ た し の の す そ で ア ン リ 顔 を あ カゝ ら め て そ い で 家 の な か か あ が り ま す そ し 1 ク お ば さ ん が 出 て て オ三 し、 て オも て ゆ か れ る っ な は ず カゝ し い 思 い を す る と な る ・そ・ っ れ も ち . ろ ア ン リ 1 は 家 に は ら な わ け に は ゆ き ま せ ん で な け れ ば つ し よ に る ん じ や ま よ ア ン ド リ ア リ お は り 子 ら そ ん な や ら し の、 ら、 犬 と な 尸 で よ ば れ ま し た 笑な。 た 話 を カゝ わ す と で き る カゝ ら で カゝ お ば ん み る な ら ず 大 72 に す わ て 友 ち の と を な が め て し、 る し そ す ば と あ り
ざっし 十六、七のころから、新聞や雑誌に詩やお話を書いていますが、一方、ロシア・ ハレーをや げき ぶたい っていたこともあり、また、数年間は、シェイクスピアの劇に出て、舞台をふんでいたことも あります。メアリー・ ポビンズを書いたころからは、ずっと、詩や子どもの本を書いて、作家 としての生活をしているわけです。 メアリ 1 ・ ポピンズとバンクスさんの子どもたちの話は、まだ、このあとにも本になって出 ン ています。西風にのって、とんでいってしまったメアリー・ ポピンズがも、ついちど、 クスさんのところへもどってくる、『帰ってきたメアリー・ ポビンズ』 (Mary Poppins Comes まど かげ とびら Back) が、一九三五年に、そして最後に、子ども部屋の窓ガラスのなかに影のようにみえる扉 ぼうけん をあけて出ていってしまうまでの、いろいろな冒険を書いた、『とびらをあけるメアリー・ ほうもん ビンズ』 (Mary Poppins Opens the Door) が、一九四三年に出ていますし、また、三回の訪問 のあいだに起こったできごとで、まえの本のなかに書いてなかったものを集めた、『公園のメ しゆっぱん 丿ー・ポピンズ』 (Mary Poppins in the Park) が、一九五二年に、出版されています。メア さっ リー・ポピンズの本は、いちおう、以上の四冊なのですが、そのあとで、すこし変わった本が 出ています。それは、『メアリー・ポピンズ からまで』 (Mary Poppins from A 秤 0 Z) と しゆっぱん いう本で、一九六二年に出版されたのですが、五十何ページかのちいさな本のうち、半分は絵 281
「どうやってきたの ? 」と、ジ = インがききました。「風に乗ってきたように見えたけど。」 「そ、つです。」と、メアリ 1 ・ポピンズは、みじかく 、ました。そして、マフラーを首か ばうし らとり、帽子をぬいで、それをベッドの柱にかけました。 それつきり、メアリー・ ポビンズはなにもいいそうもないしーーなんども鼻をならすだけで 、ゞ、ヾックをあ ジ = インも、また、だまってしまいました。しかし、メアリー・ポビンスカノ けようとして身をかがめたとき、マイケルは、だまっていられなくなりました。 「なんておかしなバッグなんだろう ! 」といって、指でちょっと、つまんでみました。 あな 「じゅうたんです。」と、メアリー・ ポピンズはいって、かぎをかぎ穴にあてました。 「じゅうたんを入れて運ぶの ? 」 いえ。で、できてるんです。」 「ああ、そうなの。」と、マイケルはいい なかったのです。 そのあいだに、、、ハッグがあきました。ところが、それが、ぜんぜんからっぽなのを見て、ジ ェインとマイケルは、すっかり、びつくりしてしまいました。 「まあ。」と、ジェインカしも ゞ、、ました。「なんにもはいってないわ ! 」 ましたが、ほんとのところは、はっきりはわから
「ふたごの子どもたちです。」 メアリー・ ポピンズは、みんなを、じっと見ました。じゅんじゅんに、ひとりずつ見てゆき ながら、すきになろうか、なるまいかと、心をきめようとしているふうでした。 「ぼくらでいいですか ? 」と、マイケルがいいました。 「マイケル、つまらないことをいうんじゃありません。」と、おかあさん力 メアリー・ポビンズは、なお、四人の子どもたちを、つぎつぎに、じっと見ていましたが、 やがて、やっと決心がついたというように、フフンと大きく鼻で息をして、いいました。 「おひきうけしました。」 「それこそ、まるで、」と、あとで、 ました。「わたしたちに ンクス夫人が、ご主人にい、 とって、たいへん名誉になるとでもいうようでしたよ。」 「きっと、そうなんだろうさ。」と、 ハンクスさんはいって、読んでいた新聞の横から、ちょ っとのあいだ鼻をのぞかせていましたが、すぐまた、ひっこめました。 ジェインとマイケルは、おかあさんがいってしまうと、メアリー・ポビンズのほうに近よっ ていきました。メアリ 1 ・ポピンズは、じっと柱のように立ったまま、両手を前に組んでいま した。 ふじん ゞ、、ました。
たしかにお客さんも、 ハンクス夫人につづいて二階へあがってきたのです。しかし、びどく 変わったやりかたでした。大きなバッグを両手にかかえると、階段の手すりのうえを、上のほ うへ、すうっとすべりあがったのです。そして、バ ンクス夫人といっしょに二階につきました。 こんなできごとは、ジェインとマイケルの知っているかぎり、けっしておこったことがないの です。下へ、というなら、なんでもありません。ふたりともよくやることです。だけど、上へ あな なんてーーとんでもない ! 子どもたちは、この、はじめてのふしぎなお客さんを、穴のあく ほど見つめました。 「さあ、これですっかり、きまりましたわね。」と、おかあさんがほっとしたようにい、 「ええ、わたくしのほうでいやになるまでは。」と、お客さんはいって、大きな赤と白のさ らさのハンカチをだして鼻をふきました。 「おやおや、あなたがたは、」と、 ンクス夫人は、はじめて、子どもたちのいるのに気が ついていいました。「そこで、なにをしているのです。このかたが、これから、あなたがたの めんどうをみてくださるメア リー・ポビンズです。ジェイン、マイケル ! こんにちは、をお っしゃい。それから、これが」 と、べッドにねている赤んばうたちを指さしながら ふじん ふじん ふじん 力い 4 」ん
「保証人のことでしたら、わたくしは、けっして申しあげないことにしています。」と、あ いての人が、きつばりいったので、 ノ ンクス夫人はびつくりして、 「でも、あたりまえのことではないのですか ? 」といし 、ました。「つまり だれもふつう、 そうすると思うのですが。」 きゅうしき 「たいへん旧式な考えです、わたくしの考えますのに。」というきつい声が、ジ = インとマ きゅうしき イケルにきこえました。「たいへん旧式です。時代おくれ、と申してもよろしいでしよう。」 ふじん きゅうしぎ ところで、 ハンクス夫人の一ばんきらいなことは、旧式だと思われることでした。りくっぬ 、がまんができないのです。そこで、すぐ、 いました。 「それなら、けっこうです。まあ、そんなこと、 ことにしましよ、つ。ただ、もしや、あ なたのほうでーーそう ご希望かもしれないと思って。二階へまいりましよう。子ども部屋 かいだん は上です・ーー」そうして、バ ンクス夫人は、さきに立って階段のほうへゆきました。そして、 ねっちゅう そのまも、休みなく話をつづけていましたが、あんまり熱中していて、うしろでどんなことが おこったか、ちっとも気がっきませんでした。しかし、ジ = インとマイケルは、階段のあがり ばなから見おろしていたのですから、ここで、お客さんがやってのけた、とてつもないことを すっかり見とどけてしまいました。 ほしようにん きぼう ふじん ふじん 力いだん
ちよきんばこ ときには、ジ = インやマイケルに、貯金箱に入れなさいといって、すこし分けてくれることも はさん 、ます。そうすると、子ど ありますが、くれないときには、いつも、「銀行は破産だよ。」とい もたちは、きようは、あんまりお金ができなかったな、と田 5 うのです。 おうせつま ところで、バ ンクスさんが黒いかばんをもって出てゆくと、おくさんは応接間にひきこもっ だいしきゅう て、一日じゅう手紙を書いていました。子どもたちのせわをする人を、大至急よこしてくれる ようにと、ほうばうの新聞社にあてて書いたのです。いつほう、二階の子ども部屋では、ジ = インとマイケルが、どんな人がくるだろうと思いながら、窓から外を見はっていました。子ど もたちは、ケティ 1 ばあやがいってしまって、大よろこびだったのです。ふたりは、はじめか せん ら、ケティーがきらいでした。年よりで、ふとっていて、そして煎じぐすりのにおいがしたか たとえ、ず らです。どんな人がきたって、ケティ 1 ばあやよりはましだろうと思いました P . し というわけにはゆかなくても。 タがたになって、公園もほの暗くなるころ、ブリルばあやとエレンがあがってきて、ふたり にごはんをたべさせて、ふたごをお風呂にいれました。ジ = インとマイケルは、晩ごはんのあ まど と、窓のところにすわって、 ノンクスさんが帰ってくるだろうと外を見ていました。そして、 通りの桜の木の、葉のない枝を吹きぬける、東風の音をきいていました。うすあかりのなかで、 さくら えだふ ふろ まど ばん
は旗ざおが立っているし、屋根の上 ばうえんぎよう には、望遠鏡のかたちをした、金色 に光る風見がついていました。 ンクスさ 「ほら。」といって、 んは、いそいで首をひっこめました。 ていと ~ 、 ぼうえんきよう 「提督のとこの望遠鏡は、東風オ ほね 思ったとおりだ。骨まで凍りそうだ。 外とうを二つ着よう。」 それから、 ノ ンクスさんは、おく さんの鼻のよこに気のないキスをすると、子どもたちに手をふ「て、シティー ~ 出かけてゆき ました。 さて、シティーとい、つのは、ヾ , ンクスさんが、毎日、ゆくところですーーーもちろん、日曜と つくえ 定休日はありますが。そこへゆくと、 ( ンクスさんは、大きな机のまえの大きないすにすわっ はたら 、リンク、、 てお金を作るのです。一日じゅう働いて、ペニーや、ン 1 フ・クラウン、三ペンス ぎんか の、銅貨や銀貨を作りだすのです。帰りには、それを小さな黒いかばんにつめても「てきます。 どうか はた ノ こお
1 トソン・アイに、だまって出ていってもらいたいもんだ。また、くつを片いつぼうだけみが いて、もう一つのほうは、ほったらかしだ。まるで、ふつりあいじゃないか。」 「そんなこと、どうでもいいじゃありませんか。」と、おくさんがつづけました。「それより ケティーばあやのことを、どうしたらいいのか、きかしてくださいません ? 」 ンクスさんが答えまし 「消えてなくなったものを、どうしようもないじゃないか。」と、 た。「もし、おれだったら いや、わたしだったらーーそうね、だれかにたのんでモーニン ンクスーーーおか グ新聞にだしてもらうね。ジェインと、マイケルと、ジョンと、 あさんのことはいわなくても、 カーーそういう子どもたちのせわ役に、だれか、一ばん安く だいしきゅう しがんしゃ て一ばん上等な人が大至急ほしいといってね。そうすれば、志願者がぞくぞくと門の前につめ まわ かけるよ。交通はとまるし、お巡りさんにはやっかいをかけるし、一シリングも進呈しなけり ゃならないとなれば、さぞ腹もたっことだろう。さて、出かけるよ。ホウ、なんて寒いんだろ ほっきよく う。まるで北極だ。風はどっちかな。」 ていとく ンクスさんは、そ、つ いいながら、窓から首をだして、通りのさきの角にある、プーム提督 さくらまちどお の家のほうをながめました。ブーム提督の家は、桜町通りで一ばん大きな家でした。しかも、 じまん、、 まるで一そうの船のようなかたちに建っているので、通りの人たちの自慢のたねでした。庭に ていと , 、 まど ノ ノ ノ しんてい
ばん 人のバンクスさんは、りつばできれいな住みよい家と、四人の子どもと、どっちがいいかと、 おくさんにきいたことがあるのです。両方にしてあげたいけど、そうはゆかないからです。 ンクスさんのおくさんは、しばらく考えていましたが、こう、きめました。ジ = イン ( こ の子が一ばん上 ) 、マイケル ( つぎで男の子 ) 、それからジョンとバ ハラ ( これは一ばん下のふ たごです ) 、家よりもこういう子どもたちのほうが 、と、うのです。そこで、話はきまりま さくらまちどお り・トう・わ・ した。そうして、、、 ( ンクスさんの一家は、桜町通り十七番地に住むようになったのです。料理 しば 番はプリルばあやで、食卓の用意をする役はエレン、そして、もうひとり、芝を刈ったり、ほ うちょうをといだり、くつをみがいたりするほかに、ヾ ンクスさんのことばによると、「時間 ぎゅうきん つぶしをしてお給金のただ取り」をする、ロヾ 、、ゝ、つしょこ、ます - トソン・アイカ もっとも、この人たちのほかに、子どものせわをするケティ 1 ばあやがいたのですが、ほん しかく とは、この本のなかに出てくる資格はないのです。どうしてかというと、ケティーが 十七番地 の家からいなくなったところから、このお話がはじまるのですから。 「なんのことわりもなしに、だまっていってしまうなんて。だけど、、つこ、、。 でしよ、つ。」と 、ました。 ンクス夫人がい こうこく 「広告がいいだろう。」と、 ンクスさんは、くつをはきながら . し ノ しよくたく ふじん 、、ました。「いっそ、ロ とうしたら ノ