また、まれには 荒れ地の住人とを′を 根茎類などの 交換も行われた。 気がつくと 私たちは いつの間にか 荒れ地で 生活していた 帰るとは どこへてす ? 自分の家へさ。 一一一一私たちは遭難 したんだろう みんなは 一帰る気は ないのかね ? 遭難 ? 車が 止まったのて 回リ道をして いるだけてす どこへ ? 着くの かね ? わかリません 私は道を 知らないのて : マークマーク へだよ , 誰が道を 知ってるん だね ? 多分 運転手て ては運転手に 訊いてきて ′、れないカ ? 089 遠い国から [ 第四信 ] 荒れ地にて
モボクがおれの 本来のおれの夢って、ニ一 どんな夢だろうと : おれはある日、 おまえと同じことを 考えたんだ。 そんなことは 考えないことだ。 ど、つして ? おれも昔、自分の モボクを持っていた。 ずうっと遠くの いくつもク壁を越えた 別の世界てだ どんな夢 だったの ? 子供の頃の 夢だった。 お袋のモボクに いた時の・ 1 、そこて、おれはある夜 ~ 樹液を飲まずに モボクから離れて ひとりて寝た。 そして自分の夢を見た。 だが、おれは ? てれか、ら 病みつきになった。 自分の夢を 一ゝ / / 見ることに : 植物の見る夢なんか 見たくなくなった。 おれのモボクは どんどん 枯れていって : ・ そして : おれが。壁。を越える ) 一 夢を見た夜に、 ついに完全に枯れて ( 一 しまったんだ。 おれはモボクを 失ってスドラに身を 落としたばかリてなく、 狂人とみなされた。 わざわざ自分のモボクを一 9 枯らしたんだからな :
レク ( 聞いたか、 最近来たスドラが ムーラの近くに り屋をかけたそうだ。 ムーラも 嫌だろう みんなて行って よそへ追い払うか スドラは = どんな夢を一一 ) 見るの ? 自分の夢だ。 それがな : どうもムーラのやっ そのスドラに ッ′ , ハターやパンを分けて第 ~ やっているらしい スドラも地ネズミ などを獲っては 運んているそうだ。 . ご本当か 技術スドラても ) ないのに ? 自分の夢って どんな夢だろう。 あたしはモボクの 夢しか見たことが ※技術スドラ = 陶芸や鍛冶などの専門技術を持ったスドラ。 数が限定され、ほとんど世襲制である。 1 18
モボクが 枯れてるぞ 自分の夢を 見たわ。 季壁を越える 夢を : ・ の ノ第 / ソンドクが みなを けしかけたのよ ! おれの小屋だ , もちろん , やつばリ ここもか・ 一緒に ~ ′、か ? ・ 130
渡分お考 よ基違大 こよ多 い っ断れえ う本いな らのう分 な的はリーてさはて な世な きれいも 世にあ小 い界人 れ ーたたくみ 界はつな のて間 の が世つろ だ似てリ だはは ったも ろ をの た う しおッ隠壟新そ ままーすしれ っえラよをい以 たにイう越世来 が見ににえ界お彡 なら来したへれ 三れたてこ行は : て時きとっ はたはて い」、つして ? ・ 誰もてきなかった ことをしたのに とい、つ一】とは、 かってはみんな ク壁を越えて ・ ( 一行き来することが てきたという 一 ) レ」じゃないか ? ・ てなければ、こんなに 似た世界がいくつも てきるわけがない。 あんたと 会ってから あたし夢が 変わったの : ・ おまえも 自分の夢など 見たがらない ことだ ど、つした ? 今まて見たことも ない夢なのよ もしかした、ら 自分の夢が混じって いるのかも : ? て、つかも しれない・ 樹液も飲んているし モボクの下て 寝ているけれど、 いつもの夢が途中から 少し変わるの : ・ ッ′召ノ・ 121 [ 追伸 ] 夢の木の下で
むに / みノ 男はあまり もの持ちで なかったらしい 全財産の ガラクタか つまれても 板はまだ 落ちない 男の顔は屈辱に ゆがんでいた。 思いかけないことが 起こった。 罪人の家内は そばにあった 石をつかむと、 / イク - ク - 彡ノ当 2 プ 九歳になる 自分の息子を 打ち殺したのだ。 に / ク イ 024
ムーラは朝日と共に 目を覚ますと、まず ほかのツーライ人たちと 同じ大事な仕事をする / ′ノと 一般的なツーライ人は ひとりが一本のモボクの 木を持ち、それに 依存して生活している イ / 0 / この大きな植物、 ( 「「 モボクが夜の間に 出した樹液を 集めることだ。 ~ ョグて・ / ムーラもそれは - 同じだった。 この樹液は彼らの 生活の基盤である それはバターにもなり、 ハンの生地にもなり 交易の商品にもなる 彼らは 自分のモボクと 特殊な関係を 持っている。 107 [ 追伸 ] 夢の木の下で
3 ヾ \ 、 のの、物ーふ 1 ツを わの : 番 , 時が ~ 26 タバリ人たちも、 若い者や子供以外は 顔のスクリーンを開いて それを眺めていた。 ~ み第ノ 何人かは急いで 木にロープを 吊しはじめたものだ。一 ノヾ 0 \ シュムは 自分の村に 帰った。 / メを′ だが途中で感動が 冷めてしまったものか、 ~ 無事、首を吊ることに一 成功したのは ーイ彡私が見た限りでは ひとりだけだった。一 052
知らない 死んだの ・たっ、つ 巨大な洞窟は一 迷路のように 入り組み、 クム人たちは 慌ただしく そのひとつに : ) 消えていく。、 かど 4 ・ねう ルノ クム人の男からは / 別の答えが返ってきた。 , ルコル人は 自分の土地を捨てて どこかの洞窟に 隠れ住んている。 わしもこ、つしては いられない ・ 4 ~ 第 . 諸を 私たちは教えられた 道を行った。 ナルム山はここで > 字型に分かれ、 その狭間がルコル人の 土地であるはずだった。 ~ 、ト一 0 075 遠い国から [ 第三信 ] ナルム山紀行
- 三グ・ . イノ 洞窟の別の ロム人から聞いた。 ルコル人がいつの間にか いなくなってから、 クム人たちはみずから ルコル人に扮して自分の 村を略奪にてかける ようになったのだと : 1 ′ クム人 ? なぜ そんなことを 一するのだろう ? 彼らはその間 ルコル人になリきリ、 略奪のあとは = 一そのことを 忘れてしまう。 一そしてルコル人は どこかの洞窟に 隠れているものと 信じている。 ルコル人が 、冫、たことを 認めたくないのだろう どんなに憎みあっても 一一一兄弟のような部族 なのだから : ・ 4 クイ . / イ / ノ第ッ 077 遠い国から [ 第三信 ] ナルム山紀行