生 誕 人 歌 の しそう 熱あれは思想 じよ、つ ではなく情です 章 歌です」 第 うた せんち 「戦地へ行く おとうとぶじ 弟の無事を祈る おんなじよう のが女の情 わたし 私はそれを うた あ 歌い上げたのです いの ) っ てつかんあきこ 鉄幹は晶子ガら と 受け取った てがみ 「 ( の手紙を 「ひらきぶみ」と だい 題して みようじよう 「明星」にのせた あきこ 晶子の詩を ろんそう めぐる論争は さらに続く う し 0 先生 " またも ひょうろんか 評論家か あきこ 晶子さんの詩を こくひょう 酷評していますッ せんせい めいじ 明治三十ハ年 ( がっ あきこ 晶子・登美子 ・ . 一うちょ 雅子の合著 こい・」ろもかんこう 「恋衣」刊行 みようじようしんねんかい 「明星」新年会 とみこ ねん し 4 ー 0 LO ) 「恋衣」には 「君死にたまふ ことなガれ」ガ しゅうろく 収録されていた こい′」ろも きみし 八五 石川啄木 ( いしかわ・たくばく ) 1885 ー 1912 。詩人、歌人。鉄幹・晶子に師事。三行書き の生活感情豊かな短歌を詠む。歌集『一握の砂』、『悲しき玩具』ほか。
プロフィール 与謝野晶子 ( 1878-1942 ) 少女時代から古典に親しみ、やが - 鉄幹と出会い、才能を開花させる。 雑誌「明星」で活躍し、浪漫的な短 しよらわっ で女性の情熱を高らかに歌った。 与謝野鉄幹 ( 1873-1935 ) ふるたんか 古い短歌の新を唱え、雑誌「明星」 そらかん を創刊する。品子の才能を見いだ一 さたはらはくし・う おお いしかわたくは ( たほか、石川啄木、北原白秋ら多・ の人を世に送る。 山川登美子 ( 1879-1909 ) はんばうあき 奔放な品子の歌に比べ、清茫な歌・ みよらしよう 詠み、「明星」で品子とともに活躍・ おも てつかん る。鉄幹への想いを胸に秘めた たんせい 別の男性と結婚する。 おうがい 森鴎外 ( 1862 ー 1922 ) ぐんい たいひょう 明治期を代表する文豪であり、軍医 としても最高の地位まで登りつめた。 てつかん 品子・鉄幹にとって公私にわたるよ き理解者だった。 北原白秋 ( 1885-1942 ) はっぴょう みようし : う 学生時代から「明星」に詩歌を発表 てつかん し、期待されるが、幹と合わなくな り脱退。鉄幹の死後、門弟代表として らようじ 弔辞を読む。 ひらっか 平塚らいてふ ( 1886-1971 ) そうかんごうあき 雑誌「青鞜」を発行。その創刊号に品 あたら 子が詩を寄せる。ともに新しい女性 の生き方をめざしたが、のちに母性 ろんそう 保護をめぐって論争をする。 てつか人 よさのてつかん 理解者 お「、文 の し治 やまかわとみ くら 理解者 むわ 師事 のぼ 与謝野鉄幹 ( 歌人、「明星」を主宰 ) きたはらはくし 0 ) よ ちょう ざっしせいとう
ー * このシリーズ発刊のねらい * ー 今まで歴史上のヒーローと呼ばれてきた人たちは、いすれも全精力を傾注して その時代を築き、文化の向上に貢献してきました。そして、その生き方は、私た ちに大いなる夢や希望を与えてくれます。 とくに、 21 世紀を目前に控えて、今ほど人間としての生き方や個性に関心が集 まっている時代は、他にないといってよいでしよう。 このシリーズの特色は、今まで教科書に出ていなかったり、詳しくは触れられ ていない人物を取りあげ、歴史的事実に沿って表現したことです。世間から変人 といわれても、また、多少の失敗や挫折があっても、それにめげず 1 つの目櫑に 向かって邁進した人物達から、私達が学びとることはたくさんあると思います。 いずれもわが国の科学者、探険家、芸術家、詩人など、それぞれの分野で第一 人者として活躍した人たちです。とくに、強烈な個性と型破りの生きざまはみこ とというほかありません。 この本では、今まで余り知られていないひみつの面にもスポットを当てて、そ の興味ある生活ぶりと偉大な業績を対照的に面白く描きました。 皆さんにとって、この本が、 " これからどう生きるか、どんな希望や理想を持っ て生き抜くか " を考える時の指針の一助になればと思います。 コミック巨人再発見シリーズ ( 第 1 弾 ) 編集部 セット定価 6 , 500 円 ( 税込 ) ①「狂気か天才か」南方熊楠ーエコロジーの先駆者定価 1 , 繝円 ( 税込 ) シナリオ亀井宏劇画小島利明 ②「地図に残った人生」間宮林蔵ーその数奇な運命定価 1 , 繝円 ( 税込 ) シナリオ平柳益実 ③「謎を描いた男」 シナリオ吹上流一郎 ④「短すぎた一生」 シナリオ佐藤直人 劇画こうのかなん 写楽ーーいま、そのあしあとをたどる定価 1 , 300 円 ( 税込 ) 劇画水流添浩 石川啄木ーー友情に支えられた歌人 劇画小島利明 ⑤「情熱のうた」与謝野品子一その力強い生き方 シナリオ秋山裕美劇画西村美華 定価 1 , 300 円 ( 税込 ) 定価 1 , 300 円 ( 税込 )
げ日あ ′、ん日日き 因ん子 みさ で詩 せんせい たいへん 先生 大変です / 登美子さんと 雅子さんが たしカくていカく 大学を停学に / とみこ まさ′」 ゆる もう許せん じかだんぼん 直談判た これか、ら そいつの家へ 乗り込むぞ / こ じかだんぽん 直談判の よしご・こ・ なんたって ひょうろんか 評論家の つぎだいがく 次は大学た あわ 慌ただしく 明けたこの年 きたはらはくしゅう 北原白秋や いしかわたくぼく 石川豚不らの ゆた さいのう 豊ガな才能ガ あっ 集まり みようじよう 明星」は ぜんせいき 全盛期を むか 迎える
四三三女を出産する。 せいし・う・てうかんごう 」」ナこ『山の動く日を発表する。鉄幹、 る。歌集「春泥集』を出す。 リへ発つ。歌集『青海波」を出す。 四五鉄幹の待っパ れんさいしようせつあか 一九一三大正ニ東京朝日新聞の連載小説『明るみへ」はじまる。四男を出産する。 三詩歌集一夏より秋へ」を出す。 一九一四 四五女を出産する。歌集「さくら草」を出す。 一九一五 五五男を出産する。歌集『朱葉集』、『舞ごろも」を出す。 八六女を出産する。歌集『火の鳥」を出す。 一九一九 ぶんかがくいんがっかん 一 0 文化学院の学監に。歌集『太陽と嵂薇」、「旅の歌』を出す。 一一歌集「草の夢」を出す。 げんこうしようしつ しんや・、デんじ気のがたり かんとうたいしんさい 一ニ関東大震災で『新訳瀝氏物語』の一〇〇 0 枚の原稿を焼失する。 かし心うりうせいみら 一三歌集「流星の道」を出す。 かしルうるりこ、つ 一四歌集「瑠璃光を出す。 一九ニ八昭和三鉄幹と満州を旅行する。歌集『心の遠景」を出す。 かし物うきりしま 四歌集一霧島の歌」 ( 鉄幹と合著 ) を出す。 よさのさこせんし彦うせん 八一・学謝野品全集」全一三巻が出はじめるご 一 0 鉄幹死去 ( 六二歳 ) 。 一三『新・新訳源氏物語」全六巻が出はじめる。 一七品發死去 ( 六四歳 ) 。死後、歌集「白桜集」が出る。 一九一 0 しようわ う、ひ てつかん よんなんしゆっさん リへ。四女を出産す 〇四 ) 。 孫文、東京で中国革命同期結成 ( 一 九〇五 ) 。 にちろきようやくちょ ) いん 日露協約調印 ( 一九 0 七 ) 。 いとラひろぶみあんさっ 伊藤博文暗殺される ( 一九〇九 ) 。 大逆事おこる。日韓併合条約調印 大逆事の幸徳秋水ら死刑。清国減亡 しんがいかくめいせいこう・ ( 孫文らによる辛亥革命成功 ) ( 一九一 啄木、綺核で死去。明治天皇没す 大正デモクラシ・ーはじまる ( 一九」三 ) 。 第一次世界大戦に参加 ( 対ドイツ宣戦 ロシア革 ( ソビエト政権成立 ) ご九 0 禳四外去 ( 一九ニ一 I) 。 関東大震災 ( 一 . 九一一、三ソ 孫文死去 ( 一九ニ五 ) 。 ニ・ニ六事件おこる ( 一九三六 ) 。 日中戦争はじまる ( 一九三七 ) 。 第コ次世界大戦はしまる ( 一九三九 ) ) 丸平洋戦争はじまる ( 一九四こ。 0 0