第三章情熱の歌人誕生 お兄様 : ク ' 多イす にいさま あきこ ほんとうかえ 本当に帰ら ないのだな わかった / にどするがや ニ度と駿河屋の しきい 敷居はまたがせ いっしよう えんき 縁を切る / ししナ′
第可 第ー一臨 0 ーノ うちの寺は ちか 近くですから するがや よく駿河屋 さんに , っカか , フん ですよ まあ ホントですか / てら あきこ 品子さんは さくひん 作品の イメージ通り よあ : どお ひと やさしい それじゃ これを覚応寺へ かくおうじ それは わたしとど 私か届けます よあ 1 /
1 i. まえ さだしち 定七お前 あきこ 晶子を おも A 」一フ田 5 一つ ? ・ たんな様 お呼びで しょ , フか しよ、つしよ、つか 少々変わり もの 者だが からだじようぶ 体は丈夫 そろばんには つよ さま しようばい そしつ 商売の素質 もある あきこむこ 晶子の婿として するがやはい 駿河屋に入って くれないカ ? お父様 " とうさま 日日き あんまり です
げんじものがたり 「源氏物語」に熱中する わがしやむすめ 和菓子屋の娘 明治一一十四年 ( 1891 ) 秋 おおさかさかい 大阪・堺 しにせわがしゃ 老舗和菓子屋 するがや 「駿河屋」 ねっちゅう ねえ 姉さん ねえ お嬢さあん 」こ ~ 何った んたろう 姉さんは : じよう ねえ 姉さーん 0 30 第 0 よ ~ のの 老舗 ( しにせ ) 先祖代々の業を守り続け、客の信用を得て、繁盛している店。
わかてつかん 若き鉄幹は雄々しい さくふう 作風ガら とらてつかん 「虎の鉄幹」 と呼ばれていた どんなふうに 見えますか ? み ぼうさま ・ : お坊様の すっすみません 失礼なことを しつれい カまいません ぼくてらしゆっしん 僕は寺の出身で ちちそうりよ 父は僧侶でした ええ いえせわ かれ 彼の家に世話に なってたから こども 子供のころ まえ するがや 駿河屋さんの前を とお よく通りましたよ ロ てつなんさま 鉄南様の まあ あなたは いつも おさけ髪で みせ お店に、ナ + ら J 、つ ( て がみ
き 気にして ないさ そ , フ : ふたりするがや ニ人で駿河屋 っ を継いで くれるのね ^ っ それより しよ、つかい 紹介するよ ぼくよめ 僕の嫁さん 姉さんの活躍 ずっと応援 しているからね ねえ ねえ 姉さん : かつやく おうえん ちゅうさぶろう 籌三郎 : 0 1 おひさしぶり 見ちがえ ちゃった すっかり じよしだいせい 女子大生ね み 戦場へ行った 弟への歌 せんじよう おと、つと うた あゆはじ ねん 明治三十七年 ( 1904 ) かしゅうこおうぎ 第一一歌集「小扇」ガ しゆっぽん あき、」 出版され晶子は歌人と みちちゃくちゃく しての道を着々と 歩み始める / 冫 かじん 七八
日日き よさ、のあきこ、をかん 与謝野晶子に関するできごと 西暦年号 日本と世界の主なできごと おおくはとしみらあんさっ おおさかさかいしかししようするがやさんじよ 大久保利通暗殺される ( 一八七八 ) 。 一八七八 , 明治一一大阪・堺市の菓子商駿河屋の三女として生まれる。 さかいじよがっこうねんかんそっぎようほしゅうせい ハナマ運河の工事はじまる ( 一八八こ。 一八九ニ「 ニ五堺女学校 ( 三年間 ) を卒業。補習生になる。 ぶんげいくらぶ けんしようらんたんかにゆうせん 内閣制度ができる ( 一八八五 ) 。 一八九五 だいにはんていこくけんばうはっぷとうきようきようととう ニ八「文芸倶楽部』の懸賞欄に短歌入選。 大日本帝国憲法発布。東京 5 京都の東 かんさいせいねんぶんがくかい しんたいししゅんけつはっぴょう かいどうせんかんせい 一八九九 三ニ関西青年文学会に加わり、新体詩『春月』を発表。 海道線完成 ( 一ハ おおさか みようしようそうかん ごうたんか 」九 00 三三『明星』創刊される。第二号に短歌六首がのる。大阪にきた鉄幹を訪ねる。一回衆議完 、ったかい やまかわとみこ にんきよ、つレ ) りよこ、つ てつかんとみこ 語発布 ( 一八九 ( 歌会で山川登美子と出会う。鉄幹、登美子と三人で京都旅行。 にほんてつどう うえの 三四鉄幹と二人で京都旅行。を飛び出して上京。鉄幹と婚。歌集『みだ日本鉄道、上野 につしんせんそう 日清戦争はじま れ髪』を出す。 わじようや ( ちょういん 和条約調印 ちょう第ルしゆっさん 三五長男を出産する。 レントゲン・ ><$ しいかさんぶんしゅう 三七『君死にたまふこと勿れ」を発表。次男を出産。歌集『小扇』、詩歌散文集一国際オリ どくぐさてつかんごうちょ 「毒草』 ( 鉄幹と合著 ) を出す。 ) 」うちょ かしゅうこいごろもとみこちのまさこ ー夫 【一九 0 五 三八歌集『恋衣』 ( 登美子、茅野雅子と合著 ) を出す。 かしゅうまいひめ 一九 0 六 ちあんけいさつほう 三九歌集『舞姫』、「夢の華』を出す。 治安警察法でき けいしゅうぶんカく力いひらっか ちょうであ ちょうしよしじよふたご にちえいどうめいちょういん 一九 0 七 四〇関秀文学会で平塚らいてふと出会う。長女・次女 ( 双子 ) を出産する。 日英同盟調印 ( カ (0 一こ かしゅうとこなっ 一九 0 八一、 四一歌集『常夏』を出す。 ライト兄弟、飛行機ではじめて空を飛 さんなんしゆっさん 一九 0 九四ニ三男を出産する。歌集「佐保姫』を出す。 一九 0 ニ 」九 0 四 み ゅめはな た かしゅうさほひめ なか はっぴょうじなんしゆっさんかしうこおうぎ ねんびよう よさのあきこ じだい ほんにんかん * この年表は、与謝野晶子が生きた時代をもとに本人に関するで ちゅうしん にほんせかいおも きごとと、日本と世界の主なできごとを中心にまとめてあります。 よ しゅじんこううご じだいうご あ きようみ * 主人公の動きと時代の動きを合わせて読むと、いっそう興味が おも つのることと思います。 しゆっさん てつかんたす と