「たいへんだ , たいへんだよ。」 「しらゆきひめがどくのりんごをたべちゃった。」 「りんごうりのおばあさんに どうぶったちがおおいそぎで 小人たちにしらせます。 びと ころされちゃったよ。」 びと 小人たちはいかりくるって , おいかけました にがすなよ。」 「いそぐんだ。ぜったいに 「あのおばあさんをつかまえろ。」 「つかまってたまるか。」 びと おきさきは小人たちをおしつぶそうと , ふかい たにそこへまっさかさま。 とたんに , びかりゴロゴロ , どっこいしよところがそうと 31 かみなりが しました。 大きな なって , おお いわを , おきさきは
くすりをのみほした とたん うつくしいおきさきは , みにくい おばあさんになって , こえも がさがさになりました。 「いっぴっひつひ , うまく ぞ。りんごうりのおばあさんに ばけて , しらゆきひめをだまして やろう。」 おきさきはおそろしいわらい をうかべて , どくのりんごを つくりはじめます。 おきさきは , まっかなりんごを くすりに つけました りんごはじわりじわりとがい こつの かたちになります。 いち それからもう 一どくすりに おいしそうなあかい つけると , かわりました りんごに 「できたぞ。どくがたつぶり しみこんだおいしいりんご あとはしらゆきひめにたべさせ てやるだけだ いつひつひ。」 いった 24
0 びと たしかめて , おばあさんにばけた 小人たちがいなくなったのを ふしぎなりんご。」 ーロたべるとねがいがかなう , ひとくち おいしいだけじゃありませんよ。 「おいしいりんごは おきさきがやってきましオ いかが りんごをおしつけます。 おきさきはしらゆきひめに 「さあ , はやくおたべよ。」 おきさきのまわりに ことりた ちがあつまってきました 「へんなおばあさん。」 「なんだかおかしいよ。」 りんごをたたきおとします ことりたちは , ヒ。 りんごをたべちゃ 「きをつけて , しらゆきひめ。 ーヒー いけないよ。」 27
0 「みんな , らんばうな ことはしないでね。」 やさしいしらゆきひめは , ことりたちをおいはらって , おき さきをいえにいれてしまいました。 「ごしんせつにありがとう。おれいに りんごをあげますよ。」 「ほんとうに このりんごをたべると , ねがいがかなうの ? 」 「かないますとも。さあ , たべてごらん。」 しらゆきひめは , りんごをうけとりました。 おうじ 「いっかの王子さまに いち 一どあえますように ひとくち とねがって , りんごを一口たべて 「うまく いったぞ ばったりたおれた まりしました。 これでわたしが しらゆきひめを 29 しまったのです。 いち きれい。」 せかい 見て , おきさきはにん