ディズニー名作童話館ー 7 発行者 / 野間佐和子 白雪姫 発行所 / 株式会社講談社 〒 112 ー 8001 東京都文京区音羽 2 ー 12 ー 21 1988 年 1 月 10 日第 1 刷発行 1999 年 5 月 14 日第 26 刷発行 電話編集部 03 ー 3945 ー 5703 販売部 03 ー 5395 ー 3625 ( 定価はカバーに表示してあります。 ) 製作部 03 ー 5395 ー 3615 印刷所 / 凸版印刷株式会社 文 / 立原えりか装丁 / 箭内早苗 製本所 / 大村製本株式会社 構成 / 三石宏文・三石泰江・片山径子 ⑥円 88 Disney Enterprises,lnc. printed ⅲ Japan 旧 BN4-06- 円 4257-3
しらゆきひめは , 目をひらきました。王子の きす のキスが , わるいまほうをといたのです。 おうじ おうじ びと 「こんどこそ , わたしといっしょに 小人たちはおどりあがってよろこびます。 「たのしそうにわらっているぞ。」 「しらゆきひめが生きかえったぞ。」 あい きてくれます びと おうじ ( おわり ) 小人たちもどうぶったちも , ふたりをおいわいし 「おめでとう。しあわせになってね。」 しらゆきひめと王子は , おしろへむかいます。 0 王子はしらゆきひめをだきあげてうまにのせ
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0 「みんな , らんばうな ことはしないでね。」 やさしいしらゆきひめは , ことりたちをおいはらって , おき さきをいえにいれてしまいました。 「ごしんせつにありがとう。おれいに りんごをあげますよ。」 「ほんとうに このりんごをたべると , ねがいがかなうの ? 」 「かないますとも。さあ , たべてごらん。」 しらゆきひめは , りんごをうけとりました。 おうじ 「いっかの王子さまに いち 一どあえますように ひとくち とねがって , りんごを一口たべて 「うまく いったぞ ばったりたおれた まりしました。 これでわたしが しらゆきひめを 29 しまったのです。 いち きれい。」 せかい 見て , おきさきはにん
0 びと たしかめて , おばあさんにばけた 小人たちがいなくなったのを ふしぎなりんご。」 ーロたべるとねがいがかなう , ひとくち おいしいだけじゃありませんよ。 「おいしいりんごは おきさきがやってきましオ いかが りんごをおしつけます。 おきさきはしらゆきひめに 「さあ , はやくおたべよ。」 おきさきのまわりに ことりた ちがあつまってきました 「へんなおばあさん。」 「なんだかおかしいよ。」 りんごをたたきおとします ことりたちは , ヒ。 りんごをたべちゃ 「きをつけて , しらゆきひめ。 ーヒー いけないよ。」 27
4 びと 小人たちがでかけると , しらゆ きひめはせっせとはたらきます。 へやをきれいに かたづけて , せんたくものをほして , つぎは おりようり。 「きようはパイをやきましよう。 みんなてつだってね。」 どうぶったちがあつまって , こなをこねたり , のばしたり。 「いってくるよ , しらゆきひめ。 ばくたちがでかけて いる あい ひと だ , しらない人をいえに いれ てはいけないよ。」 つぎのあさ , 小人たちは しら ゆきひめにいいました 「いってらっしゃい。」 きす しらゆきひめはみんなに キス をしておくりだします。 びと 26
くすりをのみほした とたん うつくしいおきさきは , みにくい おばあさんになって , こえも がさがさになりました。 「いっぴっひつひ , うまく ぞ。りんごうりのおばあさんに ばけて , しらゆきひめをだまして やろう。」 おきさきはおそろしいわらい をうかべて , どくのりんごを つくりはじめます。 おきさきは , まっかなりんごを くすりに つけました りんごはじわりじわりとがい こつの かたちになります。 いち それからもう 一どくすりに おいしそうなあかい つけると , かわりました りんごに 「できたぞ。どくがたつぶり しみこんだおいしいりんご あとはしらゆきひめにたべさせ てやるだけだ いつひつひ。」 いった 24
びと かがみは , しらゆきひめと小人 たちをうつしました 「なんですって。わたしは だまさ れたのね。」 おきさきはかんかんに なって おこりました。 「こんどこそわたしの手で しらゆきひめをころしてやる。」 おきさきは , ふるい本をよみ ながら , まほうのくすりをつく りました。 しよくじのあとは , おんがくと びと だんす ダンス。しらゆきひめは小人たち うたいます。 といっしょに おきさ そのころ , おしろでは きいて きが , まほうのかがみに いち 「せかい一 きれいな人はだれ ? 」 いち 「しらゆきひめがせかい 「あの子はしんだよ。しようこ のしんぞうも , ちゃんとある 「それはぶたのしんぞうです ひと ほん 22
イ 4 しらゆきひめは できごとを はなしました。 「なんてひどい イ 小人たちに びと その 日の おきさきなんた、 す ごはんに 「おなかがペこペこだ 小人たちはいいました。 びと 「かわいそうに。ずっと ろう いるといいよ。」 しようよ。」 しらゆきひめは , さっきのスープをあたためます。 「いいなあ , これからはまいにちおいしいスープが のめるんだね。」 びと 小人たちはおおよろこびです。でも , 小人たちのまっ くろな手を見て , しらゆきひめはちゅういします。 「みんな , ごはんのまえには手をあらってね。」 びと