たとえば、ビタミン O ならその当時 ( 現在は百ミリグラム ) 、一日に五十ミリグラ ムが欠乏症にならない最低量であり、食事で簡単に摂れる量でもあったわけです。 しかし、さまざまな研究によって、より高いレベルの健康のためには、栄養所要量 を超、んる量を摂ることが望ましいとい、つことがわかってきました。 前述のビタミン 0 なら、現在の栄養所要量である一日・百ミリグラムではなく、オ プティマルヘルス実現のためには千 5 二千ミリグラムが必要だとされています。 しかし、これだけの量のビタミン 0 を食事だけで摂るのは不可能です。そこで、サ プリメント ( 栄養補助食品 ) を利用する必要が出てきたのです。 現在、オプティマルヘルスという新しい健康観を持つ人は、アメリカ、ヨーロッパ、 そして日本でも増え続けています。 そして彼らは、最高の健康状態を維持するために必要とされる多量の栄養素を、食 品だけでなくサプリメントからも積極的に摂取しています。 ◆オプティマルエイジングという生き方を目指そう オプティマルヘルスを維持しながら歳を重ねていくことを、オプティマルエイジン
2 章。朝三分 " の行動が今日の運を決める グといいます。最高の健康状態を保ちつつ、健やかに加齢していくことです。 オプティマルエイジングは、若い頃からオプティマルヘルスを実現し、維持するこ との積み重ねによって可能になります。 つまり、三十代でも四十代でも、その年齢のオプティマルヘルスを実現していかな ければ、五十代、六十代におけるオプティマルヘルスは難しいということです。 研究者たちは老化についての研究を重ね、老化防止に有効な物質となるビタミンや ミネラル、ファイトケミカルス ( 植物性化学物質 ) などの栄養素を発見し、発表し続 けています。 そうした情報をもとに、オプティマルエイジングを目指す多くの人々は、サプリメ ントを賢く、正しい方法で摂取する習慣を身につけています。 さらには、オプティマルヘルスを可能にするさまざまな栄養素をサプリメントによ って摂取し、かっ加齢とともにその量を増やしていかなければ、不要な老化を招いて 死を早めることになるという認識が一般化しつつあります。 食物に含まれる量をはるかに超える量のビタミン 0 やビタミン、べータカロチン などを摂ることで、老化防止と成人病の予防に想像以上の効果がもたらされているの
です。 どんな栄養素をどのくらい摂取すればよいのかについては、後の章で詳しく述べて いこうと思います。また、老化を防止し、オプティマルヘルスの実現に役立っ運動の 方法や思考方法についても、具体的に説明していきます。それらを参考にしながら、 みなさんも最高の健康状態を現実に引き出し、オプティマルエイジングを実現してく ミ」癶い 0
クログラムを摂取すべきだとしています。 セレニュ 1 ムは、一日百 5 二百マイクログラムを摂取してください。マルチビタミ ン剤の中には十分なセレニュームが入っていないので、セレニュ 1 ムは単独のサプリ 方 メントで摂取するのがベストです。 っ の 思考のマンネリ化を防ぎ、そしてオプティマルエイジングを実現するためにも、積 準極的にサプリメントを活用する習慣を身につけてください ぞ の を 考 思 ネ ン マ 章 159
7 章 " 黄金の人生 " を手に入れるヒント みなさんのおもちゃ箱にも、黄金の二十年の決め手となる宝物が必ず眠っているは ずです。しかしだからといって、「イザとなったら心のおもちゃ箱を探せばいいのか」 と安心するのは、とんだ大間違いです。 子どもの頃から好きだった大型バイクを買ったはいいが、もはや体力がなくて乗り こなせない。大切にガレージにしまっておき、たまにオイルを注いだり、磨いている 」ナ .0 野球選手になりたいと思った時期もあったのに、長年の運動不足ですっかり足腰が 弱ってしまった。たまにヒットを飛ばしても、走りが遅いので必ずアウトになってし ま、つ これでは、ときを忘れて心から楽しむどころではないでしよう。自分にいらだち、 ますますしょげかえってしまうのがオチです。 そうならないためにも、三十、四十代から体を鍛えておくことが肝心なのです。た とえ大型バイクを乗り回す余裕がなくても、野球チ 1 ムに参加する時間がなくても、 いざそれができる段になってあわてないだけの体力づくりを心がけることです。 オプティマルエイジングは、若い頃からオプティマルヘルスを実現し、維持するこ 195