辰巳製作所株 TMS ー 40000 マネジメントマー ーユアル 制定 2001 ー 04 ー 02 改定 付表ー 2 社内標準体系 マニュアル条項 社 内標準 主管部署 マネジメントシ 管理責任者 マネジメントマニュア丿レ TMS ー 4080 ステム 文書管理 文書管理規定 システム統括課 4.2.3 TMS- 42301 記録の管理 記録管理規定 4.2.4 TMS ー 42401 5.1 経営者のコミッ 経営者の責任規定 管理責任者 TMS- 51 開 1 トメント 5.3 社長方針 社長方針管理規定 TMS ー 53g1 現状把握と環境 環境影響評価規定 5.4.1 TES- 54101 側面 法的及びその他 環境法規制等管理規定 5.4.2 TES ー 54201 の要求事項 目的及び目標 マネジメントプログラム システム統括課 5.4.3 TMS ー 54301 マネジメントプ 運用規定 5.4.4 ログラム 責任及び権限 職務分掌及び権限規定 6.1.1 TMS- 61101 管理委員会規定 TMS- 61102 管理責任者 管理責任者規定 6.1.2 TMS- 61201 コミュニケーション規定 システム統括課 6.1.3 コミュニケ TMS ー 61301 ション 6.2 経営資源マネジ 経営資源マネジメント規 システム統括課 TMS- 62g1 定 メント 教育・訓練 , 認 教育訓練規定 6.2.2 TMS ー 62201 識及び能力 設備管理規定 インフラストラ 6.2.3 TMS ー 62401 クチャー 7.1 顧客関連のプロ 顧客関連プロセス規定 TQS- 71g1 セス 7.2 製品実現の計画 品質計画書 TQS- 72001 51 / 53 第 1 版 4. 第 5 章 環境安全課 統合マネジメントシステムの事例 施設課 営業課 設計課 5.3 統合マネジメントマニュアル及び手順書の例
[ 索 引 ] ( 五十音順 ) の環境マネジメントシステムモ 【ア行】 デル のマネジメントシステムに ISO IEC ( 国際電気標準会議 ) 9001 規格を付加する時の進め方 ISO ISO 980 : 208 規格 ーー要求事項の概要 ISO 9001 : 1994 及び ISO 14 開 1 : 1996 をベースとする統合マネジメン 規格の統合文書体系例 トシステムのプロセス相関図 126 124 ISO 9g1 : 2000 規格 をベースとした統合マネジメン 13 , 32 ~ 705 / ISO 14001 の統合マネジメン トシステム例 トシステムのつくり方 ISO 17799 規格 及び ISO 14g1 規格に基づく統 ISO インターネットホームペー シ 合マネジメントシステム (http://www.iso.ch/) 6 及び ISO 1481 : 1996 規格要求 ISO 規格が要求する文書及び記録 136 事項の相互関係図 ISO 規格の功罪 8 ーーー規格制定の経緯及び特徴 ISO 規格の役割 5 に基づくマネジメントシステ ISO 規格の両立性 26 ISO / TR14061 ( 森林マネジメント ) Ⅱ 6 ムに ISO 14001 規格を取り込む ISO / DIS 9 1 : 208 に関する移行計 のマネジメントシステムに ISO 画作成ガイダンス 1 , 116 14001 規格を付加する時の進め ISO / TC 176 1 , 月 6 方 ISO における動向 27 ーーー要求事項の概要 ISO の起源 5 ーーー要求事項の相互関係図 ISO マネジメントシステム規格の役割 6 ISO マネジメントシステムの動向 ISO 9001 : 208 / ISO 14 1 : 1996 / 8 27 ILO の労働安全衛生マネジメントシ OHSAS 18g1 : 1999 ーー規格の主要相違点 ステム・ガイドライン 29 ーーー規格要求の比較表 28 アウトブット ーー規格要求事項の比較 28 アフターサービス規定 ーー対比表 30 安全衛生管理規定 ーー要求事項の比較表 EMS 統合認証 32 ~ 105 ISO 14g1 : 1996 規格 3 , 17 , 32 ~ 異常処置管理規定 105 及び OHSAS 18001 規格に基づ 一次文書 く統合マネジメントシステム 著しい環境側面 113 ーー制定の経緯及び特徴 インブット 17 20 125 20 128 221 月 9 Ⅱ 4 722 13 120 -1 ・ 4 8 2 -1 一 1 15 コ 6 , 144 125 125 108 124 132 139 15 , 16 コ 44 227
統合マネジメントシステムの 将来動向 可他マネジメントシステムの巻き込み ISO マネジメントシステム規格以外にも , BSI 規格その他で各種マネジメン トシステム規格が紹介されている . 以下いくつかを例示する . ① BS 7799 : British Standard for lnformation Security Management( 情報安 全マネジメント ) ・各種情報のリーク , 流出などを防止するためのマネジメントシステム ・ Pa れ 1 については IS017799 規格になったが , 認証用規格 Pa れ 2 につ いては ISO 規格化検討中 ② BS 8600 : Complaints Management Systems ( 苦情対応マネジメントシス テム ) JISZ9920 : 苦情対応マネジメントシステムの指針 ・苦情に対し , 適切かっ迅速に対応するために不可欠な要件を示すマネ ジメントシステム ③ SA 8000 : social Accountability 8000 ( 社会説明責任 ) ・企業が守るべき人権などに関する要求を満たしていることを , 社会的 に説明し責任を果たすためのマネジメントシステム 第 6 章 2 幻
国統合マネジメントシステム審査のあり方 現在でも , ISO/TR 14061 ( 森林マネジメント ) を組み入れた ISO 14001 規格 に基づく環境マネジメントシステムの審査例 , ISO 14001 及び OHSAS18001 規 格を統合したマネジメントシステムの審査例 , さらには ISO 9001 , ISO 14001 , OHSAS 18001 規格並びに食品安全のための HACCP ( 危害分析及び重要管理点 ) を含む統合マネジメントシステムの審査例などが報告されている . また建設 , 電気関係などでも統合審査が進められている . 前述したように , ISO/TC176 は , 「 ISO / DIS9001 : 2000 に関する移行計 画作成ガイダンス」の中で , 審査登録機関に対して , 統合マネジメントシステ ム審査への準備を要求している . また , 日本適合性認定協会 ( JAB ) が発行する JAB 300 ー 1998 「 rEMS 審査 登録機関に対する認定の基準』についての指針」も , その「 E57.5 マネジメン ト ( システム ) 審査の組み合わせ」項において , 統合審査に関する下記要求事項 を示している . 「審査は , その他のマネジメントシステムの審査と組み合わせることが できる . ただし , その審査が EMS の審査登録のためのすべての要求事項 を満足していることを実証できることが条件である . 審査計画は , 審査 チームの各メンバーの役割及び各メンバーが審査しようとする基準を明確 にすることが望ましい . 報告書では , EMS のすべての要素が明確に示され , また , 容易に識別できることが望ましい . 審査を組み合わせることによっ て , その質にマイナスの影響がないことが望ましい . 」 統合審査では , すべてのマネジメントシステムが有効であることを判断しな ければならない . ISO 規格も JAB も , そして審査登録機関も統合審査を意識している . 従って , ューザーすなわち各企業あるいは組織が統合マネジメントシステムをつくるこ とを待っている状態といえるかもしれない . いずれにしても , 統合審査 , 正し Ⅱ 6
ーー監査規定 ーーー規格の例 とは ーーの共通化図式 ( 環境編 ) -- -- ーの共通図式 ( 標準 ) 16 の統合化 107 ーーの目的及び対象 145 724 マネジメントマニュアル 144 ーーーの条項及び該当する規格要求 73 コ幻 事項 150 コ 51 756 の例 15 154 , 159 ~ 幻 1 目的及び目標一覧表 208 目的 , 目標 139 124 124 114 8 3 151 150 707 1 引 159 - ー - ー - 管理規定 マニュアル マネジメン トシステムの継続的 改善 複合審査 不適合管理 不適合品管理規定 プロセス アプローチ ・コントローノレ とは を基礎とした品質マネジメント システムのモデル ーー管理規定 ー一体系 された手順 ーーーすると記録するの関係 に対する配慮 ーーの目的 法規制関連 法規制等管理規定 防災管理規定 方針管理規定 16 736 4 , 124 , 133 1 引 要求事項 130 予防処置 コ 36 135 733 130 力量 / 能力 139 リスク Ⅱ 4 125 リスクアセスメント ーー規定 124 , 133 リスクマネジメント 両立性 労働安全衛生 ーーーー運用管理規定 パフォーマンスの監視及び測定 管理規定 ー一方針 マネジメント規格 文書 【ヤ行】 文書化 16 145 【ライ丁】 141 150 133 Ⅱ 4 【マ行】 マネジメント とは レビュー マネジメントシステム ーー監査 1 1 146 3 , 16 , 120 146 ・ 4 っ 0 1 7 2 2 230
( インブット ) ( 品質・安全上の要求事項 ) 環境法規制 環境目的・目標 省エネ・リサイクル性 ( アウトブット ) ( プロセス ) 環境配慮製品 設計・開発 図 4.6 環境配慮設計 4.4.10 監視及び測定 品質マネジメントシステムにおいては , 「製品実現プロセス」と「マネジメン トシステム」の両方のパフォーマンス ( 実績 ) を監視及び測定する必要があるが , 環境マネジメントシステムにおいては , 規格上「マネジメントシステム」の実 績が監視及び測定の対象である . もっと具体的にいうと , ISO 9001 : 2000 規格では , 「 8.2.4 製品の監視及び測 定」に加え , 「 8.2.3 プロセスの監視及び測定」が要求されている . この場合の プロセスとは , 製品実現すなわち製造のプロセス ( 工程 ) も含まれるし , 「 7. 製 品実現」以外の「マネジメントシステム」のプロセスも含まれ , 監視及び測定 の対象となる . 一方 , ISO 14001 規格の場合は , この「 8.2.3 プロセスの監視及 び測定」の「マネジメントシステム」部分に該当する内容が要求されていると 考えればよい . もっとも ISO 14001 規格では , 環境法規制への適合性を定期的に評価するこ とも求められており , 遵法が重要な要素の 1 つであることがわかる . 経営者の 立場からすれば , 単なるシステム上のチェックのみではなく , 環境上のパ フォーマンスは大きな関心事であり , この達成度を監視及び測定することが重 要となる . 744
部審査より時間をかけて見られる , などの利点をもっている . また , 第三者審 査の場合 , 改善の提案はすることができないが , 内部監査では自由にできるの で改善のきっかけをつくることができる . さらに , 内部監査結果をマネジメン トレビューにつなげることにより , 継続的改善も可能になる . こうした利点を理解したうえで , これらを包含し , チェックできるような内 部監査チェックリスト , つまり経営者が欲しい情報が得られるようなチェック リストを用意することが重要となる . 内部監査の対象として経営者を入れる必要があるか否かの議論があるが , 経 営者とは監査の依頼者であるから , 依頼者が監査されるという考え方は一般的 ではない . しかしそのように定めても構わない . マネジメントレビューは , 統合マネジメントシステムを対象に行うのである から , 当然統合的に行うべきはいうに及ばないであろう . 147
当初混乱が生じ易い . ②経営者がその趣旨を理解して旗振りをしないと , 形骸化し易い . 経営者が趣旨を理解しマネジメントとして活用しないと , 単なる審査費 用削減だけで終わってしまう . ③審査登録機関の対応が十分でないきらいがある . 十分な対応ができる審査登録機関がまだ少ない , または統合マネジメン トシステムの審査ができるよい審査員が少ない . また現在のところ , 統合 マネジメントシステムをつくっても , 登録証の発行はそれぞれのマネジメ ントシステムごと別々となっている . 国統合マネジメントシステムの構築について 3.3.1 ISO 14001 及び OHSAS 18001 規格に基づく統合マネジ メントシステム 第 2 章で述べたように ISO 14001 と OHSAS 18001 規格の構造はほば同一で あり , その統合化はそれほど難しくない . システム的に内容が大きく異なるの は , 4.3.1 項の「環境側面」 (ISO 14001 ) と「危険源の特定・リスクアセスメント・ リスク管理の計画」 (OHSAS 18001 ) ぐらいであり , 続いて実際の運用並びに監 視及び測定が異なってくる . ある中堅ゼネコンの文書体系の例でこれを見てみる . 規格の条項のいくっか はマニュアルの中に取り込まれており , それとは別に社内標準として定める必 要のあるもののみを「規定」として別の文書を制定するというやり方である . マ ニュアル以外の規定類を , 表 3.2 に示す . これでわかるように , 共通の規定が 極めて多い . これから判断できることは , OHSAS 18001 規格の要求内容は , 比較的容易に ISO 14001 規格に基づく環境マネジメントシステムの中に取り込むことができ るということである . すなわち比較的統合化が楽だと考えられるので , 各自こ 3.3 統合マネジメントシステムの構築について月 3 」一マネジメントシステムの統合化
いう側面が強かった」のである . そして「最近では , 国内の供給者間に IS09 ( が広がったこともあり , 良いモノを買う手だてとして認証を受けたところから 購入するという本来の動きも目立っている」のも事実である . 国土交通省が進 めている公共工事への適用がその一例である . しかし , これは「 ISO べースの 認証さえ取れば , 顧客から見放されない , または工事がとれる」ということを 意味している訳ではない . 経営者の中には , 「自社のマネジメントシステムが ISO 規格に適合しなけれ ば , 顧客が自社の製品やサービスを拒否することを覚悟すべきであって , した がって ISO 規格がマネジメントに役立つかどうかは問題ではない」と断じる方 もいる . この議論は一面では正しいが , 認証取得を目的化するとしたら , それ は間違いである . 「役立つかどうか」を心配しないですむ経営者とは , ある意味 では , 極めて幸運な方といえるであろう . ISO マネジメントシステム規格は , 前述した通り自主規格である . これへの 適合はむしろ最低ラインの内容であって , ISO 規格の認証を得てそれをマネジ メントに活用しているからこそ , きっとその企業の製品やサービスが優れてい ると顧客が判断するのである . 認証を取りさえすれば自動的に品質が良くなる , といった甘い話を信じる人は殆どいない . 逆にいうと , ISO 規格をマネジメン トに役立てていない企業や組織の製品やサービスは , 依然として安心できるも のではないということになる . 「役立つかどうかは問題ではない」と考えている 経営者の部下は , きっと苦労しているに違いない . 再び大坪氏の言を借りれば , ISO 規格は「経営革新の手段として , まだ日本 では十分に活用されていない . 品質管理を以前からやっていた人が IS09000 に 沿って仕事をしているのは間違いないが , 残念なことに , 経営者の意識をしっ かり変えるまで , 組織の上部に浸透していない」のである . ISO マネジメント システム規格とは , トップがうまく自組織をマネジメントする際に用いるツー ルである . このツールをうまく使って経営上のパフォーマンス ( 実績 , 成果 ) を 向上させてこそ , ISO 規格の役割が真に果たせたことになる . 日本の経営者が , ISO マネジメントシステム規格の意図している内容を自分の言葉で話せるレベ 1.3 ISO マネジメントシステム規格の役割 7 第 1 章 ーØO とは
とで計画され , 実行されるものである . 資源を有効に使って運営管理する活動 がプロセスとみなせるが , 1 つのプロセスのアウトブットは , 多くの場合 , 他 のプロセスへの直接のインブットとなる ( 図 2.1 ). インブット A アウトブット B アウトブット A インブット B 図 2.1 プロセスとは このプロセスを最も大きく捉えたものが , 「経営者の責任」 , 「資源の運用管 理」 , 「製品実現」 , 「測定 , 分析及び改善」の各プロセスであり , このプロセス が相互に関係し合いながらうまく運用されるとスパイラルアップし , 「継続的改 善」が得られるということになる . 図 2.2 に示される , ISO 9001 規格の「図 1 プロセスを基礎とした品質マネジ メントシステムのモデル」は , 規格の 4 ~ 8 項に記述したプロセスのつながり を示すものである . この図は , インブットとしての要求事項を決定するうえで 顧客が重要な役割を担っていることを示している . しかし , この 4 つでは , 取り上げるプロセスとしてやや大き過ぎるきらいが あり , 実際の品質マネジメントシステムを理解するうえでは , もう少し小さな プロセスの集まりであると認識する方がわかりやすいであろう . また , ISO 14001 規格の環境マネジメントシステムにおける要求事項は , うまく PDCA の サイクル ( マネジメントサイクル ) に沿って記述されているが , 図 2.2 の ISO 9001 : 2000 規格のモデルではこれがわかりにくい . もともと PDCA のサイク ルは品質管理のために準備されたものであるのに , 有効にかつわかり易く表現 されていない気がする . 多分 , ISO 9001 規格の品質マネジメントシステムが , いわゆる「マネジメン トシステム」及び「製品要求事項に合致した製品の実現」の 2 つの PDCA の サイクルを回さなければならない構造であるのに , 1 つのマネジメントサイク ルとして示そうとしたことが , わかりにくくさせている原因になっているのか 2.1 ISO 9001 : 2000 規格 15 第 2 章 各マネジメントシステム規格の要求事項概説及びその比較