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検索対象: 統合マネジメントシステムのつくり方
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1. 統合マネジメントシステムのつくり方

辰巳製作所株 制定 TMS ー 40000 2001 ー 04 ー 02 マネジメントマニュアル 改定 とする . 8.4.3.3 規定類の改定 是正及び予防処置をとることにより規定 , 管理基準などの改定を要する場合は , 担当部署はこれを実施し , 記録する . 8.5 内部監査 8.5.1 内部監査の目的 ( 1 ) 当社のマネジメントシステムが下記のことを満たしているかを確認するた めに行う . ① ISO 9 開 1 及び 14001 規格の要求事項及び当社経営方針及び社長方針など に合致している . ②各部署で , 当社のマネジメントシステム要求事項に適合するように適切か つ有効に実施され , 維持されている . ③当社の社長方針 , 目的及び目標が達成されつつある . ④現境に関する法規制などを守している . ⑤品質計画書に適合する製品が得られている . ②管理責任者が , 監査の結果に関する情報をまとめて社長へ報告する . 8.5.2 内部監査の準備・計画 ( 1 ) 内部監査のための監査基準 , 対象範囲 , 計画・監査の実施・結果の報告 , 己録の維持に関する方法及び責任 , 並びに要求事項は「内部監査規定」 (TMS 85g1 ) に定める . ②内部監査プログラムについては , 下記を含めて策定する . ①システム統括課は , 各作業・業務の品質や環境への影響度及び重要性 , 並びに前回監査の結果を勘案して , 毎年度初めに内部監査の年間計画をたて る . ②利害関係者からの重大な苦情や社内の不適合が発生 , 法規制が大きく変 46 / 53 第 1 版 一三ロ一 204

2. 統合マネジメントシステムのつくり方

辰巳製作所株 TMS ー 40000 マネジメントマニュアル 必要とする手順を含む ) . ( 3 ) 三次文書 : 各部署内における運用 , 監視などのための手順書 , 管理基準 , 仕様書 , 作業指示書 ( ISO 規格が要求する文書化された手順をも含む ). ( 4 ) ISO 9001 及び 14001 規格が要求する記録 . ( 5 ) 社長方針並びに目的及び目標を記述した文書 ( 5.3 及び 5.4.3 項 ) . 4.2.2 マネジメントマニュアル 管理責任者は , 次の事項を含むマネジメントマニュアルを作成し , 維持する . 管 理方法は「文書管理規定」 (TMS- 42301 ) による . ( 1 ) マネジメントシステムの適用範囲を示す . ( 2 ) マネジメントシステムの概要を示す . 特にマネジメントシステムのプロセ ス間の相互関係について記述する . また , 確立された " 文書化された手順 " などは引用して示す . 4.2.3 文書管理 4.2.3.1 管理対象の文書 ( 1 ) 社内文書 . ①マネジメントマニュアル ②規定 , 管理基準 , 仕様書などの社内標準 , 並びに作業指示書 ③社長方針並びに目的及び目標 ④マネジメントプログラムなど , 規定からのアウトブットであるが業務を推 進する上で重要な文書 ⑤ 図面 制定 2001 ー 04 ー 02 改定 11 / 53 第 1 版 第 5 章 統合マネジメントシステムの事例 ② 社外文書 . ① JIS, ISO 規格などの社外規格 ② 法規制・条例 ③ 顧客の仕様書 , 図面 5.3 統合マネジメントマニュアル及び手順書の例 169

3. 統合マネジメントシステムのつくり方

つ づき ( 14 / 37 ) OHSAS 18001 : 1999 ( 要旨 ) 資源を含む . 4.4.2 訓練 , 自覚及び能力 職場において , 労働安全衛生に悪影 響を与える恐れのある作業を行う要員 は , それにふさわしい能力をもたなけ ればならない . 能力は , 適切な教育 , 訓 練及び / 又は経験に基づいて定められ なければならない . 組織は , 関連する各部門及び階層に おいて , そこで働く従業員が , 次の事 項を確実に意識できるような手順を確 立し , 維持しなければならない : ー労働安全衛生方針 , 手順並びに労働 安全衛生マネジメントシステムの要 求事項に適合することの重要性 ; ー作業活動による顕在又は潜在の労働 安全衛生の結果 , 及び各人のパ フォーマンスが改善された場合の労 働安全衛生上の利点 ; ー労働安全衛生方針及び手順 , 並びに 緊急事態への準備及び対応の要求事 項 ( 4.4.7 参照 ) を含む労働安全衛生マ ネジメントシステムの要求事項との 適合を達成するための役割及び責 任 ; ー規定された運用手順からの逸脱の際 ない . これを怠ると , 方針及び目標が " 画に 描いた餅 " で終わってしまう . い . 規格の記述からすると , 認識 ( 自覚 ) のた いるが , OHSAS18001 の中では特に明記はな の中で , ISO 14001 の場合 4.5.3 項にて求めて 5 ) 訓練の記録については , ISO 9 開 1 は本条項 夫が必要となる . ていないと思われる . 評価方法については工 からいうと , 「認識」の有効性評価までは求め 価することを求めているが , この条項の趣旨 4 ) IS09001 では教育・訓練などの有効性を評 を認識していることが求められている . 達成のためにどのような役割 , 責任があるか の活動の意味をよく認識 ( 自覚 ) し , かつ目標 3 ) 一般の要員 ( 従業員 , 下請負契約者 ) は自ら 量 ) があることが求められる . るか , またはそれを行うのに十分な能力 ( カ 従事する者は , それに見合う訓練を受けてい 2 ) 品質 , 環境及び安全衛生に影響ある業務に る訳ではない . 14001 の「訓練のニーズ」と大きな違いがあ 練・経験などであり , 意味合いとしては ISO の力量 ( 能力 ) のもとになるのが , 教育・訓 1 ) IS09001 では力量が求められているが , 2.5 ISO 9 1 / ISO 14 1 / OHSAS 18001 規格要求事項の比較 59

4. 統合マネジメントシステムのつくり方

つ づき ( 8 / 37 ) OHSAS 18001 : 1999 ( 要旨 ) 4.2 労働安全衛生方針 組織の最高経営層によって承認され た労働安全衛生方針が存在しなければ ならない . その方針には , 全体的な安 全衛生の目標及び安全衛生パフォーマ ンスを改善することの約束が明確に述 べられていなければならない . この方針は次のようでなければなら ない : a) 組織の労働安全衛生リスクの性質 及び規模に適切である ; b) 継続的改善に関する約束を含む ; c) 適用されている現行の労働安全衛 生法規及び組織が同意するその他の 要求事項を少なくとも遵守する約束 を含む ; d) 文書化され , 実行され , かっ維持 される ; e) 従業員にそれぞれの労働安全衛生 義務を自覚させる意図をもって , 全 従業員に周知される ; f) 利害関係者が入手可能である ; g) 組織にとって適切かっ妥当である ことを確実にするため , 定期的に見 直される . 4.3.3 目標 組織は , 事業場内の関連する各部門 トッブマネジメントが定める方針の中にき ちんと含まれているべきものは , IS09001 の 場合の b) であり , ISO 14001 / OHSAS 18001 の b ) c ) 項である . 2 ) ISO 9001 の a)c) , ISO 1481 の a)d) , 及び OHS 1881 の a ) 項を満たすような性格の方 針であることが求められている . 3 ) その他の項の要求内容は , 方針をどのよう に管理するか , つまりどのように従業員に周 知するか , 関係者に入手可能とするかなどに ついて定めたものである . 従って , これに関 して方針の中に記述することを求めている訳 ではない . 4 ) 経営者の方針であるから , 統合マネジメン トシステムにおいては品質 , 環境 , 労働安全 衛生などすべてを取り込んだ 1 つの方針とす ることが望ましい . 5 ) 方針→ ( 目的 ) →目標という展開が必要とな る . これが行えるような枠組みを用意するこ とが求められている . 1 ) ISO 14001 は目的 ( 方針から生じる全般的な 到達点 ) も含んでいるが , IS09001/OHSAS 2.5 ISO 9001 / ISO 14001 / OHSAS 18 1 規格要求事項の比較 47

5. 統合マネジメントシステムのつくり方

つ づき ( 31 / 37 ) OHSAS 18001 : 1999 ( 要旨 ) ているか 2 ) 適切に実施され , 維持されてい るか・ 3 ) 組織の方針及び目標を達成する のに効果的であるか否かを決定す b) 前回監査の結果を見直している ; c) 監査の結果に関する情報を経営層 に提供している . 組織の監査プログラムは , あらゆる スケジュールを含めて , 組織活動のリ スクアセスメントの結果及び前回の監 査結果に基づかなければならない . 監 査手順は , 監査を実施し , 及び結果を 報告するための責任及び要求事項とと もに , 監査の範囲 , 頻度 , 方法及び能 力を含まなければならない . 可能な場合は , 監査は , 監査対象と なる業務に直接の責任をもたない独立 した要員によって実施されなければな らない . ( 備考 ) ここの「独立」という用語 は , 必ずしも事業場の外部を意 味していない . 2 ) 監査チームとして , 上記のことを決定する 能力が必要となるであろう . 決められた期間内で実行するように計画され の定義によると , 「ある目的の達成に向けた , 6 ) 監査プログラムとは , IS09000 の 3.9.2 項 に任せていると考えるべきであろう . ローアップについて言及していないが , 組織 ISO 14001 / OHSAS 18001 については , フォ ではないので , 組織が決めて運用すればよい . 5 ) フォローアップ監査が必要と定めている訳 うな方法並びに要員によって行われること . 4 ) 監査は , 客観性及び公平性が確保できるよ なっている . るか否かは , 最高経営層が判断することに 3 ) マネジメントシステムが有効に機能してい た一連の監査」の意味である . 2.5 ISO 9001 / ISO 14001/OHSAS 18001 規格要求事項の比較 93

6. 統合マネジメントシステムのつくり方

17 / 53 第 1 版 制定 2001 ー 04 ー 02 辰巳製作所 ( 株 TMS ー 40000 マネジメントマニュアル 改定 ③環境汚染の予防 ④関連する環境法規制及び当社が従うべきその他要求事項の道守 ( 3 ) 社長方針を達成するために , 目的及び目標を設定し見直していくこと . 5.3.2 社長方針の周知徹底及び開示 ( 1 ) 総務課は , 「社長方針管理規定」 ( TMS ー 53001 ) に従って , これを文書化し , 教育及び社内掲示などにより全従業員に周知し , 実行を促す . ②総務課は , 工場内で働く外注先及び著しい環境側面に関連する供給者にも 社長方野を伝達する . ③総務課は , 一般のスから要求があるときは社長方針を開示できるように これをパンフレッにして保管する . 5.3.3 社長方針の見直し 社長はマネジメントレビューの際 , 年度のマネジメントシステムの実施状況 , 方針・目的・目標の達成状況 , マネジメントプログラムの実施状況 , 顧客満足に 関する情報などをベースに , 社長方針が継続して適切であるか否かを判断し , 必要 があれば , これを改定する . 5.4 計画 5.4.1 現状把握及ひ環境側面 5.4.1.1 現状把握 品質に関しては , 8.3 項「データの分析」で得られる情報をベースに , 製品及び 品質マネジメントシステム上の問題点を把握し , 要改善点を明確にした上で , これ を品質目標に反映するようにする . 5.4.1.2 環境側面 ( 1 ) 著しい環境側面の決定 ①各部署は , 一環境影響評価規定丿 ( 旺 s ー 541 似 ) に基づいて , 事業活動及び 第 5 章 統合マネジメントシステムの事例 5.3 統合マネジメントマニュアル及び手順書の例 175

7. 統合マネジメントシステムのつくり方

TMS ー 4800 5.1 経営者のコミットメント 5. 経営者の責任 マネジメントマニュアル 辰巳製作所株 2001 ー 04 ー 02 制定 改定 16 / 53 第 1 版 社長は , 下記を行うことにより , マネジメントシステムの構築及び実施 , 並びに その有効性を継続的に改善することに対してコミットした証拠を示す . ( 1 ) 顧客要求事項及び法規制の要求事項を満たすことの重要性を社内に周知す る : 社長方針 , 目的及び目標を通じて , 並びに教育訓練及び内部コミュニ ケーションを通じて伝達し , その重要度を理解させる . ②社長方針を設定する . ( 3 ) 目的及び目標を承認し , マネジメントプログラムなどを用いてその達成を 目指す . ( 4 ) マネジメントレビューを実施する . ⑤必要な経営資源を確実に利用できるようにする : マネジメントプログラム ( 5.4.4 項 ) の中で , 並びに 6.2 項「経営資源マネジメント」にて定める . 5.2 顧客重視 ( 1 ) 社長は , 顧客満足の向上を目指して , 社長方針の中でそれを示し , また 7.1 項「顧客関連のプロセス」の中で顧客要求事項を明確にし , かっ満たされてい ることを確実にする . 82.1 項「顧客満足」にてそれに関する情報を入手する . ②環境に関しては , よく利害関係者の関心事に留意する . 5.3 社長方針 5.3.1 社長方針の決定 社長は , 以下のことに配慮し , 当社のマネジメントにかかわる方針を決定する . ( 1 ) 当社の事業目的 , 事業内容 , 製品の性質 , 規模並びに環境影響に対して適 切であること . ②下記に対するコミットメントを含むこと . ①マネジメントシステムの有効性の継続的な改善 ②品質に関する要求事項への適合 174

8. 統合マネジメントシステムのつくり方

区分 ISO 9001 : 2000 システム 5.3 品質方針 【 PLAN) トッブマネジメントは , 品質方針に ついて次の事項を確実にすること . a) 組織の目的に対して適切である . b) 要求事項への適合及び品質マネジ メントシステムの有効性の継続的な 改善に対するコミットメントを含む . c) 品質目標の設定及びレビューのた めの枠組みを与える . d) 組織全体に伝達され , 理解される . 46 トッブマネジメントは , 組織内のそ 5.4.1 品質目標 5.4 計画 る . e) 適切性の持続のために レビューす 表 2.2 ISO 14001 : 1996 4.2 環境方針 最高経営層は , 組織の環境方針を定 め , その方針について次の事項を確実 にしなければならない . a) 組織の活動 , 製品又はサービスの , 性質 , 規模及び環境影響に対して適 切である , b) 継続的改善及び汚染の予防に関す る約束を含む , c) 関連する環境の法規制 , 及び組織 が同意するその他の要求事項を遵守 する約束を含む , d) 環境目的及び目標を設定し , 見直 す枠組みを与える , e) 文書化され , 実行され , 維持され , かっ全従業員に周知される , f) 一般の人が入手可能である . 4.3.3 目的及ひ目標 組織は , 組織内の関連する各部門及

9. 統合マネジメントシステムのつくり方

辰巳製作所株 TMS ー 40000 マネジメントマニュアル 制定 2001 ー 04 ー 02 改定 目 次 2 / 53 第 1 版 改定履歴表 1. 目的 1.1 本マニュアルの目的 1.2 会社概要 2. 適用範囲 3. 適用規格及び用語の定義 3.1 適用規格 3.2 用語の定義 4.1 マネジメントシステムの概要 4.2 文書化 4.2.1 一般 4.2.2 マネジメントマニュアル 4.2.3 文書管理 4.2.4 記録の管理 5. 経営者の責任 5.1 経営者のコミットメント 5.2 顧客重視 5.3 社長方針 5.3.1 社長方針の決定 5.3.2 社長方針の周知徹底及び開示 5.3.3 社長方針の見直し 5.4 計画 5.4.1 現状把握及び環境側面 5.4.2 法的及びその他の要求事項 5.4.3 目的及び目標 5.4.4 マネジメントプログラム 4. マネジメントシステム 160

10. 統合マネジメントシステムのつくり方

表 4.3 つづき ( 3 / 3 ) c) 記録 ISO 9001 : 280 ISO 14001 : 1996 OHSAS 18001 : 1999 記録 己録 条項 記録 7.6 校正及び検証結果 校正 , 保守活動及 校正のプロセス 4.5.1 4.5.1 び結果 7.6 校正又は検証に用 いた基準 7.6 測定機器不適合時 の処置 内部監査 内部監査 内部監査 8.2.2 4.5.4 4.5.4 監視及び測定 監視及び測定 4.5.1 4.5.1 製品リリース許可 8.2.4 8.3 不適合製品の処置 是正処置 是正・予防処置に 是正・予防処置に 8.5.2 4.5.2 4.5.2 8.5.3 予防処置 伴った手順書変更 伴った手順書変更 * 記録の保管期間は , 通常「記録の管理」手順の中で決める . 4.4.2 経営者の責任 経営者から見たらマネジメントは 1 つである . よって , ISO 9001 及び ISO 14001 規格対応としてもつべき責任は当然同じはずである . 経営者の方針も当 然 1 つにまとめるべきである . 品質方針 , 環境方針及び労働安全衛生方針を 別々につくれという審査員がいたら , その者は統合マネジメントシステムの審 査を行う資格がない人である . 経営者がコミット ( 決意表明 ) し , 実行しなければならない内容は以下の通り である . ①方針の中で下記を約束する : a) マネジメントシステムの継続的な改善 . b) 品質に関する要求事項を満たすこと . 関連する環境法規制及び同意するその他要求事項の遵守 . 条項 1 三ロ 条項 138