かんせん - みる会図書館


検索対象: ベッドルーム
4件見つかりました。

1. ベッドルーム

空気で運ばれる病気 かぜやインフルエンザで学校を休み、ふとんに寝てせきやくしやみをした り、苦しんだりしたことがあると思います。そんなときは、かならずハンカ チかなにかを口に当てて、せきやくしやみをしましよう。そうしないと、病 びせいぶつ げんいん 気の原因となる微生物をまわりにまきちらして、だれかに病気をうっすこと になります。 びせいぶっすいてき びせいぶつ ばあい、病気を起こす微生物が水滴といっしょに 空気中の微生物のなかには、病気を引き起こす すいてき とびだすことになります。その水滴をだれかがす ものがあります。かぜやインフルエンサ、百日せ びせいぶつ びせいぶつ けっかく いこんだら、微生物がその人の体に入りこんで病 き、結核などはそうした微生物が起こすおもな病 気にかかるかもしれません。 気です。空気で運ばれる病気のほとんどは、せき びせいぶつ やくしゃみで空気中にひろがった微生物によって うつります。 かぜとインフルエンザ かぜやインフルエンザはウイルスが引き起こし どうやって病気は空気中にひろがる ? ます。かぜは、鼻にとりつくライノウイルス ( 「鼻のウイルス」という意味 ) とよばれる、とて せきやくしゃみをすると、何百万という小さな ぐんげんいん すいてき も小さなウイルス群が原因です。インフルエンザ 水滴が鼻やロからとびだします。かぜやインフル おおがた のウイルスは、ライノウイルスよりはだいぶ大型 工ンザにかかっている人がせきやくしゃみをした かんせんひ かんせん 空気感染と飛まっ感染 かんせん 空」氣 . ! 染 広いはんいに広がる かんじゃ 患者のせきやくしやみで空気のなかに出た 病原体が長い時間空気中をただよい , それ かんせん をほかの人がすいこむことで感染する。 , 纛しん , 泉痘など かんせん 飛まっ感染 ちゅうし △多くの国では、赤ちゃんに百日ぜきの予防接種をしている。ワクチンを注窮す れば、百日ぜきにかかりにくくなる。 やく 約 1 メートル 患者のせきやくしやみのしぶきにふくまれ ちくせつ る病原体を , 置接ほかの人がすいこむこと かんせん で感染する。 インフルエンザなど かんじゃ よほうせっしゅ 12

2. ベッドルーム

すいてき △せきやくしゃみをすると、空気中に小さな水滴がたくさんとびだしていく。 で、鼻やのどや肺をおそいます。 わたしたちはふだんから、鼻や のどにかぜやインフルエンザのウ イルスをもっています。かぜやイ ンフルエンザのウイルスにはいろ いろな種類があり、いままでに出 しゆるい 合ったことのない種類のウイルス をすいこむと、病気になったりす るのです。ふつうはかぜをひいて しばらくすると、はじめてのウイ しゆるい かいせつ 第語解説 ルスにたいする抵抗力ができ、か ぜがなおります。 百日ぜきは、百日ぜき菌という さいきんげんいん 細菌が原因で起こります。この小 さいきん うちがわ さな細菌はのどの内側をおおって さいほう いる細胞にとりつきます。百日ぜ ほっさ きの発作はひどく、ひどくなると、 息をすったときにふえのような音 が鳴るようになります。 かんせん きゅうせいでんせんりよく 百日ぜき きん インフルエンザインフルエンザウイルスの感染によって起こる急性で伝染力の強い病 しようじよう こうねつ おかん いた 気。かぜとにた症状だが、高熱、強い悪寒、全身の痛みなどが特徴。 きん こきゅうきでんせんえなう せい ほっさ ん性のせきの発作をくりかえす時期が 2 ~ 6 週間つづく。 けっかくけっかくきんかんせん でんせなよう こき 0 うき かんせん 結核 : 結核菌の感染によって起こる伝染病。おもに呼吸器から感染する。数年前までは げんしよう さいきんそうかけいこう 減少していたが、最近は増加傾向にある。 ていこうりよく きん けんこう 抵抗力 : 病気や病原菌にたえて、健康をたもちつづける力。 予防接種ワクチンを注射すること。ワクチンとは、ある病気にたいする抵抗力を高め ぶっしつ て、その病気にかからないようにする物質。 とくちょう しようじよう △結核を引き起こす原因となる結核菌。 げんいん けっかく けっかくきん けっかく 結核 空気で運ばれる病気のう けっかく けっかくけっかくきん 気は結核だ。結核は結核菌 さいきんけんいん という細菌が原因で起こ やく り、毎年世界しゅうで約 やく 300 万人、日本ては約 2000 人が亡くなっている。ます しい国で亡くなる人が多い えいよう のだが、この病気は栄養の あるものを十分食べていな かったり、病気をはねかえ すだけの元気のない人がか 13

3. ベッドルーム

さくいん 1 1 , 1 5 26 , 27 1 1 ■あ R N A 9 アオカビ 24 , 25 1 2 , 1 3 1 8 , 1 9 14 , 1 5 1 8 , 1 9 , 22 , 23 アールエヌエー アカリンダニ アレルギー 27 1 0, 1 1 さいほうかく 細胞核 8 , 9 さなき、 1 9 シバンムシ 23 しようかかん 消化管 25 シロアリ 23 しんきん 真菌 8 , 9 , 1 0 0 ま・や・ら・わ まゆ 1 7 ミッパチ 27 ミッパチへギイタダニ ヤマトシロアリ 23 ようちゅう 27 イェシロアリ 23 ウイルス 9 , 1 2 , 1 3 インフルエンザ イヌ 1 6 イガ 20, 21 幼虫 1 1 , 1 9 , 20, 21 , 22 よほうせっしゅ 予防接種 1 2 , 1 3 ライノウイルス 1 2 8 せいちゅう 成虫 せき ぜん息 0 た だっぴ 脱皮 チリダニ DNA そく ディーエヌエー 1 1 , 1 5 , 1 9 , 21 1 2 , 1 3 1 0, 1 1 1 0, 1 1 9 流星 わカし 若虫 7 1 1 , 1 5 宇宙のちり うちゅう えいよう 7 栄養 25 工リマキッチグリ 0 か 化学物質 14 , 1 5 かぜ 1 2 , 1 3 カツオプシムシ カビ 24 , 25 かふん ぶっしつ T2 バクテリオファーシ ていこうりよく 抵抗力 1 3 9 トコジラミ 0 な ネコ ネコノミ ネズミ 0 は 1 6 14 , 1 5 花粉 6 , 7 , 1 0, 1 9 がほう 芽胞 8 , 9 キクイムシ 22 , 23 , 27 きんし くしゃみ 1 2 , 1 3 工刈′、木 咸氿 1 2 かんせん 菌糸 24 キノコ 24 寄生 9 , 27 きせい 4 1 6 , 1 7 1 6 , 1 7 微生物 4 , 5 , 1 2 びせいぶつ 26 , 27 ヒッチハイカー クモ けっかく 結核 けっかくきん 結核菌 けんびきよう 顕微鏡 コイガ こうき ロ器 こうちゅう 甲虫 こうび 交尾 コナダニ ゴキブリ 30 細菌 さいきん 0 さ 1 0 1 2 , 1 3 1 3 5 21 1 1 , 21 , 22 4 , 23 27 6 , 7 , 8 , 9 , 23 ヒトノミ 1 6 , 1 7 皮ふ 6 , 14 , 1 7 かんせん ひ 飛まっ感染 1 2 ヒメカツオプシムシ 18 ヒメマルカツオプシムシ 1 8 百日ぜき 12 , 13 百日ぜき菌 1 3 ヒラタキクイムシ 22 きん ふん ほうし 胞子 ほこり ほっさ 発作 6 , 1 7 , 21 9 , 24 , 25 6 , 7 , 8 , 1 0, 1 1

4. ベッドルーム

さいきん 細菌 びせいふつ 雨をふらす微生物 さいきん かんそく イギリスで最近行われた観測で、低い雲に微生物がいることが ひせいふつ わかった。科学者のなかには、空気中の微生物は、しつは雲や雨 げんいん びせいふつ がてきる原因のひとつなのてはないかと考える人もいる。微生物 びせいふつ が天気をあやつるというのだ ! 雨がふれば、微生物はあちこち はんしよく にひろがって繁殖しやすくなることはたしかた。 さいきん たんじゅん 細菌はとても小さく単純な生き さいほう 物で、たったひとつの細胞ででき ています。空気のかすかな流れに も乗って動くほどの小ささです。 しかし、空気中ではすぐにひから びてしまうので、空気で運ばれる ためにはかわかないように身をま ひつよう すいてき そとがわそう うちがわ さいぼう よばれる外側の層と、内側の もる必要があります。小さな水滴 れるとそこに入りこみ、その細胞 ディーエヌエー アールエヌエー そう DNA ( または RNA) の層から のなかにいて生きのびるものもあ を利用して自分のコピーをつくり じようけん あっ れば、条件がきびしいときには厚 できています。ウイルスは自分自 ます。ウイルスには、生き物から まく がほう い膜でおおわれた芽胞になるもの 身では動くことも、食べることも、 はなれていると長くは生きられな がほう ぞうしよく もあります。芽胞のなかにいれば、 増殖することもできません。しか いものもあれば、空気中で長いあ かんそう さいぼう ひく し、自分に合う生き物の細胞にふ 乾燥がひどかったり、気温が低す いだ生きのびるものもあります。 ゆうがい きたり高すぎたり、有害薬品があ ったりするときも生きのびること じようけん ができます。条件がよくなれば、 ねんきんいがい 真菌菌類のうち、粘菌以外のもの。一般にカビ、キノコ、酵母などとして知られている。 さいきんがほう えいよう 新しい細菌が芽胞から目ざめま 寄生ある生き物がほかの生き物の体のなかや表面にすみつき、そこから栄養をとって 生活すること。 さいほうかんせん ウイルス . 生きた細胞に感染することでしかふえることができない、ひじように小さな びせし舅 i つ 微生物。 さいまう ディーエヌエー いでんしこうせい 細胞やウイ丿レスの遺伝子を構成する物質。 DNA 真菌とよばれる生き物もいま ディーエヌエー じようほう さん しつごうせい ぶっしつ アールエヌエー DNA の情報をもとに、アミノ酸からタンバク質を合成する物質。 R NA せいちょう さいまうかく さいまう かくまく いでんぶっしつ す。死んだ生き物の上で成長した 細胞核 細胞のなかにあって、核膜につつまれた遺伝物質をふくんだ部分。 きせい り、生きている生き物に寄生する ものがほとんどです。 しんきんほうし 真菌は胞子という「たね」をつ そうしよく くって増殖します。ひとつの真菌 が、とても小さくてかるい胞子 さんしよう ( 25 ページ参照 ) を何百万個もつ くりだし、たいていは空気中に放 って風に乗せ、あちこちにひろげ ます。 びせいふつ りよう せき - こうぽ いつばん しんきんきんるい きせい しんきん 真菌 ぶっしつ しんきん しんきん ほうし ウイルス 空気中のいちばん小さな生き物 から はウイルスです。ウイルスは殻と さいきんいっしゆだいちょうきん 細菌の一種の大腸菌にとりついた T2 バクテ さいきんさいほう りよう ぞうしよく リオファージ。細菌の細胞を利用して増殖す るウイルスだ。