「こちら , ガントゥ。ハイバースペー ほんぶ スにはいりたい。」 44 とびうつりました。 あいてのそうじゅうせきのまどに スティッチは , ひじようドアから , はげしいうちあいに , なりました。 ノミノヾノミ , ノミーン ! ドキューン ! うせんがせまります。 たいいのうしろに , ジャンバのうちゅ 本部とれんらくをとる , ガントゥ 「えいっ , こうしてやる ! 」 「ウワーツ ! 」 ほのおにやかれ , おちていく , ティッチ。でも , まけません。 とおりかかったタンクローリーを かざん ス 「カゾクハイツモ , ソバニイル ! 」 「きてくれたの , スティッチ ! 」 ばくはつのいきおいで , ジャンプ ! ガソリンをふんかこうにそそぎ , のっとって , 火山のふんかこうへ。
くうちゅう 「ディヴィッド ! かいがんまで , のせてくれない ? 」 「えつ。リロじゃないか。もちろん , オーケーさ。スティッチも , はこん でやらないとな。」 リロとスティッチは , ディヴィッ ドにはこばれて , かいがんにつきま そこには , 銀河連邦本部からやっ てきた , 議長がまっていました。 ガントゥたいいは , 空中にほうり だされました。 たたかいは , スティッチのかちで す。スティッチは , ぶじに , リ口を たすけだしました。 あおい , あおい , ハワイの海。 ディヴィッドが , サーフポードに のっています。そのうしろに , きょ だいなうちゅうせん , ちゃくすい ! そうじゅうしは , ジャンバです。 ぎんがれんぼうほんぶ ぎちょう 45
リロとスティッチは , ナニのはた らいているレストランへ , しよくじ にいきました。 ぶたいでは , ナニのポーイフレン ドのディヴィッドが , ファイアダン スのショーをしていました。 シャンバとプリークリーが , きゃ くせきにすわって , スティッチをみ はっています。これでも , ちきゅう 人にへんそうしたつもりです。 20 スティッチは , デザートのケーキ を口にいれましたが , すぐにはきだ してしまいました。あんまり , すき なたべものではなかったようです。 ショーがおわると , リロは , ディ ヴィッドにスティッチをみせました。 「これ , あたしの大 ! 」 くち いぬ びつくり。 大なのかい ? 」 いぬ いぬ ( こんな大 , みたことがない ディヴィッドは , 「うわあ。ほんとに
際版 ィズー ー名作コレクション 23 リロスティッチ 2003 年 2 月 20 日第 1 刷発行 文・解説 発行者 . 発行所 . 印刷所 . 製本所 . ・森はるな ・・坂井美穂 ・・斎藤妙子 ・野間佐和子 ・株式会社講談社 〒 1 1 2-8001 東京都文京区音羽 2-12-21 出版部 03-3945-5703 販売部 03-5395-3625 業務部 03-5395-3615 ・図書印刷株式会社 ・株式会社国宝社 ・本書の無。複写 ( = ピー ) は著作権法上での例外をのぞき , 禁じられています。 料 0 社負担 0 = ・ -0- 、 . 取 0. 0 0 = 、。 購 . ス、 . 書店名を明記のうえ , 小社書籍業務部あてにお送りください。 の・お問い合わせはディズニー書籍出版部あてにおねがいいたします。 Disney Einted in Japan 0. C. 933 4 84. = ・価はカ / ヾ こ = 表。示してあります。 )
ぎちょう 議長は , スティッチをつれてかえろうとしました。 でも , リ口が , スティッチをかばって , いいました。 「スティッチは , あたしのよ。 2 ドルはらって , かった 47 にんめい うします。あなたたちを , せわがかりに任命するわ。」 かれのついほうさきを , ちきゅうにへんこ んだから。つれていったら , どろばうよ。」 「では・・・
「これでよし。あとはもう , かえる だけだ。」 ガントゥたいいは , まんぞくそう に , うなすきました。 じんおんな 「おや , ちきゅう人の女の子も , あ みにかかったか。これは , おまえの おやつだな。」 ウィーン・・ ガントウたいいは , リロとスティ ツ チを , さらっていきました。 「まって ! やめて ! 」 うちゅうせんがとびたつのに気づ いたナニが , おいかけましたが , と てもおいつくことはできません。 スティッチは , カプセルのなかで 大あばれ。やっとのことで , そとに だっしゆっしました。 「ウワーツ・・ 空中にとばされたスティッチは , いきおいよく , 地面についらくです。 おお くうちゅう じめん 40
シュノヾッ ! あたま そのとき , とっせん , 頭の上に なにかがかぶさってきました。 つえ 「きゃああ ! 」 トゥたいいでした。 星からあたらしくやってきた , ふたりをとらえたのは , トウロ だか , わかりません。 リロとスティッチは , なにがなん 「ガオ , ガオ , ガオー ! 」 ガン ぎんがれんほうほんぶ 銀河連邦本部は , ジャンバとプリー クリーがやくにたたなかったので , かわりに , ガントゥたいいをおくり こんできたのです。 「ぬははは , はは ! こんなにかん たんにつかまえられるとはな。さあ こい , このやろうめ。」 ガントゥたいいは , スティッチを カプセルにとじこめました。ついで リロもいっしょにです。 39
「リロー ! 」 「リロー ! 」 38 を , そっとリ口にかえしました。 スティッチは , かぞくのしやしん 「グルルル , オー , オー と , スティッチがあらわれました。 すると , 目のまえに , ひょっこり リロは , むちゅうでにげました。 プルスの声がおいかけてきます。 さがしまわる , ナニとコプラ = バ ほん それから , かくしていた 2 本の足 と , せびれをもとにもどして , 正体 をあらわしました。 「うわあ。あんた , ほんとは , 工イ リアンだったの ! 」 リロは , びつくりして , さけびま しようたい 「あんたのせいで , めっちゃくちゃ よ。もう , しらないからね。あんた なんか , どっかにいっちゃえ ! 」
スティッチは , リロのことばをき きながら , まどからそとにでていき ました。 だれもいない森のなかで , 「みにく いあひるの子」の絵本をひらく , ス ティッチ。 えほん 絵本をみているうちに , その目が うるうるとひかりだしました。 そしてスティッチは , かなしそう なさけび声をあげました。 えほん 「ホク・・ マイゴ ! 」 スティッチの声は , しいんとした 森のなかに こだまとなって , ひろ がりました。 ぎちょう られない , やがて , 「マイゴ・・・ あさ といいわたされてしまいました。 は , 議長から , やくめをやめさせる シャンバとプリークリー た。スティッチをなかなかっかまえ つぎの日の朝になりまし ボク , マイゴ ! 」
リロは , スティッチに , かぞく 4 人がそろってくらしていた日のしゃ しんをみせました。 「パパとママだよ。でも , 雨の日に ドライプにいって , それで・・・・・・。」 スティッチは , だまって , リロの はなしをきいていました。 「ねえ , スティッチ , かぞくはいる の ? ものをこわしたりするのは , さびしいから ? 」 スティッチのこころに , それまで になかったような , ふしぎな気もち がわいてきたようです。 「あたしんちは , ふたりしかいない しおもちゃもあんまりないけど , かぞくになりたかったら , ずっとい ていいよ。おとうとにして , いい子 にそだててあげる。 オハナは , かぞく。かぞくはいつ もそばにいる。なにがあっても。」 あめ 32