福田屋 - みる会図書館


検索対象: 10分で読める名作 二年生
141件見つかりました。

1. 10分で読める名作 二年生

福田屋のプリン 話さなくなったの。あたしのことも わからないみたいだったんだけど : きゅうに『あかねちゃん』て、よんだんだ。」 あかねちゃんは、目になみだをうかべていた。 「『福田屋のプリンて、何 ? 』ってママに きいたら、東町にある福田屋っていう よ , つがしゃ 洋菓子屋さんのプリンなんだって。ママが ま、ん 子どものときのもっと前から『福田屋の プリン』はおいしいって有名だったらしいの。」 ひがしまち ゅうめ 、める 149

2. 10分で読める名作 二年生

福田屋のプリン 花田鳩子 ( はなだはとこ ) 静岡県に生まれる。主な作品に『ふでばこの中のキョウリュウ』『こねこねばうや』な どがある。 あかねちゃんもお食べ。 大じいちゃんは、にこっとわらった。 み あかねちゃんが、ママとばくを見た。 かお わらってるのに、ないてるみたいな顔だった。 それから、ばくとあかねちゃんも大じいちゃんと ふくだや 『福田屋のプリン』を食べた。 ふくだや 『福田屋のプリン』は、トロンとしてて、ほわっと あまくて。やつばリ ほくが今まで食べたうちで、 いちばんおいしかった。 おお おお 出典 : 『お話びつくリ箱 2 年①』所収学研 2003 年 165

3. 10分で読める名作 二年生

福田屋のプリン うちのママぐらいのおばさんが出てきて、そう みせ 言って店の中に入れてくれた。 いろいろなしゆるいの ガラスのケースに、 ケーキがずらリとならんでいる。ケースの よこには、もう、大きなクリスマスツリー かざってあった。 プリンは ? とこにもない あかねちゃんの目に、またなみだがじわーっと うかんできた。 ふくだや 「『福田屋のプリン』というプリン、あリますか ? 」 おお め 157

4. 10分で読める名作 二年生

ま , ん あかねちゃんは、大じいちゃんの前のテープルに、 プリンのおさらをおいた。 しろ ちゃいろ 白いおさらの上で、茶色のカラメルがかかった たまご色のプリンが、プルルンとゆれている。 おお ふくだや 「大じいちゃん、プリン食べてね。『福田屋の プリン』なんだよ。」 大じいちゃんはうなずいて、スプーンを手に とった。そして、ゆっく プリンをすくって口に 入れた。 ふくだや 「『福田屋のプリン』は、おいしいねえ。 おお , つ、ん おお 164

5. 10分で読める名作 二年生

福田屋のプリン どおしようてんが ( けやき通リ商店街だ。だけど、しーんとして、 お みせ どの店もシャッターが下リている。 「休みかしら ? 」 はや じかん 「まだ時間が早いから、あいてないんだよ。」 3 くだや みせ 「福田屋ってお店、どこかな。 「うん。 みせ 店って、シャッターがしまってると、ぜん一ゝ み おんなじに見える。 ふるみせ 「きっと古い店なんじゃない ? 」 あかねちゃんが言った。 やす 153

6. 10分で読める名作 二年生

あかねちゃんの目からなみだがこばれないうちに、 しそいでおばさんにきいた。 ま、え ま、え 「プリンは、おくにおいてあるのよ。前の前の 3 くたや ふるみせ 古い店のころは、福田屋はプリンだけしか 作らなかったの。今は、毎日きまった数しか 作らないの」 おばさんはロに手を当てて、おかしそうに わらった。 だけどばくたち、一番のリだったから、三こも 3 くだや 『福田屋のプリン』は、すぐ売リきれるんだって。 ばん ( いに . ち - かず 158

7. 10分で読める名作 二年生

みせ ばくらは古そうな店があると、立ちどまった。 みせ みせ どの店もかんばんに店の名まえが書いてある。 ふくだや 「ねえ、あかねちゃん。『福田屋』って、 レ」んな、小 , フに 書くのか、知ってる ? 」 おも かんじ 「漢字だと思うけど : かんじ てん かんじ 「漢字かあ。にが手なんだよな。漢字テスト、百点 とったことないもん。 「あのね。 , ふくだ ~ って、あたしの後ろのせきの おも 福田くんと同じ字だと思うんだ。」 「えーと、 " だ , は田んばの『田』でしよう。 、かる おな 154

8. 10分で読める名作 二年生

しぜん 子ザルをまもりました。自然のなかで生きる、どうぶったちのきびしさと、 こころ のちをかけた母ザルの強いあいじようは、ふかく心にのこります。 つきょ たけ 『まんまる月夜のパトロール』 : : : ねこと竹ぼうきの、おかしなとりあわせ が、とてもゆかいです。しっぱいにもくじけす、その気になれは、なんだって できるという意気ごみは、読んでいて、気もちがいいですね。 『きつねのクイスはヘんてこクイズ』 きつねのクイズは、ほんとうにヘ きぶん こうえん んてこで、ゆかいです。こんな、。 ときどきの気分をあじわわせてくれる公園が あったら、 しいですね。ぜひ行って、きつねに会ってみたいものです。 ふくだや おお 『福田屋のプリン』 : ・あかねちゃんはゆうきを出して、大じいちゃんのた ふくだや ひと めに、福田屋のプリンを買いにいきます。たいせつな人のために、一生けんめ つよ いっしよう 198

9. 10分で読める名作 二年生

福田屋のプリン 「うーっ、さむ ばくは、ンヤノ。、 ーのえリをあごまで ある ひっぱり上げて歩いた。 「ねえ、何買うんだよ。 あか しんごうが赤になって立ちどまったとき、 「プリン。 「えつ、プリンなんかスー へ行けば あるじゃん。」 あかねちゃんは、ばくの顔を見た。 か み 、つよ ーし 145

10. 10分で読める名作 二年生

福田屋のプリン おも キ ) っとわかると田 2 , フ。」 ばくとあかねちゃんは、もう一度、通リを 一けん一けんさがすことにした。 や ひょうしつ ようふく屋さん、美容室、レストラン、 ほんや そのつぎは、本屋さん 「ないよね。」 「うん・ あかねちゃんが かお なきそうな顔をした。 むすかしい字だけど見れば いちど とお み