352 図書館雑誌 2014.5. 公益社団法人日本図書館協会 2013 年度通算第 5 回理事会議事録 日時 : 2014 年 3 月 20 日 ( 木 ) 14 : 30 ~ 18 : 00 場所 : 日本図書館協会研修室 理事現員数・ 19 名 出席理事数 . 17 名 森茜 ( 理事長 ) , 山本宏義 ( 副理事 長 ) , 西野一夫 ( 専務理事 ) , 西村彩 枝子 ( 専務理事 ) , 諸田清 ( 常務理 事 ) , 大場高志 ( 常務理事 ) , 谷口豊 出席 . 清田義昭 , 土田正 , 松本香 監事現員数 . 3 名 欠席 . 小池信彦 , 鈴木良雄 治 一郎 , 前田章夫 , 松井正英 , 松尾昇 美子 , 津田恵子 , 永利和則 , 福冨洋 同じ ) , 佐藤尚子 , 荘司雅之 , 高橋恵 ( 常務理事 ) , 小田光宏 ( 理事 ) ( 以下 . △、宀 西村専務理事より , れた。 2 . 理事長挨拶 開会が宣せら 森理事長より , 挨拶があった。 3 . 理事会成立要件の確認 定款第 43 条に基づき会議の成立が 確認された。 4 . 議長の選出 定款第 39 条第 3 項によって , 理事 長が議長となった。 5 . 議事録署名人の選出 き , 理事会で決定することとなって 理事の選出は , 理事長の推薦に基づ おいて , 副理事長・専務理事・常務 専務理事及び常務理事選定規程」に り , ついては , 「理事長 , 副理事長 , 憙氏が選任されたことの報告があ 諸田常務理事の後任理事として木村 員総会において , 辞任が承認された 議長より , 先ほど開催された代議 務局長の指名について 第 1 号議案常務理事の選出及び事 0 議事 された。 あり , 荘司雅之理事が異議なく選出 うちより 1 名を選出したい旨提案が 代表理事及び監事の他 , 出席理事の づき , 理事会当日の議長 , 出席した 議長より , 定款第 46 条第 2 項に基 いることから , 木村憙理事を常務理 事として推薦したい旨 , 提案があり , 異議なく承認された。 引き続き議長である理事長より , 定款 52 条第 3 項により , 選出された 木村常務理事を事務局長に指名した い旨提案があり , 異議なく承認され た。なお , 併せて , 事務局長の給与 について , 公益法人最初の役員報酬 の際の決議に基づき , 年俸 6 万円と する旨 , また , 事務局長の在任期間 について , 諸般の状況を考慮し , 幻 15 年 3 月 31 日とする旨提案があり , 異議なく承認された。 報告 1 公共図書館部会のあり方検 討会について 議長より , 本件報告について担当 理事より説明する旨発言があり , 西 野専務理事より , 報告があった。 報告 2 第 1 開回全国図書館大会の開 催について 議長より , 本件報告について担当 理事より説明する旨発言があり , 西 野専務理事より , 報告があった。
350 図書館雑誌 2014.5. ついての報酬及び事務局職員を兼務 する役員の事務局職員としての給与 は , 「役員等の報酬等及び費用に関す る規程」に基づいて設定されている が , 本法人は財政再建計画 ( 改訂 ) ( 2014 年一 2016 年 ) 中であり , 2014 年 度予算においては , 業務執行理事で あっても非常勤の理事は無報酬とし たい。常勤の業務執行理事について は , 同規程上は年俸 58 万円であると ころ , 38 万円を計上した。また , 事 務局長を兼務する理事の事務局長給 与は年俸 6 万円を計上した旨の説明 があった。続いて , 西野専務理事よ り , 資料に基づき設備投資のないこ とが説明されるとともに , 資料に基 づき 2014 年度正味財産増減予算案に ついて説明があった。審議の結果 , 次の通り , 各議案とも承認された。 なお , 決議に当たっては , 第 4 号議 案ー 2 及び 3 については , 第 4 号議 案に先立って決議された。 第 3 号議案 : 賛成 75 人 , 反対 O 人 第 4 号議案 : 賛成 75 人 , 反対 O 人 第 4 号議案ー 2 : 賛成 75 人 , 反対 O 人 第 4 号議案ー 3 : 賛成 75 人 , 反対 O 人 《主な質問 , 意見など》 ( 事業計画関係 ) 〇事業計画全体を通して , ICT の発 展に関する記述が事業計画に記載さ れることが必要ではないかとの意見 があり , 副理事長より , 「連続セミ ナー『みんなでつくるネットワーク 時代の図書館の自由』」は該当する事 業であるが , 今後 , 一層 , その点に 留意したい旨発言があった。 〇会員拡大について , 具体的企画が 必要との意見があり , 理事長より , 重要な課題と認識しているので , 今 後具体化に努めたいこと , 図書館や 学校図書館で働く非正規雇用職員も 会員になれるよう会費区分を設けた ので , 今後その旨をアピールしたい , との発言があった。 〇公益法人に移行した目玉となる事 業はなにか , 公益法人となって , 事 業方針として変わったところはどこ かとの質問があり , 副理事長より , 事業べースでいえば「全国図書館 18 回大会」の企画案にみられるように , より一層市民に直接働きかけ , 図書 館が社会の役に立っていることがわ かるような事業を展開することだと 考えている旨の発言があった。 〇その点に関し , 公益法人移行後 , 市民団体を想定した団体会員の制度 ができたことはよかったので , 普及 するように期待したいとの発言が あった。 ( 予算関係 ) 〇予算案で利益が出ているように見 えるが , 活動費にまわせないのかと の発言に対し , 理事長より , 一見余 剰金があるように見えるが , その金 額は長期借入金返済に充当するため の経費であり , ぎりぎりの予算編成 である旨の説明があった。 〇地域活動経費の具体的配分につい て質問があり , 理事長より , 地域図 書館協議会や県図書館協会への活動 費については , 現在 , どのような配 分にするか執行部で検討中である旨 発言があった。 〇部会や委員会の活動費が少ない が , 研究集会以外にも活動ができる ように手当てしてほしい旨の発言が あったが , 西野専務理事より , 要望 の趣旨はもっともであるが , 財政再 建計画 ( 改訂 ) ( 2014 年一 2016 年 ) 中 であるので , 理解願いたい旨の発言 があった。これに関し , 理事長より , 財政再建下において , 2014 年度予算 で職員給与の削減率を若干回復させ たが , 全面回復には至っていない状 況であり , 協力願いたい旨発言が あった。 〇職員の給与カットの一部が回復し たことはよかったし , 常勤の理事に も少しは支給ができてよかった。引 き続きがんばってほしい。説明の中 で , 委員会委員の交通費が出るよう に聞こえたが期待してはいない。現 状で , 活動が停滞しているとは思っ ていないので , 我慢できるところは 我慢して , 協会の財政再建をしつか り確立していくことが重要と考え る , との意見があった。 〇理事長より , 業務執行理事間は絶 えず議論しているが , 最大の課題は 給与のことであり , 本日の意見を踏 まえがんばっていきたい。お金が足 りないから寄附金を募るという安易 な方法ではなく , 公益活動の充実を 目指して , 財政問題の解決を図って いきたい , との発言があった。 第 5 号議案理事の辞任に伴う新理 事の選任について 議長より , 第 5 号議案を諮りたい ので , 理事長より説明願いたい旨 , 発言があった。 理事長より , このたび , 常務理事 兼事務局長の諸田清氏より , やむを 得ない事情により理事を辞任したい 旨申し出があり辞任を認め , 本日午 前中に開催された理事会において , 後任として木村憙氏を理事候補者と して代議員総会に推薦することを決 定した旨の報告があり , 席上配付資 料に基づき候補者の説明があった。 議長より , 同候補者を後任理事と して選任することについて提案があ り , 審議の結果 , 異議なく承認され た。 報告 1 公共図書館部会のあり方検 討会について 西野専務理事より , 公共図書館部 会のあり方検討会について , 昨年来 , 検討を重ねてきたが , 本日 , 代議員 総会の前に開催された会議におい て , 議論がなされ , その議論の結果 を「中間まとめ」として 3 月中にま とめ , 5 月末までに成案として取り まとめ , 6 月初旬の代議員総会まで に , 新体制で臨めるようにしたい旨 の報告があった。中間まとめの骨子 は次の通りとの報告があった。 ① 6 地区から 1 ~ 2 名の幹事を選出 し , 部会長は幹事より互選すること とした。即ち , 部会長館を固定しな いでも可とした。 ②部会長は , 必ずしも本法人理事の 兼務を要しないこと。即ち , 部会長 と理事は別でも可とした。 ③事務局は必ずしも部会長館におか なくても可とした。その場合の事務 局は本法人事務局で担当できること とした。 報告 2 第 1 開回全国図書館大会の開 催について 谷口常務理事より第 18 回全国図書 館大会の準備状況について資料に基 づき報告があった。公益認定後 , 最 初の大会である。 2 月 27 日に組織委 員会が発足し , 4 月 10 日に実行委員
348 図書館雑誌 2014.5. する旨発言があり , 資料にもとづき 副理事長より公益社団法人日本図書 館協会 2014 年度の事業計画案の説明 があり , 続けて理事長より , 本法人 の役員のうち業務執行理事について の報酬及び事務局職員を兼務する役 員の事務局職員としての給与は , 「役 員等の報酬等及び費用に関する規 程」に基づいて設定されるが , 財政 再建中であるので , 2014 年度予算に おいては , 業務執行理事であっても 非常勤の理事は無報酬とし , 常勤の 業務執行理事については , 規程上は 年俸 58 万円であるところ 38 万円に また , 事務局長を兼務する理事の事 務局長給与は年俸 68 万円を計上する 旨の説明があった。続いて , 西野専 務理事より , 2014 年度予算について は , 本法人の改訂財政再建計画 ( 2014 年一 2017 年 ) に基づき編成した 旨の発言があり , 続いて , 設備投資 の見込みのない旨の説明及び資料に 基づき正味財産増減予算書について 説明があった。審議の結果 , 次の通 り , 各議案とも承認された。なお , 決議に当たっては , 第 4 号案ー 2 及 び 3 については , 第 4 号議案に先 立って決議された。 第 3 号議案 : 賛成 14 人 , 反対 1 人 第 4 号議案 : 賛成 15 人 , 反対 0 人 第 4 号議案ー 2 : 賛成 15 人 , 反対 0 人 第 4 号議案ー 3 : 賛成 15 人 , 反対 O 人 《主な意見など》 ( 事業報告書関係 ) 〇事業計画の「はじめに」において , 教育委員会制度のあり方が議論され ていることについて触れる必要はな いかとの発言があり , 副理事長より 大きな問題であるが , 記載の如何に ついて検討したい旨発言があった。 〇「 2 . 重点事業 ( 2 ) 日図協 130 周 年」について , 検討する会議 , 内容 , タイムスケジュール等具体的計画が 必要との意見があり , 副理事長より , 今後 , 常任理事会等で検討していく 旨の発言があった。 〇「 2 . 重点事業 ( 4 ) 望ましい基 準の普及」について , 地方における 普及も含め , 具体的な普及計画が必 要との意見があり , 理事長より , 全 国図書館大会の他 , 各地区で研究集 会などの機会に積極的に説明の機会 を持ちたい , 要請があれば , 迅速に 対応するとの発言があった。 〇「Ⅱ公益目的事業 ( 4 ) 図書館職 員育成⑦基礎講座」について , 例 えば中堅職員ステップアップ研修も 含め , 地方での実施について考慮で きないかとの意見があり , 副理事長 より , 基礎講座は拡大していくとい う方向であり , 地方で実行委員を やっていただけるところが決まり次 第 , 順次行っていくとの発言があっ た。 〇事業計画における第 2 期学校図書 館プロジェクトの位置づけについて 質問があり , 副理事長より , 学校図 書館の問題は , 学校司書法制化及び 文部科学省の協力者会議の進捗など の社会的変化を受けてどのようにす すめるのか , 検討組織を作って検討 することとしており , 「 3 . 図書館振 興 ( 1 ) 政策提言に関する事業」の なかで触れたとの発言があった。 〇事業計画全体について , 基本方 針・重点事業・具体的事業内容につ いて記載順序等の整合性をとってほ しい旨発言があった。 ( 予算関係 ) 〇部会の交通費について質問があ り , 西野専務理事より部会活動費と して , 昨年より増額した予算を計上 しているので , その範囲で配分する よう議論をすすめたい , 部会長会議 メンバーとメールなどで相談してい きたい旨の説明があった。 〇地域図書館活動費について , 地方 の図書館協議会 , 県図書館協会が行 う地域活動にかかる費用の配分につ いて質問があり , 西野専務理事より , 財政再建計画中の来年度までは従来 の金額の半額を予定している。全額 復活は難しいが , 最低額の 3 万円は 復活したい旨発言があった。 第 5 号議案理事の辞任に伴う新理 事候補の推薦について 理事長より , このたび , 常務理事 兼事務局長の諸田清氏より , やむを 得ない事情により理事を辞任したい 旨の申し出があり , 認めた。定款第 31 条によって理事の選任は代議員総 会の議決事項とされており , また , 理事及び監事選任規程第 8 条におい て , 理事長は , 理事会の議を経て , 代議員総会に理事候補者を推薦する ことができるとされている。そこで , 本日午後開催予定の代議員総会に , 諸田理事の後任として木村憙 ( きむ らよしみ ) 氏を理事候補者として推 薦することとしたい旨 , 席上配布資 料に基づき提案があった。審議の結 果 , 異議なく承認された。 その他 〇学校図書館法改正について , 法改 正の成案はもう出ているのかとの質 問があり , 大場常務理事より , その ことについてはまだ聞いていない 旨 , 発言があった。 閉会宀 西村専務理事により , られた。 閉会が宣せ
図書館雑誌 vol. 108. N 。 .5 3 イ 9 公益社団法人日本図書館協会 2013 年度通算第 2 回 ( 定時第 1 回 ) 代議員総会議事録 日時 : 2014 年 3 月 20 日 ( 木 ) 14 : 30 ~ 18 : 00 場所 : 日本図書館協会研修室 代議員現員数 : 89 名定足数 . 45 名 出席代議員数・ 75 名 ( うち代理出 席 : 2 名 , 委任状 : 32 名 ) 欠席者 事 ) , 大場高志 ( 常務理事 ) , 枝子 ( 専務理事 ) , 諸田清 ( 常務理 長 ) , 西野一夫 ( 専務理事 ) , 西村彩 森茜 ( 理事長 ) , 山本宏義 ( 副理事 出席理事数 . 17 名 理事現員数・ 19 名 施設会員選出 : 7 名 個人会員選出 : 34 名 本人出席 : 41 名 14 名 谷口豊 ( 常務理事 ) , 小田光宏 ( 理事 ) ( 以下 . △宀 出席 : 清田義昭 , 土田正 , 松本香 現員数 . 3 名 欠席 : 小池信彦 , 鈴木良雄 一郎 , 前田章夫 , 松井正英 , 松尾昇 美子 , 津田恵子 , 永利和則 , 福冨洋 同じ ) , 佐藤尚子 , 荘司雅之 , 高橋恵 治 ( 神奈川県 ) , 新海弘之 ( 愛知県 ) の された大石豊 ( 千葉県 ) , 伊沢ユキエ 臨時代議員総会において議長に選出 とされているので , 1 月 31 日開催の がその任期期間中議長を務めること 最初の代議員総会で選出された議長 営規程第 8 条により , 任期交代後の 西村専務理事より , 代議員総会運 4 . 議長の選出 本会議は成立する旨が宣せられた。 75 名で , 定足数は充足しているので ち , 出席者 43 名 , 委任状 32 名 , 合計 確認された。代議員現在数 89 名のう 定款第 23 条に基づき会議の成立が 3 . 会議成立要件の確認 森理事長より , 挨拶があった。 2 . 理事長挨拶 れた。 西村専務理事より , 開会が宣せら 3 代議員が議長を務める旨の説明が あった。 5 . 議事録署名人の選出 議長より , 定款第 29 条第 2 項によ り , 代議員総会の議長及び出席の代 表理事の他 , 出席の代議員のうちか ら 1 名を選出したい旨提案があり , 井東順一代議員 ( 東京都 ) が異議な く選出された。 0 議事 第 1 号議案特例社団法人日本図書 館協会 2013 年度事業報告案につい て ( 本誌 p. 353 ー 356 参照 ) 第 2 号議案特例社団法人日本図書 館協会 2013 年度決算案及び監査報 告書について ( 本誌 p. 357 ー 370 参照 ) 議長より , 第 1 号議案 , 第 2 号議 案は関連が深いので , 理事長より続 けて説明願い , その後に個別に審議 したい旨の発言があった。 理事長より , 本件 2 議案は本日午 前中に開催された理事会において承 認された旨の発言に続き , 副理事長 より資料に基づき特例社団法人日本 図書館協会における事業報告につい て , 西野専務理事より資料に基づき 決算報告について説明があり , つい で土田監事より監査報告があった。 なお , 本法人は 1 月 21 日に公益法人 移行登記をしたので , 2013 年 4 月 1 日から 2014 年 1 月 20 日までの特例法 人の間の事業と 1 月 21 日以降の公益 法人になってからの事業を分けて決 算をする分かち決算を行うため , 本 件は特例社団法人の事業報告及び決 算となる旨付言された。審議の結果 , 次の通り , 1 号議案 , 2 号議案とも 承認された。 第 1 号議案 : 賛成 75 人 , 反対 O 人 第 2 号議案 : 賛成 75 人 , 反対 O 人 《主な質問 , 意見など》 〇決算案について , 棚卸に関して在 庫があまり減っていないようだが , どう考えているかとの質問に対し , 理事長より , 昨年度の決算では不要 在庫 (DVD 等 ) を廃棄処分にした が , 今期決算における棚卸は出版物 が中心であり , 棚卸の減少はあまり ない旨の説明があった。なお , 在庫 処分については , 公認会計士の指導 の下廃棄処分基準を設けて実施して いる旨付言された。 〇会費の前受金の内容について質問 があり , 西野専務理事より , 今期の 決算は分かち決算であり 9 か月分の 決算となり , 残期 3 か月分の室料や 会費に当たるとの説明があった。 〇顧問料 , 未払い金の内容について 質問があり , 理事長より , 弁護士顧 問・税理士顧問・社会労務士顧問料 である , 未払い金は分かち決算に伴 う社会保険料などである旨説明が あった。 〇活動費の内訳は何かとの質問があ り , 西野専務理事より部会活動費と 地域図書館活動費である旨説明が あった。 第 3 号議案公益社団法人日本図書 館協会 2014 年度事業計画案につい て ( 本誌 p. 37 ト 373 参照 ) 第 4 号議案公益社団法人日本図書 館協会 2014 年度正味財産増減予算 案について ( 本誌 p. 374 ー 377 参照 ) 第 4 号議案ー 2 2014 年度における 役員等の報酬額等について 第 4 号議案ー 3 資金調達及び設備 投資の見込みについて 議長より , 関連が深いので , 理事 長より続けて説明を受け , その後に 個別に審議したい旨発言があった。 理事長より , これらの議案は , 本 日午前中に開催された理事会におい て承認されたものである旨発言があ り , 続いて , 副理事長より資料に基 づき 2014 年度事業計画案について説 明があった。ついで , 理事長より , 本法人の役員のうち業務執行理事に
図書館雑誌 vol.108, N 。 .5 3 イ / 公益社団法人日本図書館協会 2013 年度通算第 4 回理事会議事録 日時 : 2014 年 3 月 20 日 ( 木 ) 10 : ~ 12 : 20 開催場所 . 日本図書館協会研修室 出席者 : 理事現員数 19 名 会議開催時 16 名 第 3 号議案以降 15 名 ( 出席理事 16 名 ) 森茜 ( 理事長 ) , 山本宏義 ( 副理事長 ) , 西野一夫 ( 専 務理事 ) , 西村彩枝子 ( 専務理事 ) , 諸田清 ( 常務理事 ) , 大場高志 ( 常務 理事 ) , 谷口豊 ( 常務理事 ) , 佐藤尚 子 ( 理事 ) ( 以下同じ ) , 荘司雅之 , 高橋恵美子 , 津田惠子 , 永利和則 , 福冨洋一郎 , 前田章夫 , 松井正英 , 松尾昇治 ( 欠席理事 3 名 ) 小田光宏 , 小池信 彦 , 鈴木良雄 監事現員数 3 名 ( 出席監事 1 名 ) 土田正 ( 欠席監事 2 名 ) 清田義昭 , 松本香 、△い宀 西村専務理事より , れた。 2 . 理事長挨拶 開会が宣せら 議事に先立ち , 森理事長より , 挨 拶として , 公益法人移行後の法人運 営の状況について , コンプライアン スの確立に向けての審議の深化 , 財 政基盤の確立状況について , 読日・ 図書館関係他団体との連携状況等の 近況報告があった。また , 最近のト ピックスから学校図書館司書法制化 の動向 , 文部科学省の「学校図書館 担当職員の役割及びその資質の向上 に関する調査研究協力者会議」 , 『ア ンネの日記』破損事件についてのス テートメントについて , 経緯の説明 があった。 3 . 理事会成立要件の確認 西村専務理事より理事現員数 19 名 のうち出席者は 16 名であり , 定款第 43 条に定める定足数を充足している ので , 本理事会は成立する旨が宣せ られた。 4 . 議長選出 定款第 39 条第 3 項により , 理事長 が理事会の議長となった。 議事に先立ち , 業務執行理事の自 己紹介が行われた。 5 . 議事録署名人選出 議長より , 定款第 46 条第 2 項に基 づき , 理事会当日の議長 , 出席した 代表理事及び監事の他 , 出席理事の うちより 1 名を選出したい旨提案が あり , 荘司雅之理事が異議なく選出 された。 ■議事 第 1 号議案特例社団法人日本図書 館協会 2013 年度事業報告案につい て ( 本誌 p. 353 ー 356 参照 ) 第 2 号議案特例社団法人日本図書 館協会 2013 年度決算案及び監査報 告書について ( 本誌 p. 357 ー 370 参照 ) 議長より , 第 1 号議案 , 第 2 号議 案は関連が深いので , 続けて説明す る旨発言があり , 資料に基づき山本 副理事長より特例法人日本図書館協 会における事業報告について , 資料 に基づき西野専務理事より決算報告 について説明があり , ついで土田監 事より監査報告があった。なお , 本 法人は 1 月 21 日に公益法人移行登記 をしたので , 2013 年 4 月 1 日から 2014 年 1 月 20 日までの特例法人の間 の事業と 1 月 21 日以降の公益法人に なってからの事業を分けて決算をす る分かち決算を行う旨付言され , 本 件は特例社団法人の事業報告及び決 算となる旨付言された。審議の結果 , 次の通り , 1 号議案 , 2 号議案とも 承認された。 第 1 号議案 : 賛成 15 人 , 反対 1 人 第 2 号議案 : 賛成 16 人 , 反対 () 人 《主な意見など》 〇理事より , 事業報告における見出 しと内容の記述順序等についてより 整合性を持たせるべきとの意見が あった。 第 3 号議案公益社団法人日本図書 館協会 2014 年度事業計画案につい て ( 本誌 p. 371 ー 373 参照 ) 第 4 号議案公益社団法人日本図書 館協会 2014 年度正味財産増減予算 案につし、て ( 本誌 p. 374 ー 377 参照 ) 第 4 号議案ー 2 2014 年度における 役員等の報酬額等について 第 4 号議案ー 3 資金調達及び設備 投資の見込みについて 議長より , 第 3 号議案 , 第 4 号議 案 , 第 4 号議案ー 2 及び第 4 号議案 ー 3 は関連が深いので , 続けて説明
図書館雑誌 Vol. 108, N 。 .5 第 4 期 ( 2014 年度 ) 日本図書館協会 認定司書名簿及び審査 ( 報告 ) 2014 年 5 月 1 日 日本図書館協会認定司書審査会 33 / 第 4 期日本図書館協会認定司書名簿 第 1072 号 第 1073 号 第 1074 号 第 1075 号 第 1076 号 第 1077 号 第 1078 号 第 1079 号 第 1080 号 第 1081 号 第 1082 号 第 1083 号 第 1084 号 以上 13 名 , 飛石眞理子 ( 桑名市立中央図書館 ) 林 田中 松矢 栂野 鈴木 奥野 手続き完了順 , 勤務先は申請時 杉井亜希子 ( 石川県立図書館 ) 高月哉子 ( 熊取町立熊取図書館 ) 市川由紀子 ( 岐阜市立図書館 ) 綿貫亨 ( 登別市立図書館 ) 葉山敦美 ( 座間市立図書館 ) 井尻みや子 ( 富田林市立金剛図書館 ) 千智 ( 多気町立勢和図書館 ) 雅美 ( 千葉県立中央図書館 ) 美子 ( 長岡市立中央図書館 ) みな ( 出雲市役所斐川支所 ) 節子 ( 相模原市立相模大野図書館 ) 吉宏 ( 京都府立図書館 ) 第 4 期日本図書館協会認定司書審査会 ( 肩書きは審査会設置当時 ) 鑓水三千男 ( 元千葉県労働委員会事務局次長 ) 宏義 ( 日本図書館協会理事 , 関東学院大学教 図書館長 ) 一夫 ( 日本図書館協会理事 , 元川崎市立中原 元塩尻市立図書館長 ) 安彦 ( 松本大学松商短期大学部非常勤講師 , 大学教授 ) 雅児 ( 認定司書事業委員会委員長 , 慶應義塾 立図書館長 ) 敏 ( 研修事業委員会委員長 , 元ふじみ野市 山本 西野 内野 糸賀 秋本 はじめに 名 , 前年度までに申請したことがある申請者が 1 申請数は 15 名であった。そのうち新規申請者が 14 申請受付は , 11 月 1 日から 11 月 30 日までとした。 2 . 申請書類の受け付け 認された。 の議決だけで承認できるように改正する方向が確 規の改廃について理事会の承認事項から , 審査会 「兼務補正」の表記について改めること , 審査会内 ないことが承認された。審査会内規についても こと , また , 第 4 期 ( 2014 年度 ) については免除し ついて , 記載漏れであった件に関し追加記載した 者に対する東日本大震災の被災者の申請料免除に 査規程の附則について , 第 3 期 ( 2013 年度 ) の申請 宏義を審査会長に選出した。協議事項として , 審 2013 年 7 月 6 日の第 4 期審査会の初会合で山本 して自治体政策法務の専門家 1 名を含んでいる。 左記に掲げた 6 名で構成された。外部の有識者と 理事長の指名を受け , 理事長直属の機関として , 1 . 認定司書審査会の構成と確認事項 果を以下に報告する。 左の名簿に掲げる 13 名を認定した。審査経過と結 書館協会認定司書審査会は第 4 期審査を実施し , 館協会認定司書審査規程第 2 条 ) ものである。日本図 として公的に認定するため実施される " ( 日本図書 書館及び私立図書館の経営の中核を担いうる司書 を継続的に修得したものを協会が評価し , 公立図 欠な図書館の実務経験並びに実践的知識及び技能 認定司書の審査は , " 司書の専門性の向上に不可
会を開く予定である。実行委員会後 に具体的な準備を開始することとな る。会場である明治大学を実地視察 し , 会場使用方法等の具体的提案を 受けた。地元の「神保町を元気にす る会」とも会合をもち , 共同の計画 立案を相談した。また , 記念フォー ラムには気仙沼市 ( 宮城県 ) の図書 館活動を取り上げるとの企画もあ り , 2 月 25 日 ~ 26 日に現地に赴き , 実地に相談をした , 等の報告があっ 《主な意見など》 〇 18 回と銘打つ企画は何か , との質 問があり , 西野専務理事より , 記念 フォーラムが大きな企画になる , 従 来の記念講演に変わって , 図書館が より市民に開かれた , 地域のコミュ ニティの中心になっていくというよ うな開かれたフォーラム形式の記念 事業を盛り込む予定だ。企画として , 気仙沼市の図書館振興を取り上げ , 読書を通じて児童が成長する様を映 像なども駆使して表すような , 企画 を考えている。一般市民も招待する。 また , 韓国 K L A , 米国 A L A , IFLA, アリゾナ図書館協会などの参 加も得て国際的な交流企画も検討し たいとの話があった。 〇西野専務理事より , 開かれた大会 にするため , 従来は協会関係の分科 会のみであったが , 初めての試みと して , 公募型の分科会を計画してい る旨 , 紹介があった。 〇新聞に 1 面広告を出す予定はある かとの質問に対し , 西野専務理事よ り , 例年『朝日新聞』に 1 ページを 使って ( 約半ページの大会記事と半 ページの協賛企業名 ) 広告を実施し ており , 18 回大会でもその予定だと の話があった。 〇大会参加費は第 4 号議案の予算の どこに入るのかとの質問があり , 西 野専務理事より , 協会予算とは別の 実行予算を組むこと , それに対し , 協会からは 58 万円の負担金を支出す ることが説明された。 報告 3 その他 〇『アンネの日記』破損事件につい て経緯説明を求める質問があり , 理 事長より , 図書館にとって異例の事 件であったが , 協会としては , 早期 に , 自由宣言の精神を基盤に , どの ような蔵書であっても , 個人の考え 方の如何にかかわらず , すべての人 に市民の共有財産を共同で使用する ことが図書館の基本であることを訴 えるステートメントを発表した。そ の結果 , 報道機関からの取材が相次 ぎ , マスメディアに図書館の自由が 浸透し , 不幸な事件であったが , 偏 らない記事がほとんどで安堵した。 なお , 現在の執行部では , このよう な対外的なことには , 運営会議で議 論して対応することにし , 取材には そのつど議論しながら応じた。事件 の背景はいまだわからないが , 波及 することがなくよかった。このこと がきっかけで閲覧の自由が阻害され ることがあってはならない。閲覧の 場に防犯カメラは望ましくないと考 えている。 NHK 調査では , 被害図書 館ではその後も当該資料の閲覧につ いて制限などがほとんどなかったこ とについては , 日本の図書館界とし て誇りに思っている。図書館の自由 ということに基盤をおいて , 行動し ていた結果だと思うとの発言があっ 〇図書館の自由委員会委員から , 次 のような発言があった。今回の事件 は , 器物損壊という犯罪であり , 図 書館の自由というよりむしろ危機対 応の問題である。いずれにしても図 書館の自由については , 個々の事例 にきちっと対応することが大事だと 考えている。『はだしのゲン』を有害 図書にするという議案が検討されて いたりする。松江市については意見 を出した。神奈川県については , 「自 由な読書を守る市民の会」から , 当 委員会に見解をもとめられ , 意見書 を出した。個々にキチンと対応して いくことで , メディアや世論の理解 が得られると思うので , そのことを きちんとやっていきたい。 〇そういった対応が , ベスト・オ プ・プラクティスとして積み重ねら れることが重要だ。それらが , 現場 の指針になるのではないか。 〇消費税率の引き上げについて , 出 版等の団体と一緒に取り組む必要が ある。また , 全国図書館大会でも出 図書館雑誌 Vol.108, No. 5 35 ノ 版界とは連携するべきである。 閉会宕ロ 西村専務理事より , 閉会が宣せら れた。 ■出席者一覧 [ 本人出席 ] 一戸泰 ( 北海道 ) , 大畑美智子 ( 茨 城 ) , 前澤慎也 ( 栃木 ) , 佐藤聖一 田沼澄子 , 平沢剛志 ( 埼玉 ) , 大石 叶多泰彦 , 小藤田啓子 ( 千葉 ) , 井東順一 , 小澤隆 , 返田玲子 , 蓑田 明子 ( 東京 ) , 伊沢ユキエ ( 神奈川 ) , 古澤尋三 ( 富山 ) , 篠原由美子 ( 長 野 ) , 河野綾音 ( 岐阜 ) , 新海弘之 ( 愛知 ) , 國松完二 , 千歳則雄 ( 滋 賀 ) , 尾上日出丸 ( 京都 ) , 喜多由美 子 , 村岡和彦 ( 大阪 ) , 熊野清子 , 鈴 木啓子 ( 兵庫 ) , 井辺裕二 ( 和歌山 ) , 小林隆志 ( 鳥取 ) , 菱川廣光 ( 岡山 ) , 小川俊緒 ( 香川 ) , 天野奈緒也 ( 愛 媛 ) , 中島文子 ( 佐賀 ) , 玉目恭子 ( 熊本 ) , 巻庄次郎 ( 宮崎 ) , 呉屋美奈 子 ( 沖縄 ) , 乙骨敏夫 ( 埼玉県立熊谷 図書館 ) , 大平高司 ( 岐阜県図書館 ) , 柿木孝勇 ( 福井県立図書館 ) , 藤田克 昌 ( 愛媛県立図書館 ) , 植木俊哉 ( 東 北大学附属図書館 ) , 片野裕嗣 ( 埼玉 東萌短期大学附属図書館 ) , 渡辺志津 子 ( 埼玉大学経済学部研究資料室 ) [ 代理人出席 ] 坂本義広 ( 代理 : 抜屋博基宮崎県 立図書館 ) , 三澤哲也 ( 代理 : 和佐田 岳男名古屋市立大学総合情報セン ター ) [ 参考 . 委員会委員長の出席者 ] 図書館政策企画委員会 ( 大橋直人 ) , 図書館の自由委員会 ( 西河内靖泰 代理 : 山家篤夫 ) , 児童青少年委員会 ( 坂部豪 ) , 国際交流事業委員会 ( 三 浦太郎代理 : 平田泰子 ) , 現代の図 書館編集委員会 ( 須永和之 ) , 分類委 員会 ( 那須雅熙 ) , 図書館調査事業委 員会 ( 中川恭一 ) , 図書選定事業委員 会 ( 堀井郁子 ) , 施設委員会 ( 植松貞 夫 ) , 出版流通委員会 ( 瀬島健二郎 ) , 多文化サービス委員会 ( 平田泰子 ) , 日本図書館協会認定司書事業委員会 ( 糸賀雅児 ) , 選挙管理委員会 ( 宍戸 伴久 )
成講座・第 9 回ボランティアスキル アップ講座 ( 一般社団法人家の光協 ・第 24 回整理技術・情報管理等研究 集会「 TP&D フォーラム 2014 」 (TP &D フォーラム 2014 実行委員会 ) ・「ちひろになれる ! 7 つの法則ー技 法徹底解剖ー」展 ( 公益財団法人い わさきちひろ記念事業団 ) ・第 15 回絵本ギャラリーⅲ奈良 ( 「絵 本ギャラリー in 奈良」実行委員会 ) ・東京・学校図書館スタンプラリー 第 3 回 ( 東京・学校図書館スタンプ ラリー実行委員会 ) 6 . 寄附金について 以下の寄附金について承認した。 ①申込の承認 ( 3 月 11 日 ~ 4 月 9 日 一般寄附金 6 件 : 390 , 700 円 指定寄附金 2 件 : 652 , 000 円 ②入金の報告 ( 3 月 1 日 ~ 3 月 31 日 一般寄附金 4 件 : 85 , 78 円 指定寄附金 4 件 : 10 , 669 , 349 円 なお , 多額の寄附については感謝 状を贈呈することが承認された。 7 . 会員の現状把握 森理事長より , 個人会員の状況に ついて , 2012 年度 , 2013 年度は入会 数より , 退会数が大幅に上回ってい ることが報告された。そのため会員 拡大キャンペーンの有効なやり方に ついて検討を行うことが報告された。 8 . 新入会員の承認 以下の新入会員について承認した。 ・準会員 ( 購読会員の読み替え ) : 1 名 9 . 報告事項 ( 1 ) 公共図書館部会あり方検討会中 間まとめについて 西野専務理事より , 本件中間まと めについて , 公共図書館部会あり方 検討会委員および幹事を通じて各プ ロックの意見を照会しているところ であり , 6 月の部会総会に向けて確 定されるよう , 最終案の調整に鋭意 取り組んでいること , 4 月には検討 会の委員である図書館長の交代や幹 事館の交代も予想されるので , 5 月 初めまでに最終取りまとめを行い , 5 月末に幹事会開催 , 6 月 13 日に部 会総会を開催できるよう進めてい る , 旨の報告があった。 ②佐村河内守の著書の取り扱いに つし ) て 森理事長より , 選定図書事業委員 会から次の通り報告があった旨 , 説 明があり , 質疑応答の後 , 報告を了 とした。同委員会では佐村河内守に かかる著書 2 点 , 『交響曲第一番』 ( 佐村河内守著 , 講談社 , 2007) , 『魂の 旋律ー佐村河内守』 ( 古賀淳也著 , NHK 出版 , 2013 ) についてそれぞれの 出版年に選定図書としたが , このた びそれぞれの出版社からこれらの著 作に事実と異なる記載のあることを 佐村河内守自身が認めたので , 当該 図書の出版継続を行わない旨の公表 があった。そこで , 同委員会の運営 委員会において , その取り扱いを検 討し , 両著書について , 今後選定図 書として取り扱わないことを決定 し , その旨を講談社と NHK 出版に 通知し , 選定速報にもその旨を簡潔 図書館雑誌 voI.108, N 。 .5 39 ノ に記載することとしたものである。 ( 3 ) 代議員補欠選挙立候補状況につ いて 森理事長より , 補欠選挙を実施す る 4 都県の現時点の立候補状況につ いて , 宮城県は 1 名欠員のところ 2 名 , 東京都は 2 名欠員のところ 2 名 , 神奈川県は 1 名欠員のところ 3 名 , 石川県は 1 名欠員のところ 1 名の立 候補または推薦があったこと , およ び立候補受け付け締切日 ( 4 月 11 日 ( 金 ) ) にいまだ余裕があるので , 当 該都県においては , 補欠も含め十分 な立候補者を得るよう , また , 投票 に臨むよう発言があった。 10. その他 ・山本副理事長より , 3 月 20 日の理 事会審議の際に執行部一任とされた 「 2014 年度事業計画」の部分修正につ いて報告があった。 ・高橋理事 ( 学校図書館部会長 ) よ り , 先に実施した公立高校図書館職 員実態調査のデータについては , ホームページに載せることを検討し たい旨発言があった。 次回常任理事会 5 月 8 日 ( 木 ) 13 : 30 から Ⅱ = 2014 年 5 月 事務局カレンダー * 〇印の日が事務局のお休みです。 ■ 2014 年 6 月 日 ④ ⑩ ⑩ 月 ⑤ 12 19 26 火 ⑥ 13 20 27 水 7 14 21 28 木 1 8 15 22 29 金 2 9 16 23 30 土 ③ ⑩ ⑩ 日 ① ⑧ ⑩ 月 2 9 16 23 火 3 10 17 24 水 4 11 18 25 木 5 12 19 26 金 13 20 27 土 ※ 5 月は図書館振興の月です。
390 図書館雑誌 2014.5. ロⅡロ事 ロⅡロ任 ロⅡ凵常 日目に日図協会員等一般参加のセミ 置について 山本副理事長より設置の経緯と設 ナーが想定されること , また , 委員 会の会場は国会図書館に提供を希望 置要項について説明がされた。日図 しており , セミナー会場は日図協研 協では , 学校図書館の職員問題は 日時 : 4 月 10 日 ( 木 ) 13 : 30— 16 : 15 修室でもよいこと , さらに , 受け入 1999 年にプロジェクト・チームから 場所 : 日本図書館協会研修室 報告が出されているが , 学校司書法 れ国として国会図書館および日図協 出席常任理事 : 森茜 ( 理事長 ) , 山本 制化の動きや文部科学省における によるウェルカムパーティーが希望 宏義 ( 副理事長 ) , 西野一夫 ( 専務理 「学校図書館担当職員の役割及びそ 事 ) , 木村憙 ( 常務理事兼事務局長 ) , されていること等の補足説明があっ の資質の向上に関する調査研究協力 大場高志 ( 常務理事 ) , 谷口豊 ( 常務 た。 者会議」の動向などの社会的環境の 2 . 公益社団法人日本図書館協会 理事 ) 変化に鑑み , 日図協として学校図書 列席理事 : 大塚奈奈絵 ( 国立国会図 「会員の種類及び会費に関する規 館職員の問題に今後どう取り組むか 程」第 4 条 ( 個人会員 B 会費 ) お 書館 ) , 小田光宏 ( 図書館情報学教育 について関係部会・関係委員会等に よび第 6 条 ( 準会員の会費 ) に関 部会 ) , 鈴木良雄 ( 専門図書館部会 おいて共通理解を深めるため , 常任 代理 : 渡辺志津子 ) , 高橋恵美子 ( 学 する取り扱いについて 理事会の下に関係者による非公式の 森理事長より , 新年度に入り「公 校図書館部会 ) , 松尾昇治 ( 短大・ 検討会を重ねてきた。このたび , よ 益社団法人日本図書館協会会員の種 専図書館部会 ) り開かれた検討の場とするために 類及び会費に関する規程」 ( 以下「会 列席監事 . 清田義昭 , 土田正 標記検討会を公式の検討会として設 費規程」 ) に基づき , 会員登録を行っ 置する旨の趣旨提案があり , 審議の ているが , 個人会員 B 会費および準 * 理事長挨拶 会員の区分についてその趣旨が徹底 結果 , 異議なく承認された。なお , 常任理事会の議事開始に先立って 参加するメンバーは , 職種のバラン 文部科学省生涯学習政策局の高橋陵 していない状況が起きているため , スを図る必要があるため , 関係者間 子社会教育課課長補佐 , 安村隆博同 B 会費及び準会員の取り扱いについ で検討・調整をすることになった。 局同課図書館振興係長および丹野史 ての申し合わせを作成することが提 案された。会費規程上 B 会費につい 4 . 委員会委員等の承諾 教同局情報教育課課長補佐が来訪さ ( 1 ) 理事の交代 れ , 新任および異動の挨拶が行われ ては , 「非正規雇用又は無職である 以下の理事交代について了承した。 者」と規定しているが , B 会費を設 新任 : 大塚奈奈絵 ( 国立国会図書 定した趣旨は , 昨今の雇用環境の劣 * 協議・報告 化により , 日図協に加入したくても 退任 : 佐藤尚子 ( 国立国会図書 1 . 国際図書館連盟 (IFLA) アジ 困難な図書館員等が増加しているこ 館 ) ア・オセアニア分科会ウインター とに鑑み , 公共図書館・学校図書館 ②委員会委員の交代 等で働く非正規雇用職員を想定した ミーティンクについて 以下の委員会委員について承認し 山本副理事長より , 日本図書館協 ものである。しかし , 現実には非正 規雇用職員の定義が難しいことなど 会 ( 以下「日図協」 ) の推薦で IFLA ア ・図書選定事業委員会 ジア・オセアニア地区常設委員会の から , 年収入による基準も考慮する 退任 : 村上さっき セクレタリ ( 事務局長 ) を務めている 必要があること , さらに , 社団法人 ・児童青少年委員会 の会員は , 会費を払って法人の運営 長塚隆氏から , アジア・オセアニア 退任 : 大場悦子 ( 葛飾区立上小 地区委員会の会議を日本で行いた を支えることが第一義であり , 会費 松図書館 ) に見合う見返りを得るということだ い , ついては IFLA メンバーである 飛田由美 ( 国立国会図書 けではなく , 会員が会費を払って協 日図協に共同開催をお願いしたいと 館国際こども図書館 ) の申し入れがあった旨説明され , 審 会の活動に参加し , 社会に貢献する 議の結果 , 日図協は現在 , 財政再建 という発想に転換していかなければ 5 . 後援名義等の応諾について 中でありこのような国際会議の共催 ならないこと , 等が議論され , それ 以下の後援名義について承認した。 国になる財政的余裕はないが , IFLA らの観点から本件「申し合わせ」を ・第 65 回北日本図書館大会福島大 会・第 12 回福島県図書館研究集会 加盟国としての重要性に鑑み , 現在 作成することについて異議なく了承 ( 福島県公共図書館協会 ) の日図協の財政状況で可能な範囲内 された。ただし , 文章表現について ・平成 26 年度第 68 回「児童福祉週 で受託することについて異議なく承 はそれらの観点が明瞭になるような 間」 ( 厚生労働省雇用均等・児童家庭 文案にすることとし , 修正案をメー 認された。なお , 開催予定時期は 局育成環境課 ) 2015 年 2 月 9 日 ~ 11 日で , うち初め ルで照会し確認することとされた。 ・第 12 回家の光読書ボランティア養 の 2 日間は同委員会の会議とし , 3 3 . 学校図書館職員問題検討会の設 0
をもとに学校司書の配置の重要性について強調し 2010 年度の学力調査の結果から学校 た。さらに 司書が配置されている学校の方が正答率が高いこ とにも言及した。学校司書の配置を促進するため に , 平成 24 年度から約 150 億円が財政措置されたこ とに触れ , 各自治体における予算化の重要性を説 明した。 ⑤発表「学校司書の効果的な研修の在り方現状 と課題」筑波大学大学院教授平久江祐司氏 まず , 発表の前提に , 学校図書館の専門職の定 義として「学校図書館の専門的職務を担う職員」 と広義にとらえ , 司書教諭職と学校司書職の 2 職 務を想定する発表であるとした。 学校司書職についての専門職論の系譜 , 学校司 書職等に関する近年の政策・提言を概観し , 現在 の学校司書の職務と配置の現状および市区町村が 求める学校司書の資格内容が司書資格・司書教諭 資格・教員免許であることを説明した。 現在の学校司書の研修制度の課題として , 次を あげた。 ・多くの非常勤職員の存在 ・専任から複数校勤務までのさまざまな勤務形態 ・職種と職名の多様性 ・学校司書の養成課程の不備と資格等の採用条件 の曖味さ 今後の学校司書の質の確保のための条件整備の 必要性として , 次をあげた。 ・司書・司書教諭資格を持っ学校司書の雇用促進 ・公共図書館での実習や人事交流の促進 ・専門的職務に必要な知識・技能 ( コンピテンシ ) の明確化 ・校種別の研修モデルと教材の開発と共有化 ⑥意見交換「学校司書の研修プログラムの作成」 意見交換では , 平久江氏の発表に対する質疑応 答および関連する意見交換を行った。意見の大多 数は , 学校司書の法制化の早期実現 , 配置の拡大 , 研修の充実であった。特に司書教諭が専任化され ていない現状では , 学校司書が果たす役割は大き く , 学校司書の配置なくしては司書教諭の活動が 十分にはできない , という意見が多くあった。さ らに , 司書教諭と学校司書の職務の分担の明確化 , 学校司書制度の確立等が必要である等の意見が出 された。学校図書館法改正後に多くの学校司書が 配置される予想のもとに , 学校司書の研修の拡充 を求める意見も多く出された。特に , 小中学校で 図書館雑誌 vol. 108 , No. 5 32 / は非常勤の学校司書が多く , 研修の拡充が急務で あるとの意見が多い。 一方 , 学校司書の配置が進むと , 専任ではない 司書教諭が学校図書館の業務を学校司書一人に任 せきりにしてしまい , 学校司書が十分に活動でき なくなるのではないかという懸念も多くあった。 学校図書館は司書教諭と学校司書が職務を分担し , 協力しあってこそ学校教育を支える機能を十分に 果たせる , という認識が広がってはいるが , 司書 教諭が専任ではない現状では司書教諭が十分に活 動できないために学校司書の負担が過重となるお それがある。 ⑦国立国会図書館国際子ども図書館の見学 昼食後 , 国際子ども図書館原田圭子企画協力課 長による子ども図書館の概要の説明後 , 2 グルー プに分かれ各閲覧室および書庫等を見学した。 4 . 終わりに 我が国で本格的に学校図書館が設置されるよう になってから 60 年以上が経過したが , 学校図書館 はその時々の教育思潮 , 教育政策の動向により大 きな影響を受けてきた。終戦直後の学校図書館に 対する大きな期待は , 時が経つにつれて薄れ , そ の後は一部の学校図書館や読書に関心の高い教職 員により学校図書館は運営されてきた。さまざま な課題が多く残るが , その中でも , 「人」の問題は 最も大きな課題であり , 未だに解決されていない。 学校司書の法制化が実現しようとしているが , 前 述の改正の骨子案によれば , 多くの関係者が望ん でいる学校司書の資格制度 , 専任化等が盛り込ま れていないなど , 十分な内容とは言い難い。学校 図書館は読書をする場所だけではなく , 学校教育 を支え , 充実させるための存在であるという認識 がようやく学校現場でも定着しつつある。教育活 動を支える読書センター , 学習センター , 情報セ ンターの機能を発揮するためには , 教員の研修と 同様に学校司書の教育委員会による体系的計画的 な研修および必要に応じた自己研鑽を支える研修 の場が必要である。この研究会がその場を設ける 契機となれば幸いである。 ( もりたもりゆき・ 公益社団法人全国学校図書館協議会理事長 ) CNDC 9 : 017 BSH : 1. 学校図書館 2. 図書館員 ]