まちも人もオガールー柴波町図書館誕生から 2 周年まで 手塚美希 ( 特集地域とつながる ) みんなの図書 館 448 P17 ー 26 2014.7 016.2135 公共図書館一千葉県 「図書館友の会きみつ」創立から 10 周年を迎えて小倉留 都みんなの図書館 448 P49 ー 54 2014.7 016.2136 公共図書館ー東京都 図書館はどこも同じ・・・ではありません ! 竹内庸子 ( 東 京図書館制覇 ) 図書館通信 [ 豊島区立中央図書館 報 ] 33 p3 2014.7 日比谷図書文化館という多面体ー図書部門の活動から 樋口万季情報管理 57 ( 4 ) P223-233 2014.7 016.2141 公共図書館ー新潟県 入館者 1000 万人を達成ソフィアだより [ 柏崎市立図書 館 ] 217 pC2] 2014.7 016.2152 公共図書館ー長野県 米粉のホームペーカリー貸してます小林正雄 ( 特集 地域とつながる ) みんなの図書館 448 P27 ー 30 2014.7 016.2161 公共図書館ー滋賀県 東近江の魅力を伝える小冊子『そこら』の出版を通じて みえてきたもの一地域とつながる図書館活動の実践 松浦純子 ( 特集地域とつながる ) みんなの図書 館 448 p9 ー 16 2014.7 016.2163 公共図書館ー大阪府 地域の子どもは地域で育てるということ須藤有美 ( 特 集地域とつながる ) みんなの図書館 448 p2-8 2014.7 016.2164 公共図書館ー兵庫県 『神戸市立図書館 18 年史』原田安啓 ( 資料紹介 ) 図書 館界 377 p202 2014.7 図書館市民まつり一「新・洲本図書館」利活用のフォロー アップ市民運動の一環として高坂宗子 ( 特集地 域とつながる ) みんなの図書館 448 P31 ー 39 2014.7 扉を開いてみたら町につながった一図書館は地域に支え られている島崎昌子 ( 特集地域とつながる ) みんなの図書館 448 P40 ー 47 2014.7 016.2175 公共図書館ー岡山県 地域に密着し , 一人ひとりのくらしとまちづくりに役立 っ図書館ー岡山市立図書館の取り組みについて杉 野築 ( 特集第 55 回研究大会シンポジウム人と 人 , 人と資料が出会う場としての図書館 ) 図書館界 377 P117 ー 121 2014.7 016.2192 公共図書館ー佐賀県 『伊万里をつくり市民とともに育つ市民の図書館』一伊 万里市民図書館の取り組みについて末次健太郎 ( 特集第 55 回研究大会シンポジウム人と人 , 人と 資料が出会う場としての図書館 ) 図書館界 377 図書館雑誌 vol. 108, N 。 .9 655 P112 ー 117 2014.7 武雄市図書館の雑誌収集の現状高野淳 ( トピックス 編 ) 図書館評論 55 P75 ー 82 2014.6 016.2195 公共図書館ー大分県 あるがままの自然の中で一 B ・ B ・ C 長湯「林の中の小さ な図書館」佐藤久代 ( 小規模図書館奮戦記 ) 図書 館雑誌 108 ( 7 ) P487 2014.7 016.223 公共図書館ー東南アジア 世界図書館紀行ークアラルンプール齊藤まや国立国 会図書館月報 639 p20-26 2014.6 016.245 公共図書館ー東アフリカ Promoting a reading culture through a rural community library ⅲ Uganda Espen Stranger¯Johannessen IFLA JOURNAL 40 ( 2 ) P92 ー 101 2014.6 016.28 児童図書館 Required skills for children's and youth librarians ⅲ the digital age D alia Hamada ・ SYlvia Stravridi IFLA JOURNAL 40 ( 2 ) p102 ー 109 2014.6 かつら文庫リニューアル・オープン年次報告 [ 東京子 ども図書館 ] 2013 年度 p2 2014.7 よりよき「子ども図書館」をめざして一石井桃子さんの 願い荒井督子 ( 評論 ) こどもとしよかん 142 1915 p2 2014.7 学校図書館げんきフォーラム@福島 2014.7 本を考える竹内悊出版ニュース 2349 p4 ー 9 当たり前のこと , だから大切なこと一今学校図書館の基 017 学校図書館 p2 ー 15 2014.7 学校図書館速報版 特別支援学校における学校図書館の現状 ( 1 ) ー施設と経営 研究会研究紀要 ] 111 p4 ー 25 2014.5 特集教科をサポートつどい [ 神奈川県学校図書館員 341 p4 ー 11 2014.7 特集 : うちのレファレンス紹介します。学図研ニュース 765 p40-41 2014.7 第 44 回「学校図書館賞」選考報告二村健学校図書館 校図書館 765 P42 ー 43 2014.7 第 16 回「学校図書館出版賞」選考報告五月女保幸学 館出版賞」読書推進運動 560 p3 2014.7 ログを作成ー「第回学校図書館賞・第 16 回学校図書 生徒たちの検索ワードを分析したユニークなブックカタ 賞奨励賞受賞 ) 学校図書館 765 P83 ー 89 2014.7 因ー 4 市の事例から渡辺暢惠 ( 第回学校図書館 市教育委員会における小・中学校図書館の整備推進の要 学校図書館 765 p90 ー 94 2014.7 学校図書館における書誌データの自動取得原田隆史 7 まえて梅本恵出版ニュース 2351 p4 ー 7 2014. 学校図書館づくり運動のこれから一学校司書法制化をふ
雑 館 書 図 書館雑誌では , 「北ガら南ガら」欄への会員のみなさまガら の投稿をあ待ちしています。館界や本誌へのご意見 , イ固人やク ループなどの沽動報告 , 研究成果 , また , 日常業務の中で工夫 していることなどを , 下記の要領てあ寄せ < たさい。 ☆字数 : 1200 ~ 3800 字程度 ( 版・写真を含む ) ☆様式 : 400 字詰め原稿用紙またはワープロを使用 ☆送り先 : 〒 104 ー 0033 東京都中央区新川 1 ー們ー 14 日本書館協会図書館雑誌編集委員会「北ガら南ガら」係 (FAX ( 03 ) 3523 ー 0841 でも受け付けいたしまヴ ) した日程であった。 IFLA 公共図書館分科会中間会議 この報告では , 特に印象深かった マルメ市立図書館ラーニングセン inMalmö ( マルメスウェーデン ) ターとマルメ市立図書館の分館であ るガレージ図書館について紹介した 竹内ひとみ マルメ市立図書館 IFLA 公共図書館分科会の中間会 正面左が赤レンガの旧館。真ん中 け入れていて , 移民に対する公共図 義がスウェーデンのマルメで , 今年 書館サービスにも力を入れている。 の円柱の建物が回転式ドアのエント 2 月 26 日から 4 日間にわたって開催 いわゆる多文化サービスの先進国と ランス部分で , 右側のガラスで覆わ された。公共図書館分科会は IFLA してスウェーデン語を学ぶ機会を提 れた 4 階建ての四角い建物が新館で 第 1 部会 ( 館種別 ) に属し , 中間会議 供する等のさまざまな図書館サービ ある。新館は , デンマーク人の建築 は毎年行われる年次大会までの中間 スが行われていた。 家へニング・ラーセンによって 1997 地点で行われ , 昨年はパリで開催さ 中間会議では , 公共図書館先進国 年に設計され翌年に完成した。公園 れた。この中間会議では年次大会で として紹介されている「北欧の公共 に面していて新館は全体がガラスで のプログラムや活動方針等の検討 , 図書館の現状と今後」といった内容 覆われているので , 昼は全面的に自 また任期が 4 年 1 期の各国代表委員 のシンポジウムも開かれ , 北欧の図 然光が入り , 夜は図書館内部が照明 が顔を合わせて交流を深める場と 書館員を中心に約 18 人近い公共図書 によって浮かびあがり , 周囲から見 なっている。 館員が会場であるマルメ市立図書館 ると幻想的な雰囲気である。 マルメには日本からの直行便でデ に集まった。また , マルメ市立図書 蔵書数約 50 万冊。 60 前後の言語資 ンマークのコペンハーゲンに着き , 館や , お隣のデンマークのコペン 料を所蔵し , 新聞 , 雑誌 , DVD , こから電車でバルト海の海底トン ハーゲンの公共図書館 , また北へ電 トークプック , ビデオゲーム等を提 ネルを通って 20 分程で到着すること 車で数時間の町へルシンオアにある 供している。特に環境 , 旅行 , デザ ができる。こういった地の利もあり , 公共図書館 Biblioteket Kulturværftet イン , ビジネス等のテーマに力をい また EU 圏内ということもあって , れ , 入口近くに周辺の観光地の写真 ( シェークスピアのハムレットで有名なク 国境を意識することなく , 二つの都 入りのカードが下がっていて , 1 枚 ロンポー城の隣の , 船のドックを改装し 市を自由に往来した。しかし通貨は たユニークな図書館 ) の見学等 , 充実 ずっ取ってそのまま観光地に向かえ スウェーデンとデンマークとは同じ クローネでも異なっている。 スウェーデンは国の全人口が 956 万 人で , 第 1 の都市ストックホルムは 約 86 万人 , 第 2 の都市イエーテポリ は約 52 万人 , そして第 3 の都市が今 回の会場であるマルメで人口約 30 万 人である。 スウェーデンは , 長らく移民を受 一 = 1 ロ △マルメ市立図書館新館内部 △マルメ市立図書館
636 図書館雑誌 2014.9. が作り , 市内の公共施設や商店・タクシー等に設 のヒャリング調査から」 , 成松一郎・中和正彦・ 置を進めている。このステッカー等の特徴は , 利 根岸翔哉 ( 専修大学 , 明治大学 ) 「電子書籍端末 用者や来客者が , 注文待ち時間等を利用して , 個 のアクセシビリティ対応状況ーモニター調査か 人の携帯端末機をかざすと , 震災当時の写真・体 験談などを見聞することが可能で , 今回これらの 講演 : 松井進 ( 千葉県立西部図書館 ) , 深見拓史 グッズも披露したい。 ( インターメディアジャパン ) 「電子書籍を活用 した図書館サービスのユニバーサルデザイン一 展示・新宿区立四谷図書館 隹もが使える図書館を目指して」 ☆地域文化遺産および地域資料を活用したバブ リックサービスの展開ー新宿区立四谷図書館に 第 114 分科会・まちライブラリー おける地域関連事業を事例に ( 申込不要・一日 ) ☆本を巡る新たな試みと未来ー図書館は進化の入 ロ ( 午後 ) 2010 年 4 月より紀伊國屋書店とヴィアックスが 共同事業体として四谷図書館を運営しています。 人と本との新しい出会いを模索し , 人と人との これまで図書館利用者の皆様や四谷地域住民の 交流や本を通して地域社会により貢献しようとい 方々と四谷地区の歴史・伝統・文化を共有するこ う動きが , 本を扱うさまざまな施設で始まってい とを目的に新たな価値を加えた企画を展開してき ます。公共図書館 , 大学図書館 , 私設図書館 , 書 店 , 本に親しむ空間デザインといった本を取り巻 ました。 当分科会では , 四谷図書館がこれまで実施・運 く組織で試みられている新たな取り組みをそれぞ 営してきた企画事業を紹介します。具体的には , れの視点から紹介するとともに , 活動の展望や恊 江戸四宿のひとっとして栄えた「内藤新宿」を 働の可能性など参加者を交えて議論します。ス ピーカーに公立図書館 , 私設ライプラリー , 書店 テーマにした特別企画展や歴史講演会 , 街歩き ワークショップなどの地域関連事業の概要をパネ などからの講演を行います。 ルで展示します。また地の文化遺産や地域資料 講演 : 乾聰一郎 ( 奈良県立図書情報館 ) 「『場』を を紹介した , 四谷図書館広報紙『よっぱ』や携帯 っくる舞台としての公共図書館の試み」 , 森田秀 端末を使ったデジタル古地図「内藤新宿ぶらり」 之 ( マナビノタネ ) 「スマフォによる資料と現場 を連結させた世界」 , 荘田賢介 ( ブックスモプ について報告します。 ロ ) 「古本屋を越えた古本屋」 , 礒井純充 ( まち ライプラリー ) 「マイクロ・ライプラリーの可能 展示・京都女子大学図書館学研究会 ☆京女図書基地ーどこでも出張いたします ( 申込 性 ~ まちライプラリーの実践を通して ~ 」 不要・一日 ) パネルディスカッション : 「これからの本の未来 図書館の課題を見つけて新しいサービスを考え 像を語る会」 る司書課程の授業を通して , 大学図書館にも公共 図書館にも「本について純粋に話せる場がない」 展示・宮城県東松島市図書館 ことに気づいた。図書館にはさまざまな分野の本 ☆ ICT 地域の絆保存プロジェクト「東日本大震災 を語り継ぐ事業」 ( 申込不要・一日 ) があり , 人もたくさん集まる場所であるのに , 読 2012 年度から , 当市の震災関連資料を収集・整 んだことのある本について語り合ったり , 他人が んだ本の話を聴いたりする機会はほとんどない。 理をし , 現在 HP 上では震災関連の写真や市民の 卩ノし 震災体験談を一部公開している。構築途上である なぜなら , 図書館にそのようなカジュアルな空間 が , 震災関連の写真パネル ()R コード入り・携帯端 がないからである。 「京女図書基地」は , この点を改善するために京 末機からより多くの被災状況写真の閲覧が可能 ) や携 都女子大学の司書課程受講生が考案した , 本を介 帯端末機による市民の震災体験談 ( 動画 ) の展示 した新しい出会いと有意義なコミュニケーション を行いたい。また , 本年度展開中の「まちなか震 の場である。図書館だけでなく , 大学や地域で数 災アーカイプ」として「震災の資料」 ( 写真や体験 談 ) をより多くの方に見聞していただくため , QR 名が本を持ち寄れば開催できる「京女図書基地」 の考え方と実践結果を報告する。 コード入りのステッカーやペンスタンドを図書館 ニ = ロ
図書館雑誌 VOL108 , No. 9 6 ノ 5 公共図書館 ( 3 分散会 ) ☆ 会 本のカ 図書館のカ 公共図書館は , 1950 年に成立した図書館法によ ◇午前の部 9 : 30 ~ 12 :30 第 1 分科会 ( 公共図書館全体会 ) り図書館利用の無料原則を確立し , 国民に奉仕す テーマ「本のカ図書館の力」 る機関として「土地の事情及び一般公衆の希望に ・基調講演舩﨑尚氏 ( 元武蔵野市立図書館長 ) 沿う」ことを原点に運営してきました。その後 , ・報告座間直壯氏 ( 白百合女子大学教授 ) 児童サービス , 障害者サービス , YA サービス , 「『望ましい基準』の活用と図書館活動の変革」 多文化サービス , ビジネス支援サービスなど活動 領域を広げてきました。今回の図書館大会は , 第 ◇午後の部 14 : 00—17 : 00 第 2 分科会 ( 公共図書館第 1 分散会 ) 18 回大会となります。改めて図書館の原点を確認 テーマ : 「『望ましい基準』をどう活かすか ~ 図書 し , これからの図書館のあり方 , 改革の展望や方 館の魅力を創造する実践報告 ~ 」 策を深めていきたいと思います。 午前の部では , テーマ「本のカ図書館の力」 ・事例報告 ・坂内香代子氏 ( 会津若松市立会津図書館長 ) の全体会とし , 元武蔵野市立図書館長の舩﨑尚氏 「会津の歴史と文化 , 『生涯の学び舎』としての図 より , 基調講演をしていただきます。また , 白百 書館 : 会津図書館所蔵デジタル資料と国立国会図 合女子大学の座間直壯氏より「『望ましい基準』の 書館デジタルコレクションの利用」 活用」についての報告をしていただきます。 ・徳安由希氏 ( 横浜市中央図書館司書 ) 午後の部では , 3 分散会を開催します。 第 2 分科会 ( 公共図書館第 1 分散会 ) では , 「『望 「『地域の情報拠点』としての図書館 : ョコハマラ イプラリーカフェの取組」 ましい基準』をどう活かすか ~ 図書館の魅力を創 ・橋爪文夫氏 ( 群馬県立図書館地域協力係長 ) 造する実践報告」をテーマに , 会津若松市立会津 「地域の活性化を支援する資料活用 : 県の施策・郷 図書館 , 横浜市中央図書館 , 群馬県立図書館より , 土特性・学校教育に連携した取組について」 図書館の一層の機能強化に向け , 地域の実情に即 第 3 分科会 ( 公共図書館第 2 分散会 ) したサービス展開に取り組んでいる事例報告をし テーマ : 「読書と図書館・書店」 ていただきます。 ・基調報告成瀬雅人氏 ( 原書房社長 ) 第 3 分科会 ( 公共図書館第 2 分散会 ) では , 「読 「本をひろめる , 本を届ける一知の広場としての図 書と図書館・書店」をテーマに , 原書房の成瀬雅 書館」 人氏より「本の持っている力」についてお話をい ・報告稲泉連氏 ( ノンフィクション作家 ) ただいた後 , ノンフィクション作家で『復興の書 「復興の書店」 店』の著者でもある , 稲泉連氏 , 元東京の図書館 ・報告なかしまのぶこ氏 ( 江東区図書館友の 員で『東京の図書館で働いて』の著者でもある , 会会員 ) 「図書館の無い人生は考えられない」 なかしまのぶこ氏より報告をしていただきます。 第 4 分科会 ( 公共図書館第 3 分散会 ) 第 4 分科会 ( 公共図書館第 3 分散会 ) では , 「市 テーマ : 「市民とっくる図書館」 民とつくる図書館」をテーマに , 瀬戸内市教育委 ・報告嶋田学氏 ( 瀬戸内市教育委員会新図 員会新図書館開設準備室の嶋田学氏 , 公益社団法 書館開設準備室 ) 人シャンテイ国際ボランティア会で『走れ ! 移動 ・報告鎌倉幸子氏 ( 公益社団法人シャンティ 図書館本でよりそう復興支援』の著者でもある 国際ボランティア会 ) 鎌倉幸子氏 , 図書館とともだち・鎌倉の黒瀬聖子 ・報告黒瀬聖子氏 ( 図書館とともだち・鎌倉 ) 氏よりお話をいただいた後 , 3 名によるトーク ・嶋田学氏 , 鎌倉幸子氏 , 黒瀬聖子氏の 3 名によ セッション ( 鼎談 ) を行います。 3 者それぞれの るトークセッション ( 鼎談 ) 視点から図書館サービスの原点を語り合っていた よろずや だきます。 ( 萬谷ひとみ : 新宿区立中央図書館 )
flostrand/bunkeflostrands-bibliot ek/bunkeflo-strands-library/4297 79- a > (last accessed 2014.6.11 ) 今回の北欧マルメでの中間会議へ の参加は , オープンオフィスプロ ジェクトなどに見られるように オープンマインドですべてのことを 公開していくことによって , より良 いものを創っていくといった考え方 や , また開館時間にも表れている利 用者本位のサービス体制 , 公共図書 館がコミュニティの中心として , 深 刻な貧困問題にも立ち向かっている 「疎開した 40 万冊の図書」映画レビュー 2014 年 6 月 14 日 , 仙台メディア テークのスタジオシアターで , 「疎開 した 40 万冊の図書」の上映会を開催 した。上映実行委員会を立ち上げ , 実質 6 か月間の活動である。事務方 のほとんどを担ったのが , 「仙台に もっと図書館をつくる会」の川端英 子代表と会員の方々 , みちのく図書 館員連合 (MULU) のメンバーの協力 で実行にこぎつけることができた。 上映会は成功で , 昼夜 2 回で入場者 は 253 名であった ( 会場定員 180 名 x 2 ) 。来場者は仙台市 , 宮城県内のみ にとどまらず , 福島 , 山形 , 岩手か らも司書仲間が駆けつけてくれた。 さらに反響の大きさを示してくれた のは , アンケートの回収が 84 名も あったことである。ほとんどが好意 的で , 感動した旨を綴り , 若い人に 見てほしい , 図書館の映画をみて泣 くとは思わなかった , 今の日本の現 状を顧み , 今こそ立憲主義を貫かな ければという人 , 文化を守ること , 読書の大切さ等々が書かれていた。 東日本大震災被災者である我々に は , 飯舘村の絵本のことがいちばん 胸にこたえ , 共感も誘ったようであ 大阪での上映会報告が『図書館雑 誌』 V01.108 , No. 6 ( 2014 年 6 月号 ) に 掲載されているので , 上映までの詳 細は省き , また図書のほうの書評も 数点目にしているので , こでは映 大島真理 画レビューのみを以下に記したいと 田 ・じ、つ 0 最後に画面に現れた文言「文化や 貴重な文献を守るということは , 図 書館員だけがいくら一生懸命やって みても , また図書館がどんなに力を 入れても結局はだめで , 文化財を完 全に戦禍からまもるためには戦争を やめること以外にはないのではない でしようか」 ( 秋岡梧郎 ) が , この映 画の主旨をすべて物語ってくれた。 静かではあるが , 決然とした反戦映 画だと感じたシーンである。 民主主義の砦としての図書館の使 命 , 「真理がわれらを自由にする」 ( 国立国会図書館東京本館 2 階図書カウン ター上の文言 ) から始まったこのド キュメンタリー映画は , 太平洋戦争 末期に , 日比谷図書館の蔵書を疎開 した事実を追って映像化した。それ らの本が運ばれて保存された土蔵 , 当時運搬係だった中学生の証言が , 東京大空襲の様子が重なる。この映 画を撮る時期としては , 土蔵が失わ れゆく前の , かっ証言者が存命する 中での多分にギリギリのタイミング だったのかもしれない。 そしてこのような大きなプロジェ クトは , 偉大なるトップ , 当時日比 谷図書館長であった中田邦造がい て , 初めてなされた。そしてそれら の計画を実行した中学生たち , 重い 図書館雑誌 V01.108. N 。 .9 64 / 図書館員の働きぶりなどに大いに触 発された旅であった。 ( たけうちひとみ : IFLA 公共図書館 分科会委員 , 元国立国会図書館 ) CNDC 9 : 01623893 BSH : 図書館 ( 公共 ) ースウェーデン ] 本をリュックに詰めて運ぶ労苦は , 大変なものである。実際に図書館内 の移動でも , 大変な労力と時間と計 画を要するのは身をもって体験して いるので , その熾烈さは想像できる。 重ねて交通事情の悪さと食料難の時 代に , である。人々の大きな結束が もたらした偉大な作業に , 今さらな がら頭が下がる思いがした。 さらに語られる東日本大震災にお ける資料の喪失 , 飯舘村の悲劇には , 震災前に行われていた知られざる優 れたプロジェクトが存在していた。 図書館のない彼の地で , 全国に呼び かけて集められた絵本を通して , 本 を読む子どもたちを育てようという 矢先 , 原発の放射能は村を覆ったの だ。すべてをなし崩しにした現実は , 貴重な絵本にも及んでいた。取り残 された絵本 , しかしそれは時を経て 除染されよみがえり今巡回図書館と して仮設住宅を巡る。期せずして記 録された原発事故の前と後の映像 は , 胸に迫った。 ドキュメンタリーという映画手法 は , ともすれば面白みに欠けるきら いはある。この映画でもインタビ ューの交錯する場面で少し工夫がほ しい気がしたが , 見終われば根幹の 意図は明確に伝わっていた。フィク ションではない事実の重さに圧倒さ れる。映画として成功していると感 じた。 蛇足であるが , 図書館のあり方が 問われる今だからこそ , 図書館とは 何か , 読書とは何かと考えるきっか けになってほしいものである。 ( おおしままり : 「疎開した 40 万冊の 図書」 ( 仙台 ) 上映実行委員会委員長 ) CNDC 9 : 010.4 BSH : 1. 図書館 2. 映画 ]
者の会員はメーリングリストでつながり変換作業 をしている。昨年と今年は公共図書館からの要請 で本のテキスト化の講習をした。 本大会では , 今までの経験を元に , 視覚障碍者 サービスの新しい形のテキスト化とそのファイル を基にして作ったテキスト DAISY 図書を紹介し たい。視覚障碍者からのニーズに答えた新しい取 り組みを参加者に紹介し , 理解してもらうことを 目的とする。 発表者 : 猪俣淳子 ( 全国音訳ボランティアネット ワーク ) 「テキスト化に取り組むまでの経緯」 , 藤田品子 ( 全国音訳ボランティアネットワーク ) 「今なぜテキスト化が必要か ? 」 , 松井進 ( 千葉 県立西部図書館 ) 「公共図書館でのテキスト化の 取り組みの経緯とこれからの展望・利用者とし ての意見」 , 柳下恵美子 ( 全国音訳ボランティア ネットワーク ) 「テキスト化って何 ? 」と「テキ スト化で使っているドロップボックスとメーリ ングリストはどのような仕組みか ? 」 , 古屋裕子 ( 全国音訳ボランティアネットワーク ) 「テキス ト化の説明」と「実際に図書館がテキスト化を する場合に必要なこと」 , 黒田由加・布目光生 ( 東芝研究開発センター ) 「テキスト化の成果を 活用した , 音声合成による音訳支援」 第 105 分科会・リブライズプロジェクト ☆ちいさなライブラリーから考える , これからの 地域図書館のかたち ( 午後 ) リプライズは , 「すべての本棚を図書館に」とい うテーマを標榜し , 2012 年 9 月に始まった活動で ある。今 , 全国で増えている , リプライズを使っ たちいさな図書館を取り上げ , どんな活動がされ ているのか , 実際の運営者をゲスト講師として招 き , 紹介する。 ■基調講演 : ( 講師 : 河村奨「ちいさなライプラ リーから考える , これからの地域図書館のかた ち」 ) ・、ニセミナー : 次の五つのテーマについて , 実 例を中心にゲストから紹介する。 a . 街と図書 館 ( 講師 : 沼田雅充「じっと待っコミュニケー ション」 ) , b . 企業の図書館 ( 講師 : 未定 ) , c 学校・大学 ( 講師 : 河村奨 ) , d . 専門図書館 ( 講師 : 中野純 , 大井夏代「自宅ミュージアムの すすめ」 ) , e . 市民活動と図書館 ( 講師 : 並河 哲次「 Youth Library つくりませんか ? 」 ) 図書館雑誌 V01.108 , No. 9 633 ■ワークショップ : その後 , 上記の各テーマにつ いて登壇者を囲み , ワークショップ形式でディ スカッションを進める。 ■クロージング : 最後に , ワークショップの結果 第 106 分科会・「図書館とは何か 2014 」 「街の本マップ」などの展示も行う。 ■展示 : 小さな図書館の紹介ポスター する。 をまとめ , 地域図書館で取り組めることを提案 ビデオ , 電子書籍で実績あるべンダー , プラットフォーマ 実施し , 問題点や課題等を浮き彫りにした上で , よび導入を見送っている図書館へのアンケートを そこで , 既に電子書籍を導入している図書館お かと思われる。 業化の方法が理解できない面が大きいのではない 書籍サービスの意義は理解していても具体的な事 於いて , 未だ数少ない状況である。これは , 電子 書籍サービスの導入実績は , 日本の公共図書館に 料のデジタル化が進んでいる。しかし , 特に電子 また , 各種補助金等により図書館を中心として資 イプと電子書籍が廉価で導入可能になっている。 現在 , ICT 技術の進歩によりデジタル・アーカ について ( 午前 ) ☆公共図書館の電子書籍導入の課題及びその解決 (IRI) 第 107 分科会・ NPO 法人知的資源イニシアティブ する。 べるとともに , 未来の図書館に寄せる期待を提言 こで , 各課題について作成した報告書の内容を述 連携などの課題を設定し , 研究を進めている。そ コミュニティーにおける役割 , 図書館と教育との に基づき , 図書館と書籍との関係 , 図書館の地域 さらに , メンバー各自がそれぞれの興味・関心 いて , 行政職員の立場から考察する。 者との意見交換を通じて気付いた点や課題点につ の多様な図書館を訪問している。訪問先で , 関係 う , 各メンバーの地元図書館をはじめ , 全国各地 当勉強会では , 実体験に基づいて検証できるよ 「図書館」について政策提言を行う。 た都庁職員が , 最も身近な行政サービスである 自主勉強会として , 部局の垣根を超えて集まっ 後 ) ☆図書館への政策提言一行政職員の立場から ( 午
VOL. 108 NO. 9 CONTENTS ・漆原宏のフォト・ギャラリー 601 大塚敏高 604 窓・ 60 年の歳月 こらむ図書館の自由・ 改正・児童ポルノ禁止法ー法人には「自己の性的好奇心を満たす意思」は 伊沢ユキエ 607 無い ! 図晝館 The 、。。ん渺 ar リ 木い 2014 ⑨ Vol. 108 No. 9 605 ・ NEWS 告知板・・ 606 / 新聞切抜帳・・ 609 ・新館紹介 平成 26 年度 ( 第 100 回 ) 全国図書館大会への招待 611 ・編集委員会 く委員長〉 谷口豊 ( 日本体育大学図書館 ) く委員〉 仲尾正司 ( 和光大学附属梅根記念図書・情報館 ) 中村保彦 ( 文教大学越谷図書館 ) 長谷川優子 ( 埼玉県立久喜図書館 ) 松本哲郎 ( 市原市立中央図書館 ) 間部豊 ( 帝京平成大学 ) 三浦正克 ( 横浜国立大学附属図書館 ) 森谷芳浩 ( 神奈川県立図書館 ) 山内薫 ( 墨田区立ひきふね図書館 ) 渡邉太郎 ( 国立国会図書館 ) ・事務局スタッフ 秦秀文・川下美佐子 全国図書館大会の全体紹介・・・ 672 / 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 . 公共図書館・・・ 5 5 . 大学図書館・・・ 6 / 6 . 短期大学・高等専門学校図書館・・・ 6 7 . 学校図書館 1 ・・・ / / / 8 . 学校図書館 2 ・・・ 9 . 専門図書館・・・ 8 / 10. 図書館情報学教育・・・ 679 11. 児童青少年サービス・・・ 0 / 12. 障害者サービス 1 ・・・ 6 幻 13. 障害者サービス 2 ・・・ノ / 14. 図書館の自由・・・ 622 15. 出版流通・・・ 623 / 16. 図書館を語る・・・ 9 17. 資料保存・・・ 62 イ / 18. 職員問題・・・ 5 19. 多文化サービス・・・ 626 / / 20. 認定司書・・・ / 21. 健康情報・・・〃 ' 22. 図書館と施設・・・ 628 23. 利用教育・・・ 9 / 24. 市民と図書館 1 ・・・ 630 / 25. 市民と図書館 2 ・・・ 630 26. 『こんなときどうするの ? 』ワークショップ・・・ 6 引 27. 幅允孝ワークショップ・・・ 9 公募型分科会一覧 ( 東京都立高等学校学校司書会 / ものづくりソノまま 研究室「ソノ研」 NEXT / 東京布の絵本連絡会 / 全国音訳ボランティア ネットワーク / リプライズプロジェクト / 「図書館とは何か 2014 」 / NPO 法人知的資源イニシアテイプ ( IRI ) / 移動図書館サミット運営委員会 / シャンテイ国際ボランティア会 / 図書館ぶらり部 / 共同保存図書館・ 多摩 , 三多摩図書館研究所 / 矯正と図書館サービス連絡会 / 専修大学ア クセシビリティ研究会 / まちライプラリー / 展示・宮城県東松島市図書 館 / 展示・新宿区立四谷図書館 / 展示・京都女子大学図書館学研究会 ) ・・・ 632 今月の表紙 「 September 」 * 表紙デザイン = 戸張晴菜◎ 2014
65 イ図書館雑誌 2014.9. 察川瀬綾子 ( 特集第 55 回研究大会グループ研究 発表 ) 図書館界 377 P136 ー 145 2014.7 fRDA 入門一目録規則の新たな展開』寺澤正直 ( 書 評・新刊紹介 ) 情報の科学と技術 64 ⑦ P287 2014.7 エレメント・セットと語彙から見た RDA 理解和中幹 雄 ( 特集第 55 回研究大会グループ研究発表 ) 図 書館界 377 P172 ー 181 2014.7 014.37 目録の機械化 書誌データの品質管理収集・書誌調整課書誌サービス 係ダックス ( 館内スコープ ) 国立国会図書館月報 639 P27 2014.6 014.4 分類法 構造ー表示方法説から見たランガナータンとヴィッカ リーのフアセット概念緑川信之 ( 原著論文 ) Li- brary and lnformation Science 71 P ト 25 2014.6 014.61 資料保存 図書資料の原装保存について大塚奈奈絵国立国会図 書館月報 639 p10 ー 11 2014.6 014.71 文書 , 記録 アーカイプの政治カ山内隆文 ( 窓 ) 図書館雑誌 108 ( 7 ) P456 2014.7 015 図書館サービス 公共図書館を対象とした医療・健康情報サービス研修に ついての調査報告野中沙矢香 [ ほか ] (JMLA 活 動報告 ) 医学図書館 61 ② P192 ー 196 2014.6 " 高齢者への図書館サービス " の講義メニュー : 考察と展 望立花明彦・志保田務 ( 特集第 55 回研究大会グ ループ研究発表 ) 図書館界 377 P146 ー 154 2014. 7 資料と利用者の位置情報を利用した書架ナビゲーション の可能性橋本郷史 ( 特集第 20 回医学図書館研究 会・継続教育コース ) 医学図書館 61 ( 2 ) P166- 171 2014.6 こどもの図書館 61 ( 7 ) p2 ー 6 展示楽しんでますか ? 2014.7 015.17 障害者に対する奉仕 ABC への期待河村宏 ( ブック・ストリート ) 出版 ニュース 2351 P16 2014.7 情報へのユニバーサルアクセス拠点としての図書館事 務局 [ 記録 ] ・みわよしこ [ 講師 ] 神資研ニュース 479 pl ー 4 2014.6 聴覚障がい者向け手話サービスへの情報技術の応用ー Tech for the Deaf 大木洵人情報管理 57 ④ P234 ー 242 2014.7 015.2 レファレンスサービス 図書館とレファレンスと私高柳有里子 ( 第 40 回研究集 会編 ) 図書館評論 55 P65 ー 74 2014.6 役に立っ図書館を目指して一データーベースを使用した レファレンス事例を中心に塩尻市立図書館の巻 大深めぐみ・大澤青加・北澤梨絵子 ( れふあれんす 三題噺 ) 図書館雑誌 108 ( 7 ) P482 ー 483 2014.7 レファレンス・サービスの基本図書 ( 情報区 ) 出版 ニュース 2351 P36-38 2014.7 015.5 移動図書館 千葉県立図書館「ひかり号」利用者の分析 : 1940 ー 1950 年代を中心に石川敬史・大岩桂子 ( 特集第 55 回 研究大会グループ研究発表 ) 図書館界 377 P156 ー 164 2014.7 015.6 読書会・読書運動 1 冊の本を読み語り合う喜びを一各地で読書会コーディ ネータ養成講習会を開催学校図書館速報版 1915 pl 2014.7 中高生への読書推進を考える一子ども読書連携フォーラ ムから国立国会図書館月報 639 P17 ー 19 2014.6 015.7 図書館と他の文化機関との協力活動 Making a place in the community ー Public libraries go ・ Outside the Box" Jennifer Pearson NEXTSPACE 23 P18 2014.6 特集地域とつながるみんなの図書館 448 pl ー 47 2014.7 特集地域や機関との連携・協力学校図書館 765 P13 ー 38 2014.7 016.11 国立国会図書館 図書館向けデジタル化資料送信サーピスの現況と課題 小阪昌 ( 報告 ) コピライト 639 P18 ー 23 2014.7 016.11 国立国会図書館ー国際子ども図書館 日本語に魅了された詩人の児童文学への熱い思いー「国際 子ども図書館を考える会全国連絡会」総会・記念講 演会読書推進運動 560 p2 2014.7 016.2 公共図書館 「絵本は語るはじまりは図書館から』石井山竜平 ( 本 BOOKS) 月刊社会教育 706 P46 ー 47 2014.8 海外図書館見学記ー名古屋市図書館の可能性を探る鈴 木崇文 ( 第 40 回研究集会編 ) 図書館評論 55 P46 ー 56 2014.6 公共図書館による学校図書館支援と " 図書館の自由 " 嶋 田学 ( 第 40 回研究集会編 ) 図書館評論 55 P57 ー 64 2014.6 場としての図書館を考える岡幸江 ( 風向計 ) 月刊社 会教育 706 P48 ー 49 2014.8 016.211 公共図書館ー北海道 " 3 つのカ " を生かし , 地域の情報編集センターとしての 新たな幕別町図書館を創る一カルメンコード Ch ge Magic ( チェンジマジック ) を活用した図書館支援 総合システム民安園美 ( 特集デジタル化時代と 図書館 ) LISN 160 P11 ー 14 2014.7 016.2122 公共図書館ー岩手県
国立国会図書館の本 国立国会図書館の逐次刊行物 発売 : 日本図書館協会 - 国立国会図書館月報 7 / 8 月号『少年文友』第四号少年投書家による地方同人誌 Nd640 / 641 ( 布川文庫の雑誌コレクションから ) 今月の一冊国立国会図書館の蔵書から A4 判 40P ようこそ、実験室へ NDL ラボの誕生・現在味来 定価 本は知識への入り口読み方を広げる「電子読書支援システム」 500 円 ( 税別 ) 高度情報化時代の知への貢献、皆様もいかがですか ? クラウドソーシングによる日本語資料のデジタル翻訳の試み バピルスからデジタルまで一フランス国立古文書学校の図書館員教育 国立国会図書館にない本 ( 続編 ) ー戦前・占領期の雑誌を求めて 国立国会図書館 、にを 4 ・ら′ツ・、一で 外国の立法 外国の立法 第 260 号 平成 26 年 6 月 A4 判 160P 定価 1 , 800 円 ( 税別 ) ′宿、物をを 0 すを衾、物を ルみルこス 7 号年 8 月 - のイン ~ 第 , ト・第れドイツの一 世界図書館紀行カナダ議会図書館 レファレンス 8 月号 Nd763 A4 判 79 p 定価 1 000 円 ( 税別 ) イギリスの年金改革 一層型の年金制度の導入ー 中川 欧米のインターネット薬局の発達と 三輪 ドイツの規制制度 公共工事の担い手確保のための ・福田 入札制度の見直し 地方空港及び離島航空路線の現状 ・真子 ー長崎県を事例に一 ( 現地調査報告 ) ・・ ほか 秀空 和也 健志 和宏 無人航空機の国内飛行をめぐるア刈力の動向と立法 アメリカにおける性的図画の流布を処罰する州法 ーリべンジボルノ等の犯罪化に関する各州立法動向ー フランスにおける 2010 年の地方公共団体改革 ドイツにおける秘密出産の制度化 ー匿名出産及び赤ちゃんボストの経験を踏まえて一 イタリアにおける財政連邦主義実施の動向 韓国の児童虐待処罰法 中国における公共の場所の喫煙規制 公益社団法人日本図書館協ム出版販売係 TEL. 03-3523-0812 FAX. 03-3523-0842 〒 104-0033 東京都中央区新川 1 ー 1 1 ー 14 問合せ・ご注文はメールでもお受けします hanbai@jla.or•JP 選定図書総目録 2014 年版 CD—ROM 版 Windows 対応定価 ( 本体 ) 20 , 円 ( 税別 ) ISBN978 ー 4 ー 8204 ー 1406 ー 3 ◆『選定図書総目録』は CD 一日 OM 版を出して 8 年目となりました◆ ワードプロセッサに利用が可能 検索したデータは、発注用にダウンロードでき、市販の表計算ソフトや 検索可能 書名、著者名、出版社、件名、 ISBN 、 NDC 新訂 8 版・ 9 版、読者対象で 内容解説付 ( うち 2013 年分は 7 , 465 点 ) 2009 年から 2013 年までの 5 年分の選定図書 46 , 544 点を収録 hanbai@jla.or.jp 日本図書館協会 812 ー 3523 ー 0842 〒 104 ー 0033 東京都中央区新川 1 ー 11 ー 14 ゐ劼云第メー嬲を乙公益社団法人
図書館雑誌 2014.9. 図書館と施設☆ 第 36 回図書館建築研修会明日の図書館その建築について考える 第 22 分科会は , 日本図書館協会施設委員会が毎 年開催している建築研修会として , 以下のような 趣旨と内容で実施します。 趣旨 : デジタル情報化の進展により図書館を取り 巻く環境は急速に変化しています。しかし , その 変化は一時喧伝された物理的図書館の不要論にく みするものではなく , 逆に , 成人男性利用者の増 加であるとか「場としての図書館」論の活発化な どにみられるように , 実態を有する図書館とその 建築の必要性 , 重要性は高まっているとの考え方 が主流になってきているといえます。このような 訒識を普遍化させる力に , 近年における図書館建 じ、卩 築の質の向上があります。そして , それを支えて きたのが図書館の意義や機能 , サービスの本質を 研究し , その成果を建築空間として創造している 優れた建築設計者の存在です。 そこで本分科会では , 基調講演として最先端の 研究者お二人に , 明日の図書館の方向性を示して いただいた上で , 図書館建築に深く関わり , 活躍 を続けている建築家 5 人に , まず図書館を設計す る際の「こだわり」を語っていただき , 次に , 参 加者からの発言を含め , 座談会形式で図書館建築 の可能性 , 難しさとおもしろさ , これからの図書 館像について語り合っていただきます。 内容 1 . 基調講演 ( 1 ) なぜ北欧の公共図書館ではおしゃべりが解禁 になったのか : 吉田右子 ( 『デンマークのにぎやかな 公共図書館』 ( 新評論 , 2010 年 ) の著者 , 筑波大学図書 館情報メディア系教授 ) ( 2 ) 利用者調査にみる利用者像と利用行動の変 化 : 中井孝幸 ( 施設委員会委員であり利用者調査に豊 富な実績を有する , 愛知工業大学工学部准教授 ) 2 . 5 人の建築家が語る「私の図書館設計作法」 出席者 ( 五十音順 ) ( 所属と主要設計作品 ) 寺田芳朗氏 ( 株式会社寺田大塚小林計画同人代 表取締役 ) : 南相馬市立中央図書館他 鳴海雅人氏 ( 株式会社佐藤総合計画設計部長 ) : 東京都北区立中央図書館他 藤原孝一氏 ( 藤原建築アトリエ代表 ) : 湖東町立 図書館 ( 現 , 東近江市立湖東図書館 ) 他 益子一彦氏 ( 三上建築事務所代表取締役所長 ) : 潮来市立図書館他 柳瀬寛夫氏 ( 施設委員会委員 , 岡田新一設計事 務所執行役員社長 ) : 新潟市立ほんほーと中 央図書館他 3 . 座談会「図書館建築の可能性と課題」 施設委員会委員を進行役に上記 5 人の建築家に これからの図書館とその建築のあり方について , 実例の図や写真を交えながら語り合っていただき ます。この過程では参加者からの質問や意見を求 めることとしています。 この分科会を通して , 設計者の設計条件の読み 解き方や空間への結実法が披瀝されることで , 自 治体や図書館側からの注文のあり方など , 参加い ただく方に , さまざまな示唆がもたらされるもの と考えています。 図書館の建設を計画している自治体と図書館の 職員の方々 , 自分が勤務する図書館の建物に何ら かの問題が生じている方 , そして図書館建築に興 味と関心をお持ちの方々に加え , これから図書館 建築を設計するであろう設計組織の若手スタッフ など , 多様な問題意識と視点をお持ちの方に参加 していただくことを計画し期待しています。 図書館建築の質の向上を一層確かなものとする ことができますよう皆様のご参加をお待ちします。 うえまっさだお ( 植松貞夫 : JLA 施設委員会委員長 , 跡見学園女子大学 )