動作 - みる会図書館


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1. IO 2016年8月号

ロボットの「センサ」と「アクチュエータ」 「動き」を制御する重要な仕組み ロボットの「センサ」や「アクチュエータ」につ いて、「人間」や「動物」との比較から眺めてみ ます。 [ 特集 ] 「センサ」と「アクチュエータ」一「環境を知る」「ものを動かす」 ・ nekosan 発生する仕組みが必要です。 そして、その筋肉に相当するのが、「アクチュ 工ータ」になります。 ■五感の働きをする「センサ」 「アクチュエータ」を動かすエネルギー源 ロポットは、「人」や「動物」を模しています。 「アクチュエータ」は、エネルギー源として、 そのため、「見る、聞く、匂う、味わう、触れる」の モータを動かす「電気」 ( 電池の化学工ネルギー ) ような典型的な五感や、「温度」「気温」、対象物ま や、「油圧」 ( 内燃機関やモータの運動エネルギー での「距離」、「重さ」といった、普段意識するような をパスカルの原理で増カ ) 、「空気圧」 ( 圧力の位置 ことは、「センサ」を使って人力します。 エネルギー ) などを使います。 ! ■五感以外の「センサ」もある 手足を動かすという動作は、無意識のうちに神 経系を通じて「関節の角度」を感じ取り、その情報 回転や伸縮 電池なと を脳で自然に処理を行ないます。 ロポットも同様に、関節をどのくらい曲げてい の油圧シリンダの エネルギー源 るかを、「角度のセンサ」で入力して、自分自身の姿 勢を把握しています。 また、「速度」「加速度」といった感覚を数値化す るのに、ロポットはそれぞれの「センサ」を使います。 ■半導体への刺激を感じ取る「センサ」 さらには、宇宙空間での自動作業や、原発の廃 ロポットの「センサ」は、その用途や目的によっ て、動作原理がさまざまです。 炉作業、深海調査、火山の火口付近のような過酷 しかし、多くのものは、「半導体」の電気的な特 な場所では、「放射線センサ」「圧力・水深センサ」 「地磁気センサ」など、「五感」以外の情報を取得す 性の変化を利用しています。 る、特殊なセンサを搭載することもあります。 「半導体」は、「刺激」 ( 力による変形や、温度変化、 光の照射など ) によって、電気抵抗の変化や、微小 ■筋肉の働きをする「アクチュエータ」 な電流、または電圧が生じるなどの変化が起こり 人や動物の場合、動力を「筋肉」で生み出し、そ ます。 の筋肉は、摂取した食事からエネルギーを取り出 して動かします。 最近は、もう少し複雑な機構の「 MEMS 」 ( 後述 ) を利用した「センサ」も利用されます。 ロポットが動く場合も、筋肉のような「動力」を ロボットの「センサ」 「アクチュエータ」を動かすエネルギー 「センサ」のメカニスム ロボットの「アクチュエータ」 一三 52

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「環境を知る」 「ものを動かす」 [ 特集 ] 「センサ」と「アクチュエータ」一 「圧電アクチュエータ」には、多くの優れた特徴 そして、電荷のバランスが偏っている状態を があります。 「自発分極」と言います。 省電力性能が高く、高速な応答性を持ち、小型 なので、高密度に配置可能 焼き固めただけの「強誘電体セラミックス」の また、構造がシンプルー、電磁ノイズが少ない 「自発分極」は、方向がバラバラなので、これに電 といった特徴もあります。 圧を加えても、動力を生み出すことはできません。 「圧電アクチュエータ」は、高精度な動作が可能 「強誘電体セラミックス」を「圧電体」として使 で、 0.01 ミクロンのオーダーで動きを制御可能です。 うには、外部電極層を形成した後に、高電圧をか そして、単位面積あたりの力が強く、 1 平方ミリ ける処理を施します。 あたり約 3kg もの力を出すことができます。 この処理を「分極処理」と呼びます。 圧電体セラミックス ■用途 「圧電アクチュエータ」は、精密機器の制御で重 要な役割を担っています。 たとえば、コンパクトデジカメには、小さなポ ディに、高倍率ズーム機能を内蔵している機種が あります。 このようなズーム動作には、「圧電アクチュエー タ」が欠かせません。 その他、「手ぶれ補正」や「オートフォーカス」「レ ンズの保護シャッター」などのアクチュエータに 分極処理 も使われます。 「強誘電体セラミックス」の分極処理 ■圧電体セラミックスの生成 「圧電アクチュエータ」では、特殊な「セラミッ 「強誘電体セラミックス」に高電圧がかかると、 クス」 ( 無機物を焼き固めた焼結体 ) を「圧電体」と 「自発分極」の向きが揃った状態になります。 して使います。 この処理以降は、電圧の有無にかかわらず、そ の状態は変化しません。 「セラミックス」は、小さな結晶の集合体です。 結晶を構成する原子は、正電荷または負電荷 「分極処理」により、「強誘電体セラミックス」は、 を持っていますが、一般的な「セラミックス」では、 極性を持った「圧電体セラミックス」に変化します。 「正電荷」と「負電荷」のバランスが取れて、安定し た状態になっています。 ■「人工筋肉」の素材 このような安定状態の「セラミックス」では、電荷 の移動が起こらないので、「圧電体」には使えません。 人型ロポットの多くは、かなり人間に近い作業 ができるようになり、特定の作業では、非常に高 「セラミックス」の中には、正負の電荷のバラン 精度に動作します。 スが偏っているものがあり、これを「強誘電体セラ しかし、従来型のロポットは、どこかぎこちない ミックス」と呼びます。 動きになりやすく、状況の変化に合わせた柔軟な → を 外部電 処理前の状態 ↓ ↑ 人工筋肉 42

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身の回りの「センサ」と「アクチュエータ」 パワーステアリング」が、コンピュータ制御の「電 当然、地上管制からの無線によるコントロール 動アクチュエータ」によって実装されているから で、的確なタイミングで確実に動作する必要があ です。 りますが、超高空 ~ 宇宙空間の環境下で、しかも 振動、加速度ともに過酷な環境で着実に動作させ そして、この技術の延長線上に「自動運転カー」 るために、特殊な「アクチュエータ」を使います。 があるのは、言うまでもありません。 「分離ポルト」と呼ばれる部品は、エネルギー源 航空機においては、「フライ・バイ・ワイヤ」 は爆薬。 ( FBW ) という、「アクチュエータ」を使った操縦系 連結に用いるポルトの中を中空にして、爆薬を 統が、主流となりつつあります。 充填し、電気雷管で起爆します。 プレード 爆発と同時に、あらかじめ強度を弱くしておい た切断面から断裂し、 2 つにポルトが分離するこ とで各ユニット感の固定を解く仕組みです。 FBW システノ、 電線 ( ワイヤ ) こを 多段ロケットの切り離しなどで、 「分離ボルト」が利用されている ( JAXA ホームページより ) 身の回り、というテーマからは大きく逸脱しま すが、最後に「ロケット」の備える一風変わった「ア ボルト内部ではなく、円形の中空パイプ内部に 爆薬を充填して、ユニット接合面の間にパッキン クチュエータ」を紹介しましよう。 状に配置し、これを爆発させて瞬時に膨張させる 「ロケット」において、「メイン・エンジン」と ことで、数百本のポルトを破断させるといったタ イプの「アクチュエータ」もあるようです。 「制御用噴射」は、基本的に動力と見なしていいで しよう。 「分離ポルト」は、ロケットだけでなく、航空機 その他の物理動作と言えば、やはり多段ロケッ の緊急用ハッチアンロック、エンジン分離など、瞬 間的にかっ確実に動作する必要のある用途に、宇 トの切り離し、衛星を格納するフェアリングの分 離といった、地味ながらも超重要な動作です。 宙以外でも用いられています。 アクチェータ コンビは - タ センサ フライ・バイ・ワイヤ (IADF 公開資料より ) 最先端の「ステルス機」になると、ステルス性能 に機体形状を特化しており、機体の姿勢制御は 極めて複雑なため、コンピュータによる自動操縦 によってしか、飛ばすことが困難であるとも聞き ます。 ロケットの「アクチュエータ」 47

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参考にしています。 もちろん、これらが「超音波」を利用しているわ けではなく、「超音波の振動」を使い、尺取虫が這 うように、物体を「波打った形」に動かし、這わせて います。 超音波で 振動させる 「超音波モータ」の動作の仕組み また、人が手で触れると閉じる「オジギソウ」など の仕組みを参考に、「分子レベル」で動作を行なう 「分子アクチュエータ」の研究も進められています。 ・バイオ・ロボティクス このような、自然界の生物の構造や機能を元に 科学分野などに応用する研究や技術を、「バイオ・ サイエンス」や「バイオ・ミメティクス」と呼びます。 特にロポットの場合、「動物」の行動や機構の応 用が多く見られます。 この、「バイオ・サイエンス」と「ロポティクス」 を組み合わせた技術は、「バイオ・ロポティクス」 と呼ばれます。 有名な「お掃除ロポット」も、生物の「条件反射」を 応用した「バイオ・ロポティクス」の成果と言えます。 這う動き 対方向に 押される 0 「お掃除ロボット」は「バイオ・ロボティクス」の成果 ロボットの「センサ」と「アクチュエータ」 0 エネルギー効率 55 だまだ学ぶところが多いようです。 億年に及ぶ生物進化の「知と技術の蓄積」には、ま しかし、エネルギー効率に限らず、何億年、何十 つ改善されていくと思います。 今後の技術開発によって、こうした点も少しず です。 作が人間に追いつくのは、まだまだ遠い先のよう このほか、さまざまな要因もあり、ロポットの動 ます。 回収せずに廃熱している」という動作になってい 歩に必要なエネルギーを「モータから都度出力→ これに対し、ロポットは、安定性を重視し、 1 歩 1 少ないエネルギー消費に抑えています 再利用・・・」のようにサイクルすることで、 1 歩 1 歩を 利用して、エネルギーを「回収→再利用→回収→ 生物の脚は、「バネ」のような仕組みを積極的に き続けることも可能でしよう。 健脚な人なら、ロポットより一桁上の距離を歩 歩き続けることができます。 一方で人間は、同じくらいの速度で、何時間も 距離にすると「 4km 」くらいになります。 のは、「時速 6km 程度で 40 分間ほど」なので、移動 しかし、この先進的なロポットでも、活動できる できるようになりました。 ンケンしたり・・・と、もはや人と同じような動作が ト「 ASIMO 」は、歩いたり、小走りしたり、片足でケ たとえば、ホンダ社の先進的な二足歩行口ポッ 術をまだまだ上回っているようです。 しかし、生物の進化と淘汰の歴史は、人間の技

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ロボットの「センサ」と「アクチュエータ」 とも言えます。 「モータ」は、 ・「可変抵抗」の電気抵抗の変化を利用する「角度 センサ」 ・スリットを通過する光のオンオフ信号で回転を 検知する「ロータリー・エンコーダ」 ・コイルの電磁誘導を使った「音声センサ」 ( = マイク ) なども、「センサ」に含みます。 「超音波測距センサ」は、「超音波」を利用し、反 射波が返るまでの時間から距離を測るセンサです。 マイクや半導体ではなく、「ピエゾ素子」を使っ て、超音波の放射と検知を行ないます。 半導体以外にも、 半導体以外の「センサ」 「アクチュエータ」の動作 「アクチュエータ」を構成するパーツの一部 ■ロータリー・アクチュエータ 「ロータリー・アクチュエータ」の代表例は を指示し、関節を曲げ伸ばしします。 首などの関節に搭載され、コンピュータから角度 「ロポット」の場合、「サーポモータ」は、手足や 指定した角度に回転できます。 しており、「制御信号の指定角」と比較することで、 内部に「角度センサ」 ( 通常は可変抵抗 ) を内蔵 の「運動エネルギー」に変換します。 いわゆる「モータ」を内蔵し、「電気」を回転運動 「サーポモータ」です。 光、温度変化、 ひすみなど 音声信号 ( 空気の振動 ) 反射 半導体センサ 波距 マイク 電気信号 ( 入力信号 ) コンビュータへ ロータリー アクチュエータ リニア アクチュエータ 指定した角度 ま 差を解消する 向きに回転運動 融モータの現在の角度 回転にあわせて 直線に運動 ネジ溝の シャフトを 回転 各種「センサ」の動作 また、「加速度センサ ( 傾斜角センサ ) 」「タッチセン サ」「圧力センサ」などを使って、姿勢制御や、周囲と のコミュニケーションを行なうなど、ロポットの用途 に応じて、さまざまな「センサ」が利用されます。 ■「アクチュエータ」と「モータ」の比較 「モータ」は、通電すると、一方向にグルグルと 回り続けます。 一方、「アクチュエータ」は、「伸び縮み」の動作 や、「回転運動」の動作を、任意に制御できる機構 をもっています。 動力を発生するという点では似ていますが、 「アクチュエータ」は、 「骨格」や「筋肉」を組み合わせた機構ー式 「アクチュエ - タ」のメカニスム 0 リニア・アクチュエータ 「リニア・アクチュエータ」は、直線方向の伸び 53 築用重機」などで利用されます。 大きな力を出しやすいので、重いものを扱う「建 構造的に「油圧」とは相性がよく、また「油圧」は うといったシーンで使われます。 ベルトコンべアと並行させながら加工作業を行な 「産業用ロポット」などでも、ロポットアームを しています。 る、「回転運動を直線運動に変換」する働きを利用 ネジ溝の「回転運動」や、ベルトやチェーンによ 縮みの運動を行ないます。

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磁気や磁束密度など。 ・化学量 物質成分や濃度など。 ・化学・ ここに挙げた各現象を、「センサ」が物理法則や化 学法則を用いて観測しやすい別の形に変換します。 では具体的に、各計測対象にはどのような「セ ンサ」が用いられているのか、計測対象別に種類 分けして見ていきましよう。 ■機械量 ・加速度センサ 動きの方向と速度 ( べクトル ) を計測する「センサ」。 スマホやゲーム機のコントローラなどに搭載さ れ、ユーザーの動作をコンピュータに伝えたり、自 動車のカーナビや工アバッグに搭載し、より精密 なナビゲート、より安全な工アバッグ動作を実現 しています。 ・角速度センサ 物体の傾きを得ることのできる「センサ」。 「ジャイロセンサ」とも呼ばれます。「加速度セ ンサ」と併用し、物体の正確な動作、姿勢を計測す るのに用いられます。 ドローンの安定した飛行も、これらの「センサ」 があればこそです。 ・圧力センサ 外部から加わるカ ( 圧力 ) を計測するセンサ。 「はかり」として体重計などの重量計測で用い られたり、大気圧や水圧の「センサ」としても用い られます。 ■変位量 ・ロータリー・エンコーダ 回転速度 ( と回転方向 ) を出力する「センサ」。 ロポットなどに搭載される「サーボ・モーター」 で回転の制御に用いたり、身近なところではマウ 「センサ」の種類 「センサ」種類と仕組み ス・ホイールの回転検出に使われています。 ・距離センサ 振動計」という「センサ」があります。 流速計」や、振動を計測する「レーザードップラー 対象物の流速を計測する「レーザードップラー ・レーザードップラー計測器 35 電磁波の一種である光を計測する「センサ」です。 ・光センサ ■電磁波 が挙げられます。 身近なところでは一瞬で体温を測れる体温計 れています。 や衛生面で優れており、さまざまな場面で用いら 離れた場所から温度を計測できるので安全面 する赤外線の強度を計測して温度を計測します。 非接触型の「熱センサ」の一種です。対象物の発 ・放射温度計 路の一種としても使われています。 用し、突入電流抑制や過電流保護といった保護回 また温度によって抵抗値が変化する特性を利 熱検知に用いられます。 「サーミスタ」です。電子機器などの温度検知や過 対象物の温度を計測する「センサ」の代表格が ・サーミスタ ■熱 球速を計測する「スピードガン」に用いられています。 代表的なものとして野球やテニスなどの球技で 対象物の移動速度を計測する「センサ」。 ・速度センサ センサ」とも呼ばれます。 また、ミクロンオーダーの「距離センサ」は「変位 て距離を計測します。 基本的に「 LED 光」や「レーザー光」の反射を用い さまざまな方式の「距離センサ」がありますが、 対象物までの距離を計測する「センサ」。

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電子工作と「アクチュエータ」 ー 00 ていて、中間点から徐々に角度が変化します。 小型のほうはトルクが小さいですが素早く動 き、大きいほうはトルクの関係で動きが遅くなる 回転仕様のものは、中間点で停止、パルス幅を ので、規格を確認してから購入しましよう。 変えると、正転側と逆転側へスピードが速くなる 仕様です。 ■サーボの購入 電子工作でのサーボ・モータも、ラジコン専用 だと高価なので、安く手に入れたければ、中国製 などが良いでしよう。 ステッビンクモータ サーボモータ 0 ステッビングモータの構造 ■サーボのコントロール 「ステッピングモータ」を簡単に説明すると、回 転するほうに磁石で溝が掘ってあり、その溝の数 サーポは電源を入れるだけでは動作しない変 が一回転のステップ数となります。 わったモータです。 コントロール信号という端子に、 PWM 方式で信 外側に相数ぶんのコイルが巻かれ、順番に電流 号を送らないと、動かない仕組みになっています。 を流すと、ステップごとに移動して回転します。 ・ PWM について P Ⅵ公 4 は「 pulse Width Modulation 」と言い、 ちょっと難しいので、簡単に説明します。 通常の波形 ( 図 1 ) は、ハイレベルの時間とローレベ ロータを抜いた状態ロータが入った状態 分解した状態 ルの時間は同じですが、この PWM は、ハイレベルの ステッピングモータの構造 時間とローレベルの時間の割合を変えることで回転 ■ステッビングモータの種類 する角度やスピードを変える、面白いモータです。 電子工作で使うもので通販しているものを紹 介します。 波形は、周期が 15 ~ 25ms の間隔で発生して、 小型のものだと、「 2 相」と「 4 相」があります。 Hi レベルの時間を 0.1 ( 図 2 ) ~ 2.5ms くらい ( 図 3 ) に変化させると、サーボも合わせて角度と回転速 度が変化します。 この幅を変化させる ST-42BYG02 SM-42BYGO 1 1 ステッピングモータ関連 ・ ST-42BYG020 ・・・ 4 相、 1.8 度 / ステップ、 12V / 0.33A ・ SM-42BYG011 ・・・ 2 相、 1.8 度 / ステップ、 12V / 0.6A ・ 28BYJ -48-5V ・・・ 4 相、 5.625 度 / 64 ステップ、 5 Ⅵ 0 . IA ドライバー基板付き Lo 28BYJ48 周期 図 3 周期 周期 図 2 PWM の波形 サーボ・モータ仕様が「士 90 度」の場合は、パルス の変化の中間点で停止し、短くすると「 -90 度側」へ 移動し、長くすると「 + 90 度側」へ移動するようになっ

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「アクチュエータ」種類と仕組み [ 特集 ] 「センサ」と「アクチュエータ」一「環境を知る」「ものを動かす長 「電動」「ソノレイド」「圧電」「人工筋肉」 ■本間 「アクチュエータ」とは、電気などのエネルギー を機械的な動作に変換する駆動装置です。 「アクチュエータ」は、エネルギー源や運動形態 の違いによって分類され、非常に多くの種類が あります。 アクチュエータの分類 0 運動形態による分類 アクチュエータの運動形態は、「回転運動」「往 復運動」「揺動運動」に分類できます。 「揺動運動」は、限定的な角度で首振りをする 運動です。 それぞれの連動形態は、相互に変換可能なので、 複数のアクチュエータを組み合わせて、特定の目 的を果たすアクチュエータユニットを作る場合も あります。 ーエネルギー源による分類 アクチュエータのエネルギー源は、アクチュ 工ータの「目的」や「特性」に合わせて選択します。 一般に、「電気」「油圧」「空気圧」などが使われま す。 また、「内燃機関」 ( 工ンジン ) をアクチュエータ とする場合には、ガソリンなどの燃料がエネル ギー源になります。 一般に「電動アクチュエータ」は、大小さまざま なアクチュエータに用いられます。 電子制御装置と組み合わせて使うと、正確で緻 密なな作業に対応できます。 「油圧アクチュエータ」は、移動速度は遅いです が、大きなトルクが必要な機器に向いています。 「空気圧アクチュエータ」は、「油圧アクチュ 工ータ」と似た仕組みで動きますが、比較的低い トルクで、高速移動させるような用途に向いてい ます。 その他、温度変化で作動する「形状記憶合金ア クチュエータ」や、圧電素子の振動を回転運動に 変換する「超音波モータ」など、特殊なアクチュ 工ータもあります。 最もよく使われ、多くの種類があるのが、「電動 アクチュエータ」です。 ロポットの制御には、物体の位置を制御する 「サーボ・モータ」や、回転角度を制御する「ステッ ビング・モータ」がよく使われます。 直線的な往復運動には、「リニアモータ」が使わ れます。 「リニアモータ」の基本原理は、「電動モータ」と 同じですが、「リニアモータ」は「回転軸」をもたな いことが特徴です。 「 DC モータ」 ( 直流モータ ) の回転方向の転換 は、プラスとマイナスを反転させるだけでいいの ですが、高速回転中に反転させると、モータの負 荷が増大し、発熱が多くなって無駄に電力を消費 します。 これを避けるには、いったん電力供給をオフに して、回転速度が落ちてから反転させるような制 御を行ないます。 電動アクチュエ - タ モータの種類と制御 ■モータ制御の基本 「モータ制御」の基本は、①電力供給のオン / オ フ、②電圧コントロール、③回転方向の転換の 3 つ です。 39

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「 DC モータ」では、「ロータ」にコイルをもち、 「ステータ」に永久磁石を使用。 ロータの回転軸に沿って、軸断面の円周を 3 分割するように「整流子」が貼り付けられていて、 ロータのコイルに結線されています。 通常の「 DC モータ」は、「プラシ」を「整流子」に 接触させて、電力を供給。 「プラシレス・モータ」では、「ステータ」にコイ ルを装着し、永久磁石を「ロータ」として回転させ ます。 「ロータ」の位置をセンサで検出し、インバータ 回路でコイルに流れる電流を制御。 「 DC モータ」では、プラシによる摩擦抵抗によ り、わずかながら発熱が生じ、エネルギーを損失し ます。 一方、「プラシレス・モータ」は、文字通りプラシ が存在しないため、振動やノイズが少なく、高効 率かつ高寿命です。 ただし、「プラシレス・モータ」は、インバータ回 路が必要なので、装置のコストはやや高くなりま す。 ソレノイド・アクチュエータ ■原理 置に鉄心を保持するようなタイプもあります。 永久磁石を組み合わせて、鉄心の移動後、定位 鉄心に「戻りバネ」を取り付けます。 鉄心の開放時に、押し戻す力が必要な場合には、 「鉄心」は開放されます。 ル」に吸着し、②「コイル」への電圧をオフにすると、 ①「コイル」に電圧がかかると、「鉄心」は「コイ です。 の吸着と開放によって伸縮するアクチュエータ た「コイル」と「可動鉄心」を組み合わせて、「鉄心」 「ソレノイド・アクチュエータ」は、銅線を巻い 「アクチュエータ」種類と仕組み 可動磁極 吸着 固定磁極 「圧電アクチュエータ」です。 「圧電体」の伸縮を利用するアクチュエータが だりします ( 逆圧電効果 ) 。 効果 ) 、「圧電体」に電圧を加えると、伸びたり縮ん 「圧電体」に力を加えると、電圧が発生し ( 圧電 鉱物や特殊なセラミックスなどがあります。 「圧電体」として使える物質には、「水品」などの ルギー」を相互に変換可能な物質のことです。 「圧電体」とは、「電気工ネルギー」と「動的エネ 圧電アクチュエータ コイル ■特徴 機構を加え、押し引きの動作を反転させます。 「ブッシュ」タイプでは、「プル」タイプにリンク 本仕様です。 「コイルへの引き寄せ」なので、「プル」タイプが基 「ソレノイド・アクチュエータ」の基本動作は、 イプの「プル」があります。 電源オンで押すタイプの「ブッシュ」と、引くタ ・押しと引き 停止し、オフで元の位置に戻ります。 工ータ」は、電源オンで一定の角度まで回転して 「ロータリー」タイプの「ソレノイド・アクチュ ものが「ロータリー」です。 直線往復運動をするものが「リニア」、回転する ・作動方法 ■主な分類 「ソレノイド・アクチュエータ」の原理 戻りバネ

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「センサ」と「アクチュエータ」について 編 A D C A C A C D C A D A B A D A D A D 軸に動くように、「アクチュエー タ」を構成すると、ペンで文字を 描けるような仕組みが作れる。 だけれども、はて、どんな「アク チュエータ」をまず買えばいいの か、そして、どう制御すればいい のか、さつばり分からない。 「アクチュエータ」には、モータ以 外にも「ソレノイド」とかあるよね。 ソレノイドは洗濯機とかに使われ ているね。 いろいろ触りたい分野だよね。 ソレノイド「アクチュエータ」とい 「ソレノイド」の使い途 うのもあるんだな。 つまりそれは、電磁石 ! ! w 結局、「アクチュエータ」はシンプ ルなものが集まって構成される。 ロックを掛ける機構とかね。 ヘッドギアに取り付けて、 VR の 何かに使うとか。 カチカチいろいろできると面白 そうだよね。 スイッチにも使われているよね。 動くものは見た目に反映されて 面白いかも。 ただ当然、これ単体で動かすって のもナニだから、きっと、 3 D プリ ンタを使うとかして、なんか工作 的なものを作ることになるよね。 もちろん、 3D プリンタじゃなくて、 木工でもいいけど。 筐体があるといいね。ケース作り は知りたいところ。 筐体設計のほうが難しそう。 あと、けっこう、電流は多く流れ るので、何気に制御も難しいかも。 A 「 duino で直接は制御できない しね。 そうそう、もちろん、マイコン直結 は無理だろうね。 「パワー MOSFET 」とかかな。 そうそう。 大電流系はけっこう難しくて、い ろいろ大変かもね。放熱とか、電 源とか。 ハード屋には、たぶん、当たり前 のことなんだろうけど、ソフト屋 からは、基本的なことも分からな を「ハード屋」と「ソフト屋」 , C D C D A C D C D A D A D A D A D いことがけっこう多い。 こっちは、「つなげば動くの当た り前」だと思っているから、ノイズ とか放熱とか、なにそれ ? って いう感じだし。 ノイズ対策の本などは探せばあ るのでは。 ノイズ対策はあると思うけど、マ イコンのインターフェイスとして の本がほしい。 放熱の専門書は難しいかもしれ ないね。熱力学とかになるのかな。 経験的な話にもなるだろうしね。 放熱系はヒートシンクとか熱容 量の話になるのか。 どちらかと言うと、設計段階の試 行錯誤によるところが多いかと 思う。ようするに、熱暴走しなけ ればいいわけで w まあそうだね。 あと、人体と接触するなら、熱く なったらまずいわけだし。 「ケース・バイ・ケース」になるこ とが多いのではないかと。 僕は、ソフト屋なんだけど、けっこ う、アナログ回路の「動作範囲」っ てのが : 気持ち悪いんだよ。 ハード系は、経験値的なところも 多いので、そこがどうも難しい。 データシートで、書かれているこ とを元に設計するわけだ。 そうだね。テータシート大事 ! 動作範囲はデータシートに書か れている保証範囲だと思う。 複数の部品の総合的な範囲とい うか。 マイコンはソフトと違って、どう も試行錯誤か難しいというか面 倒臭いよね。 いや難しいんじゃなくて、たぶん、 本当に面倒臭いんだよね。 試行錯誤 ? ソフトならテパッガで止めながら 調べられるけど、ハードだと、ちゃ んとプローブ接続して、オシロで 見ないと分かんないじゃん。 しかも、なんかデジタル信号だと、 速度が速くて、よく見えなかった りとかするし。 それは、普通のデバッグと同じで は。 ハードのほうが、断然、大変だよ。 A D A D C A D A 編 C D A B オシロ面倒くさいよ。 確かに大変だけど w 変なところつなぐと、ショートし て回路壊れるし。 ソフトだって間違ったら壊れるよ。 ソフトは大丈夫だよ、バックアッ プとっておけばいいし。 ハードは出てきた現象の対策が 必要で、時間がかかるね。 それをいうと、ブレッドボードで 組んで、戻せるようにすればいい んじゃない ? まあ、それが手間だ というのは分かるけど。 ブレッドボードは、まあ使うとし ても、まあ、ソフトに比べて、手間 だよね。 ワンタッチでは出来上がらない からね。 今後ほしい「センサ」とか「アク チュエータ」とかある ? 人体の血糖値とかを手軽に測れる ような「センサ」があるといいね。あ と、人間の発する「臭い」から病気 の前兆を察知する「センサ」とか。 「センサ」単体というか、いろんな ものが : 情報を外部に公開するイ ンターフェイスを作ってくれると いい。家電の情報をスマホで取 得するとか、そういう汎用的なイ ンターフェイス。 BLE なら実現できるんじゃない かなと思っている。 いまはともかく、「センサ」ごとに扱 い方が違うので、何かしらの統一 されたインターフェイスがほしい。 「センサ」も「アクチュエータ」もマ イコンとか FPGA とかの処理性 能が高まることによって性能が 活かされると思う。 より高性能なマイコンが出てくる ことが今後の製品づくりに活か されるのではないか。 白物家電は「センサ」の塊ただ 技術者にとっての先進的な技術が、 必ずしもエンドユーザーが望んでい る便利で快適に使える機能という わけでもなく・・・技術者が目指す ものとエンドユーザーが欲しがるも のが近づいていくといいね。 今後ほしい「センサ」 79