丁 H E 2 週間 の材料 中国の主要景気指標 ( 3 月 14 日 ) 景気持ち直し維持するか こうきちろう 三尾幸吉郎 ニッセイ基礎研究所上席研究員 国国家統計局は 3 月 14 第上昇、実質の付加価値を押し 下げる要因となる。工業生産の 日、工業生産、固定資産 投資、小売売上高などの主要景 動きは、 4 月 1 7 日に発表され 気指標を集中的に発表する。 る 1 ~ 3 月期実質 GDP 成長率 このところの中国経斉は持ち への影響が大きいだけに、その 直してきている。 10 ~ 12 月期 結果が注目される。 の実質国内総生産 (GDP) 成 第ニの注目点は固定資産投資 長率は、前年同期比 6.8 % 増と ( 除く農家の投資 ) だ。 1 6 年は 2 年ぶりに前四半期の伸び ( 同 前年比 8.1 % 増と 1 5 年の同 6.7 % 増 ) を上回った。今回の 10.0 % 増を 1 .9 下回った。全 発表では、その持ち直し傾向が 体の 3 割を占める製造業の固定 年日月け以降もしたかを見極 資産投資が、 15 年の同 8.1 % める上で重要な判断材料だ。 増から 16 年には同 4.2 % 増ま 第一の注目点は工業生産 ( 実 で大きぐ束したことが大きな 質イ劬ロ価イ直べース ) だ。前回発 要因だ。しかし、不動産開発投 表の 12 月は前年同月比 6.0 % 資が 15 年の同 1 .0 % 増から 16 増と、 1 6 年 4 月以降のレンジ 年には同 6.9 % 増まで急回復し ( 6.0 ~ 6.3 % ) の下限の伸びに たため、自本としては小幅な減 とどまった。今回の発表では、 速にとどまった。ただ、製造業 そのレンジを維持するのか、そ は 16 年夏を底に持ち直しつつ れとも 5 % 台へと落ち込むのか あるため良い結果となる可能性 に注目したい。 16 年 1 ~ 2 月の もあるが、不動産開発に関して 伸びが前年同時期 5.4 % 増と低 は、中国政府が 16 年秋以降、 かったことを考えれば、反動で 不動産才への融資を各に制 限するなど、住宅バブル抑制に 上振れする可能性もある。しか し、先徹副票となる製造業購買 乗り出した影響が出てくる。 担当者景気指数 (PMI) の生 第三の注目点は小まま上古 ノしノし「 ] 産指数は、 1 1 月の 53.9 をピー だ。前回発表の 1 2 月は前年同 月比 10.9 % 増と、 16 年のレン クに、 1 2 月は 53.3 、 1 月は ジ ( 10.0 ~ 10.9 % ) の上限の 53.1 と低下してきた。 また、インフレ率の上昇も懸 伸びとなった。今回の発表では オ料だ。工業生産者出荷イ耐各 レンジ圏を維持するのか、それ は 12 月の前年同月比 5.5 % 増 とも 11 % 台へ上振れするのか から 1 月には同 6.9 % 増と 1 .4 注目される。 ( 前年同月比、 % ) 中国の工業生産 ( 実質付加価値ベース、一定規模以上 ) の推移 3 / 6 米・製造業受注 ( 1 月 ) 月 , 3 / 7 米・貿易収支 ( 1 月 ) 米・消費者信用残高 ( 1 月 ) 火 GDP2 次速報 ( 10 ~ 12 月期 ) 国際収支 ( 1 月 ) 貸出・預金動向速報 ( 2 月 ) 3 / 8 景気動向指数速報 ( 1 月 ) 景気ウォッチャー調査 ( 2 月 ) 米・ ADP 雇用報告 ( 2 月 ) 米・労働生産性改定値 ( 10 ~ 12 月期 ) マネーストック ( 2 月 ) 3 / 9 毎月勤労統計調査速報 ( 1 月 ) 米・輸入物価指数 ( 2 月 ) 木 欧州中央銀行 ( ECB ) 理事会 企業物価指数 ( 2 月 ) 法人企業景気予測調査 ( 1 ~ 3 月期 ) 3 / IO 家計消費状況調査速報 ( 1 月 ) 金 米・雇用統計 ( 2 月 ) 米・財政収支 ( 2 月 ) 3 / 13 機械受注 ( 1 月 ) 第 3 次産業活動指数 ( 12 月 ) 月 米・生産者物価指数 ( 2 月 ) 米・連邦公開市場委員会 ( FOMC ) ( ~ 15 日 ) 3 / 14 イエレン米連邦準備制度理事会 ( FRB ) 議長は、 17 年前半の 会合で利上げを毎回検討する姿勢 火 中国・工業生産 ( 1 ~ 2 月 ) 中国・固定資産投資 ( 1 ~ 2 月 ) 中国・小売売上高 ( 1 ~ 2 月 ) 鉱工業生産確報 ( 1 月 ) 日銀金融政策決定会合 ( ~ 16 日 ) 春闘集中回答日 米・小売売上高 ( 2 月 ) 米・消費者物価指数 ( 2 月 ) 3 / 1 5 米・企業在庫 ( 1 月 ) 米・ニューヨーク連銀製造業景況指数 ( 3 月 ) 水 米・住宅市場指数 ( 3 月 ) 米・国際資本統計 ( 対米証券投資 ) ( 1 月 ) イエレン米 FRB 議長記者会見 米連邦政府債務上限引き上げ期限 オランダ総選挙 9 黒田東彦日銀総裁記者会見 3 / 16 8 米・住宅着工戸数 ( 2 月 ) 木 7 米フィラデルフィア連銀製造業景況指数 ( 3 月 ) 6 米・鉱工業生産・設備稼働率 ( 2 月 ) 5 米・景気先行指数 ( 2 月 ) 3 / 17 4 2013 1 4 米・ミシガン大学消費者センチメント指数速報 ( 3 月 ) ( 注 ) 一定規模以上とは本業の年間売上高 2 僕用万元以上の工業企業、例年 1 ~ 2 月は 金 主要 20 カ国・地域 ( G20 ) 財務相・中央銀行総裁会 春節の影響でぶれるため、 1 月と 2 月は 2 月時点の累計 ( 前年同期比 ) を表示 ( 出所 ) CEIC データを基にニッセイ基礎研究所作成 義 ( ~ 18 日 ) 「ザ・マーケット」欄は投資の参考となる情報の提供を目的としています。投資の最終判断は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いいたします。 工コノミスト 3 中 6.0 ( 年 ) 2017.3.14
H E の可旦 k 引ーっ レ比 フ年 、ノ ~ 則へ 2 広 2 8 8 0 L-O 4 ・℃ 実質 GDP 国・地域 前期比年率 期 日本 1 .0 16 / 10 ~ 12 16 / 10 ~ 12 16 / 10 ~ 12 16 / 10 ~ 12 ユーロ圏 1 .6 16 / 10 ~ 12 韓国 1.6 16 / 10 ~ 12 中国 6.8 16 / 10 ~ 12 7.3 16 / 7 ~ 9 ブラジル 16 / 7 ~ 9 △ ロシア △ 0.4 16 / 7 ~ 9 ( 注 ) 中国、インド、ロシアの実質 GDP は前年同期比 国・地域 決定日 金利 % 日本 公定歩合 0.50 1995.09.08 0.35 2001.02.13 日銀 0.25 01 .03.01 0.10 01 .09.19 0.25 2006.07.14 0.50 07.02.21 0.30 08.10.31 消費者 実質 GDP 0.10 08.12.19 物価指数 0 ~ 0.10 10.10.05 前年比 % 前年比 % 3.50 2008.01.22 100 万ドル 3.00 08.01 .30 7.3 2.0 383 , 058 2.25 08.03.18 593 , 904 2.00 08.04.30 2.0 510 , 731 1 .50 08.10.08 56 , 811 1. 08.10.29 28 , 127 0 ~ 0.25 08.12.16 0.25 ~ 0.50 15.12.16 2.3 24 , 881 6.12.14 .50 ~ 0.75 2.3 39 , 765 1 .25 2011.11.03 2.0 44 , 777 1 .00 11 .12.08 45 , 290 0.75 12.07.05 48 , 316 0.50 13.05.02 49 , 948 0.25 13.11.07 40 , 627 0.15 14.06.05 48 , 284 0.05 14.09.04 2.3 43 , 1 96 0.8 ー 16.03.10 40 , 711 ( 注 ) 日銀は幻 13 年 4 月 4 日に金融市場の操作目標をマネタリーベースに変更。 16 51 , 343 年 2 月 16 日に日銀当座預金残高に 0.1 % のマイナス金利を導入したまた 税関総署 同年 9 月 21 日に長短金利操作 ( 長期金利をゼロ % 程度に誘導 ) を導入した 消費者物価指数 非農業 生産者 貿易・サービス * 経常収支 * 雇用者数 * 物価指数 * 収支 除く食品・ エネルギー 対前月増減 前月比 % 10 億ドル 10 億ドル 万人 前月比 % 303.5 △ 490.2 △ 392.1 273.6 △ 0.9 1 .8 △ 500.4 △ 463.0 210.5 0.4 2.2 △ 502.3 12.6 △ 43.4 23.7 △ 0.2 0.2 △ 45.6 22.5 △ 0.2 △ 37.3 0.2 △ 38.5 0.2 0.2 0.2 △ 42.2 29.7 0.5 0.2 △ 45.1 29.1 △ 0.1 0.0 0.1 △ 40.0 17.6 △ 0.2 0.2 △ 41.0 24.9 0.3 △ 36.5 12.4 △ 0.1 0.3 △ 42.7 16.4 0.2 0.2 △ 45.7 0.2 0.3 0.2 △ 44.3 22.7 0.6 0.6 労働省 商務省 長期金利 貸出約定預金金利 短期金利 T 旧 OR 米国 平均金利大口定期 1 年 日本 10 年国債 10 年国債 新規・長期 108 万円以上 無担保コール 3 カ月 翌日物 % 国内銀行、 % 前年比 % 2.3 0 ℃ 73 0.22 0.69 2.6 1 .090 0.03 2.5 0.068 0.20 0.48 0.966 0.03 2.5 0.063 0.16 0.29 0.924 0.03 0.074 0.17 0.22 2.1 0.939 0.03 0.02 0.867 0.03 2.2 0.033 2.0 △ 0.003 0.10 △ 0.06 0.705 0.02 0.08 △ 0.09 0794 0.02 2.2 △ 0.037 0.695 0.02 2.2 △ 0.059 0.06 2.0 △ 0.055 0.06 △ 0.16 0.822 0.02 0.06 △ 0.26 0.778 0.02 △ 0.043 0.02 2.0 △ 0.043 0.06 △ 0.09 0.813 0.763 0.02 2.2 △ 0.052 0.06 △ 0.05 0.06 △ 0.06 0.870 0.02 2.4 △ 0.037 0.833 0.02 2.4 △ 0.049 0.06 △ 0.01 0.762 0.02 0.05 △ 0.044 0.06 2.4 0.02 0.06 0.06 2.6 △ 0.045 全銀協 日経新聞 日経新聞 FRB 生産者 消費者 域外 経常収支 物価指数 貿易収支 物価指数 除く建設業 前年比 % 10 億ユーロ 10 億ユーロ 前年比 % 241.2 △ 1 .5 182.0 △ 2.7 0.0 238.7 316.6 △ 2.3 0.2 273.9 361.8 △ 3.0 4.9 8.6 △ 0.2 14.4 、△ - △ 4.0 0.0 28.5 36.5 △ 4.4 △ 0.2 27.3 35.3 △ 3.8 △ 0.1 23.8 15.5 △ 3.1 29.3 37.2 △ 2.6 0.2 25.2 36.1 23.7 0.2 、△ △ 1.5 0.4 25.0 34.0 32.7 19.9 0.6 25.4 40.8 28.1 47.0 ECB 貿易収支 鉱工業 小売 実質 GDP* 生産指数 * 売上高 除く建設業 実質 10 億ユーロ 前月比 % 前月比ツ 前期比 % 9 , 692.4 9 , 889.8 2.0 1 .3 0.6 2.0 0.8 0.2 失業率 * 項目 2014 2015 2016 16.01 1 16.02 16.03 16.04 Ⅱ 16.05 16.06 16.07 Ⅲ 16.08 16.09 16.10 Ⅳ 16.11 16.12 1 17.01 出所 月 月月月月月月月月月月 0 4 ・ 7 ・ 0 00 5 ~ っム 1 ー 4 ・ 1 ーっ 0 ロ ) CD 一つ △ △ス△△△ 10.9 10.0 10.4 10.4 10.2 10.2 10.1 10.0 10.0 9.8 9.6 臼一 2 , 499.2 2 , 506.9 2 , 517.8 △△△△△ ューロ圏 0.4 0.4 2 , 527.8 ー△ 無担保コ ール 翌日物 数・ん (C) 0 フ 00 00 5 ) ? ) へ 0 広 2 CD CD ℃ 0 ) つな ( 0 ロ、冫物前 ュ 鉱工業 失業率 * ヒ * 生産拓数 前月比 % 2014 2015 2016 0.8 16.01 △ 0.3 1 16.02 0.5 16.03 2.4 16.04 △ 0.6 Ⅱ 16.05 △ 0.1 16.06 16.07 Ⅲ 16.08 ー△ △ 0.3 16.09 16.10 、△ . 2.0 Ⅳ 16.11 6.8 16.12 1 17.01 国家統計局 出所 国家統計局 鉱工業 設備 民間住宅 米供給管理 着工件数 * 個人消費 * 失業率 生産指数 * 協会 (ISM ) 稼働率 * 景気指数 10 戸 実質 前月比 % 年率 前月比ツ 製造業 78.2 1 , 003 76.7 75.4 1 , 174 4.9 75.7 1 , 128 4.9 75.6 1 , 213 4.9 74.9 1 , 1 1 3 5.0 75.2 1 , 155 5.0 75.1 1 , 128 75.4 1 , 195 4.9 75.6 1 , 218 4.9 75.5 1 , 164 4.9 75.3 1 , 052 4.9 75.5 1 , 320 4.8 75.2 1 , 149 4.6 75.6 1 , 279 75.3 1 , 246 4.8 FRB マネタリーベース 兆円 前年比 % 181 ℃ 44.0 252.2 39.3 333.1 32.1 28.9 355.1 355.0 29.0 362.6 28.5 380.8 26.8 381.8 25.5 25.4 392.7 402.5 24.7 24.2 401.0 22.7 407.5 413.9 22.1 417.7 21 .5 426.4 23.1 435.2 22.6 前期比 % 実質 GDP* 100 万ポンド 2014 1 , 792 , 976 2015 1 , 832 , 31 8 1 , 865 , 893 2016 16.01 1 16.02 462 , 324 16.03 16.04 465 , 012 Ⅱ 16.05 16.06 16.07 Ⅲ 16.08 16.09 16.10 Ⅳ 16.11 16.12 1 17.01 出所 項目 項目 米国 FF±利 FRB ワ」 4 ・ 1 ー 1 ー 1 ー 0 8 8 8 8 ・ーワ」 8 つな っ 0 っこ 1 ー・ 0 中国 ユーロ 市場介入 金利 EC B 0.6 467 , 628 0.7 470 , 929 実質 GDP* 項目 10 億ドル 前期比年率 % 2014 15 , 982.3 2.4 2015 16 , 397.2 2.6 16 , 660.0 2016 16.01 16 , 525.0 1 16.02 16.03 16.04 Ⅱ 16.05 16 , 583.1 新 16.06 16.07 Ⅲ 16.08 16 , 727.0 16.09 16.10 Ⅳ 16.11 16.12 1 17 ℃ 1 出所 0 0 ) ワ」フ′ 1 ーっ 0 0 マ′ - CV 4 ・つ 0 1 ー L.n 1 ーっなへ 0 △ △ 2.9 △ 1 .0 - △ . 0.4 0.5 0.3 △ 0.1 、△ 0.3 △ 0.2 0.6 △ 0.3 FRB 広義流動性 兆円 前年比 % 1 , 513.6 3.7 3.3 1 , 564.3 1 , 625.9 3.9 3.6 1 , 640.1 1 , 633.7 3.4 1 , 637.5 1 , 648.1 2.6 1 , 647.1 2.2 1 , 649.5 1 , 650.3 1 , 650.2 1 , 649.5 1 , 650.6 1 , 659.4 1 , 671.4 2.1 1 , 676.9 2.2 48.6 49.7 51.7 50.7 51 .0 52.8 52.3 49.4 51 .7 52.0 53.5 54.5 56.0 ISM △ 131.8 、△ . △ 118.3 △ 113.0 3.5 16 , 804.8 商務省 商務省 M2 貸出残高 ( 銀行計 ) 項目 兆円 F2013 854.2 882.4 F2014 F2015 914.2 16.01 923.8 919.7 1 16.02 16.03 923.3 935.6 16.04 Ⅱ 16.05 938.7 941.3 16.06 16.07 942.3 Ⅲ 16.08 941.7 16.09 942.6 944.8 16.10 951.4 Ⅳ 16.11 958.5 16.12 961.6 1 17.01 出所 兆円 407.7 417.9 428.2 433.5 432.1 433.3 434.7 432.3 432.5 434.3 434.5 436.4 438.2 438.5 443.3 444.6 ・んつ」っ 4 ワ」 4 ・ 4- -0 4 ・ - りフ′ 0 1 ー 比っ 0 っ亠 0 ュっ 0 ュ 0 ュ 00 00 00 ? ) 00 00 っ 4 ・ 4 ・ 年 前 日銀 日銀 工コノミスト 2017.3.14
字とともに公表さ 氏 える若い人口を石油の一 イ 本足打法では食わせられ ー同井裕之住友商事グローバルリサーチ社長れて、「今回は本気 ア 事 ヌ 来 表 だ」と感じた。 相意 サウジは、脱石油の改 また、サウジがる サウジは「原油の中央銀行」に復活 主導する形で、 0 巡任発第産革を進めるうえで、 1 を就を物代減 ⅱ浦トル前後の現在の原油 説石油の構造改革に今度こそ本気だ 合就皇交産田価格を心地よい水準」思 た減産合意が決ま産王 副国「一ハ 8 成 減国ド の革ギリが作っているよ、つだ。ドルを った。これは「原の ) と改ルア o 部 中東を訪問したばかりの高井裕之・住友商事グローバルリサーチ社 ルハ「フ済ネら編下回ると、財政収支が厳 油市場の中央銀ア ビサムイ経工か 0 り 長に、昨年月に減産合意を主導したサウジアラビアの狙いや今後 行」としてサウジラ月月月月月月しい。その一方で、間トル ( 聞き手 " 浜條元保 / 松本惇・編集部 ) の動向を聞いた。 ア 1 4 1 4 5 を超えて上昇するのも不 がしたことをジ碑年 6 月中旬にサウジアラビアの首を副皇太子に任命。国王は就任から意味する。サウジウ 5 都合だ。米国のシェ 1 ル 2 オイルが増産する懸念も 1 年 4 カ月がたっと、脱石油を目指は、減産に消極的 都リヤド、イランの首都テヘ ランなど棗を訪れた。強く感じたす経済改革「ビジョン 2030 」をだったイランやイラクを説得し、非あるが、サウジ国民が危機意識を失 改欲がそがれることを国王 のは、石油輸出国機構 (oæQ0) 打ち出し、若返りも兼ねてエネルギ 0>-:@0 のロシアも巻き込んで減産 ス の盟主・サウジの復権だ。同時に、 1 産業鉱物資源相をヌアイミ氏から合意に持ち込んだ。原油価格が低迷らは最も恐れている。したがって、 年は 15 レ = 浦ドルを挟み前後 5 トル サウジの脱石油依存の改革は、今度ファリハ氏 ( ) に交代させた。サしていた総会で、サウジが ウジの国王や副皇太子ら首脳はい こそ本気だと痛感した。 押し切る形で減産が見送られた年という低いボラティリティ 1 ( 変動コ Ⅱ月のアブドラ前国王時代とは、ま率 ) の相場に収斂すると思われる。工 これは、 2015 年に就任したサま、脱石油に向けて一枚岩になって いる ったく違う。 不疋要因は、米国のシェ 1 ルオ ルマン国王 ( 別 ) らサウジ首脳の強 イルの動向だ。原油価格の上昇局面 い危機感の表れだと感じる。サルマ これまでに何度もサウジは「脱石 でどう動くのか、わからない。 ン国王は、息子のムハンマド氏 ( 引 ) 油」の構造改革を掲げたが、掛け声 年に人口 0000 万人 倒れに終わってい また、 1 月に 9 割に達した OA-'C.* 事ネ合 る。「ビジョン 20 サウジが脱石油を急ぐ背景には、 0 の減産順守率が続くかも不透明 友イ事 住テ商 30 」の発表後も、原油がいずれ枯渇するという危機感だ。北半球が需要期を迎える夏場に 卒モ住その実現性には私 と同時に、世界的な脱石油が進み、需はサウジも増産して輸出したいとい 学コ年 大眸 、つ思惑もあり、 6 月の OA-\QO 総会 を含め多くの関係要ピークが過ぎるとの懸念がある。 ー戸 8 測 神認部職者が懐疑的だっ サウジは世界における原油確認埋で減産を継続しないとの予想も現地 て本現 をギ肱た。ところが昨年蔵量の 6 分の 1 を占める。国内総生では優勢だ。もし減産が続けば、年 部ル 4 2 月、改革に関連産 (c.52A-4) の 4 割、歳入の 7 割は末にはドルを目指すと見ているが、 き本ネ年 1 ゅ属工 ろ金年 して財政改革プロ石油が稼ぐ。また、サウジでは現在 255 月の順宀寸率や非諸国 1 十亠 緋グラム ( 5 カ年計約 3000 万人の人口が年には 9 の生産状況と米国の動向を見守る必 ' 、「』れ社部究 , た入ス研画 ) が具体的な数 000 万人に急増する見込みで、増要がある。 源 2017.3.14
銀の異次元金融緩和策に考えられる。 す弋 伴う超低金利の恩恵を受 、日銀が容認する国債利回り だ総 けてきた はマイナス 0 ・ 1 % からプラス 0 ・ だが、川年国債利回り ( 長期金利 ) 1 % 程度となっているため、金融機 が昨年Ⅱ月中旬からプラス圏に浮上関は国債に手を出しにくい状態にな ま妙当 し価格 ( 株価に相当 ) っている。国債は現状の利回り水準 には逆風と考えられるようになっ が極めて低いだけでなく、購入後、 た。信用力の高い国債利回り上昇に国債利回りが上昇 ( 価格は下落 ) し より、に利回り商品であるー た場合に含み損を抱えてしまう。国 —価格が、下落 ( 利回りは上債利回りの低下 ( 価格は上昇 ) を期 イト 昇 ) する可能性があったためだ。 待し、売却益を狙うことも難しくな しかし、実際には価っている。 格は堅調に推移している。代表的な さらに金融機関が利回り確保のた 指数である東証指数は、 2 めに行っていた外国債券投資も難し カ 017 年に入っても 1800 得近 い状況になっている。特に利回りが 上家 辺の高い淼で推移している。この 2 % 半ばと比較的高くなっている米 値資 は投 水準は、日銀の異次元緩和策が始ま国債は、金融機関の有力な投資先で った年 4 月以降でも、Ⅱ年Ⅱ月かあったが、トランプ大統領の政 1 . 託個 信が ら年 6 月と年 3 月から年 9 月策が読みづらく、リスクを回避 と合わせて 1 年程度しかない。 するためのヘッジコストが高くなっ 投金 つまり、現状の価格ている。金融機関は、差損を避 は高値水準にある。 けながら米国債投資をっという選 日の 択を取りにくいのだ。 このように年と比較すれば、金 2015 年との類似点 融機関の投資拡大は期待できるが、ー 本 の 日 ー— e 価格が高値圏で推移 ー— e 価格が大幅に上昇する も している理由は、金融機関がー ことはないだろう。その理由は年 に「投資せざるを得ない」状の h- を取り巻く環境が、 くだ 況に置かれているためだ。年 7 月年と似ているためだ。最も大きな にマイナス 0 ・ 3 % まで低下した長類似点として、日銀の金融緩和が期 証人 期金利はプラス圏まで上昇。この点待できない点が挙げられる。 だけ見れば、前述の通り金融機関は 価格は、日銀の大規 こ狙 ー—より国債を選択すると模な金融緩和策の公表の恩恵で高値 東個 日 圏まで上昇してきた。例えば年は 1 月末のマイナス金利策の導入決定 で、 5 月までー価格は上 昇した。その一方で年は、前年川 月末に追加金融緩和に踏み切ったこ ともあり、目立った金融緩和を実施 しなかった年である。このため年 と年の東証指数の推移 は、図の通り大きく異なる。 また片年は米国の政策だけではな く、独仏など欧州が「選挙の年」に なるため海外情勢が波乱含みという 点でも新年に類似している。年は 中国の景気先行き懸念で、 7 月から 9 月にかけての株価急落はじめ海外ト 市場の大幅な調整によって、国内不一ス 動産の収益で投資家に分配している ーであっても影響は避けコ られなかった。 続く低金利の恩恵 さらに年は、外国人投資家が大 幅な買い越しとなったことも年の 価格の下落要因となり そうだ。リ 1 マン・ショック後の外 国人投資家は、年間べ 1 スで見れば 売り買いが交錯し、大幅な買い越し を行ったことはない。つまり年は、 久々に買い越した外国人投資家の売 り圧力かー価格にはマイ 4 ナスに働く可能性が高いと考えられ る。
( 円 ) 1 9 , 000 1 8 , 000 1 7 , 000 1 6 , 000 15 , 000 テもの元政数かで良背馭す 米国株の反落リスクに警戒を ホ市。ン「望下てし継 拓、るラ、失、じ通賍が すみたにとしお 示Ⅸしいトのが総見の開 をⅣ移てど大へる。績へ展 隅、合俊夫 ( 東海東京調査センター投資戦略部長 ) 推しなゞ模れる業スい 合で表資規さあ業ク高 度ク後を投待や定も企ミの 本株は米国株高に引き上げられ大型減税をはじめ、トランプノミクス 続 のテ前さラ期想方びノ度 王ン 新強フの時も見及プ好 てやや上昇する一方、ドル安・円を好感するムードは強い。振り返ると、 開 心イののンへ現面う標ン選 安・準しイ容実局い指ラクる 高が足かせにな 0 て、日経平均株価 2 ダウ工業株種平均は三つの上昇波動展 0 不一通内のると済トスす 万円台乗せはまだ達成できていない。 を形成している 家テき政政落れ米す想 1 月引日と 2 月 1 日に開いた米連邦 2016 年Ⅱ月の大統領選挙をきっ 資リ去行はの済下わなと場と 投イ過先で権経ら買好景市る 公開市場委員会 0 o) 議事要旨 、けにトランプノミクス全般 ( インフ の には「一段のドル高が経済の下振れリ ラ投資と減税 ) に期待した「 1 段上げ」、 すか早とス緩を支を政 長 O 丑日 度 スク」という意見が記された。トラン 肥月のトランプ氏と孫正義ソフトバン プ大統領の「口先・指先介入」に続い ク社長会談をきっかけに規制緩和に期 か午事る性ンとす市権更 てメンバ 1 からもドルの「重・待を示した「 2 段上げ」、 2 月 9 日にト 能イこ対式も政直 彦ア員会一 し」が加わった格好だ。 3 月、日 ラプ氏が減税策を発表すると発言しク一善委 0 事醗可な〔に株てプ な期上続とラ上 のでは追加利上げが実施されたことで大型減税に期待が高まった ス原げ藤干ク リ乱砒スに短ん利は権ト史 るとの見方が強まっている。利上げが「 3 段上げ」だ。 邦準表和適方まで き邦公すが一盟スはンで景 実施されて 1 トル H115 円を上回るよ ただ、 3 段階の上昇過程で米国の株 近恭印た〈こト市を うなドル高・円安が進めば、日本株の式投信への資金流入額が徐々に減るな 月か 、か利しのなた、式待 上値は拡大するど、米国株はトランプノミクスをかな 中月気の摘へかしし株期 る 2 景期指クや示え策 が、「重し」が残っり織り込みつつある。残る政策は大規 NT 引 レているので値幅は【模なインフラ投資だが、「小さな政府」 2 T 月 限定される可能性を目指す共和党との調整難航が予想さ が高い。その分、れる。このため、米国株は下落に転じ 日本株にとって米るリスクを警戒したい。 国株の動向が重要 米国株が下落した場合、日本株にも 6 6 になる。 下落圧力がかかる。ただ、米国株と違 2 米国株はダウェって上昇していないことや、国内投資 業株種平均が 2 家が慎重なスタンスを続けて投資余力 月幻日まで肥営業が豊富であることから、大幅に下落す 日連続で上昇する るリスクは小さい。日経平均株価が再 など予想以上の強び 1 万 9000 円を割り込んでも下値 さを見せている。 は限定されると見る。 ・■ 4 2 9 ( 0 3 ストラテジストが読む ( ドル ) 21 , 000 19 , 000 17 , 000 3 2 2 ( 年 / 月 ) 8 5 ( ポイント ) 6 , 000 5 , 500 5 , 000 4 , 500 2 8 5 週間マーケット 日経ジャスダック平均 ( 終値、円 ) 2 , 948.54 2 , 959.08 2 , 966.29 2 , 977.49 2 , 982.63 東京外為市場 ( 午後 5 時 ) 為替 ( ドル = 円 ) 113.12 ~ 113.14 113.53 ~ 113.54 113.40 ~ 113.41 113.24 ~ 1 13.25 1 12.72 ~ 112.73 長期金利 10 年国債利回り 東証 1 部 東証株価指数 (TOPIX) ・総合 1 , 547.01 1 , 555.60 1 , 557.09 1 , 556.25 1 , 550.14 ニューヨーク ナスダック 総合指数 5 , 865.95 5 , 860.63 5 , 835.51 5 , 845.31 ダウ 30 種 ( ドル ) 20 , 743.00 20 , 775.60 20 , 810.32 20 , 821.76 売買代金 ( 百万円 ) 1 , 712 , 716 1 , 654 , 016 2 , 106 , 881 2 , 004 , 354 2 , 072 , 972 亠 0 ユ , -1 ー ( 万株 ) 149 , 739 152 , 843 217 , 480 196 , 106 211 , 283 日経 225 ( 終値、円 ) 1 9 , 251.08 19 , 381.44 19 , 379.87 19 , 371.46 19 , 283.54 2 月 20 日 ( 月 ) 21 日 ( 火 ) 22 日 ( 水 ) 23 日 ( 木 ) 24 日 ( 金 ) 0.08 0.095 0.080 0.075 0.060 工コノミスト 2017.3.14
権益の過半を保有する英豪源大 手のビリトンは、チリ政府に 至罸 労使の仲介を依頼していたが決裂 チリ銅鉱山でストライキ も 日チ研 と攵 . 一任 し、 2 月 9 日からストに突入。同川 サ主 リグ 日には、Ⅱは外部環境が原因で 供給不足で価格押し上げ イ 契約不履行になっても責任を問われ 電線から自動車まで幅広く利用される銅の価格は、世界景気 ない「不可抗力条項」の適用を宣言 の回復に合わせて上昇基調にある。 し、スト継続中は生産活動を停止す 鉄金属の中心である銅の相場資や減税などの経済政策による銅需背景には、ベル 1 などで鉱山開発がるとしている。 望は高値警戒感があるものの、要の増加も連想された。世界的にイ進んだことに加ん、鉱山事故やスト 生産量世界 2 位のグラスペルグ銅 底堅く推移している。 2011 年に ンフレ率が高まるとの思惑も、イン ライキによる生産障害が例年に比べ山があるインドネシアでは、政府が 1 万ドル超の高値をつけた後、 フレヘッジとしての銅への投資を意て著しく少なかったことがあった 1 月に外資鑒業の出資比率の引き 1 年 1 月には同 4318 トルの安値に識させた。他のコモディティ 1 に比が、ここにきて状況は一変している。下げなどを求める規制変更を打ち出 まで下落していたが、同年川月からべて出遅れ感のあった銅相場が少し チリでは、世界最大の銅鉱山であしたことで混乱。出資比率などの変 上昇している。Ⅱ月に急騰して同 6 ずつ上昇を始めたことは、ファンドるエスコンディ 1 ダ鉱山でストライ更が完了するまでは、銅精鉱などの 000 トル台に乗せた後、肥月後半に勢の関心を集め、相場上昇を加速しキが発生。エスコンディ 1 ダ鉱山の・輸出を禁止するとしたことから、米ス は同 5500 トル割れまで下落してい た面もあったとみられる。 年の生産量は 115 万トンで、世界鉱業大手フリ 1 ポ 1 ト・マクモラン たカ、年 2 月には一時同 6200 ただ、期待に反して、中国の銅輸の銅鉱石生産量の約 6 % を占める。 も 2 月絽日に同国からの出荷についコ トルを上回った ( 図は月平均の価格推入は前年割れでの推移が続いてお て、不可抗力条項の適用を宣一一一口した。 移のため一致せず ) 。 り、トランプ政権によるインフラ投 また、政府の施策に反発して、同国 年 銅は最大国である中国の動向資も具体的な姿は見えていない。そ 内で唯一の銅精鉱の供給先となる製 に大きな影響を受ける。年川月下もそも、米国の需要 ( 年間約 180 錬所がストライキを起こしたことで 旬になると、自動車販売などを中心万トン ) がかなり増加することになっ 貯蔵施設がいつばいとなり、同鉱山 に個人囈が底堅く推移し、政府にても、世界需要 ( 同約 2300 万トン ) での生産活動は全面的に停止した。 以前に疋されていたよりも、銅 よる景気対策の効果からインフラ関に比べて小さいとみられている。中想 連投資が増加低調な推移が続いて国では、不動産市場の過熱を鎮静化予 需給は引き締まる可能性が出てきて 価 きた製造業活動が持ち直す兆しが出する方策が採られつつある。 いる。片年の銅相場は、チリやイン 銅 て、中国景気の持ち直し期待が広が ドネシアの鉱山動向や米中の経済政 った。そ、つした中で、前年比減少に 政策変更のインドネシア こ 6 策の行方が材料となり、乱高下する 転じていた中国の銅輸入も、再び増 可能性があるものの、基調としては、 加に転じるとの期待が強まった。 しかし、銅供給サイドの動きが新 一を作世界景気の拡大に合わせて 6000 00 筆 また、Ⅱ月に入ると、米大統領選たな銅相場の押し上げ材料になって トル台をキ 1 プしながら緩やかに上昇 所 でトランプ氏が勝利し、インフラ投 いる。年前半に銅需給が緩和した 仙するだろう。 ( ドル / トン ) 6 , 500 6 , 000 5 , 500 5 , 000 4 , 500 2017.3.14
ドやスペイン・カタル 1 ニヤ自治州 の独立運動、さらに秋のドイツ連邦 ろ良ン却 議会選に影響を及ばしそうだ。 欧州リスクやインド需要増で 仮に政父代となれば、単一通貨 こスュ ュ 1 口にされる共同物想に亀 6 月にかけて金価格上昇へ 裂が入り、崩壊への歩みが始まりそ 株価が上昇する中、政治的リスクの高まりからリスクオフ資 うだ。それぞれの選挙が近づき、情 産の金の価格も上がっている 勢次第ではユ 1 ロや欧州株が売られ る可能性があり、ク備えクとしての金 市場を見るに当たっての当面向けて減少したニュ 1 ョ 1 ク金先物 2 月は単月でトンの増加となった。 金 のテ 1 マは、政治的な「不確取引の建玉 ( 未決済の契約 ) は、 2 金価格も年初来高値を更新し、 1 トへの資金シフトが始まっている。 ロイ弓 = 1260 トル台まで達した。 実性」だ。英国の ( 欧州連合 ) 月に入って増加。同時に、ファンド フランスの大統領選がピ 1 クを迎 離脱問題に端を発し、米大統領選での動きを最も反映する金 ( 上 ニュ 1 ョ 1 ク株式市場では、新政 / える 455 月は、金需要国のインド 、《第「のトランプ氏の勝利を経て、市場は場投資信託 ) の最大銘柄「権の大型減税などの景気刺激策を期で婚礼期を迎え、贈り物として金の 相舜のシナリオにえざるを ( スパイダー ) ゴ 1 ルド・シェア」の待して、過去最高値の更新が続いて実需が増えるタイミングでもある。 いる。表面的にはリスクオンと映る 得なくなっている。 金保有量も、 1 月末を底に反転し、 年秋の婚礼シ 1 ズンに起きた高額ト トランプ氏の勝利後、懸念さ 環境における金市場への資金流入紙幣の廃止問題の影響も薄れることス れていた保準王義的な通商政策 は、将来的なリスクオフ環境 ~ の転に加ん、キャッシ不足で結婚式のミ 換を予見してのものだろう。 や外交方針を上回る景気浮揚期 延期を余儀なくされたカップルも多コ 待から、金市場では売りが増加 く、一種の繰り越し需要もあるため、エ ところが、実際に政権がスタ 1 例年以上に需要が高まる可能性があ ューロ売りへの備え る。 トすると、ホワイトハウスの独 今後、不確実性が相疋される対象欧州の政治リスクやインドの需要 断による大統領令の乱発が政治 的混乱につながり、政権運営の 地域は欧州である。 3 月日のオ一フが高まる 6 月にかけては、金価格が 目 5 米長期金利・理′ ,. な ンダ下院選、 5 月 7 日に本選となる高値を出しやすいタイミングであ 危っさを露呈した。中でも転機ラ ドル騰いー 1 フランス大統領選、 9 月のドイツ連り、 1 トロイ " 1300 トルム昱則半 となったのが、イスラム圏の特価止フンプ氏」ーー・ 定 7 カ国からの一時入国禁止令金 邦議会選、また正式に離脱交渉を始までの上昇が見られそうだ。さらに める英国など、政治情勢に対する警トランプ新政権の具体的な政策提示 だ。市場関係者の中にあった「ト ・ランプ氏といえども大統領就任 戒感が広く共有されている。特にフが遅れ、不透明感が増して米連邦準 ひょ・つば - っ 後は落ち着いた行動をとる」と ランス大統領選は、反をす備制度理災が 6 月の利 の楽観論も一気に後退した。 るポピュリズム政党の候補者の上げを見送ると、年 7 月の高値で ス 成 この米国要因をきっかけに、 も予想されるため、金市場の関心はある同 1377 トルを上回る状況が訪 ・ ~ 新たな資金流入が金市場で始まロ 1 燁大きい。政権交代が実現しなくても、れるかもしれない。 り 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 所 5 4 4 ( 0 ( 0 つ」 04 -1 1 0 0 っている。いったんは 1 月末に 仙反勢力の拡大は、スコットラン 47 英国の 離脱決定 ( 年 / 月 ) 6 かめい 2017.3.14
ー米欧などがイランへの経済制裁解除 日サウジがイランとの国交断絶を発表 5 0 0 5 5 4 源総予測 図 1 1 = 50 ~ 55 トルのボックス圏で 膠着する原油価格 上昇を抑制 急騰 ? ( ドル / バレル ) 協調減産守られず 米シェール増産 5 6 OCLUO の減産決定 OCLUO が減産合意 OO-WO 非公式会合 実施の発表 0 6 9 月日 30 8 月 8 日 レンジを出ると・・・ し底維導 の産 要 ( 減 需調 中協 1 月囲日 1 月 9 日 3 BIoomberg トランプ 5 4 英国が国民投票で u-D 離脱決定 産油 4 カ国が 増産凍結で合意 6 月四日 トランプ氏が 米大統領選で勝利宣言 、急落 ? 5 3 下落を抑制 0 3 30 わ e 「 g に協力を求めた。 も資源需要を後押しする 米中の 2 大大国の「オールドエコ ノミ 1 への回帰」が、現在の資源市 年半ばから上昇基調 況を支えている。 大規模なインフラ投資が実際に実 施されることになれば、鉄鋼や銅なボックス圏相場の原油 どの資源需要は大幅に伸び、米国内 の重厚長大産業は大きな恩恵を受け資源の中でも最大規模となる原汕 ることになるだろう。また、 2 本の・市場は、集に石油輸出国機構 ( O パイプラインの建設を推進する大統 A-*QO) と非諸国の協調減 領令に署名するなど、地球温暖化防産が決定して以降、指標の米国産標 止策として、オバマ前政権が推進し準油種 (>e—) が 15 レ " 55 トル た再生可能エネルギ 1 路線から大転を推移する「ボックス圏相場」とな 換し、化石燃料への回帰も鮮明にし っている ( 図 1 ) 。 ている。超大国の米国の需要が刺激は年 6 月に同 107 トルと されれば、資源市場に与える影響も なって以降下落基調になり、年 2 ス 大きい 月には同 % ドルを記録。この間、 oæ トランプ政権の誕生により、期待の盟主サウジアラビアは原油生コ 感が増幅している資源市場。その価産量を削減せずに価格下落を放置工 格動向は、中国経済の回待などし、米国のシェ 1 ルオイルとの消耗 により 2016 年半ばに世界景気が・戦を続けた。 底打ちして以降、上昇基調に入って たか、シェ 1 ルオイルの生産量は いる 大きく減らず、世界の石油需給は大 世界 2 位の経済大国である中国も 幅な供給過剰となった。その結果、 また、化石燃料の需要が袞えていなサウジの財政赤字は拡大。今回の協 。石炭や鉄鋼の過剰在庫解消を進調減産は、国内の財政事情が苦しい 成 めるために打ち出した構造改革が、サウジが瀬戸際まで追い込まれたこ 部 編思うように進んでいないためだ。次とで実現したとも一一一口える。 期最高指導部の人事が焦点となる今 サウジは構造改革計画「ビジョン グ 秋の共産党大会に向けて、インフラ 2030 」を掲げ、石油依存からの ム 日 投資などにより一定の経済成長を維脱却を目指している。 3 月肥新 / カ 持する必要があり、片年は抜本的な にはサルマン国王が来日し、安倍晋 2 ( ・対策に取り組めない状況にあること . 三首相らと会談して協力を要請する幻 17 / 1 ( / 月 ) 6
マーケット指標 世界主要株価 S ′ 00 国・地域 ー上」日本 当アメリカ 牽カナダ 第メキシコ イギリス フランス ーイタリア スペイン ーアイルランド ト丿レコ 中国 : ・ : 韓国 台湾 ~ ,.... コ .- シンガポール タイ マレーシア フィリピン ベトナム インドネシア インド 編オーストラリア ーユーン一ラント ・ブラジ丿レ アルゼンチン - ロシア UAE 国際商品 Commodiiy インデックス名 原油 NYMEX 先物 WTI NYMEX 先物 NYMEX 先物 プラチナ NYMEX 先物 小麦 CBOT 先物 大豆 CBOT 先物 トウモロコシ CBOT 先物 為替レート M 日「 k e t ⅲ d に e 5 ( 出所 ) BIoomberg 1 年 3 年 19.12 29.22 27.82 43.20 27.85 26.4 旦ー ! 26.31 28.47 22.67 28.13 28.68 36.16 21.92 9.18 8.97 18.23 23.46 5.50 28.76 21 .58 16.60 9.64 1 1 .23 △ 9.18 17.97 △ 7.26 6.96 28.30 19.16 37.50 17.57 58.91 23.76 4.98 9 ℃ 6 5.85 15.92 12.86 0.66 17.65 16.49 18.70 2.10 △ 7.28 7.20 14.23 26.21 22.18 13.79 17.88 25.14 38.83 17.02 675 42.19 13.39 58.40 40.66 51 .40 219.56 48.28 △ 14.17 8.66 △ 4.70 ( 注 ) インドは 2 月 24 日が休場のため 2 月 23 日の値 2 / 24 ( 金 ) 表の見方 終値 1 年 3 年 1 カ月 6 カ月 騰落率は、比較対象が休日の場合、前営業日 との比較。予想 PER は直近の株価を翌 4 四半 53.99 1 .52 15.44 67.93 △ 47.49 期の EPS コンセンサス予想値 ( カレームバー 1 , 258.30 1 .35 3.68 △ 5.37 △ 5.96 1 .55 グ予想 ) で割ったもの。予想 EPS は、各指数構 269.60 △ 1 .44 △ 0.46 29.30 28.32 △ 16.79 成銘柄の当期予想値を基にした指数の EPS 1 , 028.70 1 .28 2.07 △ 4.94 9.01 △ 28.63 予想。指数内構成銘柄の当期コンセンサス 448.00 △ 2.87 4.98 5.10 △ 0.72 △ 27.39 予想値の合計に、指数に含まれる発行済株 1 , 024.25 △ 2.89 △ 3.24 1 .89 17.43 △ 25.51 式数を掛け、指数の除数で割ったもの。値は 37075 △ 2.69 2 ℃ 6 10.26 △ 19.01 1 .71 各インデックスに準拠する。△はマイナス。 ドル・円は右ペ - ーン 株価指数で見る世界の株式市場 1 ( 2016 年 2 月 24 日 = 100 、ドルべース ) 18 140 170 予想 PER( 倍 ) 予想 EPS 2 / 24 ( 金 ) 終値 1 週 1 カ月 6 カ月 日経平均 1 , 042.7 19 , 283.54 0.25 17.86 △ 0.94 日経ジャスダック平均 169.4 2 , 982.63 2.02 4.30 21.45 マザース株価指数 28.0 6.58 1 , 056.68 3.11 18.18 NY ダウ工業株 30 1 , 199.5 20 , 821.76 0.98 12.66 4.57 S & P500 種 129.6 2 , 367.34 0.86 3.83 8.82 ナスダック総合 262.3 5 , 845.31 0.52 4.36 12.03 9157 S&P TSX 1 5 , 533.47 △ 2.08 △ 0.49 6.20 ポルサ指数 2 , 725.9 47 , 047.67 △ 0.25 △ 2.29 △ 1 .46 490.0 FTS E 100 7 , 243.70 1 .31 △ 077 5.97 863.5 DAX30 1 1 , 804.03 0.40 1 .80 CAC40 種 339.3 4 , 845.24 △ 0.46 0.31 9.24 FTSE M 旧指数 1 456.9 1 8 , 596.66 △ 2.16 △ 4.63 10.09 696.3 旧 EX35 9 , 453.50 △ 0.49 0.71 9.22 アイルランド株価指数 408.0 6 , 484.39 △ 0.85 △ 0.42 5.80 ナショナル 100 指数 9 , 916.6 88 , 258.45 △ 0.64 4.81 15.95 上海総合 236.5 3 , 253.43 1 .60 2.98 5.96 香港ハンセン 1 , 989.8 23 , 965.70 △ 0.28 2.59 4.61 韓国総合 212.2 2 , 094.12 0.65 0.51 2.78 加権指数 709.1 9 , 750.47 △ 0.30 3.20 6.78 ストレーツ・タイムズ 215.5 3 , 1 17.03 0.30 1 .70 9 ℃ 8 S ET 指数 103.1 1 , 564.59 △ 0.84 △ 1 .65 0.98 クアラルンプール総合 105.9 1 , 698.35 △ 0.55 071 0.91 フィリピン総合指数 416.6 7 , 258.99 0.20 △ 1 .02 △ 7.48 VN 指数 48.7 714.47 0.94 2.47 7.00 ジャカルタ総合指数 343.4 0.65 5 , 385.91 1 .38 △ 0.97 センセックス 30 指数 1 , 435.1 28 , 892.97 2.09 5.54 2.97 オールオーティナリーズ 356.5 5 , 786.88 △ 1 . 1 0 0.37 3.20 361.0 NZ50 7 , 058.58 △ 0.49 △ 1 .06 △ 4.50 ポベスパ指数 5 , 028.0 66 , 662.10 △ 1 .60 1 .25 15.50 メルバル指数 1 , 274.4 19 , 1 17.45 △ 2.87 △ 1 .29 20.88 RTS 指数 178.5 1 , 129.09 △ 4.00 △ 0.75 16.13 アブダビ株価指数 374.3 4 , 653.39 0.22 △ 0.55 3.11 騰落率 ( % ) 18.5 17.6 377 17.4 18.3 22.3 17.0 17.3 14.8 13.7 14.3 12.8 13.6 15.9 8.9 13.8 12.0 9.9 13.8 14.5 15.2 16.0 17.4 14.7 15.7 20.1 16.2 19.6 13.3 15.0 12.4 騰落率 ( % ) Currency ( 円 ) ( 円 ) 1 10 円高↑↓円安 180 1 15 160 125 1 ブラジ丿レ インド英国 ドイツ ユーロ・円 140 2 2 2 2 20 ( 年 / 月 ) ( 年 / 月 ) 120 ( 円 ) ( ドル ) 0 5 0. 0. 0. IW 0.1 安 1 102 ユーロ・ドル 100 シンガポール 日本 米国 中国 80 2016 / 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17 / 1 2 ( 年 / 月 ) ( 注 ) 日経平均株価、米国 NY ダウ工業株 30 種、英国 FTSEIOO 指数、ドイツ DAX 指数、中国上海総合指数、シンガポール ST 指数、プラジルポベスパ 指数、インド S & P ムンバイ SENSEX 指数をもとに数値化。 グラフの途切れている箇所は市場休場日のためデータなし 韓ウオン・円 2 2 2 2 ( 年 / 月 ) 20 ( 年 / 月 ) 工コノミスト 2017.3.14
を 図 1 鉄鉱石価格予想 鉄鉱石、原料炭 源総予測 鉄鉱石を輸入している。また、近年 旺盛な石炭需要に伴いゞ舞からの 原料炭を中心に輸入が拡大し、年 粗鋼生産量拡大で需要増 あ日響表 以降、 3 億トン前後を輸入している。 代 食 所 一方、国内では、石炭の過剰生産 、究 中国やインドがけん引 の抑制、効率的・安全生産の促進に 構造改革が進まない中国を中心に粗鋼生産量は拡大しており、 ーヒ 向けた石炭産業の構造調整を進めて 鉄鉱石や原料炭の需要は増えそうだ。 いる。中国の石炭生産能力は集 017 年の鉄鉱石価格は上値ドルからさらに上昇。年 1 月の同れ気刺激策で持ち直したことで、投機で億トンあり、億トンが過剰だ。この 2 を試す展開となりそうだ。高 トルからは 2 倍強となった。一方、製マネーが流入した。ただ、その後、ため政府は年 2 月に川億トンを削減 値から反落していた原料炭も下値を鉄原料である高品位の強粘結炭 ( 原中国政府が同川月に石炭の増産にかする目標を掲げ、政府王導による中 とうた 固め、再び上昇する可能性が高い 料炭 ) 価格は、年 1 月に 1 トじを切ったことで、供給不足が解消小零細炭鉱の整理・淘汰や、大型企 中国やインドにけん引され、世界の トルを割り込んでいたが、同 8 月以降されるとの見方が広がり、原料炭価業への生産の集中化を進めてきた。 粗鋼生産量が引き続き拡大するとみ に上昇し、Ⅱ月には同 300 ドルを突格は急反落。片年 2 月時点では同 1 しかし、全国にある 1 万 1000 られるためだ。 破した。 505160 トル台で推移した。 カ所の炭鉱の 1 炭鉱当たり年間平均ト 指標となる豪州産の鉄鉱石スポッ 中国政府が年 1 月に過剰生産の 生産能力は万トン前後で、大手 4 社ス ト ( 随時契約 ) 価格は、年に入っ解消を狙って石炭鉱山の操業日数を の占める割合は % 程度にとどまっ 構造改革進まず ン " トルを超え、集の同 制限した一方、中国経済が政府の景 ている。一方、こうした生産能力のコ 片年の鉄鉱石と原料炭の価格は、削減への期待感から、個人の投機マエ 基本的に世界の粗鋼生産の過半を占ネ 1 が先物市場に流入し、価格急騰 める中国の動向に影響されよう。通を招いている。 常、 1 トノの粗鋼生産に対して原料で 世界鉄鋼協会 (>co<) によると、 ある鉄鉱石は 1 ・ 6 トン、原料炭は 0 ・ 年の世界の粗鋼生産量は過去 3 番 5 7 ト / 使用される。年の世界の粗鋼目の高水準となった。は、 生産量億 2900 万トンに対して約年の世界の鋼材需要を前年比 0 ・ 5 Ⅱ億トンの原料炭が使われた計算だ。 % 増の億 960 万トノと予想し、イ 中国は、年間億トンの鉄鉱石、同ンドや ( アジア諸国 9 9 億トンの石炭を生産する世界最大の連合 ) 各国などによるインフラ投資 生産国である。しかし、鉄分の含有や消費拡大で増加するとの見方を示 5 率が低く ( 貧鉱 ) であり、製鉄所のす。中国の鉄鋼需要も底堅く推移す 成 成 3 作 生産効率を改善するためには豪州やるとみられ、集には鉄鉱石が 1 筆 燁プラジルなどの高品位の鉄鉱石輸入 120 トル、原料炭も同 200 ト レ 0 0 0 0 0 0 0 02 所 ル 0 0 0 0 0 0 0 02 所 25 0 5 0 5 0 5 ド 4 2 0 8 6 4 2 出 ( 3 3 2 2 1 が不可欠であり、同 9 億ト , を超えるをうかがう展開になりそうだ。 図 2 原料炭価格予想 こ 2017.3.14