おもっ - みる会図書館


検索対象: ケイタイ電話レストラン
29件見つかりました。

1. ケイタイ電話レストラン

ナナや : おも このひとつひとつに、どんな思い出があるのかな。もういらない、 いいな、って、もっていく子。 おもってこのかべにぶらさげる子、あ、 どの子も、しあわせでいてはしい。 そうおもいました。 ) いにおいかしてきます。 さ、はいり↓しよ、つ と 2

2. ケイタイ電話レストラン

オでもみようとおもっていた。 じゅんちょう と、つろ なが 道路もめずらしくすいていて、流れは順調だった。 でんわちゃく そのときだった。車の中にケイタイ電話の着メロがながれた。 でんわ 「電話だ ! 」 でんわ ひろし 浩史は、自分のケイタイ電話をだそうとして、まてよ、とおもった。 ちゃく ( おれのケイタイ、着メロなんかっかってなかったじゃないか ) じぶんい力し ちゃく だか、着メロはなおもなりつづけている。車には自分以外にはいない いったいどこでなっているんだ。ひょっとして、車の中にだ はすだし、 れかのわすれもののケイタイでもあるのかな、とおもった。 そのとき、着メロがやんだ。 じぶん ちゃく 2 5

3. ケイタイ電話レストラン

じゅうたくち ひろし だが、浩史はたしかめてみようと、いつもとおる住宅地の公園わき に車をとめた。 こうぶざせき もちろん後部座席に人はいないし、おきわすれのケイタイもなかった。 ちゃく じよしゅせき 助手席においてあるカバンの中のケイタイをたしかめてみるが、着 しんきろく ちゃくしんおん 信記録はない。ねんのため着信音をならしてみたが、やはりいつもの ピ、ピ、ピ、ピ、ピになっている。 ( あれは、 ) しったいなんなんだ ) とおもっていると、またなった。 さっきもききおばえのあるメロディーだとおもっていたが、去年はや しゆだいか ったドラマの主題歌だった。 こうえん きよねん 4 5

4. ケイタイ電話レストラン

ゅうれい 岩さんの幽霊が、をふりみだしてちょうちんの中からでてくるんだ。 きゃーっ。 ぶつだん するとね、お仏壇のまえにたっていた、伊右衛門っておさむらいがね、 ぶつだん あおじろ かみ すすすすっと仏壇にひきよせられる。青白い手がすうっとのびて、髪を いえもん ぶつだん なでる、とおもったら、伊右衛門、ひゅーっと仏壇のおくにひきこまれ ちゃうんだ。 ゅうれい こんどは、かべがまわってまたもや、幽霊 : : : 。すごいよ、だってさ、 にんぎよう ふたい 人形だもん、かんたんだっておもうでしよ。でも、はんものの舞台じ にんげん や、人間がやるんだよ。 にんげん にんげん 人間がどうして、ちょうちんからどろどろでてくるんだ ? 人間がど いえもん

5. ケイタイ電話レストラン

コンビューターに たたったお当さん あのね、これは、はんとうにあった話なんだよ。 えどとうきようはくぶつかん はくつかん ばくのおじさん、博物館につとめているの。「江戸東京博物館」。東 こくぎかん きょ , つりよう′」く 京の両国にあるんだ。おすもうの、国技館のすぐそばさ。 はくつかん その博物館がオーフンしたのは、もう八年くらいまえかな。そのとき の話だよ。 はくぶつかん なまえ えどと、つきよう 江戸東京って名前だから、はかの博物館とちょっとちがうものかな はなし はなし まったに 松谷みよ子 レ」、つ 2 6

6. ケイタイ電話レストラン

よンホにー - ツェ こえ どなりあっている声がしています。 こうたい そのうち、だれかに交代したよう でした。そして、とっぜん、 「アッタッキー わからんのか ノンカピーシェ ! 」 おおごえ びつくりするような大声が耳も きむら とでがなりたてました。木村さん はそのいきおいにおされるように、 おもわす、 ガチャンー 9 8

7. ケイタイ電話レストラン

まいにちはは 毎日、母のところへやってくるのです。 まえの日に、わたしがもっていったアメを、ふたりでしゃぶっている こともありました。 たまに話をしているとおもえば、母が、 「ひと雨くるかしらねえ」 えんどう というと、遠藤さんか、 「そうさ、お昼のうどんはおいしかったね」 はなし なんてこたえて、話がトンチンカンでした。 えんどう でんわ そんなある日、遠藤さんは母とテレビで、ケイタイ電話のコマーシャ ルをみたのです。 はなし ひる 6 9

8. ケイタイ電話レストラン

「ごはんよー」 こえ という、おかあさんの声で下におりた。 こうぶつ テープルの上には、好物のカレーライス、それに、くだものがやまも ( あれつ、これって、さっきのテレビとおなじだ ) とおもったが、すぐに大好物のカレーをたべはじめた。 楽しくおしゃべりをしながらたべていると、おかあさんが、 ゅういち しゆくだい 「雄一、きようの宿題はぜんぶおわったの」 ときいた。 さんすうもんだい 「だいたいね。あと、算数の間題が三つだけ」 0 たの たいこ、つふつ 1 1 2

9. ケイタイ電話レストラン

のオーナーが、ひっそりとたっていました。 「ごちそ、つさま いうんです。 というと、ふっとわらいました。空をみあげながら、 でんわ 「ロビーの、ケイタイに、ときどき、電話かかかるんです。あ、とおも でん って、ガラスの箱からとりだして、耳にあてると、ぶつんときれる。電 でんわ げん 源、はいっていないんですよ。でもあれは、あの子からの電話にちがい ないと、わたしはおもっているんです。 みせ だから、店をしめてから、わたしはよく、あのロビーにすわるんです。 。おじちゃん、わたし、ここにい いつ、あのケイタイがなるかって : るのよ、たすけて、って、いってくるんしゃないかとおもって : 1 34

10. ケイタイ電話レストラン

ゅういちかっこう その日は午後からおかあさんが外にでていていなかった。雄一は学校 ようい からかえると、おかあさんが用意してくれたおやつをたべながら、マン ガをよんでいた。むちゅうでよんでいると、うしろのほうでハチッとい う音がした。ふりかえると、ひとりでにテレビのスイッチかはいってい る。あれっとおもってあたりをみまわしたが、だれもいない えいぞう うっしだされた映像をみて目をまるくした。 朱来をうっすテレビ みらい そと つねみつとおる 常光徹 1 06