ある人がゆかにラジオを おとした。あわててひろ 0 てスイッチを ) れると、 「よくもおとしたわね」 という声がながれてきた 。【⑨下ラジオよ。も ー女日が出る こわれてなくて よかっ :
しーん。 だれもいっていないもんね。そういえは、この話、どこかできいてい ほんき たけど、みんな本気にしていなかったんだって。 「それ、いまからいけ、お岩さんにあやまってこい、おねがいしてこ いわいなり っていうんでね、スタッフがお岩稲荷へおまいりにいって、お札をもら ってきて、コンピューターに、ひたっとはった。 スイッチ、オンー しやみせん うごいたんだよ、うごいたんだって。チントンチントン、三味線かな あか りだし、ちょうちんの火がぼうっと明るくなって、まっ赤になって、お はなし ふだ
ゅういちかっこう その日は午後からおかあさんが外にでていていなかった。雄一は学校 ようい からかえると、おかあさんが用意してくれたおやつをたべながら、マン ガをよんでいた。むちゅうでよんでいると、うしろのほうでハチッとい う音がした。ふりかえると、ひとりでにテレビのスイッチかはいってい る。あれっとおもってあたりをみまわしたが、だれもいない えいぞう うっしだされた映像をみて目をまるくした。 朱来をうっすテレビ みらい そと つねみつとおる 常光徹 1 06
「いやあ、子どもだけしゃない。おとなだって、むちゅうになるさ。だ かぶき ぶたい ってさ、歌舞伎の舞台のしかけが、すっかりみられるんだからねえ . 力いかんび さて、いよいよ、あしたが開館日という日のこと。おえらいさんかぞ じゅんび ろっと、準蒲ま ) ) 、 イ ( しし力とみてまわる。 とうかいどうよっやかいだん ふたい そのまえで、東海道四谷怪談のしかけ舞台、ミニチュア版のスイッチ をいれた 「あれ : : : 」 、つごかない。ひくともしない さお スタッフ、まっ青になって、コンピューターをしらべた。しらべても、 しらべても、どこもわるいとこ、ないんだ。 ばん 7 6
「リサ、リサ、リサー なんど へんじ 何度よんでも返事がなし ) 。ハラルドはあわてて、出口のところでまっ ている、おとうさんとおかあさんのところにはしった。 「リサがきえてしまった じむしょ きやくにゆうじよう それから、おおさわぎ。事務所の人が、すぐにお客の入場をストッ でんき あか ゅうれいやしき そうこ プして、電気のスイッチをいれた。明るい幽霊屋敷は、大きな倉庫みた たい やしき いだ。百三十台のうごくいすはもちろんのこと、屋敷の中をすみからす みまでさがしたが、リサはみつからなかった。 ゅうれい リサは千人目の幽霊になってしまったのだろうか でぐち 5