八百板洋子 - みる会図書館


検索対象: 七不思議レストラン
5件見つかりました。

1. 七不思議レストラン

こっかい ある夏、ニーナは、友だちのドロレスと黒海のそばの、ホテルにとま まど うみ うみ っていた。窓の下は海。のぞきこむと、すいこまれそうな海の青さだっ なみ こぶね た。波が白いしぶきをあげて、小舟をゆらしている。 びじゅっがっこう カ′、せい ふたりとも美術学校の学生で、このあたりの遺跡を写生しようと、 ソフィアからやってきていた。 ひと足さきにドロレスか、イスタンプールにたっというので、その日、 青いパラの なっ とも せきしやせい やおいたようこ 八百板洋子 4 6

2. 七不思議レストラン

ニュー ジェおすすめ王里 リんかんがっこう ・林間学校のトイレ / 岡野久美子・ きえたとおもうとあらわれる、ふしぎな料理。きえないうちにめしあがれ。 ・たらいでふせた火の玉 / 松谷みよ子・・ 34 お子さまやお年寄りにおすすめ、ふわふわ火の玉オムレツ。はやくたべないときえちゃうよ / ばなし ・江戸ふしぎ話 / 岩崎京子・ ・イ 8 江戸前のすしにうなぎに天ぶらは、舌がぬけそうなおいしさ / ・青いノヾラの絵 / 八百板洋子・ ・ 64 血で煮こんだ魚のスープ。バラのかおりのワインがびったり / ・ふしあなの血 / 水谷章三 血のしたたる生肉は、あらしの夜の鬼がつくったといわれています。 ・かくされた宝 / 斎藤君子・ 7 月 7 日限定、金色のキャビアのオードプル / みなそこ つま ・水底にうつる妻 / 吉沢和夫 なっかしい郷土料理。声をたてすにたべてください。 さもないと・・ じさつ ・自殺をとめて / 岩倉千春・ ・ 100 たましいのくら出しスコッチウイスキー、さむい夜にどうぞ。 ・フィルムにうつらなかったタンホホ / 望月新三郎・ ・料 0 ロシアのムルマンスク名物、 6 本足の子牛と 3 本足のにわとり入りシチュー カ { つこう ・デザート学校わらし / 小沢清子 ・ 720 ぎよっ / として、たべるとえんぎのいいデサート。 0 ち たから

3. 七不思議レストラン

執筆者紹介 ( 50 音順 ) 千春 日英の民話を研究。共著に『世界の愚か村話』 岩倉 『夢で田中にふりむくな』など。 京子 著書に『シラサギ物語』『鯉のいる村』『花咲か』 岩崎 『あかまんまとうげ』『花に暮れて』など多数。 東京・小平を中心に民話を採集。共著に『小平 岡野久美子 ちょっと昔』『ちょっと昔』など。 おざわ きよ 群馬を中心とした民話を採集。著書に『あの世か 小沢 冫月子 らのおくりもの』『高崎のむかしばなし』など。 君子 日ロの民話を研究。著書に『かもとりごんべえ』 斎藤 『シベリア民話集』『ロシアの妖怪たち』など。 徹 民俗・ロ承文芸を研究。著書に『学校の怪談』 常光 『妖怪図鑑』など。 著書に『現代民話考』『龍の子太郎』『やまんば 松谷みよ子 のにしき』「あかちゃんの本」シリーズ等多数。 みずたにしようぞう 著書に『たぬきからの手紙事件』『きようも星 水谷章三 パン』など。紙芝居も多数手がける。 著書に『よみがえった水仙』『ねすみにわとり 望月新三郎 ねこいたち』『とんちばなし』など。 プルガリア・マケドニア民話・児童文学を研究。 八百板洋子 訳書に『吸血鬼の花よめ』など。 著書に『民話の再発見』『民話の心と現打』、共 吉沢和夫 著に『佐渡の伝説』など民話論多数。 いわくら ちはる きようこ いわさき おかのくみ さいとう きみ とおる つねみつ まったに もちづきしんざぶろう う た お や よしぎわかずお

4. 七不思議レストラン

っ子はあわてて境内をみまわしたが、どこにもいない。 どう どう お堂にはいりこんだかもと、えんま堂をのぞいて、守りつ子はおどろ しようめん 正面のえんまのかっとひらいたロから、赤んばうのつけひもがさか っているではないか。 ご主人さまにもうしわけがない。守りつ子は境内の井戸に身をなげた そうだ。 それからこのえんまには「つけひもえんま」というあだ名かついて、 いまでもこわがられている。 しゅじん

5. 七不思議レストラン

戸ふしぎ話 おいてけ堀 きんしぼり こ、つと、つくいち きんしちょう 錦糸町といえば江東区一のさかり場、でもむかしは錦糸堀という堀が りようぎし あり、両岸にうっそうと木かしげり、そのうえアシがのびほうだい。 えど 江戸は、さかり場をちょっとはすれると、どこでもこんなふうだった。 さかな ま、そんなところでめったに人もこないから、魚がおおく、つりすき あなば には、ちょっとした穴場であったって。 えど ばり ばなし 4 いわさききようこ 岩崎京子 8 4