ハロウィーン - みる会図書館


検索対象: 幽霊城の秘宝
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1. 幽霊城の秘宝

カラス はったっ カラスは、鳥類のなかではとくに脳が発達しており、イヌやネコよりもかし わ れっしゃ み せんろ こいと言われています。線路の上に木の実をおいて、列車に割らせて食べたり、 しよう′ \ 、つ まなちから わ けいけん お 上空から貝を落として割ったりするのも、経験から学ぶ力があるからです ひと ひと む せいかっ ふだんは群れで生活しますが、人に飼われると、人の言うことをよく聞き、 けんきゅうねっしん / 、ふ、つ こ、つきしんつよ ことばをまねたりします。好奇心が強く、研究熱心で、工夫もじようすです ひとびと しん わる 墓からぬけ出し、悪さをすると信じられていました。そこで人々は、お面をか ↓の / 、りよう お ものそな ぶったり、食べ物を供えたりして、悪霊を追いはらおうとしました。 せいじんきねんび がつついたち その後、キリスト教が広まり、十一月一日は「すべての聖人の記念日」とな にちよる せいじん せんや りましたが、前夜に仮装する風習は残り、十月三十一日の夜は「すべての聖人 きねんびぜんや ロ 1 ズ・イープン ) ーと呼ばれるよ、つになりました。 の記念日の前夜 ( オール・ハ 「ハロウィーン」は、この英語がなまったものです かたち ー刀 ハロウィーンの風習は、さまざまに形を変えて、いまに伝えられています か ちょうるい ふ、つしゅう き上うひろ 、かッて、つ ふ、つしゅうのこ 、つえ のう がっ 0 よ めん 0 0 0 157

2. 幽霊城の秘宝

おも 木の葉をひろいあげたジャックは、思わす「あっ ! 」とさけんだ。 この葉っぱに、なにか書いてある ! 」 「ほんとだわ ! ねえ、なんて書いてあるの ? 」 ジャックは、木の葉に書かれた飾り文字を、一語すっゆっくりと読みあげた。 フロッグクリークのジャックとアニーへ ハロウィーンの夜に \ カシの木の中で ふたりが来るのを待っています。 なか よ かンご エム いちご 8

3. 幽霊城の秘宝

幽霊だあⅡ 運命のダイヤモンド 、シバミの小枝 月夜の三羽ガラス ダイヤモンド奪回作戦 シャックの大失敗 テディを助けだせー 新しい一日のはしまり ハロウィーンの夜に お話のふろく ゅうれい うんめい たら さんは いちにち たす だいしつはい こえだ たっかいさくせん よる ・ 8 8 8 4 4 ・ 4

4. 幽霊城の秘宝

きたい 「うん。ばくたち、ふたりの期待にこたえられて、よかったね」 さいしょ 「お兄ちゃんは、最初、こわがってたけど : : : 」 ひてい ジャックは、そのことを否定しなかった。 いえむ ある ふたりは、なわばしごをおり、家に向かって歩きだした。 くら いつの間にか、あたりはすっかり暗くなっている ーもーり・ ハロウィーンの夜だけど、このフロッグクリークの森は、こわいことはなに はもり・ みち もなし 、。森の木のことは、ぜんぶ知っているし、家への道も、目をつぶってい ある よくわかっているのだ。 ても歩けるくらい、 もりぬ しえまえとお よこみち 森を抜け、ふたりか、家の前の通りにさしかかったとき、横道から、三人の お化けがとび出してきた。 まじよ こつにんげん めだまこぞう 鼻のまがった魔女と、かい骨人間と、毛むくじゃらの目玉小僧だ。 さんにん 三人のお化けは、ヒッヒッヒッ、カタカタカタ、カッカッカと、きみよ、つな こ、ん 声を出しながら、ふたりにせまってくる よる さんにん 幽霊城の秘宝 153

5. 幽霊城の秘宝

ひ げんかん タぐれの陽がさしこむ玄関ポ】チで、ジャックとアニーは話しこんでいた にわさき こがねいろ あきかぜふ 秋風が吹いて、黄金色に色づいた葉っぱか、庭先でヒラヒラと舞っている きゅう〕っ多ご こんや 「 : : : お兄ちゃん。今夜、わたしやつばり、吸血鬼になるわ ! 」 せんげん アニ 1 か、ついに、いを決めた、というように宣言した。 を」よ、つ たの 今日は十月三十一日。みんなが楽しみにしていた、ハロウィーンだ。 、かッて、つ ひょる この日、夜になると、子どもたちはお化けや魔女などに仮装して、「トリック・ オア・トリート ! ( お菓子をおくれ。さもないと、いたすらするよ ! ) 」と言い きんじよ ながら、近所の家をまわるのだ。家々では、そんな子どもたちのために、お菓 し 亠よ ルよ、つし 子や小さなプレゼントを用意して待っている きんじよ いちじかん あと一時間もしたら、ジャックとアニーも仮装をして、近所の子どもたちと、 まち しゅうこ、つ 街かどに集合することになっている ゅう なその招待状、ふたたび がっ しよ、ったいじよ、つ こころ 0 ・かって、つ 亠よ 0

6. 幽霊城の秘宝

ハロウィーンの夜に かえ へや 三人は、マー 丿ンの部屋かあるカシの木のところへ、帰ってきた。 きみき ひみつ 木の幹にかくされた秘密の扉は、こんどは、すぐに見つかった。 まひる あか へやなか 部屋の中は、なん百本ものろうそくで、真昼のように明るい きふと ジャックは、ないはすの場所に部屋があっても、木の太さより部屋のほうが ひろ はるかに広くても、も、つ気にならなかった。 わら しす マーリンは、木のいすにすわっていた。三人を見ると、静かに笑って言った。 もんだい 「おかえり。問題は、かたづいたようじゃな」 亠まは 1 、つ せんせい 先生」と、テディがこたえた。「 : : : 魔法も、ちょっと、使いました」 「よい、 じゅもん 「ほほう。それでは、呪文のことばが、すこしはうまくなったかね ? 」 わら テディは、はすかしそ、つに笑って言った。 ゅ、つ」 じゅ , もん 「ほんと、つのことを一一一口うと、ばくの呪文より、ジャックとアニーの勇気とやさ さんにん びやつほん とびら へや よる さんにんみ へや つか 146

7. 幽霊城の秘宝

お話のふろく , ・・・・・・・・、ー幽霊城の秘宝 別世界 むかし じんよ 昔、ヨ 1 ロッパ大陸からイギリスにわたった、ケルト人と呼ばれる人たちは、 せかい べっせかい しん この世のほかに、もう一つの世界〈別世界〉かある、と信じていました。そこ くる かな ひと は、だれも年をとらす、苦しみも悲しみもない世界で、人は死ぬとそこへ行き、 えいえんしあわ かんか 永遠に幸せに暮らす、と考えました。 べっせかい まほ、つつか よ、っせし じんのこ また、〈別世界〉には、魔法使いや妖精もすんでいました。ケルト人が残した しんわでんせつ べっせかい にんげんたす 神話や伝説には、〈別世界〉の住人が、この世で人間を助けたり、こまらせたり、 で ふしぎなできごとをおこしたりする話が、たくさん出てきます ハロウィーン ながふゅ ケルト人にとって、十一月一日は、夏が終わり長い冬がはじまる、区切りの / 、ら し ふゅ ひと たましい せんや 日でした。そして、暗く陰うつな冬がはじまるその前夜には、死んだ人の魂が べっせかい ひ よ じん ゅ、つれいじよ、つ ひと がつついたち ひほう しゅうにん なっ お よ せかい 0 ひと 156

8. 幽霊城の秘宝

幽霊城の秘宝 ーまう じよう れし、 膩ⅡⅢⅢⅢⅢ II 9 7 8 4 8 4 01 1 4 9 9 8 I S B N 4 ー 8 4 0 1 ー 1 4 9 9 - 4 C 8 0 9 7 \ 7 8 0 E 定価 : 本体 780 円 ( 税別 ) メティアファクトリー 0 アニーは空想や印が尢好きで、いつも元気な女の子。 とうぶつ 懲どんな動物とも、すぐなかよしになれる。 マジック + ツリ、ウス ジャックは本を読むことと自然皿察が大好きな男の子。 見たことや調べたことを、すぐノートに書くくせがある。 メアリーホーフ・オスホーン 食野雅訳 しら 1 9 2 8 0 9 7 0 0 7 8 0 5 マジック + ツリ、ウス ウス念幽霊城の秘宝 しようたいじよう ハロウィーンの夜「ジャックとア一一ーに一一通めの招待状 がとどいた。ふたりは、魔法いの少年テティとともに 森の中の城をおとずれる。だがそ , 」は、幽たちが待ち でんせつ 受ける、のろわれた城だった ! そしていま、〈伝説の 秘望〉をもとめて、夢と魔法の冒険がはじまるーー ゅ - つれ よる しろ につう メアリ ! ポープ・オスホーン 食野雅子訳 M E D ー A メティアファクトリー FACTORY