台所 - みる会図書館


検索対象: 魔女のレストラン
6件見つかりました。

1. 魔女のレストラン

「ゆうべはどうしたんだい」 「いやあ、ます着がえをしたいから、 ストープにまきをくべておくれ , おかみさんは、ストープにまきを だいどころ くべるために台所にいきました。 だいどころへや このストープは台所と部屋のあい だのかべにはめこまれているので、 だいどころ まきをくべるロは台所にあるのです。 「ああ、こわかった。なんでおれが こんな目にあうのだろう」

2. 魔女のレストラン

らくなっている。せんたくものはだ にわ したままだ。うすぐらい庭に、白い せんたくものかうかんでいた。その 。第第中には子どものシャツもあった。シ かぜ ャツは風もないのにかすかにゆれて 「ああ、どうしよう。魔女がとりつ いてしまった . だいどころ かあさんは、台所にひっこむと、 大いそぎで大なべに水をいれて、火 まじよ

3. 魔女のレストラン

男はストープにむかってひとりごとのように、ゆうべのことをはなし はじめました。 だいどころ 男がしゃべりおわると、おかみさんが台所のストープのところから、 しいませんでした。 部屋にもどってきましたが、なんにも ) そのとき、となりのばあさんが得意気な顔でやってきました。 うん ) よ。おかみ 「おまえさん、やつばりしゃべっちまったね。でも運がいし さんしゃなくて、ストープにはなしたのだからさ , 男はびつくりして、ストープのそばからはなれました。 「えっ ! ど、どうしてゆうべのことをしっているんだい ? たのか、おまえさんがゆうべの魔女だね ! 」 かお そうだっ 4 3

4. 魔女のレストラン

女をとぶ魔女 まっ よる こんや 今夜はヴァルプルギスの夜、魔女たちのお祭りです。 だいどころ ぐすり まじよ よる 四月一二十日の夜、魔女たちはとくべつなぬり薬をつけて、台所にあ さんみやく 、、ルツ山脈のいちはんたか るは、つきや火かきば、つにのって、ドイツ いプロッケン山にとんでいきます。 えんとっからスツーとぬけでて、さけびます。 「それ、いけ。わたしの心はプロッケン山へ」 こ ) 」ろ まじよ すぎもとえいこ 杉本栄子

5. 魔女のレストラン

とおもった。ところか、うつわかみあたらない。きよろきよろさかして まじよ いると、べつの魔女がいった。 「ふるいをもっていきな」 しかたなく、おかみさんはふるいをもって外へでた。 まじよ いえ おかみさんがいなくなると、魔女たちは家の人たちがねむっていると おやゅび だいどころ ころへいって、足の親指から血をとった。それから台所へやってきて、 こな こな 粉をさがしてはちにいれた。その中へ、血をばたばたたらして粉とまぜ、 まじよ たらたらこばしてよくこねた。そのあいだに、べつの魔女がかまどに火 をおこした。血のパンケーキをやこうってわけさ。 そのころ、おかみさんは、井戸のところで、いっしようけんめい水を そと 1 24

6. 魔女のレストラン

かなきごえ かんでとびだしてきて、金切り声をたてながらスリブナモン山のほうへ はしっていった。 いえそと 家の中にはいると、ます、おかみさんは足あらい水を家の外にすてた。 ねるまえに子どもたちの足をあらってやった水だ。 だいどころ まじよ それから台所にいってみると、魔女がやいたハンケーキがあった。 おかみさんはそれを小さくわって、ひとかけすつみんなのロにいれてや った。「息かとまっていても、そうすればちゃんともとにもどるよ」と どせい 井戸の精がいったとおりに、 ンケーキがロにはいると、みんな、すう ねいき すう寝息をたてはじめた。 さい′」 最後に、おかみさんは戸にしつかりかんぬきをかけて、息をころして 1 28