ふりながら走ってくる姿がみえたわ . 「へえー、すごーい」 じそく 「わたしたちの車は、時速一〇〇キロで走ってたから、あのときのおば いじよ、つ あちゃんは、たぶん一五〇キロ以上はでてたわね」 「でも、たまたま、走っているおはあさんをみた人たちは、おどろいた だろうね」 こうそくどうろ 「そうだったみたい。それからすこしたって、高速道路に走るおばあさ うんてんせき んがあらわれて、運転席をのぞくっていううわさがたったわ」 はし すがた はし
いはやいの」 「けっこうはやいわよ。このまえ、車でおとうさんとわたしで大阪のし いえ んせきの家にいったんだけど、とちゅうで、おみやげをわすれてきたこ とに気がついたのー 「どうしたの。それで」 でんわいえ 「すぐに、けいたい電話で家にれんらくしたら、おはあちゃんがでて、 いまからもっていくっていうのよ」 「もっていくって、走って ? こうそくどうろ 「もちろん。そのとき、高速道路をとはしてたんだけど、三十分ほどし てバックミラーをのぞいたら、おみやげをもったおばあちゃんが、手を おおさか ぶん 7