軽壮甲兵車 250 型 會 250 シリーーズの半装軌車は機械化歩兵部隊の偵察用として開発され ー ' " た装輪式の偵察装甲車に比べて速度は遅いカゾ不整地通過能力が 大きいのが特長であるを写真の車両は一番べシックなモデル 250 / 円 42 年夏の南部ロシアにおけ名 GD 機械化歩兵師団 , オートパイ兵 大隊の Sd K 稔 250 / に右の 28 号車は少隊長車い写真中央ッ兵士の陰に 、ちょわとえのは 250 3
會 250 / 7 型の内部。開いたスペースはほとんど迫撃砲弾の格納用に 使われているのがわかる 6 手前 34 式機銃の格納方法にも注意いな おを砲は前述のように取りはずして車外でも使用出来る。 装甲偵察車中隊の支援用車両のひとつ車内に 8 迫撃砲 G 「 W34 門と弾丸 42 発を搭載する。車体後部右側の OVM は迫撃砲用の底板。 冪 250 / ー 7 型と呼ばれるが 7 型にはこのほかに : G 「 W34 用の弾薬のみ を運ぶ型もある
戦場の 250 / 勹。左の写真と比べると , 扉のクラッペやラック類が増 設されている事がわかる。丸に十字のマークはオートノヾイ偵察中隊 4 の戦術マーク。円 42 年の夏と思われる 會 250 / は型の左側面。これは試作車両の写真 らし 0 ↓生産型に比べるとラック類などが少ー なくて矼のっぺりとしている 9 ~ ク眼 ロカ 側ム 後角 の四 両。ク 車るツ 作かラ 試わの じく用 同良ス とが一 「上構ケ
グラードルは了解のサインを送ると , 無線器を大 隊系に切り換えて命令を下す。 「再編成を行なう。編成完了後 , 国道上をプリャン スクへ向けて突進する。べーグマン少尉 , 貴官は先 発して道路前方の状況を偵察せよ」 偵察小隊のべーグマン少尉は , 麾下の装甲偵察車 2 両を率き連れてただちに発進した。 2 両の 4 輪装 甲車は , フルスピードであっという間に視界から消 える。グラードルは戦闘団の再編成にかかったか , 部下達は全員べテランの戦車兵である。てきばきと した指示と行動で , 数分の内に編成完了。全員乗車 して進撃命令を待っ内 , いくばくもなくべーグマン 偵察小隊より無線連絡か入る。 「プリャンスクへ向う国道上に敵影なし」 グラードルの命令一呵 , 戦闘団はただちに発進 , 西方へ向けて旋回すると , 道路上をフルスピードで 突進する。 「連絡 , 歩兵が後続して来ません。少佐殿 / 」 グルシャイまで来た時 , 最後尾の戦車が連絡して 来た 「道路左側の森へ入って停止せよ。ケルバー少尉車 はただちに反転 , 歩兵部隊を見つけ次第大至急追及 させよ。なお , 少尉は連絡将校として歩兵部隊に随 プリャンスクを奪取せよ 伴せよ。以上 / 」 「やってみよう / 歩兵が到着したらただちに発進 へ突っ込むのだ」 後 , デスナ河に架かる橋を急襲により奪取し , 目標 だ。敵の不意を衡いて森の道路を突破する。しかる っているのだが , この際ふたつにひとっしかないの その森の中にもかなり兵力のソ連兵がいる事がわか 突破する以外にあるまい。グラードル。いや , 実は 「それでは , プリャンスク , サレウォ間の森の中を 撃すればすぐに見つかって反撃されるだろう」 軍用車両が続々と到着しているという。道路上を進 同道路周辺にはすでにソ連軍陣地多数があり , 兵員 , 出来ない。偵察班のべーグマン少尉からの報告では , 「カラチェフ , プリャンスク間の大自動車道は利用 司令部のフォン・ポーニン少佐である。 ものではない。西方 , 背後より奇襲するのだ」 れているが , これに前面から当ってはとても抜ける 奪取するのだ。市東部には強固な縦深陣地か確認さ 「グラードル , 今朝の内にプリャンスクを急襲して 部の参謀将校が乗った装甲車が到着した ラードルが発信してからきっかり 30 分後 , 師団司令 戦闘団への命令は師団長副官より出されている。グ アルニム中尉がストロピチェで負傷後送されたため , うまく通信出来ないのだ。 9 月末 , 師団長フォン・ 離で , しかも雑音 , 振動の多い走行中ではなかなか いかに強力な大型無線器でも , 遠距 連絡を取った グラードルは , 停車時間を利用して師団司令部と する。戦車 , 機甲歩兵 , 高射砲と三味一体となって , プリャンスクへ突入する」 「よろしい , グラードル / 幸運を祈る」 フォン・ボーニン少佐の乗った装甲車が去るのと 入れちがいに , 機甲歩兵の装甲兵車 4 両が追及して 来た。これでグラードル戦闘団の兵力は , 3 , 4 号 戦車 6 両 , 2 号戦車 7 両 ( 火焔放射戦車若十を含む ) , Sd. Kfz251 装甲兵車 4 両 ( 機甲歩兵 1 個小隊弱 ) , 88mm 高射砲 2 門となった。ちつは。けな戦闘団だが , 今までもこれでやって来たのだ。全戦力を集結して かかれば , いかなる敵といえども打ち破る自信はあ った すでに部下達は、各自の戦車 , 装甲兵車に分乗し て , 前進命令を今や遅しと待っている。グラードル は指揮戦車の砲塔から , 部下全員に聞える様大声で 「聞け / これからプリャンスクへ向って突進する。 全員一体となって、目標の達成に尽力せよ / 」 対ソ戦開始以来 , 常に師団の尖兵としてともに戦 って来た部下達である。今さら , くどくどとした説 明などいる訳がない。グラードルは , 怒鳴り終ると 操縦手に発進を命した。 砂混りの泥の道を , 戦車隊は西を目指してまっし ぐらに突進する。やがて森の中へ入った。サレウォ ~ セイミスチェスチャ間の , ちょうど森の中央部分 と思われるあたりで宿営中のソ連騎兵部隊を急襲 , 不意を衡かれた敵はあっという間に跌散らされ , 逃 げ遅れた兵は捕虜となる。連れて行く事は出来ない ので , 武装解除して残置。部隊はさらに森の奥へと 進む。先頭は無論グラードルの 4 号戦車。と , 道路 左側に停車中の車両が見えて来た。進む程にその数 は増して来る。ソ連軍車両の縦隊か ? 近すくドイツ 戦車を見て , ソ連兵達が呆然と立ちすくみ , あわて て逃げ出す。前方の林間の空地に , 無線アンテナか 林立している。ソ連軍の大通信部隊である事は疑う 余地もない。 敵司令部を壊減 「全車集中射撃 / 」 グラードルが命する迄もなく , 各戦車よりの榴弾 がソ連軍の中で炸裂する。ドイツ側は少兵力なので 停止しない。行進射撃で次々と目標を撃破して行く。 ソ連軍通信基地のアンテナが吹き飛び , 路傍のトラ ックは , 次々に炎上する。勇敢にも機銃や爆薬で , 肉迫攻撃して来るソ連兵は , 装甲兵車のドイツ歩兵 が受けて立つ。たった 3 分の内に , ソ連軍通信部隊 は壊滅状態となった。敵基地を通り過ぎてホットー 息。一寸停車して部隊の状況を見る。 グラードルの所へ , 歩兵か先刻の基地で拾った紙 片を持って来た。これで見ると , どうやらグラード ル達が襲ったのはソ連軍軍司令官直属の司令部付通 信隊らしかー。た。後に判た事だが , グラードル戦
會実戦場における 250 / ロのスナッ = プよ発砲直後らしく硝煙が漂って ~ ~ 、る車体後部扉のマナクからもわかるように引 GD 機械化歩兵師団 、 - 機甲偵察大隊第 ? 中隊の車両ょヨ 942 年夏の南部ロンアにおける撮影。 ックスが失われ一ステーのみが残っている霪ーを が小隊長でテその右は砲手と装境手。右 7 ェンダ上のラゲッジボ SPz 日羽の防貭が 2 重式なのがわかる。左の双眼鏡を持っているの 姦・右と同一車両を長焦点レンズによゆ捕えた迫力満点のスナップ
會装甲偵察車中隊の支援用車両のひとつ。 Sd Kfz250 / 朝 3,7cmPaK 36 対戦車砲を搭載 , = 通常は小隊長車として使用される . 写真はアフ リカにおいて英軍にろ獲された車両だがい砲の防盾形状にはこのほ ーか 2 に 3 の型がある 0 &Sd K 稔 250 / の後継車両 250 / し 37g11 対戦車砲に代わって , 一 ーロ径なが = ら強力な徹甲威力を持つ 2.8 師 s pze B 対戦車銃を搭載し ている。写真の車両の車体後部に装着されているのは s pz• B 用 の脚空挺用で車体からはずした場合用いる。
會 24 径 7.5m 戦車砲を搭載した機甲歩兵の支援用車両 SdK 25 レ 9C 型。本車の部隊配備は円 42 年 6 月より始められたが , ーこの写真も同 年夏の南部ロシアにおける撮影である。第戦車師団第 103 機甲歩 兵連隊の所属車両。 ↓ノルマンディー戦で米軍にろ獲された Sd Kfz2 引 / 9D 。前面装甲板 のマークは第 2 戦車師団の半装軌装甲車偵察第 5 中隊を示す矼この 当時成型炸薬彈の出現によりに本車の 7.5m 砲を持づてしてもかなり一 の対戦車威力を発揮する事が出来た。 レ / た臆イ
一食ロンメル元帥の葬儀に出動した $S 部隊の 250 / 9 型 9 ~ 、式典なので砲 , 機銃は取りはずされてる 02 両の 250 の後にはマルダ—Ⅱ型自走を をなども見えるカゾ元帥の功績からしてみれは , 4 号戦車やタイガ 級の車両を使うのが妥当に思えるこの頃イ 44 年月第にはいツゞレ ~ ナドなどに使用出来る可動戦車はす下前第へ送られていたのであ 事東部戦線での戦訓によ。 - 、りい裝輪偵察車 0 # 代わる機甲偵桑部隊用の 車両と = して造られな Sd K 長 250 / % Sd 火 fZ222 シリズと同形の 25 戦車砲 , 機銃を装備する開放型砲措を搭載している写真はイタリア = された 戦線ゞ米軍 の の 0 冠多 2 第を匀を第彙
2 m 長のデュポールアンテナを装備。 ( の Sd. Kfz250/6Leichter Munitionspanzerwagen Ausf A 〔軽装甲弾薬車 A 型〕 : 24 口径 7.5cm 砲搭載突 撃砲 ( A ~ E 型 ) 専用の弾薬運搬車。同目的で開発さ れた Sd. Kfz252 は 1941 年 9 月で製造中止となり , 本 車がその後継車となる。車内に 7.5cm 砲弾 70 発を格納 する他 , 弾薬トレーラーも牽引する。 FuG16 無線器 搭載。重量 5.95 屯 , 乗員 2 名。武装は MG34 1 挺で 銃弾 1100 発を搭載。 ⑩ ) Sd. Kfz250/6Leichter Munitionspanzerwagen Ausf B 〔軽装甲弾薬車 B 型〕 : 43 または 48 口径 7.5cm 砲搭載突撃砲 ( F, G 型 ) 用の弾薬運搬車。弾丸搭載 量は 60 発。重量 6.9 屯 , 他は 250 / 6A 型に同し。 ⑨ Sd. Kfz250/7Leichter Schutzenpanzerwage n (schwerer Granatwerfer) 〔軽装甲兵車一重迫撃砲搭 載〕 : 8cm 迫撃砲 GrW34 を車室内に搭載した支援用 車両。 S d. Kfz250 により編成された軽機甲偵察中隊 では , 第 4 小隊が本車を装備する。弾薬搭載量は 42 発 , 他に MG34 または MG42 1 挺の副武装。 ( ⑩ Sd. Kfz250/7Leichter Schützenpanzerwagen (Munitionstfbhzeng) 〔軽装甲兵車一弾薬車〕 : 上記 の迫撃砲車小隊の小隊長用車両で , 66 発の迫撃砲弾 を搭載する。武装は MG34 または MG42 2 挺。無線器 を増設している車両が多い。乗員 4 名 , 機銃弾 2 , 010 発搭載。 ⑩ Sd. Kfz250/8Leichter Schützenpanzerwagen ( 7.5cm ) 〔軽装甲兵車 -7.5cm 砲 ) : 24 口径 7. 5cm 砲を 搭載した 250 / 7 型の後継車。 1943 年春頃から部隊配 備された初期型は , 37 式戦車砲 KwK37 を , 1944 年 10 月から造られた新車体使用の後期型では 51 式加農 K 51 ( 砲は同し 24 口径 7. 5cm 砲だが , 戦車砲型とは砲架 が異る ) を搭載している。搭載弾薬は , 車体が小型 のため 20 発と少ない。副武装は MG34 または MG42 1 挺。 (@ Sd. Kfz250/9Leichter Schutzenpanzerwagen ( 2cm ) 〔軽装甲兵車ー 2cm 砲〕 : 東部戦線の戦訓によ り Sd. Kfz222 シリーズの装輪装甲車に替る偵察用車 両として開発された。 1942 年 3 月 , 試作型 30 両の注 文が軍より出され , 同年中に 3 両の試作車が東部戦 線へ送られて実戦での使用テストを受ける。決果は 良好で , 1943 年 5 月より量産化された。初期型では , S d. Kfz222 型用の砲塔をそっくりそのまま搭載して いたが , 後期型では , 新らしい 38 式砲架を備えた 6 面体の砲塔に改修される。武装は , 2cm)iii 車砲 KwK 30 ~ 38 1 門と MG34 または MG42 1 挺。砲弾 100 発。 重量 6.02 屯 , 乗員 3 名。後期型は , FuG12 無線器も 搭載。 1944 年以降の機甲偵察部隊の主力装備のひと つ。 13 Sd. Kfz250/ ー OLeichter Schützenpanzerwagen ( 3.7cmPaK ) 〔軽装甲兵車ー 3.7cm 対戦車砲〕 : 軽装甲 兵車中隊の小隊長用車両。 3.7cm 対戦車砲 PaK35 また は 36 を搭載する。砲は , 車輪部分を外した以外標準 型 PaK と同型。防盾を外して姿勢を低くした車両も ある。副武装は MG34 1 挺。砲弾 216 発 , 銃弾 1 , 100 発 を搭載。乗員 4 名。 ⑩ Sd. Kfz250/ 凵 Leichter Schützenpanzerwagen (Schwerer Panzerbüchse (1) 〔軽装甲兵車ー 41 式重 対戦車銃〕 : 250 / 10 型の後継車両で , 3.7cm 砲に代り , 小口径ながら大貫徹力を持つ 2.8cm 重対戦車銃を搭載 している。この銃は , 3.7cm 砲と異り , 着脱式になっ ていて , 別に車両後部に積んだ空挺用軽石架と組合 せて下車戦闘も可能である。 1942 年夏頃、ら実戦部 隊に配備。重量 5.33 屯 , 乗員 4 ~ 6 名。副武装は MG34 または MG42 1 挺。搭載弾薬は対戦車銃弾 168 発 , 機銃弾 1 , 100 発。 ⑩ Sd. Kfz250 卩 2 凵 echter Messtruppanzerwagen 〔軽装甲測距車〕 : 測距 , 観測用器材を搭載した機甲 砲兵用車両。初期型は FuG8 , 後期型は FuG12 無線器 を装備。武装は MG34 または MG42 1 挺。乗員 3 ~ 5 名。 ⑩制式化された 250 シリーズは , 12 型迄だが , この他 , 2cmKwK または円 ak を搭載した型がある ( 写真頁参 照 ) 。公式名称は付けられていないが , 新 , 旧型車体 ともに , かなりの数量が造られたらしい。 250 / 9 または 10 型の代替車両かも知れない。また , 現在 , ユーゴ スラビア , ベオグラードの博物館に展示されている 後期型 250 は , ボディを延長して 5cmPaK38 を搭載し ているが , これも独軍の公式記録にはない車両であ る。この他 , 250 の後部装甲ボディを取外したトラッ クも , かなりの数量が使用されている。 ( ⑦ Sd. Kfz252 Leichter Gepanzerter Muntionskr aftwagen 〔軽装甲弾薬運搬車〕 : 短砲身型突撃砲専 用の 7.5cm 砲弾運搬車。標準型 250 より装甲厚を増加 したため , 重量対策として , 装甲ボディ後部を , 斜 めに削ぎ落した様な形状になっている。重量 5.73 屯 , 乗員 2 名で , 武装は MG34 1 挺。 FuG15 または FuG 16 型無線器を搭載。 1940 年 6 月より 1941 年 9 月迄の , 413 両を製造。 ( ⑩ Sd. Kfz253 Leichter Gepanzerter Beobachtu ngskraftwagen 〔軽装甲観測車〕 : 突撃砲部隊用の装 甲観測車。突撃砲と行動を共にするため , 標準型 250 よりも装甲厚は増加され , 車体上面も装甲されてい る。観測器材の他 FuG15 または FuG16 無線器を搭載。 武装は MG34 1 挺のみ。 1940 年 3 月より 1941 年 6 月 迄に 285 両が造られた
44 年中期より部隊配備された。乗員は 6 名。 @ Sd. Kfz25 ー / ー 9MittIerer Fernsprechbetriebspa nzerwagen 〔中型装甲電話中継車〕 : 野戦電話の中継 設備を備えた機甲通信隊用の車両。 251 / 11 などとペ アで使用された。 ⑩ Sd. Kfz25 1/20Mittlerer Schützenpanzerwagen (lnfrarot Scheinwerfer) 〔中型装甲兵車ー赤外線照 射器搭載〕 : 251 / 1 ファルケと同目的に使用された車 こちらの方は , 大型の探照灯も搭載する。 両だが , FuG5 無線機を搭載した本車に指揮官が乗り , 同し赤 外線ノクトビジョンを装着したパンター戦車 5 両と 一組で行動する。パンターのノクトビジョンの可視 範囲は半径 400m だが , 本車の搭載する 60cm 赤外線探 照灯と 1221 型観測用テレスコープの組合せによる可 視範囲は , 半径 1 , 500m もある。探照灯は穏顕式で , 未使用時には車内へ格納される。ウーホー ( ふくろ う ) の呼名をもつ本車は , 1944 年 8 月の命令では , 600 両が生産されるはすであったが , 実際には , 終戦 迄に 60 両が造られたのみであった。乗員は 4 名。 @Sd. Kfz25 レ 2 ー MIttIerer Schützenpanzerwagen (Drilling MG15 (S) 〔中型装甲兵車ー 3 連装 MG151 搭載 ) : 1944 年 8 月から生産開始された強力な対空用 車両。航空機用の 15 / 20mm 機関砲 MG151 を 3 連装とし た全周旋回式の砲架を , 車室中央に固定している。 砲弾は 2 , 000 発が搭載され , 各銃にはベルト給弾式で , 砲の操作員は 1 名で良い。発射速度は , 1 分間 700 発。 戦争末期の機甲擲弾兵部隊の対空用車両として , 連 合軍ャーボを相手に活躍した ($)Sd.Kfz25 1/22Mittlerer Schützenpanzerwagen ( 7.5cm PAK4 の〔中型装甲兵車ー 7. 5Cm40 式対戦車 砲搭載〕 : 例によって , ヒトラーの個人的なチョイス により 1944 年 11 月から生産化された車両。車輪を外 した 7.5Cm40 式対戦車砲を , そのまま搭載している。 砲の作動範囲は上下が十 22 ~ ー 3 度 , 左右か 20 度と 18 度で , 砲弾は 22 発搭載される。 1945 年型の戦車師団 編成では , 戦車駆逐大隊に 9 両 , 機甲偵察大隊に 3 両 , 機甲擲弾兵連隊に 6 両 1 個小隊の本車が配属さ れる事になっていた $Sd. Kfz25 ー /23Mittlerer Schützenpanzerwagen (2cmKwK) 〔中型装甲兵車ー 2 cm 戦車砲搭載〕 :Sd. Kfz250 / 9 後期型や , Sd. Kfz234 / 1 に搭載されたのと 砲塔の 38 式 2 cm 戦車砲と MG42 が武装で , 搭載弾薬は , 砲弾 100 発 , 銃弾 2 , 010 発。他に通信用の FuG12 無線 機も搭載する。 1944 年 11 月末よりごく少数が生産さ れた。 公式のバリエーションは , これだけだが他に , 70 口径 7.5cm 砲を搭載した試作車や , 各種の弾薬運搬用 車両なども造られた していた。重量 8.62 屯 , 乗員は 5 名。 ⑩ Sd. Kfz25 レヨ 7Mittlerer Schützenpanzerwagen (2cm) 〔中型装甲兵車ー 2cm 砲搭載〕 : 2cm 軽高射砲 F LAK38 を搭載した対空用車両。試作型も含めて , 数 種のタイプがあるが , C 型をベースに車室両サイド の装甲板を開閉式とした空軍地上部隊用の車両か , 最もポピュラーである。砲は FLAK38 が , 台座ごと そのまま搭載されている。副武装は MG34 または MG 42 2 挺。搭載弾薬は , 砲リ鄲発 , 機銃発。乗員 4 ~ 6 名。実戦部隊への配備は 1943 年夏頃から。なお , 末期の 251 / 17 は , D 型車体に遠隔操作式小砲塔 , 2 cmKwK ( 戦車砲 ) ~ ただし砲身のみ長砲身の FLAK 用 を使用 ~ を装備したユニークな車両である。 の ) Sd. Kfz25 し月 8Mittlerer Beobachtungspanzer wagen 〔中型装甲観測車〕 : 砲兵用の観測器材を装備 した車両で , 強力な FuG12 無線機を搭載している。 同目的で造られた Sd. Kfz250 / 5 型の代替車両で , 19 Sd. Kfz250 月 39