マンション - みる会図書館


検索対象: 秘密のとびらレストラン
3件見つかりました。

1. 秘密のとびらレストラン

しヾこと ちかてつ 地下鉄にのり、あるマンションへとむかった。この日の仕事は、そうじ はなうた だった。そうしはきらいしゃなかったから、鼻歌ましりだった。 ちかてつ ふん レーナは地下鉄をおりて五分はどあるき、ふるばけたマンションのま かみき えにたった。。、 ホケットから紙切れをとりだして、たしかめた。 ばんちごうしつ ちょうりしどお 、力し 「調理師通りⅡ番地号室、ここだわ。このマンションの三階だ」 たてもの 建物の中にはいると、かべがあちこちはげおちていて、しみかうかび、 なんだかかびくさかった。これじゃあ、雨ふりにはかさかいる。ちょっ きみ と、気味がわるい し」と し」と 「さあ、仕事、仕事 ! 」 じぶん こえ レーナは自分をはげますように、わざと声にだして ) しし、つ亠 9 み ) ら 7 4

2. 秘密のとびらレストラン

七時ごろといえば、ちょうどあのマンションで、おばあさんと話をして じかん いた時間だ。もし、あのとき、あのおはあさんのいうことをきいていな かったら、どうなっていたか。そうかんかえると、からだがかってにガ タガタふるえた。 レーナはきのうのおばあさんの顔をおもいうかべ、 ( あのおばあさん にあって、ひとことお礼をいわなけれは ) とおもった。 たちいりきんし ごうしつ 力し きのうのマンションにいってみると、三階の号室に「立入禁止」の けいさつかんで 紙がはられ、警察官が出入りしていた。 レーナはこのときはじめて、 ( あれ ? ) とおもった。 ドアの上にはたしかに〈〉とかいてあるが、きのうのおばあさんの かお はなし

3. 秘密のとびらレストラン

「わたし、スミルノフさんにことわってきます」 レーナはそうこたえた。 てんし いくんしゃない このままおかえり。天使さまがおまえの上 「ダメー につはさをひろげて、おまえをまもってくださったんだよ」 おはあさんのことはには、うむをいわせないところかあった。レーナ かいだん あたま はびよこんと頭をさげるなり、階段をかけおり、家にかえってしまった。 あさ つぎの朝、レーナはテレビのスイッチをいれて、おどろいた。 さつじんじけん ばんち ちょうりしどお 「調理師通りⅡ番地のマンションで、殺人事件がありました。犯人は はんこうじかんゅうがた このマンションにすむスミルノフ、犯行時間は夕方の七時ごろです」 アナウンサーがよみあげるニュースをきいて、レーナはぎよっとした。 はんにん