ハーフ・トラックは、第 2 次世界大戦中、戦車となら らんで、第 2 次大戦で活躍した代表的な車輛として数え ぶ機械化部隊の主要装備車輛として一躍脚光を浴びた 上げられている。 良質な道路上では戦車のような装軌車より高い機動力を M 2 、 M 3 ハーフ・トラック系列は、標準型車体をへ 発揮し、また不整地では装輪車がとてもまわのできない ースとして、兵員、資材の輸送車、自走迫撃砲、自走対 走行性能を持っため、 , 、一フ・トラック ( 半装軌車 ) は 空砲、自走カノン砲まで、多くのバリエーションを生み 兵員、物資の輸送車として、軍の機械化に大きな役割を 出した。アメリカ陸軍ではすでに編成装備表から削られ 果たしたのである。 て過去の車輛となってしまったが、陸上自衛隊をはしめ ハーフ・トラックはドイツとアメリカで発展をとげた として、南アフリカ、マレーシア、アルゼンチン、グア が、これから述べるアメリカの M 2 、 M 3 系列は、ドイ テマラ、イスラエルなど、今日でも貴重な戦力として編 ツの Sdkfz .250 、 251 系列、 Sdkfz . 6 ~ 12 牽引車系列とな 成に加えている国は多い。 1945 年春、北ヨーロッパの町を行くカナダ軍の M9 2 次大戦中期以後、このシリーズは連合国軍歩兵部隊機械 化に大きな貢献をし、戦争の終結の時期を大いにはやめた
く大戦争に発展する危険を抱えている。またウラル方面 だけでも地形が広いので , 防衛には専ら兵器と兵員の数 を確保することがどうしても必要になる。 第 2 次大戦でドイツと対決してソ連が勝利を収めたの も , ソ連の地上軍の兵員や兵器の質だけではなく , 量が 多かったことが何よりもモノをいったのは事実である。 これに対して , 西ョ - ーロッパを防衛する N A T O 軍は せまい地域に密集している都会 , 水路など , 変化の多い 地形にさえぎられて大部隊をいっきょに展開するよう M 60 A 1 な作戦はとりにくい M 60 A 2 奇襲攻撃をかけた場合にも当てはまることで , 何年か前 M551 に騒がれた、プリツッ ( 電撃 ) 的な奇襲攻撃が , 中性 M113 子爆弾の出現や小型核兵器の進歩で実行が難しくなった M 113 T O W 現在 , 両軍の戦術と兵器にも大きな変化を強制すること になっている。 M 109 A 1 西ョーロッパで大軍を一時に投入した大侵攻作戦が不 可能となれば , 比較的小部隊に別れた進攻が行われるこ M110 とになるが , これは防衛する側にとっては , 障害物 , 奇 チャパラル A T M 襲攻撃 , 破壊工作などによって数のうえで数倍する敵の ノヾルカン・システム 前進を遅らせ , 損害を大きくするのに絶好の状態が出現 レッド・アイ することになる。 M728 これはまた , 量のうえで弱体な N A T O 軍が , ワルシ ャワ条約国軍の奇襲を受けてもしばらくの間は持ちこた えられる可能性を示すものといえる。 ても対応できるようにするとともに , 兵力が 3 対 1 以下 こうして , アメリカ陸軍の防衛ドクトリンも最近にな にならないようにすることを第一の目標としているが , って大幅に変更が必要になったのである。 それと同時に強力な混成部隊を可能な限り前線に投入す ることが , 敵の攻撃をくじくうえで有効なことがわかっ ◆積極防衛が最大のドクトリン ている。 「攻撃こそ最良の防衛である」という言葉があるが , 今 また , 地形をフルに活用して , 敵の集結地点に野砲の のアメリカ軍は , この言葉を簡単に実行に移せるほど単 集中砲火や地上攻撃機の攻撃をかけることも重要だし , 純な立場にはない。 敵の指揮・通信を妨害する電子戦もじゅうぶんに準備し アメリカ陸軍に要求されるのは , ます防衛の基本をよ ておく必要がある。攻撃へリを有効に使うこともソ連製 く理解し , 敵をよく知ることである。敵の戦法 , ウェポ 戦車を撃滅するうえで重要である。 ン・システムの能力とその限界 , 敵のその使用方法をよ 防衛を行ううえで , 師団はふつう主力部隊と必要な戦 く研究すれば , 自から自分の防衛方法もわかるというも 闘支援部隊を , 作戦行動地域 , 主戦闘地域 , 師団後方地 域の 3 つに分散するのがアメリカ陸軍のやり方である。 のである。 これら 3 地域の幅と奥行き , 部隊の編成 , 任務などは , ワルシャワ条約国軍がとる戦法といえば , 広い国境線 , ここには司 の特定地点から強力な攻撃部隊をもって西部ョーロッパ 実際に起きた状況によって千変万化するが 目がけて強行突破を計るだろうということで , これ以外 令官の師団の運用方針 , 師団の戦闘力 , 地形の把握 , 敵 に方法は考えられないが , の戦力と戦術の判断が大きく影響する。 、いつ , どこから洋というこ とになると , いくとおりもの戦法が考えられる。 主戦闘地域と呼ばれるゾーンは , 最前線まで含んで厚 このため , 諜報網から人る情報を使ったり図上演習で さ 60 から 70 にもおよぶことがあり , ふつう全師団の 3 予め敵の攻撃を想定して部隊を配置するなどの方法がと 分の 1 かそれ以上が投入される。 られるが , これでじゅうぶんということはない。そうで そしてここには , 作戦行動地域も含めた味方師団の主 なくても N A T 0 軍は , 常に戦力の不足に悩まされてい 力をカ , く一するため , 敵の主目標を見ぬき , 敵偵察部隊 を撃滅し , 敵攻撃部隊の先頭をたたき , 敵の支援火砲の る。 指揮官は機動力を強化し , どの地点で攻撃が開始され 注意を味方主力からそらせるという重大な任務がある。 在ヨーロッパ。アメリカ軍の装備内容 機甲師団機械化師団 戦車大隊 歩兵大隊 5 6 6 5 2 7 0 0 4 1 5 1 6 8 2 4 0 1 2 2 4 2 4 2 1 6 1 0 8 2 7 3 7 6 1 5 4 2 0 0 1 2 2 4 2 4 ドラゴン A T W 72 チーム 72 チーム 8 8
C127 グローブマスター輪送機から降ろされる M551 シェリダン軽戦車。空中機動兵力の整備に大きな力を入れているアメリ カ陸軍は , 独特の装備と教義を持っている 将軍が , ョーロッパで通常兵器の増強を続けるソ連軍に これは冷静に考えると戦りつすべき事実が浮かび上っ 対抗するため , 戦術核兵器の配備を提案しているし , 19 た。というのは , ソ連軍が戦術核を持っことも時間の問 51 年にはこの種の実験が行われ , 1953 年 10 月には 280E 題なので , そうなると N A T 0 軍も後方を核攻撃される 危険が極めて高い。そうなると , ワルシャワ条約機構軍 の原子砲がヨーロッパに配備されている。 をくいとめるのに少数の兵力と戦術核の組合わせで間に そして 1954 年には , 海軍にレギュラス , 陸軍にオネス 合わせようという考えはなり立たなくなり , N A T 0 軍 ト・ジョン両核ミサイルが配備になっている。 しかし , これらの戦術核兵器は決して散発的に , 思い も多数の兵力を保持しなければ防衛が困難だということ っきで配備されたのではないことが , いまでは明らかに になる。 核攻撃の被害を最小にくいとめるには , 兵力を分散し されている。 なければならないが , これは逆にいうと , 敵の小規模の 当時のアイゼンハワー大統領のもとで , ョーロッパと 機械化部隊の突進によって NATO の防衛線が簡単に突 韓国には大量報復兵器を配備することが決っていたし , 破されて混戦状態となり , 戦術核の使用をさらに困難に NATO への基本戦略としては MC ー 14 / 2 が設定され , してしまう恐れも大きい。こうなると , 大規模な組織で ソ連軍の攻撃を受けた場合に , アメリカの戦術薹核洋を 防衛線を張ること自体がナンセンスになり , N A T 0 の 使用する引き金として , 比較的微力な幕洋の役目をす 指揮 , 通信 , 統制の根本的な再編成が必要になる。これ る通常兵器装備の兵力を配備していた。 に対してワルシャワ条約機構軍は , どういうわけかあま つまり , 核兵器によって鉄のカーテン沿いの兵力を補 り変更する様子はなく , 中央からの指揮体系をくずして い , 量では圧倒的に強いソ連軍に対する有効な防衛策と いないといわれる。 していたわけである。しかし実戦の場合を想定すると , 戦術核がどのていど有効かということには疑問がある。 カルテ・プラケ洋という有名な合同演 1955 年には , ます敵の大軍が大攻勢をかけてきたとする。これに対 習が行われたが , この結果戦術核を使用した場合の民間 して味方も反撃するから , とうぜん一部は敵陣の中にと 人の死傷の規模が非常に大きくなる恐れが出て , 最悪の り残されることになるが , こで戦術核兵器を使用する 場合には西ョーロッパ社会が自滅してしまう危険さえあ と , 味方を同時に殺すことになる。通常兵器の場合は , ることがわかった。そしてケネディ時代に入ると , フ 被害のおよぶ範囲が限定されるので , 大した問題ではな レキシプル・レスホンス ( 柔軟反応 ) 洋という新しいド かったことが , こでは大きな問題となってくる。 クトリンが生まれた。 また , 敵の後方基地を核攻撃することで , 後続の部隊 これは , 戦術核 ( 当時は煢戦線核兵器洋という言葉が の進出を防ぐことができると考えるのはとうぜんだが , よく使われた ) を報復力として保持するが , 通常兵器を 0
DOCTRINE OF THE U. 第一線からはリタイアしているが、州兵軍には M 48 などと共に配備されている。 西ドイツ駐留第 7 軍の M60 戦車。現在ほとんどか M60A1 に変更されており、 7 軍の車輛で、青、赤、オレンジ軍に区別され、それによって各車体に各色の標識がつけられている こに掲載したカラー写真は、いすれも昨年西ドイツで行われた演習リフォージャー 78 に参加した第 星野誠一 その独特の用兵思想をさぐる いま注目されているアメリカ陸軍の教義から アメリカ陸軍の戦術
こに紹介していない号は在庫しておりません。 ぐ 978 年・ 7 月号〉 570 円 カラー折込 : チーフテン Mk コ / センチュリオン Mk コ 3 折込図 : AMX ・田 P 兵員装甲輸送車ロ絵 : チームスビリット円 78 最近のチーフテン AFV マニアのウォーゲーム特集 :AMX-IOP 大戦前のソビエト戦車 ぐ 978 年・ 8 月号〉 550 円 折込図 : AMX30 Ⅳ号 F 型駆逐戦車ロ絵 : ソビエトの戦闘車輛ドイ ツ AFV アルバム円 40 年代のイギリス重戦車特集 : AMX30 の最近の発 展型ドイツⅣ号駆逐戦車本文 : マルタ・一他 く 1976 年・月号〉 ぐ 978 年・ 9 月号〉 5 円 550 円 カラー図 : バレンタイン戦車折込図 : バレンタイン MK I ロ絵 : M 5 引 ロ絵 : 第 7 師団の開隊祭イタリアのカルロペローチェ特集 : 第 4 次 ドイツ N b. Fz. 重戦車特集 : バレンタインシリーズ M5 引シェリダン 中東戦争における戦闘車輛 I 号戦車の改造車裲本文 : イスラエルの 本文 : フォックス軽偵察装甲車他 新戦車メルカバを斬るロンメルとマンモス他 ぐ 976 年・貶月号〉 ぐ 978 年・ 10 月号〉 5 円 550 円 カラー図 : 38 ( t ) 改造車輛折込図 : 駆逐戦車へツツアー ロ絵 : イギリスの装輪装甲車バットンミュージアムで米独戦車戦九七 ロ絵 : 最近の イギリス陸軍 3 まい改造車輛と自走砲特集 . M 47 ジェネラル・バット 式中戦車特集 : 第 4 次中東戦争における戦闘車輛 T34 / 76 中戦車 ン駆逐戦車へツツアーと自走砲 本文 : SS 第一機甲師団アドルフ・ヒトラー他 ぐ 978 年・ 11 月号〉 580 円 ぐ 977 年・ 2 月号〉 530 円 折込図 :M113A ー装甲兵員輸送車ロ絵 : Bv. 206 雪上汎用車 AMX30 カラー図 : 特ニ式内火艇折込図 : M 48 A 3 戦車 ロ絵 : ドイツ A F V ア 53 年度富士火力演習イギリスの巡航戦車特集 : M 凵 3 装甲兵員輸 ・ルバム III 号突撃砲特集 : M48 中戦車バットン 特ニ式内火艇本文 送車 T34 / 85 と改造車本文 : イタリア機甲師団他 : 世界の列車砲他 09 / 8 年・貶月号 > 580 円 0 977 年・ 3 月号 > 530 円 折込図 : 九五式軽戦車ロ絵 : 各地の自衛隊イギリス陸軍の装備ソ . カラー図 : イギリス巡航戦車析込図 : レオバルト A - ーロ絵 : ドイ 連の装輪装甲車特集 . 円 80 年代の MBT 九五式軽戦車本文 : 戦車は ツ A F V ア丿レ / ヾムスコービオン特集 : レオ / レト I イギリス巡航戦 ミサイルにどう対抗するかポーランドの豆戦車他 - 車本文 : フランスの巡航戦車他 0979 年・一月号〉 0 977 年・ 4 月号〉 530 円 620 円 カラー折込 : Sdk fz. 7 牽引車折込図 : レオバルト 2 ロ絵 : 世界の カラー折込 : M 60 A ー折込図 : M 60 A 2 ロ絵 : イギリスのランドロ MICV 題名のない写真集ヘッツアー写真集特集 . ドイツ連邦共和国 ーバー特集 : M60 戦車シリーズ駆逐戦車ャークトティーガー本文 陸車九五式軽戦車本文 : キャタビラの幅と接地圧他 : ラインメタル 120mm 滑腔砲他 0 979 年・ 2 月号〉 0977 年・ 6 月号〉 600 円 530 円 ロ絵 : 西欧側の対空自走砲 M48 写真集 KV-I 重戦車特集 . ゾビエト カラー図 : 軽戦車ルクス折込図 : ルクスロ絵 : アメリカの自走砲 の装甲輸送車イギリス第 79 機甲師団本文 : 西ドイツの 57mm 砲護衛 架橋戦車特集 : アメリカの自走砲軽戦車ルクス本文 : 世界の工兵 戦車カデシュの戦い BMP 歩兵戦闘車他 用車輛日本の自走砲野戦対空火器の発達と現状他 0979 年・ 3 月号〉 ぐ 977 年・ 7 月号〉 530 円 600 円 ロ絵 : 60 式 106mm 自走無反動砲イギリス・ライン軍の演習 M 2 / カラー図 : イギリス巡航戦車折込図 : 対空戦車ゲバルトロ絵 : サラ M 3 / M 5 軽戦車ドイツ A F V アルバム特集 : ソビエト地上軍ドイ ・セン装輪装甲車ー KV - 引駆逐戦車対空戦車ゲパルト特集 . KV- ツ対空戦車本文 : 80 年代戦車のめざすもの他 引駆逐戦車イギリス巡航戦車本文 : チェコ陸軍戦車小史他 く 1979 年・ 4 月号 > 0977 年・い月号 > 550 円 600 円 ロ絵 :XM—I 試作車 c し GP カッパーヘッドイギリス砲兵隊の装備 ・折込図 : 引式戦車 K87 ロ絵 : ビカーズ MK. し一一 MK. 3 戦車 LVTP-7 第 2 次大戦のアメリカ装輪装甲車特集 : FV432 シリーズドイツ第幻 . 水陸両用 APC スイス陸軍の機甲部隊 イギリスの特殊戦車特集 . 引 機甲師団本文 : 中国人民解放軍とその装備他 式戦車 KB 重戦車シリーズ他 0977 年・ 12 月号〉 550 円 く 1979 年・ 5 月号〉 600 円 カラー図 : アラブ諸国の戦闘車輛折込図 : RSO トラクター 折込図 : 号」 / L / M 型戦車ロ絵 : AMX30 のファミリーモワク ロ絵 : ガ マ・ゴートトラックシアーマンインアクション特集 : アラブの陸軍 社の装甲戦闘車輛海兵隊の M48A 3 第 2 次大戦のイギリス対空戦車 ドイツ駆逐戦車工レファント本文 : x M- ー他 海軍陸戦車の装甲車特集 : ワルシャワ条約統一軍ドイツⅢ号戦車 く 1979 年・ 6 月号〉 く 1978 年・ 2 月号〉 550 円 600 円 特集 . 今日のアメリカ陸軍い ) ドイツの突撃泡ロ絵 : 第に師団創立 カラー図 : ナスホルン / フンメル析込図 : 九七式中戦車ロ絵 : M60 第 V622 アルビス・ストールワート特集 . フランス AMX- ロ軽戦車ナ 記念祭の車輛アメリカ陸軍の現用車輛日本陸車九七式軽装甲車ソ ビエト戦車インアクション本文 : 日本陸車の装甲列車 ( 上 ) スホルン / フンメル本文 : フランス陸車の間題点他 6 円 く 1979 年・ 7 月号〉 ぐ 978 年・ 3 月号〉 550 円 特集 . Strv. 103 戦車クルスクの戦い口絵 : 第 6 師団の創立記念祭 カラービンナップ : M 60A ー折込図 : M 5 軽戦車ロ絵 : スコービオ 東富士の海兵隊キャンプ公開最近のスイス陸軍第 2 次大戦のイギリ ン軽戦車ベトナムにおけるアメリカ軍現代のスエーデン陸軍大戦 ス装甲車ドイツ AFV アルバム本文 : 日本陸車の装甲列車 ( 下 ) 前の日本の戦車 , 特集 : APC マルダー M3 / M5 軽戦車 q979 年・ 8 月号〉 ぐ 978 年・ 4 月号〉 550 円 600 円 特集 . アメリカ陸軍 ( 2 ) 駆逐戦車ャークトバンター カラービンナップ : 74 式戦車析込図ドイツ牽引車ロ絵 : ベトナム ロ絵 : 北ョーロ ッパの雪上車輛北アフリカのイタリア軍車ドイツ AFV アルバム におけるアメリカ軍式戦車の迷彩塗装イギリスの特殊戦車特集 本文 : アメリカ陸車装備車輛データ表油気圧式サスペンションは ? : 74 式戦車ドイツ牽引車本文 : ペールをぬいだ T 72 他 ぐ 979 年・ 9 月号〉 く 1978 年・ 5 月号〉 550 円 620 円 特集 : 装甲偵察車ルクスパットンとアメリカ第 3 軍カラースペシャ カラー図 : 74 式戦車析込図 : 74 式戦車ロ絵 :XM ー実用化へ近ずく ル : 陸自第に師団の立体演習部隊配備されたレオバルト 2 ロ絵 : M60 ストライカードイツ車に使われたフランス車輛特集 : 74 戦車大戦 前のソビエト戦車本文 : 上陸車 LVA 他 A ーのディテールイギリス工兵隊の装備車輛アメリカ第 3 軍の A F V 0979 年・加月号〉 600 円 ぐ 978 年・ 6 月号〉 550 円 特集 : アメリカの揚陸戦車Ⅳ号戦車短砲身シリーズカラースペシャ 折込図 : センチュリオン MK. ロⅣ号 H 型戦車 ロ絵 : 富士教導団戦車 ル : 最近のカナダ軍 AFV 第師団の夜間演習ロ絵 : LVT-P7/LVT- 大隊のマーキングフランスの A M L' ヾナール T 62 戦車特集 : セン P5 フランスの装輸装甲車戦うソビエト軍 AFV イギリスの装輪車 チュリオン戦車ドイツⅣ号 H / J 型 桶本文 : メルカヴァの正体は ? 他 。・上記のバッ、クナンパーをご希望の方は : 、ご要望の号数を明記して現金書留か定額小為替にてご注文下 さいよ送料は一部 45 円に 2 部 65 円 , - 3 部 85 円ですよ、なおックナシバは予約購読扱いにはなりません ので、。両方を同時に申し込まれるときはい注文書 , 送料などを分けてご注文下さい 9 PANZER バックナンノト 、サンテーアト社、′ヾンツアー・ / 、ツクナンン、一係 〒い 2 東京都文京区水道い・一 41 ヨ 6 プチメゾン 2 田 88
S. ARMY Schneider 0 を 0 住 00 は考えられないくらいきびしく、激しい。 これは、世界政策といったものがない日本の自衛隊で きな影響を受ける。 教義ーの原則も地上軍の形態や編成も、時代によって大 の経済情勢、世論、政治情勢などによってドクトソン一 アメリカ陸軍は、世界最強の戦力を誇るとはいえ、そ く大変更になったアメリカ陸軍の戦術 シムファイアをつけて射撃演習中の M 60 A 1 。いせんと してアメリカ戦車の主力として配備されているが、今後 次第に M60A 3 に改変され、さらに 80 年代後半には M ー 1 と交代か予定されている。 るのに注意 赤外線 / 白色光サーチライトをつけてい や障害物の除去などを行う。臼砲の上に た戦闘工兵車輛で、最前線において排土 M728 工兵作業車。 M60A 1 戦車を改造し 団数、戦車の保有台数はもちろん、火砲や航空機の数で ヨーロッパでは、ワルシャワ条約機構軍のはうが、師 らないといった具合である。 局地戦のパターンもよく研究して備えておかなくてはな くてはならない。また一方では、ベトナム戦後の新しい を念頭において、兵器の調達や配備、訓練などを行わな は、 NATO との関係もあって常にヨーロッパでの地上戦 例えば、ワルシャワ条約機構軍の増強や動きに対して Ⅳ Schneider
ニュース ランス戦場支援ミサイル ◆ T 72 , チーフテンなど 中東への武器供与ますます盛ん 8 月 15 日 , アメリカ情報筋は , シ リアに対してソ連がいよいよ T72 の 供与をはじめたと語った。 T72 はすでにシリア国内に運びこ まれており , 150 ~ 200 人ていどのシ リア人技術要員がモスクワ近郊で訓 練されているという。 一方 , M60A 3 を 300 輛購入する と報導されていたヨルダンは , この 話をとりやめ , 代りにイギリスから チーフテンを購入すると発表した。 ヨルダンは , 従来軍事的にはアメリ 力に全面的に依存していたが , 中東 和平交渉への不満からアメリカ離れ アメリカ製の T 0 W は N A T 0 諸国 軍は砲とミサイルのコンビを望んで を示したものと観測されている。 を含めた大ベスト・セラーとなり , いるが , コスト高とイギリス兵器工 のチーフテンは , イギリスがイラン 業界の圧力により , イラン向けに製 おかげで価格がぐんと安くなった。 用に用意していたものだが , イラン そのため , ャグアルには含まれてい 作された自走レイヒ。ア対空ミサイル の政変に続く関係悪化のため , ヨル ダンにまわったというのは公然の秘 ない夜間サイトを追加しても , TO と車載型フ・ローパイプの組合わせが W 搭載車の価格の方がまだ安いとい 最有力視されている。一時うわささ 密である。 うことになったもの。 そのイランは , 政変後いったん全 れていた C A 1 カエサル ( ゲパルト すでにヤグアル 2 輛を改造して T 面破棄まで進んだアメリカからの武 のオランダ型 ) の購入は価格の面か OW を装備した試験車がテストを受 器購入について , 最近再び交渉を開 ら見送りとなり , またアメリカの D けていて , 一説によれば 160 輛以上 始した。中近東をめぐる武器のやり I v A D s は価格はともかく , 配備 が生産されるかもしれないというこ 時期が軍側の希望する 80 年代はじめ とりはますます盛んなようだ。 とである。 に間に合わないため , 旗色は亜い ・一ン、 0 ◆アメリカ陸軍が アメリカ陸軍で , TOW 対戦車ミ 新型の地雷探知機を開発へ アメリカ陸軍の機動装備研究開発 サイルの評価が上っている。 司令部 (M E R A D C 0 M) は , 車 研究は , 第 1 騎兵師団と第 2 機甲 輛に搭載できる新型の地雷探知機の 師団を使った 80 年代型機甲師団洋 開発にかかった。 の編成実験の一環として進められ , 装置は車輛搭載地雷探知システム M113A P C にランチャーを載せた とよばれ , 極超短波を使用したもの。 自走型が用いられている。編成は 36 車輛の前端につけられたセンサーの 輛 , 3 コ中隊の、 TOW 軽対戦車大 S L U A のプロトタイプ 隊洋と , 12 輛 1 コ中隊を戦車大隊に ヘッドから音波が発振され , 地雷を 編入したタイフ。が並行して検討され 発見するとアラームが鳴り , 車内の ◆ャグアルの新型が生産か ている。いずれの場合でも , 研究の ディスプレイには位置が正確に表示 西ドイツのラケーテン・ヤークト される。地雷は金属性 , フ。ラスチッ パンツアー・ヤグアルは , S S 11 対 結果によると , T 0 W は戦車よりも 戦場で生き残れる割合が高く , また ク地雷にかかわらず探知でき , 幅 戦車ミサイルを積んだ前型を改良し 撃破能力も戦車より強力で , シミュ て , ミサイルを HOT に換装した新 3.3 の地帯を時速約 13 で走るこ レーションの結果 T 0 W 1 基につき とができるというもの。 1 号機は来 型だが , 今度はアメリカ製の TOW 戦車 5.27 輛の撃破を記録した例もあ 年 1 月に引渡され , 契約には実験用 対戦車ミサイルを積む新型が現われ ったという。具体的な編成はまだ決 8 機の生産が含まれているという。 た。ャグアルはすでに量産体制に入 定していないが , M9011 TV ( 改 ◆イギリスの前線防空兵器選定へ っており , 一部は陸軍へ配備されは 良型の自走式 TOW ) の生産も順調 イギリス陸軍が前線防空用の自走 じめているが , どこでも悩みのタネ で , T OW がこれまで以上に重要視 式対空兵器の選定を進めている。陸 になるのがコストの問題。ところが 110 ◆自走 T O W の評価さらに上る
Has わ ~ たれ々ル 0 ド〃加 ? 80 年代戦車のめ。すもの軽戦庫 軽戦車い消、 つつあるとも考えられる。 M551 シェリダン軽戦車が退役し , スクラップにまわ そういえば , いま各国がさかんに 1980 年代の主力戦車 されるという。シェリダンは 7039 系アルミ合金装甲の車 (MBT) の開発を進めているのに , それとともに行動す 体 , 152 砲 / ミサイル・ランチャーの主武装など , 数々 るはずの軽戦車の開発についてはほとんど聞かれない。 の点で革新的な軽戦車だったが , そのユニークさがかえ 軽戦車というジャンルは世界的に消え去りつつあるのだ って兵器としての寿命を縮めたともいえよう。引退の直 ろうか。そうだとしたら理由は何か。今回はそれを考え 接の理由となったのは , 信頼性上の欠陥とコスト高だっ てみたい。 たようだ。 しかし , シェリダンの引退を単にひとつの戦車の開発 重戦車が先に滅びた の失敗とみるべきではない。なぜなら , アメリカ陸軍は 現代では MBT の思想が支配的だが , 同時にわれわれ 知られている限りではシェリダンの後継となるべき軽戦 は戦車を重戦車 , 中戦車 , 軽戦車の 3 つに区分する方法 車の開発を行っていないからだ。アメリカ陸軍の兵器体 も用いており , この 3 分法はとくに昔の戦車をみるとぎ 系のなかから , 軽戦車というひとつのジャンルが消滅し には有効だ。しかしこの 3 分 法は , 一般に言葉として通用 しているほど , 実際に普遍的 なものではない。 3 分法にしたがったいちば んはっきりした例は , アメリ カ陸軍の第 2 次大戦終了直後 の戦車開発だろう。このとぎ は軽戦車 T41 , 中戦車 T42 , 重戦車 T43 がトリオで開発さ れている。ご存知のように T41 は M41 ウォーカー・フ・ル ドッグとしてすんなり完成し たが , T42 は朝鮮戦争の勃発 でコスを曲げられ , 結局 M 26 パーシングと折衷されて M 47 パットンとして実現した。 なお大戦中に重戦車として開 アメリカの戦後派トリオ。左から T41 中戦車 , T43 重戦車 , T41 軽戦車。後方は M48 中戦車
自衛隊が採用予定の攻撃へリと装輪装甲車 \EIV IVIIEELEI) ⅧⅧⅧⅧ CAII 財 ATTACK IIILIC()PTEII ()F JGSI)F ま学寺写 / すでにお伝えしているとおり、陸上 自衛隊では初めての攻撃へリと装輪 装甲車の採用を予定しているが、そ の両者がこのほど実用テストのため に富士教導団に送られてきた。攻撃 ヘリはアメリカ陸軍ですでに使われ ているべノレ A H Q ヒューイ・コプ 第をプこ第第物 ラで、 7 月に日本に到着、のち明野 でテストを行っていたのが移動して きたもの。胴体両側のノくイロンに T 0 W の 4 連装ランチャーが装備され ている。また装輪装甲車は、 6 月号 のトピックスでお伝えしたとおり、 小松製作所が開発を担当し、指揮・ 通信車と偵察・警戒車の 2 種類が試 作されており、双方とも 6 X 6 、部 品の 80 % を共通イヒされたファミリ 車になっている。写真の車体は指揮 ・通信車のプロトタイプで、後部キ ャビンの天井が高くなって、その前 端にはに .7mm 用と思われる機銃架が つけられている JG ・ 340 い 自し Photos by Panzerph0t0
シナイ半島において訓練中のイスラエル軍の M5 。装甲指揮車に改造されたものて、各種波長 の無線アンテナか林立し、配下部隊とさかんに連絡をとっている。第 4 次中東戦争直前に撮影 この結果、前期県に比 用試験と評価のために購入した : ハーフ・トラック ( HaIf Track ) とは、文字 これをベース 較して P 17 は卓越した性能を示したので、 どおり走行装置の半分がキャタヒ。ラ ( 英語ではト に自国製の , 、一フ・トラックの製作を決定した ラック Track という。キャタヒ ' ラは商品名 ) にな アメリカ製ハーフ・トラックの第 1 号は、 1932 年 12 月、 っている車輛のこと。日本語には半装軌車と訳さ 民間車メーカーであるロチェスターーのジェイムズ・カニ れ、装軌車 (Tracked vehicle) 、装輪車 (Whe べースに改修卑 ンガム親子社が、カニンなム県自動車を eled VehicIe) と区別される。 ケグレス走行装置をとリつけて完成したオーープン・トッ ☆開発経過 この車輛は兵器局によリ偵察車として実 フの車だった ハーフ・トラックと命名された 用試験か行われ、 T 1 1925 年、陸軍省兵器局はフランスの自動車メーカー T 1 に続いて、 T 1 E 1 、 T 1 E 2 、 T 1 E 3 の各改 シトローーエン社か 1911 年にアレキサンダー・ケグレスと 修型か 1933 年から 35 年の間にイリノイ州ロック・アイラ 共同で開発したシトローエン・ケグレス県 , 、一フ・トラ 1933 年製の T 1 E 1 は 33 ンド陸軍造兵処で製作された ック 2 輛を 75mm カノン砲の牽引車として購入し、メリー 両製作され、後部走行装置は改修顰ケクレス懸架方式、 ランド州アバティーン陸軍車輛実験場て実用試験を開始 武装には M 1918 7.62mm 機関銧 3 丁を搭載した。このうち これがアメリカ陸軍の , 、一フ・トラックの出発点 T 1 E 2 はジョイント式コム履帯を、 T 1 E 3 は T 1 E 2 にコイル・スフリングを用いたリア・ポキー機構を持 1931 年 5 月、兵器局は改良型シトローエン・ケグレス p 17 , 、一フ・トラックを牽引車に採用するつもリて、実