ワルシャワ条約 - みる会図書館


検索対象: PANZER 1979年5月号
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1. PANZER 1979年5月号

0 ポーランド軍の T55B 戦車。東ドイツ軍は他のワ ルシャワ諸国と違い、戦車、自動車化師団ともソ ビエト類似の編成をとっている。 lnterconair ヨーロッパ駐留ソビエト軍の T62 戦車。在欧ソビエト軍は最良の装備を誇り、 ワルシャワ条約国軍では唯ひとつ攻勢をとれる打撃力を持っている。戦車も現 在 T72 の配備が急速に進行しつつある。 ln terconair NATO 軍と対峙する東ョーロッパの統一機構軍 ワルシャワ条約統一軍 川井幸雄 国は、東ョーロッパにおけるソビエトの行動に大きな脅 ワルシャワ条約軍の創設 威を受け、これに対する集団安全保障のために、北大西 1945 年 4 月、ドイツ第 3 帝国の首都ベルリンを攻略し、 洋条約機構 (North Atrantic Treaty ()rganisation さらにエルべ川においてアメリカ・イギリス連合軍と手 = NATO ) の設置を決め、さらに 1950 年 5 月のロンドン をつないだソビエト軍は、ドイツ国土を東西に 2 分する における N A T O 理事会では、国際軍の性格を備えた共 とともに、大戦後アメリカ、イギリス、フランスが軍備 同防衛機構であるヨーロッパ連合軍 ( ふつう N A T O 統 を縮少したのに対して、反対に東ヨーロッパに駐留する 合軍または N A T O 軍 ) の編成が決議された。 ソビエト軍を増強し、さらに大戦中に占領したポーラン 一方、ソビエトでは西欧側のこの処置に対抗するため ド、チェコスロパキア、ルーマニア、プルがリア、ハン ワルシャワにおいて、ソビエトを中心、とし、東ヨーロッ がリーなどにソビエト型の人民軍を作った。 パ諸国軍を統一した機構を作る条約を結んだ。この結果 また、アルバニアに対する軍事援助、そして 1949 年 10 生まれたのが N A T O 軍の東欧版ともいえるワルシャワ 月には、東ドイツのソ連占領地区に東ドイツ民主共和国 条約統一軍 ( 略して WP 統一軍、正式には東ョーロッパ を創設するなど、東ョーロッパ諸国の衛星国化と軍備の 統一軍 ) である。 拡張を行った。 1955 年 5 月 14 日、ポーランドの首府ワルシャワで結ば これに対して、大戦後の休養と経済の復興のために軍 れたこの条約は一般にワルシャワ条約 ( Wars aw pac t 備を大巾に縮少しつつあったアメリカと西ョーロッパ諸 : 略 WP ) と呼ばれ、主な条文は第 1 ~ 11 条からなり、

2. PANZER 1979年5月号

1955 年 6 月 5 日に発効した。この条約にもとずき、東ョ ーロッパの集団安全保証機構として WP 統一軍の編成が うたわれ、第 5 条では、、締結国は、締結諸国の兵力の統 一軍司令部の設置に同意した。これらの兵力は共同で定 めた諸原則にもとずいて行動するこの司令部の統轄下に 締結国間の協定にしたがって提供されるものとする。締 結国はまた、予想される侵略に対してその人民の平和的 労働を保護し、その国境および領土の不可侵性を確保し、 かっ防衛を保障するために、その防衛力の強化に必要な 措置を講するものとする ' ' と明示されている。 この条文にしたがって、最初の WP 統一軍総司令部は モスクワに設置され、初代の総司令官は、独ソ戦の英雄 であるイワン・コーネフ元帥が就任した。また、この条 約は 20 年を有効期間とし、失効年の一年前に、ポーラン ド人民共和国政府に対して特別に申入れを行わなければ、 条約は自動的にさらに 10 年間効力を持つものとされてい る。さらに条約は、全ョーロッパ諸国が加わる集団安全 保障体制が樹立され、この目的が集団安全保障に関する 全ヨーロッパ条約が締結された場合には、その条約発効 の日よりその効力は失われるとされている。 ワルシャワ条約軍の機構 1956 年 3 月 21 日、モスクワに設置されたワルシャワ条 約統一軍総司令部の主任務は、、、ワルシャワ条約機構の防 衛体制を強化し、戦時の場合には作戦行動計画を立案し て、軍の展開に関する決定を行う ' 、とされており、 1969 年には軍事機構に若干の改編が行われ、ソビエトを除く 各諸国軍の国防相は条約機構の最高機関である政治諮問 委員会から除外され、統一軍総司令官に直属することに lnterconair なった 、いドをいを、 東ドイツ軍の Z3U23- 4 対空砲車。内部を点検している珍らしい シーンで、車体上面にはられた対空防禦のための装甲板の様子がよ くわかる。 厄「 ( onai 「 ポーランド軍の T55 戦車。ワルシャワ条約国軍の主力戦車として配 備されており、装備の近代化も若千行われているのでここ当分の間 は新型戦車にとって代られることはなさそうだ。

3. PANZER 1979年5月号

ワノレシャワ条約加盟国の位置 ス . 工ーテ・ン 0 0 0 9 モスクワ ーク テ・ン - ~ ( こ 1 ソビエト連邦 イキリス ・、丿しリン 0 ワルシャワ 0 フンド ガい・一 民主共和国、 チェコスロ / 、キア フラ / 、 し . トイツ 連邦共和国 オーストリア フタへスト フランス フ - カレスト パンカリ 0 プルカリア - ユ - ーコースラヒア 0 イタリア ソフィア アノレ / ヾニア / そして , 各国の国防相は最高軍事機関である国防相会 略ロケット軍の一部に限られているということになる。 議を構成し , また , 軍政事項は統一軍総司令部と各諸国 最初 , ワルシャワ条約機構の加盟国は , ソビエト連邦 , 軍の総司令官で構成される軍事評議会が担当する。この ポランド , チェコスロパキア , ハンガリ プルガリ 評議会は , 平時においては条約機構において決定された ァ , アルスニア , ルーマニアおよび東ドイツの 8 カ国で 事項を各国の軍に対して指示することと , 逆に各国軍の あったが , 1968 年 9 月 , アルスニアはソ連・東ョーロッ 軍事問題を総司令官に伝達する役割も持っている。すな ハ 5 カ国のチェコスロパキアへの進攻を理由に この条 わち WP 軍の組織は , ソビエト軍の場合と同様に国防相 約機構から脱退した。 に作戦指導権があり , とくに平時においては軍司令官は 各国軍の現状 軍政官的な色彩が強い 0 統一軍総司令部の下には , ソビエトおよび各国軍から 東ヨーロッパのソヒ工ト地上軍 派遣された将官級の作戦連絡将校によって統一軍の参謀 本鄙を構成し , 統一軍総司令官と総参謀長のポストはソ 3 月号でソビエト地上軍の編成・装備について紹介し ビエト軍の将官が任命され , またその他の重要な部門も たことと重複するが , 現在 , ワルシャワ統一軍司令部の ソビエト軍の高級将校によって占められている。 直轄部隊とされている東ョーロッパに駐留するソビエト 統一軍は条約の第 5 条によって , 統一軍総司令部の下 地上軍は , 何といっても WP 統一軍の主力を形成してい にソビエトおよび各国軍から必要な兵力を提供されるこ るので , あえて解説を試みたい。 とになっているが , 平時においては , 各国軍はその指揮 東ドイツ , ポーランド , ハンガリーおよびチェコスロ 下になく , 必要な場合にはじめて総司令部の指揮権がこ スキアなどのヨーロッパ正面には 31 コ師団 ( うち戦車師 れらの軍におよぶことになっている。しかし必要な場合 団 16 コ ) が配備されている。そのうち最も強力なのは東 というのは , 必ずしも戦時態勢を意味せす , 戦時の各国 ドイツに駐留する軍集団で , 司令部はベルリン近郊のビ 軍に対する指揮権はソビエト国防軍最高司令部にあるか ュンスドルフにあり , 10 コ自動車化 ( 狙撃 ) 師団および ら , この司令部の指示があってはじめて wp 軍総司令部 10 コ戦車師団からなる 3 コ機械化軍 , 2 コ戦車軍および は各国軍に対する指揮権を発動することができる。 総司令部予備などで編成されている。 したがって , ふつう WP 軍総司令部の指揮下にあるの またポーランドのレグニツアに司令部をおく北部軍集 は , 在ョーロッパのソビエト地上軍 , 戦術空軍および戦 団司令部の指揮下には 2 コ戦車師団があり , 戦時にはポ トノレコ 0 キリシャ 8

4. PANZER 1979年5月号

昭和 50 年 9 月 30 日国鉄首都特別扱承認雑誌第 3570 号昭和引年 8 月に日第三種郵便物認可 ( 毎月一回一日発行 ) 昭和 54 年 5 月一日発行 5 月号第 47 号 PANZER GROUND FORCES OF WARSAW PACT ・ GERMAN ワルシャワ条約統軍 Ⅲ号 J / L / M 型戦車 海軍陸戦隊の装甲車 b0 年代戦車の目指すものく 2 〉 PZ. Ⅲ AUSFS. J/L/M ・ M48A3 TANK OF USMC M り / 1979 / No. 47

5. PANZER 1979年5月号

委員会の樹立 , 統一臨時政府を経てポーランド人民共和 とともに北部方面軍としてワルシャワ統一軍の指揮下に 国が誕生し , 並行してロコソフスキー元帥の指導下にソ 入る。またこの場合 , 陸軍総司令部予備となるものに 連軍制を参考にしたポーランド人民軍が再建された。 1 コ自動車化師団 , 1 コ空挺師団 , 1 コ水陸両用師団お 現在 , ポーランド人民軍は義務兵役制 ( 徴兵 ) で , 陸 よび 1 コ重地対地戦術ミサイル旅団などがある。 軍の地上軍兵力は 222 , 000 名 , 3 コ軍管区 , 15 コ師団 ( 8 チェコスロパキア陸軍 コ自動車化師団 , 5 コ戦車師団 , 1 コ空挺師団 , 1 コ水 陸両用師団 ) , 4 コ地対地戦術ミサイル旅団 , 3 コ砲兵 第 2 次大戦前の 1938 年 , チェコスロスキアはドイツと 旅団 , 1 コ砲兵連隊 , 6 コ高射砲兵連隊および 3 コ対戦 ハンガリーに分割されていたが , 1945 年 3 月 , 第 1 ~ 第 車連隊からなり , 戦時には 2 コ機械化軍と 1 コ戦車軍が 4 ウクライナ方面軍によって解放された。戦後は一時 , 編成され , ソ連・ポーランド相互援助条約にもとすいて 親米・政府が樹立されたが , 1948 年の 2 月事件を機会 ポーランド西部地区に駐留するソビエトの 2 コ戦車師団 に共産党を中心とする人民政府の誕生とともに , 1950 年 政治諮問委員会 ワルシャワ條約統一軍の組織 雪原て訓練中 の在ヨーロッ パ・ソビエト 軍の T54 戦車 とスキーをは いた歩兵 兵器技術調査 委員会 外務委員会 統合書記局 国防相会議 軍事委員会 ソ連国防省 ソ連参謀 ワ蚣 2 各国在ソ連 軍事顧問団 国省 各 防 約 條国 ワルシャワ統一軍 参謀本部 軍事評議会 在東部ョーロッパ ソ連軍 在中部ョーロッパ ソ連軍 ホーランド軍 チェコスロパキア軍 東ドイツ軍 ー軍 ハンガリ プルカリア軍 ーマニア軍 丿レ

6. PANZER 1979年5月号

って志願兵制から徴兵制に移行し , プロシア陸軍の伝統 を継承する精強な人民軍が造り上げられた。 陸軍は 89 , 000 名 , 北部軍団 ( 司令部はノイプランデン フ・ルク ) と南部軍団 ( ライプチヒ ) よりなり , 主力は 4 コ自動車化師団 , 2 コ戦車師団 , 2 コ重地対地戦術ミサ イル旅団 , 2 コ砲兵連隊 , 2 コ対戦車大隊および 1 コ空 挺大隊で , 2 つの軍団は , それそれ 2 コ自動車化師団 , 1 コ戦車師団 , 1 コ重地対地戦術ミサイル旅団 , 1 コ砲 兵連隊 , 1 コ高射砲連隊 , 1 コ対戦車大隊および軍団兵 站管理部隊で編成され , すべてソビエト式の編成を採用 している。 東ドイツは , 1968 年のチェコスロスキア事件に派兵以 来 , 1975 年のソ連・東ドイツ友好協力相互援助条約によ る出動義務によって , アフリカ南西部のアンゴラ人民共 和国とモザンビーク人民共和国に軍事顧問団を派遣し , ワルシャワ条約軍では最も重要な役割を担っており , ま た東ドイツ軍だけはドイツに駐留するソビエトの軍集団 司令部の指揮・統制下にあるといわれている。 東ドイツ陸軍の主要装備は , 2590 禰の T54 / 55 戦車 , 120 輛の p T76 軽戦車 , 1500 輛の BMP 戦闘兵車 , BT R50P, BTR60P および BTR152 装甲兵車 , 880 輛の 82E 迫撃砲 M37 を陣地に配置するソヒェト兵 B R D M 1 / 2 装甲偵察車およびハンガリー製 F U G 66 装甲偵察車 , 335 門の D30 122E 長榴弾砲および M1955 また , 西ドイツ国防軍の NATO 軍への編入に対抗す 122E カノン砲 , 100 門の M1954 130E カノン砲 , 72 門の るため , 人民軍をワルシャワ条約統一軍に編入すること M1955 ( D2 の 152E 榴弾砲 , 250 門の M1943 120m 重迫 が決定された。 撃砲 , 108 基の B M21 多連装 210E , RM70 多連装 122E 新編成の人民軍の兵力は , 陸・海・空軍を合わせて 120 , 000 名であり , その後ソビエトの要求で 90 , 000 名に ロケット発射機 , 24 基のフロッグ 7 および 16 基のスカッ 縮少したが , 1961 年 9 月 , ドイツ民主共和国々防法によ ( 71 ヘーシへ区 ' ) 改編予定の東ドイツ陸軍の戦車師団の編成 ( 推定 ) 師団司令部 機甲偵察大隊 師団砲兵 戦車連隊 司令部中隊 戦車連隊 理 管隊 部 令中 一口 自動車化 連 隊 司令部 通信大隊 工兵大隊 戦車連隊 交通統制 大隊 化学戦防護 大隊 補給・輸送 大 隊 観測中隊 砲兵連隊 整備大隊 ロケット砲兵 大隊 高射砲連隊 地対地ミサイル 大

7. PANZER 1979年5月号

剛 1 PTS-M 両用兵車 : / 、ンガリエ兵隊の架橋訓練に参加し たときの光景で、赤十字の旗を立てているところから支援 用として参加したものらしい。 PTS-M は上陸作戦用の車 輛で、後部の広いキャビンは長さ 8 、巾 2.6 のもあり、後 部にはランプがあって小型車輛や火砲などの積みおろしも 可能になっている。遠方にならんでいる車輛は架橋ポンツ ーンを運ぶ」 AA S214 トラック。 PTS-M landing vehicle of Hungarian Engineering T 「 00 店 under drill of bridge laying. Uniph0topress B T R 50 P 装甲兵車 : ハンガリーにおいて演習中のソビ 工ト在東ヨーロッパ軍の車体で、 / 、ツチ類をすべて閉ざ して戦闘状態で進んでいるところ。ソビエト軍では B M P ー / 2 の配備が急速に進んでいるが、ワルシャワ条約国 軍ではこの車体が A P C の主力となっている。車体後部 の一段低くなっているところが機関室で、その上には予 備燃料タンクが装着されている言チェコ製の 0 〒 62 をふ くめて 7 種類のバリエーションがある。 BTR50P APCs 0 「 Russian Ground Force Eu 「 0Pら during exercise at Hungaryv

8. PANZER 1979年5月号

車体は比較的新型だが、 = ロケット・ランチャーはⅡ、 5 40 連裝の = 。 B M21 自走ロケット、ランチャー 在来型式のもので、一車体が 8 X 8 の機動性の高いものになり、一斉射分のロケット弾もつめるように なっている。写真は円 72 年 9 月のプラ / 、における / くレードのときの光景で、運転台のドアに画かれた 丸に三色のマークがチェコ軍の標識。ロケット弾の装境はランチャーを旋回させて砲尾から行う。 BM21 rocket gun boa 「 d on Czeck made TA A813 self-propelled launcher, at Plague, sept. 1972. Unipho topress B M21 搭載ロケット砲の射撃 . シー ルド 72 演習におい ~ てⅡ .5am ロケッ ト弾を発射する日 M 幻自走ランチャ ー。伝統的にロケット砲を重視する ソビエト軍の影響から、ワルシャワ 条約国軍はいすれも連隊単位のロケ ット砲部隊を持っている。車体はチ ェコ製の T A T R A 田 3 を改造したも ので、ランチャーを左方に向けて連 続射撃直前の光景。 Firing of BM21 11.5- cm. rocket guns durin g exercise 、 ShieId ワ 2 ′ .

9. PANZER 1979年5月号

射撃準備中の BM-21 ロケ ット・ランチ ャー。兵はガ スマスクをつ けているのに 注意 隊 , ロケット砲兵大隊 , 対戦車ミサイル大隊 , 高射砲大 ったと予想されている。 隊 , 機甲偵察中隊 , 工兵大隊 , 通信大隊 , 衛生大隊 , 補 その編成は連隊本部 , 本部・管理中隊 , 機甲偵察中隊 , 給輪送大隊 , 化学戦防護中隊および後方勤務隊からなり 対空中隊 , 通信中隊 , 工兵中隊 , 化学戦防護中隊 , 整備 推定兵力は 9000 ~ 10 , 000 名であり , 主要装備はソビエト 中隊などの支援・兵站管理部隊の強化や , 3 コの戦車大 . 地上軍の戦車師団に近いものと思われる。 隊の打撃力をじゅうぶんに発揮させるため 1 コ自動車化 ( 1 ) 戦車連隊 : 師団の主力である戦車連隊は , 連隊本 中隊が増強されたのではないかと判断されている。その 部 , 本部・管理中隊 , 通信中隊 , 機甲偵察中隊 , 対空中 結果 , 戦車連隊の主要装備は 6 輛の z SU57 ー 2 , 4 輛 隊 , 工兵中隊 , 化学戦防護中隊 , 3 コ戦車大隊 , 1 コ自 の Z S U23 ー 4 , 7 輛の B R DM 2 / S A 7 対空ミサイ 動車化中隊 , 輸送中隊および整備中隊からなり , 主要装 ル搭載車 , 4 輛の B R DM 2 / S A 9 対空ミサイル搭載 備は 6 輛の Z S U57 ー 2 , 4 輛の Z S U23 ー 4 , 6 輛の P 車 , 3 輛の PT76, 95 輛の T54 / 55 , 10 輛の BMP 1 , T76 , 95 輛の T54 / 55 , 3 輛の BRDM1/2rkh, 6 23 輛の BRDMI および多数の BTR60P または装輪車 の B T R 50 P , 16 輛の B T R 60 P , 10 輛の B M P 1 , 輛を持っていると推定されている。 1 輛の T54 / MTU 戦車橋 6 輛の戦車回収車および多 このようにワルシャワ条約統一軍の主力であるソビエ 数の装輪車輛を持っている ト地上軍と東ドイツ陸軍は , N A T 0 統合軍と隣接する 他のワルシャワ統一軍の連隊に比べて編成が少し異って 位置にあるので , 国境付近には装備の強化と改編が行な おり , 連隊本部 , 本部中隊 , 対空中隊 , 通信中隊 , 整備 われた精鋭部隊を配置していると予想されるが , 他の東 中隊 , 輸送中隊 , 装甲偵察小隊 , 工兵小隊 , 化学戦防護 ョーロッパ諸国軍は編成・装備の面から推定して , NA 小隊および 3 コ戦車大隊からなると一般に認められてい T 0 統合軍に対する攻勢の場合でも第 1 線級の戦闘部隊 るが , 最近 , 西ドイツ連邦軍の機甲師団の戦力増強に合 として投入されることはないと考えられる。 わせて増強に着手し , 戦車師団および戦車連隊はソビエ ト地上軍の第 1 級戦闘体制の師団および連隊と同じにな 砲兵中隊 ( ソ連の一例 ) 0 砲兵小隊 砲兵小隊 中隊本部 管理班 M 円 73 X 3 M 円 73 X 3 75

10. PANZER 1979年5月号

語り合うワルシャワ諸国軍の将校達。演習の合い間の スナップで、うしろにみえるのは BTR60 装甲兵車。 上陸演習中のソビエト海兵隊。水上航行をしているのは B T R 60 装 甲兵車、揚陸艦は級で、前甲板上には援護射撃のためのロケ ット・ランチャーを装備している。