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検索対象: サッカーダイジェスト 2016年10月13日号
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1. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

小林祐希 S い [ ルーツ探訪 ] サムライ回顧録竈解← Yuki KOBAYSIII 有言実行の申し子 2016 年、日本代表テヒューと海外移籍を果たした小林祐希 ~ すべてをサッカーに懸け、ブレすに信した道を突き進む 負けん気の強い彼は、たゆまぬ努力で夢を現実に変えてきた。 そのサッカー人生は、「有言実行」という言葉が相応しい。 取材・文・加部究 ( スポーツライター ) 写真提供・スポーツビズ、東京ヴェルディ 39 嫐 ヘーレンフェン 日本代表 / MF 東京都東村山市

2. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

点 ハランチコンビの 32 歳とべテランの域に入った長谷部は最終予選でミスが散見され、遠藤保仁の後釜も固定できずにいる。 世代交代は必要か ? 日本をワールドカップへと導くボランチコンビの最適解について考察した。 軸は誰 ? ポールを奪える遠藤が日本の課題を解決する ( スポーツライター ) この遠藤と組ませたいのがべテ 日本代表にとって、ボランチは ランの長谷部。運動量に不安はあ 課題のポジションのひとっとされ るものの、その経験値と統率力は る。もちろん、それはボランチに 捨てがたい。というのも U A E 戦 限った問題ではないが、 SB が常 の敗戦で指揮官の求心力が低下し に攻撃に関与することが前提とな 、「ピッチ上の監督」という っているため、逆襲をけた時に べき存在がチームには欠かせない ボランチが広いエリアをカバーし なければならないからだ。 と思うからだ。 この他には、タイ戦に出場した 手数をかける攻撃スタイルは、 山口、 J リーグで好調な中村憲も 今後も変わらない。そうなるとポ 候補に挙げたい。それからもうひ ランチには広域を動き回り、断続 とり、吉田と C B コンビを組む森 的にポールを拾い、つなぐ役割が 重をひとつ前で使うというオプシ 求められる。この観点で浮上して ョンはどうか。最終予選のアウェ くるのが遠藤だ。リオ五輪のパフ ーでは、カウンターから敵に走ら オーマンスは今ひとつだったが、 れる場面が増えることが想定され 激しく動き続けてポールを奪うこ る。こうしたピンチを早めに防ぐ とでは J リーグでもトップクラス ためだ。もっとも森重がボランチ のタレントだ。最終予選の舞台と になったら、誰が吉田と組むのか なる、埼スタの大観衆に慣れてい ーという問題が生まれるが・・ るという点も買いたい。 向宮寿朗 長谷部は最終予選を勝ち抜くために外せない 」、 - ( スポーツライター ) る。ダイアゴナルのパス、サイド チームで最も替えが利かないの チェンジなど、左足の多彩なキッ は、長谷部だと考える。 UAE 戦、 クで攻撃のリズムを変えられるの タイ戦ともにミスが目立ったもの は貴重で、セットプレーのキッカ の、攻守両輪で身体を張って働け ーも任せられる。守備面でも、浦 るボランチとして、一番手である 和ではインターセプトの回数が増 ことに変わりはない。 U A E 戦で えるなど向上を見せている。 は微妙な判定を繰り返す主審とコ また、タイ戦でカウンターのピ ミュニケーションを取りながら、 ンチを食い止めた山口は、広範囲 チームメイトにはプレーに集中さ に渡るポール奪取力がストロング せている。 ポイント。相手によって柏木と山 ピッチ外でも、 U A E に敗れた 口を使い分けていくのが理想だろ ショックからチームを前に向かせ た。絶対的なキャプテンの存在は うか。 楽しみなのが大島だ。狭いエリ やはり頼もしかった。最終予選を アでも苦にせず働く彼の特長を周 勝ち抜くために長谷部は外せない りが理解できれば、崩し方にもバ というのが結論だ。ただし、 リエーションが増えるはず。とは フランクフルトでレギュラーとし いえ、長谷部の後継者も見つけな て出場し続け、コンティションが ければならない。キャプテンシー 良いというのが前提だが・ がある浦和の遠藤にも期待したい。 相棒は柏木が一番しつくりとく 29 ー Takashi KUMAZAKI 熊崎敬 を BEST 遠藤航 く消和 ) 長谷部誠 ( フランクフルト ) OP ON 山口蛍 ( c 大阪 ) 森重真人 ( FC 東京 ) 長谷部誠 ( フランクフルト ) 中村憲剛 ( 川崎 ) 》 4 OP ON 山口蛍 ( c 大販 ) 大島僚太 ( 川崎 ) 長谷部誠 ( フランクフルト ) 長谷部誠 ( フランクフルト ) OP 引 ON A OP ON

3. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

1 日本は本当に [ 特集 ] 日本はワールドカッフに 辿り着けるのか ハリルジャパン危機説を 当 0 の論点″から 検証する 識者アンケート APAN (NAVY 第 0 Takashi KUMAZAKI ( スポーツライター ) PROFILE くまざき・たかし / 1971 年生まれ、岐阜県出身。本誌記者 を経て、 20g 年にフリーランスへと転身。世界のサッカー事情に精通し ており、様々な媒体で健筆を振るう。サッカー以外の分野にも明るい。 熊崎敬 はいいいえ・とちらとも言えない 最近は日本の悪しき伝統が蘇っている アギーレ体制で臨んだアジアカップでは、 田や香川が中央に集まることで発生する、車 4 試合連続で同じスタメンが起用され、最後 線の少ない「大渋滞サッカー」だ。中央突破 に足が止まった。あの頃に比べると、選手層 に固執して実りのない分を過ごした U A E は厚みを増していると思う。 戦は、南アフリカ大会前の、につちもさっち もいかなくなった岡田ジャパンと重なる訂日 もっとも、方向性としては退歩した印象が 否めない。フギレはピッチの幅を生かし、 本の課題を打破する ( という期待のなかで就 任した ) はずの指揮官カ第い意味で日査を乙 ! ] ! : コ 選手が適度な距離を保づたプレーを推進。志 ま 半ばで退任した。がいそのスタイルはピッチ上 しいサッカーをやっているのは皮肉だ。アシ でそれなりに表現され、論理的にも説得力が アの中の日本はゴ負けても仕方がない国」か あった。だがハリルホジッチが監督に就任し ら「頑張れば勝てる国」に変わりつつある。 て、目指すべき方向性が曖昧になった。 現状を打破する特効薬は見当たらないが、 振り返ればハリルホジッチ監督は就任直後、 , ひとうには親善試合でのベストメンバー主義 縦に速いサッカーを打ち出した。理に適って をやめることだ。チケットを売り、視聴率を はいるが、実際には形になっていない。むし 稼ぎたいのも分かるが、練習試合なのだ。積 ろ最近は日本の悪しき伝統が蘇っている。本 極的に若手を起用して競争を煽るべきだろう。 ハリルホジッチ監督が打ち出した「縦に速いサッカー」 は理に適ってはいるものの、実際には形になっていない Toshio NINOMIYA ニ宮寿朗 」 . 、 . ) ( スポーツライター ) PROFILE にのみや・としお / 1972 年生まれ、愛媛県出身。 95 年にスポ ーツニッポン新聞社に入社し、サッカーや格闘技などを担当。 20 年に 退社後は N512 「編集部を経て、現在はフリーランスとして活躍している。 はい・いいえ・とちらとも言ない 過渡期にある難しさに直面している 弱くなったというより、過渡期にある難し 「競争」で刺激を入れていく必要があるよう さに直面しているところだと思っ。本田、香 に思う。そのためには新しい人材の「突き上 げ」が求められる。個人的には、国内組にも 川、長谷部、岡崎ら常連メンバーがチームの 中心であることに変わりはなくぐチーム自体 っと活気づいてもらいたい。減少一途の強化 にマンネリ感が強く出ているように感じた。 合宿を増やし、ハリルホジッチ監督が直に指 UAE 戦では 1 , ー 2 どリードされて残り約 30 導できる機会を増やしていくべきだろう。 分もあるなかで、。ゴールを奪い取ることがで オシムジャパンが国内組を基盤としてチー きず、敗北を受け。入れてしまった。経験のあ ムを作ったように : 国内組の選択肢が広がっー る選手たちが多くいたにもかかわらず、だ。 ていけば、戦々を底上げできる。現在、国内 、過去にアジアで勝ってき最終選を勝 、のスケシュルはンパンで、試合以外に代 ち上がってきた経験が、。。逆に慢むにフながっ 表が使える期間は限られている萼 - アジア全体 のレベルが上がり、、易々と勝当上がれる時代 た可能性はなか ? たみ。刺激を入れるべき日町 期が訪れているのは間違いな、敗北示う 弩てまない : 、「所属クラブで成長してくれれば 「結岑発奮材料。 = 0 " 当 : ま立 , いい」ではなく、日本協会としても底上げで 慢心が懸念ざれる今 3 チームには「競争」という刺激が 直してきたが、・ 2 敗目など許されな、今後は、 求められでいる。大島など若い世代の突き上げが必要だ 9

4. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

CLUB DIGEST 2016 ったよね。練習でマッチアップする のが嫌だもん。昔はもっと裏を取れ たけど、今はしつかりマークされて、 簡単には背後を取らせてくれない ポジショニングも良くなったんじゃ ないかな どうだろう。ポールホルダー 松原 を見ながら、周囲のも視野に入 れて守備ができるようにはなったか な。とにかく、裏を取られないよ - っ に意識はしている。失点につなかる リスクか高いからね。 北川あと、 1 対 1 でかわしても、 しつこく付いてくるようになったし、 攻守の切り替えの速さも目立つ。ポ ールを持っていても、足が伸びてき て自由にはさせてくれないそのう え、身体の強さを生かして守ってく る。さっきも言ったように、嫌な選 手になったよね 北川選手の成長ぶりについても お願いします 松原元々、スピードや裏に抜ける 動きが図抜けていたんですか、今季 は敵の最終ラインと中盤の間でパス を受けてターンしたり、ゴール前で ひと工夫入れたプレーが効いている そのあたりは、小林監督の指導を受 けて、確実に上手くなった。本人は スタメンに定着できていない現状に 満足していないようですけど、能力 は間違いなく高いので、監督は期待 しているはずです スタメンで出たい気持ちは確 シーズンは佳境を迎えます。目 かにある。でも、途中出場でも結果標の復帰へ、ふたりの力も当然 を残す自信はあるし、今与えられて欠かせません。 いる役割でチームの勝利に貢献する 大事な試合が続きますし、改 ことが一番大事。変に欲張らず、チめて気を引き締めて戦いたい。守備 ャンスをもらった時にいかに活躍ではもちろん、アシストでも勝利に貢 きるかを考えながら、最大限のパフ献したいです。 オーマンスを発揮したい。 后の速いクロスは、 Q LL にと 北 仕掛けて OY を奪ったり、 目立たないプレーでも チームの力になりたい。 松原 若手のなかでも、とりわけ充実したシースンを送るのか プロ 2 年目の北川航也と松原后た。同じ年生まれとして 切瑳琢磨してきた彼らの想い , 、 こ迫るべく、ここまての戦い ぶりを振り返りながら、今後への「決意」を語ってもらった。 取材・文・前島芳雄 ( スポーツライター ) インタビュー写真・田中研治 ーー松原后 Koya KITAGAWA (FW) 7 SHMIZU &AN K 65 嫐確

5. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

リポート イノリティを 心構えは、日本のサッカー界にも必 手を抜く子は叱責しなから 要ではないか。日本代表が独自のス 努力という美徳の種を蒔く タイルを確立するにも、サッカー先 進国の仲間入りを果たすにも、時間 「俺はク異物 % なんですよ」 木村浩嗣は自身をそう定義する はかかる。この認識がすでに共有で スペインでの暮らしは今年で幻年目。きているなら、次に為すべきは、せ 現地でライセンスを取得し、少年サつかくの努力に無駄がないか、そも ッカーの監督を務めるようになってそもボタンの掛け違いをしていない から、すでに年を超えている か、などの随時の検証だ。 「この先、日本で暮らす自分の姿は木村の話は自身の取り組みから、 想像できません。でも、スペイン人スペイン・サッカー界の変貌の軌跡 にはなれないし、なりたいとも思わへと広がった。照らし合わせて、日 ない。あくまでみスペインにいる日本の歩みはどうなのか。無駄やボタ 本人 % だから、異物なんです。どンの掛け違いはなかったか。木村の ちらの国にとってもね」 話は、その検証のきっかけとなる。 誤解を避けるために付け加えてお教訓も浮かび上がってくるはずだ。 けば、異物とは木村自身の認識であ ◇ 実際の暮らしぶりは普通のスペ木村が実践している少年サッカー イン人そのものにも映る。複数のコチームのマネジメントは、スペイン 00 ミュニティに溶け込み、少年サッカでは相当ュニークだ。試合に出るの ーの指導を含めて充実した生活を送は上手い子ではない。練習で手を抜 っている かない子どもたちなのだ。 日本で生まれ育って 8 年以上、ス 「ここを改善しよう、あそこを直そ ペインでも長い年月を過ごし、木村 う、もっと良くなろうって一生懸命 はこんな空想をするようになってい やる子は、現状が駄目でも認めます」 ク異物クならではの発想だろう。 努力を惜しむ子どもたちだって、 「日本とスペインを足して良いとこサッカー自体は大好きだ。木村が指 ろを残せば、最高の国になりますよ」導しているのは 5 ⅱ歳。日本なら 一例を挙げれば日本だと美徳と見小学 455 年生。試合に出してもら なされる努力も、スペインでは必ずえず、泣く子もいる しもそうではないならばと、木村 「そりゃあ心は痛みますよ。でも、 は「最高の国」を見据えて、努力と泣こうがわめこうが、絶対に出しま いう美徳の種をスペインの少年サッせん」 カーという土壌に蒔いている。やか教え子一人ひとりとの間には、親 て花が咲き、実を結ぶまでにはかな さえ知らない、深いコミュニケーシ りの時間を要するだろう。スペイン ョンがある。可愛くないはずがない。 人の国民性に少しでも影響を及ほし、それでも心を鬼にするのは、理由が ひいては社会まで変わればいいと願あるからだ。ひとつには競争社会の う野心的な取り組みなのだ。近道なエスカレートがある。 ど、あるはずがない 「社会って、基本的には競争ですよ 「近道など、どこにもない」というね。その競争が、世界的にどんどん 少数派の異論が 日本のサッカーを進化させる 0 0 0 第 5 回今回の異論 どこにもない スペインに長く暮らす木村浩嗣は、少年サッカーの現 場に種を蒔く社会変革を見据えている。結実までに 時間を要するその取り組みは、日本サッカーの歩みを 検証し、これからを議論するきっかけにもなるはずだ。 取材・文・手嶋真彦 ( スポーツライター ) 0 嫐た。ーマ 2 近道なんて

6. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

ジッチでいいのか ? ー QI : ここまでの指揮官の採点は ? Q2 ・続投派か、解任派か 後藤健生 理想は最終予選突破後に新監督就任 ? 「高い位置でポールを奪って速く の共有で多少は改善されるはずら。 30 占 攻める」。ハリルホジッチ監督の また、「デュエル」が弱いから そグループでの守備を徹底させる 哲学は間違いではない。だが、コ 当面は ンティションの悪い時にそんなサ べきだが、そうした修正もない。 現時点での解任はリス ッカーを分続けるのは不可能だ。 つまり、ハリルホジッチ監督は クが大。水面下で後任 有事の際にどうするのかというプ 2 億円以上と言われる高額な年俸 を探し、 W 杯出場権を 得てから代えればいい ラン B が用意されていないことが、 に見合った仕事をしているとはと U A E 戦で暴露されてしまった。 ても言い難いのだ。 ただ、プラン A 自体も怪しいも それでも、現時点での監督交代 のだ。「高い位置で奪う」ために はリスクが大きい。日本代表の戦 どのタイミングで、どの位置でプ 力を考えれば、今のままでも予選 レシャーを掛けるのか。そういう 突破は十分に可能なのだから、リ 具体的なプランが、監督就任から スクを冒す必要はない。ただ、 = 、後 任探しは ( 隠密裏に ) 開始レてお 1 年半を経過しても見えてこない。 指揮官は日本人の「デュエル」 くべきだ。そしていざという時に の弱さを盛んに指摘する。しかし、 そのカードを切ればいい。最終予 問題点を指摘するのはメディアの 選突破決定のタイミングで新監督 役割で、監督の仕事は問題点を修 を就任させて、 1 年で本大会に向 正・改善すること。相手にアプロ けたチーム作りを行なう。これか ーチする角度やタイミングの意識 理想的なシナリオだろう。 採点は時間の経過とともに下降傾向に 現在の日本代表で最も気掛かり 気になることがある。それは、日 なのは、なかなか世代交代が進ま 本の長所を生かすことよりも、短 所を直すことばかりに目が向いて ないこと。相変わらず岡崎や本田、 吉田ら北京五輪世代がチームの中 いる点。コンプレックスが強すぎ 若手の台頭は限定的だ。 るのだ。「デュエル」や「縦へのス 心にどっかりと居座る。宇佐美や 本田や吉田らが幅を利 清武といったロンドン五輪世代が ピード」など、日本人選手に足り かせる現状では 2 年後、 6 年後の見通しは暗い いくらか勢力を拡大したものの、 ない部分はを確かにたくさんある。 存在感という点では前者に見劣る。 あくまで初期段階の意識づけとし リオ五輪世代の底上げも極めて限 て、短所を強調するのはいい。だ 定的で、仮に最終予選を突破でき が、話がそれに終始しまい、 たとしても、 2 年後いさらには 6 結果、ピッチ上で行なわれるサッ 年後を考えると見通しは暗い。 カーは単調になりがちだ。しかも、 ただし、若手の人材不足はパリ 修正できそうな気配もない。 ルホジッチ監督の責任ではない。 また : いざ最終予選が始まって 日本代表は現在、かなり危うい状 みると、選手起用には疑間も多く、 アジア特有の条件 ( 長距離移動や 況にあるとは思うが、そのすべて を指揮官に擦り付けるのは筋違い。 気候 ) への配慮も乏しいように感 よって、監督を代える必要はない。 じる。現状では、及第点という意 味合いで 60 点としたが、採点は時 ただし、 こまでのハリルホジ ッチ監督のチーム作りを見てい 0 間の経過とともに下降傾向にある。 ″〃確 44 辿り着けるのか ハリルジャパン危機説を 当 0 の論点″から 検証する Takeo GOTO ( サッカージャーナリスト ) AI : A2 : KIRIN KIRIN 鬯ー K 取内 、 ?hRlN 9 K 取ー、 ハリルホ第ん / 〃 / ル Masaki ASADA 浅田真樹 60 占 ( スポーツライター ) 0 れ を

7. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

すーら 向た 編集部 ( 3815 ) 5252 編集人吉田治良 ( 株 ) 日本スポーツ企画出版社 発行人竹谷鋭〒 113 き 448 東京都文京区本郷挈芻も販売部 ( 3815 ) 5437 2016 2016 年川月 22 日発行 ( 9 月幻日発売 ) 第訂巻第号通算 1367 号 昭和浦年 3 月 3 日第 3 種郵便物認可 いかけて来い。い・いて行 若い君たちの可能性こそが未来た : スーツくじ ① 0 ①。 スポーツは育てることがぞきる。 ィ、 = ポーく 0 ( 、。、。 ~ 、 0 ) 0 収益 0 、本 0 = ポー 0 育、 0 000000 ー。、 = 、 49102 ろ 9921068 0 0 4 6 ろ 。雑誌 00000 ー 00 ー 0 00 、 0 、 00 、 0 00000 000000 00

8. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

見聞録 波乱を抑え込み、無風を奨励するか のような理不尽、さらには強者を甘 やかす発想が詰まっている。 •r- 首位の川崎は、移動もなくホ ームで 7 人のべンチメン。ハ…ーを揃え て待ち構えた一方、遠来の次田の べンチは 5 人。延長戦も想定される わけだから、それだけでも十分にハ ンディは大きい また屈指の人気クラブがホーム で戦う利点は、たぶんリーグ戦以上 になる。天皇杯は、挑戦者だけでは なく、レフェリーにとっても大舞ムロ だ。例えば、秋田の選手たちはファ ウルを受け多少バランスを崩しなが らも耐えた。だから笛は鳴らない。 そこは厳格な判断ができている。し かし大久保嘉人のようなスター選手 が、大袈裟なアピールを繰り返すと、 それを毅然と受け流すメンタリティ は疑わしい。率直にでさえも、 大御所を必要以上に尊重する笛は目 につく。あるマッチコミッサリーが 加ッ 教えてくれた。 「迷ったらホーム寄りに吹けばいい。 私は、そう伝えていますよ」 知名度の高いチームのホームで、 格下相手の試合で笛を吹く。そこで 平常心や平等を貫けるレフェリーは 限られる。だが半面、クラブはそ んな試合を繰り返して、国際競争を 0 一 勝ち抜けるようになるのだろうか 雨の等々力の観客は 5088 人。 それでも秋田のホームの収容を超え た。ただしこの一戦を秋田で開催し ていれば、地元ファンの間では語り 草になったかもしれない。もちろん勝 てばお祭り騒ぎになったはずである。 xperiences ブラウブリツツ秋田の小さな は、まるで勇猛とスタミナの塊だっ た。川崎の新井章太が、ボラン チの位置から下がってきたエドウア ルド・ネットにつなぐと、その瞬間 に猛ダッシュをかけて食いつく。前 を塞がれた l-u ・ネットが再度に 戻すと、さらにそのままスプリント を利かせた。結局 160 の I-LB 久 富賢は、新井が蹴るポールに足を伸 ばすが、惜しくもゴールキックでの 再開となった」ではペナルティ 杯 エリア内まで下がった on がバック ハスを受ければ、深追いをしてくる チームは見当たらない。大抵 >I-L は 天 ボ = ルを下げればひと息つけるし、 は余裕を持ってビルドアップを の 再開できる。のライバルたちは、 義 屈指のテクニックと落ち着きを見せ る川崎を相手に、 ~ そこまで追うのは 主 無駄な努力だと割り切っている。 れ だが秋田は、それが無駄ではない ことを証明した。久富に象徴される - カ ように、前線から国内では掟破りの ) 、 ようなプレスをかけた。キックオフ と 直前から降り始めた雨の影響もあっ てか、おそらく川崎の名手たちも少 なからずストレスを感じ、ミスか目 立ち始める。そして分の先制ゴー ルはいーこうした流れから生まれた。 ーフウェーラインを越えてイン ターセプトをした呉大陸が仕掛けて、 目の前の中村憲剛の逆を取る。中村 はファウルで止めにかかるが、呉は ハランスを崩しながらも耐えてスル ハスを送った。受けた前山恭平が、 ゴール左隅に綺麗なミドルシュート を決めたのだった。 1 天皇杯 2 回戦、の秋田は、 1 の年間順位で首位を走る川崎をリ ードして前半を終えた。秋田を指揮 するのは、千葉時代にイビチャ・オ シム監督の通訳を務めた間瀬秀一。 大会の組み合わせが決まると、秋田 県予選の決勝前から「川崎に勝った めに準備をしてきた」と = = ロい切った。 「チャレンジャーとしてどれくらい できるか良い経験になったとかで はなく、勝っところまで行く」 十分に決意が伝わってくる前半だ った。しかし後半は 3 失点で逆転負 け。それにしても現状の天皇杯の仕 組みでは、あまりにジャイアントキ リングのハードルが高過ぎた。プロ グラムの表紙は「自分の中のジャイ アントキリングを起こせ」と煽るが、 主催者の意識は乖離している。逆に 後半の 3 失点で逆転負けを喫した秋田。仮にホームで戦え ていれば、、 - あるいは違う結末を迎えていたのかもしれない PROFILE かべ・きわむ / スポーツライター。ワールドカップは 86 年から 7 大会を取材している。著書に「それでも「美談」 になる高校サッカーの非常測 ( カンゼン ) 、 - - 「大和魂の モダンサッカ」 ( 取葉社 ) 、「忠成」 ( ゴマブックス ) な ど。「サッカー通訳戦記」 ( カンゼン ) を新たに上梓した。 刷朋職ー 78

9. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

弱くなったのか ? 当 0 の論点 " のうち、まずは率直な疑問からスタートしたい。現体制下で日本 は成長できていないのではないかーーー。昨年 1 月のアジアカップを比較対象 こまでのハリルジャパンの歩みについて、 4 人の識者に裁決を仰いだ。 はいいいえどちらとも言えない A : UAE 戦の敗因はコンディションの悪さ アギーレ前監督の就任からわずか半年で迎え 昨年のアジアカップでは UA E 相手に一方 的に押し込みながら、カウンターで先制され、 たのに対して、ハリルホジッチ監督は就任か なんとか同点にはしたものの PK 戦で敗れて らすでに 1 年半が経過し、 2 次予選もともに 戦ってきたはず。本来ならアジアカップより しまった。望ましいことではないが、そうい う負け方なら想像はできる。だが、早い時間 強くなっていて当然だろう。 丗に先リなが、試合の進め方を誤り、逆転 今後も海外組を含めた合宿を実施する時間 などないのだから、急速にチームを強化でき されるなど決してあってはならない負け方だ。 ーただその事実をもって「昨年より弱くな るとも思えない。その時点でコンティション った」と断ずることはできない。埼玉での U の良い選手を使い、べテランの力を借りなが A E 戦では海外組のコンディションの悪さが ら最終予選を乗り切るしか方法はないだろう。 最大の敗因だったからだ。チームとしてトレ 9 月の 2 試合でアジアの予選の厳しさは身 ニングの時間も持てたアジアカップの時と に染みたはず。監督に求めるのは、その時々 比べるには、あまりに条件が違いすぎる。 の選手のコンディションの見極めと、本田や しかし、「強くなっているか」と問われれば、 香川といった主力といえども、状態が悪けれ 答えは明らかに「 NO 」だ。アジアカップは ばメンバーから外す決断力だけだ。 Takeo GOTO ( サッカージャーナリスト ) PROFILE ごとう・たけお / 1952 年生まれ、東京都出身。慶応大学法 学部大学院修了。 64 年の東京五輪をきっかけにサッカーの虜とな - り、ワ ールドカップは 74 年の西ドイツ大会から欠かすことなく取材している。 後藤健生 0 指揮官に求めるのは、個々のコンディションの見極めと、 香川や本田らの主力でも、状態が悪ければ外す決断力だ て弱くなったと思いますか ? Masaki ASADA ( スポーツライター ) PROFILÉあさだ・まさき / 1 % 7 年生まれ、新潟県出身。 6 大会連続 で現場取材中のワルドカップをはじめ、国内外を問わす精力的に動き 回る。また、アンダー世代も追い、若年層の取り組みにも造詣が深い。 浅田真樹 はいいいえ・どちらとも言えない 主たる選手が入れ替わっていない 個々の強化によって日本代表は強くなった。 現在の日本代表は、アジアカップ当時より 弱くなっているばかりか 3 それ以前から ' 、ず だが、 16 年現在北京世代は 30 歳前後とな り、伸びしやを期待するどころか、むしろ衰 っと弱くなり続けている " 6- おそらく強さの えを心配する扉齢になった。経験によるプラ 、一ピークはザッケローニ時代の 11 年夏から 12 年 夏頃。「たられば亠の話だが、もしワールド スアルフアはあるにせよ、今後飛躍的な成長 ーカップが 12 年に行なわれていれば、日本はべ はありえない。このまま手をこまねいていれ ば、ジリ貧になることは目に見えている。 スト 8 を十分に狙えたと思う。当時からすで にチームが宋成するのが早すぎるとは感じて やはり清武を旗頭とするロンドン世代が中 心となりを大島、。浅野らのリオ世代を加え、 いたが、案の定、一徐々に下降線を辿り 0 現在 に至うている。 北京世代が随所でアクセントになるくらいが、 目本代表の将来を考えも理想的な年齢構成 理由は単純主たる選手が入れ替わらてい ないからた。、本田 0 長友岡崎ら北京世代は、 だろう ? 世代交代をこよづてソ、一時的に多少弱 くなったとしても、このままでは悪化の一途 10 年のワールド ' カップ当時、まだ 20 代前半で を辿るア可 0 ~ ー。、ば、 1 申びしろが十分にあづた。同しメン / トで戦 こ。北京世代に頼り続けることは、 問題の先送りに過ぎない。 THEAFCI す 8

10. サッカーダイジェスト 2016年10月13日号

「監督って こんな人で引 CLUB DIGEST 2016 小林伸ニ ( 監督 ) PROFILE こばやし・しんじ / 1960 年 8 月 24 日生まれ、長崎 県出身。豊富な指導キャリアを 誇り、過去に大分、 C 大阪、徳 島を J 1 に引き上げた「昇格請 負人」。昨季限りで徳島を離れ、 今季より清水を指揮する。 ンへ イい第 [ アンケート企画 ] 6 人の選手が素顔を暴く ! ? クラブダイジェスト 2016 の SHIMIZU S 刊既 PART 2 取材・構成・前島芳雄 ( スポーツライター ) 。どんな人ですか ? 小林伸ニ監督は 独特の「伸ニ語」がた《さんある 意外とオヨャレ好き ! ? 回答者 植草裕樹 Yuki UEKUSA ( GK / 34 歳 ) 僕は山形時代 ( 09 年 ~ 11 年 ) にも伸ニさんの指導を受 けていたんですが、話の引き出しがすごく多い。だから、 特にサッカーの話になると気持ちが入りすぎて、つい長 くなっちゃう。若手に指導している姿を見ても、何度も 同じことを繰り返しているから熱いなと ( 笑 ) 。本当に細 かく指示してくれますし、守備陣としては緻密にやりた いので助かります。あと、独特の言葉遣いがありますね トラップする時に『ケンケンしろ』ってよく言います。 とか、他の人があまり言わない伸 ニさん流の言い方をよくしますね。 「際のところで・・・ 回答者 Yu HASEGAWA ( FW / 29 歳 ) 長谷川悠 若い頃から伸ニさんに教わってきましたが、昔はもっ とガンガン怒られていた。なので、エスパルスでは前よ り大人しくなったと感じました。練習方法はあまり変わ ってません。でも、以前よりもポールを持ってゲームを コントロールするように要求されます。今までのチーム でも後半戦に強い傾向がありましたか、エスパルスもそ うなってきていますよね。それと、ああ見えて意外とオ シャレに気を使っているみたいで、新しい服を買ったら 自慢したりしてます。フェラガモの靴がフェラガモに見 えないという、さりげなさが良いです ( 笑 ) 。 回答者 Z . 話のネらが尽きない Kazuya MURATA 村田和哉 ( FW / 27 歳 ) 話の好きな監督ゃなというのが第一印象日常会話を 含めてよく話をします。それによって、お互いの考えが 深まるし、気さくに接してくれるところに好印象を持っ てます。サッカーに関しては、やつばり経験があるなと。 チームの調子が良くなかった時でも、必ず上がってく るから』と鼓舞してくれたのは心強かったです。おそら く、失敗も成功もたくさん経験してきているんでしよう ね。実際、エスパルスも右肩上がりに良くなっているし、 僕自身も上手く特長を活かしてもらっている。その期待 回答者 ) に応えて、監督を男にしてみせます ! A. 人の名前を呼び間違える とにか《サッカー好きのオッサン 言い方は悪いですけど、サッカー好きのオッサンです。 最初に会った時から、「この人は本当にサッカーが好き なんだな』って感じました。細かいところをよく見てい るし、サッカーの面白さを熱心に伝えてくれます。最初 から結果ばかりを求めるんじゃなくて、一つひとつ段階 を踏んで要求を高めていくのも、監督ならではの指導法 でしよう。どの選手にも平等にチャンスを与えてくれる から、モチベーションも上がる。チームとして克服すべ 、き課題はまだありますが、誰が出てもイメージを共有で きるようになってきたのは、まさに監督のおかげです ( MF / 27 歳 ) 河井陽介 Yosuke KAWAI 最近は少し優し《なってきた Genta M ー U RA 三浦弦太 ( DF / 21 歳 ) 今まで 4 人の監督に教わってきましたが、一番話しや すいというか、親しみやすい。選手の意見をよく聞いて くれるし、 1 対 1 の対話もしてくれます。だから、こち らからもアプローチしやすい。アドバイスも的確なので、 非常にありがたいです。ただ、人の名前を呼び間違える というのは多いですね ( 笑 ) 。 ( 大前 ) 元紀君はなぜかよ く「だいき』って呼ばれていて、怪我から復帰して練習 に戻ってきたらまた言われていました。ーアイングで Shota KAN EKO 金子翔太 ( FW / 21 歳 ) すごく熱い人ですね。サッカーに対して本当に熱心で、 チーム全体にもその熱さが伝わってきます。かなり細か く指導してくれるので、その想いに僕らも応えないとい けない。僕は今までトップ下を長くやってきたので、 F W としての動き方をあまり深く勉強してこなかったんで す。そういったところを元 FW の監督に直接教えてもら って、すごく役立っています。シーズンが始まったばか りの頃は、監督から試合中でも叱られることが多かった です。でも、「あまり言わないほうがいい』と思ったのか、 最近は少し優しくなってきましたね ( 笑 ) 。 、も相手選手の名前をよく間違えるけど、「あの選手のこ ′・、とかな』。て分かるようにな。てきました ( 笑 ) 。 63 ″