第■ J 1 ・ J 2 入れ替え戦を 来季から復活させるべきか ? 23 , THEME プレーオフ制度は「より多くのクラブに J 1 リーグを経験させる」という狙いもある。しかし、 今季の福岡を含む昇格プレーオフ組はすべて降格と、レベルの差 " は如何ともし難い。これを 受け、図 ~ 年シーズンまで採用された J 1 ・ J 2 入れ替え戦の復活が検討されているが・・・ 緊迫感が漂う入れ替え戦は確かに魅力的だが、リーグ 点は、昇格プレーオフを勝 ために無理を承知で導入した 2 シー 戦の権威を落としかねない ( 写真は年の入れ替え戦 ) 、・ち抜いたチームとクラ ズン制やチャンピオンシップを来季 ブとの実力差が顕著なので、 から廃止することにしたのではない 「の位との入れ替え戦を実施 か。それなら、優勝以上に重大な意 すべきか」というものだそれな 味を持っ昇降格についてもリーグ戦 ら「昇格プレーオフをなくして、 の結果を尊重すべきだろう。 2 の上位 2 チームだけの自動昇格に もし、これまでの「第 3 の昇格チ すればいいのではないか」という意 ーム」の実力がに相応しくなか か 味で「非」とした。 ったというなら、昇格プレーオフを 入れ替え戦は、も実施されたと 廃止して、リーグ戦の順位に従って したら最高のエンターティンメント •y- の位、位との 1 位、 2 とな眇うる。 位の自動昇降格だけにすれば良い る なにしろ懸かっているものが違う。 プレーオフや入れ替え戦のような 次のシーズンを••- で戦うのか、 娯楽性の高いイベントを増やすこと す それはクラブに で戦うのか : は、短期的にはいわゆるライト層を とても、選手個人にとっても、あ 含めて多くの人々の興味を引きつけ 都部東サワ西さ国、、 ) 京学のにか「 いはサポーターにとっても極めて ス東法年けり 7 欠に」な 人技を生かした中央突破という、当るだろう。しかし、長期的に見れば →大。。とプか著尢な意味を持つ。懸かっているも 時の日本のサッカー界では異端的なそれはリーグ戦の権威を落としかね ャま応了き虜ッ会。の書 健 ジ生慶修をのカ大材場アのは、ある意味で—„—優勝を決める 色彩の読売クが、伝統的な実業団チない。 後出大京ッ→ドれ立わチャンピオンシップ决勝以上に重い ームに挑む入れ替え戦は最高に面白 サッカーの世界にはカップ戦とい かった。 そして、懸かっているものが重け うノックアウト形式の大会 ( 日本で れば、勝負の真剣度と娯楽性は増す。 もし、、の昇降格で入れあれば天皇杯 ) も存在するのだから、 これは日本のサッカーがプロ化す 替え戦を実施すれば、やはりファン一発勝負の面白さはカップ戦の価値 るよりはるかに以前の話になる。プ の注目を集めるビッグイベントになを高めて、そちらで堪能すればいし 口を志向するクラブチームとして結 ることは間違いない。その前に リーグ戦のほうは、「プレーオフ」 の 成された読売サッカークラブ ( 東京 の位 5 位で残留プレーオフをやや「入れ替え戦」という麻薬的な娯 ヴェルディの前身 ) が当時の日本サ っても面白いだろう。 楽に対しては禁欲的であるべきだ。 ッカーリーグ (•Ø-J) 2 部で優勝 しかし、そうした試合が最高のエ 人工的に設定された一発勝負では っ ンターティンメントとなるであろう し、•CJ)—I—部チームとの入れ替え なく、リーグ戦という方式の中で神 戦に臨んだことが何度かあった。個 ことは重々承知の上で、僕はやはり の御手によって自然に生じてくるヤ ず 入れ替え戦やプレーオフの実施にはマ場を楽しもうではないか 反対したい。 そういえば、もし日本代表がワー ム 一発勝負の面白さは麻薬のような ルドカップ最終予選でグループの ものなのだ。安易に手を出してはい 3 位になれば、来年秋にはアジア第 5 代表決定戦、そして大陸間プレー ホーム & アウェー総当りのリーグオフがある。これこそ究極のプレー チ 戦形式は、チームカを測るうえで最オフ。代表戦では久しぶりに痺れる も合理的な方法だ。あくまでもリー ような感覚が味わえるはずだ。いや、 2 「グ戦の結果がすべてであり、我々は僕だってすんなりと 2 位以内で突破 それを厳粛に受け止めるべきだ。 を決めてほしいのはヤマヤマなのだ だからこそ、リーグは財政難のが、今の状態では : 陪審員工 ア 4 ん。 GOTO の カをる 0 は、 ) ー ゆ久に 朋ー 74
争いの見どころ [ 特集 ] 2016 J2 リーグ 優勝 & 残留争い 天国と地獄の“ラスト 3 " 昨年の大分に続いて・・・ 山形が“まさか″の降格も ? ◎ J.LEAGUE PHOTOS 21 位の金沢が調子を上げる 「 6 差」に 5 チームがひしめく大混戦 と試逆き 5 掛 右 も目 J つ にの 取指金た び ) △に す北団 チか て 21 取 1 る九子位下経対は下調終す ラ尺 し、 つ 1 降子節上は 、ムた ク州状と位験戦 大 は位 10 どの た最節 戦態のがチも勝線を こ中勝た下て がに入自 ー残 2 をよ札陣月 番 16 かか点め位 21 、なれ動ムす分描け幌と 降の て戦の 6 、の位 に各れ替 2 く 日 ら 抜差混北の は、 え格降昨敗 い 。連の なチ の けに戦九金 、戦で格季でがる た戦 36 る 出ひ模州 、山 , 点だが節 、もの 取に か ム 沢 すし様が あ大大 、あ か もの終回 21 は が のめに引 好終 し 節る位 り分 ら り 勝 はく拍き れ叩の。が 得 ( こ材盤 昇 る続松こ料戦し格 、下車分 なを山さ J し い位がけ い左形ら 3 かく本 5 だにかを 0 0 ・下位 5 クラブの年間勝点順位表 ( 35 試合終了時点 ) 18 山形 36 35 8 1 2 1 5 33 42 19 登護岐 35 35 8 20 、 . 岐阜 34 35 37 62 -25 9 1 9 21 金沢 33 35 1 2 1 6 32 51 -19 7 ー北九州 30 35 6 1 7 35 53 -18 ・ = J3 自動降格■ = J2 ・ J3 入れ替え戦 ・ 5 クラブの今後 3 試合の対戦相手 山形 松本 (H) 東京 V (H) C 大阪 ( A ) 18 19 登護岐 町田 (A) 北九州 (A) 熊 本 (H) 20 岐阜 北九州 (A) 京都 (A) 町 田 ( H ) ◆金沢 清水 (H) 岡 山 (A) 徳島 (H) 北九州 岐阜 (H) 讃岐 (H) 清 水 (A) 1 0 GIRAVANZ KITAKYUSHU 2 3 失点 得失差 勝点試合 - 勝 分 敗得点 位・チーム名 ・当ト - ョ 鹿児島の来季昇格はなし ー新スタジアム構想策定へ 鹿児島が 2 位以内でシーズ ンを終えても、来季 J 2 に昇 格できないことが決まった。 年の国体に向けて改修中 鹿児島は一新スタジアム構想 であるホームの鴨池陸上競技 を策定し、鴨池を暫定的に使 場が、 J 2 クラブライセンス 用するという計画を立て、 18 の基準を満たせなかったため。 年の J 2 昇格を狙う考えだ。 -9 gconsulting ZW 日 GEN KAN 低迷が続く北九州。新スタジアムが供用開始 される来年 3 月を「 J 2 の北九州」として迎え るためにも、降格だけはなんとしても免れたい。 2 直近 3 試合は 2 勝 1 分とチーム状態がようや く上向いてきた金沢。清水や札幌など難敵との カードを残しているが、残留の芽は十分にある。 3 山形は大黒らの度重なる負傷離脱が響いた。 残留ラインの勝点 40 は目前に迫っているものの、 まだ安心できない 強豪との対戦が続くだけに、 38 節 ( 10 ー一四・ 30 ) 37 節 ( 10 2 ・ 23 ) チーム名 36 節 ( 10 第 16 ) 位 M 皿 T 0 YAMAGATA ・ J3 リーグ上位 6 チームの順位表 ( 24 節終了時 ) 栃木が怒涛の 10 連勝のあと失速 中断明けに長野と大分の大一番 栃木 48 24 14 ′☆ 1 6 4 29 15 14 ☆ 2 朝大分 46 24 14 4 怒涛の 10 連勝など破竹の勢いで首位を ・鹿児島 43 24 13 3 4 走ってきた栃木だが、ここ 3 試合は 2 分 1 4 蹊秋田 40 24 11 7 敗と失速気味だ。一方で大分が 5 戦連続負 5 の富山 40 24 11 7 けなしで勝点を積み重ね、栃木に勝点 2 差 6 朝長野 39 24 11 6 まで接近している。 J 2 昇格争いは、上位 = J ゑ自動昇 = J2 ・ J 釞れ替え戦 4 チーム ( 鹿児島、秋田には J 2 ライセン J2 ・ J3 入れ替え戦 スが交付されず ) に絞られたと言える。 ◆ J2 ・ 21 位チーム x J3 ・ 2 位チーム [ 第 1 戦 ] 1 1 / 27 ( 日 ) J 3 クラブのホームで開催 富山、長野にもチャンスはまだ十分あり、 [ 第 2 戦 ] 1 2 / 4 ( 日 ) J 2 クラブのホームで開催 連勝街道を突き進めるかがポイントになる ◆ J3 の順位決定と「 J2 ・ J3 入れ替え戦」の方式 か。また中断明けの 1 0 月 1 6 日には長野と ホーム & アウェーの総当たり戦で争われ、 1 位が J2 に自動昇格、 2 位が J 2 ・ 21 位との入れ替え戦に回る。 U ー 23 チームが 2 位 大分が直接対決。長野にとっては、是が非 以内に入った場合、除外した順位にする。同勝点の場合①当該チ ームの得失点差②当該チームの総得点③当該チーム間の対戦成績 でも勝たなければいけない一戦だ。 ④反則ポイント⑤抽選 (J 2 昇格クラブの決定など ) の順で決定。 北に電・ に昇格できない鹿児島、 秋田の選手の士気低下が懸念 される。そんななか富山の季逆ニ 転昇格。は十分に可能性がある」・ 勝 分敗得点失得失 膠試合 ■ 0000 00 ■ 00 00 ■ 0 ■ 住 000 0 KATALLER'TOYAMA 33 〃ー
THE 」 UDGE サ・シャッシ ~ 話題の出来事の是非を判定 ! ! ~ 賛否が分かれるテーマに、経験豊富なライター陣がシャッシを下す メリット、デメリット、日本サッカーへの影響は ? それそれの主張を通じて問題の本質を探る。 ニ宮寿朗 祥事が相次いだ影響で人気 評価したいのは検証、検討というプ白熱した戦いが最後まで楽しめる昇格プレーオフ。 明らかな実力差を打ち消せれば、いずれ復活するはす ロセスがあったことだ。 が急落した大相撲は、「土」 俵の充実」によ 0 て > 字回よ「石の上にも 3 年」という言葉があ る。 3 年、 4 年続けることで制度の , ( 成功した。停滞か続くリーグ メリット、一、アメリットかある程度は が現状を打破していくためには、同 る 見えてくる。 様に「ピッチの充実」が重要だと感 じている 昇格プレーオフのメリットは、 6 れ それにはか面白くなくてはな 位までに上がるチャンスがある ら・なし 1 8 チームそれぞれが独自の ため消化試合が少なく、最後まで白 スタイルを持ち、ぶつけ合うことが ま熱した戦いを楽しめること。そして、 理想だ。サッカーは相手あってのス 昇格プレーオフ自体も盛り上がって を ポーツ。相手の力によって、逆に自 きたのは事実だ。だけを考えれ は悪くない制度ではある。しかしな 分たちの力も引き出され、それが試日 合の面白さにつながっていく。 ′すがら、 . リーグの顔である—s—こそ そのためにも、「番目のチーム」 か優先されなければならない。「ピ ( 番目に决まるという意味で ) が ッチの充実」を重視するならば、 県後聞技スすとて直 媛業新闘の撃る経田ど 愛卒ン格々目すを松な大切になってくる。 2012 年から 番目のチームを再考するタイミングはやるべきであったと思っている。 、をポや数を社部「 一れ大ツ一 。ン退集に 昇格プレーオフを採用してきた だ。傾向を加味しての総合的な判断またいずれ、「 2 シーズン制だ」「チ ィま本ニカ当一に編書な だとい一つことか分かる ャンピオンシップだ」という話が出 →年。一サを。忘か、勝ち上がった大分 ( 貶年 ) 、徳 E 立を ポ身ボでど一 •r- の位で自動降格した神戸てくるだろう。その時に今回のメリ 5 四出ス社なポる翫独樹島 ( 年 ) 、山形 ( 図年 ) は翌年の、 でいずれも最下位に終わった。 ( 年 ) 、湘南 ( 年 ) 、大宮行年 ) ットとデメリットが検証されていれ ア 大分は位の磐田に勝点 9 差をつけ か 1 年で¯)r- に復帰していることか ば、判断材料が増える。 られ、徳島は位の O 大阪に大きく らも、「 3 チームずつの自動降格、「あの時、コアファンが離れて行っ フ 引き離されて差。昨季の山形は 自動昇格」ではなく、「の位、たからやめたほうがいい」、または 位の清水に 1 差であったが、最下位 の 3 位による入れ替え戦」とな逆に「盛り上がりを作ることで新し と のジンクスを崩せなかった。今季も ったのも、極めて妥当だと = = ロえるの いファンが増えたから効果はある」 ではないだろうか となるかもしれない 3 試合を残して、昇格プレーオフ組 具体的な検証 の福岡が位に沈んでいる 話か脱線して恐縮だが、の「 2 を受けての判断なら、多少なりとも 現状を受けて、見直しを検討するしシーズン & チャンピオンシップ制」周りも納得ができる。 仮に来季から入れ替え制を復活さ のは当然のこと。今回の議題提案をノに 2 年でピリオドを打ったことには 逆に首を傾げざるを得ない。 せたとして、の昇格プレーオフ 筆者は元々 1 シースン制支持派制度もいずれは再検討されることに である。リーグ側は反対するサポなるだろう。自体にメリットは ーターの声もあるなかで新制度に踏あるのだから、とのカの差が埋 チ ロと み切った。にもかかわらず、 2 シー まってくればデメリットも消える。 ッ ズンで放り出してしまった。それも 3 年、 4 年経って今度は入れ替え戦 な 討」的 2 年目のチャンピオンシップを迎えを続けるかどうか検討すれはしし る前に。これでは、新制度のメリッ繰り返しになるが、リーグが盛 ~ し = 0 こ 彡キまキー り上がっていくには「ピッチの充実」 「トとデメリットをしつかり検証でき たと言えるのか疑問が残る。 が重要。そしてもうひとつ、「ファ 個人的には、「石の上にも 3 年」ンの納得」を忘れてはいけない。 To ゞみルール 0 外グ 7 ・ } 0 ※第 4 木曜日発売号の陪審員は西部謙司氏、清水英斗氏の予定です。 ” 0 J 75
ッカー選手にとって「良い監督」ている。韓国の海南キャンプ、食事会場代えない」と、オシムが後半も送り出す とは、どんな監督だろう ? に集まっていると、扉が突然開いて到着と、その山岸が同真ゴ 1 ルを奪い、逆転 勝たせてくれる人物なのか、 したばかりの新監督が姿を現わした。 勝利へとつながった。 それとも起用してくれる人物か 「うわ、すごく大きな人が来たなって」 「別の試合ではミスした選手が前半で代 チームが勝ったとしても、起用しても 中に入ってきた新監督は選手のテ 1 プえられたこともあったけど、その選手を らえなければ不満が募るだろうし、自分ルに近づくと、裏返したこぶしでテ 1 プ次も先発させた。ミスしても、その後ど が試合に出たとしても、勝てなければプルを「コンコン」とノックして回った。 う取り組んでいるのかを見てたんじゃな ロとして納得はできないだろう : 不気味な雰囲気を漂わせる大男に、誰いかな。常に視線を感じるというか、と そんな話題を投けかけると、阿部勇樹もがあっけにられていた にかくよく見ているんです」 は「チ 1 ムが勝つのが前提としてあって それがポスニア・ヘルツェゴビナに伝東京に 2 ー 1 と競り勝った市原は、 ・ : 」と前置きして、話し始めた わる「厄除け」だと阿部が知るのは、ず大分トリニータに 4 ー 0 と大勝して連勝 「そのうえで勉強になったなって思うのっと後のことだ。 を飾ったが、 3 節のヴィッセル神戸戦で が、サッカーの奥深さ、面白さを教えて厳しい監督だということは、チ 1 ムメ 0 ー 3 と敗れ、早くも土がつく くれた監督。サッカーってこんな考え方イトで、同じく旧ユ 1 ゴ系のミリノビッ 「でも、振り返ってみれば、この敗戦が もあるんだぞ、サッカ 1 にはこんな一面チから聞いていた。だが、その厳しさはターニングボイントだった」 もあるんだぞって」 想像を遥かに超えるものだった。 4 節のガンバ大阪戦でオシムはメンバ トレ 1 ニングは毎日、午前と午後の一一 何かを思い出すように視線を上げ、阿 ーを大胆に入れ替えた。。 へテラン選手が 部は言葉をつないだ。 度組まれ、休む暇なく走らされる。練習外れ、佐藤勇人や羽生直剛らフレッシュ 「サッカーが充実すれば毎日が充実する試合の。ハフォーマンスが悪ければ、罰走 し、サッカ 1 と真剣に向き合うことが普を命じられた。チームメイトには「ここ 段の生活にも生きる。そんな考え方を教は陸上部かよ」と不満を漏らす者もいて、 えてくれたのがオシムさんでした」 阿部も「これはキッいな」と感じていた が、一方で充実感を覚えてもいた。 ジェフ市原 ( 現千葉 ) の下部組織出身「手を抜けないというか、ビリビリした の阿部がトップデビュ 1 を果たしたのは雰囲気は、それまでのジェフにないもの 年 8 月のことだった。阿部はまだ高校だったし、オシムさんの経歴も聞いてい 2 年で、歳 333 日での出場は、当時たので、ヨーロッパでは当たり前なのか もしれない、これくらいやらなきや強く の最年少記録である。 翌年から阿部はレキュラーとしてチ 1 なれないのかもしれないなって」 ムの守備を支えたが、当時の市原は毎年 シ 1 ズンに突入すると、オシムの凄さ のように残留争いに巻き込まれ、辛うじをさらに実感することになる て降格を免れている状態だった。 まず驚かされたのは、最初の公式戦で ( 3 になったか、スデンコ・べあるナビスコカップのセレッソ大阪戦た ルデニック監督が名古屋グラン。ハスに引 った。 1 ー 0 とリードして迎えたハーフ き抜かれると、年は 7 位に終わる。べタイム、オシムが「このままでは負ける ングロシュ体制は 1 年で幕を閉じ、後任ぞ」と一言うと、それが予言であったかの はなかなか決まらない。 やがて年が明け、 ように逆転された キャンプが始まろうとしていた頃、よう続く東京ウエルディとの開幕戦のハー やく発表された新監督ーーそれが、イビフタイムには、失点の要因となるミスを チャ・オシムだった。 犯したル 1 キ 1 の山岸智の交代をコ 1 チ 初対面の印象を阿部ははっきりと覚えが提案したが、「良くなってきているから、 1 0 な顔ぶれが抜擢されたチームはアグレッ シプな攻撃サッカ 1 を展開するようにな り、ここから快進撃を開始するのだ。 トップ下の羽生が神出鬼没に動いて相 手を撹乱し、坂本將貴と村井慎一一の両ア ウトサイドも同時に攻撃に参加する。リ スクを冒した攻撃的なスタイルの中で、 阿部と佐藤の 2 ボランチもゴール前に飛 び出していく機会が増えた。 「それまでは後ろに残ることが多かった けど、オシムさんは「もっと上がってい い』『飛び出して行け』って」 中盤でポ 1 ルを散らし、いつの間にか 一きとた シ巻田し 年を磐闘 ゴール前に駆け上がる阿部のプレーは、 クの奮 た一日で まるでマンチェスター・のポール・ げマ面 遂ン月両スコールスのようだった。 長プ。攻 成ャ引は 「昔から好きだったんです。オシムさん にキ牽で も、を山に求められるプレーに近いのかは誰かと とはム王 身ン一天 考えた時、体格も同じくらいなのかな、 心ズチの よく映像を見て、参考にしてました」 守備の色が濃かった阿部のプレースタ イルに攻撃の色が加わりつつあった。 だが、変わったのはプレースタイルだ けではない。シャイで引っ込み思案の性 格にも変化が表われた。彼のメンテリテ イを変えたのは、左腕に巻かれたキャプ テンマークだった。 初は、 1 試合だけたと思ってい たんですよ」 プレシ 1 ズンマッチでコーチ からキャプテンマ 1 クを託されたが、そ の時は欠場した中西永輔の代わりだろう、 と受け止めていたところが、ナビスコ カップでもキャプテンマ 1 クを渡され、 「ええつ、マジか」と驚いナ 「だって、周りは年上の選手ばかりだっ たから。でも、坂本さんや ( 中西 ) 永輔 さんが『サポートしてやる』って言って くれたし、自分を変えるきっかけになる かもなって。高校の時からトップで練習 年 71 ″嫐覆職ー
/ 次変よく、 できました 菅原由勢 ( 名古屋 U18 / DF 厂 ① 5 試合・ 0 得点第一響、 年 6 月 28 日 3175 ・ 63 右 SB を主戦場とするが、「究 極のマルチロール」を目指し、 その才を随所に発揮。キルギ ス戦では本職に加えて。ボラ ンチと CB も高いレベルでこ なした。オーストラリア戦、 UAE 戦、イラク戦では CB として奮闘。陰の MVPté0 U ー 16 1 よく Yu k i n a 「 i S U G AWA R A できました 9 00 ミ 大変よく できました 福岡慎平 数京都 U ー 18 / F ) 5 試合・ 1 得点 ① 4 試合・ 2 得点第一、 ②年 6 月 7 日 3182 ・ 74 ~ 上当 年 6 月 27 日 3167 ・ 63 谷晃生 登録メンバーで唯一、全試合 非常に気が利く選手である。 先発出場。冷静なラインコン とりわけ危機察知力に優れた ( G 大阪ユース / GK ) トロール、球際と空中戦の気 キャプテンは、全体のバラン ① 4 試合・ 0 得点■ー・ 迫溢れるデュエルで輝きを放 師年 11 月日 スを見ながら危険なスペース つ。だが、準決勝では一瞬の ・ 187 ・ 78 を消し、ポールを奪えば積極 判断ミスが失点と自身の退場 準々決勝まではポールに触れ 果敢に前へ飛び出した。平川 に直結。 C B の逸材はこの苦 る機会が少なく、集中力の維 との連係も秀逸で、来年の U い経験を成長の糧とできるか。 持が難しかっただろう。準決 ー 17W 杯でも核を担いそうだ。 勝のイラク戦では飛び出しが 不安定だった。ただ、ピンチ にも動じない冷静さは評価に 値。定位置を争う青木の活躍 に、闘争心を掻き立てられた。 1 Shimpei FUKUOKA - をよく よく 1-0 一 Kosei TANI できました できました 谷本駿介 (C 大阪 U-18/MF) 棚橋尭士 ① 2 試合・ 0 得点声 - 第 1 年 3 月 7 日 ( 横浜ユース / FW ) ・ 1 田・ 55 ① 3 試合・ 4 得点鋼 - オーストラリア戦とイラク戦 年 7 月 12 日 で左サイドハーフを務め、持 3170 ・ 62 ち味である視野の広さ、バス キルギス戦でハットトリック センス、キープカで攻撃にリ を達成。ゴールに飢えた獰猛 ズムを生み出す。ただ、チー なハンターは、久保と並ぶチ ムの中でアクセントにはなっ ーム最多の 4 ゴールを挙げた。 ていたが、もっと自分の武器 しかし、先発した U A E 戦は をアピールしても良かったか。 ノーゴールで、イラク戦は出 番なし。重要な戦いで結果を 残せず、ひとつ評価を下げた。 アよく人 できました 第大フ気をたか貢ず 、今一い己せせにび 、ハた、見寄ム伸 ッ , 第第がドりもをの一は だイやる性体チ間 手サを語身身で時 点選両と献い取場 晴の、」でし奪出 訂る所激ル 】合 9 削 c-D 一あ海は一が 試年・は右レはてでポた 4 8 来はプちし際のし 「本会で持減球ら献 1 To i ( h i S U Z U K ー S h u n 5 u k e TA N ー M 0 T 0 鈴木冬ー (C 大阪 U-18/MF) ① 4 試合・ 1 得点第 - ・ 師年 5 月日 3161 ・田 右サイドハーフとしてキルギ ス戦、オーストラリア戦、イ ラク戦で先発出場。ゴール前 での冷静さ、トラップの技術、 そして一番の武器であや鋭い 仕掛けで攻撃にバリエーショ ンを加えた。守備でも帰陣の 速さと果敢なプレスが光った。 22 A k i t 0 TA N A H A S H ー 1 できました 0 る 0 R i k u t 0 KAT S U R A K e i t 0 N A K A M U R A 13 中村敬斗 ( 三菱養和ユース / FW ) ① 4 試合・ 2 得点 年 7 月 28 日 3176 ・ 63 4 試合に出場し、キルギス戦 こそ 2 ゴールを挙げたが、以 降は決定的な仕事ができず。 チャンスメイクでは貢献も、 持ち味を存分に出し切れなか った。プレーに連続性を持た せることで、洗練されたシュ ート技術もより生きるだろう。 よく 4 できました 0 三出場・得点三 生年月日 ! 身長・体重 ! 評価 ! 寸評 Pos.: No. ! 選手名 ( 所属 ) 青木心 まオーストラリア戦で見せた 2 度のビッグセープは、ライバルの谷と ・ 0 00.06.09 184 ・ 72 き優 1 ! チームに火を点けた。集中力の高さと準備を怠らない姿勢を示した。 ミ ( 」 FA アカデミー福島 U18 ) ! 大内一生 三今大会の 23 人の中で唯一出番なし。それでも練習に取り組む姿勢は ・ 74 箋可 = 0 ・ 0 三 00.09.08 ! 182 は横浜 FC ユース ) 素晴らしかった。この悔しさを今後に生かして巻き返してほしい。 小林友希 左 SB として出場したグループリーグ第 2 戦で負傷。そのまま離脱 , 00.07.18 180 ・ 6 な可 2 ・ 0 3 : ( 神戸 U ー 18 ) 守備力を買われての選出も、出場時間はオーストラリア戦の 22 分間 作田龍太郎 ・ 57 ・可 1 ・ 0 00.05.05 ミ 163 / 芸のみ。存在感を示せなかった口惜しさを今後の成長に繋げられるか。 : ( 神戸 U ー 18 ) 5 上月壮一郎 ! キルギス戦当日に先発から外れた悔しさをオーストラリア戦でぶつ ・ 64 . 可 ・ 2 n. 12.22 : 179 1 : けるも、それ以外は出番なし。潜在能力を備えるだけに奮起に期待。 は京都 U ー 18 ) 瀬畠義成 三グループリーグ第 1 戦と第 2 戦にボランチで出場。出足が悪く、簡 ・ 63 三可 ! 01 .01.19 ! 180 , 単にかわされる場面も。プレー予測とステップワークの向上が必須。 ! ( 」 FA アカデミー福島 U18 ) 三 松本凪生 : チーム最年少。オーストラリア戦のみの出場だったが、臆さすに堂々 ・ 60 三良 , ・ 01.09.04 ! 168 20 1 三たるプレーぶり。確かな技術と負けん気は、成長の土台になるはず。 ( C 大阪 U ー 15 ) 優 = 大変よくできました、良 = よくできました、可 = がんばりましよう Yo 5 h ⅳ 0 M 0 R ー YA M A 12 GK 森山佳郎 (U-16 日本代表監督 ) 稀代のモチベーター。練習や 試合でのアクション、言葉の チョイス、熱量、そしていわ ゆるアメとムチを巧みに使い 分ける指導法でチームを統率 した。刺激を与え続けること で、戦う集団 " へと育て上げ たマネジメントは見事だった。 DF MF / 大変よく できました 63 〃′確
0 年間勝点 1 位 & 2nd ステージ優勝 K AW A S A K ー F R O N TA L E KAWASAKI ゞリーグ残り 3 試合の対戦相手 11 / 3 ( 木・祝 ) 10 / 29 ( 土 ) 10 / 22 ( 土 ) 広島 割 G 大阪 彎鹿島 13 : 30 / 等々カ 得点者・ 川 = 大久保 ( 分 ) G = なし 8 勝 4 分 11 敗 川崎フロンターレ 16 節 日付 対戦相手 (H/A) 14 : 00 / 等々カ 時間 / 会場 第 1 ステージ 得点者・ での対戦 川 = 小林 ( 84 分 ) 広 = なし 10 勝 5 分 8 敗 JI 対戦成績 ゞ基本フォーメーション 小林悠 森本責幸 大久保嘉人 中村憲剛 三好康児・ の一森谷賢太郎 大塚翔平 狩野健太 エウシーーヨ 車屋紳太郎 ー小宮山尊信・ 長谷川章也 登里亨平 大島僚太 工ドウアルド・ネット 橋本晃司 中村憲剛 ー原川カ・ 工ドウアルド 田坂祐介 谷口影悟 井川祐輔 + を・武岡優斗 板倉滉 奈良童樹 チョン・ソンリョン 新井章太 3-4-2-1 高木 3 位 / 勝点 28 / 9 勝 1 分 4 敗 / 30 得点・ 21 失点 2 位 / 勝点 66 / 20 勝 6 分 5 敗 / 63 得点・ 36 失点 取材・文・江藤高志 ( 川崎フットボールアディクト編集長 ) 第 2 ステーシ成績 年間成績 14 : 00 / カシマ 得点者・ 川 = エウシーニョ ( 36 分 ) 鹿 = カイオ ( 27 分 ) 〇 〇 11 勝 5 分 9 敗 0 ?nd 2nd 2nd = 小林•= チョン・ソンリョン、井川、谷口、田坂、橋本、大久保、エウシー 工ドウアルド、板倉 イエローカード累積 3 枚で次戦出場停止※ = 今季すでに出場停止処分を科された選手。 再び警告が累積すると 2 試合の出場停止となる KEY PLAYER 2 △第 2 ステージでは 3 アシストを記録。スヒ。ードに乗っ たドリブル突破や飛び出しで、左サイドからチャンスを演 出している。果敢な攻撃参加は、チームの大きな武器だ 車屋紳太郎 2nd 3 「 0 十 = 怪我人 個人データ 0 6 ℃ 3 0 5.83 四 0 1 チョン・ソンリョン 12 0 0 24 安藤駿介 0 0 5.25 29 高木駿 0 0 ー 5.25 0 6.25 30 新井章太 0 6.00 2 0 0 5.77 2 登里享平 △第 1 ステージに比べ失点数が増重要度が増すシーズン終盤戦に 加している現状を打破するために 12 0 0 6. 3 奈良竜樹 0 0 おいて、その経験値は必ず生きる は、絶対的守護神の復帰が不可欠 1 3 0 0 5.63 4 井川祐輔 10 0 0 5.55 はず。精神的支柱としてペースが だ。焦りは禁物だが、次戦の広島 0 0 8 小宮山尊信 やや落ちているチームを鼓舞し、 戦でのカムバックには期待したい 0 5.81 1 8 0 最高のフィナーレヘと導きたい 17 武岡優斗 0 0 : 5.75 DF 4 三 5.83 3 5.75 30 5 18 エウシーニョ 3 20 車屋紳太郎 3 6.13 27 12 失点増に歯止めをかけて復調へ を 5.64 23 0 0 5.88 0 0 23 工ドウアルド 28 板倉滉 0 0 2 31 5.69 5 谷口彰悟 0 5.68 増加だ。 7 節まで無失点試合は「 4 」を数 年間勝点 1 位と第 2 ステージ優勝のダブ 3 6.05 6 田坂祐介 0 2 6.13 15 えたが、鳥栖戦以降の 7 戦はすべて被弾 0 8 5.75 7 橋本晃司 0 2 5.75 7 ル獲りを目指すチームだが、終盤にきて変 23 2 3 6.07 10 大島僚太 6.10 第 1 ステージは 15 失点だったのに対し、残 調を来たしている。第 2 ステージの 7 節ま 10 6. 四 5 6.17 28 8 14 中村憲剛 り 3 試合となった第 2 ステージはすでに 21 0 5.50 1 5 原川カ 0 0 では 6 勝 1 分と順調に勝点を稼いだが、 8 0 0 4.50 16 長谷川竜也 0 0 4.50 失点を喫している。対応を誤って失点した 節の鳥栖戦を落として以降、 7 試合で 3 勝 0 5.83 0 : 5.83 16 3 19 森谷賢太郎 2 鳥栖戦に始まり、 2 ー 5 で敗れた柏戦では 24 2 2 5.84 4 敗と失速。 1 敗で乗り切った第 1 ステー 工ドウアルド・ネット 13 0 2 5.81 21 5.93 0 6.00 12 0 22 中野嘉大 2 0 セットプレーからもネットを揺らされた ジと比べて明らかに負けが込んでいる。 5.63 25 狩野健太 2 0 6.50 その柏戦で井川が全治 4 か月の重傷を負い、 その主因として考えられるのが失点数の 3 : 5.85 26 三好康児 ー 5.88 14 0 31 田中碧 0 0 0 2 節後の大宮戦で G K チョン・ソンリョン 0 0 0 32 テユーク・カルロス 0 ラストヨ戦はコイ」に注目 が韓国代表招集中に負った怪我を悪化させ 2 ま 5.70 9 森本責幸 0 0 5.50 9 4 4 6.43 30 15 8 6.18 1 1 小林悠 14 9 たのも痛かった。さらに直近の神戸戦で左 FW 5.58 30 15 3 5.84 13 大久保嘉人 13 4 股関節を痛めた中村は全治 3 週間と発表さ 0 5.56 12 2 27 大塚翔平 8 ※試 = 出場試合数、得 = 得点数、 A = アシスト数、採点 = 本誌平均採点。 れている。 データ内の赤字は各項目の最多で、採点トップは出場時間 3 分の 2 以上の選手。背番号が白ヌキの選手 はシーズン途中に退団。 ただ、チョン・ソンリョンと中村は次戦 チームデータ の広島戦での復帰を視野に入れており、井 川不在の C B では、第 1 ステージの守備カ ホーム・ゲーム勝率 アウェー・ケーム勝率 向上に寄与した奈良、エドウアルドが戦列 得点 ( OG 除く ) に戻っている。ハイレベルなチーム内競争 失点 ( OG 除く ) シュート が見込めるので、残り 3 戦では再び堅牢さ 決定機 を見せてくれることに期待したい。 被決定機 試 総シュート数 一方、攻撃面で気がかりなのが大久保の 平 均 率 ( 得点 / 総シュート数 ) 得点ペースが落ち気味な点。その穴は小林 総決定機数 決定率 ( 得点 / 総決定機数 ) が埋めているが、ゴールで周囲を活気づけ 総被決定機数 るエースの復調が望まれる。 被決定率 ( 失点 / 総被決定機数戸 Po &. 背番号 名前 チョン・ソン一 年間 第 2 ステー KEY PLAYER 1 0 2 GK GK 1 ー 0 0 震ら / 3 KEY PLAYER 中村憲剛 / 9 2 14 6 7 0 0 , ー一 4 MF 5 4 奈良竜樹 (DF) 第 1 ステージ・ 12 節の神戸戦で脛骨を骨折し、 リハビリに励んでいた奈良がコンディションを上 げている。 9 月 22 日の天皇杯・ 3 回戦の千葉戦 で約 4 か月ぶりに実戦復帰。延長戦までもつれ込 んだ一戦でフル出場し、健在ぶりを示した。リオ 五輪出場を直前した男のき、しには注目だ。 ※丸数字はリーグでの順位 ※チームデ - タは年間の成績 667 % ① 62.5 % ② 2.03 点① 1.16 点⑦ 12.61 本③ 4.81 回② 3.19 回⑥ 391 本③ 16.1 % ① 年間ゴール 1 位 149 回② 42.3 % ① 小林は第 2 S で、 7 試合連続 99 回⑥ 得点など躍動。大久保ととも 36.4 % ⑩ にチームトップの 15 点を奪う
大勝後も保ち続けた緊張感 消化試合にすることを許さす 準々決 「負ける要素かない」 勝当日の朝を迎えて、森山佳郎監督 。余裕の気持ちでいたという LL ー LL< からアシアに割り振られ た世界切符の枚数は 4 つまり、 4 強に残れは来年のーワールドカ ップに出場できる。前回大会で日本 は運命を分ける韓国との決戦に敗れ たが、森山監督は当時のー代表 でアシスタントコーチを務めていた さぞピリヒリしているだろうと思い きや、前日練習を終えた時点で、指 揮官はすでにニコニコ顔だった。 確かに準々決勝へ至る道のりは順 風満帆だった。初戦でヘトナムに 7 ー 0 と大勝を収めたのを皮切りに、 続くキルギス戦は 8 ー O オースト ラリアとの最終戦も控え組中心で 6 ー 0 と圧倒的な勝ちっぷりである ただ、森山監督の余裕は、そうした 試合結果から来るものではなかった。 むしろ、楽勝か 3 っ続いた後に大 , しかに 一番を迎えるという流れま、 も危険である。第 3 戦は主力を休ま せたが、それも含めて精神的な緩み か出るリスクは小さくなかった。経 験豊富な森山監督にそれか予期でき ないはずもなく、その点に関しては 徹底した目配りを続けてきた。 に印象的だったのは、第 2 戦で 大勝した翌日の練習だ。 1 試合を残 してグループステージ突破が決まり 空気が弛緩してもおかしくないなか で、指揮官は「まさか「これで第 3 戦は出られる』なんて思ってないよ な ? 」と控え組を刺激しつつ、主力 組にも「まだ何も成し遂げていない からな」と厳に言い含めた。 3 戦目 U A E を退けて、来年の W 杯出 場権を獲得。厳しいプレッシャ ー下での勝利は成長につながる TOSHi* iMSUNG マ蚌本荒を世 0 リ一
。 1 ー R A Q— 0 J A P A N 示唆に富む劇的な - 戦 [ 日本代表企画」 ニッポン対アジア 途中出場の山口が勝利の立役者に。 F K のこぼれ球に反応し、豪快なポレーを突き刺した ◆トップ下・清武は 1 ナ積た 勝ョをつ 期待から「確信」になる 1 、ン 3 た 、イ点合 多くの示唆に富む一戦だった。 はデ勝試 なによりも、勝点 3 を上積みでき 日のゞ、深 たのは大きかった。 1 勝 1 敗で迎え う半こ味 、冂・ . ル卞 た 3 戦目は、ヴァイッド・ 戦後っ興 を三る裕ジッチ監督の去就問題が囁かれる状 選開せ橋況でのゲームでもあ 0 た。幸先良く 予め展出 先制しなからもセットプレーから同 終収い見 最をしを点に追いっかれ、逆転負けを喫した ア利苦長 D<LLJ との初戦をなぞるような展開 シ勝う成介 だったが、ロスタイムの劇的な勝ち アといと田 け 1 とヒ本越し弾によって、勝利を収めた。 向一う進 に 2 奪 智最終予選は結果がすべてだ。 3 節 ト誌を終えて日本は 2 勝 1 敗の勝点 6 出戦点ム プチ月 6 日時点 ) 。同節にタイに 3 ー 、島蟾 1 と快勝した D<LJ-J と勝点で並び、 カイかく広司 当該成績によってグループ 4 位に転 トのとな 之 ル節んで落したとはいえ、黒星スタートの後 一 3 なけ とちらに 三体滝の 2 連勝は上々の出来だ。。 ワたにオ えムた明転んでもおかしくない試合で白星を ア迎イけ鳥藤 シでタ上岶手繰り寄せ、勢いも得られたはず ロ敗ルみ 締め切りの都合上、 4 節のオースト [ 日本代表 / イラク戦レポート ] 香川に代わり、トップ下で先発した清武は、期待に応える活躍ぶりで攻撃をリード 〃′ 48
中村圭 0 こイ 飽くなき欲求 直近の神戸戦は 0 ー 3 で敗れありました。前がチャンスを外して、者が出て、逆転したけどその後が良し、それがこの後のリーグ 3 試合と 自分の予定では ました。試合後、「前と後ろが一致逆に後ろが決められたら、ああいう くなかった。神戸戦は、さっきも = = 〕チャンピオンシップ、天皇杯に向け職 勝点を得ているはずだった。 しないと勝てない。ウチは、前たけ 結果になってしまいます」 ったように点を取るチャンスはあっ た相手への牽制にもなるはずです。朋 あらが たから悔しさはある。 が良くて勝ってきたわけじゃないし、ーー・今季は連敗こそないですが、第た。この 3 試合に関してはもっと抗それにチームのまとまりは、今まで ーーーリ・ーグ戦も残り 3 試合となりま後ろだけが良くて勝ってきたわけで 2 ステージに入り黒星が増えているえたと思います」 以上。メンバー外だった選手が試合 した。ここまで積み上げた勝点をもない」というコメントを残してい のは気になります。 ーー今後の課題は ? に出て結果を残して、『俺も俺も』 どう評価していますか ましたね。 「もったいない試合が続いていると「もうずっとですけど、取り組みたという空気が出てきた。監督は練習 「確か途中までは史上最速ペースだ「一一 = ロ葉のままで、ウチはそうやって いう印象です。柏戦 ( 2 ー 5 ) はセ いのは自分たちの質のところ。相手で良かった選手にチャンスを与えま ったんですよね ? でもこの 4 試合勝ってきた。神戸戦は、ちょっと緻 ットプレーで簡単に失点して自減しの厳しさやグラウンドの状況に左右す。ウチは試合と練習は別というこ で勝点 6 しか積み上げられていない。密さに欠けていたと思います。相手てしまい、大宮戦 ( 2 ー 3 ) は退場されないで、ポールを保持する。そとはないので、練習で結果を残せば 自分のなかでは『 R 』になっているのプロックの間は空いていたし、そ してゴールへ向かうためには何が必試合に絡めるんです」 予定でした ( 苦笑 ) 。だから悔しい こで正確につないでいたら十分にや 要かを考える。そこはチームではな トレーニングの内容は実戦形式 です。ただ、ここまで試合に出続けれたはずです。ただ向こうが 1 点を く、一人ひとり、選手の意識で変えがほとんどです。 ていた選手は疲れが溜まっているで取って守備を閉めてきた。神戸から られると思います」 「練習のための練習ではないという しようし、ここで 3 週間の中断期間すると、先制してやることが明確に こと。試合のための練習だし、何ひ があったのは良かった。この時間をなったんだと思います。後半にウチ とっ無駄なものはない。大切なのは 使ってもう一度、やるべきことを整がシステムを変えましたが、それで ク目と頭を揃えること % 技術の向上 少し落ち着かせてしまったところも 理したいです」 もそうですし、みんなが取り組めて いると思います」 ーーー改めて、全員が試合に絡めてい る理由はどこにあるのでしよう ? 「単純にみんなが振り落とされない ( ツ一よう食らい付いている。それに、コ ーチングスタッフを含めて周りの声 掛けのおかげだとも感じます。僕も チームメイトと積極的にコミュニケ ーションを取っています」 具体的には誰と話すことが多い ですか ? 「モリ ( 森本貴幸 ) や ( 狩野 ) 健太 とはキャンプの時から話していまし まとまりは今まで以上。 た。若手だと奈良 ( 竜樹 ) ちゃんと 日本代表の悠や僚太は か、 ( 車屋 ) 紳太郎にはタイミング 例年以上にフル稼働している。 を見ながら、いろんなことを話して 今季を振り返ると、選手層に厚います。三好 ( 康児 ) はなかなか聞 みが出た印象です。公式戦では 2 種きに来れないだろうからこっちから 登録選手を除き、陣を含めて全言う ( 笑 ) 。ほとんどの選手と話し 員が出場しています。 ていますよ」 「スクランブルですが、いろんな選 三好選手に対しては最近、フィ 手が経験を積んだのは大きいと思い ニッシュの精度についてアドバイス ます。様々なシステムを試せているをしているみたいですね。 「飽くなき欲求がないとタメー」 チームのさらなる進化、そして自身の成長のために、 中村憲剛は常に上を見続けている 風間体制 5 年目を迎え、成熟度を高めるチームの現状や 自身のプレーについて語ってもらった。 取材・文・いしかわごう ( サッカーライター ) 写真・早草紀子 切ー U 8
年間勝点 1 位のほうがプライオリテたように、「年間勝点 > ステージ 旧 5 5 京 5 5 イは高いはずだ。 優勝」という図式があるため、仮に カ 1 位・浦和と 2 位・川崎の年間勝年間勝点で 4 位以下に転落すると O 注 Øでかなり不利になる 点差は、残り 3 節でわずかにク 1 節 む手・ 終 リーグ 4 連勝中の浦和がこのまま逃とはいえ、直近の 5 試合は 2 勝 1 最 田島崎潟宮 5 古栖 島崎和相 の 新大柏名鳥 げ切るのか、直近の 5 試合は勝ち負分 2 敗と不安定な鹿島も、残り 3 節 戸 鹿川浦対 けを繰り返す川崎が勢いを取り戻しで年間勝点 4 位の 0 大阪、同 5 位の 彎権 .5- . Ⅲ一泉 .5 . 旧編 . - 阪 て巻き返すのか。リーグ終盤の最大柏と 8 ポイント差、同 6 位の大宮と た 場 ーレ の見どころは、年間勝点 1 位の座をは 9 ポイント差。しかも、鹿島は得 cn の 回 を O プ 失点差でも後続の 3 チームを大きく 巡る両雄のデッドヒートになる。 & ラ 宮戸浜 リードしている ( 左の順位表参照 ) 。 次の節が行なわれるのは月 勝ク膕島大 鹿 (5 柏大神横 優 8 余程のアクシデント ( 例えばリーグ 日。代表戦 ( 同 6 日のイラク戦、 当 0 彎・を 日のオーストラリア戦 ) 、ルヴァン 3 連敗 ) かないかぎり、年間勝点 3 れ ろのひとつなのだ。 で 位以内は固い カップ ( 同 5 日、 9 日の準決勝、 は 島 面白いのは、第 2 ステージの最終 , 崎との年間 ただ、一方で浦和、Ⅱ 日の決勝 ) を挟んで再開されるわけ 鹿 節に鹿島と神戸の一戦が組まれてい 勝点差はそれぞれ「 8 」と「 7 」で だが、 3 週間に及ぶこの中断期間 ールのチャンスメイクを主武器に、 るところだ。神戸がそこまで優勝の の過ごし方も、浦和と川崎の命運をあり鹿島がここから上位 2 チームかⅱ月日開催というスケジュール を考えれば、 1 回戦は回避したい。 節に浦和を、直近の節に川崎を可能性を残していれば、大注目のゲ 分ける大きなターニングボイントにを逆転するのも難しい ームになる。 なるかもしれない その意味で鹿島が警戒しているの破った神戸の実力は侮れない。 仮に鹿島が年間勝点 3 位を確定さ 一部の報道 ( 2 月 8 日現在 ) によ せたとして、彼らにとって最悪なシは神戸だろう。第 2 ステージでは 7 年間勝点で 8 位に甘んじている神 0'0•- 回戦を回避したい : 戸が OØに出場する道は、もはや第れば、今季限りで 2 ステージ制と 0 ナリオは、甫和、日 , 崎以外のクラブ戦無敗 ( 6 勝 1 分 ) と絶好調て 鹿島が警戒するのは・ : 方式を廃止し、 2017 年シース が第 2 ステージで優勝するパターン節を終えた現時点で浦和に勝点 5 差 2 ステージ優勝しかない。いわよ 第 1 ステージを制して OØ出場権だ。そうなった場合、第 2 ステージの 2 位につけている。四ゴールで得 2 ステージ制ならではの話題を提供ンから通年のリーグ戦に戻すという。 点ランクのトップを行くレアンドロしているのか今の神戸であり彼ら来季よりライブストリーミングサー を獲得した鹿島も、できれば年間勝最終節の 3 日後に OØの 1 回戦 ( ⅱ 点で 3 位以内を確保したい。前述し月 6 日 ) を戦うことになる。準決勝の決定力、技巧派ペドロ・ジュニオの快進撃がどこまで続くかも見どこビス DAZN 』と年間で約 210 0 億円の放映権契約を締結したこと などで 2 ステージ制を見直す流れに す間っ ち点 と年よ 位くに数 なったわけだが、今季は今季で通年 2 除順点 テ勝間上 日 ををの得 6 制にない醍醐味をサッカーファンに 者ム下点総 敗一以 提供できているのではないか。神戸 しチは総 / 回 と出合の差 の躍進がまさにそうであり ム場合点 一勝じ試失 年 クル・ヴィッセルツか第 2 ステージ チア同全得 勝ノが戦・ 制覇を成し遂げれば OØへの関心は . ち点 優点グロ ン 年 さらに高まるはずである をピ年② 6 者 「年間勝点 1 位がそのままリーグ 去勝、ヤ 点績 チャンピオンにならないのはおかし 回 失成 方勝チ 勝位定決 3 る得戦 プ、す。の対 い」との意見ももちろんあるが、 2 年 、冫ッ定る合の のシっ决す試間ト ステージ制特有の楽しみ方があるの 位一「で定全ムン 点 オ丿位決戦一イ もまた事実だ。一フスト 3 節でどんな ビ少順をグチボ 間ン位の位一該則 ドラマが生まれるのか。興味深く見 年年ャ。点順リ当反 【チる勝て①③④ 守りたい。 ・上位 6 クラブの第 2 ステージ順位表 ( 14 節終了時点 ) 目浦和 34 14 11 2 31 1 0 21 1 神戸 2 3 0 川崎 28 14 4 ・柏 27 1 4 5 G 大阪 27 14 6 の横浜 26 14 ・上位 6 クラブの年間勝点順位表 ( 31 節終了時点 ) 1 浦和◇ 67 31 21 6 4 2 0 川崎◇ 66 31 20 6 5 3 彎鹿島◇ 59 31 8 4 G 大阪 51 31 15 6 5 ・柏 31 14 9 6 を大宮 50 31 ◇ = チャンピオンシップ出場決定 チャンヒオンシップの大会方式 【 1 回戦・準決勝】 両ステージを通算した年間勝点 1 位、 2 位、 3 位のチームと 各ステージの優勝チームによるトーナメント戦 ( 1 回戦制 ) 。 ※ J 1 リーグ年間勝点 1 位のチームは常に決勝へシードされる ※ 1 回戦の試合会場は年間勝点上位チームをホームとする。 準決勝の試合会場も同様。 ☆試合方式およひ勝敗の決定 分間 ( 前後半各 45 分 ) の試合を行ない、 勝敗が決しない場合は年間勝点上位チームを勝者とする。 【決勝】 年間勝点 1 位のチームとチャンピオンシップ準決勝の 勝者によるホーム & アウェーでの対戦。試合会場は、 第 1 戦を準決勝の勝者のホームとし、 第 2 戦を年間勝点 1 位チームのホームとする。 ☆優勝チームの決定方法 2 試合が終了した時点で勝利数が多いチームを優勝とする。 2 試合が終了した時点で勝利数が同数の場合には、次の順で決定する。 ① 2 試合の得失点差② 2 試合におけるアウェーゴール数 ③年間勝点 1 位チーム 顯位 , チーム名 勝点試合勝分 ! 敗得点ゞ失点失差 1 ・ - つ」 1 ー 00 っ 0 ) ! 勝点ー試合ー勝一分・敗 : 得点失点得失差 願位チーム名 CN っっ 0 っ 0 っ 0 っ 0 「 / っ乙 5 ) CD ら ) C.D 広 ) ・ - 4 ・ CO 8 フ′ 0 0 3 い X 年間優勝 明お安田キ J.LEAGUE' CHAM 円 ONSHIP 決勝 ( ホーム & アウェー ) 第 1 戦 : 11 / 四 ( 火 ) 第 2 戦 : 12 / 3 ( 土 ) 準決勝 11 / 23 ( 水・祝 ) C S の暫定トーナメント表 ( 10 月 1 日現在 ) 年間勝点 3 位 ( 第 1 ステージ優勝 ) 年間勝点 2 位 年間勝点 1 位 ( 第 2 ステージ優勝 ) 16 節 ( 10 29 ) 1 7 節 ( 1 1 3 ) 15 節い 0 22 ) 0 7