みあげ - みる会図書館


検索対象: くまの子ウーフ
32件見つかりました。

1. くまの子ウーフ

くまだから、くまの一びきぶん。ゥーフなら、くまの子の一びきぶんさ。 みんなが一びきぶん、しつかりはたらけばいいんだ。や、にじがむこうの 上までかかったよ。」 おとうさんは、空をみあげました。 やまうえ 「林からでて、山の上まで、まるでたいこばしみたいだ。」 ました。 と、ウ 1 フカしし 「ほんとに、ひさしぶりのにじね。」 ぼうしをもってきたおかあさんも、まどからにじをみあげました。 なっ そら まっさおな空にかかったにじのいろは、この夏にみたどのにじよりも、くっ きりとうつくしくみえました。 にじも、にじ一。ほんぶん、いっしようけんめいかかっているようにみえま した。 うえ はやし こ 118

2. くまの子ウーフ

するほうへかけだしました。 「ああ、ここだな。ふんふんにおってくる。」 ウ , ーフは木をみあげました。 「はは、・ほく、はちみつだいすきさ。」 ウ , ーフはさっそく木にの・ほりました。 164

3. くまの子ウーフ

空をみて、 「あ、にじだ。」 と、ウーフがさけびました。 「おとうさん、にじだよ。」 はたけにいたおとうさんも空をみあげました。 「やあ、きれいだなあ。」 おとうさんは、まどから、おかあさんをよびました。 「おかあさん、にじだよ。それから、ぼうしをとっておくれ。」 「おとうさん、どこへ いくの。」 と、ウーフがたすねました。 「ミミちゃんのうちで、あつまりがあるんだよ。こんどから、水でこまらな ちょすいち いように、貯水池をつくろうって、そうだんするんだよ。」 みず 115

4. くまの子ウーフ

たぜ。」 ツネタが、ヘびをつかみあげました。 「これ、ぼくのよそゆきのベルトにするんだ。いいだろ。」 「ねえ、ゲラさんとこ、ひょこが五わも生まれたんだよ。」 と、ウーフがしらせました。 「やあ、おめでとう、ゲラさん。」 「ゲラさん、おめでとう。」 ミミとツネタは上をみあげて、おいわいをいいました。 けれど、ゲラもゲラのおよめさんも、入り口からかおをだしませんでした。 こえみみ もっとも、ふたりともひょこたちにむちゅうで、だれの声も耳にはいらな かったのですけどね。 それから、いく日かたちました。 、つえ にち ぐち

5. くまの子ウーフ

さかなにはなぜしたがない ぶなの木の下で、ひるねをしていたくまの子ゥーフは、目をさまして、木 をみあげました。 ぶなの木は、みどりの葉をつけて、さもきもちよさそうに風にふかれてい ました。 「木よ 冫いいなあ。木になりたいなあ。」 おも と、ウーフは思いました。 けがわ 「こんなもしやもしゃの毛皮のかわりに、みどりの葉っぱをつけて、すすし そうに立ってるんだ。そしてさ、じっと立っていたら、みつばちがきて、 すをつくるかもしれないね。そしたら、ぼく、木のぼりしなくてもはちみ した こ かぜ

6. くまの子ウーフ

と、。ヒヒがいいました。 「そうさ。なめてなくなったら、またっくるよ。あら、雨がやんじゃった。 てんきあめ お天気雨だね。」 ひ お日さんがかおをだして、はつばのつゆがきらきらひかっています。 木のえだのくものすも、ぎんいろのビ 1 ズ玉をつなけたように、すずしそ うに風にゆれています。 「。ほくだってあめやさんになれるさ。なれないなんてことないそ。」 ゥーフは、空をみあげてうれしそうに、 「うーふう。」 と、うなりました。 かぜ あめ 158

7. くまの子ウーフ

「ねえ、ちょうちよさん、ちょっときいてもいいですか。」 「ああ、 と、ちょうちよがはねをひらいたりとじたりしながらこたえました。 「あのう、ちょうちよさん、きみも小鳥みたいにひょこだったの ? 」 「ぼくがひょこだったかって ? とんでもない。」 と、ちょうちよがこたえました。ゥーフはびつくりしました。 「あれ、ちょうちよさんが、「ほく』だって。」 おとこ 「・ほくといってわるい力し ぼくは男だぜ。」 と、ちょうちょはいいました。 「ぼくはひょこじゃなかったよ。はははは、・ほくはねーーー。」 ちょうちょは長いひけをかわるがわるもちあげて、じろっとウーフのかお をみあげました。 なが とり - 142

8. くまの子ウーフ

「でも、しばるものもってこなかったな。。 とこかに、なわよよ、 オしかな。」 くさ ゥーフは、あたりをみまわしました。けれど、草むらにはなわなどおちて いませんでした。ゥーフは、上をみあげました。 「あ、ある、ある。」 あお かしの木の枝に、だれがひっかけたのか、青いひものようなものがまきっ いているではありませんか ゥーフはせのびをして、手をのばしました。ぼうの先にひっかけようとし たのに、とどきません。もういちど、手をのばしたとき、そのひもがするす るとうごきました。ひもは枝をつたって、ゲラの家のほうへすすんでいきま す。 ゥーフがいきをつめてみていると、ひもはかまくびをもちあげました。あ あ、それはひもではなくて、ウーフの大きらいなへびだったのです。 えだ えだ さき

9. くまの子ウーフ

9 くま一びきぶんはねずみ百びきぶんか おてんきの日が、つづきました。 いく日も、雨がふらないので、どこのうちでも水がなくてこまりました。 みず 小さな井戸は、すぐ水がかれてしまったのです。 けれど、ウーフの家では、去年、ふかい井戸をほって、モーターで水をく みず みあげていたので、つめたい水がたくさんでました。 ゥーフの家に、きつねも、やぎも、りすも、みんながばけつをさげて、水 をもらいにきました。 みずくさ 水も草も、かわいて、ききようの花も、白くなっていましたし、つぼみの まま、ひらかないでかれてしまいました。 にち あめ きよねん しろ みず 、◆◆◆食 ◆◆◆・く ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ~ ◆・◆ ◆◆・◆、、 、イの みず みず 103

10. くまの子ウーフ

「雨はあまくもしよっぱくもないよ。雨でもあまいあめならなあ。水あめ、 ( くろ ターあめはつかあめ、ぼうあめねじりあめ、ペろペろあめ、黒ざとうあめ ああ、ぼくやつばりあめやさんになろう。ぼくはあ にはちみつあめ : めがだいすきだから、とてもおいしいあめがつくれるとおもうよ。」 すると、 「うふふ。」 ごえ と、わらい声がしました。 うえ ゥーフは上をみあげました。 冫したの力」 「や、ピ。ヒちゃん、そんなと一、こ、 「そうよ、雨がふったから、ここでやすんでたのよ。でも、ウーちゃん、あ めやさんになって、あめつくって、あじみをする ? しない ? するで しよ。」 あめ あめ あめ みず 156