舘石昭 AK 旧 ATATEISHI 社団法人 日本写真家協会会員 社団法人 日本写真協会会員 レジャー・スポーツダイビング産業協会副会長 社団法人 株式会社 水中造形センター代表取締役 月刊『マリンダイビング』『海と島の旅』『マリンフォト』『アイラブダイヒング編集長 1930 年、千葉県に生まれる。 1952 ■主な作品 1978 年、ビーチリゾートマガシン 年、千葉大学工学部意匠学科に在学 『海と島の旅』を創刊。日本ではまだ 写真集「海中公園」 ( 朝日新聞社 ) 中、毎日新聞ネ土主催の全国学生油絵コ 知られていなかったモルディブを撮影 写真集「海のさかな」 ( あかね書房 ) ンクールで毎日新聞社賞受賞。同学中 した作品を新聞、週刊誌やテレビなど 「沖縄の海と自然」 ( 小学館 ) 退。 1956 年、絵のモチーフを水中に のメディアを通して紹介。観光ツアー 写真集「青い世界の仲間たち」 ( 水中造形セン 求めてダイヒングを始める。やがて手 一辺倒だった日本の旅行界に、ビーチ ター ) 作りのハウジングで水中撮影を始める。 リゾートでの滞在型バカンスを提案。 「水中与真入門」 ( 朝日ソノラマ ) アートを感じさせる作品は、新たな芸 1983 年、『アイ・ラブ・ダイビング』 写真集「海のオリビア』 ( 水中造形センター ) 写真集「珍しい魚」 ( 水中造形センター ) 術表現として話題を集める。 ( 『ダイビングスクール』を経て 2005 年 「死の淵を潜る」 ( 水中造形センター ) 新創刊を創刊。 1988 年、日本初の水 「海で出会った動物たち」 ( 水中造形センター ) 1957 年、日本初の水中写真展を開 中写真の専門誌「マリンフォト』創刊。 写真集「海の妖精」 ( 水中造形センタ - ) 催。同年、日本初の長編カラー海底映 『マリンフォト』では月例の水中写真コ 「海の魚図鑑」 ( 水中造形センタ - ) 画『海は生きている』 ( 岩波映画・羽仁進 ンテストのほか、国内外の水中撮影機 「ニコノスフルガイド』 ( 水中造形センター ) 監督 ) の水中撮影を担当。水中撮影に 材に関する最新情報を言 「遥かなる珊瑚礁」 ( きようせい ) おけるこうした活動を機に、 1958 年、 1993 年、日本で初めて、ダイビン 「マイ・マリンフォトグラフィー 30 物ア二バー サリー」 ( 水中造形センター ) 水中造形センターを設立。同年、新制 グとビーチリゾートに的を絞った旅行 「アートするサンゴ礁」 ( 水中造形センター ) 博「世界のダイビングリゾート」 ( 現在 作協会で、新作家賞受賞。 1959 年に 「地球は生きている」 ( 水中造形センター ) 初の 16 、水中記録映画『海底の重斛勿』を の「マリンダイビングフェア & 海と島 「エターナルプルー」 ( 水中造形センター ) 制作。さらに 6 つの映画で水中撮影を の旅フェア」 ) を翩崔。 「 Colo 「 ~ 海中色彩図鑑 ~ 」 ( 水中造形センター ) 担当。その後、 1966 年 4 月、羽田空港 2004 年 1 月四日、カリブ海ケイマン 「ミ二フォトシリーズ KE 日 AMA 』 ( 水中造形セン 沖での全日空機墜落事故をスクープ。 諸島でダイヒング界をリードした人に ター ) 同年、「タティシプロニカマリン I 」を 与えられる「インターナショナル・スクー 「ミ二フォトシリーズ M Ⅳ AKOJ Ⅳ A 』 ( 水中造形 センター ) 試作。 1967 年、「タティシプロニカマ パ・ダイヒング・ホール・オブ・フェイ 「マリンフォト入門」 ( 水中造形センター ) リンⅡ」のデザインに成功。 ム」にアジアで初めて選ばれ、ダイビン 「クリスタルプレー」 ( 水中造形センター ) 1969 年、ス , クーバダイビングの普 グの殿堂入り。 「地球の海」 ( 水中造形センター ) 及を目指し、日本初のダイビング雑誌 現在、「マリンダイビング』、『海と 「悠久沖縄」 ( 水中造形センター ) 「マリンダイビング』を創刊。創刊から 島の旅』、『マリンフォト』『アイラブ 『 MALD Ⅳ ES1978t0200 ] 』 ( 水中造形センター ) 現在に至るまで、 BC 、ドライスーツ、 ダイビング』編集長としてダイビンク 『地球水族館』 ( 水中造形センター ) アイスダイビング、ダイブコンピュー のメジャー化に努め、水中写真ブーム 『珊瑚の海から』 ( 水中造形センター ) 写真集 fMALDIVESJTTAHlTl 』「 PALAIJJ 夕、テクニカルダイビングなどダイビ をリードする一方、水中写真家として 「 FAKARAVA 」 ( 水中造形センター ) ングの最新技術をいち早く取り上げ、 映画、テレビ、新聞、雑誌など、第一 日本に広く発信してきた。 1971 年、日 線で活躍を続けている。 本初の勺な水中写真コンテスト「マ リンダイビング水中写真コンテスト」 を翩崔。海の環境イ呆護を訴える手段と して、日本における水中写真の普及に 努める。
イルカに会える世界の海 日本をはじめ、世界中にイルカに会える スポットがある。ここではこの写真絵本の撮影地となったバラオにある ドルフィンズ・バシフィックのユニークなドルフィンプログラムを紹介していこう ! イルカのリサーチ & 研究を行なう ドルフィンズ・バシフィック イルカと触れ合うことができる施設はたくさん あるが、美しい自然に包まれた海の楽園・パラオ に造られた《ドルフィンス・ / ヾシフィック》ほど 恵まれた環境はほかにないだろう。ロックアイラ ンドと呼ばれる、小さな島々に囲まれた入り江に 造られた施設は、東京ドームニつ分の大きさ。世 界最大のドルフィンリサーチ施設として、イルカ のリサーチや研究を目的としながら、人々がイル 力と触れ合うことによって、イルカへの王牟を深 めてもらおうと、多彩なプログラムを用意している。 イルカとの触れ合いに始まり スイム & タイビングを楽しめる 上 ) 施設の中心に建つオブザー 《ドルフィンス・ / ヾシフィック》は、パラオの中心 べーションヒル中左 ) 「ワンテー トレーナー」に参加すれば、イル となるマラカル島の港からポートで 5 分ほど行った 力のトレーナー体験ができる中 ロックアイランドの中にある。ドルフィン・べイと 右 ) 6 歳以上からは「ドルフィン 呼ばれる入り江で右ペーシに紹介するようなプロ スイム」に参加できる下 ) 日本 人トレーナーもいる クラムを開催する。どのプログラムに参加するに の仕事を 1 日かけて体験する「ワンテートレー しても、初めてのゲストはまず「クローズエンカ ウンター」に参加しなくてはいけない。ここでイ ナー」や、さらに 20 ~ 30 日かけて本格的にトレー ナーの仕事を勉強・研修できる「アシスタント・ ルカの生態や能力、イルカがすむ環境など、イル ドルフィン・トレーナー」というプログラムもあ 力に関する基本的な知識を得る。その後、イルカ る。さらに障害がある人でもパラオの美しい自然 と一緒に泳いだり、スクーバダイビングを楽しん だりと、好きな方法で実際にイルカと触れ合いな の中でイルカと触れ合えるような、個別のプログ がら、より知識を深めていくことができる。 ラムも多数用意されている。 ドルフィントレーナーを目指す ドルフィンズ・バシフィック 本格プログラムも TEL ( 680 ) 488-8582 FAX ( 680 ) 488-8586 《ドルフィンズ・パシフィック》では、単にイルカ ※日本語対応 と触れ合うだけではなく、ドルフィントレーナー
ではないかといわれている。また、イルカの直接 量の酸素を蓄積できることと、心拍数や血流をコ の祖先は / ヾキスタンで約 5000 万年前の地層から ントロールする仕組みか発達しているからだとい 発見された「パキケタス」だともいわれている。 われている。 その後、今と同じ種類のイルカになったのは約 @ 7 イルカは遊ぶのが大好き 200 万年前といわれている。 ◎。⑨イルカの寿命は ? イルカは人間と同じように「遊ぶ」こと が大好き。よく目にするのはポートか立て イルカの年齢を知る重要な手がかりは、 る波に乗っている姿。普通に泳ぐよりも波に乗っ 歯。イルカの歯の断面は地層のような構造 ているほうか楽チンというのが大きな理由。と になっている。一年に一層ずつ成長しているので、 きに大きなクジラが立てる波に乗ったり、サー 歯をチェックすればイルカの年齢がわかるのだ。 ファーに交ざって大きな波に乗ったりしている姿 イルカの正確な寿命はまだ不明な点が多いが、計 も確認されている。 測された最高齢の記録ではオキゴンドウが 62 歳、 また、群れの中での追いかけっこも大好き。と マダライルカが 45 歳。 きに水中に漂う海草をヒレやロに引っ掛けて、仲 間同士で投げ合って遊んでいる姿も見かける。 イルカはどんなふうに シーウィード・トスと呼ばれるイルカ同士の遊びの 生活しているの ? ひとつで、人間どを投け合う行為も見られる。 イルカは非常に社会性の高い動物で、 そしてシャンプもお気に入りの遊びのひとつ。 集団の中で相互に協力しながら生活してい ー説には体についた寄生虫を落としたり、仲間に る。例えは生まれた直後のイルカは母親や子守役 合図を送る目的があるといわれているが、ゲーム のイルカたちの群れに守られて過ごす。母イルカ 感覚で楽しんでいるという見方も強い。目の前で や子守役イルカは、互いに子どもの面倒を見なが 見る華麗なジャンプは感動的だ。 ら、子どもに泳ぎ方やエサの捕り方を教えていく。 ◎。 3 イルカの祖先は何フ やがて同じ世代のイルカたちと群れをつくって過 ごし、さらに十分に成長するとオスとメスの群れ に分かれる。オスは引き続き同世代で集まって過 現在ある化石資料から、イルカの祖先と ごすが、メスは 10 歳を迎えるころに最初の子ども なる動物を特定するのは難しいが、白亜紀 を出産するようになり、また子どもを持つ親しい の終わりごろに全盛を誇っていた恐竜に代わって登 イルカ同士で集まるというわけだ。 場した「メソニクス」という動物がイルカの祖先 = 世界の海で会える人気のイルカ イルカの中でも特にジャンプ ハシナカイルカ 日本の海でも暮らしているバ が大好きなイルカ。スピンを ンドウイルカ。ほかのオ頁に Spinner Dolphin かけながら華麗に水面を飛ぶ 比べて短いくちばしと、体長 様子は、見ていて思わず拍手。 25 ~ 3.5 裔こという大きな体が 体長は 1 ~ 2 続と比較的小柄。 榻徴だ。好奇心盛でフレン 警戒心か非常に強いので人間 ドリーノ灯知官のショーなど とは一緒に泳いでくれないの で楽しませてくれるのも、バ が残念だが、ポートでの移動 ンドウイルカか多い。世界の 中に船に併走する姿をよく目 寒帯から熱帯海域まで広く分 にする。 布する。 バンドウイルカ BottIenose DoIphin