ふゅ ←三月のはじめ、えだからえだへとびうつるエゾリス ) しました。しかし、夂、かす・ぎよ、つと をみつけました。毛のふさふさした長い尾がエゾリ スの特ちょうの一つです。長い尾はからだのバランしているいま、わす , か数ひきの、成 やく スをとったり、空中にうくためのつばさの役わりも はつけん わか たいらようやく しているようです。体長は約ニ十五センチメートル。 長した若いリスを発見しただけです。 たいらようおな 尾の長さも、体長と同じくらいあります。 かっ ′、、つらゆう ちょう すう
かんさっ ・観尾のうごき 工ゾリスやニホンリスの尾は、 長く、毛がふさふさしています。 かれらが、フご医、士 6 わると医」は、尾 さゆう をたてたり、のばしたり、 左右に ふったりします。尾でバランスを とっているのです。 ■察のポイント み ①木の実を食べているとき ②木から木へとびうつるとき 、つ、えはー ) ③えだの上を走るとき ④えだでいねむりするとき お 會尾をたくみにふって , えだか らえだへとびうつる工ゾリス。 1 お 3 お お かんさっ ・観木の実の食べかた ・観親子のみわけかた しよか 工ゾリスやニホンリスは、おち 初夏、子リスがまだ小さいとき ているクル、、、」みつけ・ると、ロに は、エゾリスの親子も、ニホンリ くわえて木にのばります。そして、 スの親子もすぐみわけられます。 まえ 、つしあし ふゅ すだ 後ろ足だけでえだにつかまり、則 巣立ち後や、冬は、子リスも大き あし 足と歯をつかって、実をわり、中 くなっていて、親となかなかみわ 身だけを食べます。 けがっきません。 ■察のポイント ■みわけかたのポイント ①クル、、、」はこぶト小、つす , ①夏でも耳の長い毛がある ( 子 ) なっ ②クルミをわる順序 ( 図 ) ②夏には耳の長い毛がない ( 親 ) ③顔がまるくふ「くらしている ( 子 ) ③食べるときの、クルミの持ちかた かお ほね ④食べかすは、どうするか ④顔が骨ばっている ( 親 ) なっ かんさつおやこ おやこ みみなが みみなが おやこ おや おや 會成長した子リス。耳の長い毛 は夏のあいだものびています。子リス まえあし もんし ↓前足と門歯をつかって , たく みにクルミをわる工ゾリス。 せいらよう おや おお な功 , み み じゅんじよず た くち
かっくう 飛まくをひろげて夜空を滑空するムササビ。 外敵にたちむかう武器をもたないかれらにと さいだい しゆだん って飛ぶことが最大の身をまもる手段です。 マムササビ体長 35 ~ 48 尾の長さ 28 ~ 39 力「いてき たいちょう たいらよう マエゾモモンガ体長 ~ 20 尾の長さ 9.5 ~ なが 日本にすむリス科のなかまは、大きく二つのグループ 、つしあし まえあし にわかれます。一つは、前足と後ろ足とのあいだに、滑 ′、う ・ひ 空するためのまく ( 飛まく ) があるなかまで、ムササビ、 モモンガがそうです。かれらは飛まくをひろげて、空気 ′、うちゅう にのり、グライダーのように空中を移動します。 もう一つは、飛まくのないなかま、リスです。リスは 尾をうまくつかってバランスをとり、えだからえだへ、と び、つつることもできますが、動きの特ちょ、つは、するど 、つ、えはーレ いつめをつかって木の上を走りまわることです。 りようしゃ おお 両者には、くらしかたにも大きなちかいかあります。 じゅど、つ やこうせい ひる ムササビやモモンガは夜行性で、昼は樹洞などのねぐら かつどう ゅうがた でねむっていて、夕方から活動しますが、リスのなかま もり につちゅうかつどう おな は、ぎやくに日中活動します。だから、同し森にすんで おな いて、同しようなものをえさにしていても、なわばりを あらそうことはないのです。 さて、日本にいるリスのなかまは、ニホンリス、エゾ リス、タイワンリス、シマリスの四種類です。ニホンリ - もり ぜんこく スは、北海道をのぞく全国の森にすんでいます。工ゾリ につん はつかいどう につん ひ・ ひ・ おお しゆるい どう かっ
・わが国のリスの分布 工ゾリス シマリス みせ ※ペットを売っている店でみかけるシマリ スは、ふつう朝鮮から輸入したチョウセ ンシマリスです。 ー′、ンリス タイワンリス はっ力、、どう 北海道をのぞく日本全土にすん でいます。 ちい 工ゾリスよりからだがやや / トさ く , 毛も短めです。冬ごもりはし ません。 ふゆ 夏 , 冬で毛がわりをします。冬 なが は耳に長い毛がのび , 夏は , その け たいちょうやく 毛がぬけおちます。 ・体長・約 20 尾の長さ・約田 しんりん はっ力、いどう ■工ゾリス 北海道の森林にすんでいます。 でも , あまり高い山にはいません。 おお ニホンリスよりもやや大きく , つよ くろ 毛深く , 黒みが強いのが特ちょう です。冬ごもりはしません。 ふゆ ふゆ 夏 , 冬で毛がわりをします。冬 け なが は耳に長い毛がのび , 夏はその毛 がぬけおちます。 げんさん タイワン原産のリスです。伊豆 いすおお ほんしルう 大島や本州の森にいます。伊豆大 島では , ツバキの実を常食にして いるようです。 け ふく からだの毛があらく , 腹部は白 はいいろ くなく , 灰色がかっています。 け なが 毛がわりはしません。耳にも長 ・体長・約 23 尾の長さ・約 206 い毛がありません。 はっかいどう ・シマリス 北海道の草原 , 森 , 高山にかけ てすんでいます。背中に走ってい やくめ るしまは , 地上では保護色の役目 をしているとおもわれます。 くち ロの中にふくろ ( ほほぶくろ ) き み があり , そこに木の実をつめて , ねぐらにはこびます。冬は , ねぐ ・体長・約図尾の長さ・約にらにこもって冬ごもりをします。 0 らようせん 0 べつめ、、 0 ニホンリス ( 別名ホンドリス ) につ一一んせんど け みしか け なが ちじよう じゅじよう もり まっかいどうおな スとシマリスは北海道の同し森の中でも、樹上と地上と にわかれてすんでいます。タイワンリスは、はしめは伊 はんしゅうさんちゅう さいきん すおおしまちほう 豆大島地方だけでしたが、最近では、本州の山中でもみ られるようになりました。もともとタイワン産のリスで すが、飼育していたものがにげて野生化したものです。 やま 0 なが お たいちょうやく ・体長・約 25E 尾の長さ・約 20 ■タイワンリス おおしま しようしよく み なか やせいか たいちょうやく やく なが こうさん はし そうげん さ ん なが お たいらようやく
らから ↓めすをめぐるおすどうしのあらそい。やがてカの強い方が , あ、、て 尾をびんとたてて , 相手をおいかけます。
1 かお ねぐらから顔をだすめす。めすは お産がちかづくと , ねぐらにとじ しぶん こもる日もあります。自分のねぐ らの中でお産をし , そこを巣にし て , しばらくのあいだ子どもを育 てます。 さん さん そだ しよくじ ←食事にでてきた母親。工ゾリスの 乳ぶさは 8 個。大きくふくらみ , ちくび 乳首がのびて赤くなっているのは , ちち 赤ちゃんに乳をすわせているしょ うこです。うまれたばかりの工ゾ リスは毛がなく , 赤はだかです。 が す や ま ど っ ろ お る に , 産え し 五 四 し と 四 工 だ が っ た 十 ゾ ば ね を 月 け よ あ 月 て し ぐ す 中碆 リ っ り て、 母経乳ち 目め十 ス す も て ら ま る に 五 も の と は ーっ ハや さ・ 朝を い 中豸 に 日 ね ん た し ) な が 七 ぐ で わ い 赤 時じ れ 尾び き は ら と て く よ ろ て し か き で 5 で 赤象 ふ め い っ い て く す で す 外言 顔き た ち ま 日 か や す の ら ら を カゞ : 父耳 ん 食き尾び の あ で ん で め す で 事じ か も て す 四 ぞ た か く た は ま そ 五 ん せ を で ち る す じ 日 ろ て よ よ ぐ っ て よ そ で い カゝ ら つ ははおや おお あか け たんじようのしるし や
ハルニレの大木にじんどったエゾリスの あらそいにくわわるのは、二年目をすぎた つがい。上の方のえだにいるのがめす あいて わか 下の方がおす。めすは、ねぐらのあるこ ちゅうしん ゅう おとなのおすで、若いリスは相手にされませ の木を中心に、タぐれまでさかんにうご お きまわり、えさをさがして食べます。なん。でも、さかんに尾をふってみせます・ わばりをまもるのはおもにめすの仕事で、 つよ ほかのおすを おすはえさを食べてはねむるの生活です。め、ら、いは、強いひ医か ←ハルニレの木にあるうろで交尾するエゾめす , のいる木からおいはら、つことでおわりま ス。朝の十時半「 ) ろでした。下になっ ているのがめすで、上がおす。めすは身す。そして最後にのこったひきが、めすと あら ごもると、きゅうに』か荒くなり、おす をちかづけなくなります。おすは、また夫婦になれるのです。負けたおすは、また別 一びきだけのくらしにもどります のめすをさがして、その場をさっていきます。 わたしは、オオバボタイジュの大木にねぐ らをもつめすと、そのめすとっかいになった かんさっ 、 / おすを観察していくことにしました。おすは、 ちか めすの近くをはなれませんか、つかいにな ても、おすとめすのねぐらは別べつです はつけん こ、つひ 三月七日、交尾するつがいを発見しました。 した あさ せいかっ 、い、つ の、 かっ べっ ねんめ べっ
オ目そ て 足 知ち ゾ 突与 の し ) 報弩 像弩キ 糸彖 市え あ 話第吹ふ ま て リ 殃ぜ北えあ お に い 者を し 千北え 世せ と を の タ 国 っ の の ス 世 0 の 国を っ を 話ゎ教豸提ミ本児 ば カゞ の が ノヾ ば 訪 界、 ツ そ し 供豸が が 去さ て の フ 九 に き 小じ れ き い ね 不 な く し で は て 月弯 し ) オ木り の を き 力、 の ま て た の て つ だ ぎ 直き 初 る ぇ 早言木こし そ 乳 と た さ く ぇ り 線第切ぎて 夏 朝も ま た れ を 朝 だ 白 つ な 的ー の 枯 ? : は で く 色き な れ 走 た さ 足各ゅ さ 東与 く な 森 し る キ 日びし 五 り て カゞ の ひ の 年 ま よ だ 落ぉ朝を は た の か で フ ろ あ キ 中象し ち 霧ら っ し は ふ 工 月リぇ と ゾ 学邦彎 く 多鶚 が で フ で の た 葉ばが 心ら演野や ュ し 輝耄 不ふ つ カゞ く オ木り く 大幸号 か 習な 草言 つ キ と や 上 1 色 の て と で た ら 林兒園 地ちに で す づ ウ り じこ し ) が き ォご を戸ゆ 疋 面に し し い き お の た 大 ネ森士きた て ギ 帰て さ ち の に ば は を 林 の を の と き れ 田だ い ま 大鶚 申動友と て さ て 山た っ そ な お め も 士協豸 も し し 牛勿弯 き が 重力 ダ の 尾ぉ い ち た オ木り 楽房た 上あ研兇園カ碆 な し 物弯く へ 後ごを ま リ げ 究 し 足 た 子こ ま 長 3 が ス と わ な し に の た ま 去し い 足あ わ ち あ リ と た た び り 毎まあ ち 足 す の 北え と し ス り か つ の 木か 有国 た 物 が し 日と も ま わ く つ は せ で を = 五が 澤の さ 兀げ し い 力、 ロロう し ら ゾ 浩 5 動た 気き く が ま に 通 先物弯 リ あ し て に て ら 右 い そ 生 ス り た 死し だ 気き し、 本木り オ木り る れ ん す ま の を 生ま づ ま の の だ を / 」寸か 英 。、植 し 小を た そ 育皀た て、 け 追ぉ し を 物 さ 臣み れ た た つ た っ な ま 走 ら な つ の しよくふつ
・動物 ・虫 ・植物 全 100 巻 ( 十別巻 4 巻 ) たねから ⑩アサガオ ②モンシロチョウ ⑤ライオン たねまで ⑩食虫植物のひみつ ⑦アリの世 界 ⑧ニホンサル ⑨カプトム ヒマワリのかんさつ シ ⑩野生ウマの生活 全 ①イネの一生 ⑩アカトンボの一生 ⑩カエルのたんじよう ' 76 国 ⑨高山植物の一年 サ学 生 ⑩海のさかな の ⑩セ ン校 ①サクラの一年 ウ ⑩野生ゾウの世界 のアゲハチョ ケ図 ⑩へチマのかんさつ @カニのくらし のミッパチのふしき イ書 ⑩サポテンのふしぎ ⑩いそべの生物 ①トノサマパッタ 児館 ⑩リンゴくだもの ⑩ニホンカモシカ ①クモのひみつ のひみつ 童協 ⑨サンゴ礁の世界 ックシのかんさつ ⑩アシナガバチ 出議 貝 ①キノコの世界 @海の ⑨カマキリのかんさつ @たねのゆくえ ⑩ムササビの森 ①鳴く虫の世界 文推 @コケの世界 まゆから ⑩カタッムリ ⑩カイコ まゆまで 化薦 @ジャガイモ ⑩モリアオガ工ル ①テントウムシ ⑩工ゾリスの森 ①植物は動いている ⑩クワガタムシ 大基 ①シカのくらし ⑩カミキリムシ ⑩水草のひみ つ 賞本 ⑩ネコのくらし ①紅葉のふしぎ ⑩ホタル光のひみつ 受図 ⑩ヘビとトカゲ ⑩ムギの ⑩オオムラサキ 生 ⑩高山チョウのくらし @森のキタキツネ ぎ ⑩ュリのふし 、、色と形の ⑨サケのたんじよう ①昆虫のふしき ⑩ドング リ ひみつ ①ギフチョウ ⑩花の色のふしぎ ⑩コウモリ ①水生昆虫のひみつ ⑩カメのくらし ・天文 ⑩メダカのくらし ・鳥 ①月をみよ ⑩ヤマネのくらし ④星の 生 ⑩ペンギンのくに ⑩ヤドカリ ⑩太陽のふし ぎ ⑩シラサギの森 ・地学 星座をさがそう のタンチョウの四季 ⑩惑星をみよ ③雲と天気 ⑩わたり鳥のひみつ ⑩星雲・星団をみよう ⑥きようりゆう ①ライチョウの四季 ⑩彗星ほうき星 ⑩しようにゆうどう探検 ①ツバメのくらし のひみつ 生 ⑩惑星の探検 ⑩雪の ⑩たまごのひみつ ①流れ星・隕石 ⑩火山は生きている ⑨ウミネコのくらし ⑩水めぐる水のひみつ 朝フクロウ ( ⑩塩海からきた宝石 ⑩カラスのくらし ・別巻 ⑩氷の世界 ⑩キツッキの森 夏休み昆虫のかんさつ 夏休み植物のかんさつ ⑩鉱物地底からのたより ⑩モズのくらし 四季のお天気力、んさつ ⑩ハヤプサの四季 少漠の世界 四季の野鳥かんさつ 科学のアルバム
不斗学のアノレ / ヾム 63 工ゾリスの森 ■著者 みぎたかひでおみ 右高英臣 ■発行者 岡本雅晴 ■印刷 株式会社精興社 ■写植 株式会社田下フォト・タイプ ■製本 中央精版印刷株式会社 ■発行所 株式会社あかね書房 〒 101 東京都千代田区西神田 3 ー 2 ー 1 電話東京 ( 3263 ) 0641 ( 代 ) 1995 年 1 月発行 N D C 489 右高英臣 ェゾリスの森 あかね書房 1 9 9 5 い。いら 0 ◎ 1979 Printed in Japan 著者との契約により検印なし I S B N 4-2 5 1 - 0 3 5 6 5 ー 9 54P 23X19 。 m ( 科学のアルバム 63 ) ■表紙写真 雪の上にたたすむェゾリス ■裏表紙写真 ① ② ④ ③ ⑤ ①木の替を走りまわるェゾリスの親子 ②木の上で毛づくろいをする若いェゾリス ③ねぐらから顔をだしたェゾリスの子 ④秋の森でえささがしをするェゾリスの子 ⑤雪の中からみつけたえさをはこぶ工ゾリス ー扉写真 わかば 若葉を食べるェゾリスの子 ■目次写真 残雪の季節、つがいになったェゾリス