工 - みる会図書館


検索対象: エゾリスの森 (科学のアルバム 63)
45件見つかりました。

1. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

ゆき 雪をかきわけ , 木の実をほりだして食べる びんかん 工ゾリス。工ゾリスの鼻はとても敏感です。 雪にうすもれた落ち葉の下から木の実を , 5 回に一 ~ 2 回の割合でみつけだします 秋にかくしておいた実かもしれません。 はな わリあい 雪をけちらして , 木か らおりてくる工ゾリス。 えだに曇がつもると , lb き 雪のついていない方を たくみにったって走り まわります。 はし 国では、なん日もふふきかつつきます なか 工ゾリスは、ねぐらの中で、しっとはれる のをまっています おなかかすきます。でも、もう木には食 み べる実はありません。工ゾリスはやわらか ふゅめ かわ 冬芽やえだにはえ い木の皮をかじったり、 たコケ、キノコを食べてうえをしのぎます。 しかし、それもいっしか食べつくされて ~ しまいます。あとは木からおりて、つもっ お ゆき た雪をかきわけ、落ち葉の下にうすもれて いる木の実をさがすしかありません。とこ ふかゆき ろかふしぎなことに、深い雪の中から、ち み ゃんと木の実をみつけてくるのです。 うえとのたたかし 医」たぐに にち なか 0

2. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

あき 會森の中をかけまわる工ゾリス , 秋が深まり 木の実がおちてしまうと , 工ゾリスも地上 におりてきて , おちた木の実をさがします。

3. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

ふゅ やってきた冬 うえとのたた力し・ 3 なか ふかゆき 深い雪の中で・ につばん 日本のリス・ 工ゾリスとシマリスのちがい・ 4 工ゾリスの〃なわばり〃・ ねん 工ゾリスの一年・ 丿スを観察しよう・ あとがき一・ ななお 構成 / 七尾 しどうさようりよくありさわひろしとうさようだいがくのうがくぶほっかいどうえんしゅうりん 指導協力 / 有澤浩 ( 東京大学農学部北海道演習林 ) もりうえよしたか イラスト / 森上義孝 わたなべようじ 渡辺洋一一 こう かんさっ しゅん

4. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

←このころになると , 地下のね ぐらで冬ごもりしていたシマ リスが , ねむりからさめて地 上へでてきます。シマリスの 体長は約センチメートル。 ふゆ たいらよう でくらします。 らしますが , シマリスは地上 ちしよう 工ゾリスはおもに木の上でく うえ 工ゾリスよりかなり小形です。

5. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

←口に子リスをくわえて引越しをする ちい 工ゾリスの母親。子リスがまだ / 」、さ いうちは , えだからえだへとびうつ おお っていきますが , 大きくなってくる とそうはいきません。母親は子リス を口にくわえたまま , いったん地上 におり , 全速力でかけぬけます。 ↓工ゾリスの血をすってふくらんだダ ( 実物大 ) 。ーびきの子リスに 7 ひきもついていたことがあります ははおや ははおや せんそくり : く へんか ちち スの食べものの変化です。子リスを乳か い倍 じふん れんしゅう らはなし、自分でえさをさがす練習をさ ゾう。牛 「実せなければなりません。そのため、子リ さいしょ スの最初のえさになる、やわらかい若葉 のある場所に、巣をうっすのです ←工ゾリスにとって、肉食のキツネはおそろしい 4 っしよう 敵です。子リスをはこんで地上を走っていると き、しばしばおそわれることかあります てき

6. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

おお うえ らルうしんおや 大きくするどく , 木の 木の上が中心。親にな はだを強くつかめる。 ると地上にもおりる。 まえあし 前足 後ろ足 樹洞やえだのまた。小 えだや木の皮でつくる。 つよ 工ゾリス * 工ゾリスどシマリスのちがい / ノ・クイル← 巣やねぐらの場所 せいカつょ 生活の場所 かたら つめの形 前足 シマリス 後ろ足 ちい 小さくて , あまりする どくない。 地上がほとんどだが , ときどき木にものばる。 い も ま す 芽め は 動 ス ス も あ と お の そ わ や ま が と し め も 葉はす ま す っ て が て 海 つ つ と に さ て に 芽っ い 道 か カゞ い 夂も と ェ ド マ な は る く ま 工 か で 王ゅ の 大鶚は 食お っ ゾ リ り の 観え ど す は ン・ あ き グ に 察 ほ リ お と ち リ ま て ス い な リ も ス す ス な し し と て と・ い . 工 だ ち ん が に る ち で る は て ほ て 地ちす ク 木き ど ほ 木きお も が み あ る と ら リ 冫舌弯 な 上 の 木き い の も と る ら も ん ノレ ス 実み ん 実みに 動は の と そ 昼 ど と し ) の 実み ど を し 樹 の お 生 か の イ丁 い ン・ て 冬で ら 実み種を 木き り 上舅 活弯同まが 1 生 マ の す 類食たに まで て の し い お の リ 月リぇ る す き 秋 の 足 く 場ば森き カゞ 動 べ ス の 方ち て ま で ら で な 物豸が ば が の も が す お ら も し の か で 同蓉 い オつ す ぎ さ 同蓉の 食た て ン し ) 木き り マ ま な し べ 森 り 時しし マ で 地ち っ ま の も の リ す 実み 木き て す 上 あ 間え ス よ の な を を 食た わ ' 帯を の ク ) フ も ス か っ 実み ぇ ゾ 走 べ 木き な に 、工 ゾ ば を り ま さ リ の て く いわば 木の根もとや岩場のお くにトンネルをほる。 か 44

7. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

ロ 0 ーロ ロ 0 ロロ D 、、ロロロロ 工ゾリスの既察をつづけているうちに、わたしは、ふと、 ねんかんへいきんこうどうじかん ・エゾリスの一年間の平均行動時間 したせん 、一うどうか、 うえ へいきん 下の線は行動開始の時刻の平均、上なぜだろ、つとおも、つことにしばしばであいました。 こうどう せん じこくへいきん の線は行動がおわる時刻の平均です。 へいきん 工ゾリスは、秋、ひろった木の実を、こっこっ、葉の下 平均すると、だいたい日の出とともに 、」うどう 力いーし 行動を開始しているようです。 、ヤつどうレ ) かん ふゅ みしか や土の中にかくしたり、木のまたにはさんだりします。′ 行動時間は夏ほど長く、冬ほど短い かずすく 》か・ん - け - い ことがわかります。昼の長さと関係あ くわえ〃にしては数が少なすぎます。もしかしたら、大むか こうどうじ ふゅ じだい そせん るのでしよ、つか。そして、冬は行動・時 カんたい あさがた し、エゾリスの祖先の時代には、シマリスのようにたくわ 間帯が朝方にかたよっています。 えるくらしをしていて、そのなごりなのかもしれません。 ゆき ふゅ 冬になると、エゾリスは頭から雪の中にもぐりこんで、 ちゃんと木の実をさがしだします。それは五回に一 5 二回 しったいなんでしよう。 ぐらいの正確さです。てがかりは、 ) ふゆかつどうじかんたい 工ゾリスの冬の活動時間帯もふしぎです。工ゾリスは、 まふゆかつどうかいし もっと きおんひくそうちょう 真冬の活動開始が、最も気温の低い早朝です。十時ごろに はねぐらにもどって、ねむってしまいます。なぜもっと気 じ - プ、 おんたか こうどう 温が高くなる時刻までまって、行動をしないのでしよ、フか。 そと ふぶきの日には、エゾリスはねぐらの外へはです、一日 しよう 中とじこもったきりです。おそらく、体力をできるだけ消 もうさせないためなのでしよう。 * 工ゾリスの一年 午後 2 時 っこ 0 なっ せん 午前 4 時 い 974 年 ~ きろく 円 78 年の記録 ) ねん わん ー 2 3 4 5 6 7 8 9 田Ⅱに月 じゅう っちなか せい・刀′、 あき あたま なか おお した

8. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

かんさっ ・観尾のうごき 工ゾリスやニホンリスの尾は、 長く、毛がふさふさしています。 かれらが、フご医、士 6 わると医」は、尾 さゆう をたてたり、のばしたり、 左右に ふったりします。尾でバランスを とっているのです。 ■察のポイント み ①木の実を食べているとき ②木から木へとびうつるとき 、つ、えはー ) ③えだの上を走るとき ④えだでいねむりするとき お 會尾をたくみにふって , えだか らえだへとびうつる工ゾリス。 1 お 3 お お かんさっ ・観木の実の食べかた ・観親子のみわけかた しよか 工ゾリスやニホンリスは、おち 初夏、子リスがまだ小さいとき ているクル、、、」みつけ・ると、ロに は、エゾリスの親子も、ニホンリ くわえて木にのばります。そして、 スの親子もすぐみわけられます。 まえ 、つしあし ふゅ すだ 後ろ足だけでえだにつかまり、則 巣立ち後や、冬は、子リスも大き あし 足と歯をつかって、実をわり、中 くなっていて、親となかなかみわ 身だけを食べます。 けがっきません。 ■察のポイント ■みわけかたのポイント ①クル、、、」はこぶト小、つす , ①夏でも耳の長い毛がある ( 子 ) なっ ②クルミをわる順序 ( 図 ) ②夏には耳の長い毛がない ( 親 ) ③顔がまるくふ「くらしている ( 子 ) ③食べるときの、クルミの持ちかた かお ほね ④食べかすは、どうするか ④顔が骨ばっている ( 親 ) なっ かんさつおやこ おやこ みみなが みみなが おやこ おや おや 會成長した子リス。耳の長い毛 は夏のあいだものびています。子リス まえあし もんし ↓前足と門歯をつかって , たく みにクルミをわる工ゾリス。 せいらよう おや おお な功 , み み じゅんじよず た くち

9. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

←ドングリをあつめるシマリス。十月下旬に っち 土の中のねぐらで夂、ごもりをはじめます。 たくわ、ん とちゅ、つで、ときどきおきては、 た木の実を食べて、またねむります。 なか ふゅ がっげしゅん ←工ゾリスが木のえだの またにはさんた々 / ルミ なわはりのしるしでし よ、つか、それともたく わえの一つでしようか なか っち ←木の実を土の中にかくす工ゾリス。 冬のえさとして , のこしておくつ もりなのでしようか。冬 , 地面は ゆき ラ架い雪、でおおわれてしまうのに どうしてみつけるのでしよう一か。

10. エゾリスの森 (科学のアルバム 63)

1 かお ねぐらから顔をだすめす。めすは お産がちかづくと , ねぐらにとじ しぶん こもる日もあります。自分のねぐ らの中でお産をし , そこを巣にし て , しばらくのあいだ子どもを育 てます。 さん さん そだ しよくじ ←食事にでてきた母親。工ゾリスの 乳ぶさは 8 個。大きくふくらみ , ちくび 乳首がのびて赤くなっているのは , ちち 赤ちゃんに乳をすわせているしょ うこです。うまれたばかりの工ゾ リスは毛がなく , 赤はだかです。 が す や ま ど っ ろ お る に , 産え し 五 四 し と 四 工 だ が っ た 十 ゾ ば ね を 月 け よ あ 月 て し ぐ す 中碆 リ っ り て、 母経乳ち 目め十 ス す も て ら ま る に 五 も の と は ーっ ハや さ・ 朝を い 中豸 に 日 ね ん た し ) な が 七 ぐ で わ い 赤 時じ れ 尾び き は ら と て く よ ろ て し か き で 5 で 赤象 ふ め い っ い て く す で す 外言 顔き た ち ま 日 か や す の ら ら を カゞ : 父耳 ん 食き尾び の あ で ん で め す で 事じ か も て す 四 ぞ た か く た は ま そ 五 ん せ を で ち る す じ 日 ろ て よ よ ぐ っ て よ そ で い カゝ ら つ ははおや おお あか け たんじようのしるし や