・クラブ系のセクシー服を買おう 「え、これってバンダナ ? 」 いえ二頃しかないトップスです 一緒に取材に来ているスタッフにクラブに誘われた。行ってみたいけど、私には着ていく服がない。 持ってきたのは、ジー ンとくたびれた }—シャツか数枚。でも、せつかくニューヨークのクラブに行く んだから、おしゃれにキメたい。い つもは着られないけど、背中のあいたセクシーなワンピとかさ。 そう思って、『ノウ・スタイル』へ服を探しに行った。店先にはブルーのネオンサイン、店内にミラ ーポールかまわっている。ディスコだかブティックだか、よくわからないド派手なお店だ。 ある、ある。もう絶対に日本じゃ着られない服全身アミアミのワンピース、ラメのパンツ、ふわふ わの羽が付いたブラとか、けっこう過激。アダルトショップに入ったかと思っちゃった。 前身頃しか布がなくて、背中のところはひもでしばるトップスなんて、最初見たときには、大ぶりの ノンダナと間違えた。だって、ただの四角い布にひもかついてるだけなんだもん。 コギャルのキャミソールなんてまだまだアマいね。これ、着ているというより、かろうじて隠してい るって感じだもん。こんなの着て歩いてたら、マジに襲われても文句はいえないと思う。 せつかくだから試着してみよう。手にとったのは、茶色いウロコ柄パンツに背中があいた黒トップス。 数分後、私は鏡の前で金太郎さんになっていた。首に布をかける″前身頃だけトップス″はぶかぶかで、
ふくらはぎも痛いし、腰もパキパキ。いったい、何歩 歩いたかな ? 万歩計、持ってくればよかった。 あろ、つことか、私はここで 1 時間も居眠りしてしまった。 隣のおじさんには、 「ここは広いからね。ゆっくり休んで見ていきなさいね」 と、励まされてしまったし。よ ) 、 ( しそ、つします。 ちなみに、ひと休みするんなら、べンチで居眠りするん じゃなくて、 1 階のエスプレッソ & ワインバーか、金曜と 土曜の夕方からオープンするグレートホール・バルコニ ・ハーがおすすめ。カフェテリアはいつも込んでるし、 この 2 カ所は、美術品を眺めながらお茶が飲めるのよ 「せつかく来たんだから」 そう自分にいいきかせて、残りもざっと見てまわった。 しかし、大きけりやいいってもんか、美術館って。だって、 数日後、美術館のガイドを見てみたけど、ぜんぜん覚えて なかったもん。なんだったつけ、これ ? って感じで。 ここをじっくり制覇するには 3 日は必要。それと、くれ ぐれも、水、スニーカー、万歩計を忘れずにね。 それに比べて、別館の『クロイスターズ』は、なんてな ごむんでしよ。中世のお城風の建物に、緑や花がいつばい。 回廊からは川も眺められるし。館内も小ぢんまりしてて、 ごみごみしたマンハッタンにいることなんてすっかり忘れ られる。本館を歩きまわって疲れたら、私のお気に入りの このスポット、ぜひ行ってみてね。 ( 9 人気のエラフ。ト示 1- 子一。 ま \ り口に近いぼうのに くキな。てはんべ 55 あれも見たい、これもや 0 てみたい
りそこに馴染んでたりするんだから、だれがそこの学生じゃないと疑う だろうか ? プランドに弱いアナタ、ニセ学生に注意してね。せつかく 「いい男ゲットした」って思ったのに、タダのヒマ人じゃあねえ。 自称アーティスト、ミュージシャンも多いね。カフェで隣り合ったら 「ボクはアーティストなんだ」って、バッグの中からいきなり作品ファ イルが。ねえ、いつも都合よく持ってるものなの ? アーティストやミュージシャンは実際多いけど、「ボクは有名ミ ジシャンと一緒にライプをやった」とか、いかにも「自分はスゴイ」的 なピーアールは話 10 分の 1 ぐらいに聞いておくべし。 そして、いまや電話番号よりも、「メールアドレス教えて」が定番。 愛のメールで英語も上達しようものだが、旅が終われば愛も冷めること もしばしば。「キープ・イン・タッチ」といわれ続けて、「も一、いーや」 とうざったくなったときのために、いつでも変えられるサプアドレスを 教えとくといいかも。 見分けにくいのが、「親切な人」と「親切よがしのナンパ野郎」。地図 をしつかり握りしめ、緊張してますって歩いてると、「どこ行くの ? 大丈夫 ? 」と声をかけてくる人もいる。ほっとくとどこまでもついてき たりするんだけど、ホントに純粋な親切心なのか、その裏に下心がある のかわからない。まあ、相手がどっちにしろ、自分が気に入れば、外で お茶ぐらいしても害にはならないんじゃないかな。 尠ゞ攀霽 (D )
か空いてきて、屋台が気になるところだけど、我漫。 ・マンハッタンをとことこ歩いてみる キャナル通りを越えて、ソーホーに突入。どのアベニュ バッテリー ークからセントラル・バーク。 ーを歩こうか迷ったけど、どこを通っても買い物の誘惑に 7 キロのお散歩で痩せられる ? 襲われることは間違いない。だったらド真ん中のプロード ウェイを通ってやろうじゃないの。だけど、すでに髪も乱 なんとなく体が重い。って毎日、チーズたつぶりのピザ を食べてりや当然かもね。最初の頃は全部食べられなかっ れ気味の私。おしゃれなお姉さん達の中で、なんとなく浮 いている気がして足早に通過。 た巨大ケーキもいまじゃ、ペロリだし。このままじゃャハ ークからセ ィー・ムマ日は天」気はもいい。よし、バッテリー 気がつけばュニオン・スクエア。グリーンマーケットの ントラルバ ークまで、約 7 キロのお散歩に挑戦してみよう。 手作りマフィンを買って、ひと休み。まだまだ先は長い。 午前 2 時にスタート。米粒のように小さく見える自由の ここらでちょっと排尿もすませておこうと、近くの大型書 女神さん、行ってきま—す。ワールド・トレード・センタ店『バ ーンズ & ノープル』で用を足す。トイレ事情の悪い ーを横目に「ニューヨークの丸の内」を北上。すてきなス ( 少ない & 汚い ) ニューヨーク、各プロックごとにお気に ーツ姿のお兄さん達を物色しつつ歩いていると、おやおや、 入りトイレスポットを探しておくのもわりと重要ー ここからはパーク街を歩 - / 、。一にグランド・セントラ だいぶ街の様相が変わってきたぞ。そうか早くもチャイナ タウンなのね。見なれた漢字の色鮮やかな看板。すでに周 ル駅にたどりつく頃にはさすがにちょっぴり疲れてきた。 囲を見まわしても白人はいない。 1 キロも離れていないの もう通勤時間はとっくに終わっているのに、なぜかみんな に、このギャップこそがニューヨーク ! ちょっぴり小腹足早に通り過ぎていく。ニューヨーカーは歩くのか速いけ 1 〇〇
・チャイナ・タウンで遊ぼう 妙な異国情緒に包まれていると、おなか かすいてきた。いまは朝 9 時だけど、中国第 サービスお粥 2 ドルに珍珠 の朝は早いからだいじようぶ。お店はもう z で裏を楽しめるお得 開いている。麺 2 ドルとか、肉まん 1 ドル ニューヨーク滞在日目。そろそろアメリカンフードに とか、どの店もなんて安いのかしら。 も飽きてきた。すると、同行のライター、どっしーが「チ 地元客が続々と入っていく『 xo 食坊』 ャイナ・タウンは楽しいよー」とい、つじゃないか ( 一 48 HesterSt.) へ入ってみた。レンガ造りのインテリア チャイナ・タウン ? ニューヨークまで来て ? 中華街かなかなかオシャレ。カップル風の男女もいるし。朝のサ のある横浜育ちの私は内心思った。しかし、文句をいうの ービスのお粥 2 ドルを頼んだけど、具だくさんでダシもし もとにかく行ってみてからだよな。仕方ない、出かけるか。 つかりきいてて合格 ! こりや香港にも負けないかもな。 最寄りの地下鉄キャナル通り駅に到着すると、いつの間 腹 ) 」しらえもできたところで、チャイナタウンの目抜き にか周りにいるのは、チャイニーズだらけだったけど、地通り、モット通りをぶらぶら歩く。 セインツ・アルプ 上に出てまたびつくり。そこは漢字のオンパレードじゃな ここに来たからにはぜひ行きたかったのが、『仙跡岩』 いの。「髪廊」やら「なんとか銀行」やら、見慣れた字が ( 5 一 MottSt.)0 黒いパチンコ玉くらいの大きさの、ゼリー いつばいで、なんだかなっかしー。赤や黄色の中国力ラー 状の玉・珍珠が入ったドリンクが人気の店だ。香港で何度 の屋根や看板が目にまぶしいし、おまけに聞こえてくるの か飲んだこのドリンク、大好き。黒い玉はグミみたいにも は、早ロで大声の中国語。ここは一体、どこ ? ちもちしてて、くちゃくちやかむのが楽し、 しパイプみた 9
■お気に入りの古着屋さんを見つけた 中には歳代くらいのオーナーとおばしき女性がいて、 「ハーイ、なにかあったら私に声をかけて」 ィースト・ビレッジで見つけた とかいいなから、カントリーみたいな音楽のテープにあ 店じゅう宝箱の『コブルストーンズ』 わせて歌いだした。店の奥を見ると、かなりお年を召した 今回のニューヨーク旅行のいちばんの目的は、ずばりシ おじいちゃんとおばあちゃんが、イスにちょこんと座って ョッピング ! セールの時期を狙ってきているから、そり る。不思議な店だなーと思っていると、 やもう毎日、買い物三味。日本ではセールをしない有名人 「見て見て、コレかわいいっ ! 」 気プランドも % オフになっていたりして、予算なんかと と、やや興奮気味のトモミの声が。よくよく見てみると、 つくにオー そのぶん、ウィークリーマンションの部 そこらじゅうにかわいくて状態がいい古着や小物かざくざ くあるじゃないっ " 屋で自炊して、食費を切り詰めてがんばった。 そんなとき、イースト・ビレッジを歩いていて、たまた アレもかわいい コレもステキと、そりやもう目移りし ま出合ったのが『コプルストーンズ』という古着屋。店の まくり。でも、肝、いのプライスタグか付いていないから、 造りは決しておしゃれじゃないから、一度は通り過ぎたけ値段がわからない。もしかしてお高いのかしら ? って不 ど、一緒にいたスタイリストをやっているトモミにはピン 安になって、さっきの女性に尋ねると、 とたらしい。 「えーっとね、それは : 「ココ、中を見てみようよ」 値段は彼女の言い値らしい。でも年代らしき花柄コッ 彼女の言葉にうながされ、私達は店内に入った。 トンのオールインワンがドルなら、決して高くはない。
ークで 1 日だらだら セントラル・バ ジョギングは老人にも完敗。 ゆるんだ Z>- の 1 日もいいもんだ 「君さ、エクササイズが足りないよ」 うしろから二の腕をつかまれた。 振り向くとマッチョなおじさんが笑っている。 「僕の知ってるジムに行く ? あ、いいの。じゃ、またね」 あ、あの。ーーーものすごい速さで駆けぬけてしまった。 ここはセントラル・パ ーク。私は、長年のあこがれ「パ ークでジョギング」に挑戦しようと決めていた。映画のあ の風景、さっそ、つと緑の中を走りぬける私。、つふうふ。 到着後、さっそく着替えて様子をうかがう。平日の昼間 なのに、ひっきりなしにジョガーか通る。やせた人太った 人、健康そ、つな人、不健康そうな人。私もこの流れに加わ って走りたい : : : のだが、 思いのほかみんなペースが速い 私の全力疾走に近いじゃないか。集団の高速走りの中で、 極めてゆったりとした速度のお年寄りを発見。おお、この忰 人よりはかっこよく見えるかもしれない。すばやく老人の うしろについたが、あれ ? 置いていかれる。私より遅い はずなのに。身長 150 センチの私とは決定的に歩幅が違 う、と気かついたころにはすでに汗まみれで息はあがりつ ばなし。笑顔とナイキのシューズとウォークマンで武装し た人々が軽快に追い越していく。で、巧分後、一一の腕をつ かまれるにいたり、私は断念した。無理だ。 ああ、疲れた。トイレでジーンズとサンダルにはきかえ て、園内を散策し始めた。広い、広い、ひろい。歩いて も歩いても終わらない 映画のロケや撮影もそこかしこで行われ、近寄って は追い払われ、大型大に触ろうとペットシッターに近寄っ ては追い払われ : : : という行為を繰り返しながら散策する こと 3 時間。そろそろ休もうと思った私が訪れたのは、映 画の画面ではおなじみだったシープ・メドウ。座り込んだ 私は、より楽ちんになろうと周りの人を見習ってリュック
してる。中国人は食、つことに関してはマジメだよな。 いな太いストローで吸うんだけど、ときどき玉が喉に詰ま 『美容減肥中心』という名前の化粧品屋では、豊乳丸とか りそ、つになるのが、ちょっとしたスリルなのよね。 ズルズル飲みながら歩いていたら、行列の屋台を発見し美乳丸なんて薬がすらっと並んでいるのを見つけた。これ た。おばちゃんがひとりで、たこ焼き器みたいな鉄板で丸で胸が大きくなりや、私だって万々歳なんだけどさ。 そんなこんなで歩いていたら、半日があっという間に過 いベビーカステラ風のお菓子を黙々と焼いている。どうも ぎちゃった。橫浜の中華街よりもっと庶民的で安くて、ア チャイナタウンの名物屋台らしい。 ジアつほさムンムン。ニューヨークにいながら、香港にも 日本では行列は大嫌いな私も並んだよ、せつかくだから でも、ほ 遊びにきちゃったみたいで、なんだかお得— ! ね。待っこと約分。あんまり期待してなかったけど、こ んとに「ここはどこ 2: 」って感じなんだけど。 れかうまかった。外はカリッ、中はふわっ。卵の味が広が って。あー、もっと買っとけばよかった。 露店ではグッチやタグ・ホイヤーの時計がドルで売っ ている。「これ、アルマーニね」と店のおじさん。なんで アルマーニが 2 ドルになっちゃ、つの : 続いて『肉食公司』、そう、肉屋。牛尾とか猪仔肝とか 書かれててなんとなくわかるけど、それらがどーんと塊で 転がってる様子は迫力満点。けっこうグロくてコワイのよ ね。八百屋には中国野菜が山積みで、みんな真剣に品定め JAMOITA い 0 日日し ( 9 49 あれも見たい、これもやってみたい
イを爆走中。それからずっと「たまたま安く着かないかな」 とメーターとにらめつこ。しかし、そんな甘い考えを打ち くだくように金額はあかっていく。 もうしょーがない。空港に着いたら、待っててもらって 両替するか。でも、怒って荷物どっかにやっちゃったりさ れても困るし。この人怒ったら怖いのかな、ポーツとして ないで、仲よく話でもして心証よくしておけばよかった。 そんな私の葛藤をよそに車は空港に到着。完璧アウトだ。 支払うべき金額はトータルで囀ドル囲セント。荷物を降ろ してもらってから、おそるおそるいってみた。 「あのー、日本円をミックスして払ってもいい ? あー、やつばり。ドライバーは顔をしかめている。 「なんだって ? ドルはいくら持ってるんだ」 「ドル」 ちとコワイ。でもしょーかない。ありったけのドル札と コインを渡して、 1000 円札を取り出した。 「これは、 8 ドルか 9 ドルの価値かあるお札なの。とにか / 、ヒリーフ・ミー ドライバーは困惑しながらも、頭の中の計算機をはじき 始めた。ドル十 9 ドルⅡドル。よくよく考えると、チ ップを入れたら、あまり得にはなってないはず。しかし、 なにをどう計算したのか、ドライバーは急にニッコリして、 「サンキュ。コレは会社に出さないでとっておくよ」 と 1000 円札を大事そ、つに持って帰った。きっと、あ の 1000 円札は彼の宝物になってるんだろう。 マン \ ッタンへの足、 なにがお得 ? 空港からマンハッタンに行くのに、地下鉄や バスを利用すると、たいてい到着するのはミッ ドタウン。宿泊先がダウンタウンやアップタウ ンの場合は、乗り合いで順番に降ろして行くた め時間はかかるが、ドア・ツー・ドアのスー ーシャトルが安くて便利。タクシーで¯)LLY か ら 5 ドル、ニューアークから如 5 ドルの ところ、 1 人沼ドル。ただ予約していないと、 かなり待たされる場合も。ちなみに今回の取材 0 班の待ち時間は、↓ 2 分、↓分、 0 ↓ 分。 http://www.supe 「 shuttle. co ョ (O) 189 きのテクニック
靴下って形のパンツ、ピンクの羽ひらひらの手錠などがい つばい。マッチョな男性マネキンの姿がマヌケだ。 かなり恥ずかしかったけど、日本じゃ絶対入れないから、 ここで経験しとくのが当然の成り行きだったと思う。 なんだ、拍子抜け。 店のおじさんはやけにフレンドリー。 それにしても、ゲイ専用の絵葉書やカードって初めて見た。 「あなたにパーフェクトなプレゼントをあげます」 ノ ースデーカードに印刷された一言葉。中を開けてみて、 「げ」。写っていたのは引き締まった黒人男性の全裸。アレ までばっちり、しかも、上を向いて。キャー ! その場で はマトモに見られないので、思わず買ってしまった。 女の子って、ホントはこういうの見てみたいと思う。だ って、日本で友達に見せたら、みんな大喜びだったもの。 帰るころには、ゲイへの偏見はまったくなくなった。そ れどころか仲よく歩いている姿を見ると、応援してあげた くなっちゃった。これもニュ 1 ヨークなんだよね。 (O) は一 は一る いくらニューヨークのゲイでも、すぐに見分 徴け 特分けられるがあるわけじゃない。長身でとき の見 どき細身、短髪、けっこうハンサム、褜も普 んノ栓刈 ) 通・ : って感じが定番。すこいマッチョとか、女 囲と間違えそうな美牟、とかは少ない刈かする。 雨分 じゃ、なにが違うのかというと、腰。歩いてて 腰も踊ってても、どっも腰の動きが男づしくない。 ( どこかナョっている。それと雰囲気。 2 ー 3 日 もすると、ゲイが自分に近付くと、なんとなー く「お ! 」と感じる。ホテルのドアマンとかブ ティックの店員とか。これ、ホント。 ( 0 ) 0 りのあ鴕ちに 6 色のストラ信 % 旗ド。的 なアつルトシぉげキ たっくせん・ 69 夜たって遊びたい