ダケカンバ - みる会図書館


検索対象: 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き
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1. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

ド 'i - ミ、新 乗 ( 愛 雲 みしめながら、高度を着実に稼ウドにまじるミャマキンボウケ散在する樹林帯だ。熊ノ踊り場るとしよう。ひょうたん池を渡 いでいこう。高度を上げるごとやタテヤマアザミが鮮やかに映と呼ばれる小平地で一段落したると弓折岳の肩へ急登が始まる に、疎林からのぞく天井が開けえるひと頑張りで大ノマ乗越急登は、この先で鏡池へ向けて疎林をひと登りして、支尾根 ( てくる。ひと頑張りで沢音が近と鏡平の分岐だ。この道は 20 再び始まる。階段状に岩塊の登取り付く。振り返れば眼下に、 づき、眺望が広がる秩父沢で 00 ( 平成に ) 年に新たに切り路を根気よくつめていこう。ふ鏡平の池が小さく輝いている ある槍・穂高連峰を望みなが開かれたもの。旧来の分岐点のと足元の道が傾斜を失うと、ダこれを登り切ると山腹をからむ ら、一本立てていこう。冷たいやや東側で丁字状に合流する ケカンバ林を抜けて鏡池のほと登路へと続く。調子がよければ、 水がひと汗かいた喉に、い地よ、 かっての小池新道は大ノマ乗越りへと飛び出す槍・穂高連峰短時間に面白いほど高度が稼げ この上の秩父小沢上流でも水はヘ突き上げ、稜線に至ったが、 が巨大な岩屏風のようにそびえ、る道だ。 得られる 風光明媚な鏡平経由の道がとっそれを静かな池水に投映してい 弓折岳の肩で笠ガ岳への道を 樹林と岩塊の押し出しを越えて代わり、いまでは利用者もほる。鏡平山荘でいつぶくしてい左手に分けていく。稜線に出た くとよい ていくと、草原帯の登りとなるとんどない 分だけ眺望が開け、さらにお花 イタドリガ原からシシウドガ原鏡平へは右手のダケカンバ林 ・鏡平山荘 5 双六小屋 畑や残雪が趣を添えてくれる への登路である背の高いシシの急登をいく。オオシラビソも見飽きぬ風景を背に、出発す小さな起伏を越えながらいけば、 槍ガ岳 ちちぶ ゆみおれ 148

2. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

したい。、 ノシコ場までは問題なをこころがけていくことだ。焦凅沢ヒュッテ前から石段を下とっていこう く下れるだろう ハシゴ場付近らず、落ち着いて確実な下降をり、大岩につけられたマーキンダケカンバの林越しに槍ガ岳 の急斜面は岩がもろく、登降がしていこう。基部まで下りれば、グに従う。前穂高岳北尾根中腹の尖峰を望みながらいくと、や 混雑しているようなら安全な部ここに憩う人々もいて急傾斜もの水平道へと導かれていくが、 がて林を抜け出て稜線に至る 分で待っことだ。下り口に注意終わる安堵感に浸りながら、道はよく整備されており不安は稜線の向こう側には常念山脈が して下りていきたい。 白出ノコガレを下っていく。涸沢には 2 感じられない屏風のコルまでピークを連ね、眼下には梓川が ルまで戻れば、涸沢へ下るだけ軒の山小屋がある。どちらも羽 ヒは、ゆるやかな傾斜が続く。途輝いて見える。稜線を右上する だ。すこしはゆっくりとできる望がよく、なごやかな宿。北穂中 2 カ所、急峻なルンゼを横切ダケカンバ林への踏跡は、前穂 時間もあるだろう 南稜裾を下れば涸沢小屋へ、 るが、シーズン初めくらいまで高岳北尾根をいく岩稜コース 般ルートではないので、むや ザイテングラードの下降路はノラマコースをとれば涸沢ヒュは雪渓が残っていることが多い ッテに下りつく 浮石や転石に十分注意して下り 山小屋や登山補導所で、状況をみに踏み込まないことだ。屏風 確認しておくとこころ強いとこのコルへは左手の稜線どおしに、 たい下り始めはなだらかだが、・涸沢 5 屏風ノ頭 下るにつれて岩稜らしく険しさ翌朝は早起きをして、カールろだ。スリップには十分に注意小さなコプをふたっ越える。ダ をしたい。 また足場が悪いとこケカンバやナナカマドの樹間か を増す。急峻な部分も断続する。底から朝焼けに染まる山々を、 何度ろには数カ所、ロ 1 プが張られらは、北穂高岳、奥穂高岳、槍 前向き下降で不安なところは、瞼に焼きつけておきたい。 ている。スタンスをしつかりとガ岳がのぞく道だ。涸沢がまる ためらわず後ろ向きで三点確保眺めても神々しいものだ。 で箱庭のように広がっている 最低鞍部から道は一一分する。稜 線の急登をいくのは屏風ノ頭へ の道、徳沢方面へは右手に尾根 道を離れていく。よほど出発が 遅れたり、体力的に自信がなか ったらこのまま徳沢へ下っても 屏風ノ頭往復に必要な荷だけ 3 のを持って、一余分なものは鞍部に 桑イ屏デポしていこう 奥穂高岳山頂にまつられる祠 を 1 01

3. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

人打山 焼山 昼闇山 雨飾山 鬼ケ面山 金北山 鵯峰 白馬乗鞍 一 ~ 布引 一一白馬 旭岳 牛首山 唐沢 北葛 針ノ木岳ーーーーー 別山 不動 大汝山 ( 立山ー 燕・常念・蝶ガ岳 350 ありあけ 振り返れば、有明山から東沢岳しばらく登ると、頭上を合戦小 への尾根が続いており、眼下に屋への荷揚げ用ケープルがかす は中房川と中房温泉が見下ろせめていく。じきに第一一べンチだ。 るやがて樹林帯になると、視ゆるやかな尾根道をたどって 界は閉ざされ、ひと汗かかされ いくと、針葉樹林に変わり第一一一 る登路となる道がやや下り気べンチを通過する。このあたり 味になれば、平坦な窪地の第一からまた急登が現れてくるが、 ヘンチに到着するこのコースワンピッチの頑張りで富士見べ 屋 中で唯一の水場だ。喉をうるおンチだ。ここは富士見平とも呼 合 し、水筒への補給を忘れずにしばれるところだが、平と呼べる の 物 ておきたい。 ほどの平地はない。 名 大きなダケカンバのなかの急針葉樹林にダケカンバがまじ カ ・ ( イ 登にかかっていく。時に木の根り出すと、山腹から尾根上に出 を足がかりにとるような道だ。てさらに左山腹をからむ。ひと登りで樹林帯からひょっこりと 合戦小屋前へ飛び出す。有明山 の眺めがよいところだ。燕岳へ の主稜線も間近となってきたの で、すこしはゆとりをもって休 憩していくとよい。なお合戦小 屋は売店と休憩のみで、宿泊は できない ・合戦小屋 5 燕岳 合戦小屋から上は明瞭な尾根 筋となり、森林限界に近づく分、 チ樹林は背を縮めるひと登りで 2 合戦ノ頭に出ると、いままでふ 第さがれていた周囲の眺望が開け 水場のある第一べンチ 212

4. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

末端を左にからむ。やっと岳沢 着実に高度を稼いでいこう。カ ヒュッテが視野に入るところま モシカの立場と呼ばれる展望台 できた安堵感が訪れるところだ。 をすぎると、スラブ状の岩にか この先で岳沢を右岸に渡り、ダ けられた鎖場を次々に越えてい ケカンバ林をひと登りする。ほ く。スタンスを確実にとれば、 どなく上高地を見下ろす岳沢ヒ なんなくクリアできるところだ。 ュッテヘと到着だ。ヒュッテか 森林限界を抜け、 いくらか急傾 斜が落ち着いたハイマツの尾根 X らは上高地の夜景がきれいだ を明日のハ ードな行程に備え、今 道をいくと、小さなお花畑に出 レ 夜はゆっくりと鋭気を養ってお 《一登る。この先が小台地状の雷鳥 ガ だいら 平、雷鳥広場と呼ばれる展望 見 の・岳沢ヒュッテ 5 前穂高岳 台地だ。運がよければライチョ 沢 岳 2 日目は長い岩稜歩きと急登 島ウの親子に出合えるかもしれな 岳沢のガレの末端に出る。ここ に時間を費やされる早発ちをる道は、穂高岳山荘の創始者、 からは一時西穂から奥穂への稜こころがけておきたい。 今田重太郎氏が紀美子平のテン 登山道は奧明神沢枝沢の源頭 線が仰げる。しばらくは灌木の大きく上部へ扇状に開けた沢 トに家族を置いて開いた道だ をトラバースして、再びその傾 なかを登路にとっていく。先刻を見上げながら、岳沢のガレをその血がにじむような努力の後斜を強める。さらに険しい岩稜 までの樹林帯よりは明るく、傾渡るテント場の登山者が忙しは、、 ( まも見た目よりずっとき帯に変わるので、滑りやすい部 斜もゆるやかだ。岳沢のあきれく立ち働いていよう彼らもなつい氏が安全登山を願って開分もある。足一兀の注意をおこた るばかりのガレを左手に見ながるべく早い時間に行動を起こし削し、岳沢ヒュッテ 2 代目の上らないようにしよう。明神岳側 ら登っていくと、やがて中明神たいのだ。すでに先行している條岳人氏に託した山の男の道なから何本かの鎖場を越えていく 沢のガレを横切るここで視界 1 ティ 1 もいるが、早発ちののである と、平坦な紀美子平へと登りつ が開け、岳沢ヒュッテまでの行分、気持ちに余裕をもっくらい やがてダケカンバ林に入ると、く。ここで道は一一分し、直上す 程もだいぶ縮まってきたが、 一でいくことだ。テント場から斜斜度が急に増してくる。さらにれば前穂高岳山頂、左は吊尾根 気に高度を稼ぎとる登りとなる。上していく道には、 小さなお花はハシゴや鎖も現れてくるが 最低鞍部へ向かうものだ。本来 しばらく頑張りを続けていく畑も見られる。朝の陽射しに輝あまり緊張しすぎないことだ。 なら前穂高岳山頂を経て、稜線 と、明神岳西側に延びる裾尾根く花々は美しい。これからたどまず自分たちのペ】スを整えて、経由で吊尾根を最低鞍部へと向 穂高岳 106

5. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

イ宀を第グ 2 りを見せている。こちらもキャ いったん河原へ出ると、横尾の ンプ指定地であり、のんびりと岩小屋跡だ。屏風岩の大岩壁が 幕営するキャンハーが微笑まし左頭上に、かぶさるようにそそ 。この徳沢からは蝶ガ岳へのり立っている。わずかで再び樹 登山道が分岐している。入山初林へ導かれ、石畳の道をひと登 日はこのあたりまでとして、明りしていく。途中 2 カ所ほど視 日の行程に備えておきたい。 界が開け、屏風岩を仰いでいけ る。傾斜はほどよいゆるやかさ ・徳沢 5 涸沢 徳沢からしばらく進むと、帰で続き、正面に北穂高岳が姿を 路に下山してくる新村橋の吊橋現すと本谷橋につく。この付近 が梓川にかかっているなおもの流水は、残念ながら飲用には しばらくは樹林帯の道をいく。 適さないが、小休止ができる平 ちょっとした起伏が現れてくる地となっている ここから涸沢へ、つづら折れ と、梓川に沿った道から屏風ノ 頭が望めるようになってくる。の登りが始まる屏風ノ頭の裾 梓川の流れとともにその山裾を、を回り込むような登路は、針葉 回り込んでいくように進めば営樹林にダケカンバが目立ち始め、 林署避難小屋、キャンプ場、横植生の変化を感じさせる。やが 尾山荘がある横尾谷出合である。て周囲をダケカンバやナナカマ 仰涸沢への本格的登山道を目前に、 トの灌木帯に囲まれると、北穂 壁ゆっくりと休憩をとっていこう。高、奥穂高、前穂高がその勇姿 大ここで蝶ガ岳や槍ガ岳へ向かうを現す。左手から落ちる字状 ルンゼの押し出しまでくれば、 岩登山者と、コースを分けていく 屏ことになる 涸沢カールのモレーン上に涸沢 先 涸沢へは横尾大橋を渡って、ヒュッテも見えてくる。しかし の 大横尾谷に入っていく。クマザサここからが意外と長く感じられ 横の下生えが茂るシラビソ林からるところでもある。じっくりと しんむら ほんだに 9

6. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

赤岩岳ーーーー 屏風ノ頭ー , 、、、 東天井辛ーーー 上高地周辺 奥穂高岳前穂高岳 ①々隊秀り夫ざ安え峠綱し民一はづから狸き - 一は絶わがをと 佐支木よ綱めは越本秀脱農。方名倒し彼狐た女息関者社た 0 0 ・刀十 / 、てに患神め 天の一三に秀を綱を徳、をでる奥とゞ ( 国ののれ。城秀峠に次機平げた沢女うた性袋しとれれ病綱さ 5 のそ城こ城田、尾ら途危力とっ女待合っ女、てく崩こ癩秀ぐ 劇田中、倉。落波り中さ。で角をよ下で出だぬいしい身てはにな 。宀 . 悲 1 越み松たく州とは 、た車、其も近ときら思吊に全しで々を の世は挑騨せな信を方りげ機が最中伊らっかとに見、そ家島霊 の、の 妻の吉を飛まえて路奥下逃のたの山る夫のしの木がい。 夫国秀いを込あれ 別、ヘを家え念を下い杣運卑もでら笑うちず妻 綱戦臣戦近めはが は由地道農み無女をてでがでた裸彼くいたた夫 秀は豊に長攻城の妻経高の蚕に待谷れ先れ中けえ、悪と者断りる 、一一〉。。イ、 " ' 木時、政森、倉」〈夫峠上え養 0 = 、 000 そ山化う日味〈〈を 00 いわなどめ らの岩魚留小屋が見え出す。諸水場から峠への急登が始まる 施設が整った山小屋が多い北ア幾重にも折り返すジグザグで高っ ルプスにあって、昔日の面影を度を稼いでいくコメッガやト いまに伝える貴重な存在といえウヒ、ダケカンバに囲まれた急 . , る山小屋であるかぎられた期登を、根気よくこなそう。登る 間の営業小屋なので、利用の際につれてジグザグの切り返し間 には問い合わせをしたい。 隔が小さくなってくれば、徳本 登山の歴史を見つめ続けてき峠へ確実に近づいている。クマ たであろう、大きなカッラの木ザサの下生えとダケカンバの登 の下を通って徳本峠をめざしてりになれば、もうひと頑張りだ。 いく。しばらくはゆるやかな登やがて大きくたわんだ徳本峠ー 路が続くが、さらに何度か沢をひょっこり飛び出す しょ・つじかわせ こみなみ 渡り返す。障子川瀬沢や小南峠の向こうには待ちかねたよ みようじん 沢などの支流を次々に越えて、 うに、明神岳から穂高連峰の 本谷沢から峠沢への橋を渡ると山並みが岩屏風よろしく鎮座し カ水と名づけられた水場に到着ている静かにたたずむ徳本峠 する 小屋の風情も好ましい。島々谷 朝 30 340 350 ーま 島々谷ニ股には歌人の折ロ信夫による 石碑がぼつんと立っている かっての面影を残す徳本峠小屋昔日の山小屋の風情をいまに伝える岩魚留小屋

7. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

ッションを一つまく使い、ダメー ジを抑えて下りたい。 涸沢からの景観に後ろ髪を引 かれるような下降である。ナナ カマドの灌木帯からダケカンバ と針葉樹帯に入ると、この先屏 風岩を回り込むように横尾本谷 へ向かう曲がり切る前に、穂 高連峰の山々をもう一度眺め渡 していこう。唄の文句ではない が、また会う日までの心境であ るに違いない 本谷橋まで下れば、入れ替わ りに涸沢や穂高連峰をめざす人 人も数多い。登頂の思い出を胸 横尾本谷沿いに下っていく 登り道で垣間見てきた屏風岩が すこしずつ形を変え、横尾へと 近づいていく 人影が増えた横尾からは屏風 岩から前穂高岳北尾根の変わり いく姿を眺めて、徳沢、明神を すぎる。起伏は少ないが、長丁 場を歩いてきた身には河童橋か らの穂高連峰が山旅の最後に微 笑みを添えてくれているのがな によりの見送りとなろう 穂高岳 涸沢・穂高拡大図 を高 ュ沢を 涸沢岳 高岳、、を 百出ルー ノラマ 穂一泉 31 ・ 8 峰 ツ奥穂高 0 西穂部 一不 前穂高岳 090. = , 急な

8. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

か冷ご。山安すさ北数爺とアれ面はに穂開面念両ご一面出穂望山蝶見形根こま節とひが文 ずにたら目出承るはやこ北さ斜れ頃のが東常き行東がららもるら雪羽。 ' 曇にの継承 《験業行描召連伝馬。「伝秘雙霸麓坊下 " 餉安者方。伝 たあや長をれ山と山れ部に。曇か近現町念のが現。う幵は白は広。た。く線ものガる一長、う はでけの合そとに峻そ北名る安っ線が科常寺るらるよ雪ににらのだつる遅稜な種蝶いニ、は 業地受そ具雪的高もに山、 し、く稜犬明願わかあたの降りれてのなれぶの雅菜すてユか形だ 農冷をはえた残造。にくはて部い岳仔のる満伝旬でし坊以寄こけもと現い南優に出れのる雪る の高害ち消きは創たスとどれ南を井いいきのと下形掌念旬左。かる来がだ頂た里きわ山あたえ = 松 考国霜たのて形をきプ。ならス形天白沿で牧た月雪合常中やるにき由形、山げ「浮唄はでき、 形雪い、民雪し雪様てルい岳知プ雪東は川見町し 3 のでの月やす町での雪れ。広はにもてってと 雪し害農のと紋れア多ガでルるに犀望高山に坊手こ 5 の現高見名のらだをれ宙につとれ化 ャップは大きい。焦らず、急がルマやウメバチソウが美しい砂林へと樹相が変わるなおも道 ず確実にルートを求めていくこ礫の道を下っていくと、ハイマは下りが続くので、足元には注 とだ。 ツの切り開きに入るさらにお意を払っていきたい。 ひたすらととり組んでいこう。再び薄暗 稜線からほば直角に右折、東花畑のなかを急下降すると、や下ると、遠くに水音が聞こえて、い樹林帯へ人る呼吸の乱れを 側斜面のハシゴを下る。チングがてダケカンバ帯からコメッガナナカマドやクマザサなどにお直し、もうひと頑張りだ おわれた東沢乗越へようやく下樹林を抜けると、ダケカンバ り立っことができるここで南やハイマツ、シャクナゲなどが ( 右 ) より中房温泉からの道が目立ち始める。それらの背が低 合流してくる くなり、頭上が開け出せばまも ・東沢乗越 5 餓鬼岳 なく東沢岳稜線直下の分岐へと 東沢乗越からの登り返しは標到着だ。余裕があるようなら、 高差にして、およそ 240 も荷を置いて、ピークを往復して 。お「道ある確実に高度をつかみとっ こよう。眺望は 360 度開けて 1 を 0 て〔く = とだ。しばらくは木陰おり、涼風が心地よ〔。行 読で暑さをしのげる道だが、やがの餓鬼岳前衛にそびえる中沢岳 飜て明るく開けた尾根の急登となの岩壁が立派に望め、振り返れ る。ペースを整えて、じっくりば燕岳から北燕岳、東沢乗越へ .1 を . 、を二・ 燕・常念・蝶ガ岳 樹林に囲まれた東沢乗越 前常念岳の登路から見た蝶ガ岳の雪形 220

9. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

だ。山頂とはいえ、針葉樹林にらず、通行はできない 七をで山場が、血てされ呼聞るてのを火きニだ の味をは登写。らつを哀ををめげリ衣足るよュの 囲まれた尾根のコプのようだ。 急登の折り返しを重ねていく リ云気すにが描かか外て人声慰あヅかよ出きミも ここの標高は 2079 、登山と、平坦ながら薄暗い樹林帯の議以不介話物の口下のしるなをて剣霊に古コる 思話か紹う人態ーてれ屋そいれ魂け、亡所。、 / 。に哀の向影、禿場るてに 口から 1000 】〔とすこしは高道となり、ダケカンバやナナカ不「談さをいる姿顔し垂ト 。出にでうかの霊手の玉のたあし端 七は怪一部とれのこ。 度を稼いできたことになる。 マドが現れ出す。この先から餓のにうイ一霊わカひ前体いなそ亡をと男の山いかと一 リ屋いテの亡思そ惨飛はいとの。は香こ大火凪て話話の 大凪山頂からは左に折れて、鬼岳小屋まで約 300 の高度 ヅ小とリそのと。悽は髪なだ屋る者線の、る大しの辺ン 尾根歩きとなるやがて右手の差を一気に稼ぐ、百曲りの急登剣岳」ア。リ者るく眼、のの小あ山おと他出、をど炉ョ 鬼議リるヅ難くしのし足うでで登にいのに音毘なのシ 木の間越しに、裏銀座の山並みが始まるジグザグ急登の連続談餓なあ剣遭て々方流りよ声のためしこ端る荼玉屋一う 怪不妙も岳し生片をおまな 。、いたほ右す昔の小ケろ がのぞき、正面には餓鬼岳を 仰だが、きつい登りは最後だ。気 ぐようになる。道はゆるやかにを持ち直して、根気よくこなし 鞍部へ下り、小ピークから急登ていこう。足元には可憐な高山 ハイマツが現れてくると稜線ガ峰など北アルプス連峰は北 うしろたてやま を登り返す。左手から合流して植物が顔を見せ、ナナカマドやは近い。これを抜け出ると、餓に後立山が、そして西へ立山・ くるのは、マムシ平からの松川ダケカンバの樹林も時折眺めを鬼岳山頂直下のお花畑だ主稜剱、裏銀座の山々が連なり、南 新道だ。現在は整備がされておのぞかせてくれる 線にかけてさまざまな花々が微へ槍・穂高連峰や表銀座、常念 笑みかけてくれている南西に山脈が長大に延びている静け 道を回り込むと視界は気に開さにつつまれた山頂でのひと時 け、北アルプスの大パノラマがを、ゆっくりと楽しみたい。 今宵の山宿、餓鬼岳小屋はこ 待ちかねていたように広がる 餓鬼岳小屋で宿泊手続きをしたぢんまりとしているが、それだ ら、餓鬼岳山頂での大展望を楽け小屋のスタッフや同宿の人た しみにいくとよ、 ちともなじめる小屋だ。薪スト る ープを囲む素朴な山の夜も楽し 観山頂へは小屋の裏手をひと登 岳りだ。標高 2647 の餓鬼岳いものである 唐 山頂には質素な小祠がまつられ、・餓鬼岳 5 唐沢岳 砌文字どおり 360 度の眺望が得餓鬼岳から北西へ派生する尾 岳られる。来し方には大町市街が根をたどり、北アルプスのなか 餓横たわり、富士山や浅間山、霧ではもっとも静かな山のひとっ 燕・常念・蝶ガ岳 204

10. 上高地・槍・穂高 : ベスト山歩き

天狗ノ池に姿を映す槍ガ岳 中岳を越えて南岳への稜線を、やがて横尾谷右俣のカールを ゆるやかに登っていく。山頂へ右下に見下ろす、小広い鞍部に 右手にルートをとる手前、東側下り立つ。尾根に沿って残る踏 のすこし盛り上がった小丘が横跡は積雪期ルートだ。左下への 尾尾根との分岐点だここから道を見落とさないように、マー は気を引き締めていきたい。急キングには細心の注意を払って いくことだ。道はきついが、雪 傾斜で落ち込むカ】ル壁であり、 やせ尾根、さらに岩屑道でもろ解け後から咲き誇るミャマキン わずかで長い鎖場が現れる。ボウゲなどが気持ちをやわらげ この間は岩場ももろいので、とてくれる くに注意したい。その先もやせ巨岩が累々とする斜面を下降 てガレた急斜面が連続する。足する。ダケカンバやナナカマド、 元にはくれぐれも気をつけて下ハイマツがほどよい彩りだ。小 ることだ。 さな窪地から、もうひと下りす ればカール底の天狗ノ池その 澄んだ水と、周囲の堆積帯がす ばらしい大自然の造形美をうか がわせてくれる。残雪の状況に よって年ごとに異なるが、 7 月 下旬以降に出現する愛らしい池 意だ。静かにたたえられた雪解け 水に、日本アルプスの盟主・槍 ガ岳が投影する風景は一度見た ら忘れられない岩、雪、花、 池そして槍ガ岳が織りなすハー 原モニーは絶妙といえよう ここはまた氷河公園とも呼ば 133