上げる - みる会図書館


検索対象: 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ
42件見つかりました。

1. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

手もなく 簡単に。何かを行うのが、極めて容易な様子。彼 は、猿のように難所を手もなく渡ってしまう。 でまく 出る幕ではない 出て行って活躍したり口を挟んだりする場合ではな マここは私の出る幕ではなさそうだ。 てあ 手を上げる 降参する。どうしようもなくなって、途中で投げ出 す。マこれしきのことで手を上げるのか。情けない 手を入れる 出来上がっているものに修正などを加える。書き 上げた文章に何度も手を入れている。 【類】手を加える て 手を打っ 問題を解決するために手段を講じる。マ今の内に何 か手を打たないと、取り返しがっかないことになる。 手をかける 労力や時間を惜しまずに仕上げる。彼の作品は手 をかけたのがよく分かる。 手を切る 交際を断つ。特に、男女の関係や好ましくないつな がりを清算する。暴力団と手を切る。 手を下す 他人に任せず、自ら行う。着手する。この件に関 してなら、君が手を下すことはない。 てこまぬ 手を拱く て て て てくだ う - 1 1 3 -

2. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

を言っているよ。 傘の開きが、逆の向きになる。マ突風で、傘がお猪 口になってしまった。 【説】「猪ロ」は杯。 おだを上げる 気の合った者同士で集まり談笑する。調子に乗って おっす 勝手な気炎を上げる。あのころは、毎晩のように乙に澄ます 気取った態度をとる。自分にはかかわりのないこと 酒を飲んではおだを上げていた。 【説】「おだ」は、お題目の略。 だとする。さほど美人でもないのに、乙に澄まし ている。 らやこ お茶の子さいさい おとこすた 物事を、何の苦もなく行う様子。眼が衰えても、そ 男が廃る れぐらいのことはお茶の子さいさいですよ。 男としての面目が失われる。マそんな下劣 ( げれつ ) 【説】お茶の子は茶菓子の意で、腹にたまらないことから。 なことをしていると、男が廃るぞ。 【類】男が下がる らやに一」 【反】男が上がる お茶を濁す いいかげんなことを言って、その場をやり過ごす。 彼女との関係を聞かれ、お茶を濁しておいた。 男になる 一人前の働きができるまでに成長する。大仕事を 任されて、お前もどうやら男になったようだね。 お猪口になる らよこ あ おとこ っ 0

3. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

【類】不意討らを食う 不意を突く 相手が油断しているすきに事を行う。▽実行犯は警 ふいになる 備員の不意を突いて建物に侵入した。 無駄になる。今までの成果や得たものがちょっとし ふううんきゅうつ たことで失われる。苦労して集計したデータがパ 風雲急を告げる ソコンのシステムエラーでふいになった。 大きな社会変動が今にも起こりそうな、緊迫した情 【類】ふいにする 勢になる。鳥インフルエンザの猛威で、アジアは 風雲急を告げる情勢となっている。 不意を討っ だし抜けに行動を起こす。奇襲する。ちょっと油風采か上がらない 断をしていたら、不意を討たれて一本取られた。 外見がやぼったく、貧弱な印象を与える様子。彼 は風采は上がらないが、高名な腕利きの弁護士だ。 不意を食う だし抜けに、何かを仕掛けられる。思わぬ災難に襲分かある われる。マ参加者からの予想もしない質問に、不意 勝負などで勝ち目がある。力が勝っている。マこの を食って何一つ答えられなかった。 論戦は、若い方に分がある。 さ あ っ - 160 -

4. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

はかが ( 信く 仕事が順調に進み、能率が上がる。はかどる。 ソコンの調子が悪く、思うように仕事のはかが行か ばかすふ 場数を踏む 実地で数多くの経験を積む。場慣れする。場数を 踏んだだけあって、見事なものだ。 歯が立たない 相手が強過ぎてとてもかなわない。 もしやと期待 したが、やはりプロには歯が立たなかった。 【説】堅くて噛 ( か ) めない意から。 馬鹿になる ①本来の機能が失われて、役に立たなくなる。ね じが馬鹿になって使い物にならなくなった。②無用 の摩擦を避けるために、適当に妥協する。こうい う時は君が馬鹿にならないと、話はまとまらないよ。 ばか 馬鹿を見る つまらない目にあったり、損な立場に立たされたり する。一日待てば、半値で買えたのに、知らなかっ たばっかりに高い買物をして馬鹿を見た。 はき 歯切れがいい 物の言い方にあいまいなところがなく、明快でわか 1 りやすい様子。彼の演説は歯切れがいいから、眠 くならなくて助かるよ。 【反】歯切れが悪い 箔が付く 威厳が備わる。業績を上げるなどして、評価が上が る。展覧会で金賞を取り、彼もいよいよ箔が付い てきた。 はくっ み

5. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

ゅうすうき あめ 融通が利く 遣らすの雨 状況に応じて適切な処置を取ることができる。在 訪問を終えて帰ろうとしたり、外出しようとしたりす 宅勤務なので、時間の融通が利く。 る際に降る雨。遣らずの雨に遭って、これ幸いと楽 しい時を過ごす。 ゅうめい 勇名を馳せる 勇敢であるという評判が広く世間に知れ渡る。後 遣らすぶったくり に勇名を馳せる人物になるとは、未だ誰も知らない 支払った金銭や労力に見合うことをせずに、ただ取り ことだった。 上げるばかりであること。マ高い月謝を払ったのに、 こんな粗末な内容だなんて、遣らずぶったくりもいいゅうようせま ところだ。 悠揚迫らす 切迫した事態や困難な状況にあっても、普段通りに やりにまあ 落ち着いている。老人は路上で強盗に脅されたが、 槍玉に上げる 悠揚迫らず、相手を一喝した。 多くの中から選んで非難の対象とする。マ業績悪化の 原因として年功序列の慣習を槍玉に上げる。 勇を鼓す 勇気を奮い起こす。勇を鼓して歩きタバコの人に 注意をした。 や や ゅう - 197 -

6. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

【説】「帳尻」は会計帳簿の最後に記す収支の最終計算 【類】帳尻が合う らようしさ 調子を下ける 相手の程度に合った対応の仕方をする。俗受けをね らって程度を落とす。講師は相手が中学生だから と言って、調子を下げるようなことはなかった。 らようだ 長蛇を逸する 惜しいところで、得がたい大物を取り逃がす。チャ ンスを逃す。マあわやというところで、長蛇を逸し てしまった。 らようびかさ 掉尾を飾る 物事の最後を立派に仕上げる。▽大会の掉尾を飾る にふさわしい取り組みだった。 【説】「ちょうび」は「とうび」とも読む。 ちょんになる 何かの事情で、物事が終わりになる。相手に不幸 が生じて、まとまりかけた契約がちょんになる。 【説】「ちょん」は芝居の幕切れに打っ拍子木 ( ひょうしき ) の音。 血を受ける 先祖や親の性格や身体的な特徴を受け継ぐ。マ兄は 母方の血を受けたとみえて、芸事に秀でている。 ちはら 地を掃う 以前あったものが、すっかりなくなる。マプームが 去って、黒だかりだった客の姿が地を掃うように絶 えてしまった。 ちわ 血を分ける 実の親子・兄弟など、血のつながった関係にある。血 らう - 105 -

7. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

みも みきなら 身が持たない 右へ倣え 体力が続かない。健康を保てない。 他人の言動を判断もなく受け入れ、そのまねをする。 いほど忙しくては身が持たないよ。 右へ倣えで、何にでもすぐにとびつくのは、お前 の悪い癖だ。 みも 身が持てない 品行が悪く、まともな暮しができない。 マあんな酒御輿を上げる 浸りの生活をしていたのでは、身が持てないね。 物事に着手する。何かを始める。ずっと宙をにら んでいた彼がついに御輿を上げて作品にかかる気に ひだり なったようだ。 右から左 【説】腰を上けて立つ意。「輿」を「腰」にかけて言う。 手に入れたものをすぐ他に渡してしまう。すぐに融 通できる。ボーナスは出たけれど、ローンがある 【類】お御輿を上ける から右から左さ。 みじん 微塵もない ひだり そのような気持ちや考えなどがまったくない。 右といえば左 望のために人をけ落とす気持ちなど微塵もない。 他人の言うことに、いちいち反対する様子。▽うち の舅は偏屈で、右といえば左で、とても付き合って みすあ いられない。 水が合わない みき みき マ食事も取れな みこしあ - 175 -

8. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

ちゃちゃ お前さんも血の巡りが悪いね。そこまで言わない 脇から冗談を言ったり冷やかしたりして、話のじゃ と分からないのかい。 まをする。マ大事な話をしているんだから、茶茶を 入れないでくれよ。 え 地の利を得る ちゅうまよ 占めている土地が、ある事をするのに有利な条件を宙に迷う 備えている。駅前という地の利を得て、開店以来 物事の実現性がなくなり、行き着く先が決まらない。 売上げは順調だ。 大臣の発言をめぐって審議が中断し、法案が宙に 迷う。 らほ 地歩を占める しかるべき立場や地位を自分のものとする。君も 昼夜をおかす そろそろ、地歩を占めてもいい年だと思うよ。 昼と夜の区別なく。絶え間なく。衛星放送が始ま り、昼夜をおかず世界中のニュースが流れるように なった。 血道を上げる 【類】昼夜を分かたす 色恋や道楽に夢中になり、分別を失う。マあの店に 足繁く通うところを見ると、女主人に血道を上げて らようじりあ いるらしい 帳尻を合わせる 収支が正しく合うようにする。マ何度も計算し直し て、ようやく帳尻を合わせた。 茶茶を入れる らみらあ し らゆうや - 104 -

9. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

【説】手のひらにあるものを指す意 盾に取る になあ ある事柄を、自分を正当化するための理由に用いた 棚に上げる り、相手を攻撃したりする手段に使う。昔の手紙 自分の不利になる事柄に触れないでおくこと。マ人 を盾に取って、結婚を迫ってきた。 はえてして、自分のことは棚に上げて、他人を批判 する。 たてはんめん 盾の半面 視野が狭く、物事の一面だけを見て全体を見ないこ 種が割れる と。この結論は盾の半面だ。もう一度両者の言い 隠されていた事実やからくりなどが、明らかになる。 分をよく聞きなさい。 マ ずっと不思議だったが、こんなことで種が割れる とは思いもよらなかった。 多とする 無視できないものとして、高く評価する。マ決勝戦種を蒔く に進めたことについては、君の功績を多とする。 新たな事態を引き起こすような原因を作る。ライ バルを失脚させようと悪いうわさの種を蒔く。 にな一」こうさ 掌を指す にひふ 物事がきわめて明らかである。彼にとって自分の荼毘に付す 家系を説明するのは、掌を指すようなものだ。 死者を火葬にする。山岳遭難者の遺体は現地で荼 にてと たねわ にねま - 100 -

10. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

戸時代から続いた老舗も、ついに暖簾を下ろすそう だ。②店が営業を終えて店じまいをする。マそろそ ろ暖簾を下ろしたいのですが、よろしいですか。 【類】看板を下ろす のれんわ 暖簾を分ける 商店や飲食店で、長く勤めた従業員が独立し、同じ 屋号を名乗ることを許す。マ長年の夢が叶って、来 春暖簾を分けてもらえることになった。 あ のろしを上ける 物事を起こすきっかけとなる行動を開始する。マリ ストラ対策に、反対ののろしを上げる。 呑んで掛かる 相手の実力が自分より劣ると決めて相対する。相手 をあなどって油断する。相手が若いからといって 呑んで掛かると、痛いめに会うぞ。 の はいかんくだ 肺肝を砕く 目的を達成するために、非常に苦心する。見知ら ぬ土地で、肺肝を砕いて取材した貴重な民族史。 【説】「肺肝」は肺と肝臓。 ばかあ 馬鹿当たりする ねらいが適中し、並外れた実績を上げる。新製品 が丐鹿当たりして、在庫切れの店が続出した。 歯が浮く それを聞いた人が不快に思うほど言動が軽薄なさま。 マ相変わらず歯が浮くようなお世辞を、平気で言い 放っている。 - 137 -