時間 - みる会図書館


検索対象: 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ
50件見つかりました。

1. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

気持ちをうまくつかみ、接する人を引きつける様子。ひめみ ▽試供品の説明員は、人をそらさぬ巧みな話術で、日の目を見る 主婦たちを魅了した。 うずもれていたものが世に出て、知られるようにな る。苦節十年、私の小説がやっと日の目を見るこ いさいうが とになった。 微に入り細を穿っ きわめて細かい点まで漏らさずに念を入れる。彼 ひびはい は微に入り細を穿って、その時の様子をくまなく伝 罅が入る えてくれた。 安定していた人間関係が不和になる。マ今度の事件 で、彼らの友情に罅が入ってしまったそうだ。 ひのきぶたい 【説】「はいる」は「いる」とも読む。 檜舞台 自分の技量を世間に示す晴れの場所や機会。この ひ コンクールは、国際的な音楽家を目指す学生にとっ干ほしになる て檜舞台となっている。 食べ物がなくて飢え衰える。遭難してもう五日だ。 早く探し出さないと、干ぼしになってしまう。 いきお 日の出の勢い ひまあ 朝日がぐんぐん昇るように、勢いが盛んな様子。 暇に飽かす 時間がたつぶりあるのを利用する。暇に飽かして 若くして取締役になった彼は、今や日の出の勢い で、いずれは社長になるだろう。 山小屋でも作るか。 び ひで - 157 -

2. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

あいきようぶ 愛嬌を振りまく 周囲の人々に対して、だれかれ構わずにこにこと接 する。愛嬌を振りまく赤ちゃんはだれからもかわ いがられる。 あいそ 愛想が尽きる 好意や誠意を示しても一向に通じない態度に、もう 相手にしたくない気持ちになる。マ聞き分けのない あの子にはもう愛想が尽きた。 【説】「あいそ」は「あいそう」とも読む。 【類】愛想を尽かす・愛想も小想 ( こそ ) も尽き果てる あいそわら 愛想笑い 人の機嫌をとろうとする笑いや、その場を繕 ( つく っ ろ ) おうとする笑い。険悪になりそうだったので愛 想笑いでその場をしのいだ。 【類】愛嬌笑い・お世辞笑い あいにいづ 相対尽く 話し合って互いに合意の上で事をすること。 頃になってそんなことを言うなんて、この件は相対 尽くの筈です。 【類】納得尽く あいま 合間を縫う 仕事などの合間のわずかな時間を利用して何かを行 う。マ仕事の合間を縫って銀行に行ってきた。 あおすしに 青筋を立てる こめかみや額に静脈の青い筋が浮き出るほど憤って、 けわしい表情になる。そのむちゃな話に、彼は青 筋を立てて怒った。

3. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

ゅうすうき あめ 融通が利く 遣らすの雨 状況に応じて適切な処置を取ることができる。在 訪問を終えて帰ろうとしたり、外出しようとしたりす 宅勤務なので、時間の融通が利く。 る際に降る雨。遣らずの雨に遭って、これ幸いと楽 しい時を過ごす。 ゅうめい 勇名を馳せる 勇敢であるという評判が広く世間に知れ渡る。後 遣らすぶったくり に勇名を馳せる人物になるとは、未だ誰も知らない 支払った金銭や労力に見合うことをせずに、ただ取り ことだった。 上げるばかりであること。マ高い月謝を払ったのに、 こんな粗末な内容だなんて、遣らずぶったくりもいいゅうようせま ところだ。 悠揚迫らす 切迫した事態や困難な状況にあっても、普段通りに やりにまあ 落ち着いている。老人は路上で強盗に脅されたが、 槍玉に上げる 悠揚迫らず、相手を一喝した。 多くの中から選んで非難の対象とする。マ業績悪化の 原因として年功序列の慣習を槍玉に上げる。 勇を鼓す 勇気を奮い起こす。勇を鼓して歩きタバコの人に 注意をした。 や や ゅう - 197 -

4. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

手が悪く世間の不評を買っている。 ふところいた 懐を痛める ふもんふ 自分の所持金を使う。懐を痛めて仕事関連の事典不問に付す を買ったのに、ちっとも使わず埃にまみれている。 問題にすべきことを問いたださず、そのまま見逃す。 ぶお 現職の大臣が更迭されると噂になった事件は、結 腑に落らない 局不問に付された。 どう考えても納得できない。あれほど慎重な人が ぶりよ一つ こんな単純なミスで失脚するなんて、腑に落ちない。 無聊をかこっ 【説】「腑 , は内臓の意で、精神の宿る所とされる。 退屈でどうしようもない。することがなくて嘆かわ 4 6 しい。▽定年退職してからというもの、毎日無聊を かこっている。 舟を漕ぐ 体を揺すって居眠りをする。今日の講演は義理で 【説】「無聊」は暇で時間を持て余す意。 出席している人が多いのか、あちらこちらで舟を漕 ふるい いでいる。 篩にかける ぶひょうか 多くの中からいいものだけを選び出す。候補作品 不評を買う は、本選まで何回も篩にかけられる。 評半かよくない。好ましくないという評価を受ける。 ふるきすさわ 社運を賭けて売り出した新製品だったが、使い勝古傷に触られる

5. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

びようよ らした。 というのは上司の詭弁 ( きべん ) で、この三年間ずつ と冷や飯を食わされてきた。 あき ひみ 火を見るよりも明らか マこの 明白な事実で、疑いを差し挟む余地がない。 秒読みに入る 法案が人権を無視していることは、火を見るよりも 時間的に切迫した状況になる。残された時間がほん 明らかである。 のわずかしかないこと。責任問題で社長の退陣は、 今や秒読みに入った。 ひんしゆくか 【説】「秒読み」は何かの開始または終了までの直前の時間顰蹙を一貝一つ を秒単位で読み上けること。 人に不快感を与えるような行為をして、嫌がられる。 9 学生が階段の踊り場で、車座になって騒ぎ、通行 人の顰蹙を買っていた。 平たく一言えば 【説】「顰蹙」は顔をしかめること。 分かりやすく言えば。要するに。自分の責任で仕 事をしろというのは、平たく言えばサーピス残業を 厭 ( いと ) うなということだよね。 ひな 非を嗚らす あれこれと激しく非難する。相手の欠点をとがめる。 幹部の強引な説得に、組合員はいっせいに非を鳴 ひら

6. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

うも雨が続くと顎が干上がってしまう。 あ一」な 【類】ロが干上がる・鼻の下が干上がる 顎を撫でる どんなものだと言わんばかりに、得意になっている あこっか 様子を表わす。▽祖父は孫を相手に顎を撫でながら 顎で使う 高慢な態度で人をこき使う。マ最近の子供は甘やか 自慢話を始めた。 されているせいか、平気で親を顎で使う。 ほう あさって 【類】顎の先で使う 明後日の方 全く見当違いの方向。明後日の方を探したって、 見つかりつこないよ。 顎をしやくる 人に指示をするのに、顎を使って示す。多く、見下 あさめしまえ した態度を表わす。たとえ店主でも、店員に顎を朝飯一則 しやくるのはよくない。 そのことをするのがきわめて容易であること。マ慣 【類】顎でしやくる れてしまえば、タイヤ交換なんて朝飯前だ。 【説】朝食前のわすかな時間でできるということから。 あ一」に 顎を出す あしおも 歩き続けて疲れ果てる。仕事などがうまく進まず困足が重い 気が進まず、なかなかその気になれない。 り果てる。一時間も歩かずに、早くも顎を出した。 【説】歩き疲れると、顎が前に出た格好になることから。 に行かなければと思うのだが、正直足が重い。 あ一」 お詫び

7. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

介とは一言え、とんだ人物を送り込んでしまい赤面の せけんせま 至りです。 世間が狭い 【説】ひどく恥すかしくて顔が真っ赤になる意。 社交性がなく、交際範囲が狭い。新任の大使は、外 交官という割には世間が狭い。 せきあらに 【反】世間が広い 席を改める 話し合いや宴会などの場所を、ほかの所に移動する。 会議も済んだことだし、席を改めて懇親を深めま世故に長ける しょ , つ。 世の中の事情によく通じている。巧みに世渡りをす る。彼は、まだ二十歳そこそこだが、世故に長け せきき ていて頼りがいがある。 堰を切る 【説】世知 ( せち ) に長ける。 抑え込んでいたことが一度にどっと激しく動き出す。 マ泣きたいのを我慢していたが、先生の顔を見たと うと せじ たん、堰を切ったように涙があふれ出た。 世事に疎い 世間的な常識やしきたりなどに通じていない。 せきけ 度の先生は世事に疎く、父兄たちの評判が悪い。 席を蹴る 怒りなどを感じてその場から去る。マ仲間の質の悪 せつま い仕打ちに、彼は席を蹴って出て行った。 説を曲げる 利欲や圧力に耐えかねて、自分の主義・主張を変え せこ つな 9

8. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

ないじよこう 内助の功 内部から得られた援助。特に、妻が家庭にあって夫 の成功のために尽くすこと。内助の功があったか らこそ、今日があることを感謝している。 わら 泣いても笑っても どうやったところで、変えようがない。 笑っても、返済期限まであと三日だ。 ながめみ 長い目で見る その時の状態だけで判断せず、気長に将来を見守る。 彼の成長を長い目で見てやってください。きっと 大成しますよ。 泣いても 鳴かす飛はす 世間的に目立った活躍をしないでいる様子。マあの 男は嗚かず飛ばずでいたが、新会社の設立で社長に 抜擢された。 名が立っ 評鬮が高くなる。世間のうわさになる。産地直送 の安くておいしい店だという名が立って、遠くから も客が来る。 かす 亡き数に入る 死者の仲間になる意で、死に別れることの婉曲な言 い方。▽親兄弟や友もすでに亡き数に入り、孤独な 日々を送っています。 なに 泣き出しそう 今にも雨が降り出しそうである。マ泣き出しそうな な た と - 122 -

9. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

手もなく 簡単に。何かを行うのが、極めて容易な様子。彼 は、猿のように難所を手もなく渡ってしまう。 でまく 出る幕ではない 出て行って活躍したり口を挟んだりする場合ではな マここは私の出る幕ではなさそうだ。 てあ 手を上げる 降参する。どうしようもなくなって、途中で投げ出 す。マこれしきのことで手を上げるのか。情けない 手を入れる 出来上がっているものに修正などを加える。書き 上げた文章に何度も手を入れている。 【類】手を加える て 手を打っ 問題を解決するために手段を講じる。マ今の内に何 か手を打たないと、取り返しがっかないことになる。 手をかける 労力や時間を惜しまずに仕上げる。彼の作品は手 をかけたのがよく分かる。 手を切る 交際を断つ。特に、男女の関係や好ましくないつな がりを清算する。暴力団と手を切る。 手を下す 他人に任せず、自ら行う。着手する。この件に関 してなら、君が手を下すことはない。 てこまぬ 手を拱く て て て てくだ う - 1 1 3 -

10. 慣用句辞典 ダイソーミニ辞典シリーズ

も まゆひそ 眉を顰める 間を持たせる 他人の言動に不快を感じて、顔をしかめる。 「女 不都合などであいた時間を、退屈しないで過ごす。 は家で子守りでもしてろ」という無神経な発言に女 ゲストの到着が遅れ、公演開始まで間を持たせる 性たちが眉を顰めた。 のに一苦労した。 【類】間を持にす まるおさ 丸く収まる まんさら 物事が円満に解決する。マ彼が折れれば丸く収まる満更でもない はずだったが、事はそう簡単には運ばなかった。 必ずしも嫌ではない。かなり気に入っていることを 婉曲に言う言葉。客に「ばあさん」と呼び捨てに まるはだか されても黙っているところをみると、母は満更でも 丸裸になる ないのだろう。 所有しているすべての財産を失う。新手の詐欺に 【類】満更でない 引っかかり、丸裸になった。 【類】裸になる まんじりともしない まわみき 気にかかって少しも眠れない。一睡もしない。マ昨 回れ右をする 夜は事故の続報がなく、心配でまんじりともしない 方向を変える。逆戻りする。マ彼は借金取りの姿を見 ると、回れ右をして足早に去った。 夜を過ごした。 ま - 173 -