朝意書店 核爆弾の爆発のたびに世界中にまき 散らされた放射性物質の微粒子も検出 光学ライブーや、ヾ ラリー 7 アインタルホログラフィ 可能だ。戦争で使われた核爆弾は 2 個 だけだが , 1940 年代半ばから 1990 年 ・早崎芳夫編著 A5 判 152 頁本体 3000 円 ( 13737-8 ) 代後半にかけて様々な国が大気圏内で 対象の 3 次元データを電 光学ライプラリー 7 、 子的に記録でき , 多分野 500 回を超える核実験を行った。その での形状・変位・変形計 放射性降下物は土壌や極氷 , 海底堆積 測に応用可能な撮像方式 の理論と応用。〔内容〕 物などに入り込み , 地表の動植物にも ホログラムの生成 / 再生 吸収された。この放射性物質を含む地 ー計算手法 / 応用 [ 工業計 測 / DH 顕微鏡 ] / 他 層は , 最も明確な人新世のしるしとい 電気回路ハンドブック えよう。 ■奥村・西・松瀬・横山編 B5 判 464 頁本体 18000 円 ( 22061-2 ) 化石が変わる 電化の進む社会基盤を構 私たち人間は地球の生態系の姿にも 電気回路 築する重要技術で , 人類 の技術遺産ともいうべき 明らかな変化を残してきた。具体的に が死んで分解されると , 酸素が欠乏し 「電気回路」の歴史から た「デッドゾーン」が生じ , いまや毎 いうと , わずか数千年前まで地球の生 最新の電気回路 , 省エネ が期待される電力システ 年数十万 km2 の海底で生物が死滅し 物相のなかで非常にマイナーな存在に ムまでを網羅 , 回路解析 すぎなかったヒトという生物種が , 現 に用いられる数学も詳述。 ている。こうして荒廃した海の生態系 はやがて化石となり , 未来の地質学者 在は陸と海の上位捕 イラストレイテッド光の実験 に何があったかを物語るだろう。 食者となっている。 ・大津元ー監修田所利康著 このほか殺虫剤やダイオキシンなど 人類は地球の全生物 B5 判 128 頁本体 2800 円 ( 13120-8 ) 回折 , 反射 , 干渉など光 人工合成された残留性の有機汚染物質 生産量の約 1 / 4 を自 ・・ ! イラストレイテッド・■ 光の実験一学現象の面白さ・美しさ トップ も多くの堆積物に混入しており , 化学 分たちのために使っ ー、 , ′ ~ - を実感できる実験 , 観察 ■第・第対象などを紹介。実験・ 科学者が ている。この結果 , 的痕跡となる。その一部は地質学的な 00 : こを撮影条件などのコツも記 予測する ■■ロ載。オールカラー。大好 時間スケールで存続するだろう。古代 人類は陸生脊椎動物 評『イラストレイテッド 未来 の約 1 / 3 を占め ( 単 の藻類が生成した長鎖炭素化合物は現 光の科学』の姉妹書 純な体重べースで ) , 在の古生物学者にとって数千万年前の 質感の科学 一知覚・認知メカニズム と分析・表現の技術ー 残り 2 / 3 の大半は人 古気候を知るトレーサーとなっている ・小松英彦編 間が食物とするため が , それと同様だ。 A5 判 240 頁本体 4500 円 ( 10274-1 ) 物の状態を判断する認知 機能を科学的に捉える様々 質感の科学 な研究を紹介。〔内容〕 物の性質 , 感覚情報 , 脳 の働き / 知覚 ( 見る , 触 る等 ) / 認知メカニズム / 生成と表現 ( 光 , 芸術 , ロ語表現 , 手触り等 ) 東山篤規先生ご執筆書籍 現代心理学 [ 事例 ] 事典 中島義明編 A5 判 400 頁本体 8500 円 ( 52017-0 ) 足立浩平先生ご執筆書籍 シ非計量多変量解析法 ー主成分分析から多重対応分析ヘー 足立浩平・村上隆著 A5 判 184 頁本体 3200 円 ( 12829-1 ) 〒 162-8707 東京都新宿区新小川町 6-29 TEL ( 03 ) 3260-7631 FAX ( 03 ) 3260-0180 http://www.asakura.co.jp (ISBN) は 978-4-2 - を省略価格表示は税抜本体 < 資料請求番号 67 > ディジタル ホログラフィ se6ew 、 9 N131SY3b•NL•NV 工山 9 区 0 山 9 ハンドプ′ク 知資囓知メカニズムと 未来の人類は 地球以外で生きていく ? 「地球外への大規模移住構想は , 危険な妄想だと思う。工べレスト山頂や南極点でさえ , そこよりも快適に過ごせる場所は地球を除く太陽系のどこにもない。私たちは地球上で 起こっている問題にこの場で対処しなければならない。それでも 22 世紀には複数の冒 険家グループが民間資金によって火星で暮らすようになり , その後おそらく太陽系の別 の地を目指すのだろう。 もちろん , これらの先駆的移住者たちがあらゆるサイボーグ技術とバイオテクノロ ジーを駆使して異星の環境にうまく適応できるよう , 幸運を祈りたい。彼らは数百年内 に , 新種の生物になリ , ポストヒューマン 時代が幕を開けるだろう。太陽系外への旅 ユノ なるが , 彼らがその段階でまだ生物といえ るのかどうかは定かでない」 彳 祝・イグノーベル賞受賞 M. ーリース - ーー ( M a i n ReesV 英国の宇宙学者・宇宙物理学者 Portrait by Kyle HiIton 67 http.//www.nikkei-science.com/
sa6eWl 9 lISVSNöV41 ト当コ プラスチックとコンクリート ジャカルタのプラスチックごみの山とニューヨークのコンクリート ジャングル。これらは地殻に半永久的な痕跡を残すことになるだろう。 化石燃料の燃焼によって煙も生じる。 煙は不完全燃焼した不活性の微粒子で , られる樹脂状の物質 ) ゃべークライト , クリートの破片が見つかる。コンクリ 世界中の地面に降着して , 地質学的に レーヨンなどごく一部に限られていた ートはすでに人新世を特徴づける岩石 長くとどまる痕跡を残す。白亜紀末の が , 戦後は飛躍的に拡大し , 現在では となっているが , 人造のレンガやセラ 隕石衝突で生じた地球規模の火災は , 年間約 3 億トンが製造されている。こ ミックスも目印になる。 白亜紀と第三紀の地層の境目に同様の れは全人類の体重に匹敵する重量だ。 これら人間が作り出した大量の岩石 煙の跡を残した。化石燃料の燃焼で出 耐久性に優れ分解されにくいという便 で地殻の最上部はいつばいになってい てくる炭素は , 炭素 12 ( 12C ) という 利な性質のゆえに , プラスチックは環 る。そして人間はその地面を重機で掘 軽い同位体を多く含むという特徴があ 境に長年にわたってとどまり続ける。 り返してビルを建て , 耕耘機ですき返 る。 12C は動植物に吸収されやすいた プラスチックごみが地上に残す痕跡 して作物を育てており , これらが再配 め , それらの生物が死んで化石になる は十分に明確だが , 地質学的には海の 分されている。人類はいまや , 川や風 と 12C が半永久的に残り , 人新世を示 ほうにより顕著な影響が表れる。多く など自然の力を上回るべースで堆積物 す目印となるだろう。 の海生動物がプラスチックを食べ , そ を動かしているのだ。 世界に広がった農業も独自の化学的 れらの死骸の多くは最終的に海底の泥 痕跡を生む。人類が農耕を始めたのは 化学物質が残すしるし として堆積する。これが化石化の第一 約 1 万年前だが , 大量の窒素肥料が使 段階だ。肉眼では見えないが , プラご 過去 100 年ほどの間 , アルミニウム われるようになったのは 20 世紀初頭 みよりもずっと広範に見られるのが , やプラスチック , コンクリートなど新 になってからで , これは空気中から窒 合成繊維の布地から出た微細な繊維く 地層を形成する材料の生産を大幅に加 素を固定して肥料を合成する「ハーバ ずなどの「マイクロプラスチック」た。 速する原動力となったのは , 主に化石 ・ポッシュ法」という技術の発明に 陸地から遠く離れた海底でさえ , どの 燃料を燃やして得られたエネルギーだ。 よる。また同じころ , 鉱石として掘り lm を調べても多数の微細繊維くず この化石燃料燃焼が生んだ副産物の量 出されたリンも肥料として使われるよ が見つかっている。 も膨大で , 世界の堆積物に様々な化学 うになった。 人造の岩石も至る所にある。量でい 的痕跡を残している。産業革命以降 , この結果として土壌と水 , 大気に生 えばコンクリートが断トツで , 人類は 大気中の二酸化炭素 (C02) の濃度は じた擾乱は , 明確な化学的痕跡を残し これまでに 5000 億トンものコンクリ 急激に上昇しており , 最終氷期が終わ ている。高緯度地域の湖は , 遠く離れ ートを製造してきた。地球表面の lm って完新世が始まったころに比べて約 た農業地域から風で飛ばされてきたこ につき約 lkg のコンクーリーートが存在す一 100 倍のスピードで増え続けている。 れらの化学物質によって汚染されてい る計算た。コンクリートはビルの上部 排出された C02 は , 極冠の雪氷層に る。農地から流出した肥料は河川から 構造や道路 , ダムなどを構成し , 市街 海に流れ込み , プランクトンを大量発 閉じ込められた気泡となって記録され 地で足元を掘り返せばたいていはコン ていく。 生させる。これら大量のプランクトン 2 66 日経サイエンス 2016 年 12 月号
人類の創作人間は楽園への道を舗装し 地球の地層に変化をもたらしている。新たな 地質年代「人新世」の定義につながる変化た ら金属を分離する方法を発明し , 膨大 ような地層だ。人新世が地質学的にし に酸素が生じた時代たった。これに伴 な量の金属を手にした。第二次世界大 っかりとした意味を持ち正式に認めら い , 様々な酸化物と水酸化物が生成さ れるには , 独自の時代岩相単位を示す 戦以降に人類が製造したアルミニウム れた。錆 ( さび ) も酸化物の 1 つで , の総量は 5 億トンにのぼる。これをす ようになる必要がある。この要件を満 それまで灰色だった風景は赤つぼくな たしている十分な証拠はあるだろう べてアルミホイルにしたら , 米国全土 った。 を覆うに十分だ。私たちは空き缶や電 か ? あるといえそうた。 だが現在の人類は数々の無機化合物 化製品 , タバコの箱の内張りその他の を合成することで , 鉱物生成を再び大 鉱物 , 準鉱物 , 石 大量のゴミをそこいらの地面や埋め立 きく加速している。工具類やボールペ て地に捨てており , 純アルミニウムが 岩石の基本的な構成成分である鉱物 ンに使われる炭化タングステンが一例 現代の堆積層の一部を占めるようにな から話を始めよう。鉱物中の金属はほ だ。最も著しい発明はガラスやプラス , 酸化物や炭酸塩 ; ・ = ケイ酸塩 つい一 ツなどの一一 F 準払 鉱物が活発に形成された直近のピー の形で存在する ( 金のような例外もま 次世界大戦以前のプラスチックはシェ れにある ) 。人類はこれらの化合物か クはいまから約 25 億年前 , 地球大気 ラック ( カイガラムシの分泌物から得 65 http ノ /www nikkei-science.com/
の地球とはまるで違う , 人間によって 突き動かされている新たな地球に住ん でいる。クルツツェンの知名度と説得 力のある生き生きとした文章のおかげ で , 人新世というコンセプトはまたた く間に地球圏・生物圏国際共同研究計 画 (IGBP) に関与する数千人の科学 者の間に広まった ( くだんのメキシコ の会議も同計画の一環だった ) 。人新 世という言葉が世界中の科学論文に登 場し始めた。 だが , この変化は本当に地質学的な 変化 , つまり地球全体の地層にその痕 跡が刻み込まれる大変化なのだろう か ? 完新世が始まった 1 万 1700 年 前には地球の大部分を覆っていた氷河 が後退・融解して世界の海水面が 120m も上昇したが , これに匹敵する ような大変化を本当に人類が引き起こ しうるのだろうか ? 人類がいま足元 の地層に及ぼしている影響は , 氷河期 の影響力が強まって 260 万年前に更新 世が始まったときのように顕著なもの だろうか ? たかだか数百年の人間活 動の影響が , 数百万年あるいは数十億 年単位で測られる過去の大変動に比肩 しうるのだろうか ? 人新世に似たアイデアは過去にもあ った。 19 世紀から 20 世紀初めにかけ て , イタリアの聖職者ストッパー (Antoni0 Stoppani) や米国の博物 学者ルコンテ (Joseph LeConte) な どの学者たちが「アントロポゾイク」 や「サイコゾイク」といった言葉を提 案したが , 地質学者の反応は冷たく , むしろ厳しい批判を浴びた。人間活動 がいかに見事とはいえ , 海洋や山脈の 誕生と崩壊 , 火山の大噴火 , 巨大隕石 の衝突といった大変化とは比べものに ならないだろう。こうした自然の大ス ケールに比べると , 人間活動ははかな く取るに足らないものに思えるよーーー一一一 問題は他にもあった。ジュラ紀や白 亜紀 , 更新世 , 完新世といった地質学 用語はただの呼称ではない。これらは 64 地球が 46 億年にわたってどのように 進化し繁栄と苦難を経てきたかを根本 的に特徴づける複雑な地質年代の一部 をなす正式名称なのだ。地質年代の名 称は , 何十年にもわたって証拠を集め , 国際層序委員会 (ICS) で議論を重ね たうえで認定される。「世」や「代」 という言葉には特定の専門的意味があ り , 地質学者たちはこれを重視する。 新たな「世」としての人新世を宣言す るということは , 人類が地球の進化の 行方を変えつつあるのだと科学者が確 信していることを意味するのだ。 人新世という言葉は , そうした通常 の評価を経たものではなかった。また , クルツツェンがいかに尊敬される科学 者であるとはいえ , 彼は環境負荷を研 究する大気化学者であって , 地層を専 門とする地質学者ではない。しかし 2008 年ころ , ロンドン地質学会の層 序委員会のメンバーたちは , この言葉 がまるで正式な地質年代であるかのよ うに科学文献のなかで使われる例が増 えていることに気づいた。そして同学 会は , このまま放っておくわけにはい かないと判断した。 慎重かっ保守的なこの学会は , ロン ドンのバーリントンハウスの古めかし いカウンシルルームで定例会議を開い ている。壁に荘厳な肖像画がずらりと 並び , かってはダーウイン (Charles Darwin) らビクトリア朝時代の科学 の巨人たちが足を踏み入れた由緒ある 部屋だ。この時代がかった重々しい雰 囲気のなか , 人新世の地質学的評価が 始まった。だが , おそらく当の参加者 たちも驚いたことに , ほぼ全員がこの 用語を適切な地質年代の正式候補とす ることに「利点がある」という見方で 一致し , 検討を進めるべきだと結論し た。地質年代に関して影響力を持つ国 際層序委員会で第四紀層序小委員会の一一 委員長を務めていた地質学者のギバー ド (Philip Gibbard) が作業部会の 設置を提案し , 同グループがこの問題 の検討を続けている。 人新世を地質年代として認定するに 日経サイエンス 2016 年 12 月号 できて , 新たな歴史の流れを定義する 掘り出す ( 恐竜の骨のように ) ことが ち込んで試料を採取し , 内部のものを は「時代岩相」 , つまりハンマーを打 質年代に等しいからだ。カギとなるの 重要だ。地質学者にとって , 地層は地 必要がある。地層に焦点を置くことは の地質学者によって容易に認識される 数千万年あるいは数億年後の遠い未来 すこと , つまり地層中の化石となって , は , 人間活動の影響が明確な痕跡を残
地層に刻まれる 人類の時代 特集 どんな痕跡を残していくのか ? 一人類は地球に 人新世を考える 地質学 "A History in Layers その考え方は , 2000 年にメキシコ で生まれた。世界で最も尊敬されてい る科学者の 1 人 , クルツツェン (PauI Crutzen) がまったく即興的に思いつ いたものだった。このオランダ生まれ の大気化学者は , 全面核戦争は「核の 冬」を引き起こして地球上の動植物を 死滅させると唱えたことで広く知られ るほか , もう 1 つの世界的脅威に関す る研究で 1995 年のノーベル化学賞を 受賞している。人間活動によるオゾン 層の破壊だ。 メキシコで彼は , 完新世の間に起こ きった地球環境の変化を示す証拠に関す る専門家たちの議論に耳を傾けていた。 完新世は地質年代区分の 1 つで , 1 万 1700 年前に始まり現在まで続いてき たと地質学者はいう。そうした話を聞 くうちにクルツツェンは明らかに苛立 をちを募らせ , ついに大声で叫んだ。 く「「二丁違う ! ーフはもう世ではない。 今は・ ・・・」言葉を切って一瞬考えた 後にこう続けた。「今は人新世だ ! 」 日経サイエンス 2016 年 12 月号 / 英 , タ学 明らかな変化の数々 K E Y ( 0 N ( E P T S 彼とは独立に「人新世」という言葉を という微小な藻類の専門家で数年前に 場した。同年にクルツツェンは , 珪藻 その後の会議の間に何度も繰り返し登 琴線に触れ直観的に理解されたようで , 人類の時代の意 ) という言葉は聴衆の (Anthropocene : アントロポセン , 部屋は静まり返った。この人新世 考案していたステルマー (Eugene Stoermer, 故人 ) とともに論文を共 著した。 2 人は論文で , 人新世の証拠は明ら かだと述べている。産業革命後の人類 は , 地球の大気と海の組成を変化させ , 地形と生物圏を変えた ( 珪藻の総個体 数はその一例 ) 。私たちは現在 , 以前 ・人類は地球の様々なシステムを変えた。それらの変化が地層に恒久的な痕 跡を残し , 「 ~ 世」や「 ~ 代」のような正式な地質年代区分となるのかどうか , 科学者たちは活発に議論している。 ■人間はアルミニウムやプラスチック , コンクリート , 炭素微粒子 ( 化石燃 料の燃焼に伴って排出 ) , 殺虫剤 , 放射性物質の微粒子 ( 核爆弾から放出 ) を陸地や海にまき散らしてきた。これらは新たな地質年代「人新世」を宣 言する根拠となリうる。 ・残る問題点は , いまから数千年前 , 地層に人間の影響が最初に認められた 時点て人新世が始まっていたとみるべきなのか , もう少し先の未来に人類 の影響がフルに表れるときから始まるとみるべきなのかた。
ーを二第「 , を 0 宿 0 を三ッ ~ を一ぐ ~ をイな
どの国が栄え どこが 取り残されるのか ? 第 76 ページ 人類は地球に / どんな痕跡を 残していくのか ? 62 ヘージ 第気候変動は ーー一人類を をどう変えるか ? 72 ページ ー・い亠 人類は いつまで 存続するか ? ( 次号に掲載 ) / もし可能になったら ーー永遠に生きたいと 望むか ? / イ、ん - 薄 - 十日 第未来予測は どこまで 信頼できるか ? ( 次号に掲載 ) http://www.nikkei-science.(0血
人新世を考える % 特集 私たち人類は , 自らとこの世界をまったく新しいものに変えつつある それらの変化が未来にとってどんな意味を持つのか 9 つの問いを通じて考察する ~ 人類は 第老化に 打ち勝てるか ? ( 次号に掲載 ダ遺伝子 第改変人類が ー誕生するのか ? ー 、 88 ヘージ ー。ーー自由・平等な , 第市民社会は ~ 続くか ? 82 ヘージ 日経サイエンス 2016 年 12 月号 60
となるが , 作中 , さらに変態して有翼 のような姿の第 2 形態に変態する際の 選んたとは考えにくい。では博士は人 化し , 米国西部に飛来する可能性が述 ものとみることができる。東京・蒲田 形と鳥形の折り紙の形にどんなメッセ へられている。また映画の最後では凍 に上陸した第 2 形態のゴジラは品川ま ージを持たせたのたろう ? 「ゴジラ 結したゴジラの尻尾の先端がクローズ で移動したところで , 陸での行動に適 の変態 ( 進化 ) を表現しようと試みた アップされるが , そこには人間のよう した爬虫類のような第 3 形態に変態し , のではないか」と三谷教授はみる。 それから東京湾に戻って相模湾岸の鎌 な個体が集まった群体のようなものが 『シン・ゴジラの冒頭 , 牧博士の 描写されている。おそらく牧博士はゴ 倉に再上陸した際には , 従来の怪獣イ プレジャーホートを激しく揺らした東 ジラが鳥類または人類のような第 5 形 メージである肉食恐竜のような第 4 形 京湾の異変は , 外洋の深海からやって 態になりうることを知っており , その 態へと姿を変えていた 来た深海魚のような姿のゴジラ ( 第 1 映画はこの第 4 形態のゴジラで終幕 ことを解析表で分子構造の情報ととも 形態という ) が , 上陸に向けて両生類 - ■量 合 ( 筑波大学 ) 57 http://www.nikkei-science.com/
折り紙で解く ゴジラを封しるカギを握る謎の「解析表」 その解読のヒントは , 残された 1 羽の折り鶴だった 解析表と折リ紙 , 両者の結びつきから明らかにされたのは・・・ 中島林彦 ( 編集部 ) 協力 : 二谷純 ( 筑波大学 ) 日経サイエンス