0 金戒光明寺 こんかいこうみようじ 新選組とゆかりの深い古刹 法然上人が初めて開い た寺院で、地元では「黒 谷さん」の通称でよばれ、 親しまれている。幕末期 には京都守護職が置かれ たことから新選組ゆかり の地としても知られ、境 内には、山門、阿弥陀堂、 本堂、三重塔など 18 の 塔頭のほか、会津藩士が 眠る墓所もある。 谷 075-771-2204 0 左京区黒谷町 121 の 9 : OO ~ 16 : の無休 朝境内自由 小高い丘の上に立ち、かっ て本堂からは大阪まで見下 MAP ・ ろせた 有名な三重塔。紅葉の見ごろは 1 1 月中旬 ~ 12 月初旬 笋下 . 谷 075- 19915 0 左京区浄土寺真如町 82 の 9 : OO ~ 15 : 45 ( 受付終了 ) の不定休朝境 内自由 ( 本堂・庭園 500 円 ) 盟 P41 DI 本堂から眺める紅葉。周辺は 特に紅葉が多い ・真如堂 しんによどう 女性を救う阿弥陀如来 比叡山延暦寺を本山とし て永観 2 年 ( 984 ) に開山。 本尊の阿弥陀如来像は「都 に出て衆生、わけても女人 を救い給うや」の問いに 3 度頷いたという伝説から、 特に女性の信仰が厚い。秋 は紅葉スポットとしても大 いに賑わう。 がある さるご利益 救ってくだ れた人々を 罪に陥れら 鎌倉地蔵。 境内にある

0 六角堂 ( 紫雲山頂法寺 ) ろっかくどう ( しうんざんちょうほうじ ) 聖徳太子が建立した御堂 平安京以前に聖徳太子が建立したと伝わる しうんざんちょうほうじ 寺。正式名称は紫雲山頂法寺で、御堂が六角 , ツ当形をしていることから六角堂とよばれる。境 皀内には大きな柳があり、 2 つの枝をおみくじ で結ぶと良縁に恵まれるという言い伝えがあ る。かわいらしい鳩みくじも人気。 京都の中心地を示す へそ石 ( 左 ) 。鳩みく じ 500 円 ( 右 ) 壮大な本堂。境内には青々とした柳が多く植え谷 075-221-2686 0 中京区六角通東洞院西入堂之前町 248 られている の 6 : 00 ~ 17 : 00 ( 納経 8 : 00 ~ ) の無休朝境内自由盟 P81D3 観光クローズアップ ◎京都国際マンガミュ 1 きようとこくさいまんがみゆじあ 京都サブカルの 代表的ミュージアム 廃校の小学校跡地を利用し たレトロな建物に、マンガ の歴史的資料から現代の人 気作品、世界の名作まで、 30 万点以上の資料を所蔵。 施設内の書架「マンガの壁」 には約 5 万冊ものマンガ が ! 館内での読書も自由。 谷 075-254-7414 0 中京区烏丸通御池上ル 朝 10 : 00 ~ 18 : 00 ( 入館 ~ 17 : 30 ) の水曜 ( 祝日の場合は翌日 ) 朝入館 800 円 ( 特別展示は別途 ) 盟 P80C2 ニ条城・本能寺 山門。にぎやかな繁華街・新京極通に位置する 0 誠心院 せいしんいん 初代住職は歌人・和泉式部 石像のニ十五菩薩像 真言宗泉涌寺派に属す寺。初代の住職は かの有名な平安の女流歌人・和泉式部であ 谷 075-221-6331 0 中京区新京極通六 り、藤原道長が現在の荒神口付近に堂を建 角下ル中筋町 487 て与えたのが始まり。境内に墓所があるほ の 7 : 00 ~ 19 : OO か、和泉式部が女人往生を遂げたことに由 の無休朝境内自由 来する二十五菩薩来迎の石像が置かれる。 四 P81E4 ラ十ント第 4 6418 ・一 ー、第ンロ 全長約 200m のマンガの壁 83 ー、 - →、 ,

ょゞ 0 千本釈迦堂 ( 大報恩寺 ) 語り継がれるおかめの物語 鎌倉時代初期に建立された。京都 市内最古の国宝の本堂は当時のまま 残されており、内部には応仁の乱の 際の刀傷も残る。本堂造営の際に棟 梁であった夫をかばい自害したおか めの物語力転わり、境内には像が建 てられている。 谷 075461-5973 0 上京区七本松通今出川 夫婦円満を後世にまで伝えるために 上ル朝 9 : 00 ~ 17 : OO の無休朝本堂・霊 キャラクター化されたというおか 宝殿 500 円盟 P92C 1 め。その縁起は古くから伝えられる 0 首途八幡宮 かどではちまんぐう 義経も祈願した旅の神様 元の名は内野八幡宮といい、大内 裏の北東に位置するため王城鎮護の 神とされた。鞍馬山で修行を終えた 源義経が奥州へ旅立つにあたって、 道中の安全を祈願したという伝説か ら、この名でよばれるようになった。 今でも旅行安全のご利益で有名。 谷 075-431-0977 0 上京区智恵光院通今 旅行の安全祈願や旅立ちを祝う神社と 出川上ル桜井町 102-1 の境内自由の無 して信仰されている 休朝境内自由盟 P93D2 手水舎にはかわいらしい鳩が 「源義経奥州首途之地」の碑 野 0 釘抜地蔵 ( 石像寺 ) くぎぬきじぞう ( しやくぞうじ ) 苦しみを抜き取る地蔵菩薩 西 陣 弘仁 10 年 ( 819 ) に弘法大師が開創。祭 られる地蔵菩薩は、大師カ塘から持ち帰 った石を自ら刻んだとされる。当初は苦 しみを抜き取る「苦抜き地蔵」とよばれ ていたが、現在は「釘抜地蔵」として知 られる。境内には、国の重文・弥陀三尊 石仏や藤原定家などの供養塔がある。 谷 07541 2233 0 上京区千本上立売上ル花車町 の 8 : ~ 16 : 30 の無休朝境内自由 円 2C1 い雀をれ新第 鎌倉初期建造の本堂

0 寂光院 じゃっこういん 「平家物語」ゆかりの古刹 聖徳太子が父・用命天皇の供養のた めに創建した寺院。鎌倉時代、壇ノ浦 の合戦で生き残った平清盛の娘・建礼 門院が尼僧となってここで余生を送っ たことから、「平家物語」ゆかりの尼 寺として名高い。 境内では四季の 花々も見られる 本堂東側の四方正面の池 谷 075-74 3341 0 左京区大原草生町 676 朝 9 : 00 ~ 17 : 00 ( 12 ~ 2 月は ~ 16 : 30 ) の無休 0 三千院 朝 600 円盟円 22A1 さんぜんいん 0 左京区大原来迎院町 540 の 8 : 30 ~ 17 : OO ( 12 気品漂う杉木立の名庭あり 谷 075-744-2531 ~ 2 月は ~ 16 : 30 ) の無休 0700 円四 PI 23D2 最澄が比叡山東塔に建てた草庵を前 身とする門跡寺院。境内にはさまざま な堂宇が立ち、山里に調和した様子が 美しい。宸殿から本堂の往生極楽院に 通じる池泉回遊式庭園・有清園は、杉 木立の下に青々とした苔カ昿がる印象 的な景色だ。 本堂は一度焼失したが 2005 年に再建 高い石垣に囲まれた、荘厳な 雰囲気の御殿門 往生極楽院と有清園 立ち寄りグルメ & ショップ 倉味工房志野三千院参道店 ・たんば茶屋 大原山荘足湯カフェ あじこうほうしのさんぜんいんさんどうてん たんばちやや おおはらさんそうあしゆかふえ 大原発 ! ぽん酢専門店 のんびリした風景もご馳走 温かな湯にほっとひと息 大原三千院へ向かう参道沿い 寂光院へ向かう道沿いにある 散策途中の休憩処にびったり にあるポン酢とドレッシング 昔ながらの茶店。自家製のお の、温泉宿・大原山荘が営む 専門店。ュズ果汁がたっぷり 米や野菜にこだわった家庭的 足湯カフェ。ワンドリンク のポン酢、スパイシーなピリ なメニューが魅力。しば漬け 700 円 ~ 、 40 分足湯に浸かり 茶漬け 900 円は、自家製漬物 辛ゴマだれ。 2 つの看板商品 ながら飲み物をいただける。 の他にドレッシングも多数。 の盛り合わせがセットに タオル付きなので安心。 谷 075-744-2527 谷 075-744-2141 谷 075-744-2227 0 左京区大原勝林院町 1 09 0 左京区大原草生町 130 0 左京区大原草生町 17 の不定休 の 9 ℃ 0 ~ 1 7 : 00 ( 季節により変動 ) の 9 : 00 ~ 1 7 : 30 朝宿泊は 1 泊 2 食付き 8000 円 ~ の不定休四円 22B2 の無休四円 22C2 四 P122A1 大 原 おさんば の途 121 :

、 0 誓願寺 せいがんじ 庶民の信仰篤い落語発祥地 飛鳥時代に奈良で建立された、浄土 宗西山深草派の総本山。清少納言や和 誓願寺前 泉式部がこの寺で尼となり、また戦国 街中の観光スポットとして人気 時代の住職であった策伝上人が落語の 祖と仰がれていることなどから、芸道 上達の寺として広く庶民の信仰を集め 願いごとが ている。 書かれた福 谷 0 -3 図 0-3153 0 中京区新京極通三条下ル桜之町 扇。芸の上 達を祈願 453 の 9 : ~ 17 : の無休朝境内自由盟 1E3 落語で知る仏教 ・策伝忌奉納落語会 さくでんきほうのうらくごかい 落語の元祖は寺で話される法 舌ともいわれる。誓願寺では、 戦国時代の住職・策伝上人に ちなむ落語会が、毎年 10 月 の体育の日に開催される。 予約不要 、一で楽しむ ことがで きる イ亠一 - 工 , ・第み、一ム 0 ほんのうじ 織田信長が最期を遂げた寺 織田信長が上洛した際の定宿で、天正 10 年 ( 1582 ) 、信長が明智光秀に襲われた 「本能寺の変」で知られる。当時は四条堀 川周辺にあり、現在地へは豊臣秀吉によっ て移築された。入母屋造の本堂と 7 つの塔 頭があり、信長の供養塔や遺品が公開され ている。 谷 075-231-5335 0 中京区寺町通御池下ル の 6 : 00 ~ 17 : 00 ( 大寶殿宝物館 10 : 00 ~ 16 : 00 ) の無 本堂の奥、東側には信長公廟があ 休朝境内自由 ( 大寶殿宝物館 500 円 ) 盟 P81E3 り、供養塔などが残されている 壮大な造りの本堂 衂 0 矢田寺 やたでら 苦しみを代受する地蔵菩薩 平安京遷都後、奈良の矢田寺の別院 として建立された。地獄の火焔の中に 身を置く珍しい姿の本尊・地蔵菩薩立 像は、江戸時代後期に製作された。災 難にあった人々の苦しみを引き受けて くれる「代受苦地蔵」とよばれ、親し まれている。ほかにも境内にはたくさ んのお地蔵さんが並ぶ。 谷 075-241-3608 0 中京区寺町通三条上ル 523 の 8 : 00 ~ 19 : 00 の無休朝無料 く矢の錞 攵田地藏耳 矢田地蔵 業火の中に立つ本尊の地蔵菩薩。「矢 田の地蔵さん」で親しまれている 商店が軒を連ねるアーケード街に 立ち、門前も開放されており、ど こか庶民的な雰囲気が感じられる MAP ・

= 室芦等 ・驫 . みむろとじ 京の花寺とよばれるニ 室戸寺。本堂前にある 蓮園には約 250 鉢の 色とりどりの蓮が咲く ・ 0774-21-2067 住宇治市菟道滋 時 8 : 30 ~ 16 : 30 ( 11 ~ 3 月は ~ 16 : 0 の・・休 1 9 ~ 31 日 料 500 円 ( 霊宝殿 300 円 ) MAP 円 9 。、 京阪中書島駅から宇治線で 12 分、三室戸駅下車徒 5 分

京都観光の基礎知識 。 , 田寺社人門 世界遺産を有する寺社巡りは京都観光のハイ ライト。寺院と神社には、成り立ちゃ境内を 構成する主な建物、参拝の作法にもそれぞ れ特徴がある。そんな違いを簡単にご紹介。 寺院の起源は仏教と同じインド。釈迦の死後、崇拝の対象として仏塔や仏像が 建造され、やがて出家者の仏道修行の場、かっ信者の信仰の場として生まれ たのが寺院だ。仏教が伝来した日本では、有力豪族にはじまり、聖徳太子以降「鎮 護国家」を掲げた朝廷が仏教を推進し、多くの寺院が建立された。寺院はあら ゆる階層による仏教信仰により、日本人の生活に息づくこととなった。 【寺院を構成する建物】 はっとう 法堂 ( 講堂 ) にうどう ) 僧侶が経典の講読を行っ たり、説法を行ったりする 建物。法堂は禅宗での呼 称。ほかの宗派では講堂 とよばれることが多い。塔 や仏殿と同じく伽藍の重 要な構成要素。 ~ ニさんもん 寺院正面に配置される入 ロで「三解脱門 ( さんげだ つもん ) 」のこと。もともと 寺院は山中にあり、中国に ならって日本でも寺院に山 号を付したことから「山門」 とも。門の先が境内。 方丈ほうじよう ー丈 ( 約 3 m) 四方の簡素 な居室の意。住職の住ま い、修行の場、客間にも 用いられる。褝宗ではこの 空間に全宇宙が内在すると し、方丈庭園の枯山水も それと発想を同じくする。 ぶつでん 殿 ( 私堂 ) ( ぶつどう ) . 」本尊を安置し、礼拝する 建物。仏殿は褝宗での呼 称。宗派や位置づけ、本 尊によって、金堂、本堂、 釈迦堂などとも。奈良時 代以降、塔に代わって伽 藍の中心を成す。 塔とう 元来は釈迦の遺骨を納め た塔で、寺院の中心を成 した。サンスクリット語「ス トゥーパ」 ( 漢訳「卒塔婆」 ) が起源。日本では三重塔 などの木造多層構造物が 多く造られた。 錢しようろう 梵鐘 ( ばんしよう ) を吊り、 つき鳴らすことで時を告 げ、あるいは法要などの 合図をする施設。大晦日 の除夜の鐘で知られるよう に、深く染みいる音色に は穢れを祓う働きもある。 妙心、寺円 33 南禅寺蛉 P42 龍安寺円 32 妙心、寺円 33 く寺院拝の作法 > 2 手水舎で身を清める お春とろうそくをお供え 門をくぐる 4 本堂におり 静かに座り、ご本 寺院の玄関である門 手やロを清める。手順 仏様へのお供えは花・ は①左手を洗う→②右 尊に向かって手を をくぐる。迷いの世 香・灯の 3 つで、そ 界から悟りの世界へ 手を洗う→③柄杓を右 合わせてお参り。 れぞれに意味がある。 お賽銭を供える場 の第一歩を踏み出す 手に持ち替え左手で水 お香は香炉の真ん中 合もご本尊の安置 という意味をもつの を受け、ロをすすぐ→ へ。ろうそくは燭台 ④もう一度左手を流す。 されている本堂に。 で、厳かな気持ちで。 の左から順に供える。 1-86 ← 4

ケ 0 京 0 8 右朝 堂 0 朝 の 0 . レし 1 文 有乃 定 o ヒ日 京 豆知識 きたやますぎ 高雄の地て育まれ 強く美しい木々 職人の手により、 30 年以 上の年月をかけて丹念に 育て上げられる北山杉。 真っ直で一定の太さをも っており、かっフシのな い美しい幹が特徴。室町 国宝・石水見西の広縁に善財童子の木彫が安置されている 時代から数寄屋や茶室に 0 高山寺田 用いられてきた高級木材 で、修学院離宮などの建 こうざんじ 築にも使用されている。 る国宝・鳥獣人物戯画を所蔵 三尾の最北にある寺院。光仁天皇が開創し、 みようえ 鎌倉時代に後鳥羽天皇の命で明恵上人が再興。 多くの寺宝を所蔵する「文イヒ財の宝庫」といわ れ、中でも有名な『鳥獣人物戯画』は、国宝の 、、石水院にて模本が公開されている。 谷 075-861-4204 0 右京区梅ケ畑栂尾町 8 の 9 : 00 ~ 17 : 00 ( 紅葉期は 8 : 00 ~ ) の無休朝入山無料 ( 石水院拝 観 600 円、紅葉シーズンのみ入山料 500 円 ) 四円 39C1 苗木から厳選して育てられる 0 西明寺 さいみようじ 山間にひっそり佇む古刹 ちせんだいとく 空海の弟子・智泉大徳が創 建した真言宗の古刹で、元禄 年間 ( 1688 ~ 1704 ) に徳川綱 けいしよういん 吉の母・桂昌院によって本堂 と表門が再建。本堂には本尊・ 釈迦如来立像 ( 重文 ) や、平安 時代作の十一面千手観世音菩 薩立像が安置される。 MAP ・ 西明寺へ続く指月橋。朱塗りの 橋が山の景色に映える = - コ 40 :

表参道。大鳥居の先に立つ楼門は豊臣秀吉による寄進といわれる 、 , 、。、、 0 伏見稲荷大社 ふしみいなりたいしや 稲荷信仰の総本宮 絵馬も狐の顔の形 全国に 3 万社以上あり、「お稲荷さん」の名 で親しまれる稲荷社の総本宮。創祀は和銅 4 年 ( 71D 。古くから商売繁盛、五穀豊穣などの神 として信仰を集めてきた。本殿背後には朱塗り の鳥居が稲荷山の起伏に沿って続く多くの鳥居 があり、お山めぐりの入口になっている。 の無休朝境内自由盟円 61B1 0 石峰寺 せきほうじ 伊藤若冲の五百羅漢 いとうじゃくちゅう 江戸時代の画家・伊藤若冲 ゆかりの禅寺。ゆるやかな石 段を登り、竜宮造り ( 中国風 ) の朱色の総門をくぐって境内 へ。本堂の裏手には、若冲の 下絵をもとにして作られたと いう約 500 体の石仏群 ( 五百 羅漢 ) カ際られている。 竹林に並ぶ五百羅漢は、釈迦の誕生から涅槃までの一代を表している 谷 075-641-0792 0 伏見区深草石峰寺町 26 朝 9 : 00 ~ 17 : 00 ( 10 ~ 2 月は ~ 16 : OO ) の無休朝 300 円四円 61B1 昭和 60 年 ( 1985 ) に 再建された本堂 稲荷信仰と縁がある 花火大会の掛け声 夏の風物詩の代名詞「花 火」。花火を打ち上げる 時に掛け合う「たまや」 「かぎや」という掛け声 は、実は伏見稲荷大社と 縁が深い。最初に花火店 を開いた弥兵衛とよばれ る男は稲荷大神を守護神 に持ち、境内の狐がくわ えていた鍵と玉を見て、 鍵屋という屋号を付けた とか。そして鍵屋から暖 簾分けされた番頭に付け た屋号が「玉屋」だった。 千本鳥居の入口 鍵と玉をくわえている狐 ・ーツ第第卩 亂ををー第ー 即非 ( そくひ ) 褝師による「高着眼 ( こ うちゃくがん ) 」の扁額が架かる総門 62 」

0 浮島十三重石塔 うきしまじゅうさんじゅうせきとう 現存する日本最古の石塔 国指定の重要文化財に指定されて いる日本最古にして最大を誇る石塔。 高さは約 15m あり、字治川の中洲・浮 島に立つ。鎌倉時代に字治橋が架け 替えられた際、橋の流失を魚霊の祟り えいそん であるとした西大寺の高僧・叡尊が、 宇治川での殺生を戒める供養塔として 建立したといわれている。 のの朝自由 盟円 / 5D3 ) に「そミまこ 塔の下には漁具などが埋められたと伝わっている 0 興聖寺 こうしようじ 参道は宇治十ニ景の一つ 中国で修行を積んだ道元神師が 道場として深草に開創した曹洞宗 の寺院で、後に淀城主・永井尚政 によって宇治七名庭の朝日茶園跡 に移設された。石門から境内へと 通じる琴坂は、桜や紅葉の風景が 有名で宇治十二景の一つに数えら れる。 谷 0774-21-2040 0 宇治市宇治山田 27-1 参道の先に立つ本堂は伏見城の遺構と伝 朝 9 : 00 ~ 16 : 30 の無休朝境内自由 ( 本 えられている 堂は志納 300 円以上、要予約 ) 四円 / 5E2 0 宇治神社 うじじんじゃ 兎の伝説が残る古社 うじのわきのいらっこ 祭神である菟道稚郎子が河内の国 から字治へ向かう途中、兎が現れて 道案内をしたとの伝説から、兎を神 の使いとする神社。かっては字治上 神社と合わせて宇治離宮明神と総称 されており、現在も 5 月から 6 月に かけて離宮祭が行われる。 宇治上神社と一対になり「離宮上社」 谷 0774-21-3041 0 宇治市宇治山田 「離宮下社」と名付けられており、 朝境内自由の無休朝境内自由 藤原氏の崇敬を受けていた 四円乃 D2 山門までは約 200m の「琴坂」とよ ばれる参道か続く。本堂までは一直 線だ 鎌倉時代創建の本殿 1 ア 6 :