植物のふえかた・ふやしかた 0 ハッカタ、イコンのたね ( 上 ) と芽 ふたばがのびだした しよくぶつ 0 たねでふやす植物 ・たねまきをする植物 アサガ、オやヒマワリのたねをまいて , 育てた こどカヾありますか。きつど , 何かのたねをまい て育てたこどはあるてしよう。 わたしたちの身の回りにある多くの植物は , しゅしし【くふつ 種子植物どいわれていま たねて 3 、える植物て , す。 マ、 ふたはカくひらいた は , 植物によっていろいろてす。 ねん 4000 年ちかくも生きていたアカガ、シのたねや , ねん 2 0 OO 年も生きていたハスのたねのようなものも おお くさばな あれば , クチナシや多くの草花のたねのように ねん 一年か 2 年て芽のでなくなるものもあります。 2 ~ 3 年て , 芽のてなくなるものは , イネ , コムギ , トマト , シロウリ , ワタなどで , 4 ~ 6 年はもつどいわれるものに ソラマメ , / 、ク スイカなどがあります。レンゲソウは長 サイ , らいは , 芽カヾてるどいわれてい 生きて , 貶年く ・たねが芽をだすための条件 たねは芽をだすのてしよう。ま どうすれは、 , ひつよう す , たねか、ねむりからさめるこどか、必要です。 みず たねをねむりからさますには , 水力ヾいります。 みす 水か、ないど芽はてませんカヾ , だからといって , みす いく日も水の中につけておいたのては , ふつう のたねは , 死んてしまいます。 なかには , スイレンやヒシのたねのように みす な力、 水の中にあっても , 芽をだし , よく育つ植物も あります力ヾ , このようなものはそれはど多くあ りません。 みす なか 水の中て , ふつうのたねか、くさってしまうの そた ねん そた しよく . つ おお まわ わん なが 植物のふやしかたには , いろいろ このはカ、 , ありますか , たねをまいて」、やすのカヾ , いちは、 んふつうのやりかたてす ・たねの大きさ たねには , ランやケシのたねのように 虫め カヾねて見るはど・」、さいものカ、ら , カキやクリの やや大きなもの , さらには , たねのように ヤ あたま シのように , 人の頭はどもあるものまて , いろ ちい いろてす。そして , たねか、 , 」、さいはどてきるた おお ねは多く , 大きなたねのてきるものはど , たね の数カヾ少なくなっています。 ・たねのじゅ命 たねは , 古くなるど , 死んてしまい , まいて わんすう も芽か、てなくなるのか、ふつうてすか、 , その年数 わん しようけん おお むし ひと し おお そだ みよう し 124
よりよい植物を育てる ・らノこン・ツ物・ X. / ヾー / ヾンクのつくった たいリん 大輪アマリリス クラジオラスそれまてのグラジオラスは , 花 がさいても , すぐにいたんてしまい , きたなく なカー なりましたか。 , ノヾーノヾンクは花を長もちさせる ようにしたうえ , ヒアシンスざきどいって , く はな きの回りいつばいに花か、つくようなものをつく ホワイトフラックベリーすきどおった白いキ くろ イチゴてす。里、つは。いキイチゴど , 当みか、かっ た黄色のキイチゴをかけあわせてつくりだしま ーノヾンクは , においのないカラーに カラー スミレににたにおいをつけました。 かいりようはう ・ハーバンクの改良法 うえ 上にあげたもののはかにも , / ヾー / ヾンクは , しよくふつ いろいろの植物をつくりだしましたか。 , そのや しよく」、つ りかたは , 世界しゅうからいろいろな植物をど りよせ , それらをかけあわせていったのてす。 そして , てきたものから , よいものひどっだけ を残すのてす。たどえは、 , キイチゴのホワイト フラックベリーをつくりだしたどきには , すて た植物の数か、 6 500 もあったどいうこどてす。 おお それからてきた多くのたねをまき芽ばえた多 なえそた くの苗を育て , その中からよいものだけをえら ふ、どいうたいへんな仕事だったのてす。えらひ しよく来つ しかん 植物によってちか、います だしにかける畤間は , カゞ , 長いものは 20 年もかけたどいわれています。 ノレーサー・ / ヾー / ヾンク ふつうのアマリリス しよくぶつ 力、いりよう ・バーバンクの改良した植物 ノヾー / ヾンクか、はじめてやった仕事 ジャガイモ 力、いつよう は , ジャガ、イモの改良てす。 ふつうのジャガイモは , 花はさいてもめった み に実をつけませんか、 , / ヾーノヾンクは , アーリ み ローズというジャガイモに , ひどえだだけ実を つけているのをみつけ , それから 2 3 つ」 : のたね をどりました。 そして , 23 つ」 : のたねをまいて , いろいろな ジャカ。イモをどりました。その中のもつどもよ らび , 、、ノヾ ーノヾンクのジャガ、イ いものだけをえ モ ' ' どいわれるりつばなものをつくりだしたの てす。 日本に野生しているハマ シャスターデー やせい ギクからは , 花の白色 , アメリカに野生してい かたら るデージーからは , すか、た・形 , ヨーーロッノヾの おお テージーからは , 花の大きさを , それぞれどり いれて , つくりだしたものてす。 た、、りん ふつうのアマリリスは , 花の 大輪アマリリス 大きさカヾ 7 ~ 8 cm くらいてすか、 / ヾーノヾンクの っくりだしたものは , 24cm 以上もあるものてす。 とげなしサポテンふつうのサホテンは , とげ だらけてす力ヾ , ノヾーノヾンクは , このどげを少な みの くし , 果実がたくさん実るようにしました。 にんげん た かちく の果実は , 人間が食べてもおいしいし , 家畜の えさどしても役にたちます。 はな ま なか やせ、、 しろいろ はな ーまな はな おお おお なか 143
植物のふえかた・ふやしかた ③もとのところから嶄しい芽がでてくる ていきます。 しかし , タケやマツのように , 土にえだをさ しても , 芽か、てにくいものもあります。 ・さし木とさし葉 サッキ・ツッジ・クチナシなどをさし木する まえ つか どきには , 前の年にてたえだを使いますか、 , キ つか クでは , わかい芽を使ったり , 葉のもどに芽の つか ついたものを使ったりします。 っか また , ツノヾキもえだを使ってさし木するはか , 芽のついた葉をさすこともあります。べゴニア は などは , 葉をいくっかに切ってさしても , うま そだ く育ちます。 ダリアは , わき芽をさすど , うまく育ちます。 べコニアの茱ざし ( ①切りわけ②はちに植え こむ 0 さし木 っち ツッジやクチナシなどのえだを切りどって , 土にさしておくど , かれてしまうものもありま そだ すか , なかには , 葉カヾてて , 育っていくものか あります。これがさし木です。 おな しよくふつ いち さし木は , 親ど同じ性質をもった植物を , ひろっ力、 度にたくさんふやすこどか、てきるのて , 広く使 われています。 ・根のでやすいもの , 根のでにくいもの みすな力、 ヤナギなどのえだを , 水の中にさしておくど , しよくぶつ ふつうは白い根か、ててきます。このような植物 っち そだ は , 土にさしても , 根がよくでて , うまく育っ っち は せいしつ おや は は そだ ね艮 みぎ ひたり みす みす なか 128
よりよい植物を育てる せんしよくたい 染色体をもったスイカ ( 4 倍体スイカ ) がて ラウェアどいうブドウのたねなしは , この方法 きます。 てつくります。 ーよいたい ②つぎの年に 4 倍体のスイカの花に ブドウの花カヾ癶くまえに一回ど , さいてカ、ら : ま、、たい くすり うのスイカ ( 2 倍体スイカ ) を , かけあわせ 一回 , ジべレリンどいう薬をつけてやるど , た ーよいた、、 ます。するど , 3 倍体のスイカがてきます。 果実だけカヾ大きくなり , 食べ ねカヾできないて , : よいた、、 ③そのつぎの年に 3 倍体のスイカのたねをま やすいたねなしプドウができます。 さいばう せんしよくたい せんしよくた、、 き , 花か、さいたら , ふつうのスイカの花粉を 染色体の数をかえる細胞の中には , 染色体 かすしよくぶつ つけてやります。こうするど , 果実はふくら どいうひものようなものカヾあり , その数か、植物 によって , それぞれきまっているのです。 みますか、 , たねか、てきないのです。 : まいた、、 せんしよくたい ーよいた、、 ーよいた、、 このどきの 2 イ音イ本 , どころか、 , その染色体の数か、 , ある数にかわ 3 倍体 , 4 倍体どいうの せんしよくたし、 くみ くみ るど , たねをつくらないようになるのてす。た は , 染色体力ヾ , それぞれ 2 組 , 3 組 , 4 組ある せ、、しつ どいうこどてす。 ねなしスイカは , この性質を利用してつぎのよ このたねなしスイカのばあいは , たねなしプ うにして , っくります。 ーよいたい ①ふつうのスイカ ( 2 倍体スイカ ) の苗に ドウとちカヾい , たねのてきそこないのような , コルヒチンという薬 ( 植物ホルモン ) をつけ 白いものか、あります。ただ , これを食べても , やわらかいのて , 気にならないだけなのてす。 ます。するど , ふつうのスイカの 2 倍の数の たねなしプドウのつくりかた ②花がさいたら , もう一産 , ①つは、みのうちにジべレリンと ③たねなしプドウが いう薬をつける。 ジべレリンをつける。 できる。 ほうはう はな はな た おお とし はな な力、 き つばみ たねなしスイカのつくりかた 4 倍体のスイカのめばな はいたい 2 倍体のおばな はいたい たねなしスイカ はいたい 3 倍体 ふつうのスイカ ばいたい ( 2 倍体 ) の番に コルヒチンとい う薬をつける。 スイカとたね 3 倍体 はいたい 3 倍体のめばな ロ 139
植物のふえかた・ふやしかた つか ふつうに使わ のくだものの木をふやすどきに れています。また , ノヾラやホタンなどのように つか きれいな花をふやすどきにも使われます。 おも これは , ふやしたいど思うようなよい木は おや たねをまいてふやしたのては , 親どちカヾったも のか、てやすいからてす。そのうえ , 木は , たね をまいて , 苗から育てたのては , 花か、さいたり , じかんなが 実か、ついたりするのに 時間カヾ長くかかります。 はやはな しかし , つぎ木をすれば , 早く花がさき , 実 おな カヾつくようになります。そのはか , 同じものを 力、すおお 数多くふやすこどか、てきるのもべんりてす。 0 つき木 はな そのえだや芽を , ふやしたい木か、あるどき はカ、の木について , 育てるこどカゞあります。 れをつぎ木どいいます。 つ力、 このどき使われるえだや芽を , は木 ( つぎは ) 根のついている木のはうを , 台木どい おな います。台木どは木は , ふつう同し種類の木か , くちかい植物どうしをつかいます。 ・つぎ木でふやすもの つぎ木は , リンゴ , カキ , ブドウ , モモなど つぎ木したカキノキ 126 そた はな そだ しゆるい ①カキのつぎ木のしかた ) しばったあとふくろをかける ③つぎ木したあと ( 3 年め ) ねん ④③を切ったところ
かふわけでふやす草花 ☆写真ののっているべージ 草の高さ ( cm ) 使い み ち そのほかの 水はけのよい土に植える。 花だん・はち 15 ~ 20 水けのあるところに植える。 花だん 45 ~ 60 花だん たねをまいてもよくできる。 100 2 ~ 3 年たったら , たねで新しくつくる。 イだん・はち 20 ~ 50 水けの多いところに植える。 花だん・切花 80 ~ 90 大きなかぶは 2 ~ 3 芽くらいすつにわける。 花だん・・切イ 30 ~ 50 花だん・はち・切花 ふつう 3 ~ 4 月にたねをまいてつくる。 60 ~ 90 花だん . ・はち・ - 切花 種類にあったっくりかたをする。 60 ~ 150 花だん・はち ささえの柱をそえてやる。 つる植物 水はけのよいところに本直える。 花だん・はち 30 ~ 60 品種ものははち植えにする。 花だん・はち 15 ~ 25 日あたりがよくないと , 花つきがわるい。 花だん 10 花だん・・切花 こえた土地に植える。 50 ~ 100 イ E だん・・切 7 さし芽やたねをまいてもよい。 45 ~ 60 まい年ちがうところに本直える。 花だん・ - 切 7E 60 花だん・切花 植えかえをきらうので , 秋にたねをまく。 60 はち植えにして池にいれる。 はち・池 葉ざしでよくふえる。 はち 夏はおおいをする。 7E だん・はち 花だん・・切 7 匕 2 ~ 3 年はオ直えたままにしておく。 本艮を食べるためにさいばいしている。 池 花が終わったらかぶわけする。 7E だん・ - 切花・はち 寒さに強い。 花だん・はち 水はけのよいところに本直える。 はち・花だん 肥料を多くすると花つきがよくなる。 花だん・切花 花が終わったらかぶわけをする。 はち・花だん ふつうたねをまく。 はち・花だん はち・花だん ふつうたねをまく。 実を楽しむ。 7E だん・はち・・切花 根もとからでた芽をわけて植える。 池 花だん・はち・ - 切花 さし芽は 5 月ごろがよい。 花だん・はち しめりけのある土地にオ直えるとよい。 ☆ と 5 8 5 1 っ 0 1 らさき ばり 黄・ た・し、た・し ) ンク 8 0 0 8 ィ 1 ワ LO ワ 3 4 0 1 1 むらさき 青 ク・黄 水にうく むらさき 10 ~ 12 20 ~ 35 80 ~ 100 100 ~ 150 60 ~ 100 10 ~ 15 15 ~ 25 30 ~ 40 黄・むらさき 15 ~ 30 べに・青 20 ~ 50 青・べに 30 60 ~ 90 10 ~ 15 30 ~ 45 50 ~ 70 門 0 C) 0 8 門 0 4 すべに 13 13 1 4 1 一 0 1 一 4 白・ ピンク 173
00. 0 植物のふえかた・ふやしかた おん くうき 声がそろ すいぶん すいぶん くうき すいぶん ③水分と空気だけでも , ④水分 , ②水分だけがあっても . ェ . メ第冫皿ス って , はしめて芽がでる。 やはり芽はでない。 芽はでない。 しよ 1 けん たねかをだすときの条件 ①ねむっているたね 〇乙 汞 0 みす 20 ℃ ひりよう ひかり は , なぜてしよう。それは , たねカヾ芽をだすの くうきちゅう さんそ には , 空気中の酸素か、いるからです。 みずくうき 水ど空気か、そろっていても , まだ , それだけ おお ては , たねは芽をだしません。多くのたねか、 , 春にならないど芽をださないように , ある高さ おんど ひつよう の温度カヾ必要なのです。 おんど しゆるい 芽をだすための温度は , たねの種類てちか、い おんど カヾあり , 温度カゞ高すぎても , ひくすぎても芽は しよくぶつ でません。しかし , ふつうの植物は一 5 ~ 25 ℃ おんど くらいカヾよい温度てす。 ・光や肥料はいらない ふつうのたねは , 芽をだしたり , 根をだした ひつよう りするのに必要なくらいの養分は , たくわえて いますから , 肥料はいりません。 ひかり ひりよう ひかり また , 光はなくても芽か、てます。 光や肥料は しよくふっそだ 芽か、てたあど , 植物の育つどきにいるのてす。 ☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ みずくうき おんど このように , 水 , 空気 ( 酸素 ) , 温度さえそろ えば , 芽はよくてます。そのはかのものはみん な植物か育っていくどきにいるものなのてす。 ひりよう はる さんそ たねのしくみ マインゲン v イネ はいにゆう なるところ 芽がでるところ 125
植物の育てかた 植え木ばちて植物を育てるどきは , 庭や花た しよくぶつ んて植物を育てるのどちか、って , つぎのような こどに気をつけなけれは、なりません。 ロロ 〇〇ロ 0 当 0 ま 0 はち植えのせわ みず 水はけのよい土をつかう。 はちに入れる土は , まいにちみす 2 根か、かわかないように , 毎日水をやる。 きゅうこんおお 3 たねを多くまきすぎたり , 球根を多く植え すぎたりしないようにする。 っち っち しよくふつ おお そだ っち に土 . のいれかた はちのそこをビニルのあみか はちのかけらでおさえる っち いし ふるいでふるったごろ±を 入れる そこから十はど石ころか っち 大きなごろ土を入れる 2 . たねのまきかた っち おお ちい / トさいたわ ふるいでうすく土をかける 大きいたね きうこん 3 . 球根の植えかた 植えるふかさ 植えるふかさ ハナショウブなど チュ リップなど 162
作 くだもの ミカンのなかま ( ミカン科 ) あたたかいどころてつくられるくだものて , しゆるい いろいろな種類のものか、あります。ふつうミカ ンどいうのはウンシュウミカンのこどてす。 日本ててきるもののはか , タト国てつくられて いるレモン , グ、レーフ。フノレーツなどもはいって きています。ミカンのなかまはどれも白い花カヾ さき えだの先にさきます。 ウンシュウミカンの花 はな はな ダイダイ キンカン サンボウカン つか 生花によく使われる。 プシュカン コ . ス 、すはな 88
植物の育てかた は 0 さし葉・さし芽 サンセべリア は みしか 長い葉 キク は なか 葉のすじをまん中に して切る。 さし葉・さし芽 サンセべリアやレックスペゴニアなどは , ーまいの葉をさしたり , いくつかに切りわけて さしても , っきます。 さしたあとのせわ ーさした土やすなか、かわかないように , どき みす どき水をやる。 しルう力、ん ふつうは , 2 ~ 3 週間くらいて , 根か ててくる。そうしたら , 植え力、えてよい。 は っち 156