インタビュー 生活支援もとてもやりかいかあ 且田 りますか、「いい生活」とか「いい人 生、という視点は、人それぞれの価値 観の差が大きく、見えにくいし説明し にくいと思います。しかし、働くとい うことはわかりやすい働くことは賃 且田久美 金をもら、つことであり、賃金をもらう プロジェクトめむろ プロジェクトリーダー ということは一生懸命に仕事をすると 株式会社ダックス四国 いうことです。どんなに重い障害のあ 福山工場障がい者雇用責任者 る人とも、仕事を共有することができ 社を 4 社、 5 事業所もっていて、障害ます。そのわかりやすさが就労支援の どんな人でも 者雇用を積極的に行っています。私はおもしろさだと思います お金を稼げる仕事がしたい 後藤利用者にとっても、働くとい、つ 以前、障害者支援施設の仕事に 9 年ほ ことは、支援をしてもら、つ、何かをし 且田さんが障害のある人の働くど携わっていました。そこでは、働く 後藤 障害者を生活面からサポ 1 トすることてもらうということとは異なる喜びか 場づくりに関わるようになったのは、 に力を入れていて、生活の場での支援あるのでしようね どのようなきっかけだったのですか 私は、簡易食品容器の製造・販よりも就労の場だからこそ生まれる彼且田生まれてきただけでよかったと 且田 売メ 1 カ 1 、株式会社エフピコの特例らの変化のほうが大きいと感じていま言われることがありますが、私は何百 子会社である株式会社ダックス四国福した。そんな時に、この福山工場を開人もの障害のある人と関わるなかで、 設する話があり、ここで働いています。生まれてきただけでいいという人はい 山工場で障害者雇用の責任者をしてい ないと感じています。たとえどんなに 後藤就労の場での変化に興味をもた ます。エフピコは現在、上場企業のな かでも障害者雇用率が高く、特例子会れたのは、どのような理由でしようか重い障害があっても、誰かに関わりた 農福連携と障害者雇用 後藤千恵 放送文化研究所メディア研究部副部長、 ZIY 解説委員、 『月刊福祉』編集委員〔聞き手〕 41 月刊福祉 Novemb e r 2 016
インタビュー しても働いている。一方で、彼は知的 障害の程度で 障害の最重度で、ひとりでのトイレも 月 給料が決まってはいけない おばっかないわけです。でも、彼も誰 後藤 障害者が働く現場では、さまさかを支えたいし、誰かを守りたいし、 まな配慮が必要になると思いますか、働く場で競いたいんですよ私はこれ 且田さんはどのように考えていらつまで「私は障害者だから、弱者だから 場 しゃいますか 支えてください」と、本人から言われ いし、社会とつながりたい、もっと一言 且田配慮の仕方が間違っていると思 たことは一度もありません えば、人に勝ちたいし、苦労したいと 、つこともあります。ここには、かって 後藤 分も立っていられなかった人 考えていると思います。あなたがやら最重度の障害と一言われていた人も働いか、無遅刻・無欠勤で働けるようにな ないとこれは誰がやるの、と一言われたています。入社した当初は、分もるまで、どのような支援を行ってきた のですか いのではないでしようか障害者は持立っていられない、作業もできなかっ 続カかないという人かいましたか、自た人か、徐々に立っていられるように 且田彼には「給与をもらっているの 分がしなくても事業か回るような仕なり、半日立って作業できるようになでしよう」「あなたがやらなければ、 事、 1 か月働いても 1 万円程度しかも りました。 7 年めの今では無遅刻・無 この仕事は誰がやるの」と言い続けた だけです らえない仕事にやる気が出るでしよ、つ欠勤です。その彼が、入社 3 年めの社 か人はお金を稼ぐことができて「あ員旅行の時、みんなでテレヒを見てい 後藤最初に、トレ 1 ニング期間など おと なただからお願いしている仕事」をすたら、わんわん泣き出したのです。乙はないのですか たけひろただ るから、やる気になるものです。それ武洋匡さんの番組でした。それを見 且田私たちは初めから現場に入って は障害があってもなくても、誰でも同ながら「手も足もないなんてかわいそもらっています。最初の頃はトレ 1 の じです。 うや」と泣いていたのです。乙武さん投入場所で座っていて、周りの社員が は、大学にも行って本も出して教員と一生懸命に仕事をしていました。そし 目田久美氏 November 2016
インタビュー ました。熱烈なアプロ 1 チを受け続け そ、つですね。しかし、人は一人に、事業計画を立ててビジネスをス て数年後、芽室町を訪ねたところ、十ひとり興味のあることが違いますよ タートさせています。 月 勝平野に位置していて農業王国だったね。土か嫌いな人、虫が嫌いな人もい 先に仕事があるのではなく、ま 後藤 のです。農業であれば、当社のお客様ますから、全員に農業に携わる効果がず給与を払える収入をどう確保する のメリットにもなりますし、携わるこあるとは田 5 いません 。リハビリ効果、か、そこから始めるわけですね とになりました。ただ、農業だけでは癒やし効果があるのかもしれません 且田 出口をつかむことが大事です 絶対に利益は上かりません。農作物をか、いつも、誰にでもということでは この価格でこの品質なら買っていただ 加工すること、どうしたら売れるのか ないでしよう。プロジェクトめむろでける、という出口をつかむのです。よ を考えました。収穫したジャガイモのは、収穫した作物を加工して売る仕組ほどのことかない限り赤字にならない 皮むき、カット、真空パック包装といつみをつくり、その過程が障害のある人収益計画を立てるので、彼らが成長す た一次加工まですることにしました。そにもわかりやすい、というよさはあるればその分、利益の幅が大きくなりま こで働くのは、障害のある人、地域のと思います。でも、それもいちばんのす。 高齢者、もちろん健常者が一緒に働きキ 1 ワ 1 ドではなく、ますは売り上げ 後藤 プロジェクトめむろで働く場を ます。その部分には、農福連携としてかあり、稼ぐことかできるということ見つけて、働いているうちに、障害者 注目していただいています が大切です。特例子会社では給与は約手帳を返還された人がいるそうです 万円、勤続年数によってはさらにそね 働くなかで れ以上を支払っています。それは収益且田 2 人が障害者手帳や受給者証を 障害者手帳を返還した人も が上がっているので当たり前のことで返還しました。本人から返還したい、 障害のある人にとって、土とのす。それだけの給与を払えないのは、 と申し出があったのです。障害者手帳 ビジネス設計が間違っています。当然かあれば安心ですか、その安心よりも ふれあい、作物の成長を見守ることが 喜びにつなかる、ともいわれていまのことですか、私たちは社員全員の給働いて生きていく道を選ぶ。そのよう す。 与を払、っための収入を確保できるような考え方なら、ぜひ応援したいし、ご 後藤 且田 NO v emb e r 2 016
インタビュー と田 5 、つよ、つです からこそ、プロジェクトめむろでは、 る、働いている先輩たちが未来の働く 農業と一次加工だけにとどまらず、観子どもたちに働く力や思いを継承する 本当の夢を実現できるよう 光業をしたり飲食店を開いたり、選択という方法をとっています 事業を多角化 肢をなるべく多くしています。美容師 ウインウインでなければ 後藤プロジェクトめむろでは、農業にはなれなくても、身なりを整えてお 続かない だけではなく、レストランなど多角的客様の前に出られる接客業には就かせ に事業を展開しています。 てあげられるかもしれませんよね。 後藤プロジェクトめむろは、農福連 且田よく「フルタイム雇用で川万円後藤体験農園では、障害のある人が携の好事例として注目されています 以上の給料をもらえて、彼らは幸せだ指導役をしているそ、つですね。 且田社会貢献という視点ではなく、 よね」などと言われるのですが、みん 且田当社は年以上障害者雇用を続彼らのほうがパフォ 1 マンスが高いか な本当にやりたいことや夢は別にあるけていますか、継承する力、先輩を敬ら選択してきただけです。プロジェク のです。美容師になりたい、車の整備う気持ちは健常者よりも障害のある人 トめむろだけではなく、これまで当社 がしたい、レストランで働きたいなのほうが高いと感じていました。それが関わってきた鬨社の企業でも、障害 ど、かなうかどうかは別として夢があに、私たち健常者が教えるよりも、彼者雇用は成功しています。欠勤率は低 る。ですか、障害があって現実の選択ら同士で教え合うほうがスム 1 ズに伝く、定着率も極めて高いところがほと 肢は極めて少ない。それなのに、彼ら達できている、という場面を何度も見んどです。農業と福祉の連携を考える は幸せだという感覚を押しつけられてています。彼ら同士で働く力を継承し時、相互にプラスになるようにしなけ しまう。しんどいですよね。働いてい たり、働くきっかけをつくったりするれば絶対に成功しません。 る人たちには「本当はやりたくないこ仕組みか、いちばんおもしろいのでは後藤芽室町では、プロジェクトめむ とをがんばるのが仕事。本当にやりた ないかと考え、就労キャリア教育、観ろによって障害のある人だけではな いことができるように、今この仕事を光事業を始めました。農業も次加工 、地域の高齢者など、たくさんの雇 しているんだよ」と話しています。だも観光業もすべて障害者かアテンドす用が生み出されていますね。
集 特 農福連携ー大地に生きる、自然と生きる 家族もやつばりうれしいと感じられてので、「健康そうだし、働こうか、とろうという気持ちだったのではないで 聞いたら「うん」とうなすいたのでしようか いると思います。それに、もしもダメ 途中で辞めてしま、つ人はいない す。そして、いろいろな仕事をするな だったらその時に考えればいい、 うスタンスです。ひとりは、発達障害かで「できた」という経験か積み重のでしようか ほかに転職したい、とい、つこと なっていったのだと思います。最終的 があり中・高校生の 6 年間、ひきこも にスタッフにならないかと聞いた時にで辞めてしま、つ人はいても、できない りでした。しかし、今では無遅刻・無 は、入社当初は会話さえ難しかった彼とか嫌だという理由で辞める人はいな 欠勤で働いています。社員としてデー いですね。それに、できる人ばかりを タ管理や教育を担っています。自動車か「僕をここまで育ててくれたから、 の普通免許も取得しました。通信課程次は後輩たちを育てたい」と話しまし雇っているわけではないので、できな くてもいいのです。その人ができるこ た。そもそも彼には障害なんて当初か で高校にも入学したらどうかと社長と とをする。誰でも完璧にできる人なん らなく、環境が障害をつくっていただ 話しています ていません。それは健常者も同じで けだったのだと思います ひきこもっていた人が、どのよ 後藤 後藤働き始めた当初は、どのようなしよう。できないことはほかの人が うに変わることができたのですか フォロ 1 する。これか当然のことで 且田最初の採用面接の時に、母親に様子だったのですか 且田初めは人見知りが激しかったです。かって、特別支援学校の 3 年生が 連れられて来たのですが、体格もいい 研修に来た時に、働く先輩としてメッ すね。しかし、ジャガイモの皮むきか らスタートしましたから、作業にまっセ 1 ジをもらったことがあります。そ たく問題はありませんでした。健康での時に「働く前よりも自由になる時間 身体に不自由なところかあるわけでもは減ったけれど、働き始めて自由に決 ありません。当然、皮むきの仕事はでめられることが増えた」と一一一口う人がい 祉 一一一一口葉ですよね。そ、ついう きます。そして最初から給与は川万円ました。いい 福 ですから、本人は驚き、さらにがんば先輩たちの話を聞くと、自分も働ける 4 氏 一ー恵 後藤 且田 No v emb e r 2 016
集 特 農福連携ー大地に生きる、自然と生きる て私が通りかかるたびに「何しているといわれていますが、その 4 割だけを用をすすめるため、手伝ってほしいと の。仕事をして」と言っていたら、じ残しても、また同じようなバランスにお話をいただくようになりました。当 社か扱っているのは食品トレ 1 ですの わじわと立ちだして今に至るという感なるだけです。組織はそういうものな じです。だから待っ姿勢は大切ですので、会社が好きで、休まずに来るので、お話をいただいてお手伝いするの はスー 1 マーケットや惣菜製造会社 ね。当然ですが、その間の給与ももちなら、給与を払う意味があります。 などパ 1 ト従業員が多い職場です。母 ろん支払います。障害があっても健常 プロジェクトめむろは 数が多い分、障害者雇用率を達成する 者と同じく働け、とは言いません。障 営業の一環で始まった のにとても苦労されていました。そこ 害の有無で給与に差をつけるのはもっ めむろ てのほかです。それをしては障害者雇 後藤北海道芽室町の「プロジェクトで当社の営業活動の一環として、障害 用の意味がありません。障害者雇用でめむろ」に関わるようになったのは、者雇用のお手伝いをするようになりま した。そのうちのひとつの惣菜の会社 はバランスが大事で、チ 1 ム雇用が原どのような経緯があったのですか 且田現在、グループ全体で障害のあで、農業に興味をもたれていることも 則だと考えています。企業でも会社に あり、携わるよ、つになりました。 利益をもたらしているのは 4 割くらいる人を約 370 人雇用していますが、 ス。食おかげさまで生産力も上 後藤芽室町からもアプローチがあっ クるの 箕 ッい手 がり、辞める人もほとんたのですよね ダて大 市 るい 山 け働は 且田まず初めに、何度か芽室町から どいません。ただ、辞め ががコ 手ちピ 四県 をたフ 連絡があり、町長からもお話をいただ ないとい、つことは新しい ル人工 プス島 きました。私たちの障害者雇用の実績 4 一 , 雇用枠が生まれないとい 1 尸 ) リ害責斜 障の売うことです。一方で、法をみられて、行政から声をかけていた グダ を…別的用販 分知雇 コ社場〃明 のに者定雇用率の引き上げを機だくことはとても多いです。芽室町か 等主害 イ、障の フ式山万舌 レはは一 に、数年前から当社の取らも「障害者の働く場をつくりたいの トで氏レ 工株福 翩四目品引先企業から、障害者雇でカになってほしい」との打診があり 43 月刊福祉 November 2016
哥味 ( 珒 ) 04cm148 一 ※冊 ffi & 1 崖可ペ , 駲戔囀・来こ b 辮谷。 . 囓駲Ø証 b 辮蚪。 戔 38 田 ( 翌・ 10 圭トØ畍 . 戔ー E ) 一 4 ル # Ø・覊駲冊囀 ・言 97 一田 58 一田 ( ) h 蜘 啝冫斗、〒 曾 h 叩題 h 啝 h 啝 ・ 20 団 20 E さ 言 86 田 (MHJ) 一夛ゝ・ 0 ( ) fi さ聿 7 一」当斗 くごプ = キ〉 〈キリトリ線〉
今月の 秋バテ うやく暑い夏か終わり、 か、その原因はまさに夏の過ごし 体調も人心地がつくはず方にある。猛暑が続く昨今、猛烈 の頃にやってくる、夏バテならぬに暑い屋外と冷房の効いた室内を 秋バテ。秋にバテるから秋バテだ行き来する際の寒暖差により、身 けんたい が、疲労感、倦怠感、食欲不振、体の循環器、消化器、呼吸器など 不眠、めまいや立ちくらみなどのの活動を調整している自律神経の 全身的な体調不良で 9 月下旬頃か働きか乱れる。その結果、血液の ら医療機関を受診する人が増えて循環が悪くなり、身体にさまざま いるとい、つ な不調を引き起こす。また、夏は 夏の疲れを秋に引きする、ま暑さからくる食欲不振で、食生活 たは、夏の疲れが秋に一気に出か乱れかちである。朝から食欲が る、といった感のある秋バテだなく、まともな食事をとらないま よ ーワード 合鴨農法 機農法のひとつである合てくれる。そのため、除草・駆虫 鴨農法は、アヒルとマガのための農薬を使わすに済むよ、つ モの交配種である合鴨を水田に放になる。また、田んばの中を泳い して除草・駆虫させることで、無で水をかき回すことで水中に酸素 農薬または減農薬で水稲作を行うを供給したり水温を上げたりす ことである。合鴨は食肉用に飼育る。苗をつついて刺激すること されてもいることから、稲作と畜で、強くて太い稲か育っという効 産の複合農業であるということも果もある。さらに、合鴨の排泄物 できる。水稲と合鴨を同時作するか肥料となるため、化学肥料を低 とい、つことである 減できるともいわれている ( 発 合鴨のひなを田んばに放すと、酵・分解前の排泄物の肥料として ひなは雑草や害虫を餌として食べの有効性には議論がある ) 。こう 執筆 : 松下東子 野村総合研究所 インサイトシグナル事業部 上級コンサルタント 月刊福祉 98 N ov emb e r 2 016
ま、夜は冷たいビールと焼き肉なまった自律神経、弱った消化器の どのスタミナ料理を暴飲暴食すれ調子を整え、戻していくことであ ば、硝化器にも負担かかかる。さる。そのためには、①食事、②入 らに、夏は冷たい飲み物をとるこ浴、③運動、④睡眠が重要であ とが多く、胃腸を冷やしてしま、つる。食事では、あたたかく、胃腸 に負担のかからない消化によいも ことで消化機能も低下する。暑い からといってきちんと湯船につかのを適量食べることを心がけ、入 らす、シャワーだけで入浴を済ま浴では半身浴などでゆっくりと湯 せてしまえば、冷房や冷たい飲み 船につかり、体温が上がったら汗 物で冷えた身体を芯からあたためをかいて調節するという自律神経 ることができない。このような積本来の働きを取り戻すようにす もり積もった夏の疲れか、秋ハテる。ウォーキングなどの軽い運動 を引き起こしているといわれる は血行を促進し、内臓の動きも活 さらに、秋ハテ発症のきっかけ発にするうえ、軽い疲労感が夜の には、秋口に多い台風や低気圧の睡眠を促してくれる。そして睡眠 影響かあるという説もある。低気については、夜眠り、朝起きて活 圧が近づくと頭痛に悩まされると動するという生活リズムを取り戻 いう人もいるか、気圧の急激な変せるよう、決まった時間には床に 化か、自律神経の乱れに拍車をか就くようにしたい。 ける。免疫や代謝機能も衰えるたそして、秋ハテ対策はやはり め、感染症にかかりやすくなり、予防が肝心であるため、室内外の 温度差は控えめに、身体を冷やさ 生活習慣病も発症しやすくなる 秋ハテ解消のためには発症のないよう食生活にも気をつけて、 メカニズムの逆、つまり乱れてし元気に食欲の秋を迎えたい。 した合鴨農法の効用は、農薬や肥というものではないのである 料を使用できない環境や、除草機また、合鴨が水稲と共存でき などが入りにくい農地において大るのは、ひなのうち、また稲が穂 きいため、特に発展途上国で注目をつけるまでの間であり、成長し されている た合鴨は実った穂に食害を及ほ まさに一石一一一鳥も四鳥もあるかす。その前に合鴨は御役御免とな のような合鴨農法だが、課題も指るが、養殖の合鴨を野生に放すこ 摘されている例えば、合鴨はすとは禁じられており、また成鳥と べての種類の雑草・害虫を食べてなった合鴨は翌年には使えないた くれるわけではなく、特定の種類め、ここで食肉としてしまわなけ の害虫や、病気については防除でればならない。ところか、消費量 きないまた、田んばを満遍なくが少ないために食肉用に飼育され 泳ぎ回ってくれるわけではないたていない合鴨はなかなか出荷でき め、農薬で補わなければならないず、合鴨の販売では利益を上げに こともある。そして、田んばの中くいことが問題とされている の雑草や害虫だけでは餌として足このように意外に手間も費用 りないため、別に餌を与える必要もかかる点が課題となってはいる かあるなど、飼育の手間・費用がが、田んばの中を合鴨が泳ぎ回る 、も、つ かかる。さらに、合鴨を狙う猛姿は愛らしく、生物同士が共存し きん 禽類や、イタチ、タヌキなどの外て有機農法を可能にするという概 敵の侵入を防ぎ、合鴨の逃亡を防念は美しい。環境にやさしい農法 ぐための防鳥糸や柵、飼育小屋がでつくられたおいしいお米をいた 必要となる。つまり、まったく手だきながら、自然のあり方に思い をかけすに有機農法が実現できるをはせるのも一興だろう。 99 月刊福祉 November 2016
物堅旨 型堅置 〈キリトリ線〉 ※ご購読ありがとうございます。今後の企画・編集の参考のために、お手数ですが、 ) 」記入のうえご投函ください。なお、お寄せ いただいたご意見等は、本誌「」に掲載させていただくことがあります ( 掲載の際には、記念品を進呈いたします ) 。 ※本ハガキを通じてご提供いただきます皆様の個人情報につきましては、ご案内の利用目的の範囲内でのみ使用し、同情報の紛 失、改ざん及び漏洩の防止等厳正な管理を行います。 0 一ーの一 煢欺Ⅲ Y 咲田甎 0 6 L 8 喜 9 にー」相 ( 取品田 レ工 lt 9 09 経斗 L 0 【 9 レ工 I€ 09 経斗 ー 8 ー 8 毬紐凶田十職 9 9 0 9 0 9 8 L 甲 0 0 一 籌ロロロロ亡ロロト ( 経 ) いコ、 hR ト ) いコト ) r< 新て , 、 v ←く = 三 ト J 単