障害者総合美術展 げいじゅっとお つく こうりゆう きす 0 芸術を通して創る側と観る側の心の交流を築く しようがいしやそうごうびじゅってん しようがいもひと えらだ しようがいしやそうこうびじゅってん しょにちひょうしようしきおこな 選び出され、初日に表彰式が行われました。 「障害者総合美術展」は、障害を持つ人 おうほさくひんかいがそうけいこうげいしやしんしょ げいじゅっさくひんはつびよう つく 応募作品は絵画、造形、工芸、写真、書と たちが創った芸術作品を発表する場として はばひろ らいじようしやおどろ かいめむか そざいつか 幅広く、来場者が驚くような素材を使った 親しまれています。 16 回目を迎えた 2001 てんおうほ さくひんたすう なか へいせい ねん ( 平成 1 3 ) 年は、 715 点の応募の中から 185 ユニークな作品も多数ありました。それぞれ さくひん とうきようせいぶひやっかてん てんにゆうせんさくひんえら の作品は、ハンティキャップを乗り越えなが 点の入選作品か選ばれ、東京・西武百貨店 いけぶくろてんびじゅってんもよお にゆうせんさくひん つくあ さくしゃねつい りきさく った 池袋店で美術展が催されました。入選作品 ら造り上げたカ作そろいで、作者の熱意が伝 にゆうしようさくひん なか てん の中からは、さらに入賞作品として 20 点が わってくるものばかりです。 がわ 害へ たかまどのみやどうひりようでんか せいだい 【盛大なテープカット】高円宮同妃両殿下が かんらん らいじよう さいゆうしゅうしようえら 観覧のために来場し、最優秀賞に選ばれた中 ばんめ むらこういち 村孔ーさん ( 右から 3 番目 ) らとともにテー おこな フカットを行った。 びじゅってん たかまどのみやどうひりようでんか いっしょ きねんさつえいまいとし 【高円宮同妃両殿下と一緒に記念撮影】毎年、この美術展を たかまどのみやどうひりようでんか さくしゃこえ 楽しみにしている高円宮同妃両殿下は、作者に声をかけな さくひん かんしよう ひとひと がら一つ一つの作品をじっくりと鑑賞して回った。 なか みぎ まわ みき どりよくしようじゅしよう やまざきひろこ 【努力賞を受賞した山崎寛子さん ( 右 ) じゅしようさくひんやまざきしきどき と受賞作品『山崎式土器』 ( 下 ) 】 めしようがい やまざき さぎようくんれん 目に障害のある山崎さんは、作業訓練 とうげい いっかん やま の一環として陶芸をやっている。「山 ざきしきどき ひもじよう ねんど 崎式土器」は、紐状にした粘土を土 かんせい つん 台の上に巻き付けて完成させた。 山竟子ペ お【て , 、あらしな らおし、、れををす ことを物付し 平火支年へリ夲九日 40

全国盲・聾・養護学校文化連盟文化祭 はつひょう たさい さくひん 0 多彩な作品を発表し、可能性を引き出す せんこくもうろうようごがっこうぶんかれんめいぶんかさい ぜんこくもうろうようこがっこうぶんかれんめいぶんかさい こうこうせいさくひんしゆっぴん かいめ 高校生の作品が出品され、 7 回目となった 全国盲・襲・養護学校文化連盟文化祭は、 ぜんこくしようがいも ねんどぶんかさい じどうせいとげいじゅっぷんかかっ しやしんそうけいびじゅっ 全国の障害を持つ児童・生徒の芸術・文化活 2000 年度の文化祭では、写真、造形・美術、 しよどうかくぶもんあ へいせい どうせいか はっぴょう てんこ さく 書道の各部門を合わせて、 100 点を超える作 動の成果を発表する場として、 1994 ( 平成 ねんど ひんゆうしゅうさくひん ねんどはじ えら とうきようこくさい 品が優秀作品として選ばれ、東京国際フォ 6 ) 年度に始まりました。 1997 年度からは、 ぞうけいびじゅっぷもん しやしんしよどう てんじ まいとしたようさくひん それまでの造形・美術部門に、写真と書道の ーラムに展示されました。毎年、多様な作品 かくとどうふけんもうろう あっ ぶもんくわ さいのうかいか あら きちょうはっぴょう 部門が加わりました。各都道府県の盲・聾・ が集まり、新たな才能が開花する貴重な発表 ば ようこがっこうぶんかれんめい すいせんう しようちゅう 養護学校文化連盟から推薦を受けた小・中・ の場となっています。 かのうせい ねんど さくひんてん とうきようこくさい かかんかいさい フォーラムで 1 月 29 日から 3 日間開催された。 ゆうしゅうさくひんてん 【優秀作品展】 2000 年度の作品展は、東京国際 がつにち あっ ひょうしようしきようすぜんこく じゅしようしや 【表彰式の様子】全国から集まった受賞者 しようじよう いっしよ じしんよろこ たちは、賞状やメダルと一緒に、自信と喜び かえ を持ち帰った。 42

かんしゅうしや 監修者のことば せかい び 受の世界。。。のはじめに はな うつく ふうけい 人によってさまざまですが、不自由な 美しい花や小鳥たち、見飽きない風景、 さいだいげんい にんげんつく みごとかいが だ ちょう 手を工夫と努力でカバーして最大限に生 そして人間が造り出した見事な絵画や彫 くちあしてはたら せかい かしたり、ロや足に手の働きをさせたり 刻。そうした美の世界に触れて、心の底 やす わ あ かんどう から沸き上がってくる感動と、静かな安 しているのです。 えいきよう ちよくせっそうさく かんかたひとりひとり また、直接創作にはあまり影響しな らき。それは、たとえ感じ方に一人一人 しようがい も おも びみようちか あ いと思われても、どこにしても障害を持 微妙な違いはあったとしても、障害の有 そうさくかつどうつづ ちが っということは、創作活動を続けてゆく る無しによって違ってくるようなもので うえおお せかい はありません。バリアの無い世界。バリ 上で大きなハンティとなるのは避けられ ないのです。 アフリーなのです。 そうさくつづ かんどうみ わ それでもなお、創作を続けるのです。 その沸き上がる感動や満たされた安ら ひとびと よろこ し じぶんじしん 造り出す喜びに魅せられているにして きを、自分自身でも噛み締め、他の人々 げいじゅっかつどう った も、まさにチャレンジなのです。この本 にも伝えようとするのが芸術活動であ ねっき さくひんそこ った おもかたちいろ からは作品の底にあるチャレンジの熱気 り、主に形と色によって伝えようとする びじゅっ かんと かんと あ のが、この巻で取り上げてゆく美術なの を感じ取って下さい。 とく せんじん すでに亡くなられている先人たちも特 です。 かたちいろひょうげん べつ 形と色で表現してゆく芸術の美術に 別ケストに加えて、そうしたチャレンシ しようかい かいがちょうこく とうぜんしゆりよくあ は、絵画と彫刻が当然主力に挙げられま ャーたちを紹介してみました。といって ぎ げいじゅっか ちょういちりゆうかた しやしんくわ も、芸術家として超一流の方から、技 すが、書や写真も加えてあります。アニ ひと とうじよう じゅってき メでお馴染みの人気キャラクターも登場 術的にもまだまだこれからという人まで はやはなし いっしよ が一緒になってしまっています早い話、 します。 じっさいひょうげん くさやきゅう 実際に表現しようとする場合、筆や メシャーリークの選手と草野球のおじさ 小つうて すわ つか んを同じべンチに並べて座らせているよ ノミやカメラを使うにしても、普通手で たいへんしつれい つか うなものです。大変な失礼をしてしまっ 使いますよね。でも、大切なその手に障 ゆる しゆっぱんしゅしめん さくひんはっぴょう がい も ているのを、出版の趣旨に免じて許して 告を持っていても、見事な作品を発表し じゅうぶんこころと そうさくかつどうつづ ひと いただいていることを、充分心に留めて て盛んな創作活動を続けている人も、決 ねが よ すく 読んで下さるようお願いしておきます。 して少なくはありません。 ふじゅう ひと とり どりよく くふっ て び しようがい さ やす あ っく だ み た か ほん くわ げいじゅっぴじゅっ しょ なじ せんしゅ ふで ばあい おな てしよう たいせつ みごと けっ さか

いっきいろぬいしもと 【一気に色を塗る石本さん】高校 3 年生の時から ほんかくてきそうさくかつどうはじ いしもと 本格的に創作活動を始めた石本さんは、迷わず だいたんえ 大胆に絵を描き上げていく。 いしもと あいようびじゅっようぐ すいさいえ 【石本さん愛用の美術用具】水彩絵の がんさい 具だけでなく、顔彩、パステル絵の ぐほくじゅう 、墨汁なども取りそろえてある こんかい ー【今回のモチーフと なったべゴニア】 心でイメージして描く喜びを学ぶ夏季絵画教室 35 まいにち か 場所を旅先で見つけるのが好きだと語る。 たびさきみ ばしよ いう石本さんは、絵手紙や張り絵にする は えてがみ いしもと と絵手紙 ( 左 ) 】毎日 1 時間は絵を描くと じかんえ えてがみひだり 【ほかの作品を見せてくれた石本さん ( 下 ) さくひんみ いしもと て確かめながら色を塗り重ねた。 いろぬかさ 中心に描いた石本さんは、葉の色を何度も実物と見比べ は いしもと ちゅうしんえが じっぷつみくら いろなんど 【石本さんの完成作品】全体を描くのではなく、葉と花を いしもと えが かんせいさくひんぜんたい はな

ー描きごとに思いをこめて優しい絵を描き続ける増田恵子 びじゅっふにゆうぶとうしよ しよき さくひん 【初期の作品】美術部入部当初は、 えんびつつか せいふつしやせい 6 B の鉛筆を使って静物を写生する えごころめざ だけだったが、しだいに絵心が目覚 かさ めてオイルバステルを塗り重ねて、 けず さい 最後にバターナイフで削って仕上げ ぎほうかんがだ どくとく せいりよくてき る独特の技法を考え出して、精力的 に絵を描くようになった。 てんだ こてんだ えせいさく 【個展に出す絵を制作】個展に出 てんさくひんようい す約 30 点の作品を用意するため ぜんちゅう じかん へいじつ に、平日の午前中 2 ~ 3 時間を まいにちえ つか 使って毎日絵を描く。 か がざいどうぐ 【愛用の画材道具】足に持ちやす くするために、オイルバステル つか をチョーク入れに入れて使う。 ほんらい また、本来はペインティングナイ けず ちからはい フで削るが、カが入りすぎて紙 つづ たくじようあき を破ってしまわないようにとバ 【『卓上の秋』】絵を描き続けるうちに、だんだんと自分の個性か さいきんさくひんいろあざ かた 出てきたと語る増田さんの最近の作品は色鮮やかなものが多い。 ターナイフを使っている。 あいよう かみ おお じふん ますだ つか 23

多彩な作品を発表し、可能性を引き出す全国盲・聾・養護学校文化連盟文化祭 ぞうけい びじゅっぷもん 造形・美術部門 たなかりさ きふけんりつおおがき 【『マンツーマン』田中梨紗 ( 岐阜県立大垣 ようこがっこうちゅうかくぶねん じっさい 養護学校中学部 2 年 ) 】「実際にバスケッ ともだちみ えが トをやっている友達を見ながら描きました」 こ→ ~ た卩火火 と濃 ンく 立 ん県 り木木 ねし さ重ま てき ずぶ立ロ みフう しか描 ねう ~ 父 学 小で もりけいじろう ぎふしりつきふよう 【『いもほり』森圭ニ郎 ( 岐阜市立岐阜養 こがっこうしようがくぶねん 護学校小学部 6 年 ) 】「楽しいいも掘 おも おお りの思い出です。おいもも手も大きく 描けました」 ほく なつやす いまむらまさはるふくおかけんりつようこかっこうふくおか 【『僕の夏休み』今村雅啓 ( 福岡県立養護学校福岡 こうとうかくえんこうとうぶねん いちばんひょう 高等学園高等部 2 年 ) 】「僕がこの絵で一番表 げん しせんよ 、・ / ) 現 0 。 00 = 自然 0 良さす。苦労 0 いろかさず いろへんか なんど るのと、色の変化を出すため何度も色を重ね摺 りしたところです」 くろう

しよどう じゅんきよう おおいし かいが せんじん ロ ・先人 こじん ・個人 だんたい ・団体・イベント おんじゅん ( 各 50 音順 ) 大石 順教 ( 書道・絵画 ) 4 かいが すすきしんたろう 鈴木信太郎 ( 絵画 ) 6 きよしかいが 清 ( 絵画 ) 山下 8 はじむ しやしん ( 写真 ) 勝野 ( 木簓 ) 斎藤 良信 高岡 哲也 ( 書道 ) 田島 隆宏 ( 写真 ) 1 6 西村 勇三 ( 絵画 ) はらみちを ( 絵画 ) 20 ますだ 増田 恵子 ( 絵画 ) 22 みすき まんが 水木しげる ( 漫画 ) 24 もちだ あきとし 持田 昭俊 ( 写真 ) 26 かいか アートビリティ ( 絵画 ) 28 アート村プロジェクト ( ガラス絵 ) 32 夏季絵画教室 ( 絵画 ) 34 祭 会 ( 絵画・ CG ( コンピータ・グラフィンクス ) ) 36 風 しようがいしやそうこうびじゅってんそうこう 障害者総合美術展 ( 総合 ) 40 ぜんこくもうろうようこがっこうぶんかれんめいぶんかさいそうこう 全国盲・襲・養護学校文化連盟文化祭 ( 総合 ) 42 この本の終わりに 46 協力者一覧 / 主な参考文献 47 やました かく かつの なか ( ) の中はジャンルです。 よしのぶ さいとう たかおか てつや り き しよどう たじま たかひろ しやしん かいか ゆうぞう にしむら かいが けいこ かいが しやしん むら かきかいがきようしつ かいが かいが シージー かざ まつり かい お ほん さんこうぶんけん きようりよくしゃいちらん おも

増田恵子 一描き ごとに思いを ますだ けようと決心しました。そして、ニ十歳の時 ひとか 【『朝市』】今では観光名所として知られている輪島の朝市 おも やさ こめて優しい絵を描き続ける えが つづ のうせい ししげんご 増田さんは脳性マヒのため、四肢と言語に ねん しようがいも しようわ 障害を持っています。 1966 ( 昭和 41 ) 年、 とうきようとりつこうめいようごがっこうこうとうぶねんときびじゅっ 東京都立光明養護学校高等部 1 年の時に美術 はい えはじ つ 部に入ったのが絵を始めたきっかけです。高 こうねんせいなっこうぽてんかさくしようじゅしよう 校 3 年生の夏、公募展で佳作賞を受賞した えせいさくつづ そっきようこ じしん のを機に自信がつき、卒業後も絵の制作を続 はたちとき 22 いま ( 石川県輪島市 ) を実際に見に行って描いた作品 いしかわけんわじまし じっさいみ あさいち かんこうめいしょ けっしん はつ こてんせいこう ねんはん には初の個展を成功させ、その後も 2 年半ご こてんつづ ねんごろ けい とに個展を続けています。 1994 年頃から頚 ついへんけい しよう 椎の変形から手のしびれが生じ、それまでわ うごみきても ずかに動く右手で持っていたバステルを足に えか 持ち替えて絵を描くようになりましたが、絵 げんざい じようねっさ に対する情熱は冷めることなく、現在でも毎 か まい 日こっこっと絵を描き続けています。 かつづ さくひん わじまあさいち し、 えかおにあますだ 【笑顔の似合う増田さん】 いろいろなこと ますだ さいきん にチャレンジする増田さんは、最近ではパ おぼ ゆうじん ソコンを覚えて親しい友人とメールのやり とりをするようになった。

芸術を通して創る側と観る側の心の交流を築く障害者総合美術展 しようれいしようじゅしよう さかたきようこ じゅしようさくひん 【奨励賞を受賞した坂田京子さんと受賞作品 ゆき ちてきしようがい さかた 『ほっかり覚めて雪』】知的障害を持つ坂田さん まえ しよどうはじ ねん こんかいえら 賞 は、 6 年ほど前から書道を始めている。今回選ん さかた たねださんとうか た種田山頭火の句は、坂田さんのほんわりとした かわいらしいイメーシに似合っている。 つわソ はつをり 0 めて・ あは委業れ貪愛に " 萼夜み民をまあら み衂ズまらお衂いしこれをします , れからもます專ミます ことを物詩します 平六支年八月ニ十九日 さく 【『サラリーマン』作 . かわむらもとゆき 河村恭行さん】思わず おも 足を止めて、ほほえん さくひん でしまうような作品も かずおおみ 数多く見られた。 さいゆうしゅうしようさくひんなん 【最優秀賞作品『南 こくきようかいさくなかむら 国の教会』作 : 中村 こういち 孔ーさん】 これまで かずかすしようじゅしよう にも数々の賞を受賞 なかむら している中村さんの さくひんさいゆうしゅうしようえら 作品か最優秀賞に選 ちてきしようがい ばれた。知的障害を なかむら 持つ中村さんは、グ だいす アムが大好きで絵の モテルとなった教会 まど もホテルの窓から見 えが えたものを描いた きようかい きようどうさくひん さく 【『すこやか』作 : かるがも ( 共同作品 ) 】 べつひとつく さくひん 作品のかるがもは、それぞれ別の人が作 ぜんいん こせい ったもので、全員の個性を生かした温か まる さくひん い作品に仕上がっている。また、丸めた あふら入 ずい ティッシュに油絵の具を塗った岩など、随 所に工夫が凝らされている。 あたた いわ くふっ

まんがか 0 見えない世界を描きだす奇妙な漫画家 みずき さしのびじゅっがっこうかよ みず ねんとっとりけんう せいかつお たいしよう 蔵野美術学校に通います。しかし、生活に追 1922 ( 大正 1 1 ) 年、鳥取県で生まれた水 ねんちゅうたい かみしばいか ほん がっこうべんきようとくい われ 2 年で中退し、紙芝居、貸し本マンカ、雑 木さんは、学校の勉強は得意ではありません か ほっとう せいかつつづ こんちゅうさいしゅう 誌マンガを描きながら生活を続けます。 40 でしたが、昆虫採集やスケッチなどに没頭 さいす せんそう こうだんしやじどうぶん しようねんじだいす 歳を過き、た頃、『テレヒくん』で講談社児童文 する少年時代を過ごしました。やがて戦争か しゅうげき がくしようじゅしよういちゃくにんきさっか とうしゆっせい げきせんち はじ 学賞を受賞し、一躍人気作家になっていきま 始まると、激戦地ラバウル島に出征し、襲撃 げんざいようかいけんきゅう せいりよくてきかっ せんご えか ひだりてうしな で左手を失ってしまいます。戦後、絵描きに す。そして現在も妖怪研究など精力的に活 どうつづどくとくせかいえがつづ さかなや しごと なる夢を抱き、魚屋などの仕事をしながら武 動を続け独特の世界を描き続けています。 えが きみよう せかい ゆめいだ ち 0 0 0 どくそうてき なかま きたろう 【ゲゲゲの鬼太郎とその仲間たち】独創的なキ みりよくてき ャラクター達はどこかユーモラスで魅力的で さまざまねんだいひとびと あり、様々な年代の人々の心をとらえた。 でんせつようかい そうさくかつどう きんじよす みずき 【創作活動する水木さん】近所に住んでいた伝説や妖怪などに ばあ みずき えいきよう せかい 詳しいお婆さんの影響を受けて育ったという水木さんの世界 でんしよう にほんどくとく ふかね には、伝承されてきた日本独特の空気が深く根づいている。 ◎水木プロダクション くうき 24