持楽 2 加を使おら一のつ 傾向は FreeBSD の場合と違いはない。 最後に FreeBSD 環境で SCSI を使用し た RAID を構成した場合の性能測定結 果である ( 図 5 ) 。この場合、 RAID 3/RAID 5 の読み込み性能が意外な程低 く、 RAID 5 での書き込み性能が意外な 程高かった。性能測定用のファイルサ イズを 512MB と大きめにしたつもりだ が、不十分だったのかもしれない。 Bytebench による 性能測定 「 t 田 D cun-ent Single に 4 ロ SK ) ロ 0 破琪 ( P C r ) K/sec ロ 0 代 ( Bb 改 ) 〃 sec ・ 0 破 ( R ・ ) K/sec ・い wt ( P C}-ør) K/sec ■旧 (Bbck) Ⅳ 80 R + 1 188 2008 6 0 70 0 KB/sec 図 3 Bonnie による測定結果 . NetBSD Og»nBSD 2 8-RELEASE Bytebench は Unix システムの総合的 な性能を調査するものであり、 DISK の性能に特化したものではないが、参 考までに調査を行った。同一の環境と いうこともあって大きな差は見られな いが、 Context Switch では OpenBSD 、 File の IO では FreeBSD が優位に立った Sin gle DOutpuKPerChar) K/sec ロ Outpu<BIock) K / 0 ■ Output(R ・ w ・ ) K/sec ■ 0 リイ P ・「 Char) K / ・・ 0 ■ ut<Bbck) K/sec RAI DO ( 4 ) RA 旧 0 + 1 40000 5 800 60000 70000 10000 20000 30000 0 ( 図 6 ) 。 図 4 Bonnie による測定結果 : OpenBSD zone による性能測定 各 RAID 構成でのディスク IO の性能 を詳細に調査するために、 iozone 3.53 を使用して、プロックサイズと入出力 するファイルのサイズをさまざまな値 に変えて性能測定を行った。グラフは、 縦軸 : 性能 (KB/sec) 、横軸 : ファイルサ イズ (KB) となっており、プロックサ イズを 4KB ~ 16384KB (=16MB) まで 変化させて測定した結果である ( 図 7 ~ 23 ) 。 全般的にみてファイルサイズが小さ い場合はキャッシュ等の影響で非常に 高い性能値が得られているが、 64 ~ 128MB 以上辺りではある程度の値に収 東する傾向が見て取れると思う。また ランダムアクセス時にはプロックサイ ズが大きければその分入出力の回数が 減り、性能があがるという結果が特に ファイルサイズが大きいときにははっ FreeSD 43—RELEASÄSCSD RAICd4DISK) に 3D K ) ロ 0 ( P C ) K ノ sec ロ 0 ( Bb 改 ) 〃 sec ■ 0 gut ( Re ) K/sec ■ Input(PerChar) 〃 sec ■ Incut(8bdÖ K/sec 20 6 0 70 188 0 KB/sec 図 5 Bonnie による測定結果 . FreeBSD (SCSI) 0 0 0 0 0 0 0 ロ S hell scripts ( 8 8n3 ・ nt ) ■ Pice ーヒ Context Swtching Test ロ F Copy ( con ) ロöecl Throughput Test ■ロ 1 ら t02 2 w 雅 register variables ZArithmetic Test (tyce ニ douBe) ョロ呂 ロロ : 0 cenÆD 2 8-RELEAS E ュれ・ ent FreeßD 43—RELEASE 図 6 Bytebench の測定結果 BSD magazine 075 2001 No. 8
持楽 2 ス加を使おら、のつ ライバのソース中に定義されていない だけであるので特に気にする必要はな 最後は 4 台のディスクによる RAID5 構成のケース ( リスト 6 ) と RAID 0 + 1 (RAID 10 ) のケース ( リスト 7 ) であ " の意味は RAIDI のときと同様である。 NetBSD-current 20010428 では、起動 時にリスト 8 のように表示される。最 初の 2 行は RAID IF 自身の表示で、残 りは接続された論理ディスクの表示で ある。この場合は RAID を構成せずに すべて単独のドライプとして使用した る。 "Normal" や "lnitialising マリスト 8 tweO at pcil dev 5 function tweO : interrupting at irq 10 0 : 3ware Esca1ade 1d0 1d0 : 1d1 1d1 : 1d2 1d2 : 1d3 1d3 : 29314 MB , 3737 cyl , at twe0 unit 3 29314 MB, 3737 cyl, at twe0 unit 2 29314 MB, 3737 cyl, at twe0 unit 1 29314 MB , 3737 cyl , at twe0 unit 0 255 head, 255 head, 255 head, 255 head, 255 head , 63 63 63 63 63 sec, sec, マリスト 9 1d0 at twe0 1d0 : 114 GB, マリスト 10 1d0 at twe0 512 512 512 512 512 bytes/sect bytes/sect bytes/sect bytes/sect bytes/sect x 60036480 x 60036480 x 60036480 x 60036480 x 240137728 sectors sectors sectors sectors sectors unit 0 14947 cyl , unit 0 1d0 : 58627 MB , 7473 cyl , マリスト 1 1 255 head, 63 sec, 512 bytes/sect x 120068864 tweO at pcil dev 5 function 0 twe0 : Esca1ade V5.7 マリスト 12 scsibusO at tweO: 16 targets " 3ware Esca1ade IDE RAID" rev 0X12 : lrq sectors 10 sd0 sd0 : sdl sdl : sd2: sd3 : at scsibusO targ 0 lun 0 : く 3WARE, 29314MB , 3737 cyl, at scsibusO targ 1 29314MB , 3737 cyl , sd2 at scsibus0 targ 2 lun 0 : く 3WARE, 29314MB , 3737 cyl , sd3 at scsibus0 targ 3 29314MB , 3737 cyl , lun 0 : く 3WARE , lun 0 : く 3WARE, 255 head, 63 sec, 512 bytes/sec, 255 head, 63 sec, 512 bytes/sec, 255 head, 63 sec, 512 bytes/sec, 255 head, 63 sec, 512 bytes/sec, Host drive # 00 , > SCS12 0/direct fixed 60036480 sec total Host drive # 01 , > SCS12 0/direct fixed 60036480 sec total Host drive # 02 , > SCS12 0/direct fixed 60036480 sec total Host drive # 03 , > SCS12 0/direct fixed 60036480 sec total 場合の例である。 ディスク 4 台で RAID 0 を構成した場 合の表示はリスト 9 のようになる。特 に "RAID 0 " 等の表示は行われていな リスト 10 は RAID 0 + 1 を構成した場 合の表示である。この場合も同様に 'RAID 10 " 等の表示は行われていない。 論理ドライプには "ld" デバイスが使 用されるが、 dmesg 等ではどのような RAID を使用しているかどうかはわから ない。 FreeBSD のように "lnitialising" や " N 。 rmal " 等の表示は行われないが、 lnitialising が行われる場合には "init started" や "init done" 等のメッセージが コンソール上に表示されるので RAID の 状態も多少は把握できる。 OpenBSD 2.8 ー RELEASE での表示は リスト 1 1 のようになる。まずは RAID IF についての表示が行われる。 特に RAID を構成していない場合は リスト 1 2 のように表示される。見ての とおり、 OpenBSD では sd デバイスとし て認識されている。 次はディスク 4 台で RAID 0 を構成し た場合 ( リスト 1 3 ) と、 RAID 0 + 1 を 構成した場合 ( リスト 14 ) の表示であ る。 OpenBSD の場合も NetBSD と同様 に RAID に関する記述等は出力されな い。また lnitialising の開始 / 終了に関す るメッセージも出力されず、その部分 に関しては、 NetBSD よりも扱いにくい 部分がある。 また接続された論理ディスクは 自体はリスト 1 5 のように表示される。 FreeBSD 4.3-RELEASE では RAID IF AMI MegaRAID Express 300 の場合 4 マリスト 13 scsibus0 at twe0: 16 sd0 at scsibus0 targ 0 lun 0 : マリスト 15 scsibus0 at twe0: 16 sdO at scsibusO targ 0 Iun 0 : targets sd0: 117254MB , 14947 cyl, 255 head, 63 sec, t arget s く 3WARE , Host drive # 00 , > SCS12 0/direct fixed 512 bytes/sec, 240137728 sec t0ta1 RAID 5 の場合、そ く 3WARE , Host drive # 00 , > SCS12 0/direct fixed sd0: 58627MB , 7473 cyl, 255 head, 63 sec, 512 bytes/sec, 120068864 sec total RAIDO 、 RAID 3 、 される。 2001 No. 8 れぞれリスト 16 、 1 7 、 18 の用に出力 BSD magazine 073
非常にバランスがとれた構成であるこ ののキャラクタ単位の処理を行うと、 性能の測定にあたって とがわかると思う。また ccd による構成 RAID といえども単体のドライプの性能 も性能面に関しては予想以上に良い結 に近い性能しか得られないことも見え 性能測定は FreeBSD での調査を中心 果が得られているのではないかと思わ てくるだろう。 として実施し、 NetBSD/OpenBSD に関 れる。全般を通して、プロックによる 次に NetBSD ( 図 3 ) や OpenBSD しては測定対象 (RAID 構成 ) を絞っ 入出力で大幅な性能向上が見られるも ( 図 4 ) での結果を紹介する。基本的な た範囲で行っている。 FreeBSD に関し ては、 ccd によるソフトウェア RAID の 実現やより多くの RAID 構成でのテス トを行っているので、全般的な傾向等 は FreeBSD での結果を参考にしてほし い。また、ファイルシステムのパラメ ータやマウントオプション等は特に何 も指定していない。 softupdate 等を利用 することで、結果が大きく変わること も十分に考えられる。 マリスト 16 amrdO : く MegaRAID logical drive> 0 Ⅱ amr0 amrdO : 34988MB ( 71655424 sectors) RAID 0 (optimal) マリスト 17 amrd0 : く MegaRAID logical drive> 0 Ⅱ amr0 amrd0: 26241MB ( 53741568 sectors) RAID 3 (optimal) マリスト 18 amrd0 : く MegaRA 工 D logical drive> on amr0 amrd0 : 26241MB ( 53741568 sectors) RAID 5 (optimal) Bonnie による性能測定 毎の、 ( Sin 可 e &ive 時 ) まず最初に 3ware Escalade 6410 を RAID を構成せずに単なる UItra ATA/ 66 の IF として使用して、ディスクドラ イプ単体の速度を O s 毎に調査した OS 間での性能差という見方をする と、 FreeBSD と OpenBSD とはほば同等 で NetBSD が若干高速という結果が得 られているが、基本的に Read : 23MB/ sec 程度、 write : 20MB/sec 程度と考え てよいだろう。 このディスクを使用して FreeBSD で RAID を構成した場合のグラフは図 2 の ようになる。 性能面では、やはり DISK4 台を使用 した RAID 0 構成がかなり高速であり、 RAID5 の書き込み性能の低さ等もはっ きりと現れている。また RAID 1 でも製 品の謳い文句通りに単独のドライプよ りは 1.5 倍程度の性能の向上が見られ る。 RAID 0 + 1 の性能が意外に低い気 もするが、元のディスクの性能よりは 遥かに高速で信頼性の向上を考えると 25 〔 ( 0 7 三 = ヨ一 ( 図 1 ) 。 ■ FreeS D 43 ■ト Et 田 D ロ 0 nöD 15 ( ー 13 5 0 0 0 」 t ()e 「 Cha 「 ) 0 破 ( c 0 は PJt ( ) 「 02r ) 新叩 t ( 新 ck) 図 1 Bonnie による測定結果 . OS 毎の違い F 「”田 D 43 ー L SE SingE に以 4 ロ SK ) ー 2 ロ SK ) RAIDI RA に 0 + 1 RA に 5 ■ 0 ( rC r ) K/sec ロ 0 p.Jt ( 日 0C2 〃 ・ Output ( ね ) K/sec ■ Input(PerChar) K/sec ■ lnput( Bbck) K/sec 00 以 Mirro 「 ) CCC(Strice) 0 1 0 288 382 90 60 7 師 90 図 2 Bonnie による測定結果 : FreeBSD 074 BSD magazine 2001 NO. 8
092 アダブテックが飾 A RAID ' カードを発売 今回の特集には間に合わなかったが、 FreeBSD 対応の R 川 D カードが新たに発表されたので紹介しよう。 アダブテックジャパン ( 株 ) は、 5 月 18 日にエントリーレベル のサーバーユーザー向け ATA R D コントローラ「 Adaptec ATA RAID 1200A 」および「同 2400A 」を発表した。 1200A は 6 月中旬、 2400A は 7 月中旬の出荷を予定している。価格 はともにオープン。 対応 OS は、 1200A は Windows 98SE/Me 、 Windows 2000 、 Windows NT4.0 のみだが、 2400A はそれらに加えて FreeBSD ( および RedHat Linux 、 NetWare など ) に対応し ている。 1200A は 32 ビット PCI に対応した 2 チャンネルの RAI D カー ドで、内部に 40 ピンのコネクタを 2 個装備し、 AT 66 または ATA / 100 のハードティスクを最大 4 台接続できる。テータ転 送レートは最大 1 00 M B/sec である。 RAI D レベルは、 0 、 1 、 0 / 1 、 JBOD に対応する。ホットスペアやアレイからのプート か可能だ。 一方、 2400A は 32 ヒット PCI に対応した 4 チャンネルの RAI D カードで、内部に 40 ピンのコネクタを 4 個装備し、 AT ん 66 または AT ん 100 のハードディスクを最大 4 台接続でき る。データ転送レートは、同じく最大 100M B/sec である。 RA 旧レベルは、 0 、 1 、 0 / 1 、 5 、 JBOD に対応する。 2400A には、以下のような特徴がある。 ・旧 te ⅱ 960RS / 100 プロセッサを搭載 ・ティスクを追加して容量を拡張する場合に、システムを止 めすに実行できるオンライン容量拡張機能をサポート ・バックグラウンドで構築を行うため、構築の終了を待たず BSD magazine 2 ( ) OI NO. 8 Adaptec ATA RA ID 1200A に R D を利用できる ・ホットスワップ可能 ( ただしホットスワップに対応した筐 体が必要 ) また、管理ソフトウェアとして、 1200A には「 Adaptec RAI D 管理ソフトウェア」が、 2400A には G べースの 「 Storage Manager 」とコマンドラインべースの「 C 凵」が付 属する。 Storage Manager を使うと、遠隔地にある 1 台のマ シンから複数のサーバーにインストールされた RAID カードを 対応 OS : Windows 95/98SE/Me R D レベル : 0 、 1 、 0 / 1 、 5 対応 ・ Adaptec ATA RAID 2400A 付属品 : ATA / 100 ケーブル X2 Windows NT4.0 Windows 2000 対応 OS : Windows 98SE/Me RAID レベル : 0 、 1 、 0 / 1 対応 ・ Adaptec ATA RAID 1200A 操作・管理することも可能だ。 Windows 2000 N etWare FreeBSD RedHat Linux Windows NT4.0 SCO Unix SuSE 6.4 / 7.0 付属品 : ATA / 100 ケーブル X4 ・問い合わせ先 アダブテックジャパン株式会社 http://www adaptec. CO. jp/ TEL 03-5992-3071 Adaptec ATA 日川 D 2400A
フロジェク短信 KAME プロジェクト便り 今回は、主に MIP6 相互接続テストと ISC との交流につ いて報告します。 M 旧 6 相互接続テスト 前回、 MIP6 相互接続テストについて触れましたが、そ れからさらに 2 回ほどテストの機会がありました。 1 つは、 Connectathon 2001 です。 Connectathon は Sun が 主催するイベントで、さまざまなプロトコルの相互接続性 を検証します。今年は、 3 月 1 日から 8 日にかけてサンノゼ で開催されました。 Connectathon の詳細については、以下の URL を参照して す。 ませんが、移動ノードと通信する機能は提供されるそうで ようか。 WindowsXP には、移動ノードになる機能はあり それ以外の特筆すべき参加社としては、 Microsoft でし TAHI プロジェクトが参加しました。 (SFC) と NEC 、 Ericsson 、そして検証ツールを提供する KAME の MIP6 に関係する組織としては、慶應大学 http ://曹w買.connectathon.org/ ください。 こで、 MIP6 に関するよいニュースと悪いニュースをお 接続性が着実に向上してきています。 日に SFC で開催しました。両テストの結果としては、相互 もう 1 つのテストは、 Connectathon の練習として、 2 月 19 伝えしましよう。 ミネアポリスで開かれた IETF において、 ースは、 MIP6 の標準化に暗雲が立ち込めてき 今後は、主に MIP6 のマージの作業を担当していただく予 島さんが IIJ に転職し、 KAME の core メンバーになりました。 KAME の元になった Hydrangea の最初のプログラマである ースは、新しい仲間が加わったことです。 たことです。 ー悪・し、ニュ 定です。 よいニュ しました。これでまた RFC になるのが遅れそうな雰囲気で IESG が「 MIP6 の認証の部分が複雑過ぎる」という指摘を ISC WIDE プロジェクトは、研究を通じてさまざまな組織と 交流しています。 BIND ( あるいは INN や DHCP) を作成 している ISC (www.isc.org/ も、その 1 つです。 ISC と WIDE プロジェクトの交流を深め、また BIND の IPv6 に関する機能を向上させるために、神明さんが 1 か月 ほど、 ISC に滞在しました。 KAME プロジェクトでは、エンジニア間のマプダチ度を、 ご飯を何回一緒に食べたかで計ります。神明さんと ISC の 方々とのマプダチ度はかなり向上したようです。 さて、 DNS には以下のようにたくさんの課題がありま す。 旧技術研究所山本和彦 / K 破励 Yamamoto kazu@iijlab.net ( 1 ) rootDNS を IPv6 トランスポートに対応させる。 ( 2 ) EDNSO を普及させる (EDNSO とは、 512 バイトの制約 などを解決するための拡張です ) 。 ( 3 ) A6 レコードは普及させるべきか ? 正直なところ、複 雑すぎるので止めたいです (Keep it simple という至言 を思い出しましよう ) 。 (4)DNSSEC の普及。それに伴う公開鍵配布基盤の普及 ( これがあれば、 1Psec などの運用が楽になります ) 。 これらすべてに神明さんが関われるとは思いませんが、 ISC とイ中よくなるための大使として、役割は大きいと考え ています。 課外活動 c 。 re メンバーは、毎年春に BBQ を楽しむことにしていま す。今年は、 N + 1 が終わって一息ついたころになりそうで す。この BBQ は「ジャイアン祭」と呼ばれています。なぜ ジャイアン祭というのかは、次の回にお話しします。 す。 200 BSD magazine 2001 No. 8
ある。ただし、 こでちょっとだけ工夫をしている。ほと サウンドは本来ならば、 os あるいはシステムで管理さ んどの SMF では、内部にメタイベントと呼ばれるテンポを れるべきものである・・・・・・と筆者は考えている。 変更するためのイベントが入っている。このテンボで演奏 たとえば、プリンタに出力する場合を考えてほしい。プ リンタは物理的にパラレルポート (/dev/lptO) に繋ってい をするのが当然望ましい。そこで、このメタイベント (0xff0x51 0X03 ) だけ上手くハンドルして、作曲者の予期 るとする。この場合データを / dev / lpto に対して単にファイ するテンボで演奏をするよう調整をしている。 ル出力すれば、必要なものが用紙に印刷される。 なお、 SMF のフォーマットの解説は「音」そのものを鳴 しかし、実際には / de ⅵ pt0 を直接タタくのはプリンタの らすこととは関係ないので、ここでは参考文献を紹介する 接続試験くらいのものであり、実際は lpd ( もしくはそれ に留め、割愛させていただく。 に類するもの ) を介して出力をするのがほとんどであろ このように lpd デーモンが一括管理をすることにより、 スプーリングが可能になり、同時に複数の出力要請があっ 以上サウンドの扱いについて説明をしてきた。ところで、 たときでもプロックされることなく順番に出力の処理が可 前回も簡単に触れた社会工学について説明しよう。 能になるという利点がある。 これはサウンドについても同じである。現状ではサウン ドデバイスは一箇所でしかオープンできない。よって、同 時に複数のプロセスが、音を出力しようとした場合競合が 発生し、運よくサウンドデバイスを取得したプロセス以外 はプロックされてしまう。 Windows では、音量のバランス等をコントロールするパ ネルが標準で存在しており、シーケンサやライプラリも整 備されている。つまりサウンドは os の機能と強く結びっ いている。 では、 BSD をはじめとする UN Ⅸではどうであろうか ? い社会工学 マリストま、 SIGALRM を使ったサンプ ) レに毒 ; い囂 #include く stdio . h> く sys/ioctl. h> #include #include く unistd . h> #include く fcntl . h> く sys/soundcard #include #include く signal . h> static int seq—counter VOid my—sequencer(int sig) / * ここに演奏プログラム * / 十十 seq_counter; マリスト 4 = SMF を変換する typedef struct —SEQ{ int delta; int 1en ; unsigned char *data; } SEQ; int main ( ) struct itimerval ival; struct itimerval SEQ seqdata ロ { 0 , 12 , "*xf0*x0a*x41*x10*x42*x12*xOO*x00*x7f *x00*x01*xf7"} , { 0 , 8 , "*xff*x54*x05*x60*x00*x00*xOO*x00"} , { 0 , 6 , "*xff*x51*x03*x09*x89*x68'l } , {0 , 7 , " \ xff \ X58 \ X04 \ X04 \ X02 \ X18 \ X08 " } , { 320 , 3 , "*xb0*x7b*x00"} , { 330 , 3 , "*xb0*x79*x7f " } , { 340 , 3 , "*xb1*x7b*x00"} , { 350 , 3 , "*xb1*x79*x7f " } , { 360 , 3 , "*xb2*x7b*x00"} , { 370 , 3 , "*xb2*x79*x7f " } , { 380 , 6 , "*xb4*x7b*x00*xb5*x7b*x00"} , iva1. it_interval . tV_sec iva1. it_interval . tv_usec iva1. it_value . tv S e C iva1. it_value . tv_usec 10000 ; / * 10mm 10000 ; 10mm sec signal (SIGALRM, my—sequencer) ; setitimer ()T 工 MER—REAL , &ival , &oval) ; seqfd = open( "/dev/midi " , O—WRONLY) ; / * ここからメイン処理。ただし、この例では何もしていない * / while(l) sleep ( 9999 ) ; close(seqfd) ; return 0 ; 0 , NULL} 170 BSD magazine 2001 No. 8
図 7 zone の測定結果 . FreeBSD (Single) きりと見える。 さまざまな RAID 構成 /OS による性能 測定結果を載せているので、詳細は参 照していいただくとして、筆者の個人 的な感想としては以下のような事項が あげられる。 1. 性能面を重視する場合、 ccd ( ソフ トウェア RAID) もかなりの性能が 得られ、コストパフォーマンスとい う観点から見ると捨てがたい魅力が ある。 2. 信頼性という面では、ぜひハードウ ェア RAID を使用すべき。傷害発生 時の回復作業が格段に楽。 3. RAIDO + 1 はディスクの台数の半分を ストライピング化するようなものな ので、 4 台程度だと性能向上という 面での効果はやや物足りない感じが する。 6 台 / 8 台構成での RAIDO + 1 で はどうなるのかを確認してみたいと ころだが、そのような構成を実現で きる機器はかなり制限される。 筆者自身の普段使用している環境で はディスク I / 0 速度は 7 ~ IOMB / sec 程度 なものが多く、今回の性能測定結果で は夢のような数値が次々と得られるこ ととなった。ドライプ単体の性能の向 上という要素も大きいだろうが、 RAID を組むことで信頼性と性能の両面を確 保できると考えると、いつかは RAID ・・ ・・・等と思うこととなった。 W 0 ′ 08 160 衂 18g 120g 60g 128 2 聞 512 2 - 創 16384 載 7 6 関聞 13182 2 1 52 184 Fie ・辷・ 0 あ r 「 00 弋 0 第、の 16 512 1 4 204 日 8192 16384 2 8 4 ( ・ 6 鯰 16384 321 65536 1 012 262144 5242 64 1 6 512 い 4 512 184 引 92 1 ( 0X0 2 ( 3 4 し 6 8192 163 321 655 師 131012 262144 524288 64 1 256 引 2 1 ( な 4 Fih を辷 0 r m vrite 350 ( ー 3 ( 0 ( ー 128 51 2 1024 250g 280R 0 ー、乂 150 工ー 3 1 ( 0 工 0 ) 508 ) 8192 64 1 2 供 8 480 印 16384 g768 る 5536 131072 262144 524288 512 184 076 BSD magazine 2001 NO. 8
・接続の確認 かに、 DNS 、 syslog 、 telnet インター イルタリングと IPsec が使用できる。 バケットフィルタリング機能は特定 SEIL TI から IPv6 での接続性の確認 フェイス、 web インターフェイス等 は、 ping6 、 traceroute6 等のコマンド が IPv6 トランスポートに対応してお のバケットを破棄することで外部か を使用して確認可能である。 らの攻撃や内部の情報漏洩を防ぐこ り、 IPv4 に依存しない運用が可能で ・その他 とができる。 IPsec は IPv6 で必須とな ある。また、ファームウェアの更新 IPv6 対応製品の中には IPv4 を設定し や設定の読み込み / 保存などには ftp っており、当然 SEIL T 1 でも使用可 能である。利用できるアルゴリズム ていないと IPv6 機能の一部もしくは や http を内部的に使用しているが、 は表 2 のとおりである。現在のとこ 全部が使えないものが存在する。 これも IPv6 のトランスポートでの動 のような製品では IPv6 ネイテイプ型 ろ、 IPv6 に対応されたファイアウォ 作を可能としている。 ール製品はほとんど無いため、この のサービスには使いづらい。そのた ような機能を使って自衛することが め、 SEIL TI は IPv6 のみの環境でも ひととおり動作が可能となるように 重要である。 設計されている。上述した機能のほ を旧 v6 ネットワークの構築 それでは、 IPv6 ネイテイプサービス 表 2 旧 sec で利用可能なアルコリスム 手動鍵設定 (manual-keying) 暗号化アルゴリズム : 認証アルゴリズム : 暗号化アルゴリズム : / 、ツシュ : 暗号アルゴリズム : 認証アルゴリズム : 圧縮 : DES 、 3DES 、 BLOWFISH 、 CAST128 、 RIJNDAEL HMAC-MD5 、 HMAC-SHAI 、 KEYED-MD5 、 KEYED-SHAI DES 、 3DES 、 BLOWFISH 、 CAST128 MD5 、 SHAI DES 、 3DES 、 DES-lV64 、 DES-lV32 、 BLOWFISH 、 CAST128 、 RIJNDAEL DES 、 3DES 、 DES-lV64 、 DES-lV32 、 HMAC-MD5 、 HMAC-SHAI DEFLATE IKE Phase 1 : IKE Phase 2 : インターネット (IPv6 ) ISP WWW. kame. net SEIL 図 3 、 e ′れ et 8 , , BSD m azin 2001 No. 8
E FtO ′出口 rz 々尸日 c, わ cl を処理する際のその他の指定だ。最初の指定は前後の アキを揃えるために前後にアキを入れるかどうかを指定す るもの。「 Y 」でアキが入れられる。 2 つめの指定は、脚注 本体を小組の外に追い出すかどうかの指定である。 minipage などで環境が作られた場合、その中の脚注はその ポックス内に出力されてしまう。脚注を本文中にあるもの と同じように処理するには、脚注の部分だけを小組の外に 追い出して処理し、小組の中では脚注番号だけを出力す るようにせねばならない。「 Y 」でこの処理が行われるよう になる。 これらの指定を triger. diff で直接手書きで行ってもよい が、後述するように実際にはこの指定はマクロの指定など と関連しており、最後にご紹介する guisted でまとめて指定 し、それを元にして必要に応じて変更を加える方法を取っ たほうが、実際には楽だろう。 ◎その他の指定 この他にも、見出しトリガ (defcaption) 、図表トリガ (deffigure) 、脚注トリガ (deffootnote) などがあるが、グ ループ指定と同様、 guisted でまとめて指定し、必要に応 じて変更を加えるのが、一番手つ取り早く、確実な方法 マリスト 2 ewb21atex 、 cl & ←ナ小組作成部分 小組と小組マクロ である。それぞれの指定については EWB ハンドブックに詳 しいので、必要に応じて参照してほしい。 ewb21atex によって変換 / 出力された TEX ソースは、 platex によって処理される。 platex は、フォーマットファイルに は通常の p い TEX と同じものを用いるが、クラスファイル には jarticle. cls などの p い TEX 付属のものは用いすに ewb21atex. cls という E 田専用のクラスファイルを用いる。 ewb21atex. cls は、通常 triger. def と同時に guisted によって 出力されるものである。 こで組版の具体的な指定を行う わけであるが、その組版の具体的な指定を行うために EWB 専用のマクロ群が用意されている。そのマクロ群を 提供するのが、 ewbbase3_2. sty である。 ewb21atex. cls の始 めのほうで読み込まれている。 ewbbase3-2. sty ( 部内では「 base 」と呼ばれている ) に ついてのドキュメントは、 EWB 3.2 から ewblib アーカイプ に含まれている。 ewblib/ewbbase/ ディレクトリにある dtx フ ァイルがそれだ。 Makefile も用意してあるので、 % make dvi 和文フォント名 (NFSS 名 ) 欧文フォント名 (NFSS 名 ) 名前 前後アキ 「コ「一凵名前和文級数字送り 欧文級数 *mkkogumi{kogumi}{O. 50*V0kuri} べースラインオフセット *Dec1areCompositFont{kogumi}{13.00Q } [ 13.00 田 {JY1/rmn/1/n} は 3.00Q ] {JE1/rmn/1/n} [ 0.0002h ] *Dec1areCompositFont{gt@kogumi}{13.00Q } [ 13.00H ] {JY1/gbbb/m/n} [ 13.00Q ] {JE1/gbbb/m/n} [ 0.00 h ] *Dec1areCompositFont{tt@kogumi}{13.00Q } [ 13.00H ] {JY1/gbbb/m/n} [ 13.00Q ] {OT1/cmtt/m/n} [ 0.000Zh ] *copycomposit{gt@tt@kogumi}{gt@kogumi} コピー先の名前コピー元の名前 *copycomposit{tt@gt@kogumi}{tt@kogumi} *copycomposit{fref@kogumi}{gt@kogumi} *copycomposit{ref@kogumi}{kogumi} *newslip{k 土 } { 2 .00H } { 1 \ h u て i } { 3 .00 okuri}{O. 00*Hokuri} 138 名前 行送り段落インデント左マージン右マージン BSD magazine 2001 No. 8
R E P O R T B S D 〇 U S\ N E S S O F O P E N S O U R C E 1 9 9 9 年 4 月に最初に使っていた Netscape Enterprise server をやめて Apache-SSL に変えたんです。そこでい っきに負荷が半減しました。 Netscape Enterprise server というのはスレッドベ ースで動いていて、スレッドベースの もので CGI を起動すると巨大なメモリ をもったものをフォークすることにな ります。この負荷がすごく大きいんで すよ。 Apache は細かいものがたくさん 動いているので、フォークするのがす ごく早い。このときはまだ UltraSPARC 上で Apache を動かしていました SPARC に SSL を計算させると遅いとい うことがわかっていたので、その後、 CGI ではつらいということで、裏側の プログラムを CGI から webL 。 gic にした ときに、現在の pc による構成に変更し たわけです。 編集部 . それでは、 WebLogic を動かす ために SPARC があるだけで表はすべて pc なのですね。 : ええ、 FreeBSD の 3.5-stabIe カ入 民田 っています。ときどき CVSUP をかけて、 最新のものにしています。 編集部 . データベースサーバーはどう なのでしよう。 民田 : データベースサーバーは、 SPARC でメモリは IOGB つんでいます。 ソフトウェアとしては Oracle を使って います。 編集部 . メモリが IOGB ! ? 民田 . そうです。メモリはたくさん積 んでいます。 solaris も FreeBSD もそう ですけど、余計にメモリを積んでおけ ば、それだけディスクバッフアが効く ので、メモリだけはけちらないんです よ。うちにある SPARC は、少ないもの で IGB 、標準で 2GB で、大きいものは IOCPU で IOGB です。これでも足りな くなって sta ⅲ re を買ったんですが、実 は足りなかったわけではなくてソフト ウェアのチューニングが足りなかった んですね。 (starfire を ) 買った当時の ソフトウェアでは今の負荷には耐えら れませんけれども、データベースの SQL のほうがものすごくチューニング されたので、当時の負荷の 10 分の 1 く らいに下がっているはずです。 SQL は きちんと理解している人が書くと、全 然違いますから。 トラフィックのピークは、ます朝の 9 時にきて昼にスコンと下がって、また 3 時に一気にあがってすとんと落ちます。 3 時に市場が閉まりますから、そこにピ ークがくるんです。まれに朝市場が開 いたときにピークがくることもありま す。非常にきれいなグラフになってい ますね。この 3 時のピークに合わせても のを用意しないといけないわけです。 このトラフィックのグラフを見ている だけで、株価があがっているかどうか わかるんですよ ( 笑 ) 。お客さんはほん とうに正直です、何かトピックがあれ ばグラフに敏感に反映されますから。 編集部 : BSD を採用した理由をお聞か せください。 民田 : もちろん自分が使い慣れている というのがありますけど、 SSL の計算 が X86 のほうが早い、これがうちにとっ ては特に重要でした。今 FreeBSD のマ シンが 5 台あって、 1 台あたり 1 秒間に 60SSL のアクセスを処理しています。 それで CPU の負荷が 6 割くらいですね。 5 台で 300SSL / sec くらいをこなしてい ることになります。これが、 1 台 22 ~ 23 万円程度ですから、全部で 120 万円 くらいで 300SSL を処理できるわけで す。 SSL アクセラレータがこの倍くら いの値段がして、しかも 1 秒間に 200SSL くらいしか処理できませんか ら。あと便利なのは、バグフィックス はソースの最新版を追いかけていれば 早いですよね。セキュリティとか。 れはもうメーカーの製品を使うよりも ずっと早いですから。アナウンスがな くても、ソースを追いかけていると出 てきますからね。これが一番大きいで す。メーカーの対応を待ってはいられ ないのが現実ですから。 116 BSD magazine 2001 No. 8