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検索対象: デジタリアン入門 : 30分でわかるIT
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1. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

0 日本型の新しいピジネス なぜ、セプン , イレプン・ジャパンはインターネットを使った 0 ( 電子商取 引 ) サービスの展開を始めたのか。それは、一九七四年に一号店を出店して以来、 便利さの追求というコンセプトを持ち続けてきたからなんですね 便利さというのは、お客さまにとっての「便利さ」ですが、時代とともに変化 するものです。そして要求のレベルは、高く、深くなっていきます。最初は、「あ いててよかった」という「タイムコンビニエンス」すなわち、時間の便利さだっ たのが、次第に、思いたったときに、おいしくて、フレッシュなものが食べたい、 ファッション性があるものを手に入れたいというように、商品の味や鮮度といっ たクオリテイへと目が向けられるようになっていきました。 このように、時代とともにお客さまのニーズやお客さまの「便利さ」はつねに

2. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

人事だって、どんどん変えています。逆に、変わらなければだめなんですよね。 世の中の動きも次第にそうなってきていますよね。とくに、べンチャ 1 の方たち は、一週間、一一週間でビジネスの決断を下して、どんどん前に進んでいます。変 わったほうが勝ちです。変わらずに、過去を温存していては、それが負債になる 時代です。変わることによって、可能性をつかんでいかなければならないんです。 グ ン 私の「アイボ」じゃなきやイヤ シ ネットワ 1 ク上で、 ードの価値を高めることができる、あるいは、情報ネッ ードの価値は高まっていくという考え トワーク時代には、時間とともに、逆にハ ネ 章方について、三つの観点から説明したいと思います。 第 一つは、さきほどもお話ししましたように、 e 型フォ 1 ド以来、商品が進化す るとともに、前のモデルが陳腐化し、新商品に買い換えるということが当たり前

3. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

たり、夢が膨らむようなっくり方をしていくべきじゃないかと いままでは、そんなことをしようとしたら、何十万もの在庫を持たなければな りませんでしたし、オーダーをとって個々に対処するために莫大な経費がかかっ てしまった。だけど、インターネットを使えば、できないことじゃないそもそ も、ネットワーク時代を考えたときこ、、 。しままでのような商品でいいのだろうか、 いままでのような商品のつくり方でいいのだろうか、いままでのような売り方で いいのだろうかと思ったんですね。 出井伸之会長がしよっちゅういうのが、「収穫逓増の法則」です。 e 型フォード 以来の大量生産大量販売というのは、ある規模までいくと、収益力が急速にマイ ナスへと向かいます。これが、「収穫逓減の法則」です。しかし、デジタル時代に は、事業規模の拡大にしたがって、収益がそれ以上に増える「収穫逓増の法則」 が働く。つまり、これからのビジネスは、「収穫逓減の法則」にはまったままでは だめで、「収穫逓増の法則」とのミックスを意識しなければいけないということな

4. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

2 というわけで、便利さの追求は物販にとどまらず、だんだんと情報やサービス の分野に広がり、より簡単にそして便利に情報、サ 1 ビスを受けたいというニー ズが高まってきました。そのニーズを満たすために欠かせないのは、こうしたサ ービスを取り次ぐ窓口です。全国に八千店以上のリアルな店舗を持っセプン・イ レプンは、その窓口として最適です。加えて、長年にわたって、情報ネットワー クに関するシステム投資をしてきました。九九年に導入が完了した第 5 次総合情 報システムは、マルチメディアに対応したシステムであり、すでにその時点で、 サービスのインフラは整っていたわけです。 ただし、いくらネット時代とはいえ、基本は店舗販売だと考えています。あく までも、コンビニエンス・ストア先にありきで、本業の物販で信用や安心感を高 めることができて初めて、 QO ビジネスが成り立つ。それは、ネット時代でも変 わらないでしよう。いついっても、おにぎりや弁当がきちんと並んでいて、鮮度 が保たれている。商品の受け渡し窓口としても信頼できそうだ。それじゃあ、セ

5. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

るし、僕が教えたことをほかの人でも使える。これは、すごいと思った。それか らです、インターネットをやりだしたのは 僕は、エンジニアじゃないんです。大学でコンピュータ・サイエンスなんてい う科目を履修しましたけど、全部一夜漬けだった。ただ単に、自分が憧れていた 世界に一度失望して、そうしたらす ) 」いのが出てきて、「うわ 1 、なんじゃこりや」 ってなって。クルマに憧れて憧れて、そのうちすごいクルマが出てきて、やっと 買って運転したみたいな感じなんです。 救世主は、ドコモの請求書 九五年、関西学院大学時代の友人で現在、サイバード専務の岩井陽介と一緒に 大阪の心斎橋にパラダイスウエプという会社をつくりました。インターネットの コンテンツをつくる会社です。

6. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

幻 6 技術は、製品の性能を高めるだけでなく、生活やビジネスをより豊かで快 適なものにします。そして、テレビ、携帯電話、クルマ、リビングなど、身の回 りのすべてを巻き込んで、人に優しく、もっとも快適な生活を実現しようとして いるのです。 考えてみれば、炊飯器や洗濯機にマイコンを組み入れたのが七六年ごろです。 そこから家電は大きく変わりました。そこには、マイコンの知恵によって、炊き 上がりがよくなったり、洗い上がりがよくなったりしたわけです。マイコン時代 は、機器の制御にとどまっていましたが、いよいよ、それらがネットにつながる、 すなわち社会サービスへと発展します。それがネット家電の最大の特徴です。こ れは、戦後の歴史のなかでもマイコン以上の大変化です。 デジタルテレピが中核家電に

7. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

ます。情報ネットワークを通じて、過去を継承することができ、もっともっと商 品の価値を高められるからです。 以上、三つのことを考えてみてもわかるように、情報ネットワークは、これま での商品のあり方を大きく変えた。単純に、新しいモノが出たら買い換えましょ うという考え方は、モノが普及していく時代の考え方です。ともかく大量につく って、安くモノを売ろう、早く普及させようという考え方も過去のものです。そ ンうした変化を踏まえて、ソニーらしいモノつくりにチャレンジしていきたい。そ んなことを思って、ソニースタイルドットコム・ジャパンは動き出しているので シ す。 章 ピーシー・イー・テーラーの強み 第 自分だけのモノが欲しいという思い。それに応えるのはです。消費の原点

8. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

その時代から、コンテンツをやっている人たちは、•- モードの本質をよくわか っています。それは僕らの強みでもある。いってみれば、先駆者メリットです。 強みを持つには、先につつこんでいたという事実をつくること。それがなきや、 メリットは享受できないんです。 僕らは、コンテンツを考えるにあたって、まず、情報を売ることで成功したも のってなんだろうと考えました。たとえば、ダイヤルで何が売れたかと。いち ばんは関連ですよね。だけど、うちはやらない。死んでもやらない。じゃ あ、次はというと、「波情報」と「占いーです。 もともと、「波情報ーを持っているサーフレジェンドという会社があって、ダイ ャルで情報を流していたんです。その情報を•- モードで流せば、きっと人気の コンテンツになると思った。 サ 1 ファーは早起きして海にいきます。いって波がないとショックだし、これ までは、海についてからも、波がなければ勘を頼りにクルマで波を探し回るしか

9. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

のように行われてきたのですが、情報ネットワーク時代は、どうもそうとは限ら ないということです。 「アイボ」が、まさにそれを証明しています。「アイボ」は、最初から、すぐに直 せるような設計になっていて、かりに故障が起きると、手とか足を取り替えられ る。ところが、「アイボ」を修理した、あるお客さんからクレームがきちゃった。 「せつかく直してもらったんですが、私の『アイボ』じゃなくなっちゃっているん です」と。思わず、「えつ、どういうことですか」と聞き返しますと、「私の『ア イボ』は、肩のところに、小さな傷があったんです」と、おっしやるんですね こんな声も聞かれました。ご自分の「アイボ」にシールを貼って、自分だけの 「アイボ」にしている方がおられるんですが、修理のために、シールを剥がさなけ ればいけないときがある。あるいは、シールを切らなければいけない場合もある だけど、お客さんは、「切らないで」とおっしやる。買ったときは、みんな同じ「ア イボ」だったかもしれないけれど、お客さんの手に渡った瞬間から、自分の「ア

10. デジタリアン入門 : 30分でわかるIT

とかパソコンの汚れを拭くための特殊繊維構造のウェットシートなんですが、こ れは、デュポンと共同開発しました。 私どもの役割は、これだけではありません。売上げ結果をメーカーさんにフィ ードバックすることによって、さらなる商品改良につなげることができます。「カ ンタンオフィスのおそうじ」を例にとると、「厚手だし、大きさも十分なので、 両面を使うことができて経済的です」といったご意見をメ 1 カーさんにお返しす ンれば、メーカーさんの商品開発の次のヒントになるわけです。中間にバイヤーが 入らないことで、メーカーさんが真摯にお客さまと向き合うことができますし、 販売データをじかに一小すことによって、お客さまの動向を率直に伝えることがで きるんです。お客さまにとっても、メーカーさんにとってもハッピーな、つまり、 ネ 章ウインウインの関係がつくれるんです。 第 しい方をかえれば、アスクルが、新しいネットワーク時代のプラットホームと なることで、お客さまがそれだったら買うよとか、それじゃあ買わないよといっ